JP2000215484A - ディスクプレ―ヤ - Google Patents

ディスクプレ―ヤ

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JP2000215484A
JP2000215484A JP11013127A JP1312799A JP2000215484A JP 2000215484 A JP2000215484 A JP 2000215484A JP 11013127 A JP11013127 A JP 11013127A JP 1312799 A JP1312799 A JP 1312799A JP 2000215484 A JP2000215484 A JP 2000215484A
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0941Methods and circuits for servo gain or phase compensation during operation

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出遅延によるプリピット検出マージンの低
下を防止し、検出精度が高く、ノイズに強いプリピット
検出回路を備えるディスクプレーヤを提供する。 【解決手段】 DVD−RWの反射光を受光する受光素
子は、A、B、C、Dの4領域に分割され、それぞれ検
出信号を出力する。ディスク上のプリピットに対して
は、位相ピットの特性によりΔtの遅延が現れる。ま
ず、A−C及びD−Bの差分信号をそれぞれ求めてか
ら、両者の位相差を示す位相差パルスを生成し、これを
積分した後、14Tスペース検出に伴って出力されるサ
ンプルパルスによりホールドして位相差に比例する制御
電圧を生成する。この制御電圧により電圧制御ディレイ
ラインの遅延時間を制御して、差分信号D−Bを遅延さ
せた補正信号(D−B)'を得る。そして、プリピット
検出信号(A−C)+(D−B)'を出力することによ
り、検出マージンmが確保され、ノイズ等の変動の影響
を軽減することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVDに代表され
る記録密度の高いディスク状情報記録媒体のうち、DV
Dリライタブル(以下、DVD−RWと呼ぶ)などのよ
うに記録情報を書き込み可能であって、アドレス情報等
の各種制御情報として予めプリピットが形成されたディ
スク状情報記録媒体から記録情報を再生又は記録するデ
ィスクプレーヤの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】前述のように、DVD−RWなどのディ
スク状情報記録媒体においては、予めプリフォーマット
段階でアドレス情報等の各種制御情報を記録したプリピ
ットがディスク上に形成される。そして、記録情報の記
録又は再生を行うに際し、プリピットを検出することに
より、必要な制御情報の取得が可能となる。
【0003】例えば、DVD−RWにおいては、グルー
ブトラックに、結晶状態か非晶質状態かによって反射率
を変化させることで情報ピットが形成され、ランドトラ
ックに、凹凸形状による位相ピットとしてのプリピット
が予め形成されている。
【0004】ところで、一般に情報をディスク状情報記
録媒体に対する再生、記録を行うために用いる光ピック
アップには、非点収差によるフォーカシングサーボや、
プッシュプルによるトラッキングサーボを実現するため
に、4分割型受光素子が使用されることが多い。従っ
て、前記プリピット検出は、このような受光素子を利用
することにより行うことができる。
【0005】例えば、図7に示すように、グルーブトラ
ック1上に照射されるビームスポットの反射光を、受光
素子にて領域A〜Dの4つに分割してそれぞれ検出信号
を得て、ランドトラック2に形成されたプリピット3
を、(A−B)+(D−C)を求めることにより検出す
ればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のプリピット検出においては、位相ピットの特性によ
る検出信号の遅延を考慮する必要がある。すなわち、例
えば、DVD−Rなどのディスク状情報記録媒体では、
情報ピットとプリピットは共に基板を凹凸形状にして光
ビームに位相差を与え、ピットでの回折により変調され
た光強度を検出するものである。よって、この位相ピッ
トでの回折効率や回折角などの特性の相違に起因して、
受光素子のそれぞれの領域ごとに検出タイミングが変わ
ってくる。
【0007】図8に、従来の4分割型受光素子を用いて
プリピット検出を行う方法を示す。図7から明らかなよ
うに、4つの領域中、CとDが光ディスクに対する光ビ
ームの相対的な進行方向の前方に、AとBが後方にそれ
ぞれ位置するので、情報ピットの検出タイミングは、A
とBがΔt1だけ遅延している。一方、プリピットの検
出タイミングは、ビームスポットがグルーブトラックに
あり、プリピットがランドトラック上にあることによ
り、複雑な回折特性となる結果、BとDが先に変化し、
AとCはΔt2だけ遅延して変化する。加えて、AとD
は光強度を弱める方向に変化し、BとCは光強度を強め
る方向に変化する。
【0008】そして、A−B、D−Cをそれぞれ算出す
