JP2000217968A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2000217968A
JP2000217968A JP11022665A JP2266599A JP2000217968A JP 2000217968 A JP2000217968 A JP 2000217968A JP 11022665 A JP11022665 A JP 11022665A JP 2266599 A JP2266599 A JP 2266599A JP 2000217968 A JP2000217968 A JP 2000217968A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メダルの堆積に起因する種々のトラブルの発
生を防止する。 【解決手段】 メダル送出装置より送出されたメダルは
通路部材70のメダル通路71を落下してメダル受け皿
へ導かれる。通路部材70のメダル通路71の途中には
メダル堆積検知センサ80が設けられる。メダル堆積検
知センサ80が検知動作を行うと、メダル送出装置が駆
動を停止する。メダル堆積検知センサ80の検知動作が
解除されると、メダル送出装置は駆動を再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、メダルが遊技媒体と
して使用されるスロットマシンに関し、特に、この発明
は、入賞時や精算時などにメダル送出装置を駆動してメ
ダル受け皿へメダルを放出させるスロットマシンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】典型的なスロットマシンでは、機械の内
部にモータを駆動源とするメダル送出装置が組み込まれ
ている。このメダル送出装置は、入賞時や精算時などに
駆動し、指定された枚数のメダルを送り出して、メダル
放出口よりメダル受け皿へ放出する。
【0003】前記メダル送出装置は、多量のメダルを収
容するホッパーと、モータの駆動によりホッパー内のメ
ダルをメダル繰出口より送り出す駆動機構と、前記メダ
ル繰出口の近傍に配置されたメダル枚数用のセンサ(以
下「計数センサ」という。)とを有する。この計数セン
サはメダル繰出口より送出されたメダルを検知するもの
で、その検知信号に基づいてメダルの送出枚数が計数さ
れる。メダルは、通路部材のメダル通路を通って落下
し、メダル通路の下流端のメダル放出口よりメダル受け
皿へ放出される。
【0004】前記メダル受け皿がメダルで満杯状態にな
ると、後続のメダルは通路部材のメダル通路に堆積して
ゆく。この堆積が前記メダル送出装置のメダル繰出口に
まで達したとき、前記計数センサによるメダルの計数は
不能となる。従来のスロットマシンでは、計数センサに
よるメダルの計数が不能となったとき、「メダル詰ま
り」と判断してエラー信号が出力され、メダル送出装置
は駆動を停止し、遊技者によるゲームの実行が不能な状
態となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メダル
の堆積がメダル送出装置のメダル繰出口にまで達する
と、堆積したメダルで計数センサが破壊されたり、メダ
ル送出装置の駆動機構にメダルの噛み込みが生じてメダ
ル送出装置が故障したりするおそれがある。メダル詰ま
りが発生したとき、遊技場の係員は、機械の前扉を開い
て内部点検を行ったり、必要な是正措置を講じたりする
必要がある。このため、遊技者は、遊技を中断せざるを
得ず、点検作業の完了を待たねばならない。点検作業や
是正措置の完了後は、係員が前扉を閉じ、扉錠を操作す
るなどして、ゲームの実行が可能な能動状態に復帰させ
る。
【0006】メダル送出装置が故障したときは、メダル
送出装置の取替えが必要となる。ところが、メダル送出
装置は、それ自体が重いだけでなく、ホッパーに溜まっ
たメダル分だけ重量が増すため、この種の取替え作業は
係員にとって負担が大きく、取替え作業に手数を要する
という問題がある。
【0007】ところで、現在のスロットマシンは、機械
に貯留されたメダルを使ってゲームを行うクレジット方
式のものが主流である。貯留可能な最大メダル枚数は、
