JPH11194309A - 多焦点眼用レンズ - Google Patents

多焦点眼用レンズ

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JPH11194309A
JPH11194309A JP29541798A JP29541798A JPH11194309A JP H11194309 A JPH11194309 A JP H11194309A JP 29541798 A JP29541798 A JP 29541798A JP 29541798 A JP29541798 A JP 29541798A JP H11194309 A JPH11194309 A JP H11194309A
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lens
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cylinder
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    • G02C7/061Spectacle lenses with progressively varying focal power
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のレンズの欠点を克服すると共に、良好
な中心視性能を維持しながらも向上した周辺視界を確保
し、それによって、着用者がレンズに容易に順応する多
焦点レンズを提供すること。 【解決手段】 その上の全ての点において平均球値及び
シリンダ値を有する非球面と、遠視領域VLと、近視領
域VPと、中間視領域VIとを備える多焦点眼用レンズ
において、プログレッションの長さ、すなわち、レンズ
の異なる領域においてレンズの倍率が設定された量まで
変化する長さ、が短くなっている。レンズの周辺におけ
る歪みを防ぐために、レンズの幾何中心に心合わせされ
た半径20mmの円に沿っては球値の変化があまり急激
ではなく、この円の内側のレンズの表面のシリンダ値の
変化が非常に小さくなることを確保するように、等球値
線及び等シリンダ値線がレンズの表面に分布させられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、その上の全ての各
点において平均球値(mean sphere)とシリ
ンダ値とを有する非球面と、遠視領域と、近視領域と、
中間視領域と、これら3つの領域を通過するプログレッ
ション(遷移部分)(progression)の主子
午線とを有する多焦点眼用レンズに関する。なお、本明
細書中における、「近視」とは近くを見ることを意味
し、同様に「遠視」とは遠くを見ることを意味する。
【0002】
【従来の技術】このようなレンズは公知となっており、
多焦点レンズの中から、全ての距離の視点に適合された
プログレッシブレンズとして知られるレンズ、及び特に
近視及び中間視用のレンズを区別することができる。多
焦点眼用プログレッシブレンズは、遠視領域と、近視領
域と、中間領域と、これら3つの領域を通過するプログ
レッションの主子午線とを備える。本願と一体のものと
して参照されるフランス特許出願明細書第269929
4号には、その冒頭において、(プログレッションの主
子午線、遠視領域、近視領域等の)多焦点眼用プログレ
ッシブレンズの様々な要素、並びに、このようなレンズ
の着用者の快適性を向上させるために本願出願人によっ
てなされた研究成果が記載されている。
【0003】出願人はさらに、視力のよい人の視覚に関
する要求をさらに満足させるため且つ多焦点プログレッ
シブレンズの快適性を向上させるために、倍率増分値A
の関数としてプログレッションの主子午線の形状を適合
させることを提案している(フランス特許出願明細書第
FR−A−2683642号)。このようなレンズのた
めに、倍率増分値Aが遠視領域の基準点と近視領域の基
準点との間の平均球値の変化として定義される。
【0004】このようなプログレッシブレンズが通常は
着用者の屈折異常及び近視のために必要とされる倍率の
関数として処方される。特に近視用のレンズもあり、こ
のようなレンズは従来のプログレッシブレンズが有する
ような予め定められた基準点を有する遠視領域を備えて
いない。このようなレンズが着用者が必要とする近視用
倍率に応じて処方され、遠視用倍率とは無関係に処方さ
れる。このようなレンズは1988年4月付けの「眼鏡
屋(Opticien Lunetier)」の記事に
に開示されており、エシロア デルタ(Essilor
Delta)という商標で本願出願人によって市場で
販売されている。このレンズはさらにプログレッシブレ