ると、これらの信号中、情報ピットによる変化分はキャ
ンセルされ、プリピットによる変化分だけが残存する。
最後に、これらを加えて(A−B)+(D−C)で算出
される信号によりプリピット検出を行う。このとき、図
中のm1がプリピット検出範囲であり、検出マージンと
なる。このm1の範囲内で適宜にスレッシュホールドを
設定してプリピットが読み取られる。
【0009】このとき、前述の遅延時間Δt2がゼロで
ある場合には、得られるプリピット検出範囲m1は大き
くなるはずである。ところが、実際にはΔt2だけの遅
延があることによって、プリピットによる変化部分のピ
ークが一致せず、m1を小さくする結果になる。これに
より、プリピット検出精度が制約を受けると共に、ノイ
ズによる誤動作の影響がその分だけ大きくなってしまう
ことが問題である。
【0010】また、このような遅延時間Δt2は、光デ
ィスクに対するプリピットのカッティング条件等に依存
して変動するため、予め遅延Δt2の大きさを予測する
しておくことも容易ではない。
【0011】そこで、本発明は上述した問題に鑑みなさ
れたものであり、その課題は、受光素子の領域の違いに
よるプリピット検出遅延を高い精度で求めることができ
るディスクプレーヤを提供すると共に、この検出遅延に
よるプリピットの検出マージンの低下を防止し、高精度
でノイズの影響を受けにくいプリピット検出を行うこと
ができるディスクプレーヤを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載のディスクプレーヤによれば、記録
情報を記録可能であると共に、当該記録情報が記録され
る記録トラックへ光ビームを誘導するためのガイドトラ
ックに予め制御情報としてのプリピットが形成されたデ
ィスク状情報記録媒体から前記記録情報を再生又は記録
するディスクプレーヤであって、前記記録トラックに照
射された光ビームの反射光を、前記記録トラックに光学
的に略平行な第1の分割線と、前記記録トラックに光学
的に略直交する第2の分割線により分割し、前記第1の
分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドトラ
ック側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビー
ムの進行方向の反対側に位置する第1分割領域と、前記
第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイ
ドトラックの反対側であって、前記第2の分割線に対し
て前記光ビームの進行方向の反対側に位置する第2分割
領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが形
成されたガイドトラックの反対側であって、前記第2の
分割線に対して前記光ビームの進行方向側に位置する第
3分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピッ
トが形成されたガイドトラック側であって、前記第2の
分割線に対して前記光ビームの進行方向側に位置する第
4分割領域とが設けられ、それぞれが前記反射光を受光
する受光手段と、前記第1分割領域による検出信号の前
記第3分割領域による検出信号に対する差分をとって、
第1差分信号を生成する第1差分信号生成手段と、前記
第4分割領域による検出信号の前記第2分割領域による
検出信号に対する差分をとって、第2差分信号を生成す
る第2差分信号生成手段と、前記第1差分信号と前記第
2差分信号との位相差を検出する位相差検出手段とを備
えることを特徴とする。
【0013】請求項1に記載の発明によれば、光ビーム
がディスク状記録媒体の記録トラックに照射されると、
その反射光は、記録トラックに略平行な第1の分割線と
略直交する第2の分割線により分割された4つの分割領
域を有する受光手段により受光される。そして、ガイド
トラック側で、かつ光ビームの進行方向の反対側にある
第1分割領域と、ガイドトラックの反対側で、かつ光ビ
ームの進行方向側にある第3分割領域の検出信号の差分
をとり、第1差分信号が生成される。また、ガイドトラ
ック側で、かつ光ビームの進行方向側にある第4分割領
域と、ガイドトラックの反対側で、かつ光ビームの進行
方向側にある第3分割領域の検出信号の差分をとり、第
2差分信号が生成される。このとき、位相差検出手段に
より、第1差分信号と第2差分信号との位相差が検出さ
れる。
【0014】よって、ディスク製造条件等に左右されず
安定に位相差を検出することができ、得られた位相差を
用いて、例えばプリピット検出を行うなど、種々の用途
に応用することができる。
【0015】請求項2に記載のディスクプレーヤは、記
録情報を記録可能であると共に、当該記録情報が記録さ
れる記録トラックへ光ビームを誘導するためのガイドト
ラックに予め制御情報としてのプリピットが形成された
ディスク状情報記録媒体から前記記録情報を再生又は記
録するディスクプレーヤであって、前記記録トラックに
照射された光ビームの反射光を、前記記録トラックに光
学的に略平行な第1の分割線と、前記記録トラックに光
学的に略直交する第2の分割線により分割し、前記第1
の分割線に対して前記プリピットが形成されたガイドト
ラック側であって、前記第2の分割線に対して前記光ビ
ームの進行方向の反対側に位置する第1分割領域と、前
