JP2000216597A - 電子部品挿入装置及び該装置の使用方法 - Google Patents

電子部品挿入装置及び該装置の使用方法

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JP2000216597A
JP2000216597A JP11013576A JP1357699A JP2000216597A JP 2000216597 A JP2000216597 A JP 2000216597A JP 11013576 A JP11013576 A JP 11013576A JP 1357699 A JP1357699 A JP 1357699A JP 2000216597 A JP2000216597 A JP 2000216597A
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substrate
insertion device
elevating
lead terminal
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Yoshitaka Kaneda
喜隆 金田
Hisao Nakakita
尚夫 中北
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板11の変形やリード端子12aの挿入不
良を検出したり、クリームハンダを付着させずにリード
端子12aを抜き出したり、基板11の変形を矯正しな
がら電子部品12を挿着させたり、電子部品12の挿着
と同時にハンダ付け、爪曲げ、ねじ締め工程を行わせた
りするのが困難であった。 【解決手段】 基板11を運搬支持する運搬支持手段2
7と、運搬支持手段27の下方に配設された昇降手段2
1と、電子部品12を保持する保持手段94とを備え、
昇降手段21に昇降手段23を取り付け、昇降手段23
に複数個の基板受軸24を立設させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品挿入装置に
関し、より詳細には、例えばプリント配線基板(以下、
単に基板と記す)に形成された挿入孔に、コネクタのよ
うな電子部品のリード端子を挿入させる際に用いられる
電子部品挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は基板に形成された挿入孔に電子
部品のリード端子等が挿入され、リード端子とプリント
配線、基板と電子部品が接続・固定された状態を概略的
に示した断面図であり、(a)はリード端子とプリント
配線とがハンダごてを用いてハンダ付けされた場合、
(b)はリード端子とプリント配線とがリフロー処理に
より接続された場合、(c)は(b)のリフロー処理前
における基板と電子部品とが爪またはねじを介して固定
された場合を示している。プリント配線11aを含んで
構成された基板11の所定箇所には、リード端子12a
が挿入される挿入孔11bが形成され((a)〜
(c))、あるいはさらに爪12b、ねじ13bが挿入
される挿入孔11c、11dが形成されている(c)。
一方、電子部品12、13の所定箇所には、複数個のリ
ード端子12a、13aがそれぞれ形成され((a)〜
(c))、さらに爪12bやねじ孔13cが形成されて
いる(c)。
【0003】このように構成された基板11に電子部品
12、13を実装する場合、まず電子部品挿入装置80
(図13)を用いて基板11の挿入孔11bにリード端
子12a、13aを挿入する。図12(a)に示したよ
うに、基板11や電子部品12、13がリフロー処理時
の熱影響を受け易い場合、あるいは生産量が比較的少な
い場合には、ハンダごて14を含むハンダ付け機構(図
示せず)を用いてハンダ付けを行うことにより、ハンダ
14aを介してリード端子12a、13aと所定のプリ
ント配線11aとが接続される。
【0004】一方、図12(b)に示したように、基板
11や電子部品12、13がリフロー処理時の熱影響を
受け難い場合には、まず挿入孔11b近傍のプリント配
線11a上にクリームハンダ15を印刷した後、電子部
品挿入装置80を用いて基板11の挿入孔11bにリー
ド端子12a、13aを挿入する。次にこれらをリフロ
ー炉に装入し、所定温度の熱処理を施して冷却すると、
クリームハンダ15が溶融固化してリード端子12a、
13aと所定のプリント配線11aとが接続される。
【0005】ところで、リフロー処理前やリフロー処理
中において基板11に振動が作用すると、電子部品1
2、13が位置ずれしたり、抜け落ちるおそれがある。
また振動が激しい箇所で使用するものでは、リフロー処
理後においてもリード端子12a、13aやハンダ15
接続部に大きな荷重が掛かり易く、これが破損するおそ
れがある。このような問題に対処するには、電子部品挿
入装置80を使用し、図12(c)に示したように爪1
2bやねじ孔13cが形成された電子部品12、13を
用い、例えばクリームハンダ15が印刷された基板11
の挿入孔11bにリード端子12a、13aを挿入する
と同時に、挿入孔11cに爪12bを挿入する。そして
破線で示したように、爪曲げ機構(図示せず)を用いて
爪12bを折り曲げ、基板11に電子部品12を固定す
る。あるいはねじ締め機構(図示せず)を用い、ねじ1
3bをねじ孔13cに螺合させて締めつけ、基板11に
電子部品13を固定することも行われている。
【0006】図13は従来のこの種電子部品挿入装置を
概略的に示した側面図であり(特開平6−291495
号公報)、図中81a、81bは前部プーリ、後部プー
リをそれぞれ示している。例えば前部プーリ81aには
モータ(図示せず)が接続され、プーリ81a、81b
間にはベルト81cが張設されている。そしてモータが
駆動すると、プーリ81a、81bを介してベルト81
c上部が矢印Yf方向に回転移動するようになってい
る。ベルト81c上部には基板11が載置され、プーリ
81a、81b間の所定箇所には上下駆動するストッパ
81dが配設されており、ストッパ81dが上昇して基
板11の前端部に当接すると、基板11がその位置で停
止させられるようになっている。これらプーリ81a、
81b、ベルト81c、ストッパ81d等を含んで運搬
手段81が構成されている。
【0007】運搬手段81の上方にはYb−Yf軸方
向、及びこれと直交する方向に駆動制御されるX−Yプ
レート82が配設され、X−Yプレート82にはモータ
83aが上下方向に取り付けられ、モータ83aにはボ
ールねじ83bが連結されている。一方、X−Yプレー
ト82にはベースプレート部83dが上下方向摺動可能
に配設され、ベースプレート部83dにはナット部83
cを介してボールねじ83bが螺合されている。そして
モータ83aが回動すると、ボールねじ83b、ナット
部83cを介してベースプレート部83dが昇降するよ
うになっている。これらモータ83a、ボールねじ83
b、ナット部83c、ベースプレート部83dを含んで
昇降手段83が構成されている。
【0008】ベースプレート部83dの所定箇所には複
数個のエアシリンダ84aが取り付けられ、エアシリン
ダ84aにはピストンロッド84bが配設されており、
これらエアシリンダ84a、ピストンロッド84bを含
んで昇降手段84が構成されている。
【0009】ピストンロッド84b下部には把持開放手
段85が取り付けられており、爪部85aを閉じると、
電子部品12、13が把持される一方、爪部85aを開
くと、電子部品12、13が開放されるようになってい
る。またエアシリンダ84aの所定箇所にはマグネット
センサ86が取り付けられており、このマグネットセン
サ86により電子部品12、13と基板11との距離d
(図14)が検出されるようになっている。これらX−
Yプレート82、昇降手段83、84、把持開放手段8
5、マグネットセンサ86等を含んで装置本体87が構
成されている。これら装置本体87、運搬手段81を含
んで電子部品挿入装置80が構成されている。
【0010】このように構成された電子部品挿入装置8
0を用い、基板11の挿入孔11bに電子部品12、1
3のリード端子12a、13aを挿入する場合、運搬手
段81により基板11を運搬すると共に、ベルト81c
上部の所定箇所でこれを停止・支持させる。また把持開
放手段85を駆動し、爪部85aにより電子部品12、
13を把持させた後、X−Yプレート82を駆動し、基
板11上方の所定位置に電子部品12、13を移動させ
る。次にエアシリンダ84a内のエアを抜き、ピストン
ロッド84b、把持開放手段85、電子部品12、13
を上下方向移動自由に設定した後、昇降手段83を駆動
し、ベースプレート部83dを下降させてエアシリンダ
84aを下降させる。
【0011】すると例えば図14(a)に示したように
挿入孔11bに対してリード端子12aのピッチpが適
合している場合、電子部品12、把持開放手段85、及
びピストンロッド84bの自重により、各挿入孔11b
に各リード端子12aが緩やかに挿入されると共に、基
板11と電子部品12との距離dが短いことから、マグ
ネットセンサ86により「挿入された」ことが検出され
る。図示しないが、次にエアシリンダ84a上部にエア
が供給されて、リード端子12a下端部がプリント配線
11aより下方の位置まで挿入される。次に把持開放手
段85を開いた後、昇降手段83を上昇させると、電子
部品12が把持開放手段85より離脱・開放されると共
に、基板11に挿着される。
【0012】一方、例えば図14(b)に示したように
挿入孔11bに対してリード端子12cのピッチpが適
合していない場合、リード端子12aは挿入されるが、
リード端子12a’は挿入されず、基板11と電子部品
12’との距離dが大きくなり、マグネットセンサ86
により「挿入不良である」ことが検出される。すると
「挿入不良」が検出された電子部品12’の挿入工程は
中止され、電子部品12’と新たな電子部品12とが交
換された後、上記工程がやり直される。
【0013】上記した従来の電子部品挿入装置80にお
いては、把持開放手段85及びピストンロッド84bの
自重が比較的重く、挿入孔11bにリード端子12a’
が挿入されないときでも、リード端子12a’が大幅に
曲がって基板11と電子部品12との距離dが短くなり
易く、挿入不良を確実に検出するのが難しい。また電子
部品12、13ごとに昇降手段84を必要とするため、
コストが高く付くという問題があった。
【0014】また、電子部品12、13の挿着と同時に
ハンダ付け、ねじ締め作業等を行うには、前記ハンダ付
け機構、前記ねじ締め機構等が装置80の下部に、しか
も上向き状態にして付設される必要がある。しかしこの
ようなハンダ付け機構、ねじ締め機構では構造が複雑と
なり、かつコストが高く付き易いという問題があった。
【0015】このような問題に対処するため、本発明者
等は電子部品が基板の下方より挿入されるように構成さ
れた装置について研究を行った。図15はこの種電子部
品挿入装置を概略的に示した正面断面図であり、図中8
1bは後部プーリを示している。図13に示したものと
同様、例えば前部プーリにはモータ(共に図示せず)が
接続され、後部プーリ81bと図示しない前部プーリと
の間にはベルト81cが張設されており、ベルト81c
上部には基板11が載置されている。これら後部プーリ
81b、ベルト81c等を含んで運搬手段81が構成さ
れている。
【0016】運搬手段81下方の所定箇所にはエアシリ
ンダ93aが設置され、エアシリンダ93a内にはピス
トンロッド93bが上下方向摺動可能に配設され、ピス
トンロッド93b上部には略直方体板形状をしたベース
プレート93cが取り付けられている。これらエアシリ
ンダ93a、ピストンロッド93b、ベースプレート9
3cを含んで昇降手段93が構成されている。
【0017】ベースプレート93c上の所定箇所には略
直方体形状をしたブロック94a、95aが取り付けら
れ、ブロック94a、95aには穴部94b、95bが
