JP2000215784A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2000215784A
JP2000215784A JP11014302A JP1430299A JP2000215784A JP 2000215784 A JP2000215784 A JP 2000215784A JP 11014302 A JP11014302 A JP 11014302A JP 1430299 A JP1430299 A JP 1430299A JP 2000215784 A JP2000215784 A JP 2000215784A
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久雄 本間
Toshitaka Hara
敏孝 原
Jutaro Mukai
重太郎 向井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線基板に取り付ける部品点数および取り付
け工数が減り、また、配線基板の配線パターン形成が容
易になるとともに、配線基板の強度の低下や大型化を防
ぐことができる電気接続箱を提供する。 【解決手段】 少なくとも２枚の配線基板２と、前記各
配線基板２に接続部材を介して電気的に接続される複数
のヒューズ３、５と、前記ヒューズ３、５に接続するヒ
ューズ接続用端子１１、１２と前記配線基板２に接続す
る端子とを備えた複数のヒューズハウジング１４と、前
記ヒューズ接続用端子１１、１２に接続されるヒューズ
３、５を保持する複数のヒューズ保持部１５、１６が組
付けられ、且つ、前記複数のヒューズハウジングに被せ
られたヒューズカバー１８とを備えたことを特徴とする
電気接続箱。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線基板およびヒ
ューズなどを備えた自動車等の電気接続箱に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、電気接続箱に用いられる小電流ヒ
ューズは、例えば図３（ａ）に示すようなヒューズホル
ダー１を用いて配線基板に接続されている。このヒュー
ズホルダー１は樹脂成形体に、配線基板に位置決めする
ための位置決めピン１ａと、配線基板と電気的に接続す
る端子１ｂ、およびヒューズの端子が挿入されるリセプ
タクル部１ｃを設けたものである。このヒューズホルダ
ー１は、図３（ｂ）に示すように、小電流ヒューズ３の
端子３ａのリセプタクル部１ｃへの挿入方向が配線基板
２に平行になるように、配線基板２に組付けられる。
【０００３】また、中電流ヒューズは、例えば図４に示
すようなヒューズ接続端子４を用いて配線基板２に接続
されている。このヒューズ接続端子４は配線基板２に起
立するように半田付けして設けられたオス端子からな
り、中電流ヒューズ５は配線基板２に垂直にヒューズ接
続端子４に挿入される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電気接続箱用のヒューズホルダーには、次のような問題
があった。即ち、 １）小電流ヒューズ３に対しては、一個のヒューズ３に
対して一個のヒューズホルダー１を要し、ヒューズ３の
数が増えると、部品点数が増えるとともに、ヒューズホ
ルダー１の配線基板２への組付け工数も増える。また、
配線基板２にヒューズホルダー１を組付けるための多数
の穴を開けると、配線基板２の配線パターン形成が困難
になるとともに、配線基板２の強度が低下する。さら
に、配線パターン形成を容易にし、配線基板２の強度を
保持するために、ヒューズホルダー１の組付けの間隔を
広げると、配線基板２が大型化する。
【０００５】２）中電流ヒューズ５をヒューズ接続端子
４に挿抜すると、挿抜力がヒューズ接続端子４と配線基
板２の半田付け部分に加わり、ヒューズ接続端子４と配
線基板２の接続の信頼性を損なう恐れがある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するためになされたもので、少なくとも２枚の配線基
板と、前記各配線基板に接続部材を介して電気的に接続
される複数のヒューズと、前記ヒューズに接続するヒュ
ーズ接続用端子と前記配線基板に接続する端子とを備え
た複数のヒューズハウジングと、前記ヒューズ接続用端
子に接続されるヒューズを保持する複数のヒューズ保持
部が組付けられ、且つ、前記複数のヒューズハウジング
に被せられたヒューズカバーとを備えたことを特徴とす
るものである。
【０００７】上述のように、本発明によれば、複数のヒ
ューズ接続用端子を組付けたヒューズハウジングを配線
基板に取り付けるため、配線基板に直接取り付ける部品
点数が減り、取り付け工数も減る。また、配線基板に設
けるヒューズハウジング取り付け用などの穴の数は、従
来のヒューズホルダーの数だけ設けていた穴の数に比較
して少なくなり、配線基板の配線パターン形成が容易に
なるとともに、配線基板の強度の低下や大型化を招くこ
ともなくなる。さらに、ヒューズはヒューズハウジング
本体に組付けられたヒューズ接続用端子に接続している
ため、ヒューズの挿抜力やヒューズに加わる外力はヒュ
ーズハウジング本体に受け止められ、ヒューズ接続用端
子と配線基板とのはんだ接続部に作用することはない。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図１は、本発明にかかる電
気接続箱の一実施形態の分解斜視図である。図１におい
て、図３、４に関して説明した部分と同部分は同符号で
指示してある。ヒューズハウジング１４は、小電流用の
ヒューズ接続用端子１１を組付けたヒューズハウジング
本体１３ａと、中電流用ヒューズ接続用端子１２を組付
けたヒューズハウジング本体１３ｂとからなる。なお、
ヒューズハウジング本体１３ａ、１３ｂは一体に形成さ
れ、ヒューズハウジング本体１３を形成している。小電
流用のヒューズ接続用端子１１は、図２に示すように、
Ｌ字形をして、両端に小電流ヒューズ３に接続する音叉
