JP2000212194A - メタロセン化合物、オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法 - Google Patents

メタロセン化合物、オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法

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JP2000212194A
JP2000212194A JP11016130A JP1613099A JP2000212194A JP 2000212194 A JP2000212194 A JP 2000212194A JP 11016130 A JP11016130 A JP 11016130A JP 1613099 A JP1613099 A JP 1613099A JP 2000212194 A JP2000212194 A JP 2000212194A
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Japan
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compound
olefin
polymerization
cyclopentadienyl
metallocene compound
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JP11016130A
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English (en)
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Masahiro Yamashita
正洋 山下
Kenji Michigami
憲司 道上
Nobuo Kawahara
信夫 川原
Koji Kawai
浩二 川合
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オレフィン重合性能に優れた新規なメタロセン
化合物、メタロセン化合物を含んでなるオレフィン重合
用触媒、およびオレフィンの重合方法を提供する。 【解決手段】一般式〔1〕で表されるメタロセン化合物
を含む触媒を用い、オレフィンを重合する; 【化1】 (式中、R1、R2は水素、アルキル基またはアリール
基、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10
11、R12、R13とR14は水素、アルキル基、アリール
基等、ただしR9、R12は同時に水素ではなく、Mは周
期表第4族から選ばれた金属であり、Yは炭素原子また
はケイ素原子であり、Xはハロゲン、アルキル基など、
mは1〜3の整数である)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規メタロセン化合
物とそれを用いたオレフィンの重合方法に関する。詳し
くは、特定の構造を有するメタロセン化合物とそれを用
いてオレフィンを重合する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オレフィン重合用の均一系触媒として
は、いわゆるメタロセン化合物がよく知られている。通
常のメタロセン化合物を用いてオレフィンを重合する方
法、特にα−オレフィンを立体規則性重合する方法は、
W. Kaminskyらによって報告されて以来(Angew. Chem.,
97, 507 (1985))多くの改良がなされている。これら
の改良例として、メタロセン化合物のリガンド部分のシ
クロペンタジエニルの水素の幾つかをアルキルで置換し
たC2対象構造を有するメタロセン化合物が報告されて
おり、これらのメタロセン化合物で得られるアイソタク
チックな重合体の立体規則性を改良しようとする試みが
一般的である(山崎ら、Chemistry Letters,1853 (198
9)、特開平4−268307号公報等)。また、同様な
試みとしてC2対象構造を有するエチレンビスインデニ
ル誘導体をリガンドとするメタロセン化合物によるオレ
フィン重合体の立体規則性を改良しようとする試みが数
多く報告されている(例えば、Organometallics, 13, 9
54 (1994)、 J. Organmet. Chem., 288, 63 (1985)
等)。
【0003】一方、J. A. Ewenは、Cs対称構造を有す
るシクロペンタジエニルとフルオレニルをジメチルメタ
ンで架橋したメタロセン化合物がα−オレフィンをシン
ジオタクチックな立体規則性で重合することを見出した
(J. Am. Chem. Soc., 110,6255 (1988))。このメタロ
センの改良としてフルオレニルに代えて2、7−ジ−te
rt−ブチルフルオレニルを導入することによって立体規
則性をさらに制御する試みがなされている(特開平4−
69394号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のメタロセン化合物の重合性能は未だ充分ではなく、更