それぞれ形成されており、穴部94b、95b内にはリ
ード端子12a、13aを上向きにして電子部品12、
13が挿入・保持されるようになっている。穴部94
b、95bの深さはリード端子12a、13aの各上端
部とベースプレート93c上面との間の距離Hが等しく
なるように設定されており、またブロック94a、95
aの位置は各リード端子12a、13aが基板11の各
挿入孔11bと対応するようにそれぞれ設定されてい
る。これらブロック94a、95a、穴部94b、95
bを含んで保持手段94、95がそれぞれ構成されてい
る。これら昇降手段93、保持手段94、95を含んで
装置本体96が構成されている。
【0018】運搬手段81上方の所定箇所には略直方体
板形状をしたベースプレート97aが上下方向駆動可能
に配設され、ベースプレート97a下部の所定箇所には
複数個の押下軸97bが取り付けられており、これらベ
ースプレート97a、押下軸97bを含んで押下手段9
7が構成されている。これら運搬手段81、装置本体9
6、押下手段97を含んで電子部品挿入装置90が構成
されている。
【0019】このように構成された電子部品挿入装置9
0を用い、クリームハンダ15(図16)が印刷された
基板11の挿入孔11bに、電子部品12、13のリー
ド端子12a、13aを挿入する場合、まず運搬手段8
1によりクリームハンダ15の塗布面が上向きに設定さ
れた基板11を前方向に運搬し、所定箇所でこれを停止
させる。次に保持手段94、95の穴部94b、95b
内に電子部品12、13を挿入・保持させた後、昇降手
段93を駆動し、保持手段94、95を上昇させて電子
部品12、13、すなわちリード端子12a、13aを
上昇させる。
【0020】すると図16(a)に示したように挿入孔
11bに対してリード端子12aのピッチpが適合して
いる場合、各挿入孔11bにリード端子12aが挿入さ
れる(基板11と電子部品12との距離dが小さい)。
次に押下手段97を用いて基板11を下方に押し下げる
と、リード端子12a上端部がクリームハンダ15内に
挿入される。その後、昇降手段93を下降させると、電
子部品12が保持手段95より離脱して基板11に挿着
される。
【0021】また、図16(b)に示したように挿入孔
11bに対してリード端子12a’のピッチpが適合し
ていない場合、リード端子12aは挿入されるがリード
端子12a’は挿入されない(基板11の自重が軽く、
リード端子12cの曲がり変形が少ないため、基板11
と電子部品12’との距離dが大きくなり、「挿入不良
である」ことが容易に検出される)。すると電子部品1
2’の挿入工程が中止され、新たな電子部品12と交換
された後、上記工程がやり直される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記した電子部品挿入
装置80においては、上述したように把持開放手段85
及びピストンロッド84bの重量が比較的重く、リード
端子12a’が大幅に曲がり易いので、挿入不良を確実
に検出することが難しい。また電子部品12、13ごと
に昇降手段84を必要とする。また基板11下部に前記
ハンダ付け機構、前記ねじ締め機構等が上向き状態で付
設される必要があり、構造が複雑となるため、コストが
高く付き易いという課題があった。
【0023】また、上記した電子部品挿入装置90にお
いては、装置90上部に前記ハンダ付け機構、前記爪曲
げ機構、前記ねじ締め機構を容易に付設し得る。しかし
ながら図16に示したように、基板11に塗布したクリ
ームハンダ15は挿入孔11bの端部近傍まで侵入し易
い。すると挿入済のリード端子12a先端部にクリーム
ハンダ15が付着し易く、挿入不良の電子部品12’を
取り換える際、リード端子12aによりクリームハンダ
15の一部が取り出される。この結果、基板11上にお
けるクリームハンダ15の印刷・塗布量が不均一にな
り、リフロー処理が不安定となり易い。これを防止する
には基板11を取り換えてクリームハンダ15を印刷し
直す必要があり、コストが高く付き易いという課題があ
った。またこの問題は、電子部品挿入装置80の場合に
おいても同様に発生し得る課題であった。
【0024】また、上記した電子部品挿入装置80、9
0においては、複数個のリード端子12、13のうちの
いずれが挿入不良であるかを迅速に特定することが難し
い。また基板11が撓み変形していると、リード端子1
2a、13aの挿入が困難であり、かつ撓み変形を矯正
させることが難しいという課題があった。
【0025】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、基板の撓み変形やリード端子の挿入不良を検出する
ことができ、基板の撓み変形を矯正しつつリード端子を
挿入することができ、クリームハンダの減耗を阻止して
基板や電子部品の利用効率を高めることでき、リード端
子の挿入と同時にハンダ付け、ねじ締め工程等を効率的
に行わせることができ、これらの結果、品質を向上させ
ると共にコストを削減することができる電子部品挿入装
置及び該装置の使用方法を提供することを目的としてい
る。
【0026】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係る電子部品挿入装置(1)
は、電子部品のリード端子が挿入される挿入孔が形成さ
れた基板を運搬支持する運搬支持手段と、該運搬支持手
段の下方に配設された第1の昇降手段と、該第1の昇降
手段に取り付けられ、前記電子部品を前記リード端子が
上向きとなるように保持する保持手段とを備えた電子部
品挿入装置であって、前記第1の昇降手段に第2の昇降
手段が取り付けられ、該第2の昇降手段に複数個の基板
受軸が上向きに立設されていることを特徴としている。
【0027】上記した電子部品挿入装置(1)によれ
ば、前記第1の昇降手段に第2の昇降手段が取り付けら
れ、該第2の昇降手段に複数個の基板受軸が上向きに立
設されているので、予め前記リード端子の先端部が前記
挿入孔の入口部に挿入された際、前記基板受軸の先端部
が前記基板に当接するように前記第1及び第2の昇降手
段の相対位置を設定しておき(以下、電子部品挿入装置
(1)の場合の駆動条件と記す)、前記第1の昇降手段
を駆動して前記電子部品及び前記基板受軸を所定高さ上
昇させ、該基板受軸により前記基板を支持することによ
り(第1工程)、クリームハンダが付着することなく前
記リード端子を前記挿入孔の入口部に確実に挿入するこ
とができる。そして前記リード端子に挿入不良がないこ
とが確認された場合、前記第2の昇降手段を駆動して前
記基板受軸を下降させた後、前記第1の昇降手段を駆動
して前記保持手段を下降させることにより(第2工
程)、前記基板が自重により下降し、該基板に有害な応
力を付加することなく前記リード端子を前記挿入孔の奥
部まで挿入させると共に、前記電子部品を前記基板に挿
着させることができる。一方、前記リード端子に挿入不
良があることが確認された場合、前記第1の昇降手段を
駆動して前記電子部品及び前記基板受軸を下降させるこ
とにより(第3工程)、前記基板における前記クリーム
ハンダ量を減耗させることなく、前記リード端子を前記
挿入孔より確実に引き抜くことができる。また前記第1
の昇降手段には複数個の保持手段を取り付け得るため、
前記基板に複数個の電子部品を同時に挿着することがで
きる。これらの結果、前記基板の歩留アップ、作業の効
率化、品質の向上、コストの削減を図ることができる。
【0028】また本発明に係る電子部品挿入装置(2)
は、電子部品のリード端子が挿入される挿入孔が形成さ
れた基板を運搬支持する運搬支持手段と、該運搬支持手
段の下方に配設された第1の昇降手段と、該第1の昇降
手段に取り付けられ、前記電子部品を前記リード端子が
上向きとなるように保持する保持手段とを備えた電子部
品挿入装置であって、前記第1の昇降手段が2段階で駆
動されるように構成されていることを特徴としている。
【0029】上記した電子部品挿入装置(2)によれ
ば、前記第1の昇降手段が2段階で駆動されるように構
成されているので、予め前記リード端子の先端部が前記
挿入孔の入口部に挿入された際、前記第1の昇降手段に
おける1段目の駆動が停止されるように設定しておき
(以下、電子部品挿入装置(2)の場合における駆動条
件と記す)、前記第1の昇降手段における1段目の駆動
を行って前記電子部品を上昇・停止させる(第1工
程)。そして前記リード端子に挿入不良がないことが確
認された場合、前記第1の昇降手段における2段目の駆
動を行って前記電子部品を所定高さ上昇させた後、前記
保持手段を逆に下降させる(第2工程)。一方、前記リ
ード端子に挿入不良があることが確認された場合、前記
第1の昇降手段における1段目の駆動を行って前記電子
部品を下降させる(第3工程)。また前記第1の昇降手
段には複数個の保持手段を取り付け得る。これらによ
り、上記電子部品挿入装置(1)と略同様の効果を得る
ことができると共に、該装置(1)における前記第2の
昇降手段が省略されるので、構造を簡単なものにするこ
とができる。
【0030】また本発明に係る電子部品挿入装置(3)
は、電子部品のリード端子が挿入される挿入孔が形成さ
れた基板を運搬支持する運搬支持手段と、該運搬支持手
段の上方に配設された第1の昇降手段と、該第1の昇降
手段に取り付けられ、前記電子部品を前記リード端子が
下向きとなるように把持すると共に前記リード端子が前
記挿入孔に挿入された後に前記電子部品を開放する把持
開放手段とを備えた電子部品挿入装置であって、前記第
1の昇降手段に第2の昇降手段が取り付けられ、該第2
の昇降手段に複数個の基板受軸が下向きに立設されてい
ることを特徴としている。
【0031】上記した電子部品挿入装置(3)によれ
ば、前記第1の昇降手段に第2の昇降手段が取り付けら
れ、該第2の昇降手段に複数個の基板受軸が下向きに立
設されているので、予め上記電子部品挿入装置(1)の
場合と同様の駆動条件に設定しておき、前記第1の昇降
手段を下降駆動して前記基板受軸を前記基板に当接さ
せ、該基板を前記基板受軸及び前記運搬支持手段で挟持
させる(第1工程)。そして前記リード端子に挿入不良
がないことが確認された場合、前記基板受軸の位置を維
持した状態で前記第1の昇降手段を駆動して前記電子部
品を所定高さ下降させた後、前記把持開放手段を開放し
て前記第1の昇降手段を逆に上昇させる(第2工程)。
一方、前記リード端子に挿入不良があることが確認され
た場合、前記基板受け軸の位置を維持した状態で前記第
1の昇降手段を駆動して前記電子部品を上昇させる(第
3工程)。また前記第1の昇降手段には複数個の把持開
放手段を取り付け得る。これらにより、上記電子部品挿
入装置(1)と略同様の効果を得ることができる。
【0032】また本発明に係る電子部品挿入装置(4)
は、電子部品のリード端子が挿入される挿入孔が形成さ
れた基板を運搬支持する運搬支持手段と、該運搬支持手
段の上方に配設された第1の昇降手段と、該第1の昇降
手段に取り付けられ、前記電子部品を前記リード端子が
下向きとなるように把持すると共に前記リード端子が前
記挿入孔に挿入された後に前記電子部品を開放する把持
開放手段とを備えた電子部品挿入装置であって、前記第
1の昇降手段が2段階で駆動されるように構成されてい
ることを特徴としている。
【0033】上記した電子部品挿入装置(4)によれ
ば、前記第1の昇降手段が2段階で駆動されるように構
成されているので、予め上記電子部品挿入装置(2)の
場合と同様の駆動条件に設定しておき、前記第1の昇降
手段における1段目の駆動を行って前記電子部品を下降
させる(第1工程)。そして前記リード端子に挿入不良
がないことが確認された場合、前記第1の昇降手段にお
ける2段目の駆動を行って前記電子部品を所定高さほど
下降させた後、前記把持開放手段を開放して前記第1の
昇降手段を逆に上昇させる(第2工程)。一方、前記リ
ード端子に挿入不良があることが確認された場合、前記
第1の昇降手段における1段目の駆動を行って前記電子
部品を上昇させる(第3工程)。また前記第1の昇降手
