JP2000215979A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JP2000215979A
JP2000215979A JP11015996A JP1599699A JP2000215979A JP 2000215979 A JP2000215979 A JP 2000215979A JP 11015996 A JP11015996 A JP 11015996A JP 1599699 A JP1599699 A JP 1599699A JP 2000215979 A JP2000215979 A JP 2000215979A
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JP
Japan
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turntable
heating chamber
sun gear
bottom plate
planetary gear
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Application number
JP11015996A
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English (en)
Inventor
Yuji Ando
有司 安藤
Yasuhiro Sakota
泰広 硲田
Tetsuichi Arita
徹弌 有田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を減少させ、装置の小型化を図るこ
とのできる高周波加熱装置を提供する。 【解決手段】 加熱室4と、加熱室4に収容されるター
ンテーブル2と、ターンテーブル2を螺旋状に回転させ
る遊星歯車装置3とを含み、ターンテーブル2上の食品
をマグネトロン5を用いて加熱するものであって、遊星
歯車装置3を、加熱室4の底板8上に固着される太陽歯
車13と、太陽歯車13内に嵌挿されるテーブルモータ
14の出力軸16と、出力軸16から太陽歯車13上の
半径外方向に突出する偏心アーム17と、太陽歯車13
の外周歯に噛合される時公転可能な遊星歯車20と、偏
心アーム17を貫通して遊星歯車20に支持され、ター
ンテーブル2を偏心保持する回転遊星体21と、加熱室
4の底板8上とターンテーブル2との間に介在されるリ
ング形の姿勢保持体25とから構成する。そして、姿勢
保持体25にターンテーブル2を支持する複数の転動ボ
ール28を取り付け、この複数の転動ボール28を加熱
室4の底板8上に転がり接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジ等に代
表される高周波加熱装置に関し、より詳しくは、ターン
テーブルを螺旋状に回転させる高周波加熱装置の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波加熱装置は、図14に示す
ように、キャビネット1と、このキャビネット1の加熱
室4の下方に収容されるターンテーブル2と、このター
ンテーブル2を螺旋状に回転させる駆動装置33と、タ
ーンテーブル2上の食品41を加熱するマグネトロンと
を備えている。駆動装置33は、加熱室4の底部に設置
されるテーブルモータ14を備え、このテーブルモータ
14の出力軸16の上端部に断面略T字形の円板34が
嵌着支持されており、この円板34の表面中心部から半
径外方向に偏位した偏心軸35には内周歯車36に外周
歯を噛合させる断面略凸字形の歯車体37が回転可能に
軸支されている。そして、この歯車体37上の上端部に
は断面略T字形の載置台38が円形の誘電体39及び遮
蔽体40を介して保持され、この載置台38にはターン
テーブル2が搭載されている。
【0003】なお、この種の関連先行技術文献として、
実開昭59−152597号、特開平9−45472
号、又は特開平8−45656号公報等があげられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の高周波加熱装置
は、以上のように構成されているので、部品点数の増加
を招き、しかも、駆動装置33が大型化する等の大きな
