JP2000211463A - エアバッグ装置におけるドアの取付構造 - Google Patents

エアバッグ装置におけるドアの取付構造

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JP2000211463A
JP2000211463A JP11019276A JP1927699A JP2000211463A JP 2000211463 A JP2000211463 A JP 2000211463A JP 11019276 A JP11019276 A JP 11019276A JP 1927699 A JP1927699 A JP 1927699A JP 2000211463 A JP2000211463 A JP 2000211463A
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door
hole
case
door mounting
wall
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Kenji Shibayama
賢治 柴山
Yoshinori Mihara
義則 三原
Etsuji Saito
悦司 斉藤
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアをケースに取付けやすく、しかも取付後
にドアのガタつきによる異音を防止することができるエ
アバッグ装置におけるドアの取付構造を提供する。 【解決手段】 ドア18の裏面からケース側に向って突
出してケース側面に取付けられるドア取付壁26と、ド
ア取付壁26に設けられた貫通孔28と、貫通孔28を
貫通することでドア取付壁26をケース12側面に係止
する係止突部32とを含み、貫通孔28を、その内壁面
と係止突部32との間に隙間36を確保するように形成
するとともに、貫通孔28の内壁面に、係止突部32に
当接することにより、貫通孔28内での係止突部32の
ガタつきを抑制するリブ38を立設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等における乗
員の保護装置であるエアバッグ装置におけるドアの取付
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等の衝突時における車室
内の乗員保護のため、インストルメントパネルやステア
リングホイール中央部などにエアバッグ装置を配設する
ことがある。このようなエアバッグ装置は、一般に、エ
アバッグとインフレータとをケース内に収納し、このケ
ースの開口部をドアで覆ってなり、車両衝突時に、イン
フレータの供給するガスによりエアバッグが展開し、こ
の展開圧力によりドアが開いてエアバッグが車両室内に
膨出し、これにより乗員の体を受け止めるよう構成され
ている。
【0003】図10は、このようなエアバッグ装置にお
けるドアのケースへの取付構造の従来技術を示したもの
である。同図において、上方に開口するケース101の
側面、エアバッグ102の開口縁部及びドア103の取
付壁103aには、それぞれ複数の矩形の貫通孔10
4、105、106が設けられている。エアバッグ10
2を固定するバッグリテーナ107には、これら各貫通
孔104、105、106をともに貫通することによ
り、エアバッグ102及びドア取付壁103aをケース
101の側面に係止する複数の係止突部108が設けら
れている。
【0004】そして、これらを組付ける際に、バッグリ
テーナ107の複数の係止突部108を、エアバッグ1
02の対応する貫通孔105に貫通させ、さらにケース
101の内側から各々対応するケース101の貫通孔1
04に貫通させて、バッグリテーナ107をケース10
1の内部に配し、その後、ドア103を、ケース101
の開口部を塞ぐように被せて、ケース101の貫通孔1
04から外側に突出する複数の係止突部108を、取付
壁103aの複数の貫通孔106にそれぞれ貫通させ
る。最後に、棒状の固定部材109を、これら複数の係
止突部108の内側に挿通して、バッグリテーナ107
を固定することで、ドア103がケース101に取付け
られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の取付構造に
おいては、ドア取付壁103aの貫通孔106が小さい
場合、ドア103をケース101に被せるときに、ケー
ス101から外側に突出する係止突部108を該貫通孔
106に貫通させにくく、従って、ドア103をケース
101に取付けにくい。
【0006】一方、ドア取付壁103aの貫通孔106
が、上記係止部108に対して十分大きい場合、係止突
部108を貫通孔106に貫通させやすく、従って、ド