に重合性能の優れたメタロセン化合物の出現が望まれて
いた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決して、オレフィンの重合体を合成する新規な構造を
有するメタロセン化合物とそれを用いた重合方法につい
て鋭意検討し本発明を完成した。
【0006】即ち、本発明にかかる新規なメタロセン化
合物は、下記一般式〔1〕で表されることを特徴として
いる。
【0007】
【化2】 (式中、R1、R2は水素、アルキル基、アリール基から
選ばれ、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10
11、R12、R13とR14は水素、アルキル基、アリール
基、ケイ素含有アルキル基から選ばれ、それぞれ同一で
も異なっていてもよいが、R9、R12は同時に水素では
なく、Mは周期表第4族から選ばれた金属であり、Yは
炭素原子またはケイ素原子であり、Xはハロゲン、アル
キル基、アニオン配位子または孤立電子対で配位可能な
中性配位子から同一または異なる組合せで選ばれ、mは
1〜3の整数である)。
【0008】本発明のオレフィン重合用触媒は、前記一
般式〔1〕で表されるメタロセン化合物を含んでなるこ
とを特徴としている。
【0009】本発明のオレフィン重合用触媒は、前記一
般式〔1〕で表されるメタロセン化合物と、(a)有機
アルミニウムオキシ化合物、および/または(b)前記
一般式〔1〕で表されるメタロセン化合物をカチオン性
化合物に変換し、安定な対アニオン種を生成するイオン
性化合物必要に応じて(c)有機アルミニウム化合物か
らなることが好ましい。
【0010】本発明のオレフィン重合用触媒には、前記
一般式〔1〕で表されるメタロセン化合物を含んでな
り、かつ支持体を含む態様、さらに好ましくは、前記一
般式〔1〕で表されるメタロセン化合物と、(a)有機
アルミニウムオキシ化合物、および/または(b)一般
式〔2〕で表されるメタロセン化合物をカチオン性化合
物に変換し、安定な対アニオン種を生成するイオン性化
合物必要に応じて(c)有機アルミニウム化合物と、支
持体とからなる態様も含まれる。
【0011】本発明のオレフィン重合方法は、前記オレ
フィン重合触媒の存在下にオレフィンを重合することを
特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るメタロセン化合
物、オレフィン重合用触媒、オレフィン重合体の製造方
法について具体的に説明する。
【0013】なお、本明細書において「重合」という語
は、単独重合だけでなく、共重合をも包含した意味で用
いられることがあり、「重合体」という語は、単独重合
体だけでなく、共重合体をも包含した意味で用いられる
ことがある。
【0014】本発明に係る新規なメタロセン化合物は、
下記一般式〔1〕で表される化合物である。
【0015】
【化3】 (式中、R1、R2は水素、アルキル基、アリール基から
選ばれ、R3、R4、R 5、R6、R7、R8、R9、R10
11、R12、R13とR14は水素、アルキル基、アリール
基、ケイ素含有アルキル基から選ばれ、それぞれ同一で
も異なっていてもよいが、R9、R12は同時に水素では
なく、Mは周期表第4族から選ばれた金属であり、Yは
炭素原子またはケイ素原子であり、Xはハロゲン、アル
キル基、アニオン配位子または孤立電子対で配位可能な
中性配位子から同一または異なる組合せで選ばれ、mは
1〜3の整数である)。
【0016】本発明において、上記一般式〔1〕のR1
とR2は水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6
〜20のアリール基から選ばれる。アルキル基の具体例
としては、メチル、エチル、イソプロピル、2−メチル
プロピル、tert−ブチル、シクロヘキシル、メンチル等
が挙げられる。アリール基の具体例としてはフェニル、
トリル、ナフチル等が挙げられる。
【0017】Yは炭素原子またはケイ素原子であり、R
1とR2はYと結合し、例えば、メチレン、ジメチルメチ
レン、ジイソプロピルメチレン、メチルtert−ブチルメ
チレン、ジシクロヘキシルメチレン、メチルシクロヘキ
シルメチレン、ジフェニルメチレン、ジナフチルメチレ
ンまたはジメチルシリレン、ジイソプロピルシリレン、
メチルtert−ブチルシリレン、ジシクロヘキシルシリレ
ン、メチルシクロヘキシルシリレン、ジフェニルシリレ
ン、ジナフチルシリレン等を構成する。
【0018】またR1とR2は互いに結合して環を構成し
てもよく、例えばシクロブチリデン、シクロペンチリデ
ン、シクロヘキシリデン、ビフェニリデン、ビナフチリ
デン、アダマンチリデン等が挙げられる。
【0019】また、本発明において、一般式〔1〕のR
3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11
12、R13、R14は水素、炭素数1〜20のアルキル
基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数1〜20のケ
