JP2000213655A - 湯水混合弁 - Google Patents

湯水混合弁

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JP2000213655A
JP2000213655A JP11018709A JP1870999A JP2000213655A JP 2000213655 A JP2000213655 A JP 2000213655A JP 11018709 A JP11018709 A JP 11018709A JP 1870999 A JP1870999 A JP 1870999A JP 2000213655 A JP2000213655 A JP 2000213655A
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valve body
temperature
water
spring
valve
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JP11018709A
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Hiromi Takahashi
裕美 高橋
Osamu Araki
修 荒木
Michio Sakano
道夫 坂野
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Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーモスタット式湯水混合弁と非サーモスタ
ット式湯水混合弁とで大部分の部品を共通化し、大幅な
コストダウンを実現する。 【解決手段】 吐水温度を中温度域に設定した場合、直
列に配置されたバイアスバネ42,44の合成の押圧力
が主軸30に対し左方に作用し、感温バネ40の押圧力
が主軸30に対し右方に作用し、両者の押圧力がバラン
スし、主軸30及び弁体32,34は停止している。感
温バネ40はバネホルダ80によってバルブボディー1
0に保持されている。バネホルダ80はバルブボディー
に着脱自在であり、これを撤去することにより感温バネ
40を除去し、その他の若干の部品を交換するだけで非
サーモスタット式湯水混合弁を構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湯水混合弁に係
り、特にバイアスバネと形状記憶材料よりなる感温バネ
とによって弁体を両側から付勢するようにしたサーモス
タット式の湯水混合弁に関する。
【0002】
【従来の技術】サーモスタット式の湯水混合弁として、
形状記憶合金等の形状記憶材料よりなる感温バネを用い
たものが公知である。特開平6−147333号公報に
記載されているように、このタイプの湯水混合弁は、筒
状のバルブボディー内に水シートと湯シートとが設けら
れ、該バルブボディーの軸心線方向に進退可能な弁体が
該水シート及び湯シートに接離可能とされ、該弁体を湯
シート接近方向に付勢する感温バネと、該弁体を水シー
ト接近方向に付勢するバイアスバネと、このバイアスバ
ネを進退させるための温調ハンドルとが設置されてい
る。
【0003】温調ハンドルを回すことによりこのバイア
スバネがその軸心線方向に進退し、バイアスバネによる
弁体の付勢力が変更され、設定吐水温度が変更される。
【0004】即ち、このバイアスバネを退動させると、
該バイアスバネによる付勢力が低下するので、弁体は湯
シートに接近すると共に水シートから離隔し、設定温度
が低下する。バイアスバネを前進させると、逆にバイア
スバネによる付勢力が増大し、弁体は湯シートから離隔
すると共に水シートに接近し、設定温度が高くなる。設
定した温度の混合水を吐出している状態において、給湯
温度や給湯圧の変動などにより混合水温度が設定温度か
ら乖離すると、感温バネが伸長又は縮退し、弁体がシフ
トして混合水温度が自動的に設定温度に復帰する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、わずかな部
品を交換するだけで非サーモスタット式湯水混合弁とし
て使用することが可能なサーモスタット式湯水混合弁を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の湯水混合弁は、
筒状のバルブボディー内に水シートと湯シートとが設け
られ、該バルブボディーの軸心線方向に進退可能であ
り、該水シート及び湯シートに接離可能な弁体が該バル
ブボディーと同軸的に配置され、該弁体を湯シート接近