記第1の分割線に対して前記プリピットが形成されたガ
イドトラックの反対側であって、前記第2の分割線に対
して前記光ビームの進行方向の反対側に位置する第2分
割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピットが
形成されたガイドトラックの反対側であって、前記第2
の分割線に対して前記光ビームの進行方向側に位置する
第3分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピ
ットが形成されたガイドトラック側であって、前記第2
の分割線に対して前記光ビームの進行方向側に位置する
第4分割領域とが設けられ、それぞれが前記反射光を受
光する受光手段と、前記第1分割領域による検出信号の
前記第3分割領域による検出信号に対する差分をとっ
て、第1差分信号を生成する第1差分信号生成手段と、
前記第4分割領域による検出信号の前記第2分割領域に
よる検出信号に対する差分をとって、第2差分信号を生
成する第2差分信号生成手段と、前記第1差分信号と前
記第2差分信号との位相差を検出する位相差検出手段
と、前記位相差検出手段により検出された位相差に基づ
いて受光タイミングの遅延に対応する遅延時間を求め、
前記第2差分信号を当該遅延時間だけ遅延させた補正信
号を出力する補正手段と、前記第1差分信号と前記補正
信号を加算して、プリピット検出信号を出力するプリピ
ット検出信号出力手段とを備えることを特徴とする。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、光ビーム
がディスク状情報記録媒体の記録トラックに照射される
と、その反射光は、記録トラックに略平行な第1の分割
線と略直交する第2の分割線により分割された4つの分
割領域を有する受光手段により受光される。そして、ガ
イドトラック側で、かつ光ビームの進行方向の反対側に
ある第1分割領域と、ガイドトラックの反対側で、かつ
光ビームの進行方向側にある第3分割領域の検出信号の
差分をとり、第1差分信号が生成される。また、ガイド
トラック側で、かつ光ビームの進行方向側にある第4分
割領域と、ガイドトラックの反対側で、かつ光ビームの
進行方向側にある第3分割領域の検出信号の差分をと
り、第2差分信号が生成される。
【0017】このとき、位相差検出手段により、第1差
分信号と第2差分信号との位相差が検出される。そし
て、位相ピットとしてのプリピット検出の受光タイミン
グの遅延を補正するため、補正手段により、検出された
位相差に基づいて遅延時間が求められ、第2差分信号を
この遅延時間だけ遅延させた補正信号が出力される。そ
の後、第1差分信号と補正信号とを加算して、プリピッ
ト検出信号が出力される。
【0018】よって、得られたプリピット検出信号にお
いては、各分割領域の変化分に基づくプリピットの変化
分が含まれ、しかも遅延時間がキャンセルされてピーク
が一致した状態に補正されるので、検出マージンは最大
化される。そのため、ノイズ等による検出信号の変動の
影響を受けにくいプリピット検出を行うことができる。
【0019】請求項3に記載のディスクプレーヤは、請
求項2に記載のディスクプレーヤにおいて、前記補正手
段は、前記第2差分信号を制御電圧に応じた遅延時間だ
け遅延させる電圧制御ディレイラインを含み、前記位相
差に比例する制御電圧により当該電圧制御ディレイライ
ンを制御することを特徴とする。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、電圧制御
ディレイラインを含む補正手段により、検出された位相
差に比例する制御電圧が生成され、この制御電圧で電圧
制御ディレイラインを制御して対応する遅延時間だけ第
2差分信号が遅延され、補正信号として出力される。
【0021】よって、求めた位相差は自動的に遅延時間
に変換され、しかも、ある程度位相差が変動しても遅延
時間を追従させることは容易であり、正確かつ簡易なプ
リピット検出を行うことができる。
【0022】請求項4に記載のディスクプレーヤによれ
ば、請求項1から請求項3の何れかに記載のディスクプ
レーヤにおいて、前記位相差検出手段は、前記記録トラ
ックにおける記録マークが検出されるタイミングでは位
相差の検出を行わず、それ以外のタイミングで位相差の
検出を行うことを特徴とする。
【0023】請求項4に記載の発明によれば、位相差検
出手段により、記録トラックにおいて記録マークが検出
されたときは位相差が検出されないが、記録トラックが
未記録である場合など、記録マークが検出されていない
ときに位相差が検出される。
【0024】よって、照射された光ビームの反射光の受
光レベルが小さくなる記録マークの位置では位相差検出
を行わず、比較的受光レベルの大きい位置で位相差検出
やプリピット検出を行うようにしたので、良好な検出性
能を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、本
発明をDVD−RWに対して記録情報を再生又は記録す
るディスクプレーヤに対して適用する場合について、説
明を行う。
【0026】最初に、本発明の第1実施形態について、
主にディスクプレーヤにおけるプリピット検出回路部分
の構成及び動作について、図1及び図2を参照して説明
する。なお、第1実施形態に係るディスクプレーヤで
