JP2000213643A - 変速機操作装置 - Google Patents

変速機操作装置

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JP2000213643A
JP2000213643A JP11015060A JP1506099A JP2000213643A JP 2000213643 A JP2000213643 A JP 2000213643A JP 11015060 A JP11015060 A JP 11015060A JP 1506099 A JP1506099 A JP 1506099A JP 2000213643 A JP2000213643 A JP 2000213643A
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JP
Japan
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shift
shift shaft
shaft
operating device
housing
Prior art date
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JP11015060A
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English (en)
Inventor
Jun Sato
佐藤  淳
Seiji Ueno
星治 上野
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Bosch Corp
Bosch Braking Systems Corp
Original Assignee
Bosch Braking Systems Co Ltd
Bosch Braking Systems Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シフトシャフトの軸方向の動きを規制し、シ
フトシャフトの回動を円滑にし、損傷等を防ぐ。 【解決手段】 セレクトシリンダの作動によりセレクト
用レバーを介してストライカ4がシフトシャフト62の
スプライン歯63に沿い軸方向に移動してセレクト位置
を決め、シフトシリンダ5の作動によりシフトロッド1
0がその軸方向に移動し、シフト用レバー3を介してシ
フトシャフト62が回動し、この回動でストライカ4が
シフトシャフト62と一体的に回動して変速機の変速段
切換えを行い、シフトシャフト62の外周に周方向に続
く係合溝62aと、該係合溝に係合するハウジング56
側のボルト65とを備えて、シフトシャフト62の軸方
向の動きを規制している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変速機の速度段切
換えを電磁弁でシフトシリンダとセレクトシリンダへの
エアの切換えで行う変速機操作装置に関し、特に、変速
機の変速段の切換えを行うためのストライカがシフトシ
ャフトに対して軸方向に移動可能で、周方向にシフトシ
ャフトが回動する時にストライカがシフトシャフトと一
体的に回動する形式の変速機操作装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図12はこの種の変速機操作装置の外観
を示す平面図、図13は図12のP−P線断面図、図1
4は図12のQ−Q線断面図である。変速機操作装置
は、ハウジング1内にあるシフトシャフト2の一端にシ
フト用レバー3が取付けられ、シフトシャフト2の軸方
向中間位置にストライカ4が軸方向に摺動自在に装着さ
れている。また、変速機操作装置は、互いに直角をなす
方向に沿って配置されたシフトシリンダ5とセレクトシ
リンダ6とを有しており、シフト用レバー3とは反対側
におけるシフトシャフト2の他端にはダンパ機構7が装
備されている。
【0003】そして、変速機操作装置は、セレクトシリ
ンダ6の作動によってセレクトロッド11が軸方向に移
動し、セレクト用受けレバー8a及び操作レバー8bを
介してストライカ4がシフトシャフト2の軸方向に移動
しこの移動が位置センサ9で感知されてセレクト位置が
決められ、シフトシリンダ5の作動によってシフトロッ
ド10がその軸方向に移動し、シフト用レバー3を介し
てシフトシャフト2が回動し、それに伴ってストライカ
4がシフトシャフト2と一体的に回動して変速機の変速
