JP2000214419A - 眼鏡用累進多焦点レンズ - Google Patents

眼鏡用累進多焦点レンズ

Info

Publication number
JP2000214419A
JP2000214419A JP17919A JP2000017919A JP2000214419A JP 2000214419 A JP2000214419 A JP 2000214419A JP 17919 A JP17919 A JP 17919A JP 2000017919 A JP2000017919 A JP 2000017919A JP 2000214419 A JP2000214419 A JP 2000214419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
value
cylinder
reference point
meridian
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17919A
Other languages
English (en)
Inventor
Sandrine Francois
フランコワ サンドリーヌ
Francoise Ahsbahs
アスバ フランコワーズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EssilorLuxottica SA
Original Assignee
Essilor International Compagnie Generale dOptique SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Essilor International Compagnie Generale dOptique SA filed Critical Essilor International Compagnie Generale dOptique SA
Publication of JP2000214419A publication Critical patent/JP2000214419A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/06Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses bifocal; multifocal ; progressive
    • G02C7/061Spectacle lenses with progressively varying focal power
    • G02C7/063Shape of the progressive surface
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/06Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses bifocal; multifocal ; progressive
    • G02C7/061Spectacle lenses with progressively varying focal power
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/06Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses bifocal; multifocal ; progressive
    • G02C7/061Spectacle lenses with progressively varying focal power
    • G02C7/063Shape of the progressive surface
    • G02C7/065Properties on the principal line
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/06Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses bifocal; multifocal ; progressive
    • G02C7/061Spectacle lenses with progressively varying focal power
    • G02C7/068Special properties achieved by the combination of the front and back surfaces