50枚程度に設定されており、設定値を越えるメダル
は、メダル受け皿に放出される。近年、メダル受け皿へ
メダルが放出される頻度を減らすために、メダル貯留枚
数の最大許容値を250枚程度に設定した機種も提案さ
れている。特に、この機種では、精算時、メダル受け皿
へ多量のメダルが一度に放出されるため、メダル受け皿
より手際よくメダルを掻き出さなければ、溢れたメダル
がメダル通路に堆積してゆき、トラブル発生の確率がき
わめて高くなる。
【0008】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、通路部材のメダル通路の途中にメダルの堆積を
検知するためのメダル堆積検知センサを設けることによ
り、メダルの堆積に起因する種々のトラブルの発生を防
止したスロットマシンを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、駆動
機構によりホッパー内に収容された遊技用のメダルをメ
ダル繰出口より順次送り出すメダル送出装置、およびメ
ダル送出装置より送出されたメダルをメダル受け皿へ導
く通路部材を有するスロットマシンにおいて、前記通路
部材のメダル通路の途中に設けられたメダル堆積検知セ
ンサと、前記メダル送出装置を駆動させてメダルを指定
枚数だけ送出させる制御手段とを備える。前記制御手段
は、メダル堆積検知センサが検知動作を行ったとき、メ
ダル送出装置の駆動を停止させ、メダル堆積検知センサ
の検知動作が解除されたとき、メダル送出装置の駆動を
再開させる。
【0010】請求項2の発明では、前記メダル堆積検知
センサは、メダル通路の下流端のメダル放出口の近傍位
置に配置される。
【0011】請求項3の発明は、駆動機構によりホッパ
ー内に収容された遊技用のメダルを順次送り出すメダル
送出装置、およびメダル送出装置より送出されたメダル
をメダル受け皿へ導く通路部材を有するスロットマシン
において、前記通路部材のメダル通路の途中に設けられ
たメダル堆積検知センサと、前記メダル通路でのメダル
の堆積を遊技者に報知するための報知器と、前記メダル
送出装置を駆動させてメダルを指定枚数だけ送出させる
とともに、前記報知器の作動を制御する制御手段とを備
える。前記制御手段は、メダル堆積検知センサが検知動
作を行ったとき、メダル送出装置の駆動を停止させかつ
報知器を作動させ、メダル堆積検知センサの検知動作が
解除されたとき、報知器の作動を停止させる。
【0012】
【作用】メダル送出装置がメダルを送出することによ
り、メダル受け皿がメダルで満杯状態になると、後続の
メダルは通路部材のメダル通路に堆積する。このメダル
の堆積がメダル堆積検知センサの設置位置まで達する
と、メダル堆積検知センサがメダルの検知動作を行い、
メダル送出装置は駆動を停止する。メダル受け皿よりメ
ダルが掻き出されるなどしてメダルの堆積が減ると、メ
ダル堆積検知センサの検知動作が解除され、メダル送出
装置は駆動を再開する。
【0013】請求項2のスロットマシンでは、メダル堆
積検知センサがメダル放出口の近傍位置に配置されてい
るので、多量のメダルが放出される精算時、メダルの掻
き出しに応じてメダル堆積検知センサが頻繁に検知動作
と検知解除とを行い、メダルの放出が小分けして行われ
る。
【0014】請求項3のスロットマシンでは、メダルの
堆積がメダル堆積検知センサの設置位置まで達すると、
メダル堆積検知センサがメダルの検知動作を行い、メダ
ル送出装置が駆動を停止し、報知器が報知動作を行う。
メダル受け皿よりメダルが掻き出されるなどしてメダル
の堆積が減ると、報知器は報知動作を停止する。
【0015】
【実施例】図1は、この発明の一実施例であるスロット
マシンの外観を示す。このスロットマシンは、ボックス
形状の本体部2の前面開口に扉部3を開閉可能に取り付
けて機体1が構成される。前記本体部2の中空内部に
は、図2に示すように、上段位置にリールブロック4や
制御装置が実装された回路基板5が、下段位置にメダル
送出装置6が、それぞれ組み込まれている。なお、図2
の30は前記回路基板5などへ電源を供給するための電
源装置である。31はメダル送出装置6のホッパー60
より溢れ出たメダルを回収するためのメダル回収箱であ
る。
