JP2000212794A - 電気メッキ基板及びその製造方法 - Google Patents

電気メッキ基板及びその製造方法

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JP2000212794A
JP2000212794A JP1927299A JP1927299A JP2000212794A JP 2000212794 A JP2000212794 A JP 2000212794A JP 1927299 A JP1927299 A JP 1927299A JP 1927299 A JP1927299 A JP 1927299A JP 2000212794 A JP2000212794 A JP 2000212794A
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JP
Japan
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electroplating
plate
electroplated
metal film
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JP1927299A
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English (en)
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Kenji Sato
健治 佐藤
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で歩留まりに優れ、かつ膜の面内
膜厚のばらつきを低くした、信頼性の高い電気メッキ基
板を得る。 【解決手段】 電気メッキ基板12を電気メッキ槽内で
陽極板11からの距離を200mm以下に平行配置し、
かつ前記電気メッキ基板12と陽極板11の間に、電気
メッキ基板を遮蔽する板13を平行に介在させて、厚み
1μm以上のメタル膜をメッキ形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面実装部品、リ
ード部品等、各種電子部品に使用される電気メッキ基板
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気メッキ基板について、その製
造方法を図5に示す。電気メッキ構成部40は、メタル
膜が形成される電気メッキ基板12aを陰極とし、陽極
板11aを陽極として直流電源を接続した構成としてい
る。ここで、電気メッキ基板12aと陽極板11aは、
メッキ液が満たされた電気メッキ槽内に、浸漬されてい
る。
【0003】ここで、通電によって電気メッキ基板12
aにメタル膜が形成され、通電した電流値と時間の積、
および槽内温度を管理することで、メタル膜の所要の膜
厚を得ていた。
【0004】なお、電気メッキ基板12aは、電気メッ
キにてメタル膜を形成する際、下地メタル膜として、T
i−Cu膜等をスパッタにより形成しており、その下地
メタル膜にレジスト等にて所要の形状をPR加工した
後、電気メッキを施し、次に、レジストを取り除き露出
した下地メタル膜をドライまたはウェットエッチングを
実施し、所要の形状を得ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電気メッキ方法では、電気メッキ基板で得られるメタル
膜の面内膜厚ばらつきσは、膜厚平均値の20%程度と
大きかった。この膜厚の分布の傾向として、電気メッキ
基板の周辺部分が厚くなる傾向があった。そのため、電
気特性も、そのばらつきが大きく、歩留まりが悪く、電
気メッキ基板としての信頼性が低いという問題点があっ
た。
【0006】そこで、本発明は、製造が容易で歩留まり
に優れ、かつメタル膜の面内膜厚のばらつきを低くし
た、信頼性の高い電気メッキ基板及びその製造方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前記陰
極となる電気メッキ基板を電気メッキ槽内で陽極板から
の距離を200mm以下に限定して平行配置し、また、
電気メッキ槽内に電気メッキ基板を遮蔽する板を電気メ
ッキ基板からの距離を20mm以下に限定して平行配置
し、5A/dm2以下の電流密度にてメタル膜が形成さ
れた電気メッキ基板が得られる。また、電気メッキ基板
を遮蔽する板は、メタル膜を形成する電気メッキ基板の
外径の1/5以下の開口部を少なくとも1つ以上有し、
かつその開口部は電気メッキ基板を投影する領域内にあ
ることを特徴としている。
【0008】上記によって、構成材料の見直しおよび現
プロセスの大幅変更をすることなく、電気メッキ基板の
メタル膜の面内膜厚ばらつきσは、膜厚平均値の5%程
度まで改善された電気特性および歩留まりを改善した電
気メッキ基板が得られる。
【0009】即ち、本発明は、電気メッキにてメタル膜
を形成した電気メッキ基板であって、前記電気メッキ基
板は電気メッキ槽内で陽極板からの距離を200mm以
下に平行配置され、かつ前記電気メッキ基板と陽極板の
間に、電気メッキ基板を遮蔽する板を平行に介在させ
て、厚み1μm以上のメタル膜が形成された電気メッキ
基板である。
【0010】また、本発明は、前記電気メッキ基板を遮
蔽する板が、電気メッキ基板からの距離を20mm以下
に限定して平行配置され、5A/dm以下の電流密度
にてメタル膜が形成された電気メッキ基板である。
【0011】また、本発明は、前記電気メッキ基板を遮
蔽する板が、電気メッキ基板の外径の5分の1以下の開
口部を少なくとも1つ以上有し、前記開口部は、電気メ
ッキ基板を投影する領域内にある電気メッキ基板の製造
方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、以
下説明する。
【0013】図1は、本発明の実施の形態による電気メ
ッキ基板の製造方法の一例であり、図4は、本発明の実
施の形態による電気メッキ基板である。
【0014】図1において、は電気メッキ構成部10
は、電気メッキ基板12と陽極板11と電気メッキ基板
を遮蔽する板13と、直流電源とで構成されている。前
記陽極板11と前記電気メッキ基板12との間に流した
電流値、時間の積および槽内温度を管理して電気メッキ
を行っている。また、アクリル等の絶縁材を素材とす
る、電気メッキ基板を遮蔽する板13を電気メッキ基板
12と陽極板11の間に介在させ、5A/dm以下の
電流密度にて1μm以上のメタル膜を形成している。
【0015】ここで、電気メッキ基板12は、メタル膜
を形成する際、下地メタル膜としてTi−Cu等をスパ
ッタ法により、予め形成しており、下地メタル膜にレジ
ストを塗布してPR加工した後、本発明による電気メッ
キを施し、メッキ終了後、レジストを取り除いて所要の
形状を得ている。
【0016】図2は、本発明の実施の形態による電気メ
ッキ基板の製造方法において、電気メッキ基板12およ
び陽極板11および電気メッキ基板を遮蔽する板13の
位置関係を示す図である。
【0017】電気メッキ基板12と陽極板11の間隔W
1は、200mm以下と限定して平行配置させた。W1
を200mm以下としたのは、適切な電流密度が得られ
るためである。かつ、電気メッキ基板12と電気メッキ
基板を遮蔽する板13の間隔W2は、20mm以下と限
定して、平行配置させた。W2が20mm以上である
と、電気メッキ基板を遮蔽する板13が、メッキ槽内で
の電気メッキ基板12の手前での電流密度を均一化する
効果がうすれるからである。
【0018】図3は、本発明の実施の形態の一例である
電気メッキ基板を遮蔽する板13の形状を示したもので
ある。
【0019】前記電気メッキ基板を遮蔽する板13は、
メタル膜を形成する電気メッキ基板12の外径Bの1/
5以下の開口部14を少なくとも1つ以上有する形状と
している。かつ、開口部14は、電気メッキ基板を遮蔽
する板13上にて、電気メッキ基板12を投影する領域
内に、それぞれ配置している。開口部14を外径Bの1
/5以下としたのは、開口部が外径Bの1/5以上とな
ると、メッキ槽内での電流の流れを収束する効果が落ち
るからである。
【0020】図4は、 上記の本発明による電気メッキ
基板の製造方法を用いて製造した電気メッキ基板の断面
図を示す。メタル膜厚tのばらつきσは、膜厚平均値の
5%以下になっている。これは、前記電気メッキ基板を
遮蔽する板13の遮蔽効果によって、特に、電気メッキ
基板12の周辺部の膜厚分布を改善することができ、こ
れにより、全体としての膜厚tのばらつきσを改善でき
るものである。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したごとく、本発明によれ
ば、製造が容易で歩留まりに優れ、かつメタル膜の面内
膜厚のばらつきを低くした、信頼性の高い電気メッキ基
板及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による電気メッキ基板の製
造方法の一例を示す図。
【図2】本発明の実施の形態による電気メッキ基板の製
造方法での、陽極板、電気メッキ基板、電気メッキ基板
を遮蔽する板の位置関係を示す図。
【図3】本発明の実施の形態による電気メッキ基板を遮
蔽する板の形状を示す図。
【図4】本発明による電気メッキ基板の断面図。
【図5】従来の電気メッキ基板の製造方法を示す図。
【符号の説明】
10、40 電気メッキ構成部 11、11a 陽極板 12、12a 電気メッキ基板 13 電気メッキ基板を遮蔽する板 14 開口部 15 メタル膜 W1 (陽極板と電気メッキ基板の)間隔 W2 (電気メッキ基板を遮蔽する板と電気メッキ基
板の)間隔 B 電気メッキ基板の外径 A1、A2 開口部の直径

