JP2000214246A - 物体検出装置 - Google Patents

物体検出装置

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JP2000214246A
JP2000214246A JP11017419A JP1741999A JP2000214246A JP 2000214246 A JP2000214246 A JP 2000214246A JP 11017419 A JP11017419 A JP 11017419A JP 1741999 A JP1741999 A JP 1741999A JP 2000214246 A JP2000214246 A JP 2000214246A
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JP
Japan
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vehicle
radio wave
reflector
reflected
polarization
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11017419A
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English (en)
Inventor
Koji Taguchi
康治 田口
Yoshihide Agari
良英 上里
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Denso Ten Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体に設けられた電波反射体からの反射電波
を確実に受信することで物体を検出する。 【解決手段】 車両Aに直線偏波の電波を送信する送信
機10を設け、車両Bの後部に反射体12及びポラライ
ザ14を設ける。ポラライザ14は、反射体12で反射
した電波を円偏波に変換する。反射体12の反射面と車
両Bの車体との距離が送信電波の波長λの1/4であっ
ても、反射体12からの反射電波は円偏波、車体からの
反射電波は直線偏波であるため常に打ち消されることは
なく、反射体12からの反射電波を受信できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物体検出装置、特に
物体からの反射電波の偏波特性を用いた物体検出に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両に搭載した送信機から電
波を送信し、反射電波を受信して物体を検出する装置が
知られている。例えば、特開平10−74297号公報
には、路面に電波反射体を設け、車載の送信機から電波
を送信して電波反射体からの電波を受信する技術が記載
されている。電波反射体を例えば車両の後部に設け、先
行車の後部に設けられた電波反射体からの反射電波を受
信することで、先行車までの車間距離を計測したり、あ
るいは先行車との追突を防止するシステムを構築するこ
ともできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電波反
射体からの反射電波を受信することで物体を検出する場
合、電波反射体の設置位置によっては、反射電波を受信
できない場合が生じ得る。車両を例にとり説明すると、
車両に電波反射体を設けた場合、車体と電波反射体の反
射面との距離が、送信電波の波長λの1/4(あるいは
その奇数倍)近傍であると、電波反射体で反射した電波
と、電波反射体が設置されていない車体部分で反射した
電波では、光路差が往復でλ/2(あるいはその奇数
倍)となり、位相が逆になって互いに打ち消し合い、電
波反射体からの反射電波を検出できなくなってしまう。
もちろん、電波反射体を車両以外、例えば道路のコーナ
部に設けた場合でも、電波反射体を設ける部材と電波反
射体との距離がλ/4(あるいはその奇数倍)近傍とな
る場合には同様の問題が生じることになる。
【0004】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は、検出すべき物体に
設けられた電波反射体からの反射電波と物体のその他の
部分から反射した反射電波とが互いに打ち消しあって強
度が低下することを防止し、もって物体を確実に検出す
ることができる装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、電波を送信し、物体で反射された電
波を受信することにより物体を検出する装置であって、
検出すべき物体に設けられた反射手段と、前記反射手段
の前面に設けられた偏波手段とを有することを特徴とす
る。偏波手段(ポラライザ)で反射電波の偏波特性を変
化させることで、ポラライザが設けられていないその他
の部分からの反射電波と打ち消し合うことを防止でき
る。なお、本発明における偏波手段(ポラライザ)と
は、入射電波の振動ベクトルの互いに直交する2成分の
間に有限の位相差を生じさせ、入射電波の偏波面を変化
させる手段を意味する。
【0006】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、送信電波は直線偏波であり、前記偏波手段は、前記
