JP2000212092A - 抗ウイルス・抗菌剤 - Google Patents

抗ウイルス・抗菌剤

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JP2000212092A
JP2000212092A JP11018279A JP1827999A JP2000212092A JP 2000212092 A JP2000212092 A JP 2000212092A JP 11018279 A JP11018279 A JP 11018279A JP 1827999 A JP1827999 A JP 1827999A JP 2000212092 A JP2000212092 A JP 2000212092A
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virus
influenza virus
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Masanobu Azuma
匡伸 東
Yoko Knox
洋子 ノックス
Tatsuo Suzutani
達夫 錫谷
Itsuro Yoshida
逸朗 吉田
Taiichiro Shibaki
泰一郎 芝木
Masahiro Ogasawara
正洋 小笠原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】黒房すぐり抽出物の生理活性機能に基づく抗ウ
イルス・抗菌剤を提供する。 【解決手段】本発明の抗ウイルス・抗菌剤は、黒房すぐ
り抽出物濃縮液を含む。特にインフルエンザウイルスA
型、インフルエンザウイルスB型または単純ヘルペスウ
イルス1型に対する抗ウイルス活性を備える。前記黒房
すぐり抽出物濃縮液を1000倍以下の範囲の希釈倍率
で含む。食品に添加して用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗ウイルス・抗菌
剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、植物から抽出された物質の有する
生理活性機能について関心が高まり、植物抽出物を各種
生理活性剤として利用することが検討されている。
【0003】例えば、木村進ら編著「食品の変化の化
学」(光琳、1995)、井上正康編著「活性酸素と医
食同源:分子論的背景と医食の接点を求めて」(共立出
版、1996)には、食品中のポリフェノールの一つで
あるアントシアニン類あるいはそのアグリコンであるア
ントシアニジンが、抗酸化作用、発癌抑制作用、免疫賦
活作用、抗菌作用等の種々の生理活性を有することが報
告されている。前記アントシアニン類は、キイチゴ属、
スグリ属、ブドウ属等の深紫色から黒色を呈する果実、
黒米、黒豆等の種子の中に多量に含まれており、前記果
実または種子は生理機能活性食品として注目を集めてい
る。
【0004】また、最近、エルダベリー(Sambuc
us nigra L.、和名:アメリカニワトコ)抽
出物が試験管内(in vitro)でインフルエンザ
ウイルスの増殖を抑えることと、B型インフルエンザ流
行時に患者の症状の軽減に働くことが報告されている
(ザッケイ−ローンズ ゼット、「インフルエンザBパ
ナマ型の発生中におけるエルダベリー(Sambucu
s nigra L.)抽出物による試験管内でのイン
フルエンザウイルスの種々のウイルス株の抑制及び症状
の低減」、J.Aler.Comple.Med.
p.361〜369,1995)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、黒房すぐり
抽出物の生理活性機能に基づく抗ウイルス・抗菌剤を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、中華人民
共和国黒竜江省原産の野生種のユキノシタ科黒房すぐり
(Ribes nigrum L)の果実の抽出物(販
売元:株式会社黒五本舗、商標名:「黒加倫」、以下
「黒房すぐり抽出物」と記載する)の生理活性機能につ
いて種々検討を重ねた。この結果、前記黒房すぐり抽出
