JP2000217208A - モ―タ駆動式産業用車両のアクセル制御構造および制御方法 - Google Patents
モ―タ駆動式産業用車両のアクセル制御構造および制御方法Info
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- JP2000217208A JP2000217208A JP1254799A JP1254799A JP2000217208A JP 2000217208 A JP2000217208 A JP 2000217208A JP 1254799 A JP1254799 A JP 1254799A JP 1254799 A JP1254799 A JP 1254799A JP 2000217208 A JP2000217208 A JP 2000217208A
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
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- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 モータ駆動式のホイールローダをトルコン式
のホイールローダと同じアクセル操作感覚で運転する。 【解決手段】 アクセルペダル6の踏み込み量を検出す
る踏み込み量検出器7と、各モータ4a〜4dの回転数
を制御するモータコントローラ8a〜8dと、踏み込み
量検出器7の検出値に対応するモータ4a〜4dの回転
数を求めて各モータコントローラ8a〜8dへ回転数指
令Xを出力する上位のコントローラ9とを有し、上位の
コントローラ9が出力する回転数指令Xは、アクセルペ
ダル6の踏み込み量が0から初期の一定範囲において、
踏み込み量検出器7で検出された踏み込み量に対するモ
ータ4a〜4dの回転数が直線的な比例関係よりも高く
なる二次曲線的な特性を示すように設定されている。
のホイールローダと同じアクセル操作感覚で運転する。 【解決手段】 アクセルペダル6の踏み込み量を検出す
る踏み込み量検出器7と、各モータ4a〜4dの回転数
を制御するモータコントローラ8a〜8dと、踏み込み
量検出器7の検出値に対応するモータ4a〜4dの回転
数を求めて各モータコントローラ8a〜8dへ回転数指
令Xを出力する上位のコントローラ9とを有し、上位の
コントローラ9が出力する回転数指令Xは、アクセルペ
ダル6の踏み込み量が0から初期の一定範囲において、
踏み込み量検出器7で検出された踏み込み量に対するモ
ータ4a〜4dの回転数が直線的な比例関係よりも高く
なる二次曲線的な特性を示すように設定されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータで車輪を回
転駆動させて走行する産業用車両のアクセル制御構造お
よび制御方法に関する。
転駆動させて走行する産業用車両のアクセル制御構造お
よび制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、産業用車両の一例であるホイール
ローダの駆動方式には、トルクコンバーター式(以下、
トルコン式と略す)と、電動式とがある。
ローダの駆動方式には、トルクコンバーター式(以下、
トルコン式と略す)と、電動式とがある。
【0003】すなわち、図3に示すように、上記トルコ
ン式のホイールローダ30においては、エンジン31か
らの動力は、トルクコンバーター32でトルクを変換し
てプロペラシャフト33に伝えられ、プロペラシャフト
33からトランスミッション34を経てフロントおよび
リヤデファレンシャル35,36に伝えられ、これらデ
ファレンシャル35,36からフロントおよびリヤアク
スル37,38を経て前輪39および後輪40に伝達さ
れる。
ン式のホイールローダ30においては、エンジン31か
らの動力は、トルクコンバーター32でトルクを変換し
てプロペラシャフト33に伝えられ、プロペラシャフト
33からトランスミッション34を経てフロントおよび
リヤデファレンシャル35,36に伝えられ、これらデ
ファレンシャル35,36からフロントおよびリヤアク