反射手段からの反射電波を円偏波とすることを特徴とす
る。これにより、反射手段からの反射電波は円偏波とな
る一方、その他の部分からの反射電波は直線偏波のまま
となるので、両電波の光路差による打ち消しを防止する
ことができる。
【0007】また、第3の発明は、第2の発明におい
て、さらに反射電波の互いに直交する偏波成分を受信す
る受信手段を有することを特徴とする。円偏波は偏波面
が回転しているため、反射電波の互いに直交する偏波成
分を時間平均すると、その強度はほとんど同一となる。
一方、直線偏波は偏波面が固定されているため、反射電
波の互いに直交する偏波成分には偏りが生じる(一方が
他方より常に大きい)。したがって、互いに直交する偏
波成分を受信する受信手段を用いることで、円偏波と直
線偏波を識別することができ、反射手段が設けられた物
体のみを確実に検出することができる。
【0008】また、第4の発明は、第1〜第3の発明に
おいて、前記物体は車両であることを特徴とする。車両
に反射手段及び偏波手段を設けることで、周囲に存在す
る車両を確実に検出することができる。
【0009】また、第5の発明は、第4の発明におい
て、前記反射手段及び偏波手段は、車両の前部と後部に
設けられ、かつ、前記偏波手段の偏波特性は車両の前部
と後部で異なることを特徴とする。車両の前部と後部で
偏波特性を異にすることで、例えば先行車からの反射電
波の偏波特性と対向車からの反射電波の偏波特性が異な
ることになるので、先行車と対向車をともに検出するの
みならず、先行車と対向車を識別することも可能とな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について、車両に搭載する場合を例にとり説明す
る。
【0011】図1には、本実施形態の構成ブロック図が
示されている。車両Aの前部には送信機10が設けら
れ、車両Bの後部にはコーナキューブ等の反射体12及
び複屈折板等のポラライザ14が設けられている。反射
体12及びポラライザ14は一体的に設けられ、ポララ
イザ14は反射体12の前面に設けられている。したが
って、車両Aの送信機10から電波(例えばλ=5mm
のミリ波)を送信すると、ポラライザ14を透過して反
射体12で反射し、さらにポラライザ14を透過して車
両Aの方に反射することになる。車両Aには図示しない
受信機(送信機10と共用でもよい)が設けられ、反射
電波を受信して反射体12(すなわち車両B)までの距
離や方向を検出する。
【0012】送信機10からは、直線偏波された電波を
送信する。すると、車両Bの反射体12及びポラライザ
14が設けられた部分以外の車体で反射した電波は、直
線偏波(但し、偏角は90度回転している)として車両
Aの受信機で受信される。一方、ポラライザ14の偏波
特性を、入射電波の水平偏波成分と垂直偏波成分との間
に45度の位相差を生じさせるような特性に設定する
(ポラライザ14の厚さを調整する)と、送信機10か
ら射出した電波はポラライザ14を透過する際に45度
の位相差を生じて直線偏波から楕円偏波に変換され、反
射体12で反射して再びポラライザ14を透過する際に
さらに45度の位相差を生じて楕円偏波から円偏波に変
換される。すなわち、車両Aの受信機に到達する反射電
波は、反射体12及びポラライザ14が存在する部分か
ら反射した円偏波と、車両Bのそれ以外の部分から反射
した直線偏波の2種類となる。
【0013】図2には、車両Bの反射体12及びポララ
イザ14が設けられた部分とそれ以外の部分(車体部
分)で反射した電波が模式的に示されている。車両Aの
送信機10から射出した直線偏波100は車体部分で反
射され、直線偏波200として車両Aの方に反射され
る。一方、反射体12及びポラライザ14が設けられた
部分で反射した電波は、円偏波300として車両Aの方
に反射される。したがって、仮に反射体12の反射面と
車体との距離がλ/4(あるいはその奇数倍:λ=5m
mとすると1.25mm及びその奇数倍)であったとし
ても、直線偏波と円偏波であるため干渉しても常に打ち
消し合うことはなく(円偏波の偏波方向が直線偏波の偏
波方向と一致する瞬間には打ち消しあうことになるがそ
れ以外は打ち消しあうことはない)、受信機では円偏
波、すなわち反射体12で反射した電波を継続的に受信
することができる。
【0014】なお、車両Aに搭載される受信機として、
互いに直交する偏波成分(例えば、水平偏波成分と垂直
偏波成分)を受信する一組の受信機を用い、水平偏波成
分と垂直偏波成分の強度を比較することにより反射電波
を受信することもできる。円偏波が入射する場合には、
水平偏波成分と垂直偏波成分の時間平均強度はほぼ同一
であるが、直線偏波の場合にはいずれかに偏るため、強
度比を監視することで円偏波、すなわち反射体12から
反射した電波のみを検出することができる。これは、反
射体12から反射した電波を受信可能とするだけでな
く、反射体12及びポラライザ14が設けられた物体と
そうでない物体との識別も可能となることを意味する。
したがって、円偏波のみを受信することで周囲物体から
検出すべき物体のみを検出することができる。
【0015】また、本実施形態では車両Bの後部に反射
体12とポラライザ14を設けたが、車両前部にも反射
体12及びポラライザ14を設けることも可能である。
但し、この場合には前部に設けられたポラライザと後部
