JP2000214410A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2000214410A
JP2000214410A JP1821199A JP1821199A JP2000214410A JP 2000214410 A JP2000214410 A JP 2000214410A JP 1821199 A JP1821199 A JP 1821199A JP 1821199 A JP1821199 A JP 1821199A JP 2000214410 A JP2000214410 A JP 2000214410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
element array
light emitting
emitting element
image carrier
optical axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1821199A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Masuda
浩二 増田
Hiroshi Koizumi
小泉  博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP1821199A priority Critical patent/JP2000214410A/ja
Publication of JP2000214410A publication Critical patent/JP2000214410A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レイアウトの自由度を大きくすることができ
る画像形成装置を得る。 【解決手段】 発光素子アレイ2と、発光素子アレイ2
の各発光素子からの光束を像担持体3上に光スポットと
して結像するための結像素子アレイ1とからなる光プリ
ントヘッドを露光ユニットとして有する画像形成装置に
おいて、結像素子アレイ1の出射光軸が、像担持体3の
法線方向に対して傾いている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体走査書込方式
のデジタル書込光学系に用いられる画像形成装置に関す
るもので、デジタル複写機、プリンタ、デジタルファク
シミリなどに適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル複写機、プリンタ、デジ
タルファクシミリなどのデジタル出力機器の小型化に伴
い、デジタル書込装置の小型化が要求されている。デジ
タル書込方式は、現在では大きく2種類に分類すること
ができる。その一つは、半導体レーザ等の光源から出射
された光束を偏向器によって光走査し、走査結像レンズ
によって光スポットを形成する光走査方式であり、もう
一つは、LEDアレイ等の発光素子アレイ光源から出射
された光束を、結像素子アレイによって光スポットを形
成する固体走査方式である。
【0003】上記光走査方式は、光偏向器によって光を
走査するため光路長が大きくなってしまうのに対し、上
記固体走査方式は、光路長を非常に短くすることが可能
であるため、装置全体を小型化することができるという
利点があると共に、光偏向器等の機械的な駆動部品を必
要としないという利点もある。
【0004】従来における固体走査方式のデジタル書込
装置について具体的に説明する。図7に示すように、結
像素子アレイ70を構成する各結像素子は、多数の発光
素子が配列された発光素子アレイ71側である入射側に
位置する入射面70aと、像担持体72の被走査面側で
ある出射側に位置する出射面70bと、略直角をなす二
つの全反射面70cとが一体的にそれぞれ形成されてい
る。上記二つの全反射面70cは、互いに90度の角度
をなすルーフミラーを構成していて、結像に作用せず、
入射光軸に対し45度傾斜されて形成されている。な
お、上記発光素子アレイ71は、基板に対して垂直に発
光する面発光型発光素子アレイである。発光素子アレイ
71は、主走査方向である紙面に直交する方向に多数の
発光素子が配列されている。
【0005】上記発光素子アレイ71の発光素子面の1
点から出射した光束は、結像素子アレイ70の入射面7
0aに入射し、二つの全反射面70cで反射され、出射
面70bから出射して像担持体72の被走査面に至る。
入射面70aと出射面70bとの結像作用によって、発
光素子面の1点の像がこれに対応する像担持体72の被
走査面の1点に結ばれる。発光素子アレイ71に配列さ
れている多数の発光素子面の像が像担持体72の被走査
面において結ばれ、紙面に直交する主走査方向の1ライ
ン分の像が形成される。