スル37,38を経て前輪39および後輪40に伝達さ
れる。
【0004】また、図4に示すように、上記電動式のホ
イールローダ43においては、エンジン44からの動力
によって発電機45を作動させて発電し、発電機45か
らの電力がインバータ46を経て前後各モータ47に供
給され、各モータ47が駆動して前輪48および後輪4
9が回転する。尚、各モータ47の回転は減速機(図示
せず)で低減されて前輪48および後輪49に伝えられ
る。
イールローダ43においては、エンジン44からの動力
によって発電機45を作動させて発電し、発電機45か
らの電力がインバータ46を経て前後各モータ47に供
給され、各モータ47が駆動して前輪48および後輪4
9が回転する。尚、各モータ47の回転は減速機(図示
せず)で低減されて前輪48および後輪49に伝えられ
る。
【0005】これによると、一般に、上記トルコン式の
ホイールローダ30においては、アクセルの踏み込み量
に対する車両走行速度は図5に示すグラフのような関係
にあり、これに対して、上記電動式のホイールローダ4
3においては、アクセルの踏み込み量に対する車両走行
速度は図6に示すグラフのような関係にあった。尚、電
動式のホイールローダ43においては、図6のグラフに
示される縦軸の車両走行速度はモータ47の回転数に正
比例するため、車両走行速度をモータ47の回転数にお
きかえても図6のグラフの関係が成立する。
ホイールローダ30においては、アクセルの踏み込み量
に対する車両走行速度は図5に示すグラフのような関係
にあり、これに対して、上記電動式のホイールローダ4
3においては、アクセルの踏み込み量に対する車両走行
速度は図6に示すグラフのような関係にあった。尚、電
動式のホイールローダ43においては、図6のグラフに
示される縦軸の車両走行速度はモータ47の回転数に正
比例するため、車両走行速度をモータ47の回転数にお
きかえても図6のグラフの関係が成立する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、環境問題等の観
点から上記電動式のホイールローダ43が注目されてい
るが、作業者がトルコン式のホイールローダ30と電動
式のホイールローダ43との両方を運転したり或いはト
ルコン式のホイールローダ30から電動式のホイールロ
ーダ43に乗り換えるような場合、図5と図6とのグラ
フのように両者のアクセルの踏み込み量に対する車両走
行速度の関係が異なっていたため、トルコン式のホイー
ルローダ30のアクセル操作の感覚と電動式のホイール
ローダ43のアクセル操作の感覚とが異なり、電動式の
ホイールローダ43のアクセル操作に慣れるまでに時間
を要するといった問題があった。
点から上記電動式のホイールローダ43が注目されてい
るが、作業者がトルコン式のホイールローダ30と電動
式のホイールローダ43との両方を運転したり或いはト
ルコン式のホイールローダ30から電動式のホイールロ
ーダ43に乗り換えるような場合、図5と図6とのグラ
フのように両者のアクセルの踏み込み量に対する車両走
行速度の関係が異なっていたため、トルコン式のホイー
ルローダ30のアクセル操作の感覚と電動式のホイール
ローダ43のアクセル操作の感覚とが異なり、電動式の
ホイールローダ43のアクセル操作に慣れるまでに時間
を要するといった問題があった。
【0007】本発明は、モータ駆動式の産業用車両をト
ルコン式の産業用車両と同じアクセル操作感覚で運転す
ることを目的とする。
ルコン式の産業用車両と同じアクセル操作感覚で運転す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本第1発明におけるモータ駆動式産業用車両のアクセ
ル制御構造は、モータで車輪を回転駆動させて走行する
産業用車両のアクセル制御構造であって、アクセルの踏
み込み量を検出する踏み込み量検出器と、上記モータの
回転数を制御するモータ制御部と、上記踏み込み量検出
装置の検出値に対応するモータの回転数を求めて上記モ
ータ制御部へ上記モータの回転数指令を出力する上位の
制御部とを有し、上記上位の制御部がモータ制御部へ出
力する回転数指令は、アクセルの踏み込み量が0から初