イ素含有アルキル基から選ばれ、それぞれ同一でも異な
っていてもよいが、R9とR12は同時に水素ではない。
【0020】アルキル基の具体例としてはメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、2−メチルプロピル、te
rt−ブチル、シクロヘキシル、メンチル等が挙げられ
る。また、アリール基の具体例としてはフェニル、トリ
ル、ナフチル等が挙げられる。また、ケイ素含有アルキ
ル基の具体例としては、トリメチルシリル、ジメチルエ
チルシリルまたはシクロヘキシルジメチルシリル等が挙
げられる。ここで、R9とR12の好ましい態様は少なく
とも一方が、さらに好ましくは両方が炭素数1ないし5
のアルキル基である態様であり、アルキル基としては、
メチル基または分岐アルキル基、さらに好ましくはメチ
ル、イソプロピル、あるいはtert−ブチルである。
10、R11は、好ましくは水素であり、R10、R11とも
水素であることが好ましい。
【0021】本発明において、一般式〔1〕のMは、周
期表第4族から選ばれる金属であり、Mとしてはチタニ
ウム、ジルコニウム、ハフニウムが挙げられる。
【0022】Xはハロゲン、炭素数1〜20のアルキル
基、アニオン配位子、または孤立電子対で配位可能な中
性配位子から同一または異なる組合せで選ばれ、ハロゲ
ンの具体例としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素であ
り、アルキルの具体例としては、メチル、エチル、ブチ
ル、イソプロピル、tert−ブチル等が挙げられ、アニオ
ン配位子の具体例としては、メトキシ、tert−ブトキ
シ、フェノキシ等のアルコキシ、アセチルアセトキシ等
のカルボキシ、イソシアニド等が挙げられ、孤立電子対
で配位可能な中性配位子の具体例としては、トリメチル
ホスフィン、トリエチルホスフィン、トリフェニルホス
フィン、ジフェニルメチルホスフィンなどの有機リン化
合物、またはテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、
ジオキサン、1、2−ジメトキシエタン等のエーテル類
が挙げられる。これらのうち、Xは同一でも異なった組
み合わせでもよい。
【0023】本発明において、一般式〔1〕のメタロセ
ン化合物の前駆体化合物は、例えば式〔2〕または式
〔3〕のような合成経路で合成することができるが、こ
れは発明の範囲を制限するものではなく、公知のいかな
る方法で製造されてもよい;
【0024】
【化4】 (式中、R1〜R14およびYは一般式〔1〕と同一であ
り、Lはアルカリ金属である)または
【0025】
【化5】 (式中、R1〜R14およびYは一般式〔1〕と同一であ
り、Lはアルカリ金属である。Z1、Z2はハロゲンであ
り、これらは同一でも、または異なる組合せでもよ
い)。
【0026】上記の反応におけるアルカリ金属として
は、特に、リチウム、ナトリウムまたはカリウムが好ま
しく用いられ、また、ハロゲンとしては、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素が挙げられる。また、上記の反応は、
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、デカ
リン等の脂肪族炭化水素またはベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素またはTHF、ジエチルエー
テル、ジオキサン、1、2−ジメトキシエタン等のエー
テルの有機溶媒中で、−80℃〜溶媒沸点の温度範囲で
行うことができる。
【0027】また、一般式〔1〕のメタロセン化合物の
合成法の例を以下に示すが、これは発明の範囲を制限す
るものではなく、公知のいかなる方法で合成されてもよ
い。
【0028】前記式〔2〕または式〔3〕の反応で得ら
れた前駆体化合物を、リチウム、ナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属または水素化ナトリウム、水素化カリ
ウム等の水素化アルカリ金属またはメチルリチウム、ブ
チルリチウム、フェニルリチウム等の有機アルカリ金属
と上記の脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素またはエーテ
ル等の有機溶媒中で、反応温度が−80℃〜溶媒沸点の
範囲で接触させることでジアルカリ金属塩とし、該ジア
ルカリ金属塩と周期表第4族から選ばれる金属のハロゲ
ン化物、具体的には、三価または四価のチタニウムフッ
化物、塩化物、臭化物またはヨウ化物またはこれらのT
HF、ジエチルエーテル、ジオキサンまたは1,2−ジ
メトキシエタンなどのエーテル類との錯体、またはジル
コニウムの四フッ化物、塩化物、臭化物及びヨウ化物ま
たはこれらのエーテル錯体、またはハフニウムの四フッ
化物、塩化物、臭化物及びヨウ化物またはこれらのエー
テル錯体と反応させることにより、一般式〔1〕のメタ
ロセン化合物を合成することができる。該ジアルカリ金
属塩と周期表第4族金属ハロゲン化物との反応は、好ま
しくは、等モル反応で行い、上記の脂肪族炭化水素、芳
