JP2000216450A - 圧電トランスの駆動方法及びこの駆動方法を用いた圧電トランス電力変換装置 - Google Patents

圧電トランスの駆動方法及びこの駆動方法を用いた圧電トランス電力変換装置

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JP2000216450A
JP2000216450A JP11012923A JP1292399A JP2000216450A JP 2000216450 A JP2000216450 A JP 2000216450A JP 11012923 A JP11012923 A JP 11012923A JP 1292399 A JP1292399 A JP 1292399A JP 2000216450 A JP2000216450 A JP 2000216450A
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Kazumasa Onishi
一正 大西
Katsutoshi Sakurai
勝利 櫻井
Yoshiro Tomikawa
義朗 富川
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の圧電トランスを用いた電力変換装置で
は、共振点又は反共振点に駆動周波数を設定するもので
あるが、電力変換効率を最大とするものではなかった。 【解決手段】 圧電トランスの駆動周波数を圧電トラン
ス31の共振周波数frと反共振周波数faの間に、よ
り好ましくは共振周波数frと反共振周波数faの中間
周波数(fr+fa)/2に設定することにより、電力
変換装置の電力変換効率を最大とすることができる。こ
の際、駆動周波数制御手段35において、アドミタンス
|Y|の位相φが最小となる最小位相周波数f3に駆動
周波数を追尾させることにより、駆動周波数を共振周波
数frと反共振周波数faの中間周波数(fr+fa)
/2に設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電トランスを用
いた電力変換装置に係わり、特に電力変換効率を高効率
とする圧電トランス駆動方法及びこの駆動方法を用いた
電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧電トランスを用いた電力変換装
置としては、例えば特許第2767730号掲載公報や
特開平9−237684号公報などに記載されたものが
ある。前記特許第2767730号掲載公報には、「セ
ラミックトランスを用いた冷陰極管の駆動方式」に関す
る発明が記載されている。この圧電トランス駆動装置
は、点灯の前後において負荷インピーダンスが変動する
冷陰極管に対し、発振周波数を制御してセラミックトラ
ンスの昇圧比を高く設定することにより、冷陰極管の点
灯及び調光を行なうというものである。
【0003】一方、特開平9−237684号公報に記
載のものは、基本的に圧電トランスの駆動周波数を圧電
トランスの共振周波数に追従させるものである。点灯の
前後において冷陰極管の負荷インピーダンスの変化に伴
って前記共振周波数が変動するが、圧電トランスの入力
電圧信号と出力電圧信号との位相差を検出し、この位相
差を所定の値(90°)になるように制御することによ
り、変動後の共振周波数に前記圧電トランスの駆動周波
数を追従させるというものである。また入力電圧の変動
に対しては、冷陰極管電流の変化に応じて駆動周波数を
圧電トランスの共振周波数からずらすことによって、冷
陰極管に印加する電圧を調整して冷陰極管電流を一定に
することにより、冷陰極管の輝度を一定に維持するとい
うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特許第27677
30号掲載公報に記載の発明は、発振周波数を制御する
ことによって冷陰極管の輝度を調整している。この制御
は圧電トランスの電力変換効率を高めることにはならな
い。
【0005】また特開平9−237684号公報に記載
された発明は、圧電トランスの駆動周波数を共振周波数
に追従させて圧電トランスの電力効率を高めることを基
本的姿勢とするものであるが、実際には圧電トランスの
電力変換効率を最大とする効率ピーク周波数と前記共振
周波数とは一致しない場合が多い。よって、単に駆動周
波数を共振周波数に追従させるだけでは、必ずしも圧電
トランスの電力変換効率を高めることができないという
問題がある。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、常に電力変換効率を最大とすることが可能