期の一定範囲において、踏み込み量検出器で検出された
踏み込み量に対するモータの回転数が直線的な比例関係
よりも高くなる二次曲線的な特性を示すように設定され
ているものである。
に本第1発明におけるモータ駆動式産業用車両のアクセ
ル制御構造は、モータで車輪を回転駆動させて走行する
産業用車両のアクセル制御構造であって、アクセルの踏
み込み量を検出する踏み込み量検出器と、上記モータの
回転数を制御するモータ制御部と、上記踏み込み量検出
装置の検出値に対応するモータの回転数を求めて上記モ
ータ制御部へ上記モータの回転数指令を出力する上位の
制御部とを有し、上記上位の制御部がモータ制御部へ出
力する回転数指令は、アクセルの踏み込み量が0から初
期の一定範囲において、踏み込み量検出器で検出された
踏み込み量に対するモータの回転数が直線的な比例関係
よりも高くなる二次曲線的な特性を示すように設定され
ているものである。
【0009】これによると、作業者がアクセルを踏み込
むと、アクセルの踏み込み量が踏み込み量検出器によっ
て検出され、上位の制御部が上記検出されたアクセルの
踏み込み量に対応するモータの回転数を求めてモータの
回転数指令をモータ制御部へ出力し、モータ制御部が上
記上位の制御部からの回転数指令に応じた回転数でモー
タを回転させ、これにより、車輪が回転駆動して産業用
車両が走行する。
むと、アクセルの踏み込み量が踏み込み量検出器によっ
て検出され、上位の制御部が上記検出されたアクセルの
踏み込み量に対応するモータの回転数を求めてモータの
回転数指令をモータ制御部へ出力し、モータ制御部が上
記上位の制御部からの回転数指令に応じた回転数でモー
タを回転させ、これにより、車輪が回転駆動して産業用
車両が走行する。
【0010】この際、上位の制御部がモータ制御部へ出
力する回転数指令は、アクセルの踏み込み量が0から初
期の一定範囲において、踏み込み量検出器で検出された
踏み込み量に対するモータの回転数が直線的な比例関係
よりも高くなる二次曲線的な特性を示すように設定され
ているため、アクセルの踏み込み量と産業用車両の走行
速度との関係が従来のトルコン式産業用車両のものと同
じ関係になる。
力する回転数指令は、アクセルの踏み込み量が0から初
期の一定範囲において、踏み込み量検出器で検出された
踏み込み量に対するモータの回転数が直線的な比例関係
よりも高くなる二次曲線的な特性を示すように設定され
ているため、アクセルの踏み込み量と産業用車両の走行
速度との関係が従来のトルコン式産業用車両のものと同
じ関係になる。
【0011】したがって、本発明のモータ駆動式産業用
車両のアクセル操作の感覚が従来のトルコン式産業用車
両のアクセル操作の感覚と同じになり、これにより、ア
クセルを操作する際の違和感がなく、モータ駆動式産業
用車両と従来のトルコン式産業用車両との両方を運転し
たり或いは従来のトルコン式産業用車両からモータ駆動
式産業用車両に乗り換えるような場合でも、作業者はす
ぐにアクセル操作に慣れることができる。
車両のアクセル操作の感覚が従来のトルコン式産業用車
両のアクセル操作の感覚と同じになり、これにより、ア
クセルを操作する際の違和感がなく、モータ駆動式産業
用車両と従来のトルコン式産業用車両との両方を運転し
たり或いは従来のトルコン式産業用車両からモータ駆動
式産業用車両に乗り換えるような場合でも、作業者はす
ぐにアクセル操作に慣れることができる。
【0012】また、本第2発明におけるモータ駆動式産
業用車両のアクセル制御構造は、モータの回転数を検出
する回転数検出器を設け、上記回転数検出器の検出値を
上位の制御部にフィードバックするものである。
業用車両のアクセル制御構造は、モータの回転数を検出
する回転数検出器を設け、上記回転数検出器の検出値を
上位の制御部にフィードバックするものである。
【0013】これによると、回転数検出器で検出された
モータの回転数を上位の制御部にフィードバックするこ
とによって、アクセルの踏み込み量に対するモータの回
転数の制御をより一層正確に行うことができる。
モータの回転数を上位の制御部にフィードバックするこ
とによって、アクセルの踏み込み量に対するモータの回