ア103をケース101に取付け易い。しかしながら、
図11に示すように、貫通孔106と係止突部108と
の間に隙間110ができるため、ドア103のガタつき
による異音の発生の恐れがある。
【0007】そこで、本発明は、ドアをケースに取付け
やすく、しかも取付後にドアのガタつきによる異音を防
止することができるエアバッグ装置におけるドアの取付
構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエアバッグ
装置におけるドアの取付構造は、エアバッグと、開口部
を有し該エアバッグが収納されたケースと、該開口部を
覆うドアとを備えるエアバッグ装置において、該ケース
に該ドアを取付ける取付構造であって、前記ドアの裏面
からケース側に向って突出してケース側面に取付けられ
るドア取付壁と、このドア取付壁に設けられた貫通孔
と、この貫通孔を貫通することで前記ドア取付壁をケー
ス側面に係止する係止手段とを含み、前記貫通孔が、そ
の内壁面と貫通された前記係止手段との間に隙間を確保
するように形成され、前記貫通孔の内壁面に、前記係止
手段に当接することにより、該貫通孔内での該係止手段
のガタつきを抑制するリブが立設されていることを特徴
とする。
【0009】この取付構造であると、貫通孔が係止手段
との間に隙間が確保されるように大きく設定されている
ため、ケースにドアを取付ける際に、該係止手段を貫通
孔に貫通させやすい。また、貫通孔に貫通された係止手
段は、貫通孔の内壁面に立設されたリブと当接すること
により、貫通孔内でのガタつきが抑制されているので、
このガタつきによる異音の発生を防止することができ
る。
【0010】上記取付構造においては、前記リブが、前
記貫通孔の内壁面の2カ所以上から立設され、前記貫通
孔に貫通された前記係止手段がこれら複数のリブによっ
て該貫通孔の内壁面と接触しないよう保持されている場
合がある。
【0011】この場合、リブが貫通孔の内壁面における
2カ所以上から立設されているため、ドア取付時に、係
止手段を貫通孔内においてセンタリングでき、そのた
め、取付作業が容易になる。また、複数のリブによって
係止手段が貫通孔の内壁面と接触しないように保持され
ているため、ドアのガタつきによる異音の発生をより有
効に防止することができる。
【0012】上記取付構造においては、係止手段が、ケ
ース側面から外側に突出する係止突部であって、前記ド
ア取付壁の外側で固定部材により固定されているもので
ある場合がある。また、係止手段が、ケース側面から外
側に突出するボルトと螺合するナットであり、前記ドア
取付壁の外側から前記貫通孔に貫入されているものであ
る場合がある。
【0013】また、上記取付構造においては、前記リブ
が、前記係止手段に当接されて弾性変形するものである
場合がある。このように弾性変形するリブで係止手段を
支持することにより、ドアのガタつきによる異音の発生
が効果的に抑制されるとともに、上記センタリング効果
にも優れる。
【0014】また、上記取付構造においては、前記リブ
が熱可塑性エラストマーからなる場合がある。この場
合、ドア全体が熱可塑性エラストマーよりなる場合、ド
ア取付壁が熱可塑性エラストマーよりなる場合、及び、
リブのみが熱可塑性エラストマーよりなる場合のいずれ
でもよいが、製造し易さの観点からは、ドア全体が熱可
塑性エラストマーよりなる場合が好適である。リブを熱
可塑性エラストマーで構成すると、前記係止手段の当接
によりリブを弾性変形させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施形態に係るエア
バッグ装置10の斜視図であり、図2は図1のA−A線
断面図である。
【0017】このエアバッグ装置10は、自動車の助手
席前方のインストルメントパネルに配設されるものであ
り、上方に開口するケース12内にエアバッグ14とイ
ンフレータ16が収納され、ケース12の開口部がドア
18により覆われている。
【0018】ケース12は、水平断面が矩形の金属製の
箱型容器であり、上部に矩形の開口部を有し底部に湾曲
面を有する縦断面略U字状に形成されている。この湾曲
したケース12の底部にインフレータ16が収納されて
おり、ケース12の一側壁にはインフレータ16を装着
するための装入口20が設けられている。ケース12の
側面には、矩形の貫通孔22がケース12の開口辺に沿
って複数個設けられている。ここでは、貫通孔22は、
ケース12の開口周縁部の長辺側にそれぞれ4個、計8
個が所定の間隔で並設されている。
【0019】エアバッグ14は、ケース12の開口部に
対応して矩形に開口し、その開口周縁部がケース12の
開口周縁部の内側に取付けられて、折畳んだ状態でケー
ス12内に収納されている。このエアバッグ14の開口
周縁部には、ケース12の複数の貫通孔22と対応する