物が抗ウイルス活性及び抗菌性を有することを知見し、
本発明を完成した。
【0007】そこで、本発明は、黒房すぐり抽出物濃縮
液を含む抗ウイルス・抗菌剤にある。本発明では、前記
黒房すぐり抽出物濃縮液として、アントシアニジンであ
るデルフィニジン、ペオニジン、シアニジンを各10m
g/100g、0.2mg/100g、11mg/10
0g、アスコルビン酸151mg/100g、クエン酸
17.7g/100gを含み、pH2.8の酸性の液体
を用いる。
【0008】本発明の抗ウイルス・抗菌剤は、大腸菌、
ネズミチフス菌、腸炎サルモネラ菌等の各種細菌に対し
抗菌性を示し、特にインフルエンザウイルスA型、イン
フルエンザウイルスB型または単純ヘルペスウイルス1
型に対する抗ウイルス活性を備えている。
【0009】また、本発明の抗ウイルス・抗菌剤は、前
記黒房すぐり抽出物濃縮液を1000倍以下の範囲の希
釈倍率で含むことを特徴とする。前記黒房すぐり抽出物
濃縮液を約1000倍の希釈倍率で含む本発明の抗ウイ
ルス・抗菌剤によれば、単純ヘルペスウイルス1型のプ
ラーク(ウイルスのコロニー)形成を50%抑制するこ
とができ、前記黒房すぐり抽出物濃縮液を250倍の希
釈倍率で含む本発明の抗ウイルス・抗菌剤によればイン
フルエンザウイルスA型及びインフルエンザウイルスB
型のプラーク形成を50%抑制することができる。ま
た、前記黒房すぐり抽出物濃縮液を10〜100倍の希
釈倍率で含む本発明の抗ウイルス・抗菌剤によれば、イ
ンフルエンザウイルスA型及びインフルエンザウイルス
B型を直接不活性化することができる。
【0010】さらに、前記黒房すぐり抽出物濃縮液を1
00〜200倍の希釈倍率で含む本発明の抗ウイルス・
抗菌剤によれば各種細菌の増殖を抑制することができ、
40〜80倍の希釈倍率で含む本発明の抗ウイルス・抗
菌剤によれば各種細菌を24時間以内に死滅せしめるこ
とができる。
【0011】さらに、本発明の抗ウイルス剤は、のど飴
等の食品に添加して用いることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、添付の図面を参照しながら
本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図
1は本発明の抗ウイルス・抗菌剤のインフルエンザウイ
ルスに対する抗ウイルス活性を示すグラフ、図2は感染
前に本発明の抗ウイルス・抗菌剤で処理した細胞におけ
るインフルエンザウイルスの細胞内増殖量の経時変化を
示すグラフ、図3は感染後に本発明の抗ウイルス・抗菌
剤で処理した細胞におけるインフルエンザウイルスの細
胞内増殖量の経時変化を示すグラフ、図4は感染8時間
後に本発明の抗ウイルス・抗菌剤で処理した細胞におけ
るインフルエンザウイルスの細胞外放出量の経時変化を
示すグラフ、図5は本発明の抗ウイルス・抗菌剤の単純
ヘルペスウイルス1型に対する抗ウイルス活性を示すグ
ラフ、図6は本発明の抗ウイルス・抗菌剤による処理時
間と単純ヘルペスウイルス1型の増殖量との関係を示す
グラフ、図7は本発明の抗ウイルス・抗菌剤に対する加
熱処理と抗ウイルス活性との関係を示すヒストグラムで
ある。また、図8及び図9は本発明の抗ウイルス・抗菌
剤により細菌を死滅させるために要する時間を示すグラ
フである。
【0013】本実施態様の抗ウイルス・抗菌剤は、黒房
すぐり抽出物濃縮液を、イーグル(Eagle)MEM
培地で所定の倍率に希釈することにより調製した。前記
黒房すぐり抽出物濃縮液は、デルフィニジン10mg/
100g、ペオニジン0.2mg/100g、シアニジ
ン11mg/100g(以上はアントシアニンであ
る)、アスコルビン酸151mg/100g、クエン酸
17.7g/100gを含み、pH2.8の酸性の液体
である。また、必要に応じて、前記のように調製した抗
ウイルス・抗菌剤に1N−NaOH水溶液を加え、pH
7.2に調整した。次に、実施例を示す。
【0014】
【実施例1】本実施例では、本発明の抗ウイルス・抗菌
剤によるインフルエンザウイルスを直接不活性化する作
用について検討した。
【0015】このために、まず、前記黒房すぐり抽出物
濃縮液をイーグルMEM培地で10 -1及び10-2に希釈