問題があった。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みなされたもの
で、部品点数を減少させ、装置の小型化を図ることので
きる高周波加熱装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にお
いては、上記課題を達成するため、加熱室と、この加熱
室内に収容されるターンテーブルと、このターンテーブ
ルを略螺旋状に回転させる遊星歯車装置とを含み、該タ
ーンテーブル上の被加熱物品をマグネトロンを用いて加
熱するものにおいて、上記遊星歯車装置は、上記加熱室
の底板上に固定される太陽歯車と、この太陽歯車内に挿
入される回転軸と、この回転軸から該太陽歯車上の半径
外方向に突出する偏心アームと、該太陽歯車の外周歯に
噛み合わされる遊星歯車と、上記偏心アームを貫通して
該遊星歯車に支持され、上記ターンテーブルを保持する
回転遊星体と、上記加熱室の底板上と該ターンテーブル
との間に介在されるエンドレスの姿勢保持体とを含み、
該姿勢保持体に該ターンテーブルを支持する複数の転動
ボールを取り付け、この複数の転動ボールを上記加熱室
の底板上に転がり接触させるようにしたことを特徴とし
ている。
【0007】また、請求項2記載の発明においては、上
記課題を達成するため、加熱室と、この加熱室内に収容
されるターンテーブルと、このターンテーブルを略螺旋
状に回転させる遊星歯車装置とを含み、該ターンテーブ
ル上の被加熱物品をマグネトロンを用いて加熱するもの
において、上記遊星歯車装置は、上記加熱室の底板上に
固定される太陽歯車と、この太陽歯車内に挿入される回
転軸と、この回転軸から該太陽歯車上の半径外方向に突
出する偏心アームと、該太陽歯車の外周歯に噛み合わさ
れる遊星歯車と、上記偏心アームを貫通して該遊星歯車
に支持される回転遊星体と、この回転遊星体の外周から
外方向に伸びて上記加熱室の底板上と上記ターンテーブ
ルとの間に介在される複数の保持腕とを含み、該複数の
保持腕に該ターンテーブルを支持する複数の転動ボール
を取り付け、この複数の転動ボールを上記加熱室の底板
上に転がり接触させるようにしたことを特徴としてい
る。
【0008】また、請求項3記載の発明においては、上
記課題を達成するため、加熱室と、この加熱室内に収容
されるターンテーブルと、このターンテーブルを略螺旋
状に回転させる遊星歯車装置とを含み、該ターンテーブ
ル上の被加熱物品をマグネトロンを用いて加熱するもの
において、該ターンテーブルの裏面から支持軸を偏心さ
せて下方向に伸ばし、上記遊星歯車装置は、上記加熱室
の底板上に固定される太陽歯車と、この太陽歯車内に挿
入される回転軸と、この回転軸から該太陽歯車上の半径
外方向に突出する偏心アームと、該太陽歯車の外周歯に
噛み合わされる遊星歯車とを含み、上記ターンテーブル
の支持軸を上記偏心アームに通して上記遊星歯車に貫通
支持させ、該支持軸の下部には上記加熱室の底板上に転
がり接触する転動ボールを保持させるようにしたことを
特徴としている。
【0009】なお、上記加熱室の周壁下部に形成されて
上記ターンテーブルの外周縁部との接触を回避する凹部
を備えることが好ましい。また、上記加熱室の底板と上
記太陽歯車とを一体形成することができる。また、上記
転動ボールを低誘電率の非金属体を用いて形成すること
が望ましい。さらに、上記加熱室の底板上に設けられて
上記転動ボールに接触される被摺接材を備えると良い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態
になんら限定されるものではない。本実施形態における
高周波加熱装置は、図1ないし図7に示すように、本体
であるキャビネット1と、このキャビネット1内に収容
されるターンテーブル2と、このターンテーブル2を螺
旋状に回転させる遊星歯車装置3とを備え、ターンテー
ブル2上の被加熱物品である各種食品(図示しないが、
従来例と同様である)41をマグネトロン5を用いて高
周波加熱するようにしている。
【0011】キャビネット1は、図1ないし図3に示す
ように、その正面の一側部側の大部分が開口したフロン
トオープンボックス構造に形成され、内部一側側にター
ンテーブル2を収容する加熱室4が所定の容積で区画形
成されるとともに、内部他側側には食品41加熱用のマ
グネトロン5が図示しないマグネトロン5用の冷却ファ