【0006】図7に示すように、上記結像素子アレイ7
0の出射光軸は、像担持体72の被走査面の接線方向に
対して垂直である法線方向に対して略平行であり、従っ
て、結像素子アレイ70の出射光束は、像担持体72の
被走査面に対して略垂直に入射している。また、結像素
子アレイ70の入射光軸と出射光軸とは略直交してい
る。
【0007】近年では、良好な画像を得るために、発光
素子アレイや結像素子アレイには次のような動向が見ら
れる。すなわち、発光素子アレイは、発光素子アレイの
高密度化に伴い、発光部の両側に電極を設ける等により
発光素子アレイの基板が大型化する傾向にある。一方、
結像素子アレイは、ビームスポット径を小径化して高精
度な画像を得るために、小型化される傾向があると共
に、結像素子アレイから像担持体までの距離が短くなる
傾向がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すように、入射光軸と出射光軸とが平行ではないよう
な結像素子アレイ70を用いた画像形成装置において
は、次に述べるような問題がある。
【0009】発光素子アレイ71として、基板に対して
垂直に発光する面発光型発光素子アレイを用いた場合、
上述のように発光素子アレイ71の基板の大型化や、結
像素子アレイ70から像担持体72までの距離が短くな
ることによって、光プリントヘッドの一部(図7に示す
ように発光素子アレイ71の基板の一端部、あるいは発
光素子アレイ71と結像素子アレイ70とを保持してい
る図示しない筺体の一部)が、像担持体72と位置的に
干渉してしまうというレイアウト上の問題がある。
【0010】また、発光素子アレイ71として、図8に
示すように、基板に対して平行に発光する端面発光型発
光素子アレイを用いた場合、発光素子アレイ71の基板
の大型化によって、像担持体72の中心から光プリント
ヘッドを見込む角度θが大きくなってしまい、他のユニ
ットのレイアウトが難しくなり、自由度が小さくなって
しまうという問題がある。
【0011】上述では、入射光軸と出射光軸とが平行で
はないような結像素子アレイ70を用いた画像形成装置
における問題について述べているが、入射光軸と出射光
軸とが平行な結像素子アレイ70を用いた画像形成装置
においても、レイアウトの自由度を大きくすることが要
求されている。
【0012】上記像担持体72の周囲には、図9に示す
ように、帯電ユニット90、発光素子アレイと結像素子
アレイとからなる光プリントヘッドで構成された露光ユ
ニット91、現像ユニット92、転写ユニット93、定
着ユニット94、除電ユニット95、クリーナユニット
96等が配置されている。周知の通り、電子写真プロセ
スにおいては、光プリントヘッドからの光スポットを像
担持体72上に照射することにより像担持体72上に潜
像を形成し(露光)、その潜像にトナーを付着させてト
ナー像を形成し(現像)、そのトナー像を記録紙に転写
し(転写)、圧力や熱によって記録紙に定着させる(定
着)ことにより画像を形成している。
【0013】画像形成装置の小型化に際して、像担持体
72の小型化が要求されている。像担持体72が小径に
なるにつれ、露光ユニットとして用いられている光プリ
ントヘッドと、像担持体72の周囲に配置される上記帯
電ユニット90等のユニットとが位置的に干渉してしま
うため、上記ユニットを小型化しなければならないとい
う問題がある。
【0014】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたものであり、小型化を図りなが
ら、レイアウトの自由度を大きくすることができる画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
発光素子アレイと、上記発光素子アレイの各発光素子か
らの光束を像担持体上に光スポットとして結像するため
の結像素子アレイとからなる光プリントヘッドを露光ユ
ニットとして有する画像形成装置において、上記結像素
子アレイの出射光軸が、像担持体の法線方向に対して傾
いていることを特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記結像素子アレイは、入射光軸と出射光
軸とが非平行であることを特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記結像素子アレイは、入射光軸と出射光
軸とが略直交することを特徴とする。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記結像素子アレイは、入射光軸と出射光
軸とが平行であることを特徴とする。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1、2、
3、または4記載の発明において、上記発光素子アレイ