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2.50以上の屈折力の加入度で広い近用及
び中間視野領域を持ち、均一な球面値とシリンダ値の分
布の眼鏡用累進多焦点レンズを提供する。 【解決手段】 遠用視野領域(VL),近用視野領域
(VP),中間視野領域,これら3つの領域を通過する
累進の主子午線,及びマウンティングセンタ(CM)を
備え、遠用視野領域は頂点がマウンティングセンタにあ
り中心角が110°の角度セクタを含み、その中で球面
値とシリンダ値は0.50ジオプトリ以下であり、近用
視野領域の基準点の上で中間視野領域の中央にまで延び
ているレンズの領域は0.30ジオプトリ以下に制限さ
れレンズの屈折力の加入度の10%以下に制限された子
午線の両側までのシリンダ値の最大変動量が20mmで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は眼鏡用(ophthalmic)
累進多焦点レンズに関する。係るレンズはよく知られて
いる。それらは、老眼鏡使用者の矯正用に適しており、
したがって、近用視野と遠用視野の間で異なる光学的度
数を与える。
【0002】
【従来の技術】従来の眼鏡用累進多焦点レンズは、遠用
視野領域と、近用視野領域と、中間視野領域と、これら
3つの領域を通過する累進の主子午線とを備えている。
フランス特許第2,699,294 号を参照すると一層詳細にわ
かるが、その導入部に、眼鏡用累進多焦点レンズの様々
な要素が、そのようなレンズの使用者の快適さを改善す
ることを目的として本出願人により行われた仕事ととも
に記載されている。簡単にいうと、レンズの上側部は遠
用視野領域と呼ばれて眼鏡使用者により遠方用に使用さ
れる。レンズの下側部は近用視野領域であり眼鏡使用者
は、例えば読書などの近い場所での作業のために使用す
る。
【0003】実際には、累進多焦レンズはしばしば非球
面と、レンズを眼鏡使用者の処方箋に合わせるために研
磨される球面またはトーリック面とを備えている。した
がって累進多焦点レンズを非球面、特にその各点におけ
る平均球面値(mean Sphere)Sとシリンダ値(cylinder)
で特徴付けることが通常である。平均球面値Sは次の式
で定義される。
【0004】 S={(n−1)/2}(1/R1 +1/R2 ) ここでR1 及びR2 は最小曲率半径及び最大曲率半径で
あり、メートルで表される、また、nはレンズ材料の屈
折率である。シリンダ値は、同一の取決めを用いて、次
の式で与えられる。 C=(n−1)|1/R1 −1/R2 | さて、遠用視野領域内の基準点と近用視野領域内の基準
点との間の平均球面値の差を屈折力の加入度(power add
ition)と称することにする。これら2つの基準点は通
常、累進(progression)の主子午線上で選ばれる。
【0005】累進の主子午線は、レンズの非球面と、使
用者が真っ直ぐ前の様々な距離を見る時の一瞥との交差
として一般的に定義される線である。累進の主子午線は
しばしば臍線(umbilical line)、換言すればすべての点
でシリンダ値がゼロであるである線である。本出願人は
また、老眼鏡使用者の視覚的要求を満たすために及び累
進多焦点レンズの快適さを改善するために、累進の主子
午線の形状を、屈折力の加入度の関数として、採用する
ことを提案した(この点でフランス特許第2,683,642 号
を参照)。
【0006】既存の累進多焦点レンズ、特に高い屈折力
の加入度を持つ累進多焦点レンズは更に改善できる。そ
のようなレンズのために、シリンダ値はレンズの度数に
おける増大に鑑みて大きい値になる。このことは、動的
な光景に対する擾乱をもたらし、中間視野領域と近用視
野領域の幅の減少をもたらす。これは、2.50より大
きい屈折力の加入度の処方箋に対して、使用者がもはや
対象物への順応をしないと考えるとき一層擾乱的であ
る。そのような場合、結局は、近用視野領域におけるシ
ャープな光景のために、及び近用視野領域と中間視野領
域に対して広くてアクセス可能な視野のために眼鏡使用
者が要求する屈折力の加入度を、眼鏡使用者に与えるこ
とがよりよい。
【0007】近用視野領域はまた、使用者が最適な快適
さを感じることを確実にするように十分に高くすること
が有利である。フランス特許第2,683,642 号及び第2,28
3,643 号において、本出願人は子午線の形状を屈折力の
加入度の関数として、そして結局は使用者の年令の関数
として変化させることからなる改良をすでに提案してき
た。近用視野領域の基準点の、鼻の側における、側面オ
フセット(lateral offset)は、使用者の年令が進むにつ
れて読書平面が近くに移動することを重視する。
【0008】本出願人はまた、プリズム効果を考慮する
ために、屈折力の加入度の関数としてだけではなく、屈
折異常(ametropy) の関数としても近用視野の位置を変
化させることを提案してきた。フランス特許第2,753,80
5 号において、本出願人は子午線を決定する他の改良を
開示した。光線のトラッキングを採用する方法は、読書
平面が近くに移動することとプリズム効果を考慮するこ
とにより、子午線を決定することを可能にする。こうし
て、与えられた屈折力の加入度に対して、異常屈折の異
なる度合いを被っている使用者は遠用視野領域から近用
視野領域までの度数の同じ変化を読み取る。球面値及び
シリンダ値の管理は視野の増大を確実化する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は2.50以上
の屈折力の加入度を持つレンズを改良することを目的と
する。得られるレンズは広い近用視野領域及び中間視野
領域を持ち、完全な表面にわたって可能な限り均一な球
面値及びシリンダ値の分布を持つ。本発明は特に、中間
視野領域の中央から近用視野領域の頂部までの、子午線
の両側に延びている領域におけるシリンダ値の変動を注
意深く支配することを提案する。
【0010】本発明は従来のレンズの不利益を克服し、
静止光景だけではなく動的な光景においても良好な両眼
効果とともに、高い方に延びる近用視野領域からの使用
者の利益を保証するする多焦点レンズを開示する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明により、その上の
すべての点で平均球面値とシリンダ値とを有する非球面
表面を備え、基準点を持つ遠用視野領域と、基準点を持
つ近用視野領域と、中間視野領域と、前記3つの領域を
通過する累進の主子午線と、マウンティングセンタとを
備える眼鏡用累進多焦点レンズにおいて、近用視野領域
の基準点と遠用視野領域の基準点の間の平均球面値の差
として定義される屈折力の加入度Aが2.50ジオプト
リ以上であり、マウンティングセンタにおける平均球面
値と遠用視野領域の基準点における平均球面値との差が
0.25ジオプトリ以下であり、遠用視野領域は、頂点
がマウンティングセンタにあり、中心各が110°の少
なくとも1つの角度セクタであって、その中で球面値と