してpH2.8の2種の抗ウイルス・抗菌剤を調製し
た。また、前記2種の抗ウイルス・抗菌剤に、それぞれ
1N−NaOH水溶液を添加してpH7.2に調整し、
2種の抗ウイルス・抗菌剤を調製した。
【0016】次に、前記4種の抗ウイルス・抗菌剤をそ
れぞれ、インフルエンザウイルスA型(A/PR/8/
34株)及びインフルエンザウイルスB型(B/Gif
u/2/73株)と混合し、37℃で30分間放置した
のち、ウイルス感染価を測定した。
【0017】また比較のために、前記黒房すぐり抽出物
濃縮液を含まないイーグルMEM培地を前記インフルエ
ンザウイルスと混合し、37℃で30分間放置したの
ち、ウイルス感染価を測定して、コントロールとした。
【0018】コントロールのウイルス感染価を100と
したときの前記ウイルス感染価の比率を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1から、本実施例のpH2.8の抗ウイ
ルス・抗菌剤によれば、インフルエンザウイルスA型、
B型共に、99.9%以上が不活性化されることが明ら
かである。また、本実施例のpH7.2の抗ウイルス・
抗菌剤によってもインフルエンザウイルスA型、B型の
95.2〜99.8%が不活性化されることが明らかで
ある。
【0021】
【実施例2】本実施例では、本発明の抗ウイルス・抗菌
剤によるインフルエンザウイルスの増殖を抑制する作用
について検討した。
【0022】このために、まず、前記黒房すぐり抽出物
濃縮液を、イーグルMEM培地でそれぞれ10-1、10
-1.5、10-2、10-2.5、10-3に希釈して、5種類の
抗ウイルス・抗菌剤を調製した。
【0023】次に、24穴プラスチックプレートにMD
CK細胞(コッカースパニエル成犬(雌)の腎臓から樹
立された上皮様細胞)を単層培養し、実施例1で用いた
ものと同一のインフルエンザウイルスA型とインフルエ
ンザウイルスB型とを、それぞれ50PFU/穴で12
穴ずつ接種した。37℃で1.5時間ウイルスを吸着さ
せた後、細胞をイーグルMEM培地で3回洗滌し、前記
のように調製した抗ウイルス・抗菌剤と、1単位/ミリ
リットルのトリプシン(Sigma,TypeXII
I)と、0.8%の寒天(Difco,Agar No
ble)を含む重層寒天培地で2穴ずつ重層した。また
比較のために、前記抗ウイルス・抗菌剤を含まず前記ト
リプシンのみを含む重層寒天培地で重層したものを調製
して、コントロールとした。48時間後に、各穴のプラ
ーク数を計測し、各希釈倍率の抗ウイルス・抗菌剤のコ
ントロールに対する割合(2穴の平均値)を求めた。結
果を図1に示す。
【0024】図1から、本実施例の抗ウイルス・抗菌剤
がウイルスに対して50%プラーク減少を示す希釈倍数
(EC50)は、インフルエンザウイルスA型、インフル
エンザウイルスB型のいずれに対しても0.4×10-2
であることが明らかである。これは、250倍に希釈し
た前記黒房すぐり抽出物濃縮液を含む抗ウイルス・抗菌
剤が、インフルエンザウイルスA型及びインフルエンザ
ウイルスB型のプラーク形成を50%抑制することを示
している。
【0025】
【実施例3】本実施例では、本発明の抗ウイルス・抗菌
剤をインフルエンザウイルスに感染する前の細胞に接触
させた場合のウイルスの細胞内増殖を抑制する作用と、
インフルエンザウイルスに感染した後の細胞に接触させ
た場合のウイルスの細胞内増殖を抑制する作用とを比較
検討した。
【0026】このために、まず、前記黒房すぐり抽出物
濃縮液をイーグルMEM培地でそれぞれ10-1、1
-2、10-3に希釈し、さらに1N−NaOH水溶液を
添加してpH7.2に調整して、3種類の抗ウイルス・
抗菌剤を調製した。
【0027】次に、MDCK細胞培養を前記3種の抗ウ
イルス・抗菌剤と37℃で2時間接触させた後、細胞を
よく洗滌し、5PFU/細胞のインフルエンザウイルス
A型、インフルエンザウイルスB型(いずれも実施例1
で用いたものと同一)で感染させた。感染させた細胞
は、37℃で1.5時間ウイルスを吸着させ、未吸着の
ウイルスを除いて細胞をイーグルMEM培地で洗滌した
後、各細胞を1単位/ミリリットルのトリプシンを含む
イーグルMEM培地で培養した。また比較のために、前