段には複数個の把持開放手段を取り付け得る。これらに
より、上記電子部品挿入装置(2)と略同様の効果を得
ることができる。
【0034】また本発明に係る電子部品挿入装置(5)
は、電子部品のリード端子が挿入される挿入孔が形成さ
れた基板を運搬支持する運搬支持手段と、該運搬支持手
段の下方に配設された第1の昇降手段と、該第1の昇降
手段に取り付けられ、前記電子部品を前記リード端子が
上向きとなるように保持する保持手段とを備えた電子部
品挿入装置であって、前記第1の昇降手段に前記保持手
段が上下方向摺動可能に配設されると共に第2の昇降手
段が取り付けられ、該第2の昇降手段と前記保持手段と
が圧縮バネ部材を介して接続され、かつ前記第1の昇降
手段に複数個の基板受軸が上向きに立設されていること
を特徴としている。
【0035】上記した電子部品挿入装置(5)によれ
ば、前記第1の昇降手段に、前記保持手段が上下方向摺
動可能に配設されると共に第2の昇降手段が取り付けら
れ、該第2の昇降手段と前記保持手段とが圧縮バネ部材
を介して接続され、かつ前記第1の昇降手段に複数個の
基板受軸が上向きに立設されているので、予め上記電子
部品挿入装置(1)の場合と同様の駆動条件に設定して
おき、前記第1の昇降手段を駆動して前記電子部品及び
前記基板受軸を所定高さ上昇させ、該基板受け軸により
前記基板を支持する(第1工程)。そして前記リード端
子に挿入不良がないことが確認された場合、前記電子部
品の位置を維持した状態で前記第1の昇降手段を駆動し
て前記基板受軸を下降させた後、前記第2の昇降手段を
駆動して前記保持手段を下降させる(第2工程)。一
方、前記リード端子に挿入不良があることが確認された
場合、前記第1の昇降手段を駆動して前記電子部品及び
前記基板受軸を下降させる(第3工程)。また前記第1
の昇降手段には複数個の保持手段、第2の昇降手段及び
圧縮バネ部材を取り付け得る。これらにより、上記電子
部品挿入装置(1)と略同様の効果を得ることができ
る。
【0036】また本発明に係る電子部品挿入装置(6)
は、電子部品のリード端子が挿入される挿入孔が形成さ
れた基板を運搬支持する運搬支持手段と、該運搬支持手
段の下方に配設されたベースプレートと、前記電子部品
を前記リード端子が上向きとなるように保持する保持手
段とを備えた電子部品挿入装置であって、前記ベースプ
レートに前記保持手段が上下方向摺動可能に配設される
と共に第2の昇降手段が取り付けられ、該第2の昇降手
段と前記保持手段とが圧縮バネ部材を介して接続され、
かつ前記第2の昇降手段が2段階で駆動するように構成
されていることを特徴としている。
【0037】上記した電子部品挿入装置(6)によれ
ば、前記ベースプレートに前記保持手段が上下方向摺動
可能に配設されると共に第2の昇降手段が取り付けら
れ、該第2の昇降手段と前記保持手段とが圧縮バネ部材
を介して接続され、かつ前記第2の昇降手段が2段階で
駆動するように構成されているので、予め上記電子部品
挿入装置(2)の場合と同様の駆動条件に設定してお
き、前記第2の昇降手段における1段目の駆動を行って
前記電子部品を上昇させる(第1工程)。そして前記リ
ード端子に挿入不良がないことが確認された場合、前記
第2の昇降手段における2段目の駆動を行って前記電子
部品をさらに上昇させる(第2工程)。一方、前記リー
ド端子に挿入不良があることが確認された場合、前記第
2の昇降手段における1段目の駆動を行って前記電子部
品を下降させる(第3工程)。また前記ベースプレート
には複数個の前記保持手段、前記第2の昇降手段、及び
前記圧縮バネ部材を取り付け得る。これらにより、上記
電子部品挿入装置(2)と略同様の効果を得ることがで
きる。
【0038】また本発明に係る電子部品挿入装置(7)
は、電子部品のリード端子が挿入される挿入孔が形成さ
れた基板を運搬支持する運搬支持手段と、該運搬支持手
段の上方に配設された第1の昇降手段と、該第1の昇降
手段に取り付けられ、前記電子部品を前記リード端子が
下向きとなるように把持すると共に前記リード端子が前
記挿入孔に挿入された後に前記電子部品を開放する把持
開放手段とを備えた電子部品挿入装置であって、前記第
1の昇降手段に前記把持開放手段が上下方向摺動可能に
配設されると共に第2の昇降手段が取り付けられ、該第
2の昇降手段と前記把持開放手段とが引張バネ部材を介
して接続され、かつ前記第1の昇降手段に複数個の基板
受軸が下向きに立設されていることを特徴としている。
【0039】上記した電子部品挿入装置(7)によれ
ば、前記第1の昇降手段に前記把持開放手段が上下方向
摺動可能に配設されると共に第2の昇降手段が取り付け
られ、該第2の昇降手段と前記把持開放手段とが引張バ
ネ部材を介して接続され、かつ前記第1の昇降手段に複
数個の基板受軸が下向きに立設されているので、予め上
記電子部品挿入装置(1)の場合同様の駆動条件に設定
しておき、前記第1の昇降手段を下降駆動して前記基板
受軸を前記基板に当接させ、該基板を前記基板受軸及び
前記運搬支持手段で挟持させる(第1工程)。そして前
記リード端子に挿入不良がないことが確認された場合、
前記基板受軸の位置を維持した状態で前記第2の昇降手
段を駆動して前記電子部品を所定高さ下降させた後、前
記把持開放手段を開放して前記第2の昇降手段を逆に上
昇させる(第2工程)。一方、前記リード端子に挿入不
良があることが確認された場合、前記基板受け軸の位置
を維持した状態で前記第2の昇降手段を駆動して前記電
子部品を上昇させる(第3工程)。また前記第1の昇降
手段には複数個の第2の昇降手段、把持開放手段、及び
引張バネ部材を取り付け得る。これらにより、上記電子
部品挿入装置(1)と略同様の効果を得ることができ
る。
【0040】また本発明に係る電子部品挿入装置(8)
は、電子部品のリード端子が挿入される挿入孔が形成さ
れた基板を運搬支持する運搬支持手段と、該運搬支持手
段の上方に配設されたベースプレートと、前記電子部品
を前記リード端子が下向きとなるように把持すると共に
前記リード端子が前記挿入孔に挿入された後に前記電子
部品を開放する把持開放手段とを備えた電子部品挿入装
置であって、前記ベースプレートに前記把持開放手段が
上下方向摺動可能に配設されると共に第2の昇降手段が
取り付けられ、該第2の昇降手段と前記把持開放手段と
が引張バネ部材を介して接続され、かつ前記第2の昇降
手段が2段階で駆動されるように構成されていることを
特徴としている。
【0041】上記した電子部品挿入装置(8)によれ
ば、前記ベースプレートに前記把持開放手段が上下方向
摺動可能に配設されると共に第2の昇降手段が取り付け
られ、該第2の昇降手段と前記把持開放手段とが引張バ
ネ部材を介して接続され、かつ前記第2の昇降手段が2
段階で駆動されるように構成されているので、予め上記
電子部品挿入装置(2)の場合と同様の駆動条件に設定
しておき、前記第2の昇降手段における1段目の駆動を
行って前記電子部品を上昇・停止させる(第1工程)。
そして前記リード端子に挿入不良がないことが確認され
た場合、前記第2の昇降手段における2段目の駆動を行
って前記電子部品を所定高さ上昇させた後、前記保持手
段を逆に下降させる(第2工程)。一方、前記リード端
子に挿入不良があることが確認された場合、前記第2の
昇降手段における1段目の駆動を行って前記電子部品を
下降させる(第3工程)。また前記ベースプレートには
複数個の第2の昇降手段、把持開放手段、及び引張バネ
部材を取り付け得る。これらにより、電子部品挿入装置
(2)と略同様の効果を得ることができる。
【0042】また本発明に係る電子部品挿入装置(9)
は、電子部品挿入装置(1)において、前記運搬支持手
段の近傍に常時下方に付勢された押下軸を備えた押下手
段が上下方向駆動可能に配設されていることを特徴とし
ている。
【0043】上記した電子部品挿入装置(9)によれ
ば、前記運搬支持手段の近傍に常時下方に付勢された押
下軸を備えた押下手段が上下方向駆動可能に配設されて
いるので、該押下手段を前記基板上部に押し当てること
により、前記押下軸の付勢力に基づき、前記基板に対す
る衝撃を吸収することができ、また前記基板受軸の下降
に追従して前記基板が押し下げられ、前記リード端子を
前記挿入孔の奥部まで円滑に挿入することができる。
【0044】また本発明に係る電子部品挿入装置(1
0)は、電子部品挿入装置(2)において、前記運搬支
持手段の近傍に常時下方に付勢された押下軸を備えた押
下手段が上下方向駆動可能に配設されていることを特徴
としている。
【0045】上記した電子部品挿入装置(10)によれ
ば、前記運搬支持手段の近傍に常時下方に付勢された押
下軸を備えた押下手段が上下方向駆動可能に配設されて
いるので、該押下手段を前記基板上部に押し当てること
により、上記装置(9)のものと同様の効果を得ること
ができる。
【0046】また本発明に係る電子部品挿入装置(1
1)は、電子部品挿入装置(3)において、前記運搬支
持手段の近傍に常時上方に付勢された押上軸を備えた押
上手段が上下方向駆動可能に配設されていることを特徴
としている。
【0047】上記した電子部品挿入装置(11)によれ
ば、前記運搬支持手段の近傍に常時上方に付勢された押
上軸を備えた押上手段が上下方向駆動可能に配設されて
いるので、予め該押上手段を前記基板下部に押し当てる
ことにより、上記装置(9)のものと同様の効果を得る
ことができる。
【0048】また本発明に係る電子部品挿入装置(1
2)は、電子部品挿入装置(5)において、前記運搬支
持手段の近傍に前記基板を押し下げる押下軸を備えた押
下手段が上下方向駆動可能に配設されていることを特徴
としている。
【0049】上記した電子部品挿入装置(12)によれ
ば、前記運搬支持手段の近傍に前記基板を押し下げる押
下軸を備えた押下手段が上下方向駆動可能に配設されて
いるので、該押下手段を前記基板上部に押し当てること
により、前記リード端子を前記挿入孔の奥部まで円滑に
挿入することができる。
【0050】また本発明に係る電子部品挿入装置(1
3)は、電子部品挿入装置(6)において、前記運搬支
持手段の近傍に前記基板を押し下げる押下軸を備えた押
下手段が上下方向駆動可能に配設されていることを特徴
としている。
【0051】上記した電子部品挿入装置(13)によれ
ば、前記運搬支持手段の近傍に前記基板を押し下げる押
下軸を備えた押下手段が上下方向駆動可能に配設されて
いるので、該押下手段を前記基板下部に押し当てること
により、電子部品挿入装置(12)と略同様の効果を得
ることができる。
【0052】また本発明に係る電子部品挿入装置(1
4)は、電子部品挿入装置(7)において、前記運搬支
持手段の近傍に常時上方に付勢された押上軸を備えた押
上手段が上下方向駆動可能に配設されていることを特徴
としている。
【0053】上記した電子部品挿入装置(14)によれ
ば、前記運搬支持手段の近傍に常時上方に付勢された押
上軸を備えた押上手段が上下方向駆動可能に配設されて
いるので、該押上手段を前記基板下部に押し当てること
により、電子部品挿入装置(11)と略同様の効果を得
ることができる。
【0054】また本発明に係る電子部品挿入装置(1
5)は、電子部品挿入装置(9)、(11)、(1
2)、(14)のいずれかにおいて、前記基板受軸と前
記押上軸または前記押下軸とが同一軸上に設定されてい
ることを特徴としている。
【0055】上記した電子部品挿入装置(15)によれ
ば、前記基板受軸と前記押上軸または前記押下軸とが同
一軸上に設定されているので、前記基板受軸と前記押上
軸または前記押下軸とで前記基板を押圧することによ
り、前記基板の撓み変形が矯正され、前記挿入孔に前記
リード端子を確実に挿入することができる。
【0056】また本発明に係る電子部品挿入装置(1
6)は、電子部品挿入装置(9)〜(11)のいずれか
において、前記押下手段または前記押上手段に、前記押
下軸または前記押上軸の相対高さを検出するセンサが取
り付けられていることを特徴としている。
【0057】上記した電子部品挿入装置(16)によれ