は、ピックアップで用いられる4分割型受光素子の分割
形状とビームスポットとの対応関係は、既に説明した図
7に示す従来の分割型受光素子と同様であるものとし
て、以下の説明を行う。
【0027】図1は、第1実施形態に係るディスクプレ
ーヤにおいて、主にプリピット検出回路部分の構成を示
すブロック図である。図1に示すように、第1実施形態
に係るディスクプレーヤは、減算器10、11と、電圧
制御ディレイライン12と、加算器13と、コンパレー
タ14、15と、位相比較器16と、パルス幅電圧変換
部17と、サンプルホールド部18と、制御電圧調整部
19と、14Tスペース検出部20を備えてプリピット
検出回路が構成されている。図1においては、前述の4
分割型受光素子は、ディスクに照射された光ビームの反
射光をA、B、C、Dの4つの領域に分割して受光し、
A〜Dの各分割領域から、それぞれ反射光による検出信
号を出力して、プリピット検出回路に入力される。ま
た、4分割形受光素子からは、RF信号が出力されて2
値化された後、プリピット検出回路に入力される。
【0028】ここで、図2により、本第1実施形態のプ
リピット検出回路各部の波形パターンを説明する。図2
においては、グルーブトラック1の情報ピットがない部
分で、ランドトラック2のプリピット3が検出されたと
きの波形パターンを示している。まず、図2に示すよう
に、プリピット3が検出され始めると、先に変化するB
とDの信号レベルが変化する。そして、後に変化するA
とCの信号レベルが、BとDに対して遅延時間Δtだけ
遅延して信号レベルが変化する。この遅延時間Δtは、
プリピット3が凹凸形状の位相ピットであるため、光ビ
ームの位相差に基づく回折特性の違いに起因するもので
ある。また、図2において、プリピット3によるA〜D
ごとの光強度の強弱は、図8の場合と同様に変化する。
【0029】なお、グルーブトラック1の情報ピットが
検出された場合には、これによるA〜Dの変化は同タイ
ミングとなり、しかも信号レベルの変化の方向及び大き
さが等しくなる。そのため、後述のようなA−C及びD
−Bの減算を行った段階で、情報ピットの変化分はキャ
ンセルされることになる。このように情報ピットによる
A〜Dの変化が同タイミングとなるのは、DVD−RW
では、情報ピットが位相ピットではなく、相変化記録を
用いて、記録膜が結晶状態か非晶質状態かで異なる反射
率の変化を検出するからである。そのため、上述の検出
遅延が生じないのである。
【0030】図1に戻って、AとCの検出信号は減算器
10に入力される。そして、減算器10では、AとCの
検出信号の差分をとって、A−Cに対応する差分信号が
出力される。その結果、差分信号A−Cは、図2に示す
パターンで変化する。すなわち、プリピット3に対応し
て信号レベルが低下する波形パターンが得られる。
【0031】また、図1において、BとDの検出信号
は、減算器11に入力される。そして、減算器11で
は、BとDの検出信号の差分をとって、D−Bに対応す
る差分信号が出力される。その結果、差分信号D−B
は、図2に示すパターンで変化し、この場合もプリピッ
ト3に対応して信号レベルが低下する波形パターンが得
られる。
【0032】このとき、差分信号A−Cと差分信号D−
Bは、信号レベルの変化の方向がどちらも同じになる
が、差分信号D−Bに対し差分信号A−Cは、前述の遅
延時間Δtだけ遅れてピークが現れる関係になってい
る。そこで、第1実施形態のプリピット検出回路は、こ
のピークの遅延に対する補正を後述の処理に従って行
い、遅延時間Δtが適切にキャンセルされるように構成
される。
【0033】減算器11から出力された差分信号D−B
は、電圧制御ディレイライン12に入力される。電圧制
御ディレイライン12では、入力された差分信号D−B
が、制御電圧に従って定められる遅延時間だけ保持さ
れ、当該遅延時間だけずらした補正信号(D−B)'を
出力する。このような電圧制御ディレイライン12は、
外部から制御電圧を印加し、この制御電圧にほぼ比例す
る遅延時間だけ信号を保持して出力するデバイスであ
り、IC化されて市販されている。本第1実施形態にお
いて要求される特性としては、想定される遅延時間Δt
が、電圧制御ディレイライン12の遅延時間の制御可能
範囲内にあれば十分である。
【0034】次に、差分信号A−Cと差分信号D−Bの
位相差を求め、かつ、電圧制御ディレイライン12に与
える制御電圧を生成する方法について説明する。図1に
おいて、減算器10から出力された差分信号A−Cはコ
ンパレータ14に入力され、減算器11から出力された
差分信号D−Bはコンパレータ15に入力される。コン
パレータ14、15では、それぞれ一定の基準電圧Vre
fがプラス側入力端子に接続され、この基準電圧Vrefに
対応するしきい値により差分信号A−C、D−Bをそれ
ぞれ2値化して出力する。
【0035】すなわち、図2に示すように、差分信号D
−Bは、最初は信号レベルが大きいため、2値化出力が
ローを保つが、プリピット3が検出され始めた後のタイ
ミングT0で、信号レベルがしきい値を下回るため、2
値化出力はハイになる。差分信号A−Cの2値化出力も
同様に変化するが、2値化出力がハイになるタイミング
T1は、前記タイミングT0から遅延時間Δtだけ遅延
している点が異なる。
【0036】コンパレータ14、15から出力された各