ンズのように簡単に使用でき且つ容易に着用でき、プロ
グレッシブレンズを装着していない視力のよい人にとっ
て魅力的なものである。このレンズはさらにフランス国
特許出願FR−A−2588973号に開示されてい
る。このレンズは満足のいく近視を確保するために、視
力を矯正するのに一般的に用いられている単焦点レンズ
と等価である中央部分を有する。さらに、このレンズは
上側部分において倍率がわずかばかり小さくされてお
り、着用者が通常の近視野よりも鮮明な視野を有するの
を確保する。最後に、レンズは近視のための見かけ上の
倍率に等しい倍率値を有する点と、レンズの下側部分に
ある高倍率領域と、レンズの上側部分にある低倍率領域
とを有する。
【0005】プログレッシブレンズであろうと近視用レ
ンズであろうと、現在の多焦点レンズを、着用者の快適
性を向上させるために中心視性能に関し、さらに改良す
ることができる。多焦点レンズの着用者は実際、動態視
に不快感を感ずることが時としてあり、この不快感は頭
痛及び吐き気のような症状を引き起こすことがある。こ
のようなレンズも、装着者の最適な快適性を確保するの
に十分高い近視領域を維持することにより改良すること
ができる。さらに、中間視および遠視に接して広い視野
を設けることが重要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のレン
ズの欠点を克服すると共に、良好な中心視性能を維持し
ながらも向上した周辺視界を確保し、それによって、着
用者がレンズに容易に順応する多焦点レンズを提供す
る。それにもかかわらず、本発明は、平均球値の急激な
プログレッションを確保し、それによって、広い近視面
積を存在を確保する。等球値線及び等シリンダ値線の釣
合いのとれた分布がさらに達成される。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はその上の全ての
点において平均球値およびシリンダ値を有する非球面を
備えると共に、遠視領域VLと、近視領域VPと、中間
視領域VIと、これら三つの領域を通過するプログレッ
ションの主子午線MM’とを備え、本明細書で規定され
るプログレッションの主長さが16mmよりも短く、レ
ンズの幾何中心と心合わせされた直径40mmの円上の
平均球値の正弦導関数の係数の最大値|dS/dθ|
max が前記子午線に沿った平均球値の傾きの最大値P
mer の4分の1よりも小さい、すなわち、 |dS/dθ|max /Pmer <0.25 であり、前記円の内側のシリンダ値の最大値Cmax がレ
ンズの見かけ上の倍率増分Ano m よりも小さい、すなわ
ち、 Cmax <Anom である多焦点眼用レンズを提供する。
【0008】有利には、プログレッションの主子午線は
シリンダ値が0.5ジオプトリーである点により形成さ
れる各線を結ぶ水平線分の中間点により形成される。シ
リンダ値が倍率増分の半分に等しい点によって形成され
る線によって前記レンズの上側部分に境界を定められて
いる近視領域は、近視の基準点において14.5mmよ
り大きい幅を有することができる。
【0009】シリンダ値が倍率増分の半分に等しい点に
よって形成される線によって前記レンズの上側部分に画
定されている前記遠視領域は、好適には、前記レンズの
幾何中心から始まる2つの上方に向いた半線によって形
成される少なくとも1つの角付扇状部を含み、これらの
半線は少なくとも150°の角度を有する。好適には、
前記レンズの表面のシリンダ値が倍率増分より小さく、
好適には倍率増分の90%よりも小さくなる。
【0010】有利には、プログレッションの主子午線に
よって境界を定められている前記レンズの2つの部分に
おける最大シリンダ値の差は0.1ジオプトリーより小
さく、好適には0.05ジオプトリーより小さくなる。
1つの実施態様においては、レンズは、近視及び中間視
用の多焦点レンズであり、このレンズの幾何中心と心合
わせされた半径20mmの円の内側におけるプログレッ
ションの前記子午線の平均球値の最大値と最小値との差
として規定される倍率増分を有する。
【0011】この場合には、プログレッションの主長さ
が倍率増分と前記子午線に沿った平均球値Pmer の傾き
の最大値との比として規定される。他の実施様態におい
ては、レンズは、近視領域のための基準点と、遠視領域
のための基準点とを有する多焦点プログレッシブレンズ
であり、このレンズの倍率増分がこれら2つの基準点に
おける平均球値の差として規定される。
【0012】この場合には、プログレッションの主長さ
が取り付け中心と、平均球値が遠視のための前記基準点
における平均球値に前記倍率増分の85%を加えた所に
ある前記子午線上の点との鉛直方向距離である高さにお