【0016】前記リールブロック4は、金属フレーム7
に3個のリール8a,8b,8cが一体に組み付けられ
て成る。各リール8a,8b,8cの外周面には、特別
入賞を成立させる特別入賞シンボル、その他の入賞を成
立させる入賞シンボル、入賞に関わらないシンボルなど
が表されている。このリールブロック4には、各リール
8a,8b,8cを個別に回転駆動するステッピングモ
ータ9a,9b,9cが組み付けてある。
【0017】前記扉部3の前面は、各リール8a,8
b,8cのシンボルを表示するシンボル表示窓20a,
20b,20cを有する中央パネル11と、機種名やゲ
ーム情報などを表示するための上部パネル12および下
部パネル13とで構成される。各パネル11,12,1
3は、透明な合成樹脂板または強化ガラスの表面に、シ
ルクスクリーン印刷を施して形成される。
【0018】中央パネル11の下方には、始動レバー1
4,3個の停止釦スイッチ15a,15b,15c、メ
ダル投入口16、扉錠の鍵孔17などが配備され、下部
パネル13の下方にはメダル受け皿18が配備される。
前記メダル受け皿18の真上には、後述するメダル放出
口73が開口している。メダル投入口16はメダルの投
入を受け付ける部分である。始動レバー14は3個のリ
ール8a,8b,8cを一斉に始動させるのに操作され
る。3個の停止釦スイッチ15a,15b,15cは対
応するリール8a,8b,8cを個別に停止させるのに
操作される。扉錠の鍵孔17には、本体部2に対する扉
部3の施錠および解錠を行うための鍵が挿入される。こ
の実施例では、鍵の回動方向に応じて錠操作と機械の復
帰操作とが行えるようになっている。
【0019】中央パネル11の板面中央には、無着色で
透明のシンボル表示窓20a,20b,20cが3個並
設してある。各シンボル表示窓20a,20b,20c
の背後には前記リールブロック4の各リール8a,8
b,8cが位置する。リール停止時には、リール毎にリ
ール外周面のシンボルが3駒分だけ視認できるように、
各シンボル表示窓20a,20b,20cは縦長形状に
形成される。
【0020】中央パネル11には、シンボル表示窓20
a,20b,20cを横切るように、上、中、下、斜め
の合計5本の入賞ラインL1〜L5が表されている。リ
ール停止時、これら入賞ラインL1〜L5上に各リール
8a,8b,8cのシンボルが整列する。
【0021】このスロットマシンは、複数枚のメダルを
予めメダル投入口16より投入して機械に貯留してお
き、この貯留メダルを使ってゲームを行うという、いわ
ゆるクレジットのゲーム方式でゲームが実施できるよう
になっている。そのために、前記扉部3の前面には、機
械に貯留されたメダルの枚数をデジタル表示する貯留枚
数表示器32、入賞時にメダル受け皿18へ放出される
メダルの枚数、または貯留枚数表示器32の表示値に加
算されるメダルの枚数をデジタル表示する払出枚数表示
器38、1ゲームに対する貯留メダルの使用枚数を選択
してゲームを開始させるための3種類のベット釦スイッ
チ33,34,35、貯留メダルの精算を指示するため
の精算スイッチ36が設けてある。なお、図中、39は
エラーが発生したときに、エラーの内容を文字コードで
表示するためのエラー表示器である。
【0022】前記メダル投入口16へ1枚のメダルが投
入されたとき、または、第3のベット釦スイッチ35の
押操作により1枚の貯留メダルが使用されたとき、5本
の入賞ラインL1〜L5のうちの中央の入賞ラインL1
のみが有効化される。メダル投入口16へ2枚のメダル
が投入されたとき、または、第2のベット釦スイッチ3
4が押操作されて2枚の貯留メダルが使用されたとき、
上中下の3本の入賞ラインL1〜L3が有効化される。
メダル投入口16へ3枚のメダルが投入されたとき、ま
たは、第1のベット釦スイッチ33が押操作されて3枚
の貯留メダルが使用されたとき、5本全ての入賞ライン
L1〜L5が有効化される。
【0023】全リール8a,8b,8cの回転が停止し
たとき、有効な入賞ライン上に特別入賞シンボルや入賞
シンボルの組み合わせが成立すると、所定枚数のメダル
が払い出され、さらに、特別入賞シンボルの組み合わせ
が成立したときは、多量のメダルが獲得できる「ボーナ
スゲーム」へ移行する。