転数の制御をより一層正確に行うことができる。
【0014】また、本第3発明におけるモータ駆動式産
業用車両のアクセル制御方法は、モータで車輪を回転駆
動させて走行する産業用車両のアクセル制御方法であっ
て、アクセルの踏み込み量を検出し、アクセルの踏み込
み量が0から初期の一定範囲において、上記検出された
アクセルの踏み込み量に対するモータの回転数を、直線
的な比例関係よりも高くなる二次曲線的な特性に制御す
るものである。
業用車両のアクセル制御方法は、モータで車輪を回転駆
動させて走行する産業用車両のアクセル制御方法であっ
て、アクセルの踏み込み量を検出し、アクセルの踏み込
み量が0から初期の一定範囲において、上記検出された
アクセルの踏み込み量に対するモータの回転数を、直線
的な比例関係よりも高くなる二次曲線的な特性に制御す
るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図
1,図2に基づいて説明する。
1,図2に基づいて説明する。
【0016】1は産業用車両の一例である電動式のホイ
ールローダであり、前輪2a,2bと後輪2c,2dと
をそれぞれのモータ4a〜4dで回転駆動させて走行す
るものである。
ールローダであり、前輪2a,2bと後輪2c,2dと
をそれぞれのモータ4a〜4dで回転駆動させて走行す
るものである。
【0017】上記ホイールローダ1の運転席5には、ハ
ンドル、前進と後進とを切換える切換えレバー、各種計
器類、およびアクセルペダル6などが設けられている。
また、ホイールローダ1には、アクセルペダル6の踏み
込み量を検出する踏み込み量検出器7と、上記各モータ
4a〜4dの回転数を制御するモータコントローラ8a
〜8d(モータ制御部に相当)と、踏み込み量検出装置
7の検出値に対応するモータ4a〜4dの回転数を求め
て各モータコントローラ8a〜8dへモータ4a〜4d
の回転数指令Xを出力する上位のコントローラ9(上位
の制御部に相当)と、各モータ4a〜4dの回転数を検
出する回転数検出器10a〜10dと、各回転数検出器
10a〜10dの検出値を上位のコントローラ9にフィ
ードバックするフィードバック回路11a〜11dとが
設けられている。尚、上記回転数検出器10a〜10d
としては、例えばパルスエンコーダが用いられている。
ンドル、前進と後進とを切換える切換えレバー、各種計
器類、およびアクセルペダル6などが設けられている。
また、ホイールローダ1には、アクセルペダル6の踏み
込み量を検出する踏み込み量検出器7と、上記各モータ
4a〜4dの回転数を制御するモータコントローラ8a
〜8d(モータ制御部に相当)と、踏み込み量検出装置
7の検出値に対応するモータ4a〜4dの回転数を求め
て各モータコントローラ8a〜8dへモータ4a〜4d
の回転数指令Xを出力する上位のコントローラ9(上位
の制御部に相当)と、各モータ4a〜4dの回転数を検
出する回転数検出器10a〜10dと、各回転数検出器
10a〜10dの検出値を上位のコントローラ9にフィ
ードバックするフィードバック回路11a〜11dとが
設けられている。尚、上記回転数検出器10a〜10d
としては、例えばパルスエンコーダが用いられている。
【0018】さらに、ホイールローダ1には、エンジン
12と、このエンジン12の駆動力によって発電を行う
発電機13と、バケット(図示せず)を作動させる油圧
ポンプ(図示せず)等が設けられている。尚、上記発電
機13は各モータ4a〜4dとモータコントローラ8a
〜8dと上位のコントローラ9との電源として用いられ
る。
12と、このエンジン12の駆動力によって発電を行う
発電機13と、バケット(図示せず)を作動させる油圧
ポンプ(図示せず)等が設けられている。尚、上記発電
機13は各モータ4a〜4dとモータコントローラ8a
〜8dと上位のコントローラ9との電源として用いられ
る。
【0019】また、上記上位のコントローラ9が各モー
タコントローラ8a〜8dへ出力する回転数指令Xは、
図2のグラフに示されるように、アクセル6の踏み込み
量が0から初期の一定範囲Aにおいて、踏み込み量検出
器7で検出された踏み込み量に対するモータ4a〜4d
の回転数が直線的な比例関係Bよりも高くなる二次曲線