ける差として規定される。本発明のさらに別の特徴およ
び利点は添付図面を参照した本発明を限定しない例によ
る本発明の実施態様の以下の記載から、さらに明らかに
なろう。
【0013】
【発明の実施の形態】以下では、x軸がレンズの水平軸
に対応し、y軸が鉛直軸に対応する直交座標系が採用さ
れる。基準座標系の中心Oはレンズの幾何中心である。
図1は公知の眼用プログレッシブレンズの概略前面図で
あり、このレンズの様々な要素を示している。
【0014】図2から図5は本発明によるレンズの光学
特性を示しており、このレンズは約60mmの直径を有
する。図2から図5においては、1ジオプターの倍率増
分を有するレンズを説明している。図6から図11は2
又は3ジオプターの倍率増分を有するレンズに関する同
様の図を示している。
【0015】図1に関して、多焦点眼用レンズの様々な
要素を説明する。このようなレンズは一般的に、図1に
示される非球面状面と、非球面状又はトロイド状となり
得る第2面とを有する。非球面上のすべての点対し平均
球値Dが次式によって定義される。
【0016】
【数1】 ここで、R1 及びR2 はメートルで表される最大曲率半
径及び最小曲率半径であり、nはレンズ材料の屈折率で
ある。シリンダ値Cが次式によって定義される。
【0017】
【数2】 等球値線は、同じ値の平均球値を有するレンズ表面上の
複数の点を幾何中心Oにおいてプログレッシブ面に接す
る平面へ射影することによって形成される線である。同
様に、等シリンダ値線は、同じシリンダ値を有する複数
の点をこの同じ平面へ射影することによって形成される
線である。
【0018】従来通り、レンズ1は、上側部分の遠くを
見るための遠視領域VLと、下側部分の近くを見るため
の近視領域VPと、これら2つの領域の間の中間領域V
Iとを備える。プログレッシブレンズに対して、近視が
測定される基準点Pが近視領域に画定され、遠視が測定
される基準点Lが遠視領域に画定される。近視用レンズ
の場合には、基準点Pが近視を測定するために近視領域
に画定されるが、遠視領域のために対応する基準点は画
定されない。
【0019】図1において、遠視領域、中間領域及び近
視領域を通過するレンズのプログレッションの主子午線
2が示されている。この主子午線が0.50ジオプトリ
ーの等シリンダ値線によって境界を定められた水平線分
の中間点の軌跡として定められる。図1の例において
は、主子午線が本質的には3つの線分から構成され、そ
の第1の線分はレンズの頂点から概ね鉛直方向に延び、
点Lを通過して、点Dまで下方に延びており、この点D
は取り付け中心と称されると共に、遠視制御点Lと幾何
中心Oとの間に位置する。第2の線分は点Dからレンズ
の鼻側へ向かって斜めに延び、第3の線分は第2の線分
の端点Cから始まって、近視制御点Pを通過する。主子
午線を他の形状にすることができる。
【0020】多焦点眼用プログレッシブレンズの場合に
は、倍率増分が公知の方法で定められ、この倍率増分は
近視領域の基準点Pと遠視領域の基準点Lの間の平均球
値の差である。近視及び中間視用の多焦点レンズの場
合、球値の最小値及び最大値がレンズの幾何中心を中心
とする半径20mmの円の境界内の主子午線上で測定さ
れて定められる。倍率増分は球値のこれら最小値と最大
値の間の差であり、この定義はプログレッシブレンズの
場合には従来の倍率増分の定義、すなわち、近視に関す
る基準点と遠視に関する基準点の間の球値の差、と実質
的に等価である。
【0021】これらの定義に関して、レンズの上側部分
の遠視領域の境界が倍率増分の半分に等しい値の等シリ
ンダ値線によって形成されると一般的には考えられてい
る。同様に、レンズの下側部分の近視領域の境界が倍率
増分の半分に等しい値の等シリンダ値線によって定めら
れる。図1に示される内側の円は日常生活をするときに
眼によって走査される領域を表す。中心視領域として知
られるこの部分の寸法及び位置は出願人の研究所で行わ
れた多数の一連の測定によって求められており、199
2年、IEEE、薬工学及び生物工学部会の第14回年
次国際会議の予稿集の第4部の第1668〜1669頁
のIEEEのT.ボニン(Bonnin)とN.バー
(Bar)による携帯型眼運動記録計、1993年、A
AO、1993年の検眼と視覚科学(Optometr
y and vision science)の第12
号の第70巻の第154頁、N.バー、T.ボニン及び
C.ペドレノ(Pedreno)の「眼用非球面レンズ
の最適化−日常の仕事に関する視点運動の記録(Opt
imization of ophthalmic a
spheric lenses:recording
of eye movement for every
day tasks)」、又は93年、ECEM、N.