ば、前記押下手段または前記押上手段に、前記押下軸ま
たは前記押上軸の相対高さを検出するセンサが取り付け
られており、前記挿入孔に前記リード端子が挿入されな
い場合、前記押下軸の相対高さが高く、あるいは前記押
上軸の相対高さが低くなるので、前記リード端子の挿入
不良を確実に検知することができる。また前記基板の傾
きにより、前記挿入不良のリード端子を迅速に特定する
ことができる。
【0058】また本発明に係る電子部品挿入装置(1
7)は、電子部品挿入装置(16)において、前記押下
軸の下端部または前記押上軸の上端部に、前記基板の挿
入孔に挿入可能な所定長さの検知ピンが形成されている
ことを特徴としている。
【0059】上記した電子部品挿入装置(17)によれ
ば、前記押下軸の下端部または前記押上軸の上端部に、
前記基板の挿入孔に挿入可能な所定長さの検知ピンが形
成されており、前記挿入孔に前記リード端子が挿入され
ない場合、該リード端子に前記検知ピンが当接し難く、
前記押下軸の相対高さが低くなるか、あるいは前記押上
軸の相対高さが高くなるので、前記リード端子の挿入不
良を確実に検知することができる。また前記押下軸また
は前記押上軸の個数を増加させることにより、前記リー
ド端子ごとの挿入不良を確実に検知することができる。
また前記リード端子の個数に比べてセンサの必要数が少
なくて済むため、コストを削減することができる。
【0060】また本発明に係る電子部品挿入装置(1
8)は、電子部品挿入装置(5)〜(8)、(12)〜
(14)のいずれかにおいて、前記第1の昇降手段、前
記第2の昇降手段または前記ベースプレートの所定箇所
に、前記保持手段または前記把持開放手段の相対高さを
検出するセンサが配設されていることを特徴としてい
る。
【0061】上記した電子部品挿入装置(18)によれ
ば、前記第1昇降手段、前記第2の昇降手段または前記
ベースプレートの所定箇所に、前記保持手段または前記
把持開放手段の相対高さを検出するセンサが配設されて
おり、前記挿入孔に前記リード端子が挿入されない場
合、前記保持手段または前記把持開放手段の相対高さが
低くなるので、前記リード端子の挿入不良を確実に検知
することができる。また電子部品挿入装置(16)に比
べてセンサの必要数が少なくなり、コストを削減するこ
とができる。
【0062】また本発明に係る電子部品挿入装置(1
9)は、上記電子部品挿入装置(1)〜(18)のいず
れかにおいて、前記運搬支持手段近傍に該運搬支持手段
と前記基板との隙間を検出するセンサが配設されている
ことを特徴としている。
【0063】上記した電子部品挿入装置(19)によれ
ば、前記運搬支持手段近傍に該運搬支持手段と前記基板
との隙間を検出するセンサが配設されているので、前記
基板に変形があるか否か、また変形がある場合にどの程
度の押下または押上圧力により矯正し得るかを容易に判
定することができる。
【0064】また本発明に係る電子部品挿入装置(2
0)は、電子部品挿入装置(1)、(2)、(5)、
(6)、(9)、(10)、(12)、(13)のいず
れかにおいて、ねじ締め機構及び/または爪曲げ機構及
び/またはハンダ付け機構が装置上部に付設されている
ことを特徴としている。
【0065】上記した電子部品挿入装置(20)によれ
ば、ねじ締め機構及び/または爪曲げ機構及び/または
ハンダ付け機構が装置上部に付設されており、設置が容
易であると共に、前記基板上面にねじの挿入孔、爪、前
記リード端子を出し得るので、前記リード端子の挿入工
程と同時に、ねじ締め、爪曲げ、ハンダ付け工程を施す
ことができ、電子部品の位置ずれを防止し、作業効率の
向上を図ることができる。
【0066】また本発明に係る上記電子部品挿入装置
(1)の使用方法は、前記保持手段に前記電子部品を保
持させ、前記リード端子の先端部が前記挿入孔の入口部
に挿入された際、前記基板受け軸の先端部が前記基板に
当接するように前記第1及び前記第2の昇降手段の相対
位置を設定し、前記第1の昇降手段を駆動して前記電子
部品及び前記基板受軸を所定高さほど上昇させ、前記第
2の昇降手段を駆動して前記基板受軸を下降させた後、
前記第1の昇降手段を下降させることを特徴としてい
る。
【0067】上記した電子部品挿入装置(1)の使用方
法によれば、前記保持手段に前記電子部品を保持させ、
前記リード端子の先端部が前記挿入孔の入口部に挿入さ
れた際、前記基板受け軸の先端部が前記基板に当接する
ように前記第1及び前記第2の昇降手段の相対位置を設
定し、第1の昇降手段を駆動して前記電子部品及び前記
基板受軸を所定高さほど上昇させるので、該基板受軸上
に前記基板を支持すると同時に、前記挿入孔の入口部に
前記リード端子を確実に挿入することができる。また前
記第2の昇降手段を駆動して前記基板受軸を下降させる
ので、前記挿入孔の奥部に前記リード端子を緩やかに挿
入することができ、この後、前記第1の昇降手段を下降
させた際、前記リード端子とクリームハンダとの接着力
等により、前記保持手段より前記電子部品が上方に抜き
出され、該電子部品を前記基板に挿着することができ
る。
【0068】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子部品挿入
装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、従
来例と同一機能を有する構成部品には同一の記号を付す
こととする。
【0069】図1は本発明に係る電子部品挿入装置の実
施の形態(1)を概略的に示した断面図であり、(a)
は正面図、(b)は(a)における丸印近傍を示した拡
大図である。基台21a内にはエアシリンダ21bが取
り付けられ、エアシリンダ21bにはピストンロッド2
1cが上下方向摺動可能に配設され、ピストンロッド2
1c上部には正面視略エの字形状をしたベースプレート
21dが取り付けられている。そしてエアシリンダ21
bの所定箇所にエアを供給すると、ガイド軸21eにガ
イドされつつ、ベースプレート21dが昇降駆動するよ
うになっている。これら基台21a、エアシリンダ21
b、ピストンロッド21c、ベースプレート21d、ガ
イド軸21eを含んで昇降手段21が構成されている。
【0070】ベースプレート21d上部の所定箇所に
は、例えば図16に示したものと同様の保持手段94が
取り付けられており、保持手段94はブロック94a、
穴部94bを含んで構成されている。保持手段94の穴
部94b内には図16に示したものと同様の電子部品1
2が上向きに保持されており、電子部品12にはリード
端子12aが形成されている。またベースプレート21
d上部の所定箇所には、所定長さの位置決めピン22が
立設されており、位置決めピン22が基板11に形成さ
れた位置決め孔11eに挿入されることにより、リード
端子12aに関して挿入孔11bが位置決めされるよう
になっている。
【0071】ベースプレート21d上部における複数個
の所定箇所にはエアシリンダ23aが下向きにそれぞれ
取り付けられ、エアシリンダ23aにはピストンロッド
23bが上下方向摺動可能に配設され、ピストンロッド
23b下部には平面視略ロの字形状をしたベースプレー
ト23cが取り付けられている。そしてエアシリンダ2
3aの所定箇所にエアを供給すると、ベースプレート2
3cが昇降駆動するようになっている。これらエアシリ
ンダ23a、ピストンロッド23b、ベースプレート2
3cを含んで昇降手段23が構成されている。ベースプ
レート23c上部の所定箇所にはベースプレート21d
上部を貫通する複数個の基板受軸24が上向きに立設さ
れている。これら昇降手段21、23、位置決めピン2
2、基板受軸24、保持手段94を含んで装置本体25
が構成されている。
【0072】装置本体25上部近傍には、図13、図1
5に示したものと同様のプーリ81b等が設置され、こ
れらプーリ81b等にはベルト81cが張設されてい
る。ベルト81c上部の下面には、これをスライドさせ
ながら支持する支持プレート26eが配設されており、
プーリ81b、ベルト81cの側面にはベルト81c、
基板11をガイドするガイドプレート26gが配設され
ている。その他の構成は図13、図15に示したものと
同様であるので、ここではその構成の詳細な説明は省略
する。これら支持プレート26e、ガイドプレート26
g、プーリ81b、ベルト81c等を含んで運搬支持手
段26が構成されている。このベルト81c上部の上面
には、図16に示したものと略同様の基板11がプリン
ト配線11aを上向きにした態様で載置されている。
【0073】運搬支持手段26上部近傍には略直方体板
形状をしたベースプレート27aが配設されており、ベ
ースプレート27aは駆動部(図示せず)を介して上下
方向に駆動されるようになっている。ベースプレート2
7aにおける複数個の所定箇所には押下孔27bが形成
され、各押下孔27bには押下軸27cが上下方向摺動
可能にそれぞれ配設されており、各押下軸27cは弾性
部材27dを介して常時下方に付勢されるようになって
いる。また大部分の押下軸27cは基板受軸24、支持
プレート26eの同一軸上に設定されている。これらベ
ースプレート27a、押下軸27c等を含んで押下手段
27が構成されている。これら装置本体25、運搬支持
手段26、押下手段27等を含んで電子部品挿入装置2
0が構成されている。
【0074】上記説明から明らかなように、実施の形態
(1)に係る電子部品挿入装置20では、昇降手段21
に昇降手段23が取り付けられ、昇降手段23に複数個
の基板受軸24が上向きに立設されているので、予めリ
ード端子12aの先端部が挿入孔11bの入口部11f
に挿入された際、基板受軸24の先端部24aが基板1
1に当接するように昇降手段21、23の相対位置を設
定しておき、昇降手段21を駆動して電子部品12及び
基板受軸24を所定高さほど上昇させ、基板受軸24に
より基板11を支持することにより(第1工程)、クリ
ームハンダ15が付着することなくリード端子12aを
挿入孔11bの入口部11fに確実に挿入することがで
きる。そしてリード端子12aに挿入不良がないことが
確認された場合、昇降手段23を駆動して基板受軸24
を下降させた後、昇降手段21を駆動して保持手段94
を下降させることにより(第2工程)、基板11が自重
により下降し、基板11に有害な応力を付加することな
くリード端子12aを挿入孔11bの奥部まで挿入させ
ると共に、電子部品12を基板11に挿着させることが
できる。一方、リード端子12aに挿入不良があること
が確認された場合、昇降手段23を駆動して電子部品1
2及び基板受軸24を下降させることにより(第3工
程)、基板11におけるクリームハンダ15量を減耗さ
せることなく、リード端子12aを挿入孔11bより確
実に引き抜くことができる。また昇降手段21には複数
個の保持手段94等を取り付け得るため、基板11に複
数個の電子部品12等を同時に挿着することができる。
これらの結果、基板11の歩留アップ、作業の効率化、
品質の向上、コストの削減を図ることができる。
【0075】また、運搬支持手段26の近傍に常時下方
に付勢された押下軸27cを備えた押下手段27が上下
方向駆動可能に配設されているので、押下手段27を基
板11上部に押し当てることにより、押下軸27cの付
勢力に基づき、基板11に対する衝撃を吸収することが
でき、また基板受軸24の下降に追従して基板11が押
し下げられ、リード端子12aを挿入孔11bの奥部ま
で円滑に挿入することができる。
【0076】また、基板受軸24と押下軸27cとが同
一軸上に設定されているので、基板受軸24と押下軸2
7子とで基板11を押圧することにより、基板11の撓
み変形が矯正され、挿入孔11bにリード端子12aを
確実に挿入することができる。
【0077】また実施の形態(1)に係る電子部品挿入
装置20の使用方法によれば、保持手段94に電子部品
12を保持させ、リード端子12aの先端部が挿入孔1
1bの入口部11fに挿入された際、基板受け軸24の
先端部24aが基板11に当接するように昇降手段2