【0024】この実施例では、ゲーム毎に1〜3枚のメ
ダルを投入してゲームを行う従来のゲーム方式と、貯留
メダルを使用してゲームを行うクレジットのゲーム方式
とを遊技者が選択できるようになっている。そのため
に、ゲーム方式を選択するための切換スイッチ37が設
けてある。
【0025】図3は、扉部3の背面構造を示す。同図
中、51は上部パネル12の位置に設けられたランプ取
付部であり、複数の表示ランプを支持する基板52が取
り付けてある。このランプ取付部51の下方には、3個
のシンボル表示窓20a,20b,20cを有する中央
パネル11が位置し、中央パネル11の下方には投入メ
ダル処理機構53が設けてある。この投入メダル処理機
構53は、メダル投入口16から投入されたメダルの真
偽を判別するためのメダル選別部54と、選別処理後の
メダルを通路部材70に至る経路aとメダル送出装置6
に至る経路bとに振り分けるためのメダル振分部55と
で構成される。前記メダル振分部55によって、遊技者
へ返却する投入メダルは通路部材70へ導かれ、取り込
むメダルはメダル送出装置6のホッパ60に送り込まれ
る。
【0026】前記通路部材70は、図4および図5に示
すように、内部にメダル通路71を有し、上端部の開口
をメダル受入口72、下部の開口をメダル放出口73と
なす。メダル放出口73はメダル受け皿18の真上位置
に開口する。通路部材70の途中のメダル放出口73寄
りには、メダル送出装置6のメダル繰出口61に連通す
るメダル導入口74が形成されている。
【0027】前記メダル送出装置6は、図2に示すよう
に、多量のメダルを収容する上面開口のホッパー60
と、ホッパー60内のメダルをメダル繰出口61より送
り出す駆動機構62とで構成される。前記ホッパー60
の上面開口は、前記メダル振分部55によりメダル送出
装置6への経路bに振り分けられたメダルの落下点に位
置させてある。前記駆動機構62は、モータ63を駆動
源とするもので、モータ63を駆動して円盤(図示せ
ず)を回転させ、この円盤に設けられた複数のメダル取
込孔にメダルを順次取り込んでメダル繰出口61へ導く
ような構成のものであるが、この種の機構は公知であ
り、ここでは図示並びに詳細な説明を省略する。
【0028】前記メダル繰出口61の近傍には、一枚ず
つ繰り出されるメダルの通過を検知する計数センサ94
(図6に示す。)が配備される。この計数センサ94
は、メダルの通過を検知して、パルス状のメダル検知信
号を出力する。後述する補助制御装置42のサブCPU
46は、メダル検知信号を入力して計数し、メダル送出
装置6より送出されたメダルの枚数を判断する。メダル
送出装置6より送出されたメダルは、図4および図5に
示す通路部材70のメダル通路71を落下し、メダル通
路71の下流端のメダル放出口73よりメダル受け皿1
8へ放出される。
【0029】前記通路部材70のメダル通路71には、
メダル導入口74とメダル放出口73との間に、メダル
通路71でのメダルの堆積を検知するためのメダル堆積
検知センサ80(以下「検知センサ」という。)が設け
られる。この実施例の検知センサ80は、対向する上下
壁面に取り付けられた一対の電極80a,80bをもっ
て構成され、この2個の電極80a,80b間が堆積し
たメダルで導通したとき、検知センサ80の位置までメ
ダルが堆積したものと判断される。なお、検知センサ8
0は、電極80a,80b間の導通を検知する方式のも
のに限らず、光学的や電磁的に検知する方法のものも採
択し得る。
【0030】検知センサ80の設置位置は、検出すべき
メダルの堆積量に応じて自由に決定することが可能であ
る。この実施例では、100〜150枚のメダルがメダ
ル受け皿18に収容されかつ通路部材70のメダル通路
71に堆積したときに検知動作するように、検知センサ
80の設置位置が定めてあるが、例えば、メダル放出口
73の近傍に設置すれば、特に多量のメダルが放出され
る精算時に、少量のメダルの堆積で検知センサ80が検
知動作する。その結果、検知センサ80は検知動作と検
知解除とを頻繁に繰り返し、メダルが小分けして放出さ
れることになり、遊技者は、メダル受け皿18からのメ
ダルの掻出しを余裕を持って行える。
【0031】図6は、スロットマシンの回路構成例を示