バーによるポスタの「視覚空間の使用(The use
of visual space)」が例として参照
されることができる。この領域は取り付け中心を中心と
する直径30mmの円盤を網羅している。
【0022】着用者にとって最高の視覚快適性を確保す
るために、中心視領域を取り囲む、レンズの幾何中心と
心合わせされた直径40mmの円盤を考え、この円に沿
った球値の接線変動を制限することを試みた。この円に
沿った球値における変動を制御することは多焦点表面の
光学特性における歪みを抑制することを可能とさせ、着
用者の周辺視界が改善される。直径40mmの円の内側
においてシリンダ値のような欠点が抑制され、それによ
って、中心視領域の内側の鮮明な視界ができる限り確保
されることがさらに望ましい。この円が図1、図3、図
7、及び図10に示されている。
【0023】レンズのプログレッションの緩慢度合いを
改善すると共に、着用者がレンズに順応することを容易
にするために、本発明は、以下の図面に関して説明され
るレンズ表面の特性の新しい定義を検討することに着手
する。図面は多焦点プログレッシブレンズの場合を示し
ているが、本発明は必要な変更を加えて近視用多焦点レ
ンズにも適用される。
【0024】図2は本発明によるレンズの主子午線に沿
った倍率を示すグラフであり、このレンズの倍率増分は
1ジオプトリーである。図1のグラフのy軸座標はレン
ズ上のy軸座標であり、x軸座標は遠視領域の基準点と
の倍率の差をジオプトリー単位で与える。子午線に沿っ
たy軸上にあるy=8mmの値を有する点は遠視領域の
基準点Lに対応し、この基準点Lは図2の場合には最小
球値の点であり、この点においては、平均球値は5.2
ジオプトリーで、シリンダ値は0.01ジオプトリーで
あり、子午線上の−14mmのy軸値を有する点は近視
領域の基準点Pであり、この点においては、平均球値は
6.20ジオプトリーで、シリンダ値は0.01ジオプ
トリーである。
【0025】多焦点プログレッシブレンズの場合、取り
付け中心のy軸値と、平均球値が遠視領域の基準点にお
ける平均球値と倍率増分の85%との和に等しい子午線
上の点のy軸値との高さにおける差としてプログレッシ
ョンLppの主長さが定義される。図2の例においては、
y軸座標の値がy=−8.4mmである点における平均
球値は遠視基準点における平均球値に対し倍率増分より
も85%高く、取り付け中心がy軸上のy=4mmの位
置する場合には、プログレッションの主長さは12.4
mmである。
【0026】近視及び中間視用の多焦点プログレッシブ
レンズに関して、プログレッションの主長さは上述され
たように定義される倍率増分と子午線に沿った平均球値
の傾きとの比であり、これは次式で表される。 Lpp=(Smax −Smin )/Pmer ここで、Smax 及びSmin はそれぞれ子午線上の球値の
最大値及び最小値であり、Pmer は子午線に沿った平均
球値の傾きの最大値であり、球値の傾きはx及び/又は
yに関する球値の最大傾斜率に相当する。この比Lpp
長さと等価であり、平均球値がそこに沿って倍率増分に
相当する値だけ増加する長さを表す。
【0027】いずれの場合にも、プログレッションの主
長さは倍率増分と実質的に等しい平均球値の変化に相当
する子午線に沿った位置を表している。図2は、第一
に、球値が点Lの上方の遠視領域において実質的に一定
を保つことを示している。図2はさらに、球値が点P付
近の近視領域において実質的に一定を保つことを示して
いる。さらに、図2はプログレッションの主長さが短
く、とりわけ、16mmよりも短いことを示している。
以上のことは近視制御点の上方に延在する領域に満足さ
れる近視界を確保し、着用者が頭を動かす必要性を無く
す。したがって、快適で広範囲な近視界が確保される。
子午線上の球値の最大の傾きは0.085ジオプトリー
/mmである。
【0028】図3は図2のレンズの前面図であり、プロ
グレッションの主子午線及び等しい平均球値の線とを示
している。図2に示されるそれらの要素が等球値線と共
に図3に示される。図3の等球値線はそれぞれ遠視制御
点Lにおける平均球値に対して0.25、0.5、0.