ンと共に内蔵されている。このキャビネット1の開口正
面の一側部側下部には縦開きのドア6が揺動可能に軸着
され、このドア6がキャビネット1の開口正面を開閉す
る。キャビネット1の正面の他側部側には操作パネル7
が装着され、この操作パネル7の調理キーを適宜操作す
ることにより、メニューを選択したり、加熱時間等を設
定することができる。
【0012】加熱室4は、図2及び図3に示すように、
その底部が二重底に区画形成され、上方の底板8の略中
央部が断面略皿形に凹み形成されており、この略中央部
の中心には貫通孔9が上下方向に穿設されている。加熱
室4の背面壁及び左右両側壁の下方、換言すれば、周壁
の下方には縦断面略摺鉢形の凹部10が外方向に向け凹
み形成され、この凹部10が回転するターンテーブル2
の外周縁部との局部的接触を回避するよう機能する。ま
た、ターンテーブル2は、同図に示すように、基本的に
は皿形に形成され、その裏面の中央部近傍には略小判形
の突起11が少々偏心して複数突出形成されており、裏
面外周縁には下方向に伸びるリング形のガイド12が周
設されている。
【0013】遊星歯車装置3は、図4ないし図7に示す
ように、太陽歯車13、テーブルモータ14、動力伝達
用の偏心アーム17、遊星歯車20、回転遊星体21及
び姿勢保持体25から構成されている。太陽歯車13
は、その外周面に多数の歯が刻設され、加熱室4の底板
8の略中央部上に締結具を介し固着されて底板8の貫通
孔9に連通している。また、テーブルモータ14は、加
熱室4の底板8の略中央部に取付台15を介し裏面側か
ら固着され、出力軸16が底板8の貫通孔9を貫通する
とともに、直上の太陽歯車13内に回転可能に嵌挿され
ている。また、偏心アーム17は、その先端部に挿通孔
18が穿設され、末端部には円筒形の取付ボス19が下
方に向け突出形成されており、この取付ボス19が太陽
歯車13に嵌入されて出力軸16の上端部に着脱自在に
嵌合されることにより、出力軸16から太陽歯車13上
の半径外方向に突出する。
【0014】遊星歯車20は、図7に示すように、その
外周面に多数の歯が刻設され、太陽歯車13の外周に自
転及び公転可能な状態で噛合配置されている。また、回
転遊星体21は、ターンテーブル2を保持する平坦な円
板22と、この円板22の裏面中心部から下方向に伸び
る垂下ボス22Aとから構成されている。円板22の外
周部には略小判形を呈した係合部23が所定の間隔をお
いて複数切り欠かれ、この複数の係合部23がターンテ
ーブル2の複数の突起11と係合する。垂下ボス22A
は、その下端部に屈曲可能な弾性の係止爪24が一体形
成され、偏心アーム17の挿通孔18を回転可能に貫通
して遊星歯車20の内部下方に係止爪24を弾発的に係
止させる。
【0015】さらに、姿勢保持体25は、図6に示すよ
うに、ターンテーブル2のガイド12の内周面に案内規
制されるリング形に形成され、加熱室4の底板8上とタ
ーンテーブル2との間に介在されており、ターンテーブ
ル2の姿勢を安定させた状態で裏面側から支持するとと
もに、このターンテーブル2と共にはみ出すことなく螺
旋状に回転する。姿勢保持体25には同図に示すよう
に、複数の軸受27が等間隔をおいて取着され、各軸受
27内にはターンテーブル2を接触支持する転動ボール
28が嵌入されており、各転動ボール28が加熱室4の
底板8上に摺接する。この転動ボール28は、例えばポ
リエチレン等の低誘電率の非金属体を用いて形成されて
いる。
【0016】上記構成において、ターンテーブル2上に
単数複数の食品41をセットしてドア6を閉め、操作パ
ネル7を操作して遊星歯車装置3のテーブルモータ14
を駆動すると、出力軸16が回転して偏心アーム17を
回転させ、太陽歯車13の外周に沿って遊星歯車20が
自転しながら公転して回転遊星体21を同様に回転さ
せ、ターンテーブル2が加熱室4を大きく、かつくまな
く螺旋状に回転する。また、この際、姿勢保持体25
は、ガイド12のガイド作用により、ターンテーブル2
の姿勢を安定保持しながら螺旋状に回転(図2や図10
の軌跡を描く回転)する。このような螺旋状の回転によ
り、ターンテーブル2上の食品41は、直流高電圧の印
加されたマグネトロン5により導波管を介し均一に高周
波(例えば、2,450MHz±50MHz)誘電加熱され、分
子運動により発熱して調理される。
【0017】上記構成によれば、従来における誘電体3