は、基板に対して垂直方向に発光する面発光型発光素子
アレイであることを特徴とする。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項1、2、
3、または4記載の発明において、上記発光素子アレイ
は、基板に対して平行方向に発光する端面発光型発光素
子アレイであることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかる画像形成装置の実施の形態について説明する。
図1および図2に示すように、結像素子アレイ1は、発
光素子アレイ2の各発光素子からの光束を像担持体3上
に光スポットとして結像するためのものであり、発光素
子アレイ2側である入射側に位置する入射面1aと、像
担持体3の被走査面側である出射側に位置する出射面1
bと、略直角をなす二つの全反射面1cとが一体的に形
成された結像素子が図1において紙面に直交する方向に
複数個配列されたものであり、結像素子の配列方向に正
立等倍系をなしているものである。上記二つの全反射面
1cは、互いに90度の角度をなすルーフミラーを構成
していて、結像に作用せず、入射光軸に対し45度傾斜
されて形成されている。また、結像素子アレイ1の入射
光軸と出射光軸とは非平行、より具体的には略直交して
いる。
【0022】上記結像素子アレイ1は、正立等倍系であ
るため、入射面1aと出射面1bの形状が等しく、ま
た、上記発光素子アレイ2の発光素子面の物点から入射
面1aまでの距離と、出射面1bから像担持体3の被走
査面の像点までの距離が等しくなっている。また、図示
のものは、入射面1aと出射面1bが共に円弧形状に形
成されているものであるが、非円弧形状にすることもで
きる。
【0023】一方、上記発光素子アレイ2は、基板に対
して垂直方向に発光する面発光型発光素子アレイであ
り、多数のLED素子が図1において紙面に直交する方
向に配列された面発光型LEDアレイを示している。上
記結像素子アレイ1と上記発光素子アレイ2は、光プリ
ントヘッドを構成しており、この光プリントヘッドは、
画像形成装置の露光ユニットとして用いられる。
【0024】上記発光素子アレイ2の発光素子面の1点
から出射した光束は、結像素子アレイ1の入射面1aに
入射し、二つの全反射面1cで反射され、出射面1bか
ら出射して像担持体3の被走査面に至る。入射面1aと
出射面1bとの結像作用によって、発光素子面の1点の
像がこれに対応する像担持体3の被走査面の1点に結ば
れる。発光素子アレイ2に配列されている多数の発光素
子面の像が像担持体3の被走査面において図1の紙面に
直交する方向のライン上に結ばれる。このライン方向が
主走査方向であり、像担持体3を回転させて副走査を行
いながら発光素子アレイ2に配列されている多数の発光
素子のオン・オフを制御することにより、被走査面に画
像を形成することができる。
【0025】図1に示すように、発光素子アレイ2の発
光素子の配列方向は像担持体3の被走査面と平行に保っ
たまま、上記結像素子アレイ1の出射光軸は、像担持体
3の被走査面の接線方向に対して垂直である法線方向に
対して角度α(α≠0)だけ傾いている。従って、結像
素子アレイ1の出射光束は、像担持体3の被走査面に対
して角度α(α≠0)だけ傾いて入射している。
【0026】ここで、上記傾きについて図3に示す模式
図を用いて具体的に説明する。図3に示すように、実線
は、結像素子アレイ1の出射光軸を像担持体3の被走査
面の接線方向に対して垂直である法線方向に対して傾け
ず、略平行にしたときの光プリントヘッドの状態を示し
ている。一方、破線は、結像素子アレイ1の出射光軸を
像担持体3の被走査面の接線方向に対して垂直である法
線方向に対して角度α(α≠0)だけ傾けたときの光プ
リントヘッドの状態を示している。また、符号10は、
結像素子アレイ1の入射光軸を示し、符号11は、結像
素子アレイ1の出射光軸をそれぞれ示している。
【0027】図3に示すように、位置A点(x、y)
は、結像素子アレイ1の出射光軸を像担持体3の被走査
面の接線方向に対して垂直である法線方向に対して傾け
ず、略平行にしたときの光プリントヘッドの一部、より
具体的には発光素子アレイ2の一端部を示している。図
示のように、位置A点(x、y)は、像担持体3と位置
的に干渉してしまう位置である。
【0028】一方、位置A’点(x’、y’)は、結像
素子アレイ1の出射光軸を像担持体3の被走査面の接線
方向に対して垂直である法線方向に対して角度α(α≠
0)だけ傾けたときの光プリントヘッドの一部、より具
体的には発光素子アレイ2の一端部を示している。図示
のように、位置A’点(x’、y’)は、像担持体3と
位置的に干渉しない位置である。
【0029】例えば、発光素子アレイ2の基板の配列方
向に対して直交する方向の幅が25〜30mm程度であ