段切換えを行うものである。
【0004】シフトシリンダ5は、図15に示すよう
に、シリンダ本体15に第1のシリンダ穴15a及びこ
れよりも内径が大きい第2のシリンダ穴15bが形成さ
れている。第1のシリンダ穴15aにはシフトロッド1
0に固定されたメインピストン17が摺動自在に収容さ
れ、第2のシリンダ穴15bにはシフトロッド10の端
面外側に配置して摺動自在にフリーピストン18が収容
されている。第1のシリンダ穴15a内には、メインピ
ストン17と隔壁21,22とで二つの圧力室B1,B
2が画成され、第2のシリンダ穴15b内にもメインピ
ストン17より受圧面積が大きいフリーピストン18に
よって圧力室B3が画成されるとともに、フリーピスト
ン18に対応してストッパ部材23が固定されている。
【0005】また、シフトシリンダ5は、シフトロッド
10にジョイント部材24が固定してあり、シフトシャ
フト2を中心に回動するシフト用レバー3がジョイント
部材24を介してシフトロッド10から操作力を受け、
受けた操作力をシフトシャフト2に伝達するようになっ
ている。フリーピストン18とは反対側におけるシリン
ダ本体15の端部にはセンサハウジング30が取付けら
れ、このセンサハウジング30に位置センサ31が装着
されている。位置センサ31に対応してセンサハウジン
グ30内にはシフトロッド10の端部に筒形部材32が
固着され、この筒形部材32の外周には軸方向3箇所に
磁石33が取付けられている。
【0006】そして、シフトシリンダ5は、端部ポート
P3を通じて図示しない共通タンクからフリーピストン
18側の圧力室B3へ圧縮エアを供給することにより、
フリーピストン18がストッパ部材23に当接して位置
決めされるとともに、左側の中間ポートP1を通じて圧
縮エアを第2の圧力室B2へ供給することによって、シ
フトロッド10はフリーピストン18に当接し、この当
接により、シフトパターンSの中間位置(N1〜N4の
いずれかの位置)に対応する姿勢となるようにシフト用
レバー3が操作力を受ける。また、全ての圧力室B1,
B2,B3を大気に開放した状態から、中間ポートP2
を通じて第1の圧力室B1にのみ圧縮エアを供給する
と、シフトロッド10が左方へ移動してメインピストン
17が左側の隔壁21に当接して左端に位置決めされる
とともに、シフト用レバー3がシフトパターンSの一端
側(例えばF1〜F4のいずれか)の位置に対応する姿
勢となるように操作力を受け、逆に第2の圧力室B2に
のみ圧縮エアを供給すると、シフトロッド10が右方へ
移動してメインピストン17が隔壁22に当接して右端
に位置決めされるとともに、シフト用レバー3がシフト
パターンSの他端側(例えばR1〜R4のいずれか)の
位置に対応する姿勢となるように操作力を受ける。
【0007】セレクトシリンダ6は、図16に示すよう
に、シリンダ本体35に中間のシリンダ穴35a及びこ
れよりも内径が大きい両端のシリンダ穴35b,35c
が形成されている。中間のシリンダ穴35aにはセレク
トロッド11に固定されたメインピストン37が、両端
のシリンダ穴35b,35cにはセレクトロッド11の
端部外側に配置した対をなすフリーピストン38,39
がそれぞれ摺動自在に収容されている。
【0008】シリンダ穴35a内には、メインピストン
37と両隔壁41,42とで二つの圧力室C1,C2が
画成されている。また、メインピストン37よりも受圧
面積の大きい一対のフリーピストン38,39によって
もそれぞれの圧力室C3,C4が画成されている。ま
た、シリンダ本体35内には、一対のフリーピストン3
8,39に対応して一対のストッパ部材43a,43b
が固定されている。そして、セレクトシリンダ6は、セ
レクトロッド11にジョイント部材44を固定してあ
り、レバー軸26を中心に回動自在なセレクト用受けレ
バー8aがこのジョイント部材44を介して、セレクト
ロッド11から操作力を受け、受けたこの操作力をセレ
クト用操作レバー8bへ伝達する。
【0009】また、セレクトシリンダ6は、全ての圧力
室C1,C2,C3,C4を大気に開放し両フリーピス
トン38,39がそれぞれの端壁に当接した状態から、
左側の圧力室C2のみへ図示しない共通タンクから圧縮
エアを供給すると、メインピストン37が右方向へ摺動
し、セレクト用受けレバー8aが操作力を受け操作レバ
ー8bがシフトパターンSの第1の位置N1に対応する
姿勢となる。全ての圧力室C1,C2,C3,C4を大