香族炭化水素またはエーテル、あるいはジクロロメタ
ン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素等の有機溶媒
中で、反応温度が−80℃〜溶媒沸点の範囲で行うこと
ができる。
【0029】以下に本発明における上記メタロセン化合
物の具体例を示すが、特にこれによって本発明の範囲が
限定されるものではない。
【0030】ジメチルメチレン(シクロペンタジエニ
ル)3、6−ジメチルフルオレニルジルコニウムジクロ
ライド、ジメチルメチレン(シクロペンタジエニル)
3、6−ジイソプロピルフルオレニルジルコニウムジク
ロライド、ジメチルメチレン(シクロペンタジエニル)
(3、6−ジ−tert−ブチルフルオレニル)ジルコニウ
ムジクロライド、ジメチルメチレン(シクロペンタジエ
ニル)3、6−ジシクロヘキシルフルオレニルジルコニ
ウムジクロライド、ジメチルメチレン(シクロペンタジ
エニル)3、6−ジフェニルフルオレニルジルコニウム
ジクロライド、ジメチルメチレン(シクロペンタジエニ
ル)〔3、6−ジ(トリメチルシリル)フルオレニル〕
ジルコニウムジクロライド、
【0031】ジメチルメチレン(シクロペンタジエニ
ル)1、3、6、8−テトラメチルフルオレニルジルコ
ニウムジクロライド、ジメチルメチレン(シクロペンタ
ジエニル)3、6−ジイソプロピル―1、8―ジメチル
フルオレニルジルコニウムジクロライド、ジメチルメチ
レン(シクロペンタジエニル)(3、6−ジ−tert−ブ
チル―1、8―ジメチルフルオレニル)ジルコニウムジ
クロライド、ジメチルメチレン(シクロペンタジエニ
ル)3、6−ジシクロヘキシル―1、8―ジメチルフル
オレニルジルコニウムジクロライド、ジメチルメチレン
(シクロペンタジエニル)3、6−ジフェニル―1、8
―ジメチルフルオレニルジルコニウムジクロライド、ジ
メチルメチレン(シクロペンタジエニル)〔3、6−ジ
(トリメチルシリル)―1、8―ジメチルフルオレニ
ル〕ジルコニウムジクロライド、
【0032】ジメチルメチレン(シクロペンタジエニ
ル)2、3、6、7−テトラメチルフルオレニルジルコ
ニウムジクロライド、ジメチルメチレン(シクロペンタ
ジエニル)3、6−ジイソプロピル―2、7―ジメチル
フルオレニルジルコニウムジクロライド、ジメチルメチ
レン(シクロペンタジエニル)(3、6−ジ−tert−ブ
チル―2、7―ジメチルフルオレニル)ジルコニウムジ
クロライド、ジメチルメチレン(シクロペンタジエニ
ル)3、6−ジシクロヘキシル―2、7―ジメチルフル
オレニルジルコニウムジクロライド、ジメチルメチレン
(シクロペンタジエニル)3、6−ジフェニル―2、7
―ジメチルフルオレニルジルコニウムジクロライド、ジ
メチルメチレン(シクロペンタジエニル)〔3、6−ジ
(トリメチルシリル)―2、7―ジメチルフルオレニ
ル〕ジルコニウムジクロライド、
【0033】またはジメチルメチレン(3、4―ジメチ
ルシクロペンタジエニル)3、6−ジメチルフルオレニ
ルジルコニウムジクロライド、ジメチルメチレン(2、
3、4、5―テトラメチルシクロペンタジエニル)3、
6−ジメチルフルオレニルジルコニウムジクロライドの
ようにシクロペンタジエニルを置換シクロペンタジエニ
ルに変換した上記メタロセン化合物等が挙げられる。
【0034】加えてジフェニルメチレン(シクロペンタ
ジエニル)3、6−ジ−tert−ブチルフルオレニルジル
コニウムジクロライド、ジイソプロピルメチレン(シク
ロペンタジエニル)3、6−ジ−tert−ブチルフルオレ
ニルジルコニウムジクロライド、ジ−tert−ブチルメチ
レン(シクロペンタジエニル)3、6−ジ−tert−ブチ
ルフルオレニルジルコニウムジクロライド、シクロヘキ
シリデン(シクロペンタジエニル)3、6−ジ−tert−
ブチルフルオレニルジルコニウムジクロライド、ジメチ
ルシリレン(シクロペンタジエニル)3、6−ジ−tert
−ブチルフルオレニルジルコニウムジクロライド、ジフ
ェニルシリレン(シクロペンタジエニル)3、6−ジ−
tert−ブチルフルオレニルジルコニウムジクロライドの
ようにシクロペンタジエニルとフルオレニルの架橋部分
を変換した上記メタロセン化合物等が挙げられ、また
は、ジメチルメチレン(シクロペンタジエニル)3、6
−ジメチルフルオレニルジルコニウムジメチルのように
のクロライドをメチルに変換した上記メタロセン化合
物、または、ジメチルメチレン(シクロペンタジエニ
ル)3、6−ジメチルフルオレニルジルコニウムビス
(トリメチルホスフィン)のようにのクロライドをトリ
メチルホスフィンに変換した上記メタロセン化合物、ま
たは、ジメチルメチレン(シクロペンタジエニル)3、
6−ジメチルフルオレニルジメトキシジルコニウムのよ
うにのクロライドをメトキシに変換した上記メタロセン
化合物、または、ジメチルメチレン(シクロペンタジエ
ニル)3、6−ジメチルフルオレニルジルコニウムジク
ロライド・THFのようにのTHFが配位した上記メタ
ロセン化合物等が挙げられる。また、これら上記のメタ
ロセン化合物のジルコニウムに代えてチタニウムまたは
ハフニウムからなるメタロセン化合物が挙げられる。
【0035】これら上記のメタロセン化合物は、Cs対