な圧電トランスの駆動方法及びこの駆動方法を用いた圧
電トランス電力変換装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧電トランス
と、所定の駆動周波数を発生する発振手段と、この駆動
周波数からなる駆動信号を前記圧電トランスに供給する
駆動手段と、負荷に流れる電流を検出する出力電流検出
手段と、前記発振手段と駆動手段との間に設けられ且つ
前記出力電流検出手段の出力に基づいて負荷に供給され
る電力が一定となるように前記駆動信号に所定の制御を
加える電力調整手段と、前記駆動手段から出力された駆
動信号が所定の駆動周波数となるように前記発振手段を
制御する駆動周波数制御手段と、からなる圧電トランス
の駆動方法又は圧電トランス電力変換装置であって、振
動子の等価回路における直列回路の共振周波数と、同じ
く振動子の等価回路における並列回路の共振周波数(反
共振周波数)との間の周波帯域を前記圧電トランスの駆
動周波数としたことを特徴とするものである。
【0008】上記において、前記圧電トランスの駆動周
波数が、前記共振周波数と反共振周波数の中間周波数に
設定されることが好ましい。
【0009】本発明では、圧電トランスの電力変換効率
が最大となる駆動周波数として、圧電トランスの共振周
波数又は反共振周波数を追尾させるという従来の認識を
改め、共振周波数と反共振周波数の間の周波数領域、よ
り好ましくは共振周波数と反共振周波数との中心にある
中間周波数に設定することにより、常に圧電トランスの
電力変換効率を最大にできるようにしたものである。
【0010】より具体的には、前記駆動周波数制御手段
は、駆動周波数が前記アドミタンスの最低位相周波数を
追尾するように制御するものが好ましい。
【0011】すなわち、電力変換効率を最大とする圧電
トランスの駆動周波数(効率ピーク周波数)は、アドミ
タンスの位相が最小となる周波数(最低位相周波数)と
ほぼ一致することから、駆動周波数が最低位相周波数を
追尾するように設定することにより、常に圧電トランス
の電力変換効率を最大とすることができる。従って、例
えば圧電トランスの駆動中に発熱等により、圧電トラン
スのアドミタンスが変化したときには、共振周波数及び
反共振周波数が変化する場合があるが、この場合にも駆
動周波数が最低位相周波数を追尾するように設定してお
くことにより、常に最大効率で電力変換をすることがで
きる。
【0012】また、圧電トランスの等価回路を以下の通
り設定し、 入力側となる電気/機械変換部(T1)および出力側
となる機械/電気変換部(T2)、 前記電気/機械変換部(T1)の1次側に並列接続さ
れた第1の制動容量(|Cd1|)および前記機械/電気
変換部(T2)の2次側に並列接続された第2の制動容
量(|Cd2|)、 前記1次側の入力部に直列接続された第1の誘電体損
失(δ1′/ω|Cd1|)および前記第1の制動容量
(|Cd1|)に並列接続された第2の誘電体損失(1/
ω|Cd1|δ1)と、前記2次側の出力部に直列接続さ
れた第3の誘電体損失(δ2′/ω|Cd2|)および前
記第2の制動容量(|Cd2|)に並列接続された第4の
誘電体損失(1/ω|Cd2|δ2)、 前記電気/機械変換部(T1)と前記機械/電気変換
部(T2)との間で直列に設けられたインダクタ
(m)、キャパシタ(1/s)及び抵抗(rm′)、前
記等価回路を、発振手段(32)と、電力調整手段(3
3)と、駆動手段(34)と、駆動周波数制御手段(3
5)と、出力電流検出手段(36)とからなる電力変換
装置(30)に組み入れ、この組み入れた電力変換装置
全体から各要素の回路定数が決められていることが好ま
しい。
【0013】本発明では、新たな圧電トランスの等価回
路を提案し、この等価回路を基礎として、圧電トランス
を測定して得た回路定数を前記等価回路を構成する各要
素(素子)に割り振ることにより、より実際の圧電トラ
ンスに適合する等価回路を得ることができる。
【0014】そして、このようにして得た圧電トランス
の等価回路を、この圧電トランスを組み入れた装置(例
えば、電力変換装置)に適用することにより、装置全体
を線形的な回路で構成することができるため、シミュレ
ーション解析等が可能となり、よって装置の設計を容易
に行なえるようなる。
【0015】すなわち、従来の圧電トランスの等価回路
を基礎とする測定系では、圧電トランスを測定して得た
回路定数を最良な形で従来の等価回路を構成する各要素
に割り振ることができないが、新たな圧電トランスの等
価回路を測定系の基礎に置くことにより、そのような問
題は解消され、より精度の高い圧電トランスの等価回路