気に開放し両フリーピストン38,39がそれぞれの端
壁に当接した状態から、両端のポートP6,P7を通じ
て共通タンクから両端の圧力室C3,C4へ圧縮エアを
供給することにより、フリーピストン38,39がそれ
ぞれ対応するストッパ部材43a,43bに当接して位
置決めされるとともに、左側の中間ポートP5を通じて
左側の圧力室C2へ圧縮エアを供給すると、セレクト用
受けレバー8aが操作力を受け操作レバー8bがシフト
パターンの第2の位置N2に対応する姿勢になる。
【0010】また、両端のポートP6,P7を通じて共
通タンクから両端の圧力室C3,C4へ圧縮エアを供給
することにより、フリーピストン38,39がそれぞれ
対応するストッパ部材43a,43bに当接して位置決
めされるとともに、右側の中間ポートP4を通じて圧縮
エアを右側の圧力室C1へ供給することによって、セレ
クトロッド11は左側のフリーピストン39に当接し、
この当接により、シフトパターンSの第3の位置N3に
対応する姿勢になるようにセレクト用受けレバー8aが
操作力を受ける。さらに、全ての圧力室C1,C2,C
3,C4を大気に開放し両フリーピストン38,39が
それぞれの端壁に当接した状態から、右側の圧力室C1
のみへ圧縮エアを供給すると、メインピストン37が左
方向へ摺動し、受けレバー8aがシフトパターンSの第
4の位置N4に対応する姿勢となる。
【0011】ダンパ機構7は、図17に示すように、ダ
ンパハウジング50内に収容され該ダンパハウジング5
0との間にオイル通路を形成すべく配置されたダンパシ
リンダ51と、該ダンパシリンダ51内に摺動自在に配
置されたダンパピストン52とを備え、ダンパピストン
52はハウジング本体12によって回動自在に支持され
ているシフトシャフト2に取付けられたダンパレバー5
3に連動する。そして、ダンパ機構7は、そのダンパ作
用により、シフトシリンダ5のシフト操作力に基づく衝
撃力を緩和して、変速機操作装置の損傷を防止するため
のものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
変速機操作装置の場合、シフトシャフト2は、シフト操
作時に回動してストライカ4を回動させるものであっ
て、軸方向に動く必要がない。しかし、セレクト動作で
ストライカ4がシフトシャフト2に対して軸方向に移動
するので、その移動に伴ってシフトシャフト2が軸方向
に動いてしまうおそれがある。シフトシャフト2が軸方
向に動くと、次のような不具合が生じるおそれがある。
シフトシャフト2に固定されたシフト用レバー3とシ
フトシリンダ5のジョイント部材24との係合が不十分
になり、最悪の場合外れてしまう。シフトシャフト2
やシフト用レバー3がハウジング1やシフトシリンダ5
等に当接して、かじりやこじり等が生じ、シフトシャフ
ト2の回動が円滑に行われず、また、当接部の摩耗や損
傷が生じるという問題点があった。
【0013】上記問題点に鑑み、本発明は、シフトシャ
フトに固定されたシフト用レバーとシフトシリンダとの
係合が十分であって、最悪の場合でも外れることがな
く、シフトシャフトやシフト用レバーがハウジングやシ
フトシリンダ等に当接せず、かじりやこじり等を回避し
て、シフトシャフトの回動が円滑に行われ、また、当接
部の摩耗や損傷が生じない変速機操作装置を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ハウジング内にシフトシャフトを有し、
該シフトシャフトには一端にシフト用レバーが取付けら
れ中間箇所にストライカが軸方向に摺動自在に装着さ
れ、セレクトシリンダの作動によってセレクト用レバー
を介して前記ストライカが前記シフトシャフトの軸方向
に移動してセレクト位置を決め、シフトシリンダの作動
によってシフトロッドがその軸方向に移動し、前記シフ
ト用レバーを介して前記シフトシャフトが回動し、この
回動に伴って前記ストライカが前記シフトシャフトと一
体的に回動して変速機の変速段切換えを行う変速機操作
装置において、前記シフトシャフトの前記ハウジングに
対する軸方向の動きを規制する軸方向移動規制手段を設
けたことを特徴とする。また、本発明では、前記軸方向
移動規制手段として、前記シフトシャフトの外周に周方
向に連続させて形成した係合溝と、該係合溝に係合し前
記ハウジング側に設けた係合部材とを備えていてもよ
く、前記軸方向移動規制手段として、前記シフトシャフ
トの外面に形成した外面段部と、該外面段部に係合し前