位置に、同じく矩形の貫通孔24が複数個設けられてい
る。
【0020】ドア18は、ケース12の開口部を覆う蓋
材であって、該開口部に対応する略矩形状をなす。ドア
18は、本実施形態では、オレフィン系、スチレン系又
はウレタン系等の熱可塑性エラストマーよりなる。この
ドア18の裏面、即ち下面には、ケース12側に向って
下方に突出する板状の取付壁26が立設されており、こ
の取付壁26が、ケース12側面の外側に配されて、そ
こで固定されるよう構成されている。また、ドア18
は、エアバッグ14がガスにより膨張した時に、その上
面の所定の一部が開裂する等して開き、これによりエア
バッグ14がケース12外に膨出できるように構成され
ている。このドア18の取付壁26には、ケース12の
複数の貫通孔22に対応する位置に矩形の貫通孔28が
複数個設けられている。
【0021】符号30は、ケース12の開口周縁部の内
側に配され、エアバッグ14をケース12に固定する金
属製のバッグリテーナである。このバッグリテーナ30
は、エアバッグ14の複数の貫通孔24に対応する位置
に、外方に向って突出する縦断面コの字形の複数の係止
突部32を備える。この係止突部32は、エアバッグ1
4、ケース12及びドア取付壁26の各貫通孔24,2
2,28を順次に貫通して、ドア取付壁26の外側で棒
状の固定部材34により固定されている。なお、固定部
材34は、断面略矩形状をなし、ドア取付壁26の貫通
孔28から外側に突出する係止突部32の内側に水平方
向に挿入される。
【0022】図3に示すように、ドア取付壁26の貫通
孔28の大きさは、その内壁面と係止突部32との間
に、取付時の位置的な誤差を許容し得る隙間36が確保
されるように設定されている。すなわち、貫通孔28
は、ドア18をケース12に取付ける際に、係止突部3
2をドア取付壁26の貫通孔28に容易に貫通させるた
めに十分な隙間36が確保されるよう形成されており、
この隙間36が係止突部32の上下及び左右方向への遊
びとなっている。この隙間36は、具体的には、係止突
部32の上下左右のそれぞれに1〜10mm程度確保さ
れることが好適である。
【0023】図4に示すように、ドア取付壁26の貫通
孔28には、その内壁面から薄板状のリブ38が立設さ
れている。リブ38の厚みは、ドア取付壁26の厚みよ
りも十分小さく形成されており、具体的には、リブ38
の厚みは0.5〜2.0mmに設定されている。
【0024】また、リブ38は、貫通孔28をそのケー
ス12側の開口端においてその上部と下部を塞ぐよう
に、貫通孔28の上下に相対する内壁面から突設されて
いる。上下のリブ38の隙間aは、係止突部32の高さ
bよりも狭く設定されており、この隙間に係止突部32
が差込まれることで、図2,3に示すように、上下のリ
ブ38が弾性変形し、係止突部32が貫通孔28の内壁
面に接触しないように支持される。
【0025】また、この上下のリブ38に当接すること
により、係止突部32は、貫通孔28内において高さ方
向でのセンタリングがなされる。また、リブ38は、そ
の左右両端が貫通孔28の内壁面と連結されていること
から中央部ほど剛性が低く、そのため、貫通孔28の幅
方向において係止突部32が中央部に位置するように力
が作用する。これにより、係止突部32は貫通孔28内
において幅方向でもセンタリングがなされる。
【0026】以上よりなるエアバッグ装置10を組立て
る際には、まず、折畳んだエアバッグ14の開口周縁部
に設けられた複数の貫通孔24に、バッグリテーナ30
のそれぞれ対応する係止突部32を貫通させる。このバ
ッグリテーナ30をケース12の開口周縁部内側に配
し、各係止突部32を、ケース12の対応する貫通孔2
2に貫通させて、ケース12側面から外側に突出させ
る。
【0027】その後、ドア取付壁26を外方に開いた状
態でケース12の開口面を覆うようにドア18を被せ
て、ドア取付壁26の複数の貫通孔28に、対応する係
止突部32を貫通させる。すると、図2,3に示すよう
に、貫通孔28に設けられたリブ38が弾性変形して係
止突部32が貫通孔28内においてセンタリングされ
る。また、係止突部32は、リブ38により、貫通孔2
8の内壁面に接触しない状態に保持される。なお、リブ
38が貫通孔28における係止突部32の進入側に設け
られているため、変形したリブ38は、貫通孔28から
外側に露出しない。
【0028】そして、ドア取付壁26から外側に突出す
る複数の係止突部32の内側に、固定部材34を水平方
向に挿通させる。これにより、エアバッグ14及びドア
18がケース12に一体に固定される。その後、ケース
12の側壁の装入口20からインフレータ16を挿入し
てケース12底部に固定する。
【0029】上述した本実施形態のエアバッグ装置10
であると、ドア18をケース12に取付ける際、ドア取