称構造であることが好ましい。
【0036】本発明においては、必要に応じて、以下の
(a)成分または(b)成分を、さらに必要に応じて
は、これらに加えて(c)成分を、上記メタロセン化合
物と共に用いることができる。
【0037】本発明において、上記メタロセン化合物を
用いてオレフィンを重合する際、必要に応じて用いられ
る(a)有機アルミニウムオキシ化合物としては下記一
般式〔4〕または一般式〔5〕で表される化合物が用い
られる。
【0038】
【化6】
【0039】
【化7】 (式中R15は同じでも異なってもよく、炭素数1〜6の
アルキル基、6〜18のアリール基、または水素であ
り、nは2〜50、好ましくは10〜35の整数であ
る。) 特に、R15がメチル基の場合、該有機アルミニウムオキ
シ化合物はメチルアルミノキサン(MAO)としてよく
知られた化合物である。
【0040】上記一般式〔4〕及び〔5〕で表される有
機アルミニウムオキシ化合物の前記メタロセン化合物に
対する使用割合としてはアルミニウム/メタロセンとし
て1〜10000モル倍であるのが一般的である。
【0041】本発明において、上記メタロセン化合物を
用いてオレフィンを重合する際、必要に応じて用いられ
る、(b)前記一般式〔1〕で表されるメタロセン化合
物をカチオン性化合物に変換し、安定な対アニオン種を
生成するイオン性化合物において、具体例として、トリ
フェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレート、フェロセニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、N,N−ジメチルアンモニウ
ムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ト
リn−ブチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロ
フェニル)ボレート、トリエチルアンモニウムテトラテ
トラキス(フェニル)ボレート、トリn−ブチルアンモ
ニウムテトラ(フェニル)ボレートなどのカルベニウム
ボラン、メタラボラン、アンモニウムボラン等が挙げら
れ、例えば、特開表1−501950号公報、同1−5
02036号公報などに例示されている。
【0042】また、これらのイオン性化合物のメタロセ
ン化合物に対する使用割合としてはイオン性化合物/メ
タロセンとして、例えば0.1〜10モル倍である。
【0043】本発明において、上記メタロセン化合物を
用いてオレフィンを重合する際、必要に応じて用いられ
る(c)有機アルミニウム化合物としては、具体的に
は、例えばトリメチルアルミニウム、トリエチルアルミ
ニウム、トリプロピルアルミニウム、トリイソプロピル
アルミニウム、トリn−ブチルアルミニウム、トリイソ
ブチルアルミニウム、トリsec−ブチルアルミニウム、
ジメチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウム
クロリド、ジプロピルアルミニウムクロリド、ジイソプ
ロピルアルミニウムクロリド、ジn−ブチルアルミニウ
ムクロリド、ジイソブチルアルミニウムクロリド、ジse
c−ブチルアルミニウムクロリド等が挙げられる。
【0044】上記(a)および/または(b)を使用す
るに際し、炭素数1〜20の(c)有機アルニミウム化
合物を併用することが好ましい。
【0045】また、これらの有機アルミニウム化合物の
メタロセン化合物に対する使用割合としては有機アルミ
ニウム化合物/メタロセンとして、例えば1〜1000
0モル倍である。
【0046】本発明において、オレフィンの重合に用い
る上記メタロセン化合物、有機アルミニウムオキシ化合
物、イオン性化合物等は、適当な支持体と共に用いるこ
ともできる。この支持体としては、無機酸化物あるいは
官能基を有する有機高分子化合物等が用いられる。無機
酸化物としては、シリカ、アルミナ、マグネシウムシリ
ケート、タルク、スメクタイト等が挙げられる。また、
官能基を有する有機高分子化合物としては、メタクリル
酸、アクリル酸等のアクリル酸類、またはメタクリル酸
メチル、アクリル酸メチル等のアクリル酸エステル類等
のモノマーを重合、あるいは共重合して得られる有機高
分子化合物、あるいは不活性なポリオレフィンに、上記
アクリル酸類、アクリル酸エステル類、あるいは無水マ
レイン酸等のカルボン酸無水物等をグラフトした有機高
分子化合物が挙げられる。
【0047】また、本発明において、オレフィンの重合
に用いる上記メタロセン化合物、有機アルミニウムオキ
シ化合物、イオン性化合物は、上記の支持体上に担持さ
れていてもよい。
【0048】有機アルミニウムオキシ化合物は、特開昭
60−35006号、特開昭61−108610号、特
開昭61−296008号、特開昭63−66206
号、特開平2−173104号公報等に記載の公知の方
法で、無機酸化物に担持することができる。
【0049】また、有機アルミニウムオキシ化合物は、
特開平9−309911号に記載の方法で、官能基を有
する有機高分子化合物に担持することができる。
【0050】本発明において、上記メタロセン化合物あ