を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、第1の圧電トランスとその測定
系を示す図、図2ないし図4は図1の測定系における測
定結果を示し、図2はアドミタンス特性の絶対値と位相
の周波数特性図、図3は昇圧比と効率の周波数特性図、
図4は動アドミタンスループを示す図である。
【0017】図1に示す圧電トランス1は、薄板状の圧
電振動子2からなり、その表面には入力電極3a,3b
および圧電振動子2の中央部に図示Y方向に伸びる出力
電極3cがそれぞれ印刷されている。なお、圧電振動子
2の裏面には、入力電極3a,3bと同様の入力電極3
a′,3b′が印刷されている。入力電極3aと3a′
に挟まれた左端部2aおよび入力電極3bと3b′に挟
まれた右端部2bの誘電分極方向はともに図示Z1方向
である。また、入力電極3aと出力電極3c間の左胴部
2cの誘電分極方向は図示X1方向であり、入力電極3
b部と出力電極3c間の右胴部2dの誘電分極方向は図
示X2方向である。従って、入力電極3aと3a′に挟
まれた左端部2aおよび入力電極3bと3b′に挟まれ
た左端部2bが圧電トランス1の1次側(入力側)に相
当し、出力電極3cを挟んで左胴部2cと右胴部2dが
圧電トランスの2次側(出力側)に相当する。
【0018】前記入力電極3a,3bと入力電極3
a′,3b′の間には、交流駆動信号源Eが接続されて
おり、この交流駆動信号源Eから所定の駆動電力が圧電
振動子2に供給される。また前記出力電極3cと入力電
極3a′,3b′との間には、負荷抵抗R1が接続され
ている。すなわち、入力電極3a′,3b′は共通アー
スに相当する。なお、前記負荷抵抗R1は、圧電振動子
2の出力インピーダンスとマッチングさせた整合負荷で
ある。
【0019】前記圧電振動子2は、X方向に所定の間隔
で3箇所に並設されたシリコンゴムなどからなる支持手
段(図示せず)により、Z1方向およびZ2方向から弾
性的に支持されている。すなわち、3次ローゼンタイプ
の圧電振動子である。
【0020】前記交流駆動信号源Eより長さ方向で決ま
る固有周波数の電圧を圧電振動子の左端部2aおよび右
端部2bに加えると、電歪効果により、長さ方向への強
い振動が発生する。それによって長さ方向に分極された
左胴部2cおよび右胴部2dを介し、電歪効果により高
い電圧が電極3cに発生する。
【0021】図2は、図1に示した圧電振動子2の入力
側を、例えばデジタルパワーメーターなどの測定手段を
用いて共振周波数近傍における圧電振動子2のアドミタ
ンス|Y|(ms)(●印)と位相φ(deg.)(△
印)との測定結果であり、同図中符号f1はアドミタン
ス|Y|の最大値|Y|maxの周波数(以下、アドミタ
ンス最大周波数という)、符号f2はアドミタンス|Y
|の最小値|Y|minの周波数(以下、アドミタンス最
小周波数という)、および符号f3は位相φの最小値φ
minの周波数(以下、最小位相周波数という)をそれぞ
れ示している。図2に示すように、f1は94KHz、
f2は100KHz、f3は97KHz程度であること
がわかる。
【0022】次に、図3は圧電トランス(圧電振動子)
1の1次側入力電圧Vinに対する2次側出力電圧Vout
の比である昇圧比ξ(=Vout/Vin)(△印)と、1
次側入力電力Pin(=Vin×Iin×cosθ:θはVinと
Iinの位相差)に対する2次側入出力電力Pout(=Vo
ut2/R1)の比である効率η(=Pout/Pin×10
0)(●印)を共振周波数近傍で測定し、これをプロッ
トしたものである。図3に示すように、昇圧比ピーク周
波数fξは95KHzで昇圧比ξが13、効率ピーク周
波数fηは97KHzで効率ηが97%程度であること
がわかる。
【0023】また、図2および図3を見比べると、効率
ピーク周波数fηと昇圧比ピーク周波数fξとが一致し
ていないことがわかる。さらに、効率ピーク周波数fη
と最小位相周波数f3とはほぼ一致することを確認でき
る。
【0024】図4は、上記アドミタンスY(ms)の実
数部(コンダクタンスG(ms))と虚数部(サセプタ
ンスB(ms))をそれぞれ横軸及び縦軸としてプロッ
トしたものであり、この座標系では同図に示すような動
アドミタンスループL1が形成される。同図において、
符号f1,f2およびf3は、それぞれ上述のアドミタ
ンス|Y|最大周波数、アドミタンス|Y|最小周波
数、およびアドミタンス位相の最小値の周波数の位置を
それぞれ示している。また符号frは圧電トランスの共
振周波数の位置を、符号faは反共振周波数の位置をそ
れぞれ示している。さらに、符号fη及びfξはそれぞ
れ効率ピーク周波数及び昇圧比ピーク周波数の位置を示