方向に付勢する感温バネと、該弁体を水シート接近方向
に付勢するバイアスバネと、該バイアスバネをバルブボ
ディー軸心線方向に進退させる吐水温度設定部材とが設
けられている湯水混合弁において、該バルブボディーの
端部に該感温バネの一端を支えるバネホルダを着脱自在
に設けたことを特徴とするものである。
【0007】かかる本発明の湯水混合弁にあっては、バ
ネホルダをバルブボディーに対し着脱することにより感
温バネを着脱することができる。
【0008】本発明では、該バネホルダは、感温バネの
端部が当接する環状部と、前記バルブボディー内に入り
込む複数の脚片部と、該脚片部の先端に設けられた爪部
とを備えており、前記バルブボディーに設けられた爪係
止部に該爪部が係止されているのが好ましい。このよう
に構成することにより、バネホルダ及び感温バネの着脱
が極めて簡単なものとなる。
【0009】本発明では、バルブボディー及び弁体を合
成樹脂製としても良い。このようにすれば、弁体とバル
ブボディーとの間のクリアランスを高精度にて設計値通
りのものとすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して実施の形態に
ついて説明する。
【0011】[サーモスタット式湯水混合弁の形態]図1
は実施の形態に係るサーモスタット式湯水混合弁の断面
図、図2は大部分の部品を該サーモスタット式湯水混合
弁と共通化した非サーモスタット式湯水混合弁の断面
図、図3は、このサーモスタット式湯水混合弁の主要部
品の係合関係を示す斜視図である。なお、以下の説明に
おいて、左、右は図1〜3における左、右を指称するも
のである。
【0012】まず、図1,3を参照してサーモスタット
式湯水混合弁の構成について説明する。バルブボディー
10は、それぞれ筒状のバルブボディー右半体10Aと
バルブボディー左半体10Bとをネジ込みにより結合し
てなるものである。
【0013】この筒状のバルブボディー10の周面に水
の流入口12と湯の流入口14とが設けられ、左端に混
合水の流出口16が設けられている。湯の流入口14は
水の流入口12よりも左端側に位置している。これらの
流入口12,14の間のボディー内周面を内方に突出さ
せることにより突部20が設けられている。この突部2
0の右端面が水シート22となっており、左端面が湯シ
ート24となっている。
【0014】この水シート22と対峙する環状の水弁体
32と湯シート24と対峙する環状の湯弁体34とが主
軸30の十字形状部30aに嵌合している。この十字形
状部30aは、主軸30の軸心線と垂直な断面が十字形
状となっている。この十字形状部は主軸の右半側部分に
対しネジ込みにより結合され一体化されている。
【0015】この主軸30は、形状記憶合金製の感温バ
ネ40によって右方に押圧可能とされている。この感温
バネ40はバネホルダ80によって反力を得ている。こ
のバネホルダ80は、バルブボディー10と同軸的なリ
ング部82と、このリング部82から主軸10の軸心線
と平行方向に延出し該バルブボディー10の左端内部に
入り込んだ2条の脚片部84と、該脚片部84の右端の
外周側に設けられた爪部86と、前記リング部82の左
端縁から内向に突設された鍔部88とを有している。こ
の鍔部88に感温バネ40の左端が当接している。鍔部
88とリング部82とにより環状部が構成されている。
バルブボディー10の左端近傍には透口よりなる爪係止
部90が設けられ、爪部86が該爪係止部90に係合し
ている。
【0016】主軸30は、第1のバイアスバネ42及び
第2のバイアスバネ44によって左方に押圧可能とされ
ている。このバイアスバネ42,44を左右方向に進退
させるために、回転軸50、進退軸52、フック54及
びスライドリング56が主軸30を取り巻くように配置
されている。
【0017】回転軸50の右端のハンドル取付部50a
は、ボディー10の軸挿通孔60から右方に突出し、温
調ハンドル(図示略)が固着される。このハンドル取付
部50aのネック部分にEリング62が嵌着されること
により、回転軸50は左右に進退不能となっている。6
4はOリングを示す。
【0018】この回転軸50の左端側は、筒状となって
おり、その内周に雌ネジ50bが設けられている。筒状
の進退軸52の右端側の外周に設けられた雄ネジ52b
が該雌ネジ50bに噛合しており、回転軸50の回転に
より進退軸52が左右に進退する。
【0019】進退軸52の右端から内方に鍔部(遠端側
鍔部)52aが突設され、この鍔部52aにストッパリ
ング68が係止されている。このストッパリング68は
進退軸52の内周面に沿って左右方向にスライド可能と
なっている。このストッパリング68に第2のバイアス