す。同図中、40はマイクロコンピュータをもって構成
される制御装置であり、全体を制御の対象とする主制御
装置41と、メダル送出装置6を制御の対象とする補助
制御装置42とで構成される。
【0032】主制御装置41は、制御、演算の主体であ
るメインCPU43、プログラムや固定データが格納さ
れるROM44、およびデータの読み書きに用いられる
RAM45を含む。メインCPU43には、バスを介し
て、リール毎のステッピングモータ9a,9b,9c、
貯留枚数表示器32、払出枚数表示器38、エラー表示
器39,スピーカ装置90,表示ランプ91などの出力
各部や、メダル投入検知センサ92、始動レバー14、
3個の停止釦スイッチ15a,15b,15c、精算ス
イッチ36、切換スイッチ37、3種類のベット釦スイ
ッチ33,34,35、扉錠装置93などの入力各部が
接続されている。前記メインCPU43は、ROM44
に格納されたプログラムに従ってRAM45に対するデ
ータの読み書きを行いつつ、前記入出力各部の動作を一
連に制御する。
【0033】前記スピーカ装置90は、遊技時に効果音
を発生する他、前記通路部材70のメダル通路71に、
検知センサ80の設置位置に達する程のメダルが堆積し
たとき、これを遊技者へ報知するための音声を出力す
る。なお、メダル堆積の報知は、音声による報知に限ら
ず、警報音による報知であってもよく、又、ランプによ
る報知であってもよい。表示ランプ91は、上部パネル
12の背後のランプ取付部51に設けられるもので、ゲ
ーム進行状況に応じて点灯動作する他、この実施例で
は、メダル詰まりなどのトラブルが発生したときに点滅
動作して、遊技者および遊技場の係員に異常を知らせ
る。メダル投入検知センサ92は、メダル投入口16に
投入されたメダルを検知してメダル検知信号を出力す
る。扉錠装置93は、前記扉錠の鍵孔17へ挿入された
鍵による機械の復帰操作を検知する。
【0034】前記補助制御装置42は、主制御装置41
に接続されており、制御、演算の主体であるサブCPU
46、プログラムや固定データが格納されるROM4
7、およびデータの読み書きに用いられるRAM48を
含む。サブCPU46には、バスを介して、計数センサ
94,検知センサ80、メダル送出装置6、および後述
するタイマ95などの入出力各部が接続される。前記サ
ブCPU46は、ROM47に格納されたプログラムに
従ってRAM48に対するデータの読み書きを行いつ
つ、前記入出力各部の動作を一連に制御する。
【0035】図7は、前記補助制御装置42によるメダ
ル送出制御の流れを示す。なお、図中、STはこの制御
の流れにおける各手順を示す。同図のST1において、
サブCPU46は、主制御装置41のメインCPU43
からのメダル送出指令に待機している。メインCPU4
3からメダルの送出枚数を指定するデータ(指定枚数)
を含むメダル送出指令があると、ST1の判定は「YE
S」となり、サブCPU46は、前記指定枚数nをRA
M48の所定の領域に記憶させた後、メダル送出装置6
を駆動して、メダルの送出を開始させる(ST2,
3)。
【0036】前記メダル送出指令は、遊技者が精算スイ
ッチ36を押操作して貯留メダルの精算を行う場合や、
切換スイッチ37により従来のゲーム方式が選択された
状態で入賞や特別入賞が成立した場合にメインCPU4
3より発せられる。メダル送出装置6が1枚目のメダル
をメダル繰出口61より送出すると、計数センサ94が
メダル検知信号を出力する。これにより、ST4の判定
が「YES」となり、サブCPU46は、前記指定枚数
nを1減算してRAM48の記憶データを書き換える
(ST5)。
【0037】つぎのST6では、サブCPU46は、通
路部材70に設けられた検知センサ80がオン状態にな
ったかどうかを判定しており、その判定が「NO」であ
れば、ST7へ進み、前記指定枚数nがゼロになったか
どうか、すなわち、主制御装置41より指定された全枚
数のメダルが放出されたかどうかを判定する。ST7の
判定が「NO」であれば、ST4へ戻って、つぎのメダ
ルが送出されるのに待機するが、ST7の判定が「YE
S」であれば、ST8へ進み、サブCPU46はメダル
送出装置6の駆動を停止させる。