に設けられたポラライザの偏波特性が互いに異なるよう
に設定するのが好適である。
【0016】図3には、車両の前部と後部に反射体12
及びポラライザを設ける場合の例が示されている。車両
Aと同一方向に走行している車両Bの後部には図1と同
様に反射体12及びポラライザ14が設けられる一方、
対向車である車両Cの前部には反射体12及びポラライ
ザ15が設けられている。ポラライザ15はポラライザ
14と同様に反射体12の前面に設けられているが、そ
の偏波特性はポラライザ14と異なっている。すなわ
ち、ポラライザ14は入射電波の水平偏波成分と垂直偏
波成分に45度の位相差を生じさせるが、ポラライザ1
5は入射電波に−45度の位相差を生じさせる。する
と、車両Cの反射体12から反射した電波は車両Bの反
射体12から反射した電波と同様に円偏波となるが、そ
の旋回方向が車両Bの反射体12から反射した電波と逆
になる(車両Bからの円偏波が右円偏波である場合、車
両Cからの円偏波は左円偏波となる)。したがって、車
両Aの受信機で円偏波を抽出し、さらにその円偏波が右
円偏波か左円偏波かを識別することで、先行車である車
両Bと対向車である車両Cを識別することも可能とな
る。なお、円偏波の旋回方向を識別するためには、受信
機の前面にもポラライザを設けて反射してきた円偏波を
直線偏波に変換し、その偏角を検出すればよい。
【0017】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は車両に限定されず任意の物体、例えば路側に設け
られたインフラストラクチャ検出に適用することができ
る。
【0018】また、本実施形態では、直線偏波を送信
し、ポラライザを用いて円偏波に変換しているが、直線
偏波を楕円偏波に変換して受信側に反射するようなポラ
ライザを用いることも可能である。さらに、送信電波に
円偏波、あるいは楕円偏波を用い、ポラライザで円偏波
あるいは楕円偏波を直線偏波に変換することで互いに打
ち消し合うことを防止することも可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、反射体が設けられた部
分から反射した電波とそれ以外の部分から反射した電波
とが互いに干渉して打ち消し合うことを確実に防止し、
物体を確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の構成図である。
【図2】 実施形態の反射特性説明図である。
【図3】 他の実施形態の構成図である。
【符号の説明】
10 送信機、12 反射体、14,15 ポラライ
ザ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上里 良英 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Fターム(参考) 2G005 DA04 5J070 AC02 AD01 AE01 AF03 AG03 AK35 BH10 BH11 BJ02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を送信し、物体で反射された電波を
    受信することにより物体を検出する装置であって、 検出すべき物体に設けられた反射手段と、 前記反射手段の前面に設けられた偏波手段と、 を有することを特徴とする物体検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 送信電波は直線偏波であり、 前記偏波手段は、前記反射手段からの反射電波を円偏波
    とすることを特徴とする物体検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置において、さらに反
    射電波の互いに直交する偏波成分を受信する受信手段を
    有することを特徴とする物体検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の装置に
    おいて、 前記物体は車両であることを特徴とする物体検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の装置において、 前記反射手段及び偏波手段は、車両の前部と後部に設け
    られ、かつ、前記偏波手段の偏波特性は車両の前部と後
    部で異なることを特徴とする物体検出装置。
JP11017419A 1999-01-26 1999-01-26 物体検出装置 Withdrawn JP2000214246A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100825924B1 (ko) * 2005-09-05 2008-04-29 정재두 표적물에 대한 충돌방지장치
JP2019001462A (ja) * 2018-09-14 2019-01-10 スズキ株式会社 自動二・三輪車

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100825924B1 (ko) * 2005-09-05 2008-04-29 정재두 표적물에 대한 충돌방지장치
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Effective date: 20060404