JP2000211366A - 自動車のドア構造 - Google Patents

自動車のドア構造

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JP2000211366A JP11012066A JP1206699A JP2000211366A JP 2000211366 A JP2000211366 A JP 2000211366A JP 11012066 A JP11012066 A JP 11012066A JP 1206699 A JP1206699 A JP 1206699A JP 2000211366 A JP2000211366 A JP 2000211366A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】車体の前方に加わる衝撃に対するサイドドアの
変形量を予め設定し、それに沿ってサイドドアを変形さ
せることで乗員の安全性や救出性を向上させるようにし
た自動車のドア構造を提供する。 【解決手段】自動車の車体に取り付けられたサイドドア
3の前方部の窓肩ライン36から室内壁部よりに車体の
内壁部側に突出するように設けられた脆弱部と、サイド
ドア3の後方部に車体の外壁部側に突出するように設け
られた突出部と、を備える。或いは、サイドドア3の略
窓肩ライン36の近傍の高さで、室内壁部に複数箇所で
結合された屈曲形状の補強部材37を備えた構成として
もよい。また、サイドドア3の下辺のホイールアーチ3
aに沿った室内壁部に設けられた補強部材39と、前記
サイドドア3の後端下部が、前記サイドドア3と隣接す
る車体構成部材と噛み合わないように上方に向かって傾
斜した切り欠き部3bと、を備えた構成としてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、自動車のドア構
造に関し、特に、車体前方からの衝撃に対して乗員の安
全を図るためのフロントサイドドアの内部構造に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、キャビンがエ
ンジンの上に張り出しているような車両形態を有してい
るキャブオーバータイプの自動車(以下、キャブ車とい
う)がある。図8に示すように、そのようなキャブ車の
車体1は、その形態上、キャビン2からエンジンルーム
やラゲージスペースなどが突出してはいないので、車体
1の前方に衝撃力を受けると、先ず車体1の前面を構成
するフロントアウタパネルOPやフロントピラーFP等
の構造部分が損傷する。そして、フロントアウタパネル
OPやフロントピラーFP等の変形で吸収しきれなかっ
た衝撃力は、更にフロントピラーFPにヒンジ結合され
ている左右のフロントサイドドア3を損傷させてしまう
ことがある。
【0003】通常、フロントサイドドア(以下、サイド
ドアという)3内部には、シートに座った乗員を保護す
るための補強ビームが取り付けてあって、容易に圧潰し
ないような構造となっている。ところが、車体前方に加
わった衝撃力がサイドドア3に複雑な作用を及ぼしてし
まうため、図9に示すように、サイドドア3の後端が車
体中心方向に向かって進入するように変形して、サイド
ドア3に隣接しているセンタピラーCPに噛み込んでし
まう虞がある。そして、その衝撃力を受けてセンタピラ
ーCPに噛み込んでしまったサイドドア3の開扉性は悪
化してしまうので、乗員の救出を困難なものにしてしま
うという問題を有している。
【0004】そこで、本発明の目的は、上記従来の自動
車の前方に加わる衝撃に対する安全性の問題に鑑み、車
体の前方に加わる衝撃に対するサイドドアの変形量を予
め設定し、それに沿ってサイドドアを変形させることで
乗員の安全性や救出性を向上させるようにした自動車の
ドア構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明による自動車
のドア構造は、上記目的を達成するために、自動車の車
体に取り付けられたサイドドアの前方部の窓肩ラインか
ら室内壁部よりに車体の内壁部側に突出するように設け
られた脆弱部と、前記サイドドアの後方部に車体の外壁