記ハウジング側の内面に形成した内面段部とを設けても
よく、前記軸方向移動規制手段として、前記シフトシャ
フトの軸端面に係合するストッパ部を前記ハウジング側
に設けてもよく、前記軸方向移動規制手段として、前記
シフトシャフトの軸端面と該軸端面に対向する前記ハウ
ジング側の内面との間に弾性部材を介在させてもよく、
前記軸方向移動規制手段として、前記シフトシャフトと
前記ハウジングとの係合部に潤滑部材を配置してもよ
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1
は本発明の第1の実施の形態に係る変速機操作装置を示
し図12のP−P線に沿って切断した部分断面図、図2
は図1のA−A線に沿った部分断面図である。この変速
機操作装置は、ハウジング56内にあるシフトシャフト
62の軸方向の動きを規制する軸方向移動規制手段とし
て、シフトシャフト62の外周に周方向に連続させて形
成した係合溝62aと、該係合溝62aに係合しハウジ
ング56に設けた係合部材としてのボルト65を備えて
いる。
【0016】そして、この変速機操作装置は、ハウジン
グ56内にあるシフトシャフト62の一端にシフト用レ
バー3が取付けられ中間箇所にストライカ4がスプライ
ン歯63に沿って軸方向に摺動自在に装着され、図16
に示したセレクトシリンダ6と同様のセレクトシリンダ
の作動によってセレクト用受けレバー及び操作レバーを
介してストライカ4がシフトシャフト62の軸方向に移
動してセレクト位置を決め、図15に示したのと同様の
シフトシリンダ5の作動によってシフトロッド10がそ
の軸方向に移動し、シフト用レバー3を介してシフトシ
ャフト62が回動し、この回動に伴ってストライカ4が
シフトシャフト62と一体的に回動して変速機の変速段
切換えを行う。
【0017】ハウジング56は、ハウジング本体57
と、該ハウジング本体57の両端に装着された一方のカ
バー58及び図9に示す他方のカバー59と同様の他方
のカバーとを有し、ハウジング本体57にシフトシャフ
ト62が回動自在に嵌挿されており、一方のカバー58
側にシフト用レバー3が、他方のカバー側にダンパ機構
が装備されている。
【0018】また、ハウジング56は、シフト用レバー
3とストライカ4との間の位置に対応する箇所に係合孔
60を開けてある。係合孔60は、シフトシャフト62
の軸線から外れたオフセット位置にあり、図2に示すよ
うに、環状の係合溝62aの接線方向に沿って連続する
ように開けられている。また、係合孔60は、ハウジン
グ本体57の表面寄り部分の雌ねじ部60aと、この雌
ねじ部60aよりも内径が小さく段差を介して続く真直
孔部60cとを有している。この係合孔60は、雌ねじ
部60aに係合部材であるボルト65の雄ねじ部65b
が螺合する。
【0019】ボルト65は、六角形の頭部65aと、中
間の雄ねじ部65bと、該雄ねじ部65bよりも外径が
小さいピン形部65cとを同一軸線上に一体に有し、ピ
ン形部65cの一部がシフトシャフト62の係合溝62
aに入り込むことで、シフトシャフト62の軸方向の動
きを規制している。なお、ボルト65はピン形部65c
を頭部65a及び雄ねじ部65bとは別体にしてもよ
い。
【0020】シフトシャフト62は、軸方向の中間箇所
にスプライン歯63が形成され、一端にシフト用レバー
3が固着され、スプライン歯63とシフト用レバー3と
の間の位置にあって外周に沿って連続する環状の係合溝
62aを備えている。係合溝62aは、断面が一様な半
円形をなしており、ボルト65のピン形部65cの一部
が係合している。また、係合溝62aは、半円形断面の
半円の半径をボルト65のピン形部65cの半径にほぼ
合わせるか又はピン形部65cの半径よりも若干大きく
なるように寸法設定してある。
【0021】なお、係合溝62aは、環状にするのに代
えて、シフト操作時に、シフトシャフト62の必要な回
動が可能な範囲で部分的に設けてあってもよい。また、
係合孔60は、図3に示すように、シフトシャフト62
の軸線と交差する位置でかつ交差する方向に沿ってに開
けてもよい。この場合、ボルト65のピン形部65cの
先端が係合溝62aに入り込むことで、シフトシャフト
62の軸方向の動きを規制している。
【0022】本発明の上記第1の実施の形態に係る変速
機操作装置では、シフトシャフト62の係合溝62aに
ボルト65のピン形部65cが係合して、シフトシャフ
ト62の軸方向の動きを規制することにより、シフトシ