るいは該化合物を含む触媒成分を用いて重合するオレフ
ィンとしては炭素数2〜20のオレフィン、好ましくは
炭素数2〜10のα−オレフィンであり、特に炭素数3
〜10のα−オレフィンが好ましい。具体的には、エチ
レン、プロピレン、1−ブテン、3−メチル−1−ブテ
ン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘ
キセン、ビニルシクロヘキサン、スチレン等が挙げられ
る。また、さらにブタジエン、1,4−ペンタジエン、
1,5−ヘキサジエン、1,4−ヘキサジエン等の炭素
数4〜20のジエン、あるいは、ジシクロペンタジエ
ン、ノルボルネン、メチルノルボルネン、テトラシクロ
ドデセン、メチルテトラシクロドデセン等の環状オレフ
ィン、あるいは、アリルトリメチルシラン、ビニルトリ
メチルシラン等のケイ素含有オレフィン等が挙げられ
る。また、これらのオレフィンは単独で重合しても、2
種類以上の組み合わせで重合してもよい。
【0051】本発明において重合は、溶媒重合法、懸濁
重合法、塊状重合法、あるいは気相重合法で行うことが
可能であり、重合温度としては、通常−100〜200
℃、好ましくは−20〜100℃である。重合圧力とし
ては特に制限はなく、常圧〜50kgf/cm2である。
【0052】本発明のオレフィン重合触媒の存在下でオ
レフィンを重合することにより、高い活性で、高分子量
のオレフィン重合体が得られる。
【0053】本発明のオレフィン重合触媒を用いて、炭
素数3以上のα−オレフィンを重合する場合、高い立体
規則性を有するオレフィン重合体が得られる。例えば、
高いシンジオタクティシティを有するオレフィン重合体
が得られる。
【0054】
【実施例】以下に実施例を示しさらに本発明を説明する
が、本発明はこれら実施例に制限されるものではない。
【0055】本発明において重合体の融点(Tm)は示
差走査熱量測定(DSC)によって、240℃で10分
間保持した重合体サンプルを30℃まで冷却して5分間
保持した後に10℃/分で昇温させたときの結晶溶融ピ
ークから算出した。
【0056】また、重合体の立体規則性(rrrr)は13
C−NMRスペクトル測定から算出した。
【0057】
【実施例1】〔ジメチルメチレン(シクロペンタジエニ
ル)3、6−ジ−tert−ブチルフルオレニルジルコニウ
ムジクロライドの合成〕 (1)9−ジメチル(シクロペンタジエニル)メチル−
3、6−ジ−tert−ブチルフルオレン(前駆体化合物)
の合成 Bull. Chem. Soc. Jpn.,59, 97 (1986)に記載の方法に
従って合成した3、6−ジ−tert−ブチルフルオレン
(3.0g、10.8mmol)のTHF(40ml)
溶液に、氷冷下でn−ブチルリチウムのヘキサン溶液
(7.0ml、11.3mmol)を窒素雰囲気下で滴
下し、さらに室温で6時間攪拌した。反応混合物から溶
媒を減圧下で除去した後、残留物をペンタンで洗浄し、
乾燥して白色の固体を得た。さらに、氷冷下でこの固体
を溶解したTHF(30ml)溶液に6、6−ジメチル
フルベン(1.4g、13.2mmol)のTHF(3
0ml)溶液を窒素雰囲気下で滴下し、5時間攪拌した
後に水(30ml)を加えた。ジエチルエーテルで抽
出、分離した有機相を硫酸マグネシウムで乾燥した後、
濾過し、濾液から溶媒を減圧下で除去して固体を得た。
この固体をメタノールから再結晶して2.9gの淡黄色
の固体を得た。分析値を以下に示す。 1H−NMR(270MHz、CDCl3中、TMS基
準)δ7.73(s、2H)、7.20−6.98
(m、4H)、6.95−5.93(m、3H)、4.0
6(d、1H)、3.13(d、2H)、1.39(s、
18H)、1.07(d、6H).
【0058】(2)ジメチルメチレン(シクロペンタジ
エニル)−3、6−ジ−tert−ブチルフルオレニルジル
コニウムジクロライドの合成 氷冷下で9−ジメチル(シクロペンタジエニル)−3、
6−ジ−tert−ブチルフルオレン(1.5g、3.9m
mol)のTHF(50ml)溶液にn−ブチルリチウ
ムのヘキサン溶液(5.3ml、8.5mmol)を窒
素雰囲気下で滴下し、さらに室温で16時間攪拌した。
反応混合物から溶媒を減圧下で除去した後、残留物をペ
ンタン(20ml)で2回洗浄し、減圧乾燥して赤橙色
の固体を得た。この固体に−78℃でジクロロメタン
(100ml)を加えて攪拌溶解し、次いでこの溶液を
−78℃に冷却したジルコニウムテトラクロライド(T
HF)2錯体(1.47g、3.9mmol)のジクロ
ロメタン(10ml)懸濁液に加え、−78℃で6時間
攪拌し、室温で一昼夜撹拌した。この反応溶液から溶媒
を減圧下で除去しオレンジ色の固体を得た。さらに、こ
の固体をトルエンで抽出、セライト濾過し、濾液から溶
媒を減圧下で除去した後、ペンタンで洗浄し、ジエチル
エーテル/ペンタン混合溶媒から再結晶し0.26gの
オレンジ色の固体を得た。分析値を以下に示す。 1H−NMR(270MHz、CDCl3中、TMS基
準)δ8.04(d、2H)、7.73(d、2H)、
7.36(dd、2H)、6.29(t、2H)、5.7
2(t、2H)、2.35(s、6H)、1.45(s、
18H).