的な特性Cを示すように設定されている。
タコントローラ8a〜8dへ出力する回転数指令Xは、
図2のグラフに示されるように、アクセル6の踏み込み
量が0から初期の一定範囲Aにおいて、踏み込み量検出
器7で検出された踏み込み量に対するモータ4a〜4d
の回転数が直線的な比例関係Bよりも高くなる二次曲線
的な特性Cを示すように設定されている。
【0020】以下に、上記構成における作用を説明す
る。
る。
【0021】運転席5に乗り込んだ作業者がアクセルペ
ダル6を踏み込むと、アクセルペダル6の踏み込み量が
踏み込み量検出器7によって検出され、上位のコントロ
ーラ9が、上記検出されたアクセルペダル6の踏み込み
量に対応するモータ4a〜4dの回転数を求めて、モー
タ4a〜4dの回転数指令Xを各モータコントローラ8
a〜8dへ出力する。そして、各モータコントローラ8
a〜8dが上記上位のコントローラ9からの回転数指令
Xに応じた回転数で各モータ4a〜4dを回転させ、こ
れにより、前輪2a,2bと後輪2c,2dとが回転駆
動してホイールローダ1が走行する。
ダル6を踏み込むと、アクセルペダル6の踏み込み量が
踏み込み量検出器7によって検出され、上位のコントロ
ーラ9が、上記検出されたアクセルペダル6の踏み込み
量に対応するモータ4a〜4dの回転数を求めて、モー
タ4a〜4dの回転数指令Xを各モータコントローラ8
a〜8dへ出力する。そして、各モータコントローラ8
a〜8dが上記上位のコントローラ9からの回転数指令
Xに応じた回転数で各モータ4a〜4dを回転させ、こ
れにより、前輪2a,2bと後輪2c,2dとが回転駆
動してホイールローダ1が走行する。
【0022】この際、上位のコントローラ9が各モータ
コントローラ8a〜8dへ出力する回転数指令Xは、図
2のグラフに示されるように、アクセルペダル6の踏み
込み量が0から初期の一定範囲Aにおいて、踏み込み量
検出器7で検出された踏み込み量に対するモータ4a〜
4dの回転数が直線的な比例関係Bよりも高くなる二次
曲線的な特性Cを示すため、アクセルペダル6の踏み込
み量とホイールローダ1の車両走行速度との関係も図2
のグラフと同一になる。
コントローラ8a〜8dへ出力する回転数指令Xは、図
2のグラフに示されるように、アクセルペダル6の踏み
込み量が0から初期の一定範囲Aにおいて、踏み込み量
検出器7で検出された踏み込み量に対するモータ4a〜
4dの回転数が直線的な比例関係Bよりも高くなる二次
曲線的な特性Cを示すため、アクセルペダル6の踏み込
み量とホイールローダ1の車両走行速度との関係も図2
のグラフと同一になる。
【0023】したがって、本発明のモータ駆動式のホイ
ールローダ1のアクセル操作感覚が従来のトルコン式の
ホイールローダ30のアクセル操作感覚と同じになり、
これにより、アクセルを操作する際の違和感がなく、モ
ータ駆動式のホイールローダ1と従来のトルコン式のホ
イールローダ30との両方を運転したり或いは従来のト
ルコン式のホイールローダ30からモータ駆動式のホイ
ールローダ1に乗り換えるような場合でも、作業者はす
ぐにアクセル操作に慣れることができる。
ールローダ1のアクセル操作感覚が従来のトルコン式の
ホイールローダ30のアクセル操作感覚と同じになり、
これにより、アクセルを操作する際の違和感がなく、モ
ータ駆動式のホイールローダ1と従来のトルコン式のホ
イールローダ30との両方を運転したり或いは従来のト
ルコン式のホイールローダ30からモータ駆動式のホイ
ールローダ1に乗り換えるような場合でも、作業者はす
ぐにアクセル操作に慣れることができる。
【0024】さらに、上記各モータ4a〜4dの回転数
はそれぞれ回転数検出器10a〜10dで検出され、検
出された各モータ4a〜4dの回転数がフィードバック
回路11a〜11dで上位のコントローラ9にフィード
バックされることによって、アクセルペダル6の踏み込
み量に対する各モータ4a〜4dの回転数の制御をより
一層正確に行うことができる。
はそれぞれ回転数検出器10a〜10dで検出され、検
出された各モータ4a〜4dの回転数がフィードバック
回路11a〜11dで上位のコントローラ9にフィード