シリンダ値は0.50ジオプトリ以下であるものを含
み、近用視野領域の基準点の上で、且つ中間視野領域の
実質的に中央まで延びている前記レンズの領域におい
て、子午線の両側で20mmの距離にわたる最大シリン
ダ値の間の差は0.30ジオプトリ以下の絶対値を持
ち、子午線の各側で、シリンダ値の最大値と最小値の間
の差の絶対値は、屈折力の加入度Aに0.10の値を持
つ定数kを乗じて得られる積k*A以下である、ことを
特徴とする眼鏡用累進多焦点レンズが提供される。
【0012】好ましくは、前記レンズの近用視野領域の
基準点の上の領域は、マウンティングセンタの11mm
下に配置された水平ラインの下に、7mmにわたって延
びている。Aを屈折力の加入度とすると、前記遠用視野
領域はA/6の等球面ラインにより形成されるレンズの
上側部分内に下限を持つことが有利である。
【0013】1実施例においては、レンズは15mm以
下の累進の主要長さを有し、累進の長さはマウンティン
グセンタと遠用視野領域の基準点における球面値より大
きい屈折力の加入度の85%の球面値を持つ子午線上の
点との間の高さの差として定義されている。好ましく
は、球の表面上の各点における球面の勾配のノルム(n
orm)は屈折力の加入度Aに0.1mm-1の値の定数
k’を乗算することにより得られる積k’*A以下であ
る。
【0014】シリンダ値の上側の値は屈折力の加入度を
10%より多くは超えないことが有利である。前記近用
視野領域の基準点の高さにおける、レンズの屈折力の加
入度の半分を表す等シリンダライン上のシリンダ値勾配
のノルムは、レンズの屈折力の加入度Aに0.14mm
-1の値の定数k”を乗算することにより得られる積k”
*A以下である。
【0015】前記近用視野領域の基準点における屈折力
の加入度の半分を表す等シリンダラインの間の距離は1
5mm以上である。好ましくは、前記中間視野領域にお
いて、各高さで、レンズの屈折力の加入度の半分を表す
等シリンダラインの間の距離は、前記近用視野領域の基
準点の高さにおけるレンズの屈折力の半分を表す等シリ
ンダライン間の距離の40%以上である。
【0016】好ましい実施例においては、近用視野領域
の基準点の上のレンズの前記領域において、前記子午線
の両側上の20mmの距離にわたるシリンダ値の最大値
の間の距離の絶対値は0.10ジオプトリ以下である。
本発明の更なる特徴及び利益は,例示により且つ添付の
図面を参照して提供される本発明の1実施例の記載から
より明らかになろう。
【0017】
【発明の実施の形態】本明細書の残りの部分では、一例
として、対象空間に向けられた非球面の表面と眼鏡使用
者に向けられたトーリックな即ち円筒状の表面とを有す
るレンズを考える。本明細書の残りの部分では、右目用
のレンズを考える。左目用のレンズはこの右目用のレン
ズと対称的なものにより容易に得られる。
【0018】ここで、x軸がレンズの水平軸に対応して
おり、y軸がレンズの垂直軸に対応しており、基準フレ
ームの中心、0、は非球面レンズの表面の幾何学的中心
である、直交正規化座標系を考える。それらの軸はミリ
メートルで目盛られている。図1は累進多焦点レンズの
非球面、より正確には、その表面の(x、y)平面への
投影、を示す図である。図において、こうして定義され
た基準フレームは図1に太く印刷されて示されている累
進の主子午線に沿って認識される。図1における例にお
いては、累進の主子午線は2つの点を有している。第1
の位置では、累進の主子午線はy軸上に落ちる垂直セグ
メントを有している。このセグメントは、マウンティン
グセンタとして知られている点であるそのもっとも低い
位置で終端する。このマウンティングセンタは座標
(0,4)をもつ。換言すれば、この点はレンズの非球
面の表面の中心から4mmだけ上に位置している。マウ
ンティングセンタはレンズをフレームに搭載するために
眼鏡製造業者により利用される。
【0019】このマウンティングセンタにおける平均球
面値が近用視野領域での平均球面値を0.25ジオプト
より大きくは超えないということを条件にすることが好
ましい。これにより、使用者は規定値に対するこの点で
0.25ジオプトリの耐性を持つことが確実になる。子
午線の第2の部分はマウンティングセンタから開始す
る。それはレンズの鼻の側から延びて、近用視野領域の
基準点を通過する。子午線の位置は光線トレースにより
計算できて、眼鏡使用者がレンズの屈折力の加入度の如
何にかかわらず最適な中心両眼視野(foveal binocular
vision) を享受することを確実化する。子午線の計算に
する関する詳細は、フランス特許第2 ,753,805号を参照
すればよい。
【0020】図1に参照符号VLで示される遠用視野領
域の基準点は、座標(0,8)を持つ点、換言すればマ
ウンティングセンタに関してレンズの中心からの対象点
である。図に参照符号VPで示される近用視野領域の基
準点は、−14mmのy座標で子午線上に配置されてい
る。そのx軸の値は、2.50から3.50まで変化す
る屈折力の加入度に対しては、2.0から5.0mmま
で変化する。
【0021】マウンティングセンタCMを通過して上側
に凸状になっている、図1における破線は実質的にレン
ズの上側部における遠用視野領域の下限に相当する。こ
の下限は、図6に示すように、実質的に0.50ジオプ
トリの等球面ライン、または図示の屈折力の加入度A=
3を持つレンズの場合はA/6に相当する。同様に、子
午線の下の部分と交差し、下側に凸状になっている図1
の破線は、実質的にレンズの下方部内の近用視野領域の
上限に相当する。図6からわかるように、この線は、横
の部分で、5A/6即ち2.50ジオプトリの等球面ラ
インに相当する。
【0022】図1はさらに、1mmのステップでマウン
ティングセンタの下11mmとマウンティングセンタの
下18mmとの間からなるy軸座標における水平直線ラ
インセグメントを示している。各セグメントは子午線の
各サイドから20mmの距離にわたって延びている。マ
ウンティングセンタの18mm下のy軸座標は近用視野
領域の基準点のy軸座標に相当しており、マウンティン
グセンタの下11mmのy軸座標は実質的に中間視野領
域の中央に相当している。図1において、4mmのy軸
座標を持つマウンティングセンタで、セグメントは−7
mmから−11mmのy軸座標の間で延びている。
【0023】こうして、垂直については、セグメントは
実質的に、2.50ジオプトリの屈折力の加入度に対し
ては60cmと40cmの間で、また3.00の屈折力
の加入度に対しては50cmから33cmの間で実質的
に変化する距離で対象物空間内の対象物を見ている眼鏡
使用者の一瞥により走査される領域に対応している。水
平については、図1内のセグメントは収差が最大である
レンズの領域を実質的に表している。この領域内の収差
をおさえるための特別の努力がなされるであろう。使用
者の快適さを改善するために、本発明は、図1内のセグ
メントにより覆われる領域内のシリンダ値の水平変化を
制限することを提案する。より詳細には、本発明は、す