記MDCK細胞培養を前記抗ウイルス・抗菌剤を含まな
いイーグルMEM培地と接触させた以外は前記と同一に
処理して、コントロールとした。
【0028】そして、8、16、24時間後の各培養液
中のウイルス量(プラーク数)を測定した。インフルエ
ンザウイルスA型に対する結果を図2(a)に、インフ
ルエンザウイルスB型に対する結果を図2(b)に示
す。
【0029】図2から、10-1に希釈した前記黒房すぐ
り抽出物濃縮液を含む抗ウイルス・抗菌剤は、感染前の
細胞に接触させることにより、インフルエンザウイルス
A型、インフルエンザウイルスB型共に、完全に細胞内
増殖を抑制することが明らかである。また、図2から、
前記抗ウイルス・抗菌剤を感染前の細胞に接触させるこ
とによるウイルスの細胞内増殖を抑制する効果は、前記
黒房すぐり抽出物濃縮液の濃度に依存し、インフルエン
ザウイルスB型に対するよりもインフルエンザウイルス
A型に対する効果の方が優ることが明らかである。
【0030】次に、MDCK細胞培養を5PFU/細胞
のインフルエンザウイルスA型、インフルエンザウイル
スB型(いずれも実施例1で用いたものと同一)で感染
させた後、37℃で1.5時間ウイルスを吸着させ、未
吸着のウイルスを除き、その後、本実施例の前記3種の
抗ウイルス・抗菌剤と37℃で6時間接触させた。その
後、細胞をよく洗滌し、各細胞を1単位/ミリリットル
のトリプシンを含むイーグルMEM培地で培養した。ま
た比較のために、前記MDCK細胞培養を前記抗ウイル
ス・抗菌剤を含まないイーグルMEM培地と接触させた
以外は前記と同一に処理して、コントロールとした。
【0031】そして、8、16、24時間後の各培養液
中のウイルス量(プラーク数)を測定した。インフルエ
ンザウイルスA型に対する結果を図3(a)に、インフ
ルエンザウイルスB型に対する結果を図3(b)に示
す。
【0032】図3から、10-1及び10-2に希釈した前
記黒房すぐり抽出物濃縮液を含む抗ウイルス・抗菌剤
は、感染後の細胞に接触させることにより、インフルエ
ンザウイルスA型の細胞内増殖を完全に抑制し、10-3
に希釈した前記黒房すぐり抽出物濃縮液を含む抗ウイル
ス・抗菌剤によってもインフルエンザウイルスA型の細
胞内増殖がコントロールに比較して有意に抑制されるこ
とが明らかである。一方、本実施例の各抗ウイルス・抗
菌剤のインフルエンザウイルスB型に対する細胞内増殖
を抑制する効果は、図2の場合と同一の傾向を示し、抑
制の程度はインフルエンザウイルスA型に対する効果よ
り低かった。
【0033】従って、図2及び図3から、本実施例の抗
ウイルス・抗菌剤によれば、感染前の細胞に接触させた
場合(図2)よりも、感染後の細胞に接触させた場合
(図3)の方が、ウイルスの細胞内増殖を抑制する点に
おいて優れた効果が得られることが明らかである。この
結果から、本実施例の抗ウイルス・抗菌剤は、ウイルス
が細胞に吸着して細胞内に侵入する感染初期段階より
も、ウイルスが細胞内で増殖する感染後期段階を抑制し
ているものと考えられる。
【0034】
【実施例4】本実施例では、本発明の抗ウイルス・抗菌
剤をインフルエンザウイルスに感染後、所定時間経過後
の細胞に接触させ、感染細胞からのウイルスの細胞外放
出を抑制する作用について検討した。
【0035】このために、まず、前記黒房すぐり抽出物
濃縮液を、イーグルMEM培地でそれぞれ10-1、10
-2に希釈してpH7.2に調整し、2種類の抗ウイルス
・抗菌剤を調製した。
【0036】次に、MDCK細胞培養を5PFU/細胞
のインフルエンザウイルスA型、インフルエンザウイル
スB型(いずれも実施例1で用いたものと同一)で感染
させた。感染させた細胞は、37℃で1.5時間ウイル
スを吸着させ、未吸着のウイルスを除いて、各細胞を1
単位/ミリリットルのトリプシンを含むイーグルMEM
培地で培養した。そして、感染から8時間後に本実施例
の前記2種の抗ウイルス・抗菌剤と37℃で1時間接触
させ、細胞をよく洗滌した後、前記培地で培養を継続し
た。また比較のために、前記MDCK細胞培養を感染か
ら8時間後に前記抗ウイルス・抗菌剤を含まないイーグ
ルMEM培地と接触させた以外は、前記と同一に処理し