している。また符号A1は零点(G=0,B=0)とア
ドミタンス最大周波数f1およびアドミタンス最小周波
数f2とを結ぶ直線、符号A2は零点と共振周波数fr
および反共振周波数faとを結ぶ直線であり、横軸(コ
ンダクタンスG)と各直線A1,A2とが作る角が位相
φ(=tan-1(B/G))を示している。そして、動
アドミタンスループL1と接線A3とが作る角が位相φ
の最小値φminであり、このときの周波数が最小位相周
波数f3である。
【0025】図4に示すように、共振周波数frと昇圧
比ピーク周波数fξとがほぼ一致することがわかる。さ
らに効率ピーク周波数fηは、共振周波数frと反共振
周波数faとほぼ中間(fr+fa)/2に位置し、最
小位相周波数f3とほぼ一致することを確認できる。
【0026】ここで、共振周波数及び反共振周波数を明
らかにしておく。日本電子材料工業会標準規格EMAS
−6100の規定によれば、共振周波数とは、振動子の
等価回路における直列回路の共振周波数(直列共振周波
数)を意味する場合と、振動子の電極間アドミタンス又
はインピーダンスが零位相になる2つの周波数のうち、
低い方の周波数を意味する場合とがあるが、本願にける
共振周波数は前者の意味である。同じく反共振周波数と
は、振動子の等価回路における並列回路の共振周波数
(並列共振周波数)を意味する場合と、振動子の電極間
アドミタンス又はインピーダンスが零位相になる2つの
周波数のうち、高い方の周波数を意味する場合とがある
が、本願にける反共振周波数は前者の意味である。
【0027】次に、図5ないし図8に示す第2の圧電ト
ランスについて説明する。図5は第2の圧電トランス1
0とその測定系を示す図、図6ないし図8は図5の測定
系における測定結果を示し、図6はアドミタンスの絶対
値と位相の周波数特性図、図7は昇圧比と効率の周波数
特性図、図8は動アドミタンスループを示す図である。
【0028】図5に示すように、圧電トランス10を構
成する圧電振動子12は、中央線を挟んで図示X1方向
が1次側であり、図示X2方向が2次側である。1次側
である左端部12aの誘電分極方向はZ1方向であり、
右端部12bの誘電分極方向はX2方向である。そし
て、1次側左端部12aの両面には、入力電極13aお
よび13a′が印刷されている。そして、この入力電極
13aと入力電極13a′に交流駆動信号源Eが接続さ
れている。また出力電極13cは、2次側右端部12b
の端面に印刷されており、この出力電極13cと入力電
極13a′との間に整合負荷R2が接続されている。
【0029】図5に示される圧電振動子12は、X方向
の2箇所に並設された図示しない支持手段によりZ1お
よびZ2方向から弾性的に支持されており、いわゆる2
次ローゼン系タイプの圧電振動子である。
【0030】前記交流駆動信号源Eより長さ方向で決ま
る固有周波数の電圧を圧電振動子12の1次側左端部1
2aに加えると、電歪効果により、長さ方向への強い振
動が発生する。それによって長さ方向に分極された2次
側の右端部12bを介し、電歪効果により高い電圧が電
極13cに発生する。
【0031】図6に示すアドミタンスの絶対値と位相の
周波数特性図では、●印がアドミタンス|Y|を、△印
が位相φを示している。図6では、アドミタンス最大周
波数f1が66KHz、アドミタンス最小周波数f2が
70KHz程度であり、最小位相周波数f3が68KH
z程度であることがわかる。
【0032】図7に示す昇圧比と効率の周波数特性図で
は、●印が効率ηを、△印が昇圧比ξを示している。図
7を調べると、効率ピーク周波数fηが68.0KH
z、昇圧ピーク周波数fξが67.8KHz程度であ
り、両者はほぼ同じ周波数であることを確認できる。ま
た図6および図7から、効率ピーク周波数fηと最小位
相周波数f3とがほぼ同じ周波数であることを確認でき
る。
【0033】また、図8に示すように第2の圧電トラン
ス10の動アドミタンスループL2は、上記図2に示し
た第1の圧電トランス1の動アドミタンスループL1に
比べ小さな動アドミタンスループL2となっている。そ
して、図8において高率ピーク周波数fηは、共振周波
数frと反共振周波数faとの間のほぼ中間(fr+f
a)/2に位置することを確認できる。
【0034】次に、第3の圧電トランスについて説明す
る。図9は、第3の圧電トランスとその測定系を示す
図、図10ないし図12は図9の測定系における測定結
果を示し、図10はアドミタンスと位相の周波数特性
図、図11は昇圧比と効率の周波数特性図、図12は動
アドミタンスループを示す図である。
【0035】図9に示す第3の圧電トランス20は、圧
電振動子22全体が図示Z1方向に誘電分極されてお