べてのセグメントに対して、子午線の一方の側における
シリンダ値の最大値と子午線の他方の側におけるシリン
ダ値の最大値との差を制限することを提案する。その差
の絶対値は0.30ジオプトリ以下であることが有利で
ある。それは0.10ジオプトリ以下であることが好ま
しい。
【0024】対称的な左右のレンズに対して、シリンダ
値に加えられたこの束縛は、対象物空間内の所与の点に
対応する同質な点の間でのシリンダ値の変化を制限する
ことを可能にする。こうして、本発明は、近用視野領域
の頂部及び中間視野領域の下部において、両視野内の使
用者の快適さをも改善することを可能にする。動的な光
景における使用者の快適さを改善するために、本発明は
また子午線の両側でのシリンダ値の水平及び垂直変化を
制限することを提案する。より詳細には、本発明は、子
午線の一方の側で、すべてのセグメントについて測定さ
れた、シリンダ値の最大値とシリンダ値の最小値との差
を制限することを提案する。この差は、屈折力の加入度
Aに定数kを乗算することにより得られる積k*A以下
であることが有利である。ここで、kは、例えば、0.
1の値であり、積k*Aは3ジオプトリの屈折力強化レ
ンズの場合に0.3ジオプトリである。
【0025】この束縛の制限は、眼鏡使用者の一瞥が近
用視野領域から中間視野領域に移動する場合に、換言す
れば、眼鏡使用者が、3ジオプトリの屈折力強化の眼鏡
の仕様に対して50cmから30cmまで変化する距離
の対象物空間内の点を見ている場合に、子午線とは別
に、シリンダ値の変化を制限する。この束縛は動的な光
景における使用者の快適さを改善し、眼鏡使用者により
感じられるひずみを最小化する。
【0026】図2は、本発明のレンズについて、図1に
示されたライン上のシリンダ値の大きさを示し、その水
平軸はmmで目盛られたx軸座標を表し、垂直軸は、ジ
オプトリで表されたシリンダ値を表している。図2は、
図1内の直線セグメントの各々に対するシリンダ値を示
しており、その値はシリンダ値がゼロ又は実質的にゼロ
の値を持つ子午線上で最小である。シリンダ値は子午線
の各側で増大する。図1内のセグメントがその上で延び
ている子午線の各側への20mmの距離も示されてい
る。X軸座標Xmは−7mmと−14mmの間のy軸座
標の範囲上の子午線のx軸座標の平均値を表しており、
それは、図示されたレンズに対しては、3.92mmで
ある。
【0027】図2はさらに、そのこめかみ側に、図2に
max tと記されたシリンダ値の最大値を示してい
る。ここで、その値は3.07ジオプトリであり、それ
はy軸座標y=−7を持つ直線セグメントに到達する。
こめかみ側の上のシリンダ値の最小値は、min tで
図2に示されており、2.80ジオプトリに等しく、y
=−7のy軸座標を持つ直線セグメントに到達する。こ
れら2つの値の差、3.07−2.80は0.282ジ
オプトリである。本発明により提案されたように、これ
は0.30ジオプトリ以下である。換言すれば、k=
0.1、A=3ジオプトリとすると積k*A以下であ
る。鼻の側では、シリンダ値の最大値、maxn、は
3.12ジオプトリであり、y軸座標y=−7mmの直
線セグメントに到達する。シリンダ値の最小値、min
n、は、y軸座標y=−7mmの直線セグメントに到
達し、2.90ジオプトリである。これら2つの値の差
は、0.22であり、本発明により提案されたように、
0.30ジオプトリ以下である。換言すればk=0.
1、A=3ジオプトリとすると積k*A以下である。
【0028】本発明はさらに、こめかみ側シリンダ値の
最大値Ct と鼻の側のシリンダ値の最大値Cn との差を
考慮することを、より正確には、これら2つの値の差の
絶対値|Δc|を考慮することを提案する。図2の例に
おいては、鼻の側のシリンダ値の最大値は3.12ジオ
プトリであり、こめかみ側シリンダ値の最大値は3.0
7ジオプトリである。これら2つの値の差は0.05ジ
オプトリでありその結果0.30ジオプトリよりも十分
に小さく、好ましいジオプトリである0.10ジオプト
リよりも十分に小さい。
【0029】図3は図2と類似であるがテキストの様々
な項目がない。図4は、比較のために、同じ3ジオプト
リの屈折力の加入度を持つ従来のレンズについての図3
に類似の図である。図3と図4を比較すると、従来のレ
ンズの場合は、子午線の各側における最小シリンダ値と
最大シリンダ値との差は0.30ジオプトリより大き
い。こめかみ側では、この差は図4の従来のレンズにお
いては0.67である。鼻の側では、この差は同じレン
ズについて0.36である。子午線の両側におけるシリ
ンダ値の最大値の間の差は0.24ジオプトリである。
【0030】図5は、グラフ形式で、本発明によるレン
ズの子午線に沿う平均球面値を示しており、図5上の垂
直軸はmmで目盛られてy軸座標を表しており、水平軸
は5ジオプトリのオフセットを伴ってジオプトリで目盛
られている。実線は平均球面値を示し破線は値n/R1
及びn/R2を表しており、その値の差がシリンダ値で
ある。図5は値n/R1及びn/R2が実質的に等しく
それは子午線上のシリンダ値が実質的にゼロであること
を意味している。子午線上の8mmのy軸座標で、遠用
視野領域の基準点における球面値及びシリンダ値は、そ
れぞれ、5.19ジオプトリ及び0.01ジオプトリで
ある。子午線上の−14mmのy軸座標の近用視野領域
の基準点においては、それらの値は8.23ジオプトリ
及び0.01ジオプトリである。
【0031】y軸座標4mmのマウンティングセンタに
おける平均球面値は0.13ジオプトリである。この値
は、遠用視野領域の基準点での球面値とほんのわずかに
異なる。本発明はこの結果、眼鏡使用者が、水平に見て
いるときは、遠用視野領域の基準点における屈折力に近
い屈折力を経験することを確実にする。好ましくは、マ
ウンティングセンタにおける球面値と遠用視野制御点と
の差は0.25ジオプトリ以下である。本発明はこの結
果、使用者が近用視野領域及び遠用視野領域でシャープ
な光景を享受するとともに、近用視野領域と中間視野領
域内で広いフィールドを享受することを確実化する。
【0032】累進多焦点レンズにおいて、累進長なる用
語が使用されて、その長さ、より正確には屈折力の加入
度の主要部分が達成されるレンズの高さを表す。マウン
ティングセンタから開始して、平均球面値が屈折力の加
入度の85%の値にまで増大する高さを特に考慮するこ
とができる。ここで考えられる屈折力の加入度が3であ
るレンズの場合に、主たる累進長は遠用視野領域の基準
点と、遠用視野領域の基準点におけるおける平均球面値
より大きい平均球面値0.83* 3=2.55ジオプト
リであるその点のy軸座標との差として定義される。こ
こで考えているレンズにおいて、5.19の平均球面値
プラス2.55=7.74ジオプトリが−8.55mm
のy軸の値を持つ子午線上の点で達成される。その結
果、累進長は12.55mmである。本発明はこの累進
長が好ましくは15.00mm以下であることを提案す
る。そのような値はレンズ全体にわたる累進長が短いま