1、23の相対位置を設定し、昇降手段21を駆動して
電子部品12及び基板受軸24を所定高さほど上昇させ
るので、基板受軸24上に基板11を支持すると同時
に、挿入孔11bの入口部11fにリード端子12aを
挿入することができる。また昇降手段23を駆動して基
板受軸24を下降させるので、挿入孔11bの奥部にリ
ード端子12aを挿入することができ、この後、昇降手
段21を下降させた際、リード端子12aとクリームハ
ンダ15との接着力等により、保持手段94より電子部
品12が上方に引き出され、電子部品12を基板11に
挿着することができる。
【0078】図2は実施の形態(2)に係る電子部品挿
入装置を概略的に示した正面断面図であり、図中21a
は図1に示したものと同様の基台を示している。基台2
1a内には例えば多位置形シリンダ、ブレーキ機構付き
シリンダ等のエアシリンダ31bが取り付けられ、エア
シリンダ31bには2段階駆動のピストンロッド31c
が上下方向摺動可能に配設されており、ピストンロッド
31c上部には略直方体板形状をしたベースプレート3
1dが取り付けられている。その他の構成は図1に示し
たものと略同様であるので、ここではその構成の詳細な
説明は省略することとする。これら基台21a、ガイド
軸21e、エアシリンダ31b、ピストンロッド31
c、ベースプレート31dを含んで昇降手段31が構成
されている。
【0079】図1に示したものと略同様に、ベースプレ
ート31d上部の所定箇所には位置決めピン22、保持
手段94が取り付けられており、保持手段94には電子
部品12が保持されている。これら位置決めピン22、
昇降手段31、保持手段94を含んで装置本体32が構
成されている。
【0080】図1に示したものと略同様に、装置本体3
2上部近傍には運搬支持手段26が設置され、運搬支持
手段26におけるベルト81c上部の上面には基板11
が載置されており、また運搬支持手段26上部近傍には
押下手段27が配設されている。これら装置本体32、
運搬支持手段26、押下手段27を含んで電子部品挿入
装置30が構成されている。
【0081】上記説明から明らかなように、実施の形態
(2)に係る電子部品挿入装置30では、昇降手段31
が2段階で駆動されるように構成されているので、予め
リード端子12aの先端部が挿入孔11bの入口部11
fに挿入された際、昇降手段31の1段目の駆動が停止
されるように設定しておき、昇降手段31の1段目の駆
動を行って電子部品12を上昇・停止させる(第1工
程)。そしてリード端子12aに挿入不良がないことが
確認された場合、昇降手段31の2段目の駆動を行って
電子部品12を所定高さほど上昇させた後、保持手段9
4を逆に下降させる(第2工程)。一方、リード端子1
2aに挿入不良があることが確認された場合、昇降手段
31の1段目の駆動を行って電子部品12を下降させる
(第3工程)。また昇降手段32には複数個の保持手段
94等を取り付け得る。これらにより、電子部品挿入装
置20と略同様の効果を得ることができると共に、昇降
手段24(図1)が省略されるので、構造を簡単なもの
にすることができる。
【0082】また、運搬支持手段26の近傍に常時下方
に付勢された押下軸27cを備えた押下手段27が上下
方向駆動可能に配設されているので、押下手段27を基
板11上部に押し当てることにより、図1に示した装置
20のものと同様の効果を得ることができる。
【0083】図3は実施の形態(3)に係る電子部品挿
入装置を概略的に示した正面断面図であり、図中36a
は基台を示している。基台36aの左右にはエアシリン
ダ36bがそれぞれ取り付けられ、エアシリンダ36b
にはピストンロッド36cが上下方向摺動可能に配設さ
れ、ピストンロッド36c上部には略直方体板形状をし
たベースプレート36dが取り付けられている。そして
エアシリンダ36bにエアを供給すると、ベースプレー
ト36dが昇降駆動するようになっている。これら基台
36a、エアシリンダ36b、ピストンロッド36c、
ベースプレート36dを含んで昇降手段36が構成され
ている。
【0084】ベースプレート36d下部の所定箇所に
は、図13、図14に示したものと略同様の把持開放手
段85が下向きに取り付けられており、把持開放手段8
5には、例えば図1に示したものと同様の電子部品12
が下向きに把持されている。またベースプレート36d
下部の所定箇所には、図1に示したものと同様の位置決
めピン22が下向きに立設されており、位置決めピン2
2は基板11に形成された位置決め孔11eに挿入され
るようになっている。
【0085】ベースプレート36d下部における複数個
の所定箇所には、図1に示したものと同様のエアシリン
ダ23aがそれぞれ下向きに取り付けられ、エアシリン
ダ23aにはピストンロッド23bが上下方向摺動可能
に配設され、ピストンロッド23b上部には略直方体板
形状をしたベースプレート37aが取り付けられてい
る。そしてエアシリンダ23aにエアを供給すると、ベ
ースプレート37cが昇降させられるようになってい
る。これらエアシリンダ23a、ピストンロッド23
b、ベースプレート37aを含んで昇降手段37が構成
されている。ベースプレート37aにおける複数個の所
定箇所にはベースプレート36dを貫通して基板受軸2
4が下向きに立設されている。これら位置決めピン2
2、基板受軸24、昇降手段36、37、把持開放手段
85を含んで装置本体38が構成されている。
【0086】ベースプレート36d下部近傍には、図1
に示したものと同様の運搬支持手段26が設置され、こ
のベルト81c上部の上面には、図1に示したものと同
様の基板11がプリント配線11a面を下にした態様で
載置されている。また運搬支持手段26下部近傍には、
駆動部(図示せず)を介して上下方向駆動される略直方
体板形状をしたベースプレート39aが配設されてい
る。ベースプレート39aにおける複数個の所定箇所に
は押上孔39bが形成され、各押上孔39bには押上軸
39cが上下方向摺動可能にそれぞれ配設されており、
押上軸39cは弾性部材39dを介して常時上方に付勢
されるようになっている。また大部分の押上軸39cは
基板受軸24、支持プレート26eの同一軸上に設定さ
れている。これらベースプレート39a、押上孔39
b、押上軸39c、弾性部材39d等を含んで押上手段
39が構成されている。これら運搬支持手段26、装置
本体38、押上手段39を含んで電子部品挿入装置30
が構成されている。
【0087】上記説明から明らかなように、実施の形態
(3)に係る電子部品挿入装置30では、昇降手段36
に昇降手段37が取り付けられ、昇降手段37に複数個
の基板受軸24が下向きに立設されているので、予め装
置20の場合と同様の駆動条件に設定しておき、昇降手
段36を下降駆動して基板受軸24を基板11に当接さ
せ、基板11を基板受軸24及び運搬支持手段26で挟
持させる(第1工程)。そしてリード端子12aに挿入
不良がないことが確認された場合、基板受軸24の位置
を維持した状態で昇降手段36を駆動して電子部品12
を所定高さほど下降させた後、把持開放手段85を開放
して昇降手段36を逆に上昇させる(第2工程)。一
方、リード端子12aに挿入不良があることが確認され
た場合、基板受け軸24の位置を維持した状態で昇降手
段36を駆動して電子部品12を上昇させる(第3工
程)。また昇降手段36には複数個の把持開放手段85
を取り付け得る。これらにより、装置20と略同様の効
果を得ることができる。
【0088】また、運搬支持手段26の近傍に常時上方
に付勢された押上軸39cを備えた押上手段39が上下
方向駆動可能に配設されているので、予め押上手段39
を基板11下部に押し当てることにより、図1に示した
装置20と同様の効果を得ることができる。
【0089】また、基板受軸24と押上軸39cが同一
軸上に設定されているので、基板受軸と押上軸39cと
で基板11を押圧することにより、図1に示した装置2
0と同様の効果を得ることができる。
【0090】図4は実施の形態(4)に係る電子部品挿
入装置を概略的に示した正面断面図であり、図中36a
は基台を示している。略直方体板形状をした基台36a
の左右端部近傍には例えば多位置形シリンダ、ブレーキ
機構付きシリンダ等のエアシリンダ41bが取り付けら
れ、エアシリンダ41bには2段階駆動のピストンロッ
ド41cが上下方向摺動可能に配設されており、ピスト
ンロッド41c上部には略直方体板形状をしたベースプ
レート41dが取り付けられている。これら基台36
a、エアシリンダ41b、ピストンロッド41c、ベー
スプレート41dを含んで昇降手段41が構成されてい
る。
【0091】図3に示したものと略同様に、ベースプレ
ート41d下部の所定箇所には位置決めピン22、把持
開放手段85が下向きにそれぞれ取り付けられており、
把持開放手段85には電子部品12が下向きに把持され
ている。これら位置決めピン22、昇降手段41、把持
開放手段85を含んで装置本体42が構成されている。
【0092】把持開放手段85下部近傍には、図3に示
したものと同様の運搬支持手段26が設置され、このベ
ルト81c上部の上面には、図1に示したものと同様の
基板11がプリント配線11a面を下にした態様で載置
されている。これら運搬支持手段26、装置本体42を
含んで電子部品挿入装置40が構成されている。
【0093】上記説明から明らかなように、実施の形態
(4)に係る電子部品挿入装置40では、昇降手段41
が2段階で駆動されるように構成されているので、予め
装置(2)の場合と同様の駆動条件に設定しておき、昇
降手段41の1段目の駆動を行って電子部品12を下降
させる(第1工程)。そしてリード端子12aに挿入不
良がないことが確認された場合、昇降手段41の2段目
の駆動を行って電子部品12を所定高さほど下降させた
後、把持開放手段85を開放して昇降手段41を逆に上
昇させる(第2工程)。一方、リード端子12aに挿入
不良があることが確認された場合、昇降手段41の1段
目の駆動を行って電子部品12を上昇させる(第3工
程)。また昇降手段41には複数個の把持開放手段85
が取り付け得る。これらにより、装置30と略同様の効
果を得ることができる。図5は実施の形態(5)に係る
電子部品挿入装置を概略的に示した正面断面図であり、
図中21cはピストンロッドを示している。図1に示し
たものと同様のピストンロッド21c上部には略直方体
板形状をした下構造材46dが取り付けられ、下構造材
46d上部には柱構造材46e、46fが立設され、柱
構造材46e、46f上部には略直方体板形状をした上
構造材46hが取り付けられており、上構造材46hの
略中央部には開口部46gが形成されている。これら下
構造材46d、柱構造材46e、46f、上構造材46
h等を含んで構造体46iが構成されている。その他の
構成は図1に示したものと同様であるので、ここではそ
の構成の詳細な説明は省略することとする。これら基台
21a、エアシリンダ21b、ピストンロッド21c、
ガイド軸21e、構造体46iを含んで昇降手段46が
構成されている。また構造体46i上部の所定箇所には
図1に示したものと同様の位置決めピン22、基板受軸
24が上向きに立設されている構造体46iの開口部4
6g内には、正面視略F字形状をしたブロック47aが
配設され、ブロック47a上部の所定箇所には穴部47
bが形成されており、穴部47b内には例えば図1に示
したものと同様の電子部品12が挿入・保持されてい
る。ブロック47a側壁部の所定箇所にはスライド部材
47cが取り付けられる一方、柱構造材46eにはガイ
ド部47dが取り付けられており、ブロック47aは構
造体46iにスライド部材47c、ボール(図示せ
ず)、ガイド部47dを介して上下方向摺動可能に係合
されている。これらブロック47a、穴部47b、スラ
イド部材47c、ガイド部47d等を含んで保持手段4
7が構成されている。
【0094】下構造材46d上部の所定箇所にはエアシ
リンダ48aが取り付けられ、エアシリンダ48aには