り、1次側となるX1方向の左端部22aの上下両面に
入力電極23a,23a′が、2次側となるX2方向の
右端部22bの上下両面に出力電極23b,23b′が
それぞ印刷されている。1次側の入力電極23a,23
a′間に交流駆動信号源Eが接続され、2次側の出力電
極23b,23b′間に整合負荷R3が接続されてい
る。
【0036】入力電極23a,23a′間に交流駆動信
号源Eから所定の駆動信号が加えられると、圧電振動子
22全体が一体としてZ1方向およびZ2方向に振動す
ることから、板厚方向への圧電振動子22全体の膨張お
よび収縮が繰り返される。なお、この第3の圧電トラン
スは、右端部(1次側)22aと出力電極23b(2次
側)との誘電分極方向が同じであるため、昇圧比ξはξ
=1である。
【0037】図10に示すアドミタンスと位相の周波数
特性図では、●印が位相φを、△印がアドミタンス|Y
|を示しており、最小位相周波数f3が66.5KH
z、アドミタンス最大周波数f1が65KHz、アドミ
タンス最小周波数f2が68KHz程度であることがわ
かる。
【0038】一方、図11に示す昇圧比と効率の周波数
特性図では、●印が効率ηを、△印が昇圧比ξを示して
おり、効率ピーク周波数fηは66.5KHz、昇圧比
ピーク周波数fξが65.5KHz程度であることがわ
かる。
【0039】上記図10及び図11から、この第3の圧
電トランスにおいても、効率ピーク周波数fηと最小位
相周波数f3とが一致することを確認できる。そして、
図12に示す動アドミタンスループL3では、効率ピー
ク周波数fηが、共振周波数frと反共振周波数faと
の間のほぼ中間周波数(fr+fa)/2に位置するこ
とを確認できる。
【0040】以上の第1ないし第3圧電トランス1,1
0及び20に関する測定結果から、圧電振動子の駆動周
波数を共振周波数frと反共振周波数faとの間の周波
数帯域に設定することにより、より好ましくは圧電振動
子の駆動周波数を共振周波数frと反共振周波数faと
の間の中間(fr+fa)/2に設定することにより、
圧電トランスの効率ηをより向上させることができるこ
とがわかる。
【0041】また、駆動周波数を圧電振動子の共振周波
数frと反共振周波数faとの間の中間に設定するに
は、駆動周波数を圧電振動子のアドミタンス|Y|の最
小位相周波数fφに設定すればよいことがわかる。
【0042】以下には、上述の測定結果を基とした圧電
トランスを用いた電力変換装置についての説明をする。
図13は、本発明における圧電トランスを用いた電力変
換装置を示すブロック図である。図13に示すように、
圧電トランスを用いた電力変換装置30は、圧電トラン
ス(圧電振動子)31、発振手段32、電力調整手段3
3、駆動手段34、駆動周波数制御手段35および出力
電流検出手段36などのブロックから構成されている。
【0043】圧電トランス31は、上述の図1又は図5
若しくは図9に示した圧電振動子2又は12若しくは2
2が用いられている。圧電トランス31の1次側の入力
端子31aは、駆動手段34の出力部34bと接続され
ている。また駆動手段34の出力部34cは、駆動周波
数制御手段35の入力部35aに接続されており、その
出力部35bは発振手段32の制御入力部32aに接続
されている。駆動周波数制御手段35は、駆動手段34
の出力部34bから出力される駆動信号の駆動周波数を
監視し、駆動周波数が常に最小位相周波数fηとなるよ
うに、例えばPLL回路などから構成されている。した
がって、発振手段32の駆動周波数は、圧電トランス3
1のアドミタンス最小位相周波数fηに設定されてい
る。
【0044】圧電トランス31の2次側の出力端子31
bには、負荷Rが接続され、またこの負荷Rとアース
(0ボルト基準)との間には、電流検出用抵抗r1が接
続されている。前記電流検出用抵抗r1は低抵抗であ
り、圧電トランス31とグランドGND間に流れる電
流、即ち負荷Rに流れる出力電流Ioutをこの電流検出
用抵抗r1の端子間電圧として出力する。そして、この
電流検出用抵抗r1の出力電圧Vdは、出力電流検出手
段36に入力される。なお、負荷Rに並列にシャント抵
抗を設け、このシャント抵抗の電圧降下を出力電流検出
手段36に入力するものであってもよい。
【0045】出力電流検出手段36では、所定の基準電
圧と前記電流検出用抵抗の出力電圧Vdとの比較を行な
い、例えば基準電圧よりも出力電圧Vdが低い場合に
は、0(ボルト)を出力し、反対に出力電圧Vdの方が
基準電圧よりも高い場合には所定の電圧(例えば+10
ボルト)を出力する。そして、このような出力電流検出
手段36の出力は、電力調整手段33に入力されてい
る。