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気メッキにてメタル膜を形成した電気
    メッキ基板であって、前記電気メッキ基板は電気メッキ
    槽内で陽極板からの距離を200mm以下に平行配置さ
    れ、かつ前記電気メッキ基板と陽極板の間に、電気メッ
    キ基板を遮蔽する板を平行に介在させて、厚み1μm以
    上のメタル膜が形成されたことを特徴とする電気メッキ
    基板。
  2. 【請求項2】 前記電気メッキ基板を遮蔽する板は、電
    気メッキ基板からの距離を20mm以下に限定して平行
    配置され、5A/dm以下の電流密度にてメタル膜が
    形成されたことを特徴とする請求項1記載の電気メッキ
    基板。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電気メッキ基板
    の製造方法において、電気メッキ基板を遮蔽する板に、
    電気メッキ基板の外径の5分の1以下の開口部を少なく
    とも1つ以上開け、かつ、前記開口部を、電気メッキ基
    板を投影する領域内に設定し、前記電気メッキ基板を遮
    蔽する板を、電気メッキ基板からの距離20mm以下に
    限定して平行配置して電気メッキ基板上にメタル膜を形
    成することを特徴とする電気メッキ基板の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110892095A (zh) * 2017-07-26 2020-03-17 住友电气工业株式会社 印刷配线板制造方法和印刷配线板制造装置
CN114836808A (zh) * 2022-05-31 2022-08-02 京东方科技集团股份有限公司 一种电镀装置及电镀方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110892095A (zh) * 2017-07-26 2020-03-17 住友电气工业株式会社 印刷配线板制造方法和印刷配线板制造装置
CN110892095B (zh) * 2017-07-26 2022-08-16 住友电气工业株式会社 印刷配线板制造方法和印刷配线板制造装置
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