付壁26の貫通孔28が、ケース12側面から外側に突
出する係止突部32に対して十分大きいので、係止突部
32を貫通孔28に貫通させやすい。また、係止突部3
2を貫通孔28に貫通させたときに、貫通孔28に設け
たリブ38で係止突部32がセンタリングされる。その
ため、ドア18をケース12に取付けやすい。また、取
付後においては、係止突部32が貫通孔28から延設さ
れたリブ38と当接し、貫通孔28の内壁面に接触する
ことがないので、係止突部32と貫通孔28との隙間3
6に起因するドア18のガタつきによる異音が発生しな
い。
【0030】なお、このように、係止突部32とドア取
付壁26の貫通孔28との間に十分な隙間36を持たせ
ながら、係止突部32を貫通孔28内においてリブ38
で支持する構成は、複数の貫通孔28の全てにおいて適
用する必要はない。すなわち、複数の貫通孔28のうち
の少なくとも1つにかかる構成が適用されている場合
も、本発明の技術的範囲に含まれる。
【0031】また、上記実施形態においては、ケース1
2の開口部の長辺側においてのみ、エアバッグ14をバ
ッグリテーナ30により取付ける構成としているが、ケ
ース12の短辺側においても同様のバッグリテーナを用
いて取付けることができ、その場合には、この短辺側に
も上記リブによる係止突部の支持構成を適用することが
できる。
【0032】図5,6は、上記第1の実施形態における
リブ38の他の配設例を示したものである。この例で
は、薄板状のリブ38は、貫通孔28の内壁面における
上下及び左右にそれぞれ相対する4カ所からそれぞれ立
設されている。図5に示すように、各リブ38は、貫通
孔28の上下左右の各壁面の中央を、ドア取付壁26の
厚み方向に沿って延びるよう形成されている。また、リ
ブ38は、貫通孔28に係止突部32を貫通させ易くす
るために、係止突部32が挿入される側の縁部が傾斜し
た形状となっている。なお、リブ38の厚みは、上記第
1の実施形態と同様に設定されている。
【0033】この例の場合、ドア取付壁26の貫通孔2
8に係止突部32を貫通させると、図6に示すように、
係止突部32は、弾性変形した上下左右の4つのリブ3
8によって、上下及び左右の4方向から支持される。従
って、貫通孔28内における係止突部32のセンタリン
グ効果により優れる。また、ドア18のガタつきによる
係止突部32と貫通孔28の内壁面との接触をより有効
に防止することができる。
【0034】図7〜9は、本発明の第2の実施形態に係
るドア18の取付構造を示したものである。以下、第1
の実施形態と共通する構成については同一符号を付して
説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0035】この第2の実施形態では、バッグリテーナ
30には上記係止突部32に代りにボルト50が突設さ
れており、このボルト50がケース12側面の円形の貫
通孔22から外側に突出している。ドア取付壁26に
は、円形の貫通孔28が設けられており、この貫通孔2
8から外側に突出したボルト50がナット52により締
付け固定されている。
【0036】このナット52は、上記ボルト50と螺合
することにより、ドア取付壁26の貫通孔28をドア取
付壁26の外側から貫通して、ドア取付壁26をボルト
50の軸直角方向において係止する係止胴部54と、そ
の外端部において外周方向に延設され、貫通孔28の周
辺部分と当接することでドア取付壁26をボルト50の
軸方向において係止するフランジ部56とよりなる。
【0037】ドア取付壁26の円形の貫通孔28は、ナ
ット52の係止胴部54との間に十分な隙間36が確保
されるような大きさに設定されている。そして、貫通孔
28の円筒形をなす内壁面には、その上下及び左右の4
カ所からリブ38が立設されている。リブ38の厚み及
び形状などは上記した図5,6に示す例と同様に設定さ
れている。
【0038】この実施形態の取付構造によれば、ドア1
8をケース12に取付ける際、ドア取付部26の貫通孔
28が、ケース12側面から外側に突出するボルト50
及びナット52の係止胴部54に対して十分に大きいの
で、ボルト50及び係止胴部54を貫通孔28に貫通さ
せやすく、そのため、ドア取付壁26をケース12側面
に取付けやすい。また、ナット52を締結したときに、
貫通孔28のリブ38により、係止胴部54が貫通孔2
8内においてセンタリングされることからも、ドアの取
付作業性に優れる。また、取付後においては、ナット5
2の係止胴部54がリブ38により貫通孔28の内壁面
と接触しないように保持されるので、ドア18のガタつ
きによる異音の発生を防止することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエアバッ
グ装置におけるドアの取付構造によれば、ドア取付壁の