ャフト62の軸方向の移動を確実に規制することができ
る。これにより、シフトシャフト62が軸方向に動い
て、シフト用レバー3とシフトシリンダ5との係合が不
十分になるのを防止できるとともに、シフトシャフト6
2やシフト用レバー3がハウジング56等に当接して、
かじりやこじり等が生ずるのを防止できる。
【0023】図4は本発明の第2の実施の形態に係る変
速機操作装置の要部を示す部分断面図である。この変速
機操作装置は、軸方向移動規制手段として、ハウジング
本体57に内面段部68を形成するとともに、一方のカ
バー58にシフトシャフト62の軸端面に対向する部分
を厚肉にして形成したストッパ部58aを設け、シフト
シャフト62にはフランジ形の外面段部70を設け、両
段部68,70の段差面68a,70aを対向させてあ
る。
【0024】そして、図4において、ハウジング56の
段差面68aによって右向きの軸方向への移動を規制
し、ストッパ部58aの内面によって左向きの軸方向へ
のシフトシャフト62の移動を規制している。その他の
点は、第1の実施の形態の場合と同じなので、同一又は
対応する部分に図1と同一の符号を付けて示し、それら
の部分の重複説明を省略する。
【0025】図5は本発明の第3の実施の形態に係る変
速機操作装置の要部を示す部分断面図である。この変速
機操作装置は、両段部68,70の互いに対向する段差
面の間、樹脂製ワッシャ形の潤滑部材73を介在させて
ある。また、シフトシャフト62の軸端面とこれに対向
するカバー58の内面との間にも樹脂製の潤滑部材74
が介在している。このワッシャは、シフトシャフト62
の小径部62bの外周に嵌合させ、厚さを該小径部62
bの突出長さよりも大きくしてある。
【0026】そして、第2の実施の形態の場合と同様
に、図5において、右向きの軸方向への移動をハウジン
グ56の段差面68aによって規制し、左向きの軸方向
へのシフトシャフト62の移動をストッパ部58aの内
面によって規制するとともに、さらに潤滑部材73,7
4を設けたので、シフトシャフト62の回動がより円滑
に行えるようになる。その他の点は、第2の実施の形態
の場合と同じなので、同一又は対応する部分に図4と同
一の符号を付けて示し、それらの部分の説明を省略す
る。
【0027】図6は本発明の第4の実施の形態に係る変
速機操作装置の要部を示す部分断面図である。この変速
機操作装置は、第3の実施の形態の場合のワッシャ形の
潤滑部材74に代えて、カバー58にストッパボルト7
6を螺着し、図6において、該ストッパボルト76の内
向きに突出した先端部76aをシフトシャフト62の平
らな軸端面に対向させ、該ストッパボルト76の先端部
76aによって左向きの軸方向へのシフトシャフト62
の移動を規制している。
【0028】ストッパボルト76は、先端部76aを先
細りテーパ状にし、シフトシャフト62との接触面積を
小さくして、接触抵抗が小さくなるようにしてある。そ
の他の点は、第3の実施の形態の場合と同じなので、同
一又は対応する部分に図5と同一の符号を付けて示し、
それらの部分の重複説明を省略する。なお、この実施の
形態の場合、ストッパボルト76の先端部76a又はシ
フトシャフト62の軸端面にも潤滑部材を設けるように
してもよい。
【0029】図7は本発明の第5の実施の形態に係る変
速機操作装置の要部を示す部分断面図である。この変速
機操作装置は、第3の実施の形態の場合の潤滑部材74
又は第4の実施の形態の場合のストッパボルト76に代
えて、シフトシャフト62の軸端面とこれに対向するカ
バー58の内面との間にあって一端が小径部62bの外
周に嵌合するコイルばね78を介在させ、図7におい
て、左向きの軸方向へのシフトシャフト62の移動をコ
イルばね78によって規制している。その他の点は、第
3又は第4の実施の形態の場合と同じなので、同一又は
対応する部分に図6と同一の符号を付けて示し、それら
の部分の説明を省略する。なお、この実施の形態の場
合、シフトシャフト62の軸端面とコイルばね78との
間にに潤滑部材を設けるようにしてもよい。
【0030】図8は本発明の第6の実施の形態に係る変
速機操作装置の要部を示す部分断面図である。この変速
機操作装置は、第5の実施の形態の場合のコイルばね7
8に代えて、シフトシャフト62の軸端面とこれに対向
するカバー58の内面との間にゴム製筒形の弾性部材8
1を介在させ、図8において、左向きの軸方向へのシフ
トシャフト62の移動を弾性部材81によって規制して
