JP3601359B2 - 電波反射装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電波反射装置、特に3面の反射面を有する電波反射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、入射電波を入射方向に反射する電波反射装置が知られており、レーンマーカ等に用いられている。
【0003】
例えば、特開平10−103963号公報には、レーン上に角すい型の電波反射装置を設け、車両から送信した電波を入射方向に反射することで、レーンに対する車両位置を検出する構成が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような電波反射装置としては、コーナリフレクタのように2面の反射面を有し、入射電波を円偏波として他の反射物と識別可能とする構成も提案されている。すなわち、入射電波は電波反射装置で2回反射するため、入射電波と反射電波の旋回方向が一致するが、他の反射物は1回だけ反射するため入射電波と反射電波の旋回方向が異なるので、旋回方向に相違に基づいて両者を識別することができる。
【0005】
一方、車両にレーダ装置を搭載し、路面前方に向けて電波を送信する場合、2面の反射面を有する電波反射装置ではレーダ電波を効率的に反射することができないことに鑑み(レーダ電波のビームは水平面に対して所定の接地角を有するために、2面の反射面を鉛直方向に配置すると反射効率が低下する)、2面に加え更に水平面内において入射電波を反射する第3の反射面を有する3面構造の電波反射装置も提案されている。
【0006】
しかしながら、3面の反射面を有する電波反射装置では、入射電波を3回反射するため、通常の反射物と同様にその反射電波は入射電波とは異なる旋回方向を有することとなり、他の反射物と区別することができない問題が生じる。
【0007】
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みなされたものであり、2面の反射構造を有する電波反射装置よりも反射効率に優れた3面の反射構造を有しつつ、他の反射物と識別することが可能な電波反射装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、入射電波を入射方向に反射する電波反射装置であって、前記入射電波を反射する3面の反射面を有し、前記3面は互いに略直角をなし、前記3面の少なくとも1面はその表面が絶縁体で構成され、前記入射電波は表面が前記絶縁体で構成された面に対してブリュースター角より大きい入射角で入射することを特徴とする。絶縁体におけるブリュースター角とは、反射電波に含まれる垂直偏波成分が0となる角度(すなわち、反射電波はすべて水平偏波となる)をいい、入射角がブリュースター角より大きい場合には、垂直偏波成分は位相が180度反転する。一方、水平偏波成分は絶縁体で反射した場合、入射角によらず位相が180度反転する。したがって、入射円偏波が絶縁体にブリュースター角より大きい角度で入射した場合には、水平偏波及び垂直偏波がともに180度位相反転するので、反射電波の旋回方向は変化しない。これにより、他の2面での反射時にそれぞれ旋回方向が逆転するのみとなり、3面での反射であっても同旋の円偏波を反射できる。なお、3面が互いに略直角をなすことで、入射電波を入射方向に反射することができる。
【0009】
ここで、前記3面で形成される空間に、前記絶縁体の誘電率よりも小さい誘電率を有する絶縁物を充填することが好適である。これにより、3面で形成される空間内に水や埃が蓄積されることを防止し、反射特性を維持することができる。充填すべき絶縁物の誘電率は、反射面を形成する絶縁体の誘電率よりも低く設定する。これにより、絶縁体での反射を維持することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
【0011】
図1には、本実施形態に係る電波反射装置10の斜視図が示されている。電波反射装置10は、水平面に対して微小角傾いた第1反射面10aと、この第1反射面10aに対して略直角に立設された第2の反射面10b及び第3の反射面10cから構成される。第2の反射面10bと第3の反射面10cとのなす角も略直角である。
【0012】
図2には、図1に示された電波反射装置の縦断面図が示されている。図から分かるように、第1の反射面10aは水平面に対して所定角αだけ傾いて形成されている。傾き角αは、入射電波が水平面内に平行な方向から到来するのではなく、従来技術で説明したように所定の接地角(下向き角)をもって入射することを考慮して設定される。
【0013】
また、第2の反射面10b及び第3の反射面10cは金属板で構成されるが、第1の反射面10aは金属板ではなく絶縁体で構成される。第1の反射面10aの全体を絶縁体で構成してもよく、金属板の表面に絶縁膜を被覆することで構成することも可能である。絶縁体の一例として樹脂を用いることができ、さらに具体的にはポリカーボネートを用いることができる。
【0014】
図3には、このような電波反射装置の一適用例が示されている。電波反射装置10は路面に沿って所定間隔毎に設けられ、車両12に搭載されたレーダ装置14から円偏波を送信する。円偏波は水平面に対し所定の接地角θ(θはたとえば3°)で送信される。電波反射装置10に対して送信された円偏波は電波反射装置10で入射方向に反射され、車両12に搭載されたレーダ装置14で受信される。車両12では、反射電波に基づいて電波反射装置10の距離及び方位を検出する。この場合、電波反射装置10はレーンマーカとして機能することになる。図において、例えばレーダ装置の設置高さH=0.6m、距離L=10mとすることができる。
【0015】