2値化出力は、位相比較器16に入力される。これらコ
ンパレータ14、15及び位相比較器16は、一体的に
本発明の位相差検出手段として機能する。位相比較器1
6では、図2に示すように、差分信号D−Bの2値化出
力の立ち上がりから、差分信号A−Cの2値化出力の立
ち上がりにかけてハイとなる位相差パルスが出力され
る。すなわち、この位相差パルスは前記遅延時間Δtの
パルス幅を有する波形パターンとなる。
【0037】位相比較器16から出力された位相差パル
スは、パルス幅電圧変換部17に入力される。このパル
ス幅電圧変換部17では、位相差パルスを積分してパル
ス幅に比例したレベルを有する積分出力が生成される。
そして、パルス幅電圧変換部17からの積分出力は、サ
ンプルホールド部18に入力され、後述のサンプルパル
スが入力されるときの積分出力のレベルにホールドされ
る。
【0038】図3は、パルス幅電圧変換部17及びサン
プルホールド部18の具体的な回路構成を示す図であ
る。図3に示すように、定電流源30、第1スイッチ部
31、第2スイッチ部32、コンデンサ33、オペアン
プ34、第3スイッチ部35、ホールドコンデンサ3
6、オペアンプ37を含んで全体の回路が構成されてい
る。
【0039】図3のパルス幅電圧変換部17に対応する
回路部分において、一端を電源接続された定電流源30
により、第1スイッチ部31を介してコンデンサ33に
対する充電電流が供給される。位相差パルスがハイのと
き、第1スイッチ部31がオンとなり、定電流源30か
ら一定の電流が流れ込み、コンデンサ33を充電する。
その結果、オペアンプ34のプラス側入力端子の電圧が
直線的に上昇し、これと同電位のマイナス側入力端子及
び出力端子も同様に電圧が直線的に上昇していく。この
ようなパルス幅電圧変換部17の動作により、オペアン
プ34の積分出力の波形は図2に示すように変化する。
【0040】このとき、リセットパルスをローからハイ
に変化させると、第2スイッチ部32がオンとなる。こ
の第2スイッチ部32は、一端がオペアンプ34のプラ
ス側入力端子に接続され、他端がグランドに接続されて
いる。従って、第2スイッチ部32がオンになると、オ
ペアンプ34の入力及び出力をグランド電位に下げるこ
とができる。よって、図2に示すように、適当なタイミ
ングでリセットパルスを印加することにより、パルス幅
電圧変換回路17の積分出力がリセットされる。なお、
このリセットパルスはCPU等により出力させるか、後
述の14Tスペース検出部20から出力されるサンプル
パルスから生成すればよい。
【0041】続いて、図3のサンプルホールド部18に
対応する回路部分において、オペアンプ34からの積分
出力により、第3スイッチ部35を介してホールドコン
デンサ36に対する充電電流が供給される。サンプルパ
ルスがハイのとき、第3スイッチ部35がオンとなり、
オペアンプ34から電流が流れ込み、ホールドコンデン
サ36を充電して、オペアンプ37の各点の電圧はオペ
アンプ34と同じになる。その後、サンプルパルスがロ
ーになって第3スイッチ部35がオフされると、そのと
きのオペアンプ37の電圧状態がホールドされる。その
結果、オペアンプ37から位相差パルスのパルス幅に比
例するレベルの信号が出力される。
【0042】上述のサンプルパルスは、図1に示すよう
に、14Tスペース検出部20により生成される。14
Tスペース検出部20は、2値化RF信号に基づいてデ
ィスクのSYNCパターン中から14Tスペースの存在
を検出し、対応するサンプルパルスを生成してサンプル
ホールド部18に出力する。すなわち、図2に示すよう
に、2値化RF信号では、14Tスペースに対応して一
定の時間幅だけハイとなるパルスが得られるので、この
パルス幅に基づいて14Tスペースを検出することがで
きる。
【0043】このように、14Tスペース検出部20の
出力をサンプルパルスとして用いる結果、ディスク上の
14Tスペースの位置にあるプリピット3に基づいて、
上述の電圧制御ディレイライン12の制御電圧が求めら
れる。つまり、14Tスペースの位置にあるプリピット
3に基づいて遅延時間Δtが設定されることになる。こ
の理由は次の通りである。すなわち、ディスク上の記録
マークの位置では、記録マークに対応するピットによっ
て戻り光量が減少し、結果的にその近辺に位置するプリ
ピット3についても信号レベルが小さくなり、検出性能
の劣化につながることになる。これに対し、14Tスペ
ースは比較的長い範囲にわたって未記録であり、戻り光
量は十分に大きいので、その近辺に位置するプリピット
3の信号レベルが大きく保たれ、検出性能の面で有利と
なる。そのため、上述のように14Tスペースの位置で
位相差検出を行って、その後の処理に反映させるように
したのである。
【0044】また、DVD−RWでは、SYNCパター
ンにおいて、プリピット3の先頭ピットと一致して14
Tマーク又は14Tスペースの何れかが記録される。従
って、14Tスペースは、プリピット3の先頭ピットの
位置に重なって、ディスク上で頻繁に現れるので、上述
のように求めたプリピット3の遅延時間Δtは、常に最
適に更新されることになる。なお、14Tスペース以外
であっても、記録マーク以外の範囲であって、比較的頻
繁に位相差検出を行うことができれば、上述と同様の効
果を得ることが可能である。