【0038】上記のメダル払出過程において、通路部材
70のメダル通路71にメダルが堆積して検知センサ8
0がオン状態になると、ST6の判定が「YES」とな
り、サブCPU46はメダル送出装置6の駆動を停止さ
せ(ST9)、スピーカ装置90を駆動して、メダル詰
まりのおそれを知らせるメッセージ、具体的には、「メ
ダル受け皿よりメダルを掻き出して下さい。」というよ
うな音声を繰り返し出力させる(ST10)。また、こ
の実施例では、メダル送出装置6の駆動が停止した時点
でのメダルの払出済枚数を払出枚数表示器38に表示さ
せる。
【0039】つぎにサブCPU46は、タイマ95を始
動させた後(ST11)、前記検知センサ80がオフ状
態になったかどうか、すなわち、メダル受け皿18より
メダルが掻き出されてメダル通路71におけるメダルの
堆積レベルが下がったかどうかが判定される。メダルの
堆積レベルが下がって検知センサ80がオフ状態になる
と、ST12の判定が「YES」となり、サブCPU4
6は、スピーカ装置90の駆動を停止させた後、メダル
送出装置6の駆動を再開させ(ST14,15)、ST
4に戻って、残り枚数のメダルの払出を実行する。
【0040】もし、タイマ95に設定された制限時間内
に、メダル受け皿18よりメダルが掻き出されないか、
または、たとえ掻き出されてもメダル通路71における
メダルの堆積レベルが下がらなかった場合は、タイマ9
5がタイムアップしてST13の判定が「YES」とな
り、サブCPU46は、エラー表示器39にエラーの内
容を表す文字コードを表示させ、表示ランプ91を点滅
させて遊技者および遊技場の係員に警報する(ST1
6,17)。
【0041】同様の警報処理は、ST3でメダル送出装
置6を駆動させたにもかかわらず、計数センサ94がオ
ン状態にならなかった場合、すなわちST4の判定が
「NO」の場合にも行われる。この場合は、まずメダル
送出装置6の駆動を停止させた後(ST18)、エラー
表示器39によるエラー表示(ST19)と表示ランプ
91による警報(ST20)とが実行される。
【0042】上記したエラー状態になったとき、ゲーム
の実行が不能な状態に設定され、係員がエラー原因を除
去した後、扉錠の鍵孔17へ鍵を挿入して復帰操作を行
い、ゲームの実行が可能な状態に復帰させる。この場合
に、もし、メダルの払出途中でエラー状態になったので
あれば、残りの枚数のメダルが払い出されることにな
る。
【0043】なお、上記の実施例では、メダルの掻き出
しにより検知センサ80がオン状態からオフ状態になっ
たとき、直ちにメダル送出装置6を駆動しているが、こ
れに限らず、遊技者によるメダル回収作業が十分行われ
るようにするために、検知センサ80がオン状態からオ
フ状態になった後、所定の時間が経過した時点で、メダ
ル送出装置6の駆動を再開させるようにしてもよい。
【0044】また、上記の実施例では、メダルの掻き出
しにより検知センサ80がオン状態からオフ状態になっ
たとき、メダル送出装置6の駆動を自動的に再開させて
いるが、係員による所定の復帰操作により、メダル送出
装置6の駆動を再開させるようにしてもよい。
【0045】さらに、前面適所に特定の復帰スイッチを
設けたり、始動レバー14などに復帰機能を待たせたり
して、遊技者がメダル回収作業後に復帰操作すること
で、メダル送出装置6の駆動を再開させるようにしても
よい。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、送出されたメ
ダルをメダル受け皿へ導く通路部材のメダル通路の途中
にメダル堆積検知センサを設け、メダル堆積検知センサ
が検知動作を行ったとき、メダル送出装置の駆動を停止
させ、メダル堆積検知センサの検知動作が解除されたと
き、メダル送出装置の駆動を再開させるようにしたか
ら、メダル通路にメダルが堆積することに起因する種々
のトラブルの発生を防止できる。その結果、点検作業で
遊技者が遊技を中断する頻度が少なくなり、また、遊技
場の係員は、点検や是正措置のための作業負担が軽減さ
れる。
【0047】請求項2の発明では、メダル堆積検知セン
サをメダル放出口の近傍位置に配置したから、特に多量
のメダルが放出される精算時、メダルが小分けして放出