図4には、レーダ装置14から送信された円偏波の電波反射装置10内における反射の様子が示されている。入射した円偏波はまず電波反射装置10の絶縁体で構成された第1の反射面10aに入射し、反射点R1で反射する。反射点R1で反射した後、第2の反射面10bに向かう。第2の反射面10bでは、入射した円偏波を反射点R2で反射する。第2の反射面10bで反射した円偏波は第3の反射面10cに向かい、第3の反射面10cの反射点R3で反射した後、入射方向に戻される。
【0016】
このように、電波反射装置10は、3面の反射面10a、10b、10cを有しているため、これらの反射面すべてを仮に金属板で構成した場合には、入射した円偏波と異なる旋回方向を有する円偏波が入射方向に反射されてしまい、通常の反射物(1回だけ反射して入射方向に戻る)と識別することができない。
【0017】
ところが、本実施形態における電波反射装置10の第1の反射面10aは、上述したように絶縁体で構成されているため、3面の反射構造を有しながらも入射電波と同旋電波を入射方向に戻すことが可能となる。
【0018】
図5には、本実施形態において絶縁体として用いたポリカーボネートの電波入射角に対する反射係数及び位相差(入射電波と反射電波の位相差)の関係が示されている。図において、実線は水平偏波成分の反射係数と位相差を表し、一点鎖線は垂直偏波成分の反射係数を表し、二点鎖線は垂直偏波成分の位相差を表している。
【0019】
図から分かるように、ポリカーボネートのブリュースター角である60degにおいて垂直偏波成分の反射係数は0となり、入射角がブリュースター角より大きくなると水平偏波成分と同様に垂直偏波成分も増大し、90degで1(全反射)となる。また、水平偏波成分は入射角によらず反射位相は180degであるが、垂直偏波成分は入射角がブリュースター角以下である場合には位相差は0であるが、ブリュースター角より大きくなると180degとなる。したがって、入射電波がポリカーボネートのブリュースター角である60degより大きい角度、例えば図3で示されるように約87degで入射した場合には、水平偏波成分及び垂直偏波成分ともに位相が180degずれるので、入射電波と旋回方向が同一の反射電波が得られることになる(入射電波が右円偏波の場合には反射電波も右円偏波となる)。つまり、このような関係が成立するように、電波反射装置の構造及び装置状態、そして車両に搭載するレーダ装置の電波送信方向を規定すればよい。
【0020】
従って、本実施形態における電波反射装置10では、第1の反射面10aでは旋回方向は変化せず、第2の反射面10bでの反射において旋回方向が逆転し、第3の反射面10cにおいて旋回方向が再逆転するため、入射方向に戻る反射光の旋回方向は入射電波と同方向となる。これにより、車両12では、電波反射装置10からの反射電波(同旋円偏波)と他の反射物からの反射電波(逆旋円偏波)とを容易に識別することが可能となる。
【0021】
なお、本実施形態の電波反射装置10は路面に配置するために、3面で形成される空間内に水や埃がたまるおそれがある。特に水がたまった場合には反射特性に影響を与えるため好ましくない。そこで、3面の反射面で構成される空間内に絶縁物を充填することができる。但し、充填すべき絶縁物の誘電率ε2と第1の反射面10aの絶縁体の誘電率ε1は、ε2<ε1を満たす必要がある。ε2≧ε1の場合には、入射電波が反射せず透過してしまうからである。
【0022】
このように、本実施形態においては3面の反射構造を有する電波反射装置10において1つの反射面を絶縁体で構成することで3回反射でありながら入射電波と同一旋回方向の反射電波を得ることができ、ポラライザ等を別途設けることなく簡易な構成でレーンマーカ等として用いることが可能となる。
【0023】
なお、本実施形態においては第1の反射面10aのみを絶縁体で構成したが、第2の反射面10bあるいは第3の反射面10cも絶縁体で構成することが可能である。この場合、第2の反射面10b及び第3の反射面10cの入射角は通常ブリュースター角以下であるため、旋回方向の変化が生じることになる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば3面の反射面を有することで反射強度を増大しつつ、2面の反射構造を有する電波反射装置と同様に入射円偏波と同一旋回方向の反射電波を得ることができ、他の反射物との識別が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の斜視図である。
【図2】図1における電波反射装置の縦断面図である。
【図3】本実施形態のシステム構成図である。
【図4】本実施形態の電波反射装置内における入射電波の反射説明図である。
【図5】本実施形態におけるポリカーボネートの入射角と反射係数及び位相との関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
10 電波反射装置、10a 第1の反射面、10b 第2の反射面、10c
第3の反射面。

Claims (2)

  1. 入射電波を入射方向に反射する電波反射装置であって、
    前記入射電波を反射する3面の反射面を有し、
    前記3面は互いに略直角をなし、
    前記3面の少なくとも1面はその表面が絶縁体で構成され、
    前記入射電波は表面が前記絶縁体で構成された面に対してブリュースター角より大きい入射角で入射することを特徴とする電波反射装置。
  2. 請求項1記載の装置において、さらに
    前記3面で形成される空間に、前記絶縁体の誘電率よりも小さい誘電率を有する絶縁物が充填されることを特徴とする電波反射装置。
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