【0045】図1に戻って、サンプルホールド部18か
らの出力パルスは、制御電圧調整部19に入力される。
この制御電圧調整部19は、サンプルホールド部18か
らの出力パルスを所定のゲインで増幅すると共に、所定
のDCオフセットを加え、電圧制御ディレイライン12
の特性に整合させた制御電圧が生成される。この制御電
圧は電圧制御ディレイライン12に印加され、2つの差
分信号どうしの位相差に正確に対応した遅延時間Δtの
設定がされることになる。
【0046】電圧制御ライン12に入力された差分信号
D−Bは、上述のように設定された遅延時間Δtだけ保
持されてから、補正信号(D−B)’として出力され
る。そして、減算器10から出力された差分信号A−C
と、電圧制御ディレイライン12から出力された補正信
号(D−B)'は、加算器13に入力される。この加算
器13では、差分信号A−Cと補正信号(D−B)'と
が加えられて、プリピット検出信号(A−C)+(D−
B)'が出力される。
【0047】ここで、図2に示すように、差分信号A−
Cと、補正信号(D−B)'は、プリピット3に対して
同様の変化パターンを示すと共に、変化は同一タイミン
グであって、ピークも一致している。従って、加算器1
0から出力されるプリピット検出信号(A−C)+(D−
B)'も、差分信号A−C、補正信号(D−B)'と同一
タイミングで変化すると共に、2倍の大きさでピークが
現れる。これにより、プリピット検出範囲mは、図8に
示す従来のプリピット検出の場合のプリピット検出範囲
m1に比べると大きくとれることになる。
【0048】このプリピット検出範囲mにおいて、適切
にスレッシュホールドを設定することにより、当該スレ
ッシュホールドを超えるか否かで、プリピット3の判定
が行われる。このとき、受光素子にて受光される光ビー
ムの反射光の強度がノイズ等の影響で変動する場合に、
プリピット検出範囲mが大きければ大きいほど、検出マ
ージンが十分に確保されるため、検出信号レベルの変動
の影響を受けにくくなる。よって、本第1実施形態によ
りプリピット検出回路を構成した場合には、従来のプリ
ピット検出回路に比べると、同じ検出信号を用いた場合
でも、検出精度が高く、良好な検出性能が得られること
になる。
【0049】なお、上述のプリピット検出回路は、図1
に示す構成に限られず、演算の順序等に応じた種々のバ
リエーションがある。図4に、プリピット検出回路の構
成として、図1とは異なる各種のバリエーションを示
す。なお、図4では、簡単のため、加算器、減算器、電
圧制御ディレイラインのみを示している。
【0050】図4に示すように、A〜Dに対する加算及
び減算の順序及び方向、電圧制御ディレイラインの挿入
位置及び個数を変えることにより、(a)〜(i)のよ
うにプリピット回路を構成することが可能である。何れ
の場合も、出力として得られるプリピット検出信号は、
図1の場合のプリピット検出信号(A−C)+(D−
B)’と等価であり、同様にプリピット検出を行うこと
ができる。次に、本発明の第2実施形態について図5及
び図6を参照して説明する。この第2実施形態では、プ
リピット検出回路部分の構成の大部分は、第1実施形態
の構成と同様であるが、差分信号D−Bの代わりに補正
信号(D−B)'を用いて遅延時間Δtを求める点が異
なっている。なお、本第2実施形態のディスクプレーヤ
において使用される4分割型受光素子の分割形状とビー
ムスポットとの対応関係は、第1実施形態の場合と同様
である。
【0051】図5は、第2実施形態に係るディスクプレ
ーヤのプリピット検出回路部分についての図1に対応す
るブロック図である。図5においては、図1の場合と同
様の構成要素に対しては、図1と同様の図番を付し、そ
の説明を省略する。図5においては、減算器10とコン
パレータ14の間に固定ディレイライン21が加わると
共に、減算器11の出力とコンパレータ15は接続され
ず、代わりに電圧制御ディレイライン12の出力がコン
パレータ15に接続されて構成される。
【0052】また、図6は、本第2実施形態のプリピッ
ト検出回路各部の波形パターンを示す図である。ここで
も、固定ディレイライン21から出力される補正信号
(A−C)'が加わると共に、各信号のタイミングが少
しづづ異なっている点を除き、図2の場合と同様であ
る。よって、図6において、図2と同様の点については
後述の説明を省略する。
【0053】図5において、減算器10から出力された
差分信号A−Cは、固定ディレイライン21に入力され
る。この固定ディレイライン12は、一定の固定値とし
ての遅延時間ΔTだけ差分信号A−Cを保持して、遅延
された補正信号(A−C)'を出力する。上述の電圧制
御ディレイライン12とは異なり遅延時間を可変するこ
とはできず、予め設定された遅延時間ΔTが固定的に用
いられる。
【0054】固定ディレイライン21から出力された補
正信号(A−C)'は、コンパレータ14に入力され
る。一方、電圧制御ディレイライン12から出力された
補正信号(D−B)’は、コンパレータ15に入力され
る。従って、コンパレータ14、15からは、図6に示
すように、補正信号(A−C)’、補正信号(D−
B)’がそれぞれ2値化されて出力される。
【0055】位相比較器16から出力される位相差パル
スは、図6に示すように、補正信号(D−B)’の2値
化出力の立ち上がりから、補正信号(A−C)’の2値