【0059】
【実施例2】〔ジフェニルメチレン(シクロペンタジエ
ニル)3、6−ジ−tert−ブチルフルオレニルジルコニ
ウムジクロライドの合成〕 (1)9−ジフェニル(シクロペンタジエニル)メチル
−3、6−ジ−tert−ブチルフルオレン(前駆体化合
物)の合成 氷冷下で3、6−ジ−tert−ブチルフルオレン(2.5
g、9.0mol)のTHF(40ml)溶液にn−ブ
チルリチウムのヘキサン溶液(6.1ml、9.8mm
ol)を窒素雰囲気下で滴下し、さらに室温で4時間攪
拌した。この溶液を再び氷冷し6、6−ジフェニルフル
ベン(2.5g、10.8mmol)のTHF(30m
l)溶液を窒素雰囲気下で滴下し、5時間室温で攪拌し
た後に水(50ml)を加えた。ジエチルエーテルで抽
出、分離した有機相を硫酸マグネシウムで乾燥した後、
濾過し、濾液から溶媒を減圧下で除去して固体を得た。
この固体をメタノールから再結晶して3.4gの淡黄色
の固体を得た。分析値を以下に示す。 1H−NMR(270MHz、CDCl3中、TMS基
準)δ7.47(s、2H)、7.28(br、4H)、
7.07−7.01(br、10H)6.51−6.1
8(m、3H)、5.46+5.41(s+s、1H)、
2.94+2.86(s+s、2H)、1.30(s、
18H).
【0060】(2)ジフェニルメチレン(シクロペンタ
ジエニル)−3、6−ジ−tert−ブチルフルオレニルジ
ルコニウムジクロライドの合成 氷冷下で9−ジフェニル(シクロペンタジエニル)−
3、6−ジ−tert−ブチルフルオレン(2.6g、5.
2mmol)のTHF(40ml)溶液にn−ブチルリ
チウムのヘキサン溶液(7.1ml、11.4mmo
l)を窒素雰囲気下で滴下し、さらに室温で16時間攪
拌した。反応混合物から溶媒を減圧下で除去した後、残
留物をペンタン(20ml)で2回洗浄し、乾燥して橙
色の固体を得た。この固体に−78℃でジクロロメタン
(100ml)を加えて攪拌溶解し、次いでこの溶液を
−78℃に冷却したジルコニウムテトラクロライド(T
HF)2錯体(1.77g、4.7mmol)のジクロ
ロメタン(20ml)懸濁液に加え、−78℃で6時間
攪拌し、室温で一昼夜撹拌した。この反応溶液から溶媒
を減圧下で除去し暗赤色の固体を得た。さらに、この固
体をトルエンで抽出、セライト濾過し、濾液から溶媒を
減圧下で除去した後、ペンタンで洗浄し、ジエチルエー
テル/ペンタン混合溶媒から再結晶し2.5gの朱色の
固体を得た。分析値を以下に示す。 1H−NMR(270MHz、CDCl3中、TMS基
準)δ8.12(d、2H)、7.90(dd、4H)、
7.45−7.25(m、4H)、7.11(dd、2
H)、6.35(t、2H)、6.32(d、2H)、
5.75(t、2H)、1.42(s、18H).
【0061】
【実施例3】〔ジメチルメチレン(シクロペンタジエニ
ル)3、6−ジ−tert−ブチルフルオレニルジルコニウ
ムジクロライドによるプロピレンの常圧重合〕充分に窒
素置換した500mlのガラス製重合装置に、250m
lの乾燥トルエンを仕込み、次いでプロピレン置換した
後に、実施例1で得られたオレンジ色の固体2.7mg
(5μmol)のトルエン溶液にアルミニウム換算で5
mmolのメチルアルミノキサン(アルベマール社製)
を加えた触媒溶液を添加し、攪拌下、プロピレンを通気
しながら25℃で30分重合した。重合後メタノールと
少量の塩酸を加えて重合を停止し、ポリマーを濾過して
メタノールで洗浄した後、真空下80℃、6時間乾燥し
た。得られたポリマーは1.7gであった。Tm=15
0.1℃であり、rrrr=93.5%であった。
【0062】
【実施例4】〔ジフェニルメチレン(シクロペンタジエ
ニル)−3、6−ジ−tert−ブチルフルオレニルジルコ
ニウムジクロライドによるプロピレンの常圧重合〕使用
するメタロセン触媒として実施例2で得られた朱色の固
体を用い、重合を11分で停止した以外は実施例3の手
順に従った。得られたポリマーは1.6gであった。T
m=148.1℃であり、rrrr=96.2%であっ
た。
【0063】
【実施例5】〔有機高分子化合物担持メチルアルミノキ
サンの調製〕充分に窒素置換した3000mlの四つ口
フラスコに無水マレイン酸グラフトポリプロピレン4.