ピストンロッド48bが上下方向摺動可能に配設されて
いる。これらエアシリンダ48a、ピストンロッド48
bを含んで昇降手段48が構成されている。またピスト
ンロッド48b上部とブロック47aとは、ガイド軸4
8dによりガイドされた圧縮バネ部材48cを介して接
続されている。そして圧縮バネ部材48cの圧縮作用に
基づき、通常、保持手段47はストッパ48dの上限位
置に維持される一方、リード端子12a、電子部品12
を介して保持手段47に所定以上の押下応力が掛かる
と、保持手段47が下方に移動してこの押下応力が軽減
させられるようになっている。
【0095】また下構造材46d上部におけるブロック
47a下部近傍には、近接センサ45が取り付けられて
おり、この近接センサ45は昇降手段48の駆動時にオ
ンされ、ブロック47aが所定距離以下に接近すると、
これを検出して警報が発信させられるようになってい
る。これら基板受軸24、昇降手段46、48、保持手
段47、近接センサ45等を含んで装置本体44が構成
されている。
【0096】装置本体44上部近傍には、図1に示した
ものと同様の運搬支持手段26が設置されており、この
ベルト81c上部には、図1に示したものと同様の基板
11が載置されている。
【0097】また運搬支持手段26上部近傍には、駆動
部(図示せず)を介して上下方向に駆動される略直方体
板形状をしたベースプレート49aが配設されている。
ベースプレート49aにおける複数個の所定箇所には、
押下軸49bがそれぞれ固定されており、大部分の押下
軸49bは基板受軸24、支持プレート26eの同一軸
上に設定されている。これらベースプレート49a、押
下軸49b等を含んで押下手段49が構成されている。
これら装置本体44、運搬支持手段26、押下手段49
を含んで電子部品挿入装置43が構成されている。
【0098】上記説明から明らかなように、実施の形態
(5)に係る電子部品挿入装置43では、昇降手段46
に保持手段47が上下方向摺動可能に配設されると共に
昇降手段48が取り付けられ、昇降手段48と保持手段
47とが圧縮バネ部材48cを介して接続され、かつ昇
降手段46に複数個の基板受軸24が上向きに立設され
ているので、予め装置20の場合と同様の駆動条件に設
定しておき、昇降手段46を駆動して保持手段94を所
定高さほど上昇させ、基板受け軸24により基板11を
支持する(第1工程)。そしてリード端子12aに挿入
不良がないことが確認された場合、電子部品12の位置
を維持した状態で昇降手段46を駆動して基板受軸24
を下降させた後、昇降手段48を駆動して保持手段47
を下降させる(第2工程)。一方、リード端子12aに
挿入不良があることが確認された場合、昇降手段46を
駆動して電子部品12及び基板受軸24を下降させる
(第3工程)。また昇降手段46には複数個の保持手段
47、昇降手段48及び圧縮バネ部材48cを取り付け
得る。これらにより、図1に示した装置20と略同様の
効果を得ることができる。
【0099】また、運搬支持手段26の近傍に基板11
を押し下げる押下軸49bを備えた押下手段49が上下
方向移動可能に配設されているので、押下手段49を基
板11に押し当てることにより、リード端子12aを挿
入孔11bの奥部まで円滑に挿入することができる。
【0100】また、基板受軸24と押下軸49bとが同
一軸上に設定されているので、押下軸と基板受軸とで基
板11を押圧することにより基板11の変形が矯正さ
れ、記第1及び第2工程の際、挿入孔11bにリード
端子12aを確実に挿入することができる。
【0101】また、昇降手段46の所定箇所に、保持手
段47の相対高さを検出する近接センサ45が配設され
ており、挿入孔11bにリード端子12aが挿入されな
い場合、保持手段47の相対高さが低くなるので、リー
ド端子12aの挿入不良を確実に検知することができ
る。また図9に示した実施の形態(9)に係る電子部品
挿入装置に比べてセンサの必要数が少ないので、コスト
を一層削減することができる。
【0102】図6は実施の形態(6)に係る電子部品挿
入装置を概略的に示した正面断面図であり、図中51a
は直方体板を示している。直方体板51a上部の所定箇
所には柱構造材51bが立設されており、これら直方体
板51a、柱構造材51bを含んでベースプレート51
が構成されている。ベースプレート51の直方体板51
a上部には、例えば多位置形シリンダ、ブレーキ機構付
きシリンダ等のエアシリンダ52aが取り付けられ、エ
アシリンダ52aには2段階駆動のピストンロッド52
bが上下方向摺動可能に配設されている。これらエアシ
リンダ52a、ピストンロッド52bを含んで昇降手段
52が構成されている。
【0103】ベースプレート51における柱構造材51
bには、図5に示したものと同様の保持手段47が上下
方向摺動可能に配設されており、保持手段47上部の所
定箇所には位置決めピン22が立設されている。
【0104】また保持手段47と昇降手段51とは、図
5に示したものと同様のガイド軸48d、圧縮バネ部材
48cを介して接続されている。また柱構造材51b上
部には反射式光電センサ52cが設置されており、この
反射式光電センサ52cにより保持手段47の相対高さ
が検出されるようになっている。これらベースプレート
51、昇降手段52、保持手段47、圧縮バネ部材48
c、反射式光電センサ52c等を含んで装置本体53が
構成されている。
【0105】運搬支持手段26、押下手段49は図5に
示したものと略同様であるので、ここではその構成の詳
細な説明は省略することとする。これら装置本体53、
運搬支持手段26、押下手段49を含んで電子部品挿入
装置50が構成されている。
【0106】上記説明から明らかなように、実施の形態
(6)に係る電子部品挿入装置50では、ベースプレー
ト51に保持手段47が上下方向摺動可能に配設される
と共に昇降手段52が取り付けられ、昇降手段52と保
持手段47とが圧縮バネ部材48cを介して接続され、
かつ昇降手段52が2段階で駆動するように構成されて
いるので、予め装置30の場合と同様の駆動条件に設定
しておき、昇降手段52における1段目の駆動を行って
電子部品12を上昇させる(第1工程)。そしてリード
端子12aに挿入不良がないことが確認された場合、昇
降手段52の2段目の駆動を行って電子部品12をさら
に上昇させる(第2工程)。一方、リード端子12aに
挿入不良があることが確認された場合、昇降手段52の
1段目の駆動を行って電子部品12を下降させる(第3
工程)。またベースプレート51には複数個の保持手段
47、昇降手段52、圧縮バネ部材48cを取り付け得
る。これらにより、装置30と略同様の効果を得ること
ができる。
【0107】また、運搬支持手段26の近傍に基板11
を押し下げる押下軸49bを備えた押下手段49が上下
方向駆動可能に配設されているので、押下手段49を基
板11下部に押し当てることにより、装置43と略同様
の効果を得ることができる。
【0108】また、ベースプレート51の所定箇所に保
持手段47の相対高さを検出する反射式光電センサ52
cが配設されているので、装置43と略同様の効果を得
ることができる。
【0109】図7は実施の形態(7)に係る電子部品挿
入装置を概略的に示した正面断面図であり、図中36c
はピストンロッドを示している。ピストンロッド36c
上部には略直方体板形状をしたベースプレート56dが
取り付けられ、ベースプレート56d下部の所定箇所に
は柱構造材56e、56fが下向きに立設されている。
柱構造材56e、56fの下部には略直方体板形状をし
た下構造材56hが取り付けられており、下構造材56
hの略中央部には開口部56gが形成されている。これ
ら柱構造材56e、56f、下構造材56h等を含んで
構造体56iが構成されている。その他の構成は図3に
示したものと同様であるので、ここではその構成の詳細
な説明は省略することとする。これら基台36a、エア
シリンダ36b、ピストンロッド36c、ベースプレー
ト56d、構造体56iを含んで昇降手段56が構成さ
れている。また構造体56i下部の所定箇所には図3に
示したものと同様の位置決めピン22、基板受軸24が
下向きに立設されている。
【0110】構造体56iの開口部56g内には、正面
視略逆F字形状をした把持ブロック57aが配設され、
把持ブロック57aには例えば電子部品12が下向きに
把持されている。図5に示したものと略同様、把持ブロ
ック57aはスライド部材47c、ボール(図示せ
ず)、ガイド部47dを介して構造体56iに上下方向
摺動可能に係合されている。これら把持ブロック57
a、スライド部材47c、ガイド部47d等を含んで把
持開放手段57が構成されている。
【0111】ベースプレート56d下部の所定箇所に
は、図5に示したものと同様のエアシリンダ48a、ピ
ストンロッド48bが下向きに取り付けられており、こ
れらエアシリンダ48a、ピストンロッド48bを含ん
で昇降手段48が構成されている。またピストンロッド
48b上部とブロック47aとは、ガイド軸58aによ
りガイドされた引張バネ部材58bを介して接続されて
いる。そして引張バネ部材58bの引張作用に基づき、
通常、保持手段47はストッパ58cの下限位置に維持
される一方、リード端子12a、電子部品12を介して
保持手段47に所定以上の押上応力が掛かると、保持手
段47が上方に移動して応力が軽減させられるようにな
っている。
【0112】またベースプレート56d下部における把
持ブロック57a上部近傍には、図5に示したものと同
様の近接センサ45が取り付けられている。これら昇降
手段48、56、把持開放手段57、引張バネ部材58
a、基板受軸24、近接センサ45等を含んで装置本体
55が構成されている。
【0113】把持開放手段57の下方近傍には図5に示
したものと同様の運搬支持手段26が設置され、運搬支
持手段26のベルト81c上部には、プリント配線11
aを下にした態様で基板11が載置されている。
【0114】運搬支持手段26の下部近傍には、図3に
示したものと同様の押上手段39が配設されている。こ
れら装置本体55、運搬支持手段26、押上手段39等
を含んで電子部品挿入装置54が構成されている。
【0115】上記説明から明らかなように、実施の形態
(7)に係る電子部品挿入装置54では、昇降手段56
に把持開放手段57が上下方向摺動可能に配設されると
共に昇降手段48が取り付けられ、昇降手段48と把持
開放手段47とが引張バネ部材58bを介して接続さ
れ、かつ昇降手段56に複数個の基板受軸24が下向き
に立設されているので、予め装置20の場合と同様の駆
動条件に設定しておき、昇降手段56を下降駆動して基
板受軸24を基板11に当接させ、基板11を基板受軸
24及び運搬支持手段26で挟持させる(第1工程)。
そしてリード端子11bに挿入不良がないことが確認さ
れた場合、基板受軸24の位置を維持した状態で昇降手
段48を駆動して電子部品12を所定高さほど下降させ
た後、把持開放手段57を開放して昇降手段48を逆に
上昇させる(第2工程)。一方、リード端子12aに挿
入不良があることが確認された場合、基板受け軸24の
位置を維持した状態で昇降手段48を駆動して電子部品
12を上昇させる(第3工程)。また昇降手段56には
複数個の昇降手段48、把持開放手段57、及び引張バ
ネ部材58bを取り付け得る。これらにより、装置20
と略同様の効果を得ることができる。
【0116】また、運搬支持手段26の近傍に常時上方
に付勢された押上軸39cを備えた押上手段39が上下
方向移動可能に配設されているので、押上手段39を基
板11下部に押し当てることにより、装置35と略同様
の効果を得ることができる。
【0117】また、基板受軸24と押上軸39cとが同
一軸上に設定されているので、基板受軸24と押上軸3
9cとで基板11を押圧することにより、図3に示した
装置35と略同様の効果を得ることができる。
【0118】また、ベースプレート56dの所定箇所に
把持開放手段57の相対高さを検出する近接センサ45