り、出射面1bから像担持体3の被走査面の像点までの
距離が10mm程度になるように結像素子アレイ1が配
置され、像担持体3と位置的に干渉する位置A点(1
0、−2)としたとする。このとき、像担持体3と位置
的に干渉しない位置A’点(x’、y’)は、 x’=cosα×x−sinα×y y’=sinα×x+cosα×y においてy’≧0となるように角度αを設定すればよ
い。なお、像担持体3は、通常円形のドラム形状をして
おり、小径なものから大径なものまで用途に合わせて設
定されているため、上記式は、像担持体3の形状を平面
状として想定している。
【0030】ここで、傾き角度α=20°とすると、位
置A’点(x’、y’)は、 x’=cos20°×10−sin20°×(−2)=
10.1 y’=sin20°×10+cos20°×(−2)=
1.5 となり、y’=1.5≧0となるため、光プリントヘッ
ドの一部、より具体的には発光素子アレイ2の一端部
は、像担持体3と位置的に干渉しない。角度αは、発光
素子アレイ2の基板の配列方向に対して直交する方向の
幅の長さに基づいて設定することができるが、通常は、
角度α=15°〜40°位が望ましい。
【0031】上述のように、結像素子アレイ1の出射光
軸を像担持体3の被走査面の接線方向に対して垂直であ
る法線方向に対して傾けることにより、良好な画像を得
るために発光素子アレイの基板を大型化しあるいは結像
素子アレイから像担持体までの距離を短くしても、光プ
リントヘッドの一部が像担持体と位置的に干渉すること
はなく、レイアウトの自由度を大きくすることができ
る。また、露光ユニットとして用いられている光プリン
トヘッドと、像担持体の周囲に配置される帯電ユニット
などのユニットとの干渉を回避することができ、レイア
ウトの自由度を大きくすることができる。
【0032】光プリントヘッドと像担持体との位置は、
ロッドレンズアレイに代表されるような入射光軸と出射
光軸とが平行となるような結像素子アレイを用いた場合
には、レイアウト上あまり問題にはならないが、上記実
施の形態のように、入射光軸と出射光軸とが非平行であ
るような結像素子アレイを用いた場合にはレイアウト上
大きな問題であり、光プリントヘッドと像担持体との位
置的な干渉を回避することは有効である。特に、入射光
軸と出射光軸とが略直交するような結像素子アレイを用
いた場合には大きな効果を有する。
【0033】次に、別の実施の形態について説明する。
図2および図4に示すように、結像素子アレイ1は、図
1に示すものと同じであり、発光素子アレイ5側である
入射側に位置する入射面1aと、像担持体3の被走査面
側である出射側に位置する出射面1bと、略直角をなす
二つの全反射面1cとが一体的に形成された結像素子が
図4において紙面に直交する方向に複数個配列されたも
のであり、結像素子の配列方向に正立等倍系をなしてい
るものである。また、結像素子アレイ1の入射光軸と出
射光軸とは非平行、より具体的には略直交している。
【0034】上記結像素子アレイ1は、正立等倍系であ
るため、入射面1aと出射面1bの形状が等しく、ま
た、上記発光素子アレイ5の発光素子面の物点から入射
面1aまでの距離と、出射面1bから像担持体3の被走
査面の像点までの距離が等しくなっている。
【0035】一方、上記発光素子アレイ5は、基板に対
して平行方向に発光する端面発光型発光素子アレイであ
り、多数のLED素子が図4の紙面に直交する方向に配
列された端面発光型LEDアレイを示している。上記結
像素子アレイ1と上記発光素子アレイ5は、光プリント
ヘッドを構成しており、この光プリントヘッドは、画像
形成装置の露光ユニットとして用いられる。
【0036】上記発光素子アレイ5の発光素子面の1点
から出射した光束は、結像素子アレイ1の入射面1aに
入射し、二つの全反射面1cで反射され、出射面1bか
ら出射して像担持体3の被走査面に至る。入射面1aと
出射面1bとの結像作用によって、発光素子面の1点の
像がこれに対応する像担持体3の被走査面の1点に結ば
れる。
【0037】図4に示すように、上記結像素子アレイ1
の出射光軸は、像担持体3の被走査面の接線方向に対し
て垂直である法線方向に対して角度β(β≠0)だけ傾
いている。従って、結像素子アレイ1の出射光束は、像
担持体3の被走査面に対して角度β(β≠0)だけ傾い
て入射している。このとき、像担持体3の中心から光プ
リントヘッドを見込む角度β’は、上記角度β=0のと
きにおける像担持体3の中心から光プリントヘッドを見
込む角度よりも小さくなっている。
【0038】このように、基板に対して平行方向に発光
する端面発光型発光素子アレイ5を用いた場合において
も、結像素子アレイ1の出射光軸を像担持体3の被走査
面の接線方向に対して垂直である法線方向に対して傾け
ることにより、像担持体3の中心から光プリントヘッド