2g(重量平均分子量=43500、無水マレイン酸含
有率=6.7wt%、0.68mmol/g)とキシレ
ン1700mlを入れ、145℃で加熱して完全に溶解
させた。このキシレン溶液に、窒素雰囲気下、還流下で
滴下漏斗を用いてメチルアルミノキサンのトルエン溶液
(アルベマール社製、メチルアルミノキサン含有率=8
wt%)28mlを加えた後、4時間還流を行った。そ
の後40℃まで冷却し、200mlのヘキサンを加えて
30分攪拌下した後に、静置した。1600mlの上澄
み液を逆濾過法で抜液し、400mlのトルエンを加え
た懸濁液を30分攪拌して静置して、400mlの上澄
み液を逆濾過法で抜液した。このトルエン洗浄を3回繰
り返した後に、真空ポンプを用いて減圧乾燥して、6.
0gの淡黄色の固体を得た。この固体を振動ミルで粉砕
して、有機高分子化合物担持メチルアルミノキサンを製
造した。この成分中のアルミニウム含有率は4.7mm
ol/gであった。
【0064】〔ジメチルメチレン(シクロペンタジエニ
ル)3、6−ジ−tert−ブチルフルオレニルジルコニウ
ムジクロライドによるプロピレンのバルク重合〕充分に
窒素置換した50mlの二つ口フラスコ中に、前記有機
高分子化合物担持メチルアルミノキサンをアルミニウム
換算で0.28mmol入れ、ヘプタン20mlに懸濁
させた。その懸濁液に、実施例1で得られたオレンジ色
の固体3.8mg(0.7μmol)をトルエン溶液と
して加えた後、次いでトリイソブチルアルミニウム
(1.5mmol)を加え、30分攪拌して触媒懸濁液
とした。充分に窒素置換した2000mlのオートクレ
ーブに500gのプロピレンを仕込み、上記の触媒懸濁
液を添加し、3.0〜3.5MPaの圧力下、70℃で
60分重合した。重合後メタノールを加えて重合を停止
し、プロピレンをパージしてポリマーを得た。真空下8
0℃で6時間乾燥した。得られたポリマーは43.3g
であった。このポリマーはTm=140.2℃であり、
rrrr=85.2%であった。
【0065】
【実施例6】〔ジフェニルメチレン(シクロペンタジエ
ニル)−3、6−ジ−tert−ブチルフルオレニルジルコ
ニウムジクロライドによるプロピレンのバルク重合〕使
用するメタロセン触媒として実施例2で得られた朱色の
固体を用い、重合を40分で停止した以外は実施例5の
手順に従った。得られたポリマーは252gであり、T
m=138.4℃であった。
【0066】
【発明の効果】本発明で見出されたメタロセン化合物は
オレフィン重合性能に優れており、工業的に極めて価値
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオレフィン重合用触媒の調製工程
の1例を示す説明図である。
フロントページの続き (72)発明者 川合 浩二 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号三 井化学株式会社内 Fターム(参考) 4H050 AA01 AA03 AA05 AB40 WB11 WB17 WB21 4J028 AA01A AB00A AB01A AC01A AC10A AC20A AC28A AC29A BA02B BA03B BB00B BB01B BB02B BC12B BC15B BC16B BC25B BC26B CA25C CA27C CA30C CB08C CB09C EB01 EB02 EB03 EB04 EB05 EB08 EB09 EB10 EB13 EB15 EB16 EB17 EB18 EB21 EB26 FA01 FA02 FA03 FA04 GA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式〔1〕で表されるメタロセン化
    合物; 【化1】 (式中、R1、R2は水素、アルキル基、アリール基から
    選ばれ、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10
    11、R12、R13とR14は水素、アルキル基、アリール
    基、ケイ素含有アルキル基から選ばれ、それぞれ同一で
    も異なっていてもよいが、R9、R12は同時に水素では
    なく、Mは周期表第4族から選ばれた金属であり、Yは
    炭素原子またはケイ素原子であり、Xはハロゲン、アル
    キル基、アニオン配位子または孤立電子対で配位可能な
    中性配位子から同一または異なる組合せで選ばれ、mは
    1〜3の整数である)。
  2. 【請求項2】一般式〔1〕で表されるメタロセン化合物
    を含むオレフィン重合用触媒。
  3. 【請求項3】一般式〔1〕で表されるメタロセン化合物
    と、 (a)有機アルミニウムオキシ化合物、および/または
    (b)前記一般式〔1〕で表されるメタロセン化合物を
    カチオン性化合物に変換し、安定な対アニオン種を生成
    するイオン性化合物必要に応じて(c)有機アルミニウ
    ム化合物からなることを特徴とするオレフィン重合用触
    媒。
  4. 【請求項4】請求項2または3に記載のオレフィン重合
    用触媒と支持体からなることを特徴とするオレフィン重
    合用触媒。
  5. 【請求項5】請求項2〜4のいずれかに記載のオレフィ
    ン重合用触媒の存在下に、オレフィンを重合することを
    特徴とするオレフィンの重合方法。
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