バックされることによって、アクセルペダル6の踏み込
み量に対する各モータ4a〜4dの回転数の制御をより
一層正確に行うことができる。
【0025】上記実施の形態においては、産業用車両の
一例としてホイールローダ1を挙げたが、ホイールロー
ダ1に限らず、フォークリフト等であってもよい。
一例としてホイールローダ1を挙げたが、ホイールロー
ダ1に限らず、フォークリフト等であってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように本第1発明によれば、上位
の制御部がモータ制御部へ出力する回転数指令は、アク
セルの踏み込み量が0から初期の一定範囲において、踏
み込み量検出器で検出された踏み込み量に対するモータ
の回転数が直線的な比例関係よりも高くなる二次曲線的
な特性を示すように設定されているため、アクセルの踏
み込み量と産業用車両の走行速度との関係が従来のトル
コン式産業用車両のものと同じ関係になる。
の制御部がモータ制御部へ出力する回転数指令は、アク
セルの踏み込み量が0から初期の一定範囲において、踏
み込み量検出器で検出された踏み込み量に対するモータ
の回転数が直線的な比例関係よりも高くなる二次曲線的
な特性を示すように設定されているため、アクセルの踏
み込み量と産業用車両の走行速度との関係が従来のトル
コン式産業用車両のものと同じ関係になる。
【0027】したがって、本発明のモータ駆動式産業用
車両のアクセル操作の感覚が従来のトルコン式産業用車
両のアクセル操作の感覚と同じになり、これにより、ア
クセルを操作する際の違和感がなく、モータ駆動式産業
用車両と従来のトルコン式産業用車両との両方を運転し
たり或いは従来のトルコン式産業用車両からモータ駆動
式産業用車両に乗り換えるような場合でも、作業者はす
ぐにアクセル操作に慣れることができる。
車両のアクセル操作の感覚が従来のトルコン式産業用車
両のアクセル操作の感覚と同じになり、これにより、ア
クセルを操作する際の違和感がなく、モータ駆動式産業
用車両と従来のトルコン式産業用車両との両方を運転し
たり或いは従来のトルコン式産業用車両からモータ駆動
式産業用車両に乗り換えるような場合でも、作業者はす
ぐにアクセル操作に慣れることができる。
【0028】また、本第2発明によれば、回転数検出器
で検出されたモータの回転数を上位の制御部にフィード
バックすることによって、アクセルの踏み込み量に対す
るモータの回転数の制御をより一層正確に行うことがで
きる。
で検出されたモータの回転数を上位の制御部にフィード
バックすることによって、アクセルの踏み込み量に対す
るモータの回転数の制御をより一層正確に行うことがで
きる。
【図1】本発明の実施の形態におけるホイールローダの
アクセル制御構造を示す図である。
アクセル制御構造を示す図である。
【図2】同、ホイールローダのアクセル踏み込み量に対
するモータの回転数指令の関係を示すグラフである。
するモータの回転数指令の関係を示すグラフである。
【図3】従来のトルコン式ホイールローダのアクセル制
御構造を示す図である。
御構造を示す図である。
【図4】従来の電動式ホイールローダのアクセル制御構
造を示す図である。
造を示す図である。
【図5】従来のトルコン式ホイールローダのアクセル踏
み込み量に対する車両走行速度の関係を示すグラフであ
る。
み込み量に対する車両走行速度の関係を示すグラフであ
る。
【図6】従来の電動式ホイールローダのアクセル踏み込
み量に対する車両走行速度の関係を示すグラフである。
み量に対する車両走行速度の関係を示すグラフである。
1 ホイールローダ(産業用車両) 2a,2b 前輪(車輪) 2c,2d 後輪(車輪) 4a〜4d モータ 6 アクセルペダル 7 踏み込み量検出器 8a〜8d モータコントローラ(モータ制御部) 9 上位のコントローラ 10a〜10d 回転数検出器 11a〜11d フィードバック回路 X 回転数指令