化出力の立ち上がりにかけてハイとなる。ここで、電圧
制御ディレイライン12での補正が最適に行われるもの
と仮定すると、位相差パルスのパルス幅は、固定ディレ
イライン21の遅延時間ΔTにほぼ一致する。
【0056】ここで、固定ディレイライン21を設けな
い構成にすると、差分信号(A−C)と補正信号(D−
B)’の位相が揃ってしまい、位相関係の先後が不定と
なって適切な位相差パルスを得ることができなくなる。
そのため、本第2実施形態では、位相関係に対して一定
のバイアスを与えるため、固定ディレイライン21を設
ける構成をとっている。
【0057】位相比較器16から位相差パルスが出力さ
れた後、パルス幅電圧変換部17、サンプルホールド部
18、制御電圧調整部19、14Tスペース検出部20
により、第1実施形態の場合と同様に処理が行われ、電
圧制御ディレイライン12に対する制御電圧が生成され
る。そして、加算器13で、差分信号A−Cと補正信号
(D−B)’が加算されて、プリピット検出信号(A−
C)+(D−B)’が出力される。
【0058】本第2実施形態では、遅延時間Δtで遅延
させた後に位相差パルスを求めるので、位相差検出に帰
還がかかることになる。よって、第1実施形態と同等の
応答性は得られないものの、ノイズの影響等で位相差パ
ルスにずれを生じる場合でも、自動的にずれが修正され
るので、外来ノイズの影響を受けにくいプリピット検出
を行うことができる。
【0059】以上説明したように、上記各実施形態に係
るディスクプレーヤにおいては、受光素子の分割領域ご
とのプリピット検出タイミングにずれによる位相差を検
出し、この位相差に基づいて遅延時間を求め、プリピッ
ト検出信号を得るようにした。その結果、位相ピットと
して形成されるプリピット3に対して、プリピット検出
範囲mが得られ、大きな検出マージンが確保される。よ
って、検出信号のノイズ等による変動に伴うプリピット
3の誤検出の可能性を低くする。また、プリピット3の
カッティング条件に応じて位相差が変動する場合でも、
常に正確な位相差を検出して、高精度なプリピット検出
を行うことができる。
【0060】なお、上述の各実施形態においては、記録
情報を繰り返し記録可能なDVD−RWに対して本発明
を適用した場合について説明したが、これ以外にも、情
報ピットが反射率の変化で記録され、プリピット3が位
相ピットとして形成されるディスク状情報記録媒体に対
して、本発明を適用することが可能である。
【0061】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ディス
ク製造条件等に左右されず安定な位相差検出を行うこと
ができ、更にプリピット検出など種々の用途に応用可能
なディスクプレーヤが実現できる。
【0062】請求項2に記載の発明によれば、プリピッ
ト検出に際して、遅延時間をキャンセルさせて、ピーク
を一致させた状態でプリピットの検出を行うので、検出
マージンが最大化され、ノイズ等による検出信号の変動
の影響を受けにくいプリピット検出が可能なディスクプ
レーヤが実現できる。
【0063】請求項3に記載の発明によれば、補正手段
を電圧制御ディレイラインにより構成したので、位相差
を自動的に遅延時間に変換し、変動に対して追従性がよ
く、正確かつ簡易なプリピット検出が可能なディスクプ
レーヤが実現できる。
【0064】請求項4に記載の発明によれば、位相差の
検出を記録マーク検出タイミング以外のタイミングで行
うようにしたので、反射光の受光レベルが比較的大きく
なる位置において位相差検出及びプリピット検出が行わ
れ、良好な検出性能を確保できるディスクプレーヤが実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るディスクプレーヤのプリピ
ット検出回路の構成を示す図である。
【図2】第1実施形態に係るディスクプレーヤのプリピ
ット検出回路各部の波形パターンを示す図である。
【図3】プリピット検出回路におけるパルス幅電圧変換
部及びサンプルホールド部の回路構成を示す図である。
【図4】プリピット検出回路の構成のバリエーションを
示す図である
【図5】第2実施形態に係るディスクプレーヤのプリピ
ット検出回路の構成を示す図である。
【図6】第2実施形態に係るディスクプレーヤのプリピ
ット検出回路各部の波形パターンを示す図である。
【図7】ディスク状情報記録媒体におけるビームスポッ
トの反射光に対する受光素子の分割形状を示す図であ
る。
【図8】従来のディスクプレーヤにおいてプリピット検
出を行う際の波形パターンを示す図である。
【符号の説明】
1…グルーブトラック 2…ランドトラック 3…プリピット 10、11…減算器 12…電圧制御ディレイライン 13…加算器 14、15…コンパレータ 16…位相比較器 17…パルス幅電圧変換部 18…サンプルホールド部 19…制御電圧調整部 20…14Tスペース検出部 21…固定ディレイライン 30…定電流源 31…第1スイッチ部 32…第2スイッチ部 33…コンデンサ 34…オペアンプ 35…第3スイッチ部 36…ホールドコンデンサ 37…オペアンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録情報を記録可能であると共に、当該
    記録情報が記録される記録トラックへ光ビームを誘導す