まであり、且つレンズ上の近用視野領域はレンズ上の遠
用視野領域に十分に近いので眼鏡使用者が頭を上下に及
びその逆に移動する必要性を回避することを確実化す
る。
【0033】図6は図5におけるレンズの等球面ライン
を示し、これらのラインは非球面上の点により作られて
各ライン上では同じ平均球面値を持つようになってい
る。この値は図6内のそれぞれのライン上に示されてい
る。図6において、遠用視野領域の基準点における球面
値のための等球面ライン、即ち、遠用視野領域の基準点
を通過する実線と遠用視野領域の基準点における平均球
面値より大きい0.50、1.00、1.50、2.0
0、2.50、及び3.00のジオプトリの値に対する
等球nラインとが示されている。近用視野領域の基準点
の周りの実線は遠用視野領域の基準点における球面値よ
り大きい3ジオプトリの等球面ラインである。図6に示
すように、レンズの表面上の平均球面値のスロープ(slo
pe) は有利には、屈折力の加入度Aに0.1mm-1の定
数k’を乗算することにより得られる積k’*A以下、
即ち、図6におけるレンズの場合は、0.30ジオプト
リ/mm以下である。ここで、平均球面値のスロープは
非球面表面上の所与の点における球面値の勾配(gradien
t)のノルムである。球面値の勾配は(x、y)基準フレ
ームにおける座標(∂S/∂x,∂S/∂y)を持つベ
クトルであり、x及びyに関する球の部分偏微分のそれ
ぞれの値である。
【0034】図7は図5におけるレンズの等シリンダラ
インを示している。これらのラインは図6の等球面ライ
ンと類似の方法で定義され、ゼロシリンダ値に対応する
等シリンダラインは実質的に子午線上にあり、また、
0.50,1.00,1.50,2.00、及び2.5
0ジオプトリの等シリンダラインが図7に示されてい
る。図示のように、そしてレンズの中央部におけるゼロ
シリンダ値の子午線の存在の結果、シリンダ値の各値に
対して2つの等シリンダラインが実際に存在し、その1
つは鼻の側にあり、他の1つはこめかみの側にある。
【0035】図7はまた、レンズ表面上、すなわち30
mmの半径上、のシリンダ値の最大値は屈折力の加入
度、考察中の例では3ジオプトリ、に近い。最大値は実
際には鼻の側では3.12ジオプトリであり、座標(x
=15、y=−7)を持つ点に近い。レンズの表面上
で、シリンダ値を屈折力の加入度に近い上限に制限する
こと、そして好ましくは、屈折力の加入度から10%以
下だけ異なる上限に制限することが有利である。そのよ
うな束縛によりレンズに対するひずみを避けることが可
能になる。
【0036】以上説明したように、0.50等球面ライ
ン、または屈折力の加入度が3ジオプトリのレンズに対
する図3の場合におけるA/6ラインは、実質的に遠用
視野領域の下限を示している。図6はまたマウンティン
グセンタから始まる2本の直線ラインも示しており、そ
れらは実質的の0.50ジオプトリの等球面ラインに対
して接線となっている。これら2本のラインの間の角度
は、表面の上側部分では、少なくとも110°であるこ
とが有利である。これら2本のラインにより定められる
角度セクタにおいては、レンズの上側部分では、シリン
ダ値は0.50ジオプトリ以下にとどまる。好ましく
は、球面値もやはり0.50ジオプトリ以下である。こ
れらの直線ラインが作る角度に対する上に示した値は広
い遠用視野フィールドの存在を保証する。それらはシリ
ンダ値の大きい値をレンズ表面の両端部に追いやらせ
る。これは、特に高い屈折力の加入度の場合に、典型的
には2.50ジオプトリ以上の屈折力の加入度の場合
に、広い遠用視野領域を持つという要求とレンズの表面
にわたって可能なかぎり一様に平均球面値とシリンダ値
を分布させるという要求との間の良好な妥協を構成す
る。
【0037】等球面ラインに関する遠用視野領域の底に
おける限界を上記に記載してきた。中間領域と近用視野
領域に関しては、フィールドの限界はむしろ等シリンダ
ラインに関して決定される。実際に、これらの領域にお
いては、シリンダ値は遠用視野領域において十分に高い
値を持つ。したがって、屈折力の不足を順応により矯正
できても、表面のシリンダ値は自動的にユーザにとって
快適ではなくなる。結果的には、近用視野領域と中間視
野領域においては、フィールドの幅を決定するときに等
シリンダラインを参照することが好ましい。
【0038】A/2ライン、即ち、ここで考えている場
合では1.5ジオプトリのラインは、近用視野領域と丁
度同じような中間視野領域の横方向の限界を表してい
る。これらの等シリンダラインの間の距離はしたがって
実質的に近用視野領域の幅又は中間視野領域の幅を表し
ている。ここで考えているレンズにおいては、近用視野
領域の基準点から−14mmのy軸の値で、A/2等シ
リンダラインの間の水平距離、即ち、近用視野領域の基
準点のy軸座標と等しい−14mmのy軸座標を持つA
/2等シリンダライン上の2つの点のx軸座標間の差、
は15.5mmである。本発明は、近用視野領域の基準
点の高さにおけるA/2等シリンダラインの間でこのよ
うにして測定されたこの近用視野領域の幅は、15mm
以上であることが有利であることを提案する。そのよう
なフィールドの幅は使用者が快適な近い光景のために十
分に広いフィールドを持つことを保証する。このフィー
ルド幅は、特に、通常のサイズの紙のシート又は本をカ
バーする。
【0039】近用視野領域の限界に近いシリンダ値のス
ロープも考慮することができる。このシリンダ値のスロ
ープはシリンダ値における局所的な変化を表す。それ
は、球面値のスロープと同様に、所与の点におけるシリ
ンダ値の勾配のノルムによって定義される。そのような
変化を小さく保持するという事実により近用視野領域の
エッジにおいて動的な光景のある程度のひずみを避ける
ことができる。図7のレンズについて、近用視野領域の
基準点の高さにおいて、y=−14mmで、A/2等シ
リンダライン上のシリンダ値の傾斜はこめかみ側では
0.38ジオプトリ/mmであり鼻の側では0.38/
mmである。有利には、本発明は、近用視野領域の基準
点の高さにおけるA/2等シリンダライン上のシリンダ
値の傾斜は屈折力の加入度Aに0.14mm-1の値を持
つ定数k”を乗算することにより得られる積k”*A以
下であることを提案する。ここで考えている屈折力の加
入度3のレンズについては、これは0.42ジオプトリ
/mmに相当する。
【0040】そのような限定を課することにより、使用
者の動的な光景を近用視野領域だけではなくそのエッジ
においても改善することができる。中間視野領域におい
ては、幅はA/2等シリンダラインの間で測定できる。
この幅は、好ましくは、近用視野領域の基準点の高さに
おける近用視野領域の幅の40%より常に大きい。ここ
で議論しているレンズの場合は、A/2の等シリンダラ
インの間の中間視野領域の幅は−4mmのオーダのy軸
座標に対して最小であり、6.75mmに等しい。この
値は近用視野領域の基準点の高さにおける近用視野領域
の15.5mm幅の40%より十分に大きい。