バネ44の右端が当接している。
【0020】進退軸52の左端には外方に鍔部(近端側
鍔部)52cが突設されており、この鍔部52cにフッ
ク54の右端の爪部54cが係止可能とされている。こ
のフック54は、左端側が主軸30の軸心線と垂直な円
盤部54aとされ、この円盤部54aの外周から2片の
脚片部54bが主軸30の軸心線と平行方向に右方に延
設されている。脚片部54bの先端は内向きに折曲され
て前記爪部54cとなっている。円盤部54aには第2
のバイアスバネ44の左端が当接している。
【0021】前記スライドリング56はこの円盤部54
aと重なっており、このスライドリング56に対し第1
のバイアスバネ42の右端が当接している。第1のバイ
アスバネ42の左端は水弁体32の内向きの鍔部32a
に当接している。
【0022】水弁体32の左端側は主軸30の十字形状
部30aに摺動自在に外嵌している。湯弁体34の右端
側は該十字形状部30aに摺動自在に外嵌している。
【0023】水弁体32及び湯弁体34にはそれぞれ高
摺動性のフッ素樹脂よりなるシールリング72,74が
外嵌している。これらのシールリング72,74はボデ
ィー10の内周面に水密的に摺接している。
【0024】主軸30の右端には、前記進退軸52の鍔
部52a内に入り込みストッパリング68に当接しうる
大きさのフランジ30b(フランジ状の係止部)が設け
られている。また、この主軸30の中間部には、スライ
ドリング56に当接しうる大きさの鍔部30c(鍔状の
係止部)が突設されている。
【0025】このように構成された湯水混合弁の作動に
ついて次に説明する。なお、図4はこの湯水混合弁の吐
水温度特性図である。
【0026】I. 吐出設定温度を30〜50℃の中温
度域とした場合 図1の如くこの湯水混合弁の吐水温度(混合水温度)を
例えば30〜50℃の中温度域に設定した場合、直列に
配置されたバイアスバネ42,44の合成の押圧力が水
弁体32を介して主軸30に対し左方向に作用し、感温
バネ40の押圧力が主軸30に対し右方向に作用し、両
者の押圧力がバランスし、主軸30及び弁体32,34
は停止している。
【0027】この中温度吐水状態において、給湯温度や
給湯圧などの変動によって混合水温度が設定温度よりも
低下すると、感温バネ40が縮み、主軸30が左方に移
動し、水シート22と水弁体32との間の水流通間隙が
狭まると共に湯シート24と湯弁体34との間の湯流通
間隙が広がり、混合水温度が設定温度まで回復(上昇)
する。逆に、混合水温度が設定温度よりも高くなったと
きには、感温バネ40が伸長し、主軸30と共に水弁体
32及び湯弁体34が右方に位置し、該水流通間隙が広
がると共に湯流通間隙が狭まり、混合水温度が設定温度
まで回復(低下)する。
【0028】吐水設定温度を中温度域の範囲内で高める
べく温調ハンドルを正方向に回転操作した場合、回転軸
50の正方向への回転に伴って進退軸52が左方に移動
し、ストッパリング68も左方に移動する。この結果、
バイアスバネ42,44の左方への押圧力が強くなり、
主軸30と共に弁体32,34が左方にシフトし、湯流
通間隙が広がると共に水流通間隙が狭まり、混合水温度
が上昇する。なお、弁体32,34のシフト後にあって
は感温バネ40の右方への押圧力とバイアスバネ42,
44による左方への押圧力とがバランスしている。混合
水温度が設定温度からずれたときには、感温バネ40が
伸縮し、混合水温度を設定温度にまで回復させる。
【0029】吐水設定温度を中温度域の範囲内で低下さ
せるべく温調ハンドルを逆方向に回転操作した場合、回
転軸50の該逆方向への回転に伴って進退軸52が右方
に移動し、ストッパリング68も右方に移動する。この
結果、バイアスバネ42,44の左方への押圧力が小さ
くなり、主軸30と共に弁体32,34が右方にシフト
し、湯流通間隙が狭まると共に水流通間隙が広がり、混
合水温度が低下する。弁体32,34のシフト後にあっ
ては感温バネ40の右方への押圧力とバイアスバネ4
2,44による左方への押圧力とがバランスしている。
混合水温度が設定温度からずれたときには、感温バネ4
0が伸縮し、混合水温度を設定温度にまで回復させる。
【0030】吐出混合水の設定温度を30〜50℃の中
温度域に設定した場合には、上記の通りバイアスバネ4
2,44の双方が効いている。各バイアスバネ42,4
4のバネ定数をk1、k2とした場合、主軸30の左方へ
の押圧力はバイアスバネ42,44の直列合成バネ力と
なり、そのバネ定数は1/(1/k1+1/k2)と
1、k2のいずれよりも小さいものとなる。
【0031】従って、この設定温度を中温度域とした場