が配設されているので、図5に示した装置43と略同様
の効果を得ることができる。
【0119】図8は実施の形態(8)に係る電子部品挿
入装置を概略的に示した正面断面図であり、図中62a
は基台を示している。基台62a上の両端部には脚部6
2bが立設され、脚部62b上部には直方体板62cが
取り付けられている。直方体板62c下部の所定箇所に
は柱構造材62dが下向きに立設されており、これら直
方体板62c、柱構造材62d等を含んでベースプレー
ト62が構成されている。
【0120】ベースプレート62における直方体板62
c下部の所定箇所には、図6に示したものと同様のエア
シリンダ52a、ピストンロッド52bが下向きに取り
付けられている。これらエアシリンダ52a、ピストン
ロッド52b等を含んで昇降手段52が構成されてい
る。
【0121】ベースプレート62における柱構造材62
dには、図7に示したものと同様の把持開放手段57が
上下方向摺動可能に配設されており、また把持開放手段
57と昇降手段51とは、図7に示したものと同様のガ
イド軸58a、引張バネ部材58bを介して接続されて
いる。把持開放手段57下部の所定箇所には位置決めピ
ン22が下向きに立設されている。また柱構造材62d
下部には図6に示したものと同様の反射式光電センサ5
2cが設置されており、この反射式光電センサ52cに
より把持開放手段57の相対高さが検出されるようにな
っている。これらベースプレート62、昇降手段52、
把持開放手段57、引張バネ部材58b、反射式光電セ
ンサ52c等を含んで装置本体61が構成されている。
【0122】基台62a上における把持開放手段57下
部近傍には、図7に示したものと同様の運搬支持手段2
6が設置されており、このベルト81c上部には基板1
1がプリント配線11aを下向きにした態様で載置され
ている。これら装置本体61、運搬支持手段26を含ん
で電子部品挿入装置60が構成されている。
【0123】上記説明から明らかなように、実施の形態
(8)に係る電子部品挿入装置60では、ベースプレー
ト62に把持開放手段57が上下方向摺動可能に配設さ
れると共に昇降手段52が取り付けられ、昇降手段52
と把持開放手段57とが引張バネ部材58bを介して接
続され、かつ昇降手段52が2段階で駆動されるように
構成されているので、予め装置30の場合と同様の駆動
条件に設定しておき、昇降手段52における1段目の駆
動を行って電子部品12を上昇・停止させる(第1工
程)。そしてリード端子12aに挿入不良がないことが
確認された場合、昇降手段52における2段目の駆動を
行って電子部品12を所定高さほど上昇させた後、把持
開放手段57を逆に下降させる(第2工程)。一方、リ
ード端子12aに挿入不良があることが確認された場
合、昇降手段52における1段目の駆動を行って電子部
品12を下降させる(第3工程)。またベースプレート
62には複数個の昇降手段52、把持開放手段57、及
び引張バネ部材58bを取り付け得る。これらにより、
図4に示した装置40と略同様の効果を得ることができ
る。
【0124】また、ベースプレート62における柱構造
材62dの所定箇所に把持開放手段57の相対高さを検
出する反射式光電センサ52cが配設されているので、
図6に示した装置50と略同様の効果を得ることができ
る。
【0125】なお、図7、図8に示した装置では、昇降
手段48、52と把持開放手段57とが引張バネ部材5
8bを介して接続されている場合について説明したが、
別の実施の形態のものでは、引張バネ部材58bが例え
ば油圧式ショックダンパのようなものであってもよい。
【0126】また、図2、図4、図6、図8に示した装
置では、昇降手段としていずれも多位置形シリンダ、ブ
レーキ機構付きシリンダタイプのものを用いた場合につ
いて説明したが、何らこれに限定されるものではなく、
別の実施の形態のものでは、例えばリミットスイッチを
用いて所定の位置を検出し、供給エアを一時停止させて
もよい。
【0127】また、図1〜図8に示した装置では、いず
れも昇降手段にエアシリンダを用いた場合について説明
したが、何らこれに限定されるものではなく、別の実施
の形態のものでは、油圧シリンダ、モータ等であっても
よい。
【0128】図9は実施の形態(9)に係る電子部品挿
入装置の押下手段及び保持手段近傍を概略的に示した拡
大断面図であり、図中27は図1に示したものと略同様
の押下手段を示している。押下手段27における複数個
の押下軸27c上部には、所定長さの突起部63aが取
り付けられ、突起部63aの周囲には略逆凹字形状をし
たセンサ本体63bが配設されており、センサ本体63
bはブラケット63eを介して押下手段27に取り付け
られている。センサ本体63bの左右両側には発光部6
3c、受光部63dが形成されており、発光部63cに
おいて発光された光が受光部63dにおいて受光される
ようになっている。これら突起部63a、センサ本体6
3b、発光部63c、受光部63d等を含んで透過式光
電センサ63が構成されている。
【0129】図1に示したものと同様に、押下手段27
の下方には基板11が運搬支持手段(図示せず)上に載
置され、基板11の下方には電子部品12が保持手段9
4に保持されている。そして2個のリード端子12aが
挿入孔11bの入口部11fに挿入された場合、破線で
示したように基板11が略水平状に低く維持される。す
ると光が通過するため、押上軸27c、突起部63aの
相対高さが低くいことが受光部63cにおいて検出され
る。一方、リード端子12a’が入口部11fに挿入さ
れなかった場合、実線で示したように基板11はリード
端子12a’により突き上げられる。すると光が突起部
63aによりさえぎられるため、押上軸27c、突起部
63aの相対高さが高いことが受光部63cにおいて検
出される。その他の構成は図1に示したものと同様であ
るので、ここではその構成の詳細な説明は省略すること
とする。これら、透過式光電センサ63、保持手段94
等を含んで実施の形態(9)に係る電子部品挿入装置が
構成されている。
【0130】上記説明から明らかなように、実施の形態
(9)に係る電子部品挿入装置では、押下手段27に押
下軸27cの相対高さを検出する透過式光電センサ63
が取り付けられており、挿入孔11bにリード端子12
a’が挿入されない場合、押下軸27cの相対高さが高
くなるので、リード端子12a’の挿入不良を確実に検
知することができる。また基板11の傾き方向により、
挿入不良のリード端子12a’を迅速に特定することが
できる。
【0131】なお、実施の形態(9)に係る電子部品挿
入装置では、図1に示したものの場合について説明した
が、図2、図3、図7に示したものでも、同様の効果を
得ることができる。
【0132】図10は実施の形態10に係る電子部品挿
入装置の押下手段及び保持手段近傍を概略的に示した拡
大断面図であり、図中27、27cは図1に示したもの
と略同様の押下手段、押下軸を示している。複数個の押
下軸27cは挿入孔11bの垂直軸上に配設されると共
に、ベースプレート27a面上において直線状に配設さ
れている。各押下軸27c上部には複数個の突起部64
aが取り付けられ、各突起部64aの光軸64c上には
貫通孔64bが形成されている。押下手段27上部にお
ける光軸64cの両端部側には、発光部64d、受光部
64eがそれぞれ取り付けられており、これら発光部6
4で、受光部64eを含んでセンサ本体64fが構成さ
れている。一方、押下軸27c下端部には、基板11の
挿入孔11bに挿入可能な所定長さの検知ピン64gが
形成されている。これら検知ピン64g、センサ本体6
4f、突起部64a、貫通孔64bを含んで透過式光電
センサ64が構成されている。
【0133】図1に示したものと同様に、押下手段27
の下方には基板11が運搬支持手段(図示せず)上に載
置され、基板11の下方には電子部品13が保持手段9
4に保持されている。そして例えば2個のリード端子1
3a’が入口部11fに挿入されない場合、リード端子
13a’上の突起部64aにより光軸64cがさえぎら
れるため、検知ピン64g、押上軸27c、突起部63
aの相対高さが低くいことが受光部64eにおいて検出
される。その他の構成は図1に示したものと同様である
ので、ここではその構成の詳細な説明は省略することと
する。これら、透過式光電センサ64、保持手段94等
を含んで実施の形態(10)に係る電子部品挿入装置が
構成されている。
【0134】上記説明から明らかなように、実施の形態
(10)に係る電子部品挿入装置では、押下軸27cの
下端部に基板11の挿入孔11bに挿入可能な所定長さ
の検知ピン64gが形成されており、挿入孔11bにリ
ード端子13a’が挿入されない場合、リード端子13
a’に検知ピン64gが当接し難く、押下軸27cの相
対高さが低くなるので、リード端子13a’の挿入不良
を確実に検知することができる。またリード端子13a
の数に比べてセンサ本体64fの必要数が少なくて済む
ので、コストを削減することができる。
【0135】なお、実施の形態(10)に係る電子部品
挿入装置では、図1に示したものの場合について説明し
たが、図2、図3、図7に示したものでも、同様の効果
を得ることができる。
【0136】図11は実施の形態(11)に係る電子部
品挿入装置の運搬支持手段近傍を概略的に示した断面図
であり、図中81cはベルトを示している。ベルト81
cの側面部には正面視略L字形状をしたガイドプレート
65aが配設され、ガイドプレート65aにおけるベル
ト81c上部近傍には孔部65bが形成されている。こ
れらガイドプレート65a、孔部65b、プーリ81
b、ベルト81c、支持プレート26e等を含んで運搬
支持手段65が構成されている。この運搬支持手段65
のベルト81c上部には基板11が載置されている。
【0137】孔部65b近傍には図6に示したものと略
同様の反射式光電センサ52cが配設されており、反射
式光電センサ52cにより、ベルト81c上部表面と基
板11下面との隙間が検出されるようになっている。す
ると破線で示したように基板11とベルト81cとが密
接している場合、基板11に撓み変形が少ないことが検
知される一方、実線で示したように基板11とベルト8
1cとの間に隙間がある場合、撓み変形が多いことが検
知される。その他の構成は図1に示したものと同様であ
るので、ここではその構成の詳細な説明は省略すること
とする。これら運搬支持手段65、反射式光電センサ5
2c等を含んで、実施の形態(11)に係る電子部品挿
入装置が構成されている。
【0138】上記説明から明らかなように、実施の形態
(11)に係る電子部品挿入装置では、運搬支持手段6
5近傍に運搬支持手段65と基板11との隙間を検出す
るセンサ52cが配設されているので、基板11に変形
があるか否か、また変形がある場合にどの程度の押下圧
力により矯正し得るかを容易に判定することができる。
【0139】なお、実施の形態(11)に係る電子部品
挿入装置では図1に示した場合について説明したが、別
の実施の形態のものでは、図2〜図10に示したもので
あってもよい。
【0140】図示しないが、図1に示した装置本体25
の上部には、ねじ締め機構、爪曲げ機構、ハンダ付け機
構が付設されている。これら装置本体25、運搬支持手
段26、押下手段27、ねじ締め機構、爪曲げ機構、ハ
ンダ付け機構等を含んで実施の形態(12)に係る電子
部品挿入装置が構成されている。
【0141】上記説明から明らかなように、実施の形態
(12)に係る電子部品挿入装置では、ねじ締め機構、
爪曲げ機構、ハンダ付け機構が付設されており、設置が
容易であると共に、基板11の上面にねじ孔13c、爪
12b、リード端子12a、(共に図12)を出し得る
ので、リード端子12aの挿入工程と同時に、ねじ締
め、爪曲げ、ハンダ付け工程を施すことができ、電子部
品12、13の位置ずれを防止し、作業効率の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品挿入装置の実施の形態