形端子１１ａと、配線基板２にはんだ接続する端子１１
ｂが形成されている。また、中電流用のヒューズ接続用
端子１２はＬ字形をした板状のものである。
【０００９】ヒューズカバー１８は、ヒューズハウジン
グ本体１３に組付けられたヒューズ接続用端子１１、１
２の配列に合わせて、ヒューズカバー本体１７に貫通穴
（図示されず）部が設けられ、これらの貫通穴部に小電
流用のヒューズ保持部品１５と中電流用のヒューズ保持
部品１６を組付けたものである。小電流用のヒューズ保
持部品１５は、小電流ヒューズ３の形状に合わせたコの
字形状をなしいる。また、中電流用のヒューズ保持部品
１６は、中電流ヒューズ５の形状に合わせた四角筒形状
をしており、ヒューズ５の挿入側に拡がるようにテーパ
がついている。ヒューズ保持部品１５、１６は、ヒュー
ズ３、５をヒューズ接続用端子１１、１２に接続する際
にガイドするとともに、接続したヒューズ３、５を保持
する。
【００１０】ヒューズハウジング１４は、小電流ヒュー
ズ３および中電流ヒューズ５の挿入方向が配線基板２面
と平行になるように、配線基板２に取り付けられ、ヒュ
ーズ接続用端子１１、１２の配線基板２に接続する端子
が配線基板２にはんだ付けされている。ヒューズカバー
１８は、対向するように配置された２枚の配線基板２に
取り付けられた２個のヒューズハウジング１４にかぶせ
られ、ヒューズハウジング本体１３に取り付けられたヒ
ューズ接続用端子１１、１２がヒューズカバー１８のヒ
ューズ保持部品１５、１６を貫通する。なお、ヒューズ
ハウジング１４には位置決め用の穴（図示されず）が設
けられており、また、ヒューズカバー１８には位置決め
用のピン（図示されず）とロック爪（図示されず）が設
けられており、前記穴に前記ピンをロックさせて、ヒュ
ーズハウジング１４にヒューズカバー１８を固定する。
小電流ヒューズ３および中電流ヒューズ５は、ヒューズ
保持部品１５、１６に挿入、ガイドされてヒューズ接続
用端子１１、１２の端子に接続し、保持される。 な
お、図１では、対向するように配置される同一配線パタ
ーンの２枚の配線基板２のうちの一枚を省略している。
【００１１】上記実施形態によれば、配線基板２にはヒ
ューズハウジング１４を取り付けるのみであり、取り付
けに要する部品点数および工数が少なくなる。また、そ
れにともない、配線基板２に設ける取り付け用の穴の数
も減るため、配線基板２の配線パターン形成が容易にな
るとともに、配線基板２の強度の低下や大型化を招くこ
ともなくなる。さらに、ヒューズ接続用端子１１、１２
はヒューズハウジング本体１３に組付けられ、ヒューズ
３、５はヒューズ保持部品１５、１６で保持されてい
る。そのため、ヒューズ３、５のヒューズ接続用端子１
１、１２への挿抜力やヒューズ３、５に加わる外力はヒ
ューズハウジング本体１３やヒューズ保持部品１５、１
６で受け止められ、ヒューズ接続用端子１１、１２と配
線基板２とのはんだ接続部に作用することがなく、その
接続部の信頼性が損なわれることもない。
【００１２】なお、本実施形態では、対向配置される２
枚の配線基板２は同一配線パターンで、ヒューズの使用
個数は同じであるが、対向配置される２枚の配線基板の
ヒューズの使用個数が異なる場合でも、不要なヒューズ
接続用端子をヒューズハウジング本体に組付けず、か
つ、ヒューズカバーからも不要なヒューズ部品を除くこ
とにより対応できるので、ヒューズハウジング本体を共
用し、ヒューズハウジング本体作製用の金型費を削減す
ることができる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、配
線基板に取り付ける部品点数および取り付け工数が減
り、また、配線基板の配線パターン形成が容易になると
ともに、配線基板の強度の低下や大型化を防ぎ、さら
に、配線基板とのはんだ接続部の信頼性が向上するとい
う優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかる電気接続箱の一実施形態の分解
斜視図である。
【図２】ヒューズ接続用端子の斜視図である。
【図３】（ａ）、（ｂ）はそれぞれ、従来のヒューズホ
ルダーの斜視図および前記ヒューズホルダーを配線基板
に組付けた状態の斜視図である。
【図４】従来のヒューズ接続端子を配線基板に組付けた
状態の斜視図である。
【符号の説明】
２ 配線基板 ３、５ ヒューズ １１、１２ ヒューズ接続用端子 １１ａ、１１ｂ 端子 １３、１３ａ、１３ｂ ヒューズハウジング本体 １４ ヒューズハウジング １５、１６ ヒューズ保持部品 １７ ヒューズカバー本体 １８ ヒューズカバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 少なくとも２枚の配線基板と、前記各配
    線基板に接続部材を介して電気的に接続される複数のヒ
    ューズと、前記ヒューズに接続するヒューズ接続用端子
    と前記配線基板に接続する端子とを備えた複数のヒュー
    ズハウジングと、前記ヒューズ接続用端子に接続される
    ヒューズを保持する複数のヒューズ保持部が組付けら
    れ、且つ、前記複数のヒューズハウジングに被せられた
    ヒューズカバーとを備えたことを特徴とする電気接続
    箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6726506B2 (en) 2001-02-22 2004-04-27 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Fuse holder
JP2009153239A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6726506B2 (en) 2001-02-22 2004-04-27 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Fuse holder
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