75又は1ジオプトリーだけ大きい平均球値を表してい
る線11、12、13、及び14である。さらに、レン
ズの幾何中心に心合わせされている直径40mmの円が
示されている。
【0029】図4は図2のレンズの前面図であり、プロ
グレッションの主子午線及び等シリンダ値線を示してい
る。図2に示されているそれらの要素は図4にも存在す
る。シリンダ値がプログレッションの主子午線に沿って
低いので、各シリンダ値の値に関して2つの等シリンダ
値線がある。図4の等シリンダ値線は、それぞれ0.2
5、0.50、0.75ジオプトリーのシリンダ値を表
す線16及び16’と、線17及び17’と、線18及
び18’である。
【0030】上で示されたように、レンズの上側部分に
おいては、遠視領域の境界が0.5ジオプトリー等シリ
ンダ値線17及び17’によって実質的に形成される。
したがって、本発明のレンズはレンズの上側半分の殆ど
全てを覆って拡がる広い遠視領域を有する。レンズの下
側半分においては、近視領域の境界がさらに0.5ジオ
プトリー等シリンダ値線17及び17’によって実質的
に形成される。
【0031】半径20mmの円の内側のレンズの表面に
おけるシリンダ値の最大値は0.88ジオプトリーであ
り、この値が座標x=16、y=−8を有する点におい
て得られ、この最大値は倍率増分よりも小さい。この最
大値が鼻側で得られ、側頭側にあるシリンダ値の最大値
は0.83ジオプトリーであり、レンズの幾何中心から
10mm離れているx=−8、y=−6の点で得られ
る。レンズの鼻側及び側頭側の最大シリンダ値の差は
0.05ジオプトリーより小さい。本発明は、この変化
を0.1ジオプトリーより小さくする、好適には0.0
5ジオプトリーより小さくすることを提案する。
【0032】図5は、レンズの幾何中心に心合わせされ
た半径20mmの円に関して、球値の導関数を角度の関
数として示しており、x軸は目盛りが度単位であり、半
径20mmの円の中心を通る半線が水平に対して成す角
度θを与える。図5から、導関数の最大絶対値(max
imum modulus)は0.018ジオプトリー
/°であり、この値は310°に近いθ値で、すなわ
ち、レンズの下側部分で得られる。
【0033】したがって、図2から図5のレンズは、プ
ログレッションが緩やかで、着用者にとって順応が容易
になされることを確保する。定量的には、このことが以
下の関係によって表される。 A/Pmer <16mm (1) |dS/dθ|max /Pmer <0.25 (2) Cmax <Anom (3) これらの関係において、|dS/dθ|max はレンズの
幾何中心に心合わせされた半径20mmの円に関する平
均球値の正接導関数(tangentialderiv
ative)の最大絶対値であり、Pmer は子午線に沿
った平均球値の傾きの最大値で、ジオプトリー/mm単
位であり、Cmax は上述の半径20mmの円の内側のシ
リンダ値の最大値であり、Anom はレンズの倍率増分の
見かけ上の値で、ジオプトリー単位である。
【0034】したがって、値0.25はmm/°単位で
ある。上で説明されたように関係(1)はレンズのプロ
グレッションの主長さを制限する。関係(2)は半径2
0mmの円に沿った球値の変化があまり急激ではないこ
とを表している。角度に関する導関数の代わりに、円形
に湾曲したx軸に関する導関数を使用することもでき
る。円上の平均球値の正接導関数という語は半径20m
mの円の中心を通る半線が水平線に対して成す角度θに
関する平均球値の導関数を意味し、この導関数の計算は
簡単な数学的作業である。
【0035】この関係において、因子1/Pmer は異な
る倍率増分を有するレンズを比較することを可能にする
正規化因子である。第3の関係はレンズの表面のシリン
ダ値の変化を制限する。これら2つの関係を組み合わせ
ることは、等球値線及び等シリンダ値線がレンズの表面
中に都合よく分布していることを確保させ、それによっ