【0046】前記電力調整手段33は、発振手段32と
駆動手段34の間に設けられている。すなわち、発振手
段32の駆動信号と出力電流検出手段36の出力とを入
力とし、駆動信号に所定の処理を施して駆動手段34に
出力するものである。ここで所定の処理とは、例えば出
力電流検出手段36の出力に応じて前記駆動信号のデュ
ーティ比を変えるPWM制御などである。
【0047】以上のような圧電トランスを用いた電力変
換装置30では、圧電トランス31の駆動周波数は、常
に最小位相周波数f3を追尾するため、常に高い効率η
で動作させることができる。
【0048】また、負荷Rに変動が生じた場合には、そ
の負荷Rに流れる電流IOUTを出力電流検出用抵抗r1
によって変換された出力電圧Vdを、出力電流検出手段
36を介して電力調整手段33においてPWM制御し、
駆動信号のデューティ比を変えて圧電トランスの2次側
出力電力を調整することができる。よって、駆動周波数
は最小位相周波数f3に設定された状態に保持されるた
め、圧電トランス31を高効率状態に維持することがで
きる。
【0049】以下では、上記圧電トランスの等価回路に
関して説明する。図14は従来の圧電トランスの設計に
おいて想定されている第1の等価回路を示す並列誘電体
損失モデル、図15は従来の圧電トランスの設計におい
て想定されている第2の等価回路を示す直列誘電体損失
モデル、図16は本発明において提案する圧電トランス
の新たな等価回路を示す直並列誘電体損失モデル、図1
7は図16の等価回路を用いたシミュレーション解析に
よる効率と昇圧比の計算結果、同様に図18はシミュレ
ーション解析によるアドミタンスループの計算結果を示
している。
【0050】従来より、圧電振動子の駆動回路を有する
装置、例えば上記のような圧電トランスを用いた電力変
換装置を設計する段階においては、圧電トランス自体を
等価回路として表わし、この等価回路に所定の数値を当
て嵌め、コンピュータのソフトウエアによるシミュレー
ション解析が試みられる。この場合、従来の圧電トラン
スの等価回路としては、例えば図14に示される並列誘
電体損失モデルや図15に示される直列誘電体損失モデ
ルなどが使用されている。
【0051】図14に示す並列誘電体損失モデルでは、
誘電体損失1/ω|Cd1|tanδ 1及び1/ω|Cd2
|tanδ2が各々入力側と出力側に並列に挿入されて
いる。一方、図15に示す直列誘電体損失モデルでは、
誘電体損失δ1′/ω|Cd1|及びδ2′/ω|Cd2|が
各々入力側と出力側に直列に挿入されている。
【0052】上記並列誘電体損失モデル(図14)や直
列誘電体損失モデル(図15)で示される等価回路を用
いたシミュレート解析では、圧電トランスの効率ピーク
周波数に関する実測値と一致しない。
【0053】そこで、本願発明者は、新たな等価回路を
見い出し、その等価回路を用いたシミュレーション解析
を行なったので、その結果を以下に示す。図16に示す
圧電トランスの等価回路(直並列誘電体損失モデル)
は、回路の入力側(図示左端側)と出力側(右端側)が
それぞれ第1のトランス(入力側の電気/機械変換部)
1および第2のトランス(出力側の機械/電気変換
部)T2で結合されている。そして、第1のトランスT1
の1次巻線側に誘電体損失δ1′/ω|Cd1|が直列に
挿入され、且つ誘電体損失1/ω|Cd1|δ1が並列に
それぞれ挿入されている。また第2のトランスT2の2
次巻線側に誘電体損失δ2′/ω|Cd2|が直列に、誘
電体損失1/ω|Cd2|δ2が並列にそれぞれ挿入され
ている。そして、第1のトランスT1の2次巻線と第2
のトランスT2の1次巻線との間にインダクタm,キャ
パシタ1/sおよび抵抗rm′が挿入された回路で構成
されている。
【0054】図17に示す効率と昇圧比の計算結果は、
上記図3に示す効率と昇圧比の実測値に対応するもので
あり、同様に図18に示すアドミタンスループの計算結
果が上記図4に示すアドミタンスループL1に対応して
いる。
【0055】図17に示すように、このシミュレーショ
ンの計算では、昇圧比ξは13、昇圧比ピーク周波数f
ξは95KHz、効率ηは95%、効率ピーク周波数f
ηが96KHz程度であることがわかり、これは上記図
3で得られた測定値(ξ=13,fξ=95KHz,η
=97%,fη=97KHz)にほぼ一致することがわ
かる。
【0056】一方、図18と図4とを見比べると、図1
8に示すアドミタンスループLsが上記図4に示すアド
ミタンスループL1にほぼ一致することを確認できる。
なお、このシミュレーション解析においては、誘電体損
失抵抗を除く等価回路定数を図1に示した圧電振動子2
の測定より得た値を採用している。すなわち、この解析