(1)を概略的に示した断面図であり、(a)は正面
図、(b)は(a)における丸印近傍を示した拡大図で
ある。
【図2】実施の形態(2)に係る電子部品挿入装置を概
略的に示した正面断面図である。
【図3】実施の形態(3)に係る電子部品挿入装置を概
略的に示した正面断面図である。
【図4】実施の形態(4)に係る電子部品挿入装置を概
略的に示した正面断面図である。
【図5】実施の形態(5)に係る電子部品挿入装置を概
略的に示した正面断面図である。
【図6】実施の形態(6)に係る電子部品挿入装置を概
略的に示した正面断面図である。
【図7】実施の形態(7)に係る電子部品挿入装置を概
略的に示した正面断面図である。
【図8】実施の形態(8)に係る電子部品挿入装置を概
略的に示した正面断面図である。
【図9】実施の形態(9)に係る電子部品挿入装置の押
下手段及び保持手段近傍を概略的に示した拡大断面図で
ある。
【図10】実施の形態(10)に係る電子部品挿入装置
の押下手段及び保持手段近傍を概略的に示した拡大断面
図である。
【図11】実施の形態(11)に係る電子部品挿入装置
の運搬支持手段近傍を概略的に示した断面図である。
【図12】基板に形成された挿入孔に電子部品のリード
端子が挿入され、リード端子とプリント配線、基板と電
子部品が接続・固定された状態を概略的に示した断面図
であり、(a)はリード端子とプリント配線とがハンダ
ごてを用いてハンダ付けされた場合、(b)はリード端
子とプリント配線とがリフロー処理により接続された場
合、(c)は(b)のリフロー処理前における基板と電
子部品とが爪またはねじを介して固定された場合であ
る。
【図13】従来のこの種電子部品挿入装置を概略的に示
した側面図である。
【図14】従来の電子部品挿入装置を用いてリード端子
を挿入孔に挿入する場合を説明するために示した断面図
であり、(a)はリード端子が挿入された場合、(b)
はリード端子が挿入されなかった場合である。
【図15】従来の装置の問題点を改善するために開発し
た電子部品挿入装置を概略的に示した正面断面図であ
る。
【図16】開発した電子部品挿入装置を用いてリード端
子を挿入孔に挿入する場合を説明するために示した断面
図であり、(a)はリード端子が挿入された場合、
(b)はリード端子が挿入されなかった場合をそれぞれ
示している。
【符号の説明】
11 基板 11b 挿入孔 12 電子部品 12a リード端子 20 電子部品挿入装置 21、23 昇降手段 24 基板受軸 26 運搬支持手段 27 押下手段 94 保持手段

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品のリード端子が挿入される挿入
    孔が形成された基板を運搬支持する運搬支持手段と、該
    運搬支持手段の下方に配設された第1の昇降手段と、該
    第1の昇降手段に取り付けられ、前記電子部品を前記リ
    ード端子が上向きとなるように保持する保持手段とを備
    えた電子部品挿入装置であって、前記第1の昇降手段に
    第2の昇降手段が取り付けられ、該第2の昇降手段に複
    数個の基板受軸が上向きに立設されていることを特徴と
    する電子部品挿入装置。
  2. 【請求項2】 電子部品のリード端子が挿入される挿入
    孔が形成された基板を運搬支持する運搬支持手段と、該
    運搬支持手段の下方に配設された第1の昇降手段と、該
    第1の昇降手段に取り付けられ、前記電子部品を前記リ
    ード端子が上向きとなるように保持する保持手段とを備
    えた電子部品挿入装置であって、前記第1の昇降手段が
    2段階で駆動されるように構成されていることを特徴と
    する電子部品挿入装置。
  3. 【請求項3】 電子部品のリード端子が挿入される挿入
    孔が形成された基板を運搬支持する運搬支持手段と、該
    運搬支持手段の上方に配設された第1の昇降手段と、該
    第1の昇降手段に取り付けられ、前記電子部品を前記リ
    ード端子が下向きとなるように把持すると共に前記リー
    ド端子が前記挿入孔に挿入された後に前記電子部品を開
    放する把持開放手段とを備えた電子部品挿入装置であっ
    て、前記第1の昇降手段に第2の昇降手段が取り付けら
    れ、該第2の昇降手段に複数個の基板受軸が下向きに立
    設されていることを特徴とする電子部品挿入装置。
  4. 【請求項4】 電子部品のリード端子が挿入される挿入
    孔が形成された基板を運搬支持する運搬支持手段と、該
    運搬支持手段の上方に配設された第1の昇降手段と、該
    第1の昇降手段に取り付けられ、前記電子部品を前記リ
    ード端子が下向きとなるように把持すると共に前記リー
    ド端子が前記挿入孔に挿入された後に前記電子部品を開
    放する把持開放手段とを備えた電子部品挿入装置であっ
    て、前記第1の昇降手段が2段階で駆動されるように構
    成されていることを特徴とする電子部品挿入装置。
  5. 【請求項5】 電子部品のリード端子が挿入される挿入
    孔が形成された基板を運搬支持する運搬支持手段と、該
    運搬支持手段の下方に配設された第1の昇降手段と、該
    第1の昇降手段に取り付けられ、前記電子部品を前記リ
    ード端子が上向きとなるように保持する保持手段とを備
    えた電子部品挿入装置であって、前記第1の昇降手段に
    前記保持手段が上下方向摺動可能に配設されると共に第
    2の昇降手段が取り付けられ、該第2の昇降手段と前記
    保持手段とが圧縮バネ部材を介して接続され、かつ前記
    第1の昇降手段に複数個の基板受軸が上向きに立設され
    ていることを特徴とする電子部品挿入装置。
  6. 【請求項6】 電子部品のリード端子が挿入される挿入
    孔が形成された基板を運搬支持する運搬支持手段と、該
    運搬支持手段の下方に配設されたベースプレートと、前
    記電子部品を前記リード端子が上向きとなるように保持
    する保持手段とを備えた電子部品挿入装置であって、前
    記ベースプレートに前記保持手段が上下方向摺動可能に
    配設されると共に第2の昇降手段が取り付けられ、該第
    2の昇降手段と前記保持手段とが圧縮バネ部材を介して
    接続され、かつ前記第2の昇降手段が2段階で駆動する
    ように構成されていることを特徴とする電子部品挿入装
    置。
  7. 【請求項7】 電子部品のリード端子が挿入される挿入
    孔が形成された基板を運搬支持する運搬支持手段と、該
    運搬支持手段の上方に配設された第1の昇降手段と、該
    第1の昇降手段に取り付けられ、前記電子部品を前記リ
    ード端子が下向きとなるように把持すると共に前記リー
    ド端子が前記挿入孔に挿入された後に前記電子部品を開
    放する把持開放手段とを備えた電子部品挿入装置であっ
    て、前記第1の昇降手段に前記把持開放手段が上下方向
    摺動可能に配設されると共に第2の昇降手段が取り付け
    られ、該第2の昇降手段と前記把持開放手段とが引張バ
    ネ部材を介して接続され、かつ前記第1の昇降手段に複
    数個の基板受軸が下向きに立設されていることを特徴と
    する電子部品挿入装置。
  8. 【請求項8】 電子部品のリード端子が挿入される挿入
    孔が形成された基板を運搬支持する運搬支持手段と、該
    運搬支持手段の上方に配設されたベースプレートと、前
    記電子部品を前記リード端子が下向きとなるように把持
    すると共に前記リード端子が前記挿入孔に挿入された後
    に前記電子部品を開放する把持開放手段とを備えた電子
    部品挿入装置であって、前記ベースプレートに前記把持
    開放手段が上下方向摺動可能に配設されると共に第2の
    昇降手段が取り付けられ、該第2の昇降手段と前記把持
    開放手段とが引張バネ部材を介して接続され、かつ前記
    第2の昇降手段が2段階で駆動されるように構成されて
    いることを特徴とする電子部品挿入装置。
  9. 【請求項9】 前記運搬支持手段の近傍に常時下方に付
    勢された押下軸を備えた押下手段が上下方向駆動可能に
    配設されていることを特徴とする請求項1記載の電子部
    品挿入装置。
  10. 【請求項10】 前記運搬支持手段の近傍に常時下方に
    付勢された押下軸を備えた押下手段が上下方向駆動可能
    に配設されていることを特徴とする請求項2記載の電子
    部品挿入装置。
  11. 【請求項11】 前記運搬支持手段の近傍に常時上方に
    付勢された押上軸を備えた押上手段が上下方向駆動可能
    に配設されていることを特徴とする請求項3記載の電子
    部品挿入装置。
  12. 【請求項12】 前記運搬支持手段の近傍に前記基板を
    押し下げる押下軸を備えた押下手段が上下方向駆動可能
    に配設されていることを特徴とする請求項5記載の電子
    部品挿入装置。
  13. 【請求項13】 前記運搬支持手段の近傍に前記基板を
    押し下げる押下軸を備えた押下手段が上下方向駆動可能
    に配設されていることを特徴とする請求項6記載の電子
    部品挿入装置。
  14. 【請求項14】 前記運搬支持手段の近傍に常時上方に
    付勢された押上軸を備えた押上手段が上下方向移動可能
    に配設されていることを特徴とする請求項7記載の電子
    部品挿入装置。
  15. 【請求項15】 前記基板受軸と前記押上軸または前記
    押下軸とが同一軸上に設定されていることを特徴とする
    請求項9、11、12、14のいずれかの項に記載の電
    子部品挿入装置。
  16. 【請求項16】 前記押下手段または前記押上手段に、
    前記押下軸または前記押上軸の相対高さを検出するセン
    サが取り付けられていることを特徴とする請求項9〜1
    1のいずれかの項に記載の電子部品挿入装置。
  17. 【請求項17】 前記押下軸の下端部または前記押上軸
    の上端部に、前記基板の挿入孔に挿入可能な所定長さの
    検知ピンが形成されていることを特徴とする請求項16
    記載の電子部品挿入装置。
  18. 【請求項18】 前記第1の昇降手段、前記第2の昇降
    手段または前記ベースプレートの所定箇所に、前記保持
    手段または前記把持開放手段の相対高さを検出するセン
    サが配設されていることを特徴とする請求項5〜8、1
    2〜14のいずれかの項に記載の電子部品挿入装置。
  19. 【請求項19】 前記運搬支持手段近傍に該運搬支持手
    段と前記基板との隙間を検出するセンサが配設されてい
    ることを特徴とする請求項1〜18のいずれかの項に記
    載の電子部品挿入装置。
  20. 【請求項20】 ねじ締め機構及び/または爪曲げ機構
    及び/またはハンダ付け機構が装置上部に付設されてい
    ることを特徴とする請求項1、2、5、6、9、10、
    12、13のいずれかの項に記載の電子部品挿入装置。
  21. 【請求項21】 前記保持手段に前記電子部品を保持さ
    せ、前記リード端子の先端部が前記挿入孔の入口部に挿
    入された際、前記基板受け軸の先端部が前記基板に当接
    するように前記第1及び前記第2の昇降手段の相対位置
    を設定し、前記第1の昇降手段を駆動して前記電子部品
    及び前記基板受軸を所定高さほど上昇させ、前記第2の
    昇降手段を駆動して前記基板受軸を下降させた後、前記
    第1の昇降手段を下降させることを特徴とする請求項1
    記載の電子部品挿入装置の使用方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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