てレンズのプロギレッションが非常に緩やかであること
を確保する。
【0036】出願人によって試験された従来技術のあら
ゆる多焦点眼用レンズは関係(1)、(2)及び(3)
の組み合わせを満足しない。本発明は、等シリンダ値線
及び等球値線のこのような分布を始めて提供するもので
ある。図6から図8は図2から図4と同様の図である
が、2ジオプトリーの倍率増分を有するレンズに関する
ものであり、図9から図11は図2から図4と同様の図
であるが、3ジオプトリーの倍率増分を有するレンズに
関するものである。図7及び図8に関して、等球値線と
等シリンダ値線はそれぞれ0.50ジオプトリー刻みで
示されており、図9及び図11に関して、等球値線と等
シリンダ値線はそれぞれ0.25ジオプトリー刻みで示
されている。
【0037】各レンズに関して、関係(1)から(3)
が満足される。図2から図5のレンズの場合には、以下
のようになる。 A/Pmer =12.4mm |dS/dθ|max /Pmer =0.22 Cmax =0.88<Anom =1.00ジオプトリー 倍率増分が2ジオプトリーのレンズ及び倍率増分が3ジ
オプトリーのレンズに関して、比(関係(1)及び
(2))は実質的に同一であり、最大シリンダ値は、一
方の側では、Cmax =1.75<Anom =2.00ジオ
プトリーであり、他方の側では、Cmax =2.65<A
nom =3.00ジオプトリーである。
【0038】本発明は、関係(1)、(2)及び(3)
を組み合わせて本発明のレンズの性能を向上させること
を可能とさせる他の有利な特徴を提供する。図2に関し
て上述されたように、プログレッションの主長さは、有
利には16mmより短く、倍率増分が1ジオプトリーの
レンズに関しては12.4mmであり、2ジオプトリー
の倍率増分のレンズ及び3ジオプトリーの倍率増分のレ
ンズに関しても、プログレッションの主長さは実質的に
同じ値を有する。従来技術のレンズにおいては、このよ
うにプログレッションの長さが短いことは一般的に着用
者にとって周辺視界に歪みを生じさせることにつながる
が、本発明によれば、関係(1)、(2)及び(3)に
よって表される条件のために、このプログレッションの
長さが短いことは着用者にとっての不便さをなんら生じ
させない。
【0039】本発明はさらに、近視用の基準点において
少なくとも14.5mmの幅を有する近視領域を提供
し、Aが倍率増分であるとすると、この幅が上で定義さ
れたA/2の各等シリンダ値線の間の点Pのy軸座標で
測定される。図3に見られるように、倍率増分が1ジオ
プトリーの場合には、近視領域の幅は17mmである。
2ジオプトリーの倍率増分を有するレンズ及び2ジオプ
トリーの倍率増分を有するレンズに関しても、近視領域
の幅はこの値と実質的に等しい。
【0040】本発明の1つの実施形態においては、遠視
領域はレンズの幾何中心から始まる2つの半線によって
形成される少なくとも1つの扇状部を備え、レンズの上
側に向かって向いている角度は約150°である。図4
に見られるように、倍率増分が1ジオプトリーの場合に
は、対応する半線19及び19’の間の角βは153°
である。2ジオプトリーの倍率増分と、同じく3ジオプ
トリーの倍率増分に関しても、この角は実質的に同じで
ある。近視領域は、Aが上で定義されたように倍率増分
であるとすると、レンズの上側部分で、等シリンダ値が
A/2の線によって境界を定められている。対応する半
線が図8及び図11に描かれている。
【0041】両眼視力を向上させるために、本発明はプ
ログレッションの主子午線によって境界を定められたレ
ンズの2つの部分間の最大シリンダ値の差が0.10ジ
オプトリーより小さくなるようにする。図4の場合に
は、1ジオプトリーの倍率増分に関して、鼻側(図4の
右手側)の最大シリンダ値は0.88ジオプトリーであ
り、側頭側では、最大シリンダ値は0.83ジオプトリ