部側に突出するように設けられた突出部と、を備えたこ
とを特徴としている。
【0006】この第1の発明による自動車の車体構造
は、自動車が車体前方に衝撃を受けると、衝突エネルギ
ーをサイドドア前方の脆弱部が吸収して車体中心方向に
変形すると共に、サイドドア後方部が反車体中心方向に
変形するようになる。従って、この第1の発明によれ
ば、サイドドア後端は、反車体中心方向に変形するので
サイドドアに隣接する車体構成部材に噛み込むことはな
くなる。また、脆弱部により衝撃力の効率的な加重を吸
収することができて、前方からの衝撃力によるサイドド
アの開閉機能を損なう問題を解消することができ、従来
のドア構造を生かした補強構造を軽量且つ低コストに実
現することができる。
【0007】また、第2の発明による自動車のドア構造
は、上記目的を達成するために、自動車の車体に取り付
けられたサイドドアの略窓肩ラインの近傍の高さで、室
内壁部に複数箇所で結合された屈曲形状の補強部材を備
えたことを特徴としている。
【0008】この第2の発明による自動車のドア構造
は、屈曲した形状の補強部材によりサイドドアが補強さ
れているので、車体前方に加わった衝撃力に対して、サ
イドドアが車体中心方向に進入してサイドドアが車体構
成部材に噛み込むように変形するのを阻止することがで
きるようになる。従って、この第2の発明によれば、補
強部材により効率的な衝撃力を分散させを達成すること
ができるので、サイドドア後端は、反車体中心方向に変
形してサイドドアに隣接する車体構成部材に噛み込むこ
とはない。そのため、前方からの衝撃力によるサイドド
アの開閉機能を損なう問題を解消することができ、従来
のドア構造を生かした補強構造を軽量且つ低コストに実
現する。
【0009】また、第3の発明による自動車のドア構造
は、上記目的を達成するために、第2の発明の構成に加
えて、前記補強部材は、複数の構成部材で構成され、そ
の断面の構造的中立軸をサイドドア後端から前端へ行く
に従い、室内側に向けたことを特徴としている。
【0010】この第3の発明による自動車のドア構造
は、補強部材を取り付けた車体が前方に衝撃を受ける
と、車体に加わった衝撃力により補強部材の前方部位が
車内方向に進入するように変位する。しかし、中立軸が
車体中心方向に対して内側に向いていることにより、衝
撃力を受けた後方部位の補強部材は、車体の外側方向に
突出するように折れ曲がるように作用される。従って、
上記構成により、補強部材が衝撃力の効率的な荷重分散
を達成するので、サイドドア後端は、反車体中心方向に
変形してサイドドアに隣接する車体構成部材に噛み込む
ことはない。そのことにより、前方からの衝撃力による
サイドドアの開閉機能を損なうことはなくなり、従来の
ドア構造を生かした補強構造を軽量且つ低コストに実現
することができる。
【0011】また、第4の発明による自動車のドア構造
は、上記目的を達成するために、自動車の車体に取り付
けられたサイドドアの下辺のホイールアーチに沿った室
内壁部に設けられた補強部材と、前記サイドドアの後端
下部が、前記サイドドアと隣接する車体構成部材と噛み
合わないように上方に向かって傾斜した切り欠き部と、
を備えたことを特徴としている。
【0012】この第4の発明によると、補強部材を取り
付けた車体が前方に衝撃を受けると、車体に加わった衝
撃力により補強部材より前方部位は、車内側方向に進入
するように変位するが、その補強部材より補強された後
端部位は、車内の外側方向に突出するように折れ曲がる
ように作用されると共に、サイドドアの後端には、切り
欠き部を備えているので、そこが車体中心方向に変位す
ることはなくて、車体構成部材に噛み込まないようにな
る。従って、この第4の発明によれば、衝撃力の効率的
な荷重分散を達成することができて、前方からの衝撃力
によるサイドドアの開閉機能を損なう問題を解消するこ
とができ、従来のドア構造を生かした補強構造を軽量且
つ低コストに実現することができる。
【0013】この第5の発明による自動車のドア構造
は、上記目的を達成するために、自動車の車体に取り付
けられたサイドドアの前端部に車体に対して揺動自在に
前記サイドドアを支持するヒンジ部を備え、上記サイド