貫通孔と係止手段との間に隙間が確保されているため、
ケースにドアを取付ける際に、該係止手段を貫通孔に貫
通させやすい。また、取付後においては、係止手段が、
貫通孔に設けられたリブと当接することでガタつきが抑
制されているので、このガタつきによる異音の発生を防
止することができる。
【0040】また、リブを貫通孔の内壁面の2カ所以上
に立設することにより、ドア取付時に、係止手段を貫通
孔内においてセンタリングでき、そのため、取付作業が
容易になる。
【0041】さらに、貫通孔に貫通された係止手段をこ
れら複数のリブによって該貫通孔の内壁面と接触しない
よう保持されることにより、ドアのガタつきによる異音
の発生をより有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるエアバッグ装
置10の斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】第1の実施形態のドア取付構造を示すドア取付
壁の要部拡大正面図である。
【図4】第1の実施形態におけるドア取付壁の要部拡大
斜視図である。
【図5】第1の実施形態におけるリブの他の配設例を示
すドア取付壁の要部拡大斜視図である。
【図6】図5に示すリブ配設例におけるドア取付構造を
示すドア取付壁の要部拡大正面図である。
【図7】第2の実施形態に係るドア取付構造の要部分解
斜視図である。
【図8】第2の実施形態に係るドア取付構造の要部拡大
断面図である。
【図9】第2の実施形態に係るドア取付構造の要部拡大
正面図である。
【図10】従来のエアバッグ装置におけるドア取付構造
を示す分解斜視図である。
【図11】従来のドア取付構造を示すドア取付壁の拡大
正面図である。
【符号の説明】
10……エアバッグ装置 12……ケース 14……エアバッグ 18……ドア 26……ドア取付壁 28……貫通孔 32……係止突部 34……固定部材 36……隙間 38……リブ 50……ボルト 52……ナット 54……係止胴部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 悦司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D054 AA14 BB09 BB10 BB11 FF17 FF20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアバッグと、開口部を有し該エアバッグ
    が収納されたケースと、該開口部を覆うドアとを備える
    エアバッグ装置において、該ケースに該ドアを取付ける
    取付構造であって、 前記ドアの裏面からケース側に向って突出してケース側
    面に取付けられるドア取付壁と、 このドア取付壁に設けられた貫通孔と、 この貫通孔を貫通することで前記ドア取付壁をケース側
    面に係止する係止手段とを含み、 前記貫通孔が、その内壁面と貫通された前記係止手段と
    の間に隙間を確保するように形成され、 前記貫通孔の内壁面に、前記係止手段に当接することに
    より、該貫通孔内での該係止手段のガタつきを抑制する
    リブが立設されていることを特徴とするエアバッグ装置
    におけるドアの取付構造。
  2. 【請求項2】前記リブが、前記貫通孔の内壁面の2カ所
    以上から立設され、 前記貫通孔に貫通された前記係止手段がこれら複数のリ
    ブによって該貫通孔の内壁面と接触しないよう保持され
    ていることを特徴とする請求項1記載のドアの取付構
    造。
  3. 【請求項3】前記係止手段が、ケース側面から外側に突
    出する係止突部であって、前記ドア取付壁の外側で固定
    部材により固定されていることを特徴とする請求項1記
    載のドア取付構造。
  4. 【請求項4】前記係止手段が、ケース側面から外側に突
    出するボルトと螺合するナットであり、前記ドア取付壁
    の外側から前記貫通孔に貫入されていることを特徴とす
    る請求項1記載のドアの取付構造。
  5. 【請求項5】前記リブが、前記係止手段に当接されて弾
    性変形することを特徴とする請求項1記載のドアの取付
    構造。
  6. 【請求項6】前記リブが、熱可塑性エラストマーからな
    ることを特徴とする請求項1記載のドアの取付構造。
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JP11019276A Withdrawn JP2000211463A (ja) 1999-01-28 1999-01-28 エアバッグ装置におけるドアの取付構造

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