て、コントロールとした。
【0037】そして、感染から4、8、9、16、24
時間後の各培養液中のウイルス量(プラーク数)を測定
した。インフルエンザウイルスA型に対する結果を図4
(a)に、インフルエンザウイルスB型に対する結果を
図4(b)に示す。
【0038】図4から、10-1に希釈した前記黒房すぐ
り抽出物濃縮液を含む抗ウイルス・抗菌剤は、感染から
所定時間経過後の細胞に接触させることにより、該細胞
からインフルエンザウイルスA型、インフルエンザウイ
ルスB型の細胞外放出を著しく抑制することが明らかで
ある。
【0039】
【実施例5】本実施例では、本発明の抗ウイルス・抗菌
剤によるヘルペスウイルスを直接不活性化する作用につ
いて検討した。
【0040】このために、まず、前記黒房すぐり抽出物
濃縮液を、イーグルMEM培地で10-3、10-4及び1
-5に希釈し、さらにそれぞれ1N−NaOH水溶液を
添加してpH7.2に調整し、3種の抗ウイルス・抗菌
剤を調製した。
【0041】次に、前記3種の抗ウイルス・抗菌剤をそ
れぞれ単純ヘルペスウイルス1型(VR−3株)と混合
し、4℃で1時間放置した後、ウイルス感染価を測定し
た。
【0042】また比較のために、前記黒房すぐり抽出物
濃縮液を含まないイーグルMEM培地を前記単純ヘルペ
スウイルス1型と混合し、4℃で1時間放置したのち、
ウイルス感染価を測定してコントロールとした。
【0043】コントロールのウイルス感染価を100と
したときの前記ウイルス感染価の比率を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】表2から、10-3に希釈した前記黒房すぐ
り抽出物濃縮液を含むpH7.2の抗ウイルス・抗菌剤
によれば、単純ヘルペスウイルス1型の99.3%が不
活性化されることが明らかである。
【0046】このように、本実施例の抗ウイルス・抗菌
剤は、インフルエンザウイルスA型、インフルエンザウ
イルスB型に対する実施例1の各抗ウイルス・抗菌剤よ
りも希釈倍率が高く、しかもpHも7.2でありなが
ら、単純ヘルペスウイルス1型に対してウイルス不活性
化作用を示している。従って、本実施例の抗ウイルス・
抗菌剤は、単純ヘルペスウイルス1型に対して、インフ
ルエンザウイルスA型、インフルエンザウイルスB型に
対するよりも、強いウイルス不活性化作用を備えている
ことが明らかである。
【0047】
【実施例6】本実施例では、本発明の抗ウイルス・抗菌
剤によるヘルペスウイルスの増殖を抑制する作用につい
て検討した。
【0048】このために、まず、前記黒房すぐり抽出物
濃縮液を、イーグルMEM培地でそれぞれ10-2、10
-2.5、10-3、10-3.5、10-4に希釈して、5種類の
抗ウイルス・抗菌剤を調製した。
【0049】次に、24穴プラスチックプレートにVe
ro細胞(アフリカミドリザルの腎臓由来の樹立細胞)
を単層培養し、実施例5で用いたものと同一の単純ヘル
ペスウイルス1型を5PFU/穴で接種した。37℃で
1.5時間ウイルスを吸着させた後、前記のように調製
した抗ウイルス・抗菌剤を含む0.5%メチルセルロー
ズ重層培地で重層した。また比較のために、抗ウイルス
・抗菌剤を含まない0.5%メチルセルローズ重層培地
で重層したものを調製して、コントロールとした。48
時間後に、各穴のプラーク数を計測し、各希釈倍率の抗
ウイルス・抗菌剤のコントロールに対する割合を求め
た。結果を図5に示す。
【0050】図5から、本実施例の抗ウイルス・抗菌剤
がウイルスに対して50%プラーク減少を示す希釈倍数
(EC50)は、単純ヘルペスウイルス1型に対して、
0.11×10-2であることが明らかである。これは、
910倍に希釈した前記黒房すぐり抽出物濃縮液を含む
抗ウイルス・抗菌剤は、単純ヘルペスウイルス1型のプ
ラーク形成を50%抑制することを示している。
【0051】
【実施例7】本実施例では、本発明の抗ウイルス・抗菌
剤を細胞に所定時間接触させた後、さらに前記抗ウイル
ス・抗菌剤を含まない培地で培養し、前記抗ウイルス・
抗菌剤に接触している時間とその後の培養時間との合計
が14時間になるようにして、前記抗ウイルス・抗菌剤