いる。その他の点は、第5の実施の形態の場合と同じな
ので、同一又は対応する部分に図7と同一の符号を付け
て示し、それらの部分の説明を省略する。なお、この実
施の形態の場合も、シフトシャフト62の軸端面と弾性
部材81との間に潤滑部材を設けるようにすることがで
きる。
【0031】図9は本発明の第7の実施の形態に係る変
速機操作装置の要部を示す断面図である。この変速機操
作装置は、第5の実施の形態の場合と同様のコイルばね
78を用い、両段部68,70に代えて、ダンパ機構7
側のカバー59にシフトシャフト62の軸端面に対向す
る部分を厚肉にして形成したストッパ部59aを設け、
図9において、右向きの軸方向へのシフトシャフト62
の移動をストッパ部59aによって規制している。その
他の点は、第5の実施の形態の場合と同じであり、ダン
パ機構7については図13と同じである。
【0032】図10は本発明の第8の実施の形態に係る
変速機操作装置の要部を示す断面図である。この変速機
操作装置は、第7の実施の形態の場合におけるコイルば
ね78に代えて、シフト用レバー3側のカバー58にも
シフトシャフト62の軸端面に対向するストッパ部58
aを設け、図10において、左向きの軸方向へのシフト
シャフト62の移動をストッパ部58aによって規制し
ている。このようにすると、構造が簡単になり、必要部
品点数を減らすことができるという利点がある。その他
の点は、第7の実施の形態の場合と同じである。
【0033】図11は本発明の第9の実施の形態に係る
変速機操作装置の要部を示す断面図である。この変速機
操作装置は、第8の実施の形態の場合と同様に両カバー
58,59にストッパ部58a,59aを設け、一方の
カバー58の内面と軸端面との間にワッシャ形の潤滑部
材74を介在させ、他方のカバー59の内面と軸端面と
の間に平板形の潤滑部材75を介在させ、図11におい
て、軸方向へのシフトシャフト62の移動をそれぞれの
潤滑部材74,75によって規制している。このように
すると、シフトシャフト62の回動が円滑になるという
利点がある。その他の点は、第8の実施の形態の場合と
同じである。
【0034】なお、本発明は、上記実施の形態によって
限定されず、種々の変形及び変更が可能である。例え
ば、樹脂製の潤滑部材73,74,75に代えて含油ワ
ッシャやその他の底摩擦係数の材質のものを用いてもよ
く、コイルばね78や弾性部材81に代えて皿ばねや板
ばねを用いることができ、これを一方のカバー58側に
設けるのに代えて他方のカバー59側に設けることもで
きる。
【0035】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を奏する。シ
フトシャフトの軸方向の動きを規制する軸方向移動規制
手段を設けたことにより、シフトシャフトに固定された
シフト用レバーとシフトシリンダとの係合が十分であっ
て、最悪の場合でも外れることがなく、シフトシャフト
やシフト用レバーがハウジングやシフトシリンダ等に当
接せず、かじりやこじり等を回避して、シフトシャフト
の回動が円滑に行われ、また、当接部の摩耗や損傷が生
じない。また、軸方向移動規制手段として、シフトシャ
フトの外周に周方向に連続させて形成した周方向溝と、
該周方向溝に係合しハウジングに設けた係合部材とを備
えているか、シフトシャフトの外周に形成した外周段部
と、該外周段部に係合しハウジングの内周面に形成した
内周段部とを設けるか、軸方向移動規制手段として、シ
フトシャフトの軸端面に係合するストッパ部をハウジン
グ側に設けるか、又は軸方向移動規制手段として、シフ
トシャフトの軸端面と該軸端面に対向するハウジングの
内面との間に弾性部材を介在させるか、シフトシャフト
とハウジングとの係合部に潤滑部材を配置させることに
より、シフトシャフトの回動が一層円滑に行われ、当接
部の摩耗や損傷を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る変速機操作装
置を示し図12のP−P線に沿って切断した部分断面図
である。
【図2】図1のA−A線に沿った部分断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の変形例を示す部分
断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る変速機操作装
置の要部を示す部分断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る変速機操作装