9や遮蔽体40等を省略することができるので、部品点
数の削減が大いに期待でき、これを通じて駆動装置であ
る遊星歯車装置3を小型に構成し、キャビネット1を実
にシンプルに構成することが可能になる。また、加熱室
4の周壁下方の凹部10がターンテーブル2との接触を
確実に避けるので、キャビネット全体の大型化を防止す
ることができる。また、偏心アーム17、遊星歯車20
及び回転遊星体21が一体的に組み合わされているの
で、回転遊星体21を取り外せば、偏心アーム17と遊
星歯車20とを太陽歯車13から組物の状態できわめて
容易に外すことができる。
【0018】また、加熱室4の底板8にターンテーブル
2の荷重を伝える複数の転動ボール28が螺旋状の軌跡
において転がり接触し、滑り運動がなく、摩擦も実に少
ないので、底板8の塗装のはげ落ち防止と騒音の低下が
大いに期待できる。さらに、転動ボール28が低誘電率
の非金属体を用いて形成されているので、金属製の底板
8との間のスパークを実に有効に防止することが可能に
なる。
【0019】次に、図8は本発明の第2の実施形態を示
すもので、この場合には、加熱室4の底板8の略中央部
と太陽歯車13とを一体的に絞り形成するようにしてい
る。その他の部分については、上記実施形態と同様であ
るので説明を省略する。本実施形態においても上記実施
形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、太陽歯車1
3用の締結具等を省略して部品点数の削減とコストダウ
ンを図ることができるのは明らかである。
【0020】次に、図9ないし図12は本発明の第3の
実施形態を示すもので、この場合には、回転遊星体21
を平面略Y字形に形成してその外周から外方向に等間隔
で徐々に細長く伸びる複数(本実施形態では3本)の保持
腕29にターンテーブル2を姿勢保持体25の代わりに
偏心保持させ、各保持腕29の先端部には軸受27を取
着しており、各軸受27内にターンテーブル支持用の転
動ボール28を嵌入している。
【0021】さらに、加熱室4の底板8上、別言すれ
ば、複数の転動ボール28の軌跡上に断面板形でリング
形の被摺接シート30を着脱自在に、あるいは固定して
敷設し、この被摺接シート30に複数の転動ボール28
を摺接させるようにしている。被摺接シート30として
は、例えば耐熱性、耐候性、耐湿性、耐薬品性、耐老化
性及び電気絶縁性に優れるシリコーン樹脂等の各種樹脂
を適宜使用することができる。その他の部分について
は、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0022】本実施形態においても上記実施形態と同様
の作用効果が期待でき、しかも、回転遊星体21にター
ンテーブル2を保持腕29を介し姿勢を安定させた状態
で保持させるので、姿勢保持体25を省略して部品点数
を減少させることが可能になるのは明白である。また、
保持腕29の先端部に転動ボール28を嵌入支持させて
いるので、保持腕29の先端部にローラRを軸支させる
従来例とは大きく異なり(図12参照)、摩擦をきわめて
少なくすることができ、底板8の塗装がはげ落ちたり、
騒音が発生するのを著しく抑制防止することができる。
【0023】また、加熱室4の底板8上に被摺接シート
30を敷設するので、転動ボール28との摺接に伴う底
板8の損傷等を実に有効に防止することができる。さら
に、加熱室4の底板8上に凹部を凹み形成し、この凹部
内に被摺接シート30を着脱自在に嵌入配置することも
できるので、被摺接シート30のメンテナンスや清掃性
等を大幅に向上させることが可能になる。
【0024】次に、図13は本発明の第4の実施形態を
示すもので、この場合には、ターンテーブル2の裏面中
央部から支持軸31を僅かに偏心させて垂下し、偏心ア
ーム17の先端部に円筒形の支持ボス32を立設して挿
通孔18に連通させ、この支持ボス32に支持軸31を
挿通して遊星歯車20に貫通支持させるとともに、遊星
歯車20から露出した支持軸31の凹んだ最下端部には
加熱室4の底板8の被摺接シート30上に転がり接触す
る転動ボール28を嵌入保持させるようにしている。そ
の他の部分については、上記実施形態と同様であるので
説明を省略する。
【0025】本実施形態においても上記実施形態と同様
の作用効果が期待でき、しかも、回転遊星体21や姿勢
保持体25等を省略して部品点数を大幅に減少させるこ