ーである。図8のレンズ(倍率増分が2ジオプトリー)
では、対応する値は1.74ジオプトリーと1.69ジ
オプトリーであり、図11のレンズ(3ジオプトリーの
倍率増分)では、対応する値は2.65ジオプトリーと
2.60ジオプトリーである。
【0042】有利には、レンズのシリンダ値は倍率増分
より小さく、好適には倍率増分の90%よりも小さい。
例として、最大シリンダ値は、1ジオプトリーの倍率増
分の場合には0.88ジオプトリー、2ジオプトリーの
倍率増分の場合には1.74ジオプトリー、3ジオプト
リーの倍率増分の場合には2.65ジオプトリーであ
る。
【0043】本発明による様々なレンズを提供すること
を可能とさせる様々な特徴の詳細を以下に説明する。そ
れ自体公知であるように、レンズの表面は連続してお
り、連続して3度派生し得る。当業者にとって公知であ
るように、プログレッシブレンズの表面が、特定数のレ
ンズパラメータに関する境界条件を設定してコンピュー
タを使用してデジタル最適化によって得られる。
【0044】上述の通り定義された2つの関係の組み合
わせが、適切であるあるならば、上述の通り定義された
基準の一つ又は幾つかと共に境界条件として使用される
ことができる。これらの基準は遠視領域に基準点を有し
且つ近視領域に基準点を有する従来の多焦点プログレッ
シブレンズと近視用の多焦点レンズとの両方に適用され
る。
【0045】有利には、一群の各レンズに対し、プログ
レッションの主子午線を定めることから始めることがで
きる。このために、本願と一体のものとして参照される
上述されたフランス特許出願第FR−A−268364
2号の教示が用いられる。本発明の教示を適用するため
に、プログレッションの主子午線の他のあらゆる定義が
用いられることができる。
【0046】明らかに、本発明は上記の記載に限定され
るものではなく、数ある中で、非球面をレンズの着用者
に対面する表面とすることができる。さらに、両眼に対
して異ならせることができるレンズについての記載につ
いてこれまで一切記載されていないが、これは当然適用
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】多焦点プログレッシブレンズの概略前面図であ
る。
【図2】本発明によるレンズの子午線に沿った倍率の変
化を線図である。
【図3】プログレッションの主子午線及び平均球値のレ
ベルを示す線を示す図2のレンズの前面図である。
【図4】プログレッションの主子午線及びシリンダ値レ
ベルを示す線を示す図2のレンズの前面図である。
【図5】レンズの幾何中心に中心を置かれた半径20m
mの円の角度の関数として球値の導関数を示す。
【図6】倍率増分が2ジオプトリーの場合における図2
と同様の図である。
【図7】倍率増分が2ジオプトリーの場合における図3
と同様の図である。
【図8】倍率増分が2ジオプトリーの場合における図4
と同様の図である。
【図9】倍率増分が3ジオプトリーの場合における図2
と同様の図である。
【図10】倍率増分が3ジオプトリーの場合における図
3と同様の図である。
【図11】倍率増分が3ジオプトリーの場合における図
4と同様の図である。
【符号の説明】
1…レンズ 2…プログレッションの主子午線 VL…遠視領域 VP…近視領域 VI…中間視領域

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その上の全ての点において平均球値とシ
    リンダ値とを有する非球面を備えると共に、遠視領域
    (VL)と、近視領域(VP)と、中間視領域(VI)
    と、これら3つの領域を通過するプログレッション又は
    遷移部分(MM’)の主子午線と、倍率増分とを備える
    多焦点眼用レンズであって、 プログレッションの主長さが16mmよりも短く、 前記レンズの幾何中心と心合わせされた直径40mmの
    円上の平均球値の正弦導関数の最大絶対値(|dS/d