合における回転軸50及び進退軸52のストローク量
(A)と弁体32,34のシフト量(a)との比a/A
は比較的小さい。換言するならば、回転軸50が単位角
度回転した場合の弁体32,34のシフト量(a)は比
較的小さい。この結果、図4に実線で示すように、中温
度域に吐出温度を設定した場合においては、温調ハンド
ルを単位角度回したときの設定温度の変化量は小さく、
図4のグラフにおける温度直線は中温度域において勾配
の小さなものとなる。
【0032】II. 吐出設定温度を50℃超の高温度域
とした場合 吐出設定温度を50℃超とした場合は、進退軸52が大
きく左方に移動し第2のバイアスバネ44によって押圧
されたスライドリング56が水弁体32の右端面に直に
当接する。従って、50℃超の高温側に温調ハンドルを
回した場合は、進退軸52は第2のバイアスバネ44の
みを介して主軸30を左方に付勢するようになる。この
第2のバイアスバネ44だけが押圧するときのバネ定数
はk2であり、前記中温度域の合成バネ定数1/(1/
1+1/k2)に比べて大きい。従って、進退軸52の
ストローク量(A)と弁体32,34のシフト量(a)
との比a/Aは中温度域の場合に比べて大きい。このた
め、温調ハンドルを単位角度回したときの設定温度の変
化量は中温度域の場合に比べて大きく、図4のグラフに
おける温度直線は高温度域において中温度域よりも勾配
が大きなものとなる。即ち、50℃超では、温調ハンド
ルを少し回すだけで吐水温度が大幅に変化する。
【0033】III. 吐出設定温度を30℃未満の低温度
域とした場合 吐出設定温度を30℃未満とした場合は、進退軸52が
大きく右方に移動し、進退軸52の鍔部52cとフック
54の爪部54cとが係合し、該フック54が進退軸5
2と共に右方に移動する。そして、スライドリング56
が鍔部30cに当り、第1のバイアスバネ42が水弁体
32とスライドリング56(鍔部30c)間で突張り、
該第1のバイアスバネ42の押圧力が主軸30に作用し
なくなる。
【0034】また、この場合、吐出設定温度を著しく低
くする(例えば温調ハンドルを「水」側の限界近傍まで
回す)と、進退軸52がさらに右方に移動し、主軸30
の右端のフランジ30bがストッパリング68に当り、
第2のバイアスバネ44がストッパリング68及びフラ
ンジ30bを介して主軸30を右方に押圧し、湯弁体3
4は感温バネ40の右方付勢力によって湯シート24に
押し付けられる。
【0035】従って、この30℃未満の低温側に温調ハ
ンドルを回した場合は、バイアスバイアスバネ42,4
4による左方付勢力が作用しなくなり、湯弁体34が感
温バネ40による右向き付勢力によって湯シート24に
接近すると共に、吐出設定温度を著しく低くしたときに
は第2のバイアスバネ44の付勢力が主軸30に対し右
向きに作用し、湯弁体34は感温バネ40によって湯シ
ート24に押し付けられるようになる。このため、回転
軸50及び進退軸52のストローク量(A)と弁体3
2,34のシフト量(a)との比a/Aは中温度域の場
合に比べて大きい。即ち、ハンドルを単位角度回したと
きの設定温度の変化量は中温度域の場合に比べて大き
く、図4のグラフにおける温度直線は低温度域において
中温度域よりも勾配が大きなものとなる。換言するなら
ば、30℃未満では温調ハンドルを少し回しただけで吐
水温度が大幅に変化する。
【0036】なお、温調ハンドルを30℃未満の低温度
域に回していった場合に、スライドリング56が鍔部3
0cに当るよりも先にストッパリング68がフランジ3
0bに当るように構成しても良い。
【0037】[非サーモスタット式湯水混合弁の形態]
図2を参照して非サーモスタット式湯水混合弁の実施の
形態について説明する。
【0038】図2の非サーモスタット式湯水混合弁にあ
っては、図1のサーモスタット式湯水混合弁からバネホ
ルダ80が取り払われ、感温バネ40が除去されてい
る。また、図1の主軸30の代わりに主軸30A,30
Bのネジ込みによる連結体が採用されている。この主軸
30Bは、前記図1のスライドリング56及びバイアス
バネ42の代替として用いられている。主軸30Bは外
向きの鍔部を備えており、この鍔部と十字形状部30a
との間に水弁体32が挟持されている。従って、水弁体
32は主軸30A,30Bと常に一体的に進退する。湯
弁体34は接着等により十字形状部30aと一体化され
ている。その他の構成は実質的に図1のサーモスタット
式湯水混合弁と同じであり、同一符号は同一部分を示し
ている。
【0039】このように構成された非サーモスタット式
湯水混合弁にあっても、温調ハンドルを回すことにより