【0041】本発明による様々なレンズの提供を可能に
する様々な特性の詳細を次に記載する。レンズ表面は、
それ自体は知られているが、連続であり、連続的に3回
得られる。当業者が知っているように、累進レンズの表
面は、ある数のレンズパラメータに対する限定条件を固
定することにより、コンピュータを用いてディジタル的
に最適化される。
【0042】上記で定義された1つ又は数個の境界条件
が限定条件として採用できる。ファミリー内の各レンズ
に対して、累進の主子午線を定義することにより有利に
スタートできる。このために、上記で参照したフランス
特許第2,683,642 号の教示が利用できる。累進の任意の
他の定義も又本発明の教示を適用するために採用可能で
ある。図1を参照して与えられるものと、図7を参照し
て与えられるものの、子午線の2つの例に着目される。
【0043】明らかに、本発明は上記したことに限定さ
れない。例えば、非球面表面は眼鏡使用者に向かう表面
でもよい。さらに、この明細書において、一方の目から
他方の目へと異なるレンズの存在を主張するものではな
い。最後に、上記の記載は屈折力の加入度が3の例をカ
バーするが、本発明はまた他の屈折力の加入度を持つレ
ンズにも適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】累進多点焦点レンズの非球面表面の概略図であ
る。
【図2】本発明によるレンズについての、図1のライン
上のシリンダ値を示す図である。
【図3】図2におけるのと類似の図である。
【図4】従来のレンズについての、図3におけるのと類
似の図である。
【図5】本発明によるレンズの子午線に沿う平均球面値
をグラフ形式で示す図である。
【図6】図5におけるレンズに対する等球面ラインを示
す図である。
【図7】図5におけるレンズに対する等シリンダライン
を示す図である。
【符号の説明】
S…平均球面値 C…シリンダ値 VL…遠用視野領域の規準点 VP…近用視野領域の規準点 CM…マウンティングセンタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その上のすべての点で平均球面値とシリ
    ンダ値とを有する非球面表面を備え、基準点(VL)を
    持つ遠用視野領域と、基準点(VP)を持つ近用視野領
    域と、中間視野領域と、前記3つの領域を通過する累進
    の主子午線と、マウンティングセンタ(CM)とを備え
    る眼鏡用累進多焦点レンズにおいて、 前記近用視野領域の基準点と前記遠用視野領域の基準点
    の間の平均球面値の差として定義される屈折力の加入度
    Aが2.50ジオプトリ以上であり、 前記マウンティングセンタにおける平均球面値と前記遠
    用視野領域の基準点における平均球面値との差が0.2
    5ジオプトリ以下であり、 前記遠用視野領域は、頂点が前記マウンティングセンタ
    にあり、中心角が110°の少なくとも1つの角度セク
    タであって、その中で球面値とシリンダ値は0.50ジ
    オプトリ以下であるものを含み、 前記近用視野領域の基準点の上で、且つ前記中間視野領
    域の実質的に中央まで延びている前記レンズの領域にお
    いて、 前記子午線の両側で20mmの距離にわたる最大シリン
    ダ値の間の差は0.30ジオプトリ以下の絶対値を持
    ち、 前記子午線の各側で、シリンダ値の最大値と最小値の間
    の差の絶対値は、屈折力の加入度に0.10の値を持つ
    定数kを乗じて得られる積k*A以下である、ことを特
    徴とする眼鏡用累進多焦点レンズ。
  2. 【請求項2】 前記レンズの近用視野領域の基準点の上
    の領域は、前記マウンティングセンタの11mm下に配
    置された水平ラインの下に、7mmにわたって延びてい
    ることを特徴とする、請求項1に記載のレンズ。
  3. 【請求項3】 Aを屈折力の加入度とすると、前記遠用
    視野領域はA/6の等球面ラインにより形成されるレン
    ズの上側部分内に下限を持つことを特徴とする、請求項
    1または2に記載のレンズ。
  4. 【請求項4】 レンズは15mm以下の累進の主要長さ
    を有し、累進の長さは前記マウンティングセンタと前記
    遠用視野領域の基準点における球面値より大きい屈折力
    の加入度の85%の球面値を持つ前記子午線上の点との
    間の高さの差として定義されていることを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のレンズ。
  5. 【請求項5】 球面の表面上の各点における球面の勾配
    のノルムは屈折力の加入度Aに0.1mm-1の値の定数
    k’を乗算することにより得られる積k’*A以下であ
    ることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に
    記載のレンズ。
  6. 【請求項6】 シリンダ値の上側の値は屈折力の加入度
    を10%より多くは超えないことを特徴とする、請求項
    1から5に記載のレンズ。
  7. 【請求項7】 前記近用視野領域の基準点の高さにおけ
    る、レンズの屈折力の加入度の半分を表す等シリンダラ
    イン上のシリンダ値の勾配のノルムは、レンズの屈折力
    の加入度Aに0.14mm-1の値の定数k”を乗算する
    ことにより得られる積k”*A以下であることを特徴と
    する、請求項1から6のいずれか1項に記載のレンズ。
  8. 【請求項8】 前記近用視野領域の基準点における屈折
    力の加入度の半分を表す等シリンダラインの間の距離は
    15mm以上であることを特徴とする,請求項1から7
    のいずれか1項に記載のレンズ。
  9. 【請求項9】 前記中間視野領域において、各高さで、
    レンズの屈折力の加入度の半分を表す等シリンダライン
    の間の距離は、前記近用視野領域の基準点の高さにおけ
    るレンズの屈折力の半分を表す等シリンダライン間の距
    離の40%以上であることを特徴とする、請求項1から
    8のいずれか1項に記載のレンズ。
  10. 【請求項10】 近用視野領域の基準点の上のレンズの
    前記領域において、前記子午線の両側上の20mmの距
    離にわたるシリンダ値の最大値の間の距離の絶対値は
    0.10ジオプトリ以下であることを特徴とする,請求
    項1から9のいずれか1項に記載のレンズ。
JP17919A 1999-01-22 2000-01-24 眼鏡用累進多焦点レンズ Pending JP2000214419A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9900708A FR2788861B1 (fr) 1999-01-22 1999-01-22 Lentille ophtalmique multifocale progressive
FR9900708 1999-01-22