を見込む角度を小さくすることができ、良好な画像を得
るために発光素子アレイの基板の大型化や結像素子アレ
イから像担持体までの距離を短くしても、光プリントヘ
ッドの一部が像担持体と位置的に干渉することはなく、
レイアウトの自由度を大きくすることができる。また、
露光ユニットとして用いられている光プリントヘッド
と、像担持体の周囲に配置される帯電ユニットなどのユ
ニットとの干渉を回避することができ、レイアウトの自
由度を大きくすることができる。
【0039】像担持体の中心から光プリントヘッドを見
込む角度は、ロッドレンズアレイに代表されるような入
射光軸と出射光軸とが平行となるような結像素子アレイ
を用いた場合には、レイアウト上あまり問題にはならな
いが、図4に示す実施の形態のように、入射光軸と出射
光軸とが非平行であるような結像素子アレイを用いた場
合にはレイアウト上大きな問題であり、像担持体の中心
から光プリントヘッドを見込む角度を小さくすることは
レイアウトの自由度を大きくするにおいて有効である。
特に、入射光軸と出射光軸とが略直交するような結像素
子アレイを用いた場合には大きな効果を有する。
【0040】次に、さらに別の実施の形態について説明
する。図5に示すように、結像素子アレイ6は、発光素
子アレイ5の各発光素子からの光束を像担持体3上に光
スポットとして結像するためのものであり、発光素子ア
レイ5側である入射側に位置する入射面6aと、像担持
体3の被走査面側である出射側に位置する出射面6b
と、二つの全反射面6cとが一体的に形成された結像素
子が複数個配列されたものであり、配列方向に正立等倍
系をなしているものである。また、結像素子アレイ6の
入射光軸と出射光軸とは非平行、より具体的には90度
以上をなしている。
【0041】上記結像素子アレイ6は、正立等倍系であ
るため、入射面6aと出射面6bの形状が等しく、ま
た、上記発光素子アレイ5の発光素子面の物点から入射
面6aまでの距離と、出射面6bから像担持体3の被走
査面の像点までの距離が等しくなっている。
【0042】一方、上記発光素子アレイ5は、基板に対
して平行方向に発光する端面発光型発光素子アレイであ
り、多数のLED素子が図5において紙面に直交する方
向に配列された端面発光型LEDアレイを示している。
上記結像素子アレイ6と上記発光素子アレイ5は、光プ
リントヘッドを構成しており、この光プリントヘッド
は、画像形成装置の露光ユニットとして用いられる。
【0043】上記発光素子アレイ5の発光素子面の1点
から出射した光束は、結像素子アレイ6の入射面6aに
入射し、二つの全反射面6cで反射され、出射面6bか
ら出射して像担持体3の被走査面に至る。入射面6aと
出射面6bとの結像作用によって、発光素子面の1点の
像がこれに対応する像担持体3の被走査面の1点に結ば
れる。
【0044】図5に示すように、上記結像素子アレイ6
の出射光軸は、像担持体3の被走査面の接線方向に対し
て垂直である法線方向に対して角度γ(γ≠0)だけ傾
いている。従って、結像素子アレイ6の出射光束は、像
担持体3の被走査面に対して角度γ(γ≠0)だけ傾い
て入射している。このとき、像担持体3の中心から光プ
リントヘッドを見込む角度γ’は、上記角度γ=0のと
きにおける像担持体3の中心から光プリントヘッドを見
込む角度よりも小さくなっている。
【0045】このように、基板に対して平行方向に発光
する端面発光型発光素子アレイ5を用いると共に、入射
光軸と出射光軸とが互いに90度以上をなしている結像
素子アレイ6を用いた場合においても、結像素子アレイ
6の出射光軸を像担持体3の被走査面の接線方向に対し
て垂直である法線方向に対して傾けることにより、像担
持体3の中心から光プリントヘッドを見込む角度を小さ
くすることができ、良好な画像を得るために発光素子ア
レイの基板の大型化や結像素子アレイから像担持体まで
の距離を短くしても、光プリントヘッドの一部が像担持
体と位置的に干渉することはなく、レイアウトの自由度
を大きくすることができる。また、露光ユニットとして
用いられている光プリントヘッドと、像担持体の周囲に
配置される帯電ユニットなどのユニットとの干渉を回避
することができ、レイアウトの自由度を大きくすること
ができる。
【0046】次に、さらに別の実施の形態について説明
する。図6に示すように、結像素子アレイ7は、発光素
子アレイ2の各発光素子からの光束を像担持体3上に光
スポットとして結像するためのものであり、発光素子ア
レイ2側である入射側に位置する入射面7aと、像担持
体3の被走査面側である出射側に位置する出射面7b
と、略直角をなす二つの全反射面7cと、全反射面7d
とが一体的に形成された結像素子が複数個配列されたも
のであり、配列方向に正立等倍系をなしているものであ
る。上記二つの全反射面7cは、互いに90度の角度を
なすルーフミラーで構成されている。入射面7aから入