主軸30A,30Bが進退し、水弁体32及び湯弁体3
4が水シート22、湯シート24に対しそれぞれ接近、
離反し、混合水流出口16から流出する混合水の温度が
調節される。ただし、この場合、サーモスタット機能は
無いので給湯温度が変化するとそれに比例して混合水温
度も変化することになる。
【0040】この図2の非サーモスタット式湯水混合弁
は、図1のサーモスタット式湯水混合弁と大部分の部品
を共通化しており、共通部品の単価を低くすることがで
きる。
【0041】なお、本発明ではバルブボディー10、水
弁体32、湯弁体34を合成樹脂製としても良く、この
ようにすることによりバルブボディー10と各弁体3
2,34との間のクリアランスを高精度にて設計値に合
致させることができる。
【0042】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると、サーモス
タット式湯水混合弁と非サーモスタット式湯水混合弁と
で大部分の部品を共通化し、それぞれの製作コストを大
幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るサーモスタット式湯水混合弁
の断面図である。
【図2】図1の湯水混合弁と部品の多くを共通化した非
サーモスタット式湯水混合弁の断面図である。
【図3】図1の湯水混合弁の主要部品の係合関係を示す
斜視図である。
【図4】図1の湯水混合弁の作動特性図である。
【符号の説明】
10 バルブボディー 12 水の流入口 14 湯の流入口 22 水シート 24 湯シート 30 主軸 30b フランジ(フランジ状の係止部) 30c 鍔部(鍔状の係止部) 32 水弁体 33 弁体 34 湯弁体 42 第1のバイアスバネ 44 第2のバイアスバネ 50 回転軸 50a ハンドル取付部 50b 雌ネジ 50c 鍔部 52 進退軸 52a、52c 鍔部 52b 雄ネジ 54 フック 54a 円盤部 54b 脚片部 54c 爪部 56 スライドリング 72、74 シールリング 80 バネホルダ 82 リング部 84 脚片部 86 爪部 88 鍔部 90 爪係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂野 道夫 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 2D060 BB01 BC01 BD03 BE15 3H014 AA15 3H057 AA12 BB38 BB49 CC12 DD13 EE03 FC04 GG08 HH03 HH14 3H067 AA16 CC60 DD03 DD12 DD23 DD43

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のバルブボディー内に水シートと湯
    シートとが設けられ、 該バルブボディーの軸心線方向に進退可能であり、該水
    シート及び湯シートに接離可能な弁体が該バルブボディ
    ーと同軸的に配置され、 該弁体を湯シート接近方向に付勢する感温バネと、該弁
    体を水シート接近方向に付勢するバイアスバネと、該バ
    イアスバネをバルブボディー軸心線方向に進退させる吐
    水温度設定部材とが設けられている湯水混合弁におい
    て、 該バルブボディーの端部に該感温バネの一端を支えるバ
    ネホルダを着脱自在に設けたことを特徴とする湯水混合
    弁。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該バネホルダは、感
    温バネの端部が当接する環状部と、前記バルブボディー
    内に入り込む複数の脚片部と、該脚片部の先端に設けら
    れた爪部とを備えており、前記バルブボディーに設けら
    れた爪係止部に該爪部が係止されていることを特徴とす
    る湯水混合弁。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記弁体及び
    バルブボディーは合成樹脂製であることを特徴とする湯
    水混合弁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005043018A1 (ja) * 2003-10-30 2005-05-12 Kitamuragokin Ind. Co., Ltd. 湯水混合栓
CN112005034A (zh) * 2019-03-26 2020-11-27 Kyb株式会社 阀装置

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