されることになり、遊技者にメダルを掻き出すための十
分な時間的な余裕を与えることができる。
【0048】請求項3の発明によれば、メダル堆積検知
センサが検知動作を行ったとき、メダル送出装置の駆動
を停止させかつ報知器を作動させ、メダル堆積検知セン
サの検知動作が解除されたとき、報知器の作動を停止さ
せるようにしたから、トラブルの発生を防止できる上
に、遊技者に対し、メダルの掻き出しを促すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるスロットマシンの外
観を示す正面図である。
【図2】スロットマシンの機械本体の内部構造を示す正
面図である。
【図3】スロットマシンの扉部の構成を示す背面図であ
る。
【図4】メダル通路にメダルが堆積する様子を示す通路
部材の一部を破断した側面図である。
【図5】メダル堆積検知センサの設置状態を示す通路部
材の一部を破断した側面図である。
【図6】スロットマシンの回路構成を示すブロック図で
ある。
【図7】スロットマシンの制御の流れを示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
6 メダル送出装置 18 メダル受け皿 40 制御装置 60 ホッパー 62 駆動機構 70 通路部材 71 メダル通路 80 メダル堆積検知センサ 90 スピーカ装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動機構によりホッパー内に収容された
    遊技用のメダルを順次送り出すメダル送出装置、および
    メダル送出装置より送出されたメダルをメダル受け皿へ
    導く通路部材を有するスロットマシンにおいて、 前記通路部材のメダル通路の途中に設けられたメダル堆
    積検知センサと、 前記メダル送出装置を駆動させてメダルを指定枚数だけ
    送出させる制御手段とを備え、 前記制御手段は、メダル堆積検知センサが検知動作を行
    ったとき、メダル送出装置の駆動を停止させ、メダル堆
    積検知センサの検知動作が解除されたとき、メダル送出
    装置の駆動を再開させるようにしたスロットマシン。
  2. 【請求項2】 前記メダル堆積検知センサは、メダル通
    路の下流端のメダル放出口の近傍位置に配置されている
    請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 【請求項3】 駆動機構によりホッパー内に収容された
    遊技用のメダルを順次送り出すメダル送出装置、および
    メダル送出装置より送出されたメダルをメダル受け皿へ
    導く通路部材を有するスロットマシンにおいて、 前記通路部材のメダル通路の途中に設けられたメダル堆
    積検知センサと、 前記メダル通路でのメダルの堆積を遊技者に報知するた
    めの報知器と、 前記メダル送出装置を駆動させてメダルを指定枚数だけ
    送出させるとともに、前記報知器の作動を制御する制御
    手段とを備えており、 前記制御手段は、メダル堆積検知センサが検知動作を行
    ったとき、メダル送出装置の駆動を停止させかつ報知器
    を作動させ、メダル堆積検知センサの検知動作が解除さ
    れたとき、報知器の作動を停止させるようにしたスロッ
    トマシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002177446A (ja) * 2000-12-14 2002-06-25 Fuji Shoji:Kk 遊技機
JP2006068174A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Sega Corp メダル払い出し箱を備えたゲーム装置
JP2007098061A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Sega Corp ゲーム装置
JP2017080446A (ja) * 2016-12-16 2017-05-18 京楽産業.株式会社 遊技機

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