射した光束は全反射面7cの一方の面、次に他方の面で
反射され、さらに全反射面7dで反射され、出射面7b
から出射する。また、結像素子アレイ7の入射光軸と出
射光軸とは平行している。
【0047】上記結像素子アレイ7は、正立等倍系であ
るため、入射面7aと出射面7bの形状が等しく、ま
た、上記発光素子アレイ2の発光素子面の物点から入射
面7aまでの距離と、出射面7bから像担持体3の被走
査面の像点までの距離が等しくなっている。
【0048】一方、上記発光素子アレイ2は、基板に対
して垂直方向に発光する面発光型発光素子アレイであ
り、多数のLED素子が図6において紙面に直交する方
向に配列された面発光型LEDアレイを示している。上
記結像素子アレイ7と上記発光素子アレイ2は、光プリ
ントヘッドを構成しており、この光プリントヘッドは、
画像形成装置の露光ユニットとして用いられる。
【0049】上記発光素子アレイ2の発光素子面の1点
から出射した光束は、結像素子アレイ7の入射面7aに
入射し、二つの全反射面7cで反射され、さらに全反射
面7dで反射されて、出射面7bから出射して像担持体
3の被走査面に至る。入射面7aと出射面7bとの結像
作用によって、発光素子面の1点の像がこれに対応する
像担持体3の被走査面の1点に結ばれる。
【0050】図6に示すように、上記結像素子アレイ7
の出射光軸は、像担持体3の被走査面の接線方向に対し
て垂直である法線方向に対して角度δ(δ≠0)だけ傾
いている。従って、結像素子アレイ7の出射光束は、像
担持体3の被走査面に対して角度δ(δ≠0)だけ傾い
て入射している。
【0051】上述のように、結像素子アレイ7の出射光
軸を像担持体3の被走査面の接線方向に対して垂直であ
る法線方向に対して傾けることにより、良好な画像を得
るために発光素子アレイの基板を大型化しあるいは結像
素子アレイから像担持体までの距離を短くしても、光プ
リントヘッドの一部が像担持体と位置的に干渉すること
はなく、レイアウトの自由度を大きくすることができ
る。また、露光ユニットとして用いられている光プリン
トヘッドと、像担持体の周囲に配置される帯電ユニット
などのユニットとの干渉を回避することができ、レイア
ウトの自由度を大きくすることができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、発光素子
アレイと、上記発光素子アレイの各発光素子からの光束
を像担持体上に光スポットとして結像するための結像素
子アレイとからなる光プリントヘッドを露光ユニットと
して有する画像形成装置において、上記結像素子アレイ
の出射光軸が、像担持体の法線方向に対して傾いている
ため、レイアウトの自由度を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像形成装置の実施の形態を示
す正面図である。
【図2】上記実施の形態に適用可能な結像素子アレイを
示す部分斜視図図である。
【図3】上記実施の形態に適用可能な光プリントヘッド
の像担持体に対する位置を示す簡略配置図である。
【図4】本発明にかかる画像形成装置の別の実施の形態
を示す正面図である。
【図5】本発明にかかる画像形成装置のさらに別の実施
の形態を示す正面図である。
【図6】本発明にかかる画像形成装置のさらに別の実施
の形態を示す正面図である。
【図7】従来の画像形成装置の例を示す正面図である。
【図8】従来の画像形成装置の別の例を示す正面図であ
る。
【図9】像担持体の周囲に配置される各種ユニットを示
す配置図である。
【符号の説明】
1 結像素子アレイ 1a 入射面 1b 出射面 1c 全反射面 2 発光素子アレイ 3 像担持体 5 発光素子アレイ 6 結像素子アレイ 6a 入射面 6b 出射面 6c 全反射面 7 結像素子アレイ 7a 入射面 7b 出射面 7c 全反射面 7d 全反射面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子アレイと、 上記発光素子アレイの各発光素子からの光束を像担持体
    上に光スポットとして結像するための結像素子アレイと
    からなる光プリントヘッドを露光ユニットとして有する
    画像形成装置において、 上記結像素子アレイの出射光軸が、像担持体の法線方向
    に対して傾いていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記結像素子アレイは、入射光軸と出射
    光軸とが非平行であることを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記結像素子アレイは、入射光軸と出射
    光軸とが略直交することを特徴とする請求項2記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記結像素子アレイは、入射光軸と出射