を細胞に接触させた時間のヘルペスウイルスの増殖抑制
に及ぼす作用について検討した。
【0052】このために、まず、前記黒房すぐり抽出物
濃縮液をイーグルMEM培地で10 -2に希釈してpH
7.2に調整し、抗ウイルス・抗菌剤を調製した。
【0053】次に、前記Vero細胞に実施例5で用い
たものと同一の単純ヘルペスウイルス1型を5PFU/
細胞で接種し、1時間吸着後、細胞を洗滌して、前記抗
ウイルス・抗菌剤を含むイーグルMEM培地で2時間培
養した。2時間後に、前記細胞を前記抗ウイルス・抗菌
剤を含まないイーグルMEM培地に置き換え、さらに1
2時間(合計14時間)培養し、細胞内及び培養液中の
ウイルス量を測定した。
【0054】また、単純ヘルペスウイルス1型を接種、
吸着し、洗滌したVero細胞を前記抗ウイルス・抗菌
剤を含むイーグルMEM培地で培養する時間を、4、
6、8時間とし、前記各時間経過後さらに前記抗ウイル
ス・抗菌剤を含まないイーグルMEM培地で培養し、合
計14時間培養した以外は前記と同一に処理して、それ
ぞれの時間に対応する細胞内及び培養液中のウイルス量
を測定した。
【0055】さらに、単純ヘルペスウイルス1型を接
種、吸着し、洗滌したVero細胞を前記抗ウイルス・
抗菌剤を含むイーグルMEM培地で培養する時間を14
時間とし、前記抗ウイルス・抗菌剤を含まないイーグル
MEM培地で培養しなかった以外は前記と同一に処理し
て、14時間後培養後の細胞内及び培養液中のウイルス
量を測定した。
【0056】比較のために、前記と同一にして単純ヘル
ペスウイルス1型を接種、吸着し、洗滌したVero細
胞を前記抗ウイルス・抗菌剤を含まないイーグルMEM
培地で14時間培養し、細胞内及び培養液中のウイルス
量を測定してコントロールとした。
【0057】前記抗ウイルス・抗菌剤を含むイーグルM
EM培地で培養したときの前記各ウイルス量を、前記コ
ントロールを100として図6に示す。
【0058】図6から、前記抗ウイルス・抗菌剤を含む
イーグルMEM培地で処理する(培養する)時間が長く
なるほど、ウイルス収量が減少することが明らかであ
る。
【0059】
【実施例8】本実施例では、本発明の抗ウイルス・抗菌
剤の抗ウイルス活性に対する熱安定性を検討した。
【0060】このために、まず、前記黒房すぐり抽出物
濃縮液をそのまま抗ウイルス・抗菌剤とし、該抗ウイル
ス・抗菌剤に、100℃で5分間、100℃で10分
間、100℃で20分間、121℃で20分間の加熱処
理を施した。
【0061】次に、前記加熱処理を施した各抗ウイルス
・抗菌剤について、実施例2と同様にして、各抗ウイル
ス・抗菌剤が単純ヘルペスウイルス1型に対して50%
プラーク減少を示す希釈倍数(EC50)を求めた。結果
を図7に示す。
【0062】図7から、本実施例の抗ウイルス・抗菌剤
は、加熱処理条件によらず、略同程度の抗ウイルス活性
を示すことが明らかである。
【0063】前記実施例1〜8で用いたインフルエンザ
ウイルス及び単純ヘルペスウイルスは、いずれもその表
面にエンベロープという被膜を有している。そこで、前
記黒房すぐり抽出物は、含有成分が前記エンベロープの
脂質または蛋白質と結合することにより、前記のような
抗ウイルス活性を示すものと考えられる。
【0064】また、前記黒房すぐり抽出物は、含有成分
がウイルスが増殖している感染細胞の細胞膜上のウイル
スの成分と結合することにより、実施例4に示したよう
な該感染細胞からウイルスの細胞外放出を抑制する作用
を示すものと考えられる。
【0065】
【実施例9】本実施例では、本発明の抗ウイルス・抗菌
剤による細菌の増殖を抑制する作用について検討した。
【0066】このために、まず、前記黒房すぐり抽出物
濃縮液を段階的に希釈して、抗ウイルス・抗菌剤を調製
した。次に、前記各希釈倍率の抗ウイルス・抗菌剤を含
む培地で各種細菌を培養して、その細菌の増殖を抑制す
ることができる最も小さな濃度(最小発育阻止濃度=最
大希釈倍率)を測定した。結果を、最小発育阻止濃度
(その細菌の増殖を抑制することができる最も大きな希
釈倍率の逆数)により、表3に示す。表3記載の細菌
は、次の通りである(表中、対応する同一番号で示
す)。
【0067】1.薬剤感受性試験用国際標準大腸菌