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/06 (72)発明者 桧垣 正美 大阪府大阪市西区京町堀1丁目15番10号 東洋運搬機株式会社内 Fターム(参考) 2D003 AA01 BA01 CA02 CA10 DA04 DB03 DB05 DC02 3G093 AA03 AA07 AA08 AA16 DA06 DB01 EB00 EC02 FA04 5H115 PC06 PG04 PI22 PI29 PU08 PV09 QE02 QN06 TB01 TO21 UI13
Claims (3)
- 【請求項1】 モータで車輪を回転駆動させて走行する
産業用車両のアクセル制御構造であって、アクセルの踏
み込み量を検出する踏み込み量検出器と、上記モータの
回転数を制御するモータ制御部と、上記踏み込み量検出
装置の検出値に対応するモータの回転数を求めて上記モ
ータ制御部へ上記モータの回転数指令を出力する上位の
制御部とを有し、上記上位の制御部がモータ制御部へ出
力する回転数指令は、アクセルの踏み込み量が0から初
期の一定範囲において、踏み込み量検出器で検出された
踏み込み量に対するモータの回転数が直線的な比例関係
よりも高くなる二次曲線的な特性を示すように設定され
ていることを特徴とするモータ駆動式産業用車両のアク
セル制御構造。 - 【請求項2】 モータの回転数を検出する回転数検出器
を設け、上記回転数検出器の検出値を上位の制御部にフ
ィードバックすることを特徴とする請求項1記載のモー
タ駆動式産業用車両のアクセル制御構造。 - 【請求項3】 モータで車輪を回転駆動させて走行する
産業用車両のアクセル制御方法であって、アクセルの踏
み込み量を検出し、アクセルの踏み込み量が0から初期
の一定範囲において、上記検出されたアクセルの踏み込
み量に対するモータの回転数を、直線的な比例関係より
も高くなる二次曲線的な特性に制御することを特徴とす
るモータ駆動式産業用車両のアクセル制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1254799A JP2000217208A (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | モ―タ駆動式産業用車両のアクセル制御構造および制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1254799A JP2000217208A (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | モ―タ駆動式産業用車両のアクセル制御構造および制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000217208A true JP2000217208A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=11808371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1254799A Withdrawn JP2000217208A (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | モ―タ駆動式産業用車両のアクセル制御構造および制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000217208A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR101243620B1 (ko) * | 2010-11-16 | 2013-03-14 | 한양대학교 에리카산학협력단 | 조작수단 원격조종 시스템 |
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CN112555032A (zh) * | 2020-12-08 | 2021-03-26 | 广西柳工机械股份有限公司 | 发动机主动油门铲装控制方法和装载机 |
-
1999
- 1999-01-21 JP JP1254799A patent/JP2000217208A/ja not_active Withdrawn
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