置の要部を示す部分断面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る変速機操作装
置の要部を示す部分断面図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態に係る変速機操作装
置の要部を示す部分断面図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態に係る変速機操作装
置の要部を示す部分断面図である。
【図9】本発明の第7の実施の形態に係る変速機操作装
置の要部を示す断面図である。
【図10】本発明の第8の実施の形態に係る変速機操作
装置の要部を示す断面図である。
【図11】本発明の第9の実施の形態に係る変速機操作
装置の要部を示す断面図である。
【図12】変速機操作装置の外観を示す平面図である。
【図13】図12における従来の変速機操作装置のP−
P線断面図である。
【図14】図12における従来の変速機操作装置のQ−
Q線断面図である。
【図15】シフトシリンダを示す縦断面図である。
【図16】セレクトシリンダを示す縦断面図である。
【図17】ダンパ機構を示す縦断面図である。
【符号の説明】
3 シフト用レバー 4 ストライカ 5 シフトシリンダ 6 セレクトシリンダ 8a セレクト用受けレバー 8b セレクト用操作レバー 56 ハウジング 57 ハウジング本体 58,59 カバー 58a、59a ストッパ部 60 係合孔 62 シフトシャフト 62a 係合溝 65 ボルト(係合部材) 68 内面段部 70 外面段部 73,74,75 潤滑部材 76 ストッパボルト 78 コイルばね 81 弾性部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内にシフトシャフトを有し、
    該シフトシャフトには一端にシフト用レバーが取付けら
    れ中間箇所にストライカが軸方向に摺動自在に装着さ
    れ、セレクトシリンダの作動によってセレクト用レバー
    を介して前記ストライカが前記シフトシャフトの軸方向
    に移動してセレクト位置を決め、シフトシリンダの作動
    によってシフトロッドがその軸方向に移動し、前記シフ
    ト用レバーを介して前記シフトシャフトが回動し、この
    回動に伴って前記ストライカが前記シフトシャフトと一
    体的に回動して変速機の変速段切換えを行う変速機操作
    装置において、前記シフトシャフトの前記ハウジングに
    対する軸方向の動きを規制する軸方向移動規制手段を設
    けたことを特徴とする変速機操作装置。
  2. 【請求項2】 前記軸方向移動規制手段として、前記シ
    フトシャフトの外周に周方向に連続させて形成した係合
    溝と、該係合溝に係合し前記ハウジング側に設けた係合
    部材とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の
    変速機操作装置。
  3. 【請求項3】 前記軸方向移動規制手段として、前記シ
    フトシャフトの外面に形成した外面段部と、該外面段部
    に係合し前記ハウジング側の内面に形成した内面段部と
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の変速機
    操作装置。
  4. 【請求項4】 前記軸方向移動規制手段として、前記シ
    フトシャフトの軸端面に係合するストッパ部を前記ハウ
    ジング側に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項
    3に記載の変速機操作装置。
  5. 【請求項5】 前記軸方向移動規制手段として、前記シ
    フトシャフトの軸端面と該軸端面に対向する前記ハウジ
    ング側の内面との間に弾性部材を介在させたことを特徴
    とする請求項1、請求項3又は請求項4のいずれかに記
    載の変速機操作装置。
  6. 【請求項6】 前記軸方向移動規制手段として、前記シ
    フトシャフトと前記ハウジングとの係合部に潤滑部材を
    配置したことを特徴とする請求項3、請求項4又は請求
    項5のいずれかに記載の変速機操作装置。
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