(E.coli ATCC25922) 2.腸管出血性大腸菌O157標準菌(EDL931
株) 3.腸管出血性大腸菌O157臨床分離株(OB−29
−810株) 4.腸管出血性大腸菌O157臨床分離株(HU−43
9株) 5.食中毒サルモネラ菌(ネズミチフス菌実験室株) 6.食中毒サルモネラ菌(腸炎サルモネラ臨床分離株)
【0068】
【表3】
【0069】表3から、本発明の抗ウイルス・抗菌剤
は、前記黒房すぐり抽出物濃縮液を100〜200倍の
希釈倍率で含むことにより、前記各種細菌の増殖を完全
に抑制することが明らかである。
【0070】
【実施例10】本実施例では、本発明の抗ウイルス・抗
菌剤を所定時間細菌と接触させることにより、前記抗ウ
イルス・抗菌剤を除去しても前記細菌が増殖できなくな
る(不可逆的増殖抑制、即ち殺菌)作用について検討し
た。
【0071】このために、まず、前記黒房すぐり抽出物
濃縮液を段階的に希釈して、抗ウイルス・抗菌剤を調製
した。次に、前記各希釈倍率の抗ウイルス・抗菌剤を各
種細菌と24時間接触させたのち除去した。そして、前
記抗ウイルス・抗菌剤を除去しても前記各種細菌が増殖
できない最小濃度(最小殺菌濃度=最大希釈倍率)を測
定した。
【0072】結果を、最小殺菌濃度(その細菌を殺菌す
ることができる最も大きな希釈倍率の逆数)により、表
4に示す。表4記載の細菌は、実施例9で用いたものと
同一である(表中、実施例9に対応する同一番号で示
す)。
【0073】
【表4】
【0074】表4から、本発明の抗ウイルス・抗菌剤
は、前記黒房すぐり抽出物濃縮液を40〜80倍の希釈
倍率で含むことにより、前記各種細菌を24時間で完全
に死滅せしめることが明らかである。
【0075】
【実施例11】本実施例では、本発明の抗ウイルス・抗
菌剤により大腸菌O157を死滅せしめる所要時間につ
いて検討した。
【0076】このために、まず、前記黒房すぐり抽出物
濃縮液を50倍に希釈してpH2.5の抗ウイルス・抗
菌剤を調製した。また、前記抗ウイルス・抗菌剤のpH
を調整してpH7.2の抗ウイルス・抗菌剤を調製し
た。そして、前記抗ウイルス・抗菌剤に大腸菌O157
を接触させて、経時的に細菌数を測定し、全細菌が死滅
するのに要する時間を測定した。
【0077】また比較のために、大腸菌O157を前記
抗ウイルス・抗菌剤を含まない培地で培養し、経時的に
細菌数を測定してコントロールとした。結果を図8に示
す。
【0078】図8から、本実施例のpH2.5の抗ウイ
ルス・抗菌剤によれば、大腸菌O157を完全に死滅せ
しめるために、6時間を要することが明らかである。ま
た、pH7.2の抗ウイルス・抗菌剤では、大腸菌O1
57を死滅せしめることはできないものの、増殖は抑制
できることが明らかである。
【0079】
【実施例12】本実施例では、本発明の抗ウイルス・抗
菌剤によりネズミチフス菌を死滅せしめる所要時間につ
いて検討した。
【0080】本実施例では、前記黒房すぐり抽出物濃縮
液を50倍に希釈してpH2.5の抗ウイルス・抗菌剤
を調製し、大腸菌O157に替えてネズミチフス菌を用
いた以外は、実施例11と全く同一にして全細菌が死滅
するのに要する時間を測定した。結果を図9に示す。
【0081】図9から、本実施例のpH2.5の抗ウイ
ルス・抗菌剤によれば、ネズミチフス菌を完全に死滅せ
しめるために、24時間を要することが明らかである。
【0082】
【実施例13】本実施例では、本発明の抗ウイルス・抗
菌剤の抗菌性に対する熱安定性を検討した。
【0083】このために、まず、加熱処理を施さない前
記黒房すぐり抽出物濃縮液、それぞれ100℃で20分
間、121℃で20分間の加熱処理を施した前記黒房す
ぐり抽出物濃縮液を、段階的に希釈して、抗ウイルス・
抗菌剤を調製した。次に、前記各抗ウイルス・抗菌剤を
用い、実施例9と同一にして最小発育阻止濃度を、また
実施例10と同一にして最小殺菌濃度を測定した。結果
を、最小発育阻止濃度及び最小殺菌濃度の逆数により、
表5に示す。表5記載の細菌は、実施例9で用いたもの
と同一の薬剤感受性試験用国際標準大腸菌(E.col
i ATCC25922)、腸管出血性大腸菌O157
標準菌(EDL931株)、食中毒サルモネラ菌(腸炎