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000214419A true JP2000214419A (ja) 2000-08-04

Family

ID=9541134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17919A Pending JP2000214419A (ja) 1999-01-22 2000-01-24 眼鏡用累進多焦点レンズ

Country Status (11)

Country Link
US (1) US6220705B1 (ja)
EP (2) EP1022601B1 (ja)
JP (1) JP2000214419A (ja)
CN (1) CN1159613C (ja)
AT (1) ATE510237T1 (ja)
AU (1) AU764867B2 (ja)
BR (1) BRPI0002033B1 (ja)
CA (1) CA2296823C (ja)
ES (1) ES2371430T3 (ja)
FR (1) FR2788861B1 (ja)
PT (1) PT1022601E (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006505007A (ja) * 2002-10-31 2006-02-09 ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッド 進行性円柱屈折力型眼用レンズ
EP2367048A1 (en) 2010-03-01 2011-09-21 Seiko Epson Corporation Spectacle lens and method for designing the same
WO2013141160A1 (ja) 2012-03-23 2013-09-26 Hoya株式会社 眼鏡レンズ、並びに眼鏡レンズの設計方法、製造方法及び製造システム
JP2015004988A (ja) * 2005-05-05 2015-01-08 カール ツァイス ビジョン オーストラリア ホールディングス リミテッド 累進めがねレンズ要素の列
CN113253557A (zh) * 2021-04-30 2021-08-13 电子科技大学 一种基于菲涅尔透镜的投影仪系统

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2809193B1 (fr) * 2000-05-16 2002-08-09 Essilor Int Lentille ophtalmique multifocale progressive a variation de puissance rapide
FR2820515B1 (fr) * 2001-02-02 2003-05-16 Essilor Int Lentille ophtalmique multifocale progressive a variation de puissance rapide
FR2820516B1 (fr) * 2001-02-02 2003-05-16 Essilor Int Lentille ophtalmique multifocale progressive a variation de puissance rapide
EP1376202B1 (fr) * 2002-06-17 2014-08-13 ESSILOR INTERNATIONAL (Compagnie Générale d'Optique) Modélisation d'une surface d'une lentille ophtalmique
DE10349721A1 (de) * 2003-10-23 2005-06-09 Rodenstock Gmbh Individueles Brillenglas
FR2884622B1 (fr) * 2005-04-19 2007-08-10 Essilor Int Verre ophtalmique comprenant une couche d'indice de refraction variable
US7735998B2 (en) * 2006-10-25 2010-06-15 Volk Donald A Multi-layered multifocal lens with blended refractive index
US7740354B2 (en) * 2006-10-25 2010-06-22 Volk Donald A Multi-layered gradient index progressive lens
EP2075622A3 (fr) 2007-11-27 2010-01-13 Optofinanz AG Lentilles ophtalmiques multifocales progressives à distribution constante
FR2924824B1 (fr) * 2007-12-05 2010-03-26 Essilor Int Lentille progressive de lunettes ophtalmiques ayant une zone supplementaire de vision intermediaire
US8256895B2 (en) * 2008-02-20 2012-09-04 Swissphonics Sa Progressive multifocal ophthalmic lenses identically optimized over a wide range of refractive indices, base curves, and additions
US8100529B2 (en) * 2008-07-31 2012-01-24 Hoya Corporation Progressive-addition lens
NL2002540C2 (en) 2009-02-17 2010-08-18 Oculentis B V Ophthalmic lens with optical sectors.
EP2407815B1 (en) * 2009-03-12 2018-08-15 Hoya Corporation Method of compiling shape data of a spectacle lens, spectacle lens shape data compiling device and spectacle lens
EP2506063A1 (en) * 2011-03-31 2012-10-03 ESSILOR INTERNATIONAL (Compagnie Générale d'Optique) Progressive ophthalmic lens
EP2648032A1 (fr) * 2012-04-02 2013-10-09 Essilor Canada Ltee Surface ophtalmique progressive
CN102749723A (zh) * 2012-07-26 2012-10-24 苏州苏大明世光学有限公司 一种盲区优化的渐进眼用镜片及其模具
CN102830503A (zh) * 2012-07-26 2012-12-19 苏州苏大明世光学有限公司 一种通用型渐进多焦点镜片与模具
CN102768414B (zh) * 2012-07-30 2013-09-25 上海理工大学 一种新型多光轴渐进多焦点镜片设计方法
CN103246084B (zh) * 2013-05-29 2015-05-27 苏州科技学院 一种固定通道长度的渐进多焦点镜片
US10690939B2 (en) * 2014-08-04 2020-06-23 Essilor International Spectacles comprising a pair of progressive lenses
CH711395A2 (fr) * 2015-05-21 2017-02-15 Novacel Ophtalmique Sas Procédé de conception de lentilles ophtalmiques progressives.