とが可能になる。さらに、第3の実施形態に較べ、被摺
接シート30を縮径に形成することができるので、安価
な製造が大いに期待できる。
【0026】なお、上記実施形態では縦開きのドア6を
示したが、なんらこれに限定されるものではなく、横開
きのドア6でも良い。また、加熱室4内に高周波をかく
はんするスタラーファン等を取り付けても良い。また、
同様の作用効果が期待できるものであれば、太陽歯車1
3にテーブルモータ14の出力軸16以外の回転軸を挿
入することも可能である。また、姿勢保持体25をリン
グ形に形成したが、実質的にエンドレスであれば、他の
類似形に形成することも可能である。
【0027】また、第1の実施形態における加熱室4の
底板8に被摺接シート30を敷設しても良い。また、軸
受27や転動ボール28を4個以上にしても良い。ま
た、3本の保持腕29を示したが、保持腕29を4本以
上にすることも可能である。さらに、第1ないし第4の
実施形態を適宜組み合わせても良い。さらにまた、高周
波加熱装置は、電子レンジのみの単機能タイプの他、電
子レンジ、オーブン、グリル及び又はスチーム機能を備
えた多機能タイプでも良いし、インバータ電子レンジ等
でも良い。
【0028】
【発明の効果】以上のように請求項1ないし3記載の発
明によれば、部品点数を減少させ、装置の小型化を図る
ことができるという効果がある。また、転動ボールが螺
旋状の軌跡において加熱室の底板に転がり接触するの
で、滑り運動がなく、摩擦も少なく、加熱室の底板の塗
装の剥離防止、損傷防止及び騒音の低下等が期待でき
る。また、請求項4記載の発明によれば、加熱室の周壁
下方の凹部がターンテーブルの衝突を回避するので、製
品の小型化を図ることができる。
【0029】また、請求項5記載の発明によれば、加熱
室の底板と太陽歯車との一体構成により、部品点数を減
少させ、コストダウンを図ることが可能になる。また、
請求項6記載の発明によれば、転動ボールが低誘電率の
非金属体を用いて形成されるので、加熱室の底板と転動
ボールとの間のスパークを防止することができる。さら
に、請求項7記載の発明によれば、被摺接材が加熱室の
底板を被覆保護するので、加熱室の底板の塗装剥離、損
傷及び騒音等をより有効に抑制防止することが可能にな
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高周波加熱装置の第1の実施形態
を示す全体斜視図である。
【図2】本発明に係る高周波加熱装置の第1の実施形態
を示す平面説明図である。
【図3】本発明に係る高周波加熱装置の第1の実施形態
を示す一部切り欠き正面説明図である。
【図4】本発明に係る高周波加熱装置の第1の実施形態
を示す要部拡大断面説明図である。
【図5】本発明に係る高周波加熱装置の第1の実施形態
を示す要部平面説明図である。
【図6】本発明に係る高周波加熱装置の第1の実施形態
における姿勢保持体を示す平面説明図である。
【図7】本発明に係る高周波加熱装置の第1の実施形態
における要部を拡大して示す分解斜視図である。
【図8】本発明に係る高周波加熱装置の第2の実施形態
を示す要部斜視図である。
【図9】本発明に係る高周波加熱装置の第3の実施形態
を示す一部切り欠き正面説明図である。
【図10】本発明に係る高周波加熱装置の第3の実施形
態を示す要部平面説明図である。
【図11】本発明に係る高周波加熱装置の第3の実施形
態における回転遊星体を示す平面説明図である。
【図12】本発明に係る高周波加熱装置の第3の実施形
態における回転遊星体の効果を説明するための従来の回
転遊星体を示す比較説明図である。
【図13】本発明に係る高周波加熱装置の第4の実施形
態における要部断面説明図である。
【図14】従来の高周波加熱装置を示す部分断面説明図
である。
【符号の説明】
1 キャビネット 2 ターンテーブル 3 遊星歯車装置 4 加熱室 5 マグネトロン 8 底板 9 貫通孔 10 凹部 12 ガイド 13 太陽歯車 14 テーブルモータ 16 出力軸(回転軸) 17 偏心アーム 19 取付ボス 20 遊星歯車 21 回転遊星体 25 姿勢保持体 27 軸受 28 転動ボール 29 保持腕 30 被摺接シート(被摺接材) 31 支持軸 32 支持ボス 41 食品(被加熱物品)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有田 徹弌 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3K090 AA20 LA05 LA08 MA03 MB07 MC04 MC07 ME04 3L086 AA04 BF07 DA16 DA19 DA30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室と、この加熱室内に収容されるタ