サルモネラ臨床分離株)である(表中、実施例9に対応
する同一番号で示す)。
【0084】
【表5】
【0085】表5から、本実施例の抗ウイルス・抗菌剤
は、加熱処理条件によらず、略同程度の抗菌性を示すこ
とが明らかである。
【0086】図7(実施例8)及び表5(実施例13)
の結果から、本発明の抗ウイルス・抗菌剤は、食品の高
圧蒸気滅菌処理の条件である121℃で20分間の加熱
処理によっても抗ウイルス活性及び抗菌性が失活しない
ことが明らかであり、食品に抗ウイルス活性及び抗菌性
を付与する添加物として使用することができる。
【0087】前記食品として、例えば、のど飴、のどガ
ム、ガーグル(うがい薬)、加工魚肉類、ドレッシング
類、ジャム、菓子類、各種飲料等を挙げることができ
る。
【0088】尚、前記実施例1〜8では、実験の便宜の
ために前記黒房すぐり抽出物濃縮液をイーグルMEM培
地で希釈して抗ウイルス・抗菌剤を調製しているが、本
発明の抗ウイルス・抗菌剤はこれに限定されるものでは
なく、薬理的、生理的に許容されるそれ自体公知の物質
により所定の倍率に希釈して製剤することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抗ウイルス・抗菌剤のインフルエンザ
ウイルスに対する抗ウイルス活性を示すグラフ。
【図2】感染前に本発明の抗ウイルス・抗菌剤で処理し
た細胞におけるインフルエンザウイルスの細胞内増殖量
の経時変化を示すグラフ。
【図3】感染後に本発明の抗ウイルス・抗菌剤で処理し
た細胞におけるインフルエンザウイルスの細胞内増殖量
の経時変化を示すグラフ。
【図4】感染8時間後に本発明の抗ウイルス・抗菌剤で
処理した細胞におけるインフルエンザウイルスの細胞外
放出量の経時変化を示すグラフ。
【図5】本発明の抗ウイルス・抗菌剤の単純ヘルペスウ
イルス1型に対する抗ウイルス活性を示すグラフ。
【図6】本発明の抗ウイルス・抗菌剤による処理時間と
単純ヘルペスウイルス1型の増殖量との関係を示すグラ
フ。
【図7】本発明の抗ウイルス・抗菌剤に対する加熱処理
と抗ウイルス活性との関係を示すヒストグラム。
【図8】本発明の抗ウイルス・抗菌剤により腸管出血性
大腸菌O157を死滅させるために要する時間を示すグ
ラフ。
【図9】本発明の抗ウイルス・抗菌剤によりネズミチフ
ス菌を死滅させるために要する時間を示すグラフ。
【符号の説明】
符号なし。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 錫谷 達夫 北海道旭川市西神楽4線5号3番地の11 旭川医科大学内 (72)発明者 吉田 逸朗 北海道旭川市西神楽4線5号3番地の11 旭川医科大学内 (72)発明者 芝木 泰一郎 北海道旭川市西神楽4線5号3番地の11 旭川医科大学内 (72)発明者 小笠原 正洋 北海道旭川市西神楽4線5号3番地の11 旭川医科大学内 Fターム(参考) 4B018 LB01 LB05 LB08 LB09 LE05 MD48 ME09 MF01 4C088 AB66 BA08 BA37 MA07 MA16 NA14 ZB33 ZB35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】黒房すぐり抽出物濃縮液を含むことを特徴
    とする抗ウイルス・抗菌剤。
  2. 【請求項2】インフルエンザウイルスA型、インフルエ
    ンザウイルスB型または単純ヘルペスウイルス1型に対
    する抗ウイルス活性を備えることを特徴とする請求項1
    記載の抗ウイルス・抗菌剤。
  3. 【請求項3】前記黒房すぐり抽出物濃縮液を1000倍
    以下の範囲の希釈倍率で含むことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の抗ウイルス・抗菌剤。
  4. 【請求項4】食品に添加して用いられることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のいずれかの項記載の抗ウイル
    ス・抗菌剤。
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