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4012609A1 (de) * 1990-04-19 1991-10-24 Zeiss Carl Fa Gleitsichtflaeche fuer eine gleitsichtbrillenlinse
FR2683643B1 (fr) 1991-11-12 1994-01-14 Essilor Internal Cie Gle Optique Lentille ophtalmique multifocale progressive.
FR2683642B1 (fr) 1991-11-12 1994-01-14 Essilor Internal Cie Gle Optique Lentille ophtalmique multifocale progressive.
FR2699294B1 (fr) * 1992-12-11 1995-02-10 Essilor Int Lentille ophtalmique multifocale progressive.
FR2726374B1 (fr) * 1994-10-28 1996-12-27 Essilor Int Lentille ophtalmique multifocale progressive
US5691798A (en) * 1995-07-27 1997-11-25 Teijin Chemicals Ltd. Progressive power ophthalmic lens
DE19612284A1 (de) * 1996-03-28 1997-10-02 Zeiss Carl Fa Multifokale Brillenlinse
FR2753805B1 (fr) * 1996-09-20 1998-11-13 Essilor Int Jeu de lentilles ophtalmiques multifocales progressives

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006505007A (ja) * 2002-10-31 2006-02-09 ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッド 進行性円柱屈折力型眼用レンズ
JP2015004988A (ja) * 2005-05-05 2015-01-08 カール ツァイス ビジョン オーストラリア ホールディングス リミテッド 累進めがねレンズ要素の列
JP2017049607A (ja) * 2005-05-05 2017-03-09 カール ツァイス ビジョン オーストラリア ホールディングス リミテッド 累進めがねレンズ要素の列
EP2367048A1 (en) 2010-03-01 2011-09-21 Seiko Epson Corporation Spectacle lens and method for designing the same
WO2013141160A1 (ja) 2012-03-23 2013-09-26 Hoya株式会社 眼鏡レンズ、並びに眼鏡レンズの設計方法、製造方法及び製造システム
US9638937B2 (en) 2012-03-23 2017-05-02 Hoya Corporation Spectacle lens, and method for designing spectacle lens, manufacturing method and manufacturing system of the spectacle lens
CN113253557A (zh) * 2021-04-30 2021-08-13 电子科技大学 一种基于菲涅尔透镜的投影仪系统
CN113253557B (zh) * 2021-04-30 2022-08-02 电子科技大学 一种基于菲涅尔透镜的投影仪系统

Also Published As

Publication number Publication date
FR2788861A1 (fr) 2000-07-28
EP1022601B1 (fr) 2011-05-18
FR2788861B1 (fr) 2001-03-30
CA2296823C (en) 2007-04-10
ES2371430T3 (es) 2012-01-02
AU1348600A (en) 2000-07-27
ATE510237T1 (de) 2011-06-15
PT1022601E (pt) 2011-08-25
AU764867B2 (en) 2003-09-04
CN1159613C (zh) 2004-07-28
CA2296823A1 (en) 2000-07-22
US6220705B1 (en) 2001-04-24
EP2278386A1 (fr) 2011-01-26
EP1022601A1 (fr) 2000-07-26
BRPI0002033B1 (pt) 2015-06-09
CN1262452A (zh) 2000-08-09
BR0002033A (pt) 2001-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000214419A (ja) 眼鏡用累進多焦点レンズ
JP2859054B2 (ja) 眼鏡用のマルチフォーカルレンズ
JP2859055B2 (ja) 眼鏡用のマルチフォーカルレンズ
JP4481647B2 (ja) バランスされた累進レンズ
US4606622A (en) Multi-focal spectacle lens with a dioptric power varying progressively between different zones of vision
US8128226B2 (en) Method for the determination of a progressive ophthalmic lens
US10379382B2 (en) Spectacle ophthalmic lens intended to be mounted on a spectacle frame
KR102042554B1 (ko) 안경 렌즈 결정 방법
JP2007241276A (ja) 累進焦点眼鏡レンズの決定方法
JP3080295B2 (ja) 漸進的多焦点眼鏡レンズ
US9523864B2 (en) Method for determining a progressive ophthalmic lens
WO2007007209A2 (en) Ophthalmic lens
CA2250616C (en) Ophthalmic lens
CN107407826B (zh) 眼科镜片以及确定所述眼科镜片的方法
JPH11194309A (ja) 多焦点眼用レンズ
US9411170B2 (en) Process for determining a pair of progressive ophthalmic lenses
EP1154303A2 (en) Progressive-power multifocal lens
JP3690427B2 (ja) 累進多焦点レンズおよび眼鏡レンズ
EP3143458A1 (en) A progressive multifocal lens having an enlarged intermediate distance vision region
JP2004519006A (ja) 急な屈折力変化をもつ累進多焦点レンズ
US6540354B2 (en) Multifocal ophthalmic lens
US20040189932A1 (en) Progressive addition power lens
US10983365B2 (en) Method of modifying an dioptric function of an ophthalmic lens surface
JP5068411B2 (ja) 目線の移動中に両眼特性を少し変えたプログレッシブ眼鏡レンズ
WO2020225449A1 (en) An ophthalmic progressive addition lens adapted for a wearer

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070731

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071030

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20071102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080527

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080828

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20081009

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20081107

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090325

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090325

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090327

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100426

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100430

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101227

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101228