における圧電振動子の共振周波数frは昇圧比ピーク周
波数fξに一致している。
【0057】したがって、図18に示すアドミタンスル
ープLsでは、効率ピーク周波数fηが、共振周波数f
r(=昇圧比ピーク周波数fξ)と反共振周波数faと
のほぼ中間(fr+fa)/2に位置し、しかも最低位
相周波数f3に一致することを確認でき、これは上記図
4と同じ結果である。
【0058】以上の結果から、図16に示す回路が、よ
り現実に適合した圧電トランスの等価回路であることが
わかる。したがって、例えば電源装置またはインバータ
などの電力変換装置を設計する際、圧電トランスの部分
にこの等価回路を当て嵌めることにより、より実際に合
う設計が可能となり、高効率な電力変換装置とすること
ができる。
【0059】また、圧電トランスの等価回路の各定数を
測定する場合において、図16に示す等価回路(直並列
誘電体損失モデル)を基礎に各回路定数を測定すること
により、より現実に適合する圧電トランスの等価回路を
得ることができる。
【0060】なお、上記実施の形態では、電力変換装置
を説明したが、本発明では図13に示される負荷Rを、
例えば超音波洗浄装置、アクチュエータ、超音波モー
タ、圧電フィルタなどとすれば、これらをより高効率で
駆動することができる。
【0061】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、共振周波
数と反共振周波数の間に圧電トランスの駆動周波数を設
定することにより、より好ましくは共振周波数と反共振
周波数との中間周波数に設定することにより、圧電トラ
ンスを用いた電力変換装置の電力変換効率を最大とする
ことができる。また、上記新たな圧電トランスの等価回
路を基礎とすることにより、より実際の圧電トランスに
適合する等価回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧電トランスに使用される第1の圧電振動子と
その測定系を示す図、
【図2】図1に示す圧電トランスのアドミタンスと位相
の周波数特性図、
【図3】図1に示す圧電トランスの昇圧比と効率の周波
数特性図、
【図4】図1に示す圧電トランスの動アドミタンスルー
プを示す図、
【図5】第2の圧電振動子とその測定系を示す図、
【図6】図5に示す圧電トランスのアドミタンスと位相
の周波数特性図、
【図7】図5に示す圧電トランスの昇圧比と効率の周波
数特性図、
【図8】図5に示す圧電トランスの動アドミタンスルー
プを示す図、
【図9】第3の圧電振動子とその測定系を示す図、
【図10】図9に示す圧電トランスのアドミタンスと位
相の周波数特性図、
【図11】図9に示す圧電トランスの昇圧比と効率の周
波数特性図、
【図12】図9に示す圧電トランスの動アドミタンスル
ープを示す図、、
【図13】本発明における圧電トランスを用いた電力変
換装置を示すブロック図、
【図14】従来の圧電トランスの第1の等価回路を示す
並列誘電体損失モデル、
【図15】従来の圧電トランスの第2の等価回路を示す
直列誘電体損失モデル、
【図16】新たな圧電トランスの等価回路を示す直並列
誘電体損失モデル、
【図17】シミュレーション解析による効率と昇圧比の
計算結果、
【図18】シミュレーション解析によるアドミタンスル
ープの計算結果
【符号の説明】
1,10,20,31 圧電トランス 30 圧電トランスを用いた電力変換装置 32 発振手段 33 電力調整手段 34 駆動手段 35 駆動周波数制御手段 36 出力電流検出手段 f1 アドミタンス最大周波数 f2 アドミタンス最小周波数 f3 最小位相周波数 fη 効率ピーク周波数 fξ 昇圧比ピーク周波数 fa 反共振周波数 fr 共振周波数 r1 電流検出用抵抗 R1,R2,R3 負荷 |Y| アドミタンス L1,L2,L3,Ls アドミタンスループ φ 位相 η 効率 ξ 昇圧比
フロントページの続き (72)発明者 櫻井 勝利 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 富川 義朗 山形県米沢市林泉寺2丁目2番地3−1号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電トランスと、所定の駆動周波数を発
    生する発振手段と、この駆動周波数からなる駆動信号を
    前記圧電トランスに供給する駆動手段と、負荷に流れる
    電流を検出する出力電流検出手段と、前記発振手段と駆
    動手段との間に設けられ且つ前記出力電流検出手段の出
    力に基づいて負荷に供給される電力が一定となるように
    前記駆動信号に所定の制御を加える電力調整手段と、前