    θ|max )が前記子午線に沿った平均球値の傾きの最大
    値(Pmer )の4分の1よりも小さい、すなわち、 |dS/dθ|max /Pmer <0.25 であり、前記円の内側のシリンダ値の最大値(Cmax
    が前記レンズの見かけ上の倍率増分(Anom )よりも小
    さい、すなわち、 Cmax <Anom である多焦点眼用レンズ。
  2. 【請求項2】 プログレッションの前記主子午線が、シ
    ンリンダ値が0.5ジオプトリーである点によって形成
    される各線を結ぶ水平線分の中間点によって形成され
    る、請求項1に記載の多焦点眼用レンズ。
  3. 【請求項3】 シリンダ値が倍率増分の半分に等しい点
    によって形成される線によって前記レンズの上側部分に
    境界を定められている前記近視領域は、近視の基準点に
    おいて14.5mmより大きい幅を有する、請求項1又
    は請求項2に記載の多焦点眼用レンズ。
  4. 【請求項4】 シリンダ値が倍率増分の半分に等しい点
    によって形成される線によって前記レンズの上側部分に
    境界線が定められている前記遠視領域は、 前記レンズの幾何中心から始まる2つの上方に向いた半
    線によって形成される少なくとも1つの角付扇状部を含
    み、これらの半線は少なくとも150°の角度を有す
    る、請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の多焦点
    眼用レンズ。
  5. 【請求項5】 前記レンズの表面のシリンダ値が倍率増
    分より小さい、請求項1から請求項4のいずれか一項に
    記載の多焦点眼用レンズ。
  6. 【請求項6】 プログレッションの主子午線によって境
    界を定められている前記レンズの2つの部分における最
    大シリンダ値の差は0.1ジオプトリーより小さい、請
    求項1から請求項5のいずれか一項に記載の多焦点眼用
    レンズ。
  7. 【請求項7】 レンズは、近視及び中間視用の多焦点レ
    ンズであり、該レンズの幾何中心と心合わせされた半径
    20mmの円の内側におけるプログレッションの前記子
    午線の平均球値の最大値と最小値との差として規定され
    る倍率増分を有する、請求項1から請求項6のいずれか
    一項に記載の多焦点眼用レンズ。
  8. 【請求項8】 プログレッションの主長さが倍率増分と
    前記子午線に沿った平均球値(Pmer )の傾きの最大値
    との比として規定される、請求項7に記載の多焦点眼用
    レンズ。
  9. 【請求項9】 前記レンズは、近視領域のための基準点
    と、遠視領域のための基準点とを有する多焦点プログレ
    ッシブレンズであり、該レンズの倍率増分がこれら2つ
    の基準点における平均球値の差として規定される、請求
    項1から請求項6のいずれか一項に記載の多焦点眼用レ
    ンズ。
  10. 【請求項10】 プログレッションの主長さが取り付け
    中心のy軸値と、平均球値が遠視のための前記基準点に
    おける平均球値に前記倍率増分の85%との和に等しい
    前記子午線上の点のy軸値との鉛直方向距離である高さ
    における差として規定される、請求項9に記載の多焦点
    眼用レンズ。
  11. 【請求項11】 前記レンズの表面のシリンダ値が倍率
    増分の90%よりも小さい、請求項5に記載の多焦点眼
    用レンズ。
  12. 【請求項12】 プログレッションの主子午線によって
    境界を定められている前記レンズの2つの部分における
    最大シリンダ値の差は0.05ジオプトリーより小さ
    い、請求項6に記載の多焦点眼用レンズ。
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