    るためのガイドトラックに予め制御情報としてのプリピ
    ットが形成されたディスク状情報記録媒体から前記記録
    情報を再生又は記録するディスクプレーヤであって、 前記記録トラックに照射された光ビームの反射光を、前
    記記録トラックに光学的に略平行な第1の分割線と、前
    記記録トラックに光学的に略直交する第2の分割線によ
    り分割し、前記第1の分割線に対して前記プリピットが
    形成されたガイドトラック側であって、前記第2の分割
    線に対して前記光ビームの進行方向の反対側に位置する
    第1分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピ
    ットが形成されたガイドトラックの反対側であって、前
    記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向の反対
    側に位置する第2分割領域と、前記第1の分割線に対し
    て前記プリピットが形成されたガイドトラックの反対側
    であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進
    行方向側に位置する第3分割領域と、前記第1の分割線
    に対して前記プリピットが形成されたガイドトラック側
    であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進
    行方向側に位置する第4分割領域とが設けられ、それぞ
    れが前記反射光を受光する受光手段と、 前記第1分割領域による検出信号の前記第3分割領域に
    よる検出信号に対する差分をとって、第1差分信号を生
    成する第1差分信号生成手段と、 前記第4分割領域による検出信号の前記第2分割領域に
    よる検出信号に対する差分をとって、第2差分信号を生
    成する第2差分信号生成手段と、 前記第1差分信号と前記第2差分信号との位相差を検出
    する位相差検出手段と、 を備えることを特徴とするディスクプレーヤ。
  2. 【請求項2】 記録情報を記録可能であると共に、当該
    記録情報が記録される記録トラックへ光ビームを誘導す
    るためのガイドトラックに予め制御情報としてのプリピ
    ットが形成されたディスク状情報記録媒体から前記記録
    情報を再生又は記録するディスクプレーヤであって、 前記記録トラックに照射された光ビームの反射光を、前
    記記録トラックに光学的に略平行な第1の分割線と、前
    記記録トラックに光学的に略直交する第2の分割線によ
    り分割し、前記第1の分割線に対して前記プリピットが
    形成されたガイドトラック側であって、前記第2の分割
    線に対して前記光ビームの進行方向の反対側に位置する
    第1分割領域と、前記第1の分割線に対して前記プリピ
    ットが形成されたガイドトラックの反対側であって、前
    記第2の分割線に対して前記光ビームの進行方向の反対
    側に位置する第2分割領域と、前記第1の分割線に対し
    て前記プリピットが形成されたガイドトラックの反対側
    であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進
    行方向側に位置する第3分割領域と、前記第1の分割線
    に対して前記プリピットが形成されたガイドトラック側
    であって、前記第2の分割線に対して前記光ビームの進
    行方向側に位置する第4分割領域とが設けられ、それぞ
    れが前記反射光を受光する受光手段と、 前記第1分割領域による検出信号の前記第3分割領域に
    よる検出信号に対する差分をとって、第1差分信号を生
    成する第1差分信号生成手段と、 前記第4分割領域による検出信号の前記第2分割領域に
    よる検出信号に対する差分をとって、第2差分信号を生
    成する第2差分信号生成手段と、 前記第1差分信号と前記第2差分信号との位相差を検出
    する位相差検出手段と、 前記位相差検出手段により検出された位相差に基づいて
    受光タイミングの遅延に対応する遅延時間を求め、前記
    第2差分信号を当該遅延時間だけ遅延させた補正信号を
    出力する補正手段と、 前記第1差分信号と前記補正信号を加算して、プリピッ
    ト検出信号を出力するプリピット検出信号出力手段と、 を備えることを特徴とするディスクプレーヤ。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、前記第2差分信号を制
    御電圧に応じた遅延時間だけ遅延させる電圧制御ディレ
    イラインを含み、前記位相差に比例する制御電圧により
    当該電圧制御ディレイラインを制御することを特徴とす
    る請求項2に記載のディスクプレーヤ。
  4. 【請求項4】 前記位相差検出手段は、前記記録トラッ
    クにおける記録マークが検出されるタイミングでは位相
    差の検出を行わず、それ以外のタイミングで位相差の検
    出を行うことを特徴とする請求項1から請求項3の何れ
    かに記載のディスクプレーヤ。
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