    光軸とが平行であることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記発光素子アレイは、基板に対して垂
    直方向に発光する面発光型発光素子アレイであることを
    特徴とする請求項1、2、3、または4記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 上記発光素子アレイは、基板に対して平
    行方向に発光する端面発光型発光素子アレイであること
    を特徴とする請求項1、2、3、または4記載の画像形
    成装置。
JP1821199A 1999-01-27 1999-01-27 画像形成装置 Pending JP2000214410A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1821199A JP2000214410A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1821199A JP2000214410A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000214410A true JP2000214410A (ja) 2000-08-04

Family

ID=11965326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1821199A Pending JP2000214410A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000214410A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4027293B2 (ja) 走査光学装置
JP4728584B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置及びカラー画像形成装置
JP2008242196A (ja) 光源装置、光走査装置及び画像形成装置
US6801239B2 (en) Image forming apparatus
JP4136729B2 (ja) 画像形成装置
JP2009008896A (ja) マルチビーム光走査装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2009145569A (ja) 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2001150715A (ja) 光プリントヘッド及びこれを用いた画像形成装置
JP4110006B2 (ja) マルチビーム走査装置
JP2004184657A (ja) 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置
US6519070B2 (en) Optical scanning apparatus, multi-beam optical scanning apparatus, and image forming apparatus using the same
JP4593886B2 (ja) 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2004163740A (ja) マルチビーム走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2005091966A (ja) 光走査装置およびそれを用いたカラー画像形成装置
JP2000214410A (ja) 画像形成装置
JP5494281B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2003185954A (ja) 走査光学系および画像形成装置
JP4231156B2 (ja) 複数ビーム走査装置および画像形成装置
JP2004077864A (ja) マルチビーム光源装置と光走査装置、並びに画像形成装置
JP2000221444A (ja) 結像素子アレイおよびこれを用いた光プリントヘッド並びに画像形成装置
JP2001310500A (ja) 光書き込みユニットおよび画像形成装置
JP2005037501A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2005231104A (ja) 画像形成装置
JP2001042255A (ja) 結像素子アレイおよびこれを用いた光プリントヘッド並びに画像形成装置
JP2005153169A (ja) 光源ユニットと光走査装置並びに画像形成装置