    ーンテーブルと、このターンテーブルを略螺旋状に回転
    させる遊星歯車装置とを含み、該ターンテーブル上の被
    加熱物品をマグネトロンを用いて加熱する高周波加熱装
    置において、 上記遊星歯車装置は、上記加熱室の底板上に固定される
    太陽歯車と、この太陽歯車内に挿入される回転軸と、こ
    の回転軸から該太陽歯車上の半径外方向に突出する偏心
    アームと、該太陽歯車の外周歯に噛み合わされる遊星歯
    車と、上記偏心アームを貫通して該遊星歯車に支持さ
    れ、上記ターンテーブルを保持する回転遊星体と、上記
    加熱室の底板上と該ターンテーブルとの間に介在される
    エンドレスの姿勢保持体とを含み、 該姿勢保持体に該ターンテーブルを支持する複数の転動
    ボールを取り付け、この複数の転動ボールを上記加熱室
    の底板上に転がり接触させるようにしたことを特徴とす
    る高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】 加熱室と、この加熱室内に収容されるタ
    ーンテーブルと、このターンテーブルを略螺旋状に回転
    させる遊星歯車装置とを含み、該ターンテーブル上の被
    加熱物品をマグネトロンを用いて加熱する高周波加熱装
    置において、 上記遊星歯車装置は、上記加熱室の底板上に固定される
    太陽歯車と、この太陽歯車内に挿入される回転軸と、こ
    の回転軸から該太陽歯車上の半径外方向に突出する偏心
    アームと、該太陽歯車の外周歯に噛み合わされる遊星歯
    車と、上記偏心アームを貫通して該遊星歯車に支持され
    る回転遊星体と、この回転遊星体の外周から外方向に伸
    びて上記加熱室の底板上と上記ターンテーブルとの間に
    介在される複数の保持腕とを含み、 該複数の保持腕に該ターンテーブルを支持する複数の転
    動ボールを取り付け、この複数の転動ボールを上記加熱
    室の底板上に転がり接触させるようにしたことを特徴と
    する高周波加熱装置。
  3. 【請求項3】 加熱室と、この加熱室内に収容されるタ
    ーンテーブルと、このターンテーブルを略螺旋状に回転
    させる遊星歯車装置とを含み、該ターンテーブル上の被
    加熱物品をマグネトロンを用いて加熱する高周波加熱装
    置において、 該ターンテーブルの裏面から支持軸を偏心させて下方向
    に伸ばし、 上記遊星歯車装置は、上記加熱室の底板上に固定される
    太陽歯車と、この太陽歯車内に挿入される回転軸と、こ
    の回転軸から該太陽歯車上の半径外方向に突出する偏心
    アームと、該太陽歯車の外周歯に噛み合わされる遊星歯
    車とを含み、 上記ターンテーブルの支持軸を上記偏心アームに通して
    上記遊星歯車に貫通支持させ、該支持軸の下部には上記
    加熱室の底板上に転がり接触する転動ボールを保持させ
    るようにしたことを特徴とする高周波加熱装置。
  4. 【請求項4】 上記加熱室の周壁下部に形成されて上記
    ターンテーブルの外周縁部との接触を回避する凹部を備
    えてなる請求項1、2、又は3記載の高周波加熱装置。
  5. 【請求項5】 上記加熱室の底板と上記太陽歯車とを一
    体形成した請求項1、2、3、又は4記載の高周波加熱
    装置。
  6. 【請求項6】 上記転動ボールを低誘電率の非金属体を
    用いて形成した請求項1、2、3、4、又は5記載の高
    周波加熱装置。
  7. 【請求項7】 上記加熱室の底板上に設けられて上記転
    動ボールに接触される被摺接材を備えてなる請求項1、
    2、3、4、5、又は6記載の高周波加熱装置。
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