    記駆動手段から出力された駆動信号が所定の駆動周波数
    となるように前記発振手段を制御する駆動周波数制御手
    段と、からなる圧電トランスの駆動方法であって、 振動子の等価回路における直列回路の共振周波数と、同
    じく振動子の等価回路における並列回路の共振周波数
    (反共振周波数)との間の周波帯域を前記圧電トランス
    の駆動周波数としたことを特徴とする圧電トランスの駆
    動方法。
  2. 【請求項2】 前記圧電トランスの駆動周波数が、前記
    共振周波数と反共振周波数の中間周波数である請求項1
    記載の圧電トランスの駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記駆動周波数制御手段では、駆動周波
    数が前記アドミタンスの最低位相周波数を追尾するよう
    に制御する請求項1又は2記載の圧電トランスの駆動方
    法。
  4. 【請求項4】 圧電トランスと、所定の駆動周波数を発
    生する発振手段と、この駆動周波数からなる駆動信号を
    前記圧電トランスに供給する駆動手段と、負荷に流れる
    電流を検出する出力電流検出手段と、前記発振手段と駆
    動手段との間に設けられ且つ前記出力電流検出手段の出
    力に基づいて負荷に供給される電力が一定となるように
    前記駆動信号に所定の制御を加える電力調整手段と、前
    記駆動手段から出力された駆動信号が所定の駆動周波数
    となるように前記発振手段を制御する駆動周波数制御手
    段と、からなる圧電トランスを用いた電力変換装置であ
    って、 振動子の等価回路における直列回路の共振周波数と、同
    じく振動子の等価回路における並列回路の共振周波数
    (反共振周波数)との間の周波帯域を前記圧電トランス
    の駆動周波数としたことを特徴とする圧電トランス電力
    変換装置。
  5. 【請求項5】 前記圧電トランスの駆動周波数が、前記
    共振周波数と反共振周波数の中間周波数である請求項4
    記載の圧電トランス電力変換装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動周波数制御手段では、駆動周波
    数が前記アドミタンスの最低位相周波数を追尾するよう
    に制御する請求項4又は5記載の圧電トランス電力変換
    装置。
  7. 【請求項7】 圧電トランスの等価回路を以下の通り設
    定し、 入力側となる電気/機械変換部(T1)および出力側
    となる機械/電気変換部(T2)、 前記電気/機械変換部(T1)の1次側に並列接続さ
    れた第1の制動容量(|Cd1|)および前記機械/電気
    変換部(T2)の2次側に並列接続された第2の制動容
    量(|Cd2|)、 前記1次側の入力部に直列接続された第1の誘電体損
    失(δ1′/ω|Cd1|)および前記第1の制動容量
    (|Cd1|)に並列接続された第2の誘電体損失(1/
    ω|Cd1|δ1)と、前記2次側の出力部に直列接続さ
    れた第3の誘電体損失(δ2′/ω|Cd2|)および前
    記第2の制動容量(|Cd2|)に並列接続された第4の
    誘電体損失(1/ω|Cd2|δ2)、 前記電気/機械変換部(T1)と前記機械/電気変換
    部(T2)との間で直列に設けられたインダクタ
    (m)、キャパシタ(1/s)及び抵抗(rm′)、 前記等価回路を、発振手段(32)と、電力調整手段
    (33)と、駆動手段(34)と、駆動周波数制御手段
    (35)と、出力電流検出手段(36)とからなる電力
    変換装置(30)に組み入れ、この組み入れた電力変換
    装置全体から各要素の回路定数が決められている請求項
    4ないし6のいずれかに記載の圧電トランス電力変換装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6819028B2 (en) * 2000-03-21 2004-11-16 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method for selecting piezoelectric transformer characteristic
CN108352438A (zh) * 2015-11-12 2018-07-31 埃普科斯股份有限公司 操控电路和用于操控压电变压器的方法

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