ドアの後端部近傍に車体と係脱自在に設けられたラッチ
部を備え、上記サイドドアの前端部近傍に第1の脆弱部
を備えると共に、サイドドアの補強部材において、サイ
ドドアの厚み方向に対して車体外側にサイドドアの厚み
方向車体内側に対して相対的に弱い第2の脆弱部を備え
たことを特徴としている。
【0014】この第5の発明によると、車体が前方に衝
撃を受けると、車体に加わった衝撃力により、ドアの前
端部近傍においてサイドドアの厚み方向で車体外側が相
対的に弱く構成された第2の脆弱部が座屈することで折
れ曲がりの方向を制御し、サイドドアの前端部近傍の第
1の脆弱部が折れ曲がり位置を決定し、サイドドアの前
端部近傍が車内方向に進入するように折れ曲がり、サイ
ドドアの後端は逆に車体外側に突出する。そして、前端
部近傍で折れ曲がることで車体内側への進入量が小さく
なり、またサイドドア後端での車体部材への噛み込みを
防止することができる。従って、この第5の発明によれ
ば、車体への少ない進入量で前方からの衝撃力によるサ
イドドアの開閉機能を損なう問題を解消することができ
るドア構造を軽量且つ低コストに実現することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最も好適と思わ
れる実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明
を行う。なお、従来例と同様なものについては、同一の
符号を付している。図1は、この発明によるドア構造が
適用された場合の実施形態の一例を示している。図2
は、要部構成の分解斜視図であり、図3は、図1中のA
−A矢視断面図、図4は、図1中のB−B矢視断面図、
図5は、変形モードイメージ、図6は、図1中のC−C
矢視断面図、図7は図1中のD−D矢視断面図である。
【0016】先ず、図1に示したのは、車体1のキャビ
ン2前方のフロントピラーFPにヒンジ結合されて開閉
自在とされた右側のサイドドア3をキャビン2内から見
たところを示している。そのサイドドア3は、その前端
と後端とにそれぞれドアヒンジ、ドアラッチ(図示せ
ず)を備え、アウタパネル31とインナパネル32とを
モナカ形状に組み合わせてドアガラスなどの艤装品を格
納している。そして、インナパネル32の前方部位に
は、スピーカ取付孔33、作業孔34およびガラス昇降
用レギュレータベース取付凹部35などを集中して配設
することにより、インナパネル32の脆弱部をなしてい
る。
【0017】そのことにより、車体1が車体前方に衝撃
を受けると、衝突エネルギーをサイドドア前方の脆弱部
が吸収して車体中心方向に変形すると共に、サイドドア
後方部が反車体中心方向に変形するようになる。従っ
て、サイドドア3後端は、反車体中心方向に変形するの
でサイドドア3に隣接する車体構成部材であるセンタピ
ラーCPに噛み込むことはなくなる。また、脆弱部によ
り衝撃力の効率的な加重を吸収することができて、前方
からの衝撃力によるサイドドア3の開閉機能を損なう問
題を解消することができ、従来のドア構造を生かした補
強構造を軽量且つ低コストに実現することができる。
【0018】また、アウタパネル31およびインナパネ
ル32のパネル上部形状により窓肩ライン36が形成さ
れている。そして、インナパネル32のアウタパネル3
1側対向面であって、窓肩ライン36よりも下部となる
ような位置に、補強部材としてのリンホースメント37
を車体1の長手方向と同一方向に取り付ける。このリン
ホースメント37は、図2に示すように、第1リンホー
スメント(以下、第1リンホースという)37A、リン
ホースメント37の主体となる第2リンホースメント
(以下、第2リンホースという)37Bおよび第3リン
ホースメント(以下、第3リンホースという)37Cか
らなる複数の構成部材を結合して構成しているものであ
る。
【0019】図3,4に示すように、第1リンホース3
7Aの前端には結合面37A1が設けられていて、その
結合面37A1は第2リンホース37Bの車外側と溶接
結合するようになっている。そして、第1リンホース3
7Aの中間部は適宜屈曲していて、第2リンホース37
Bとは一旦離間するが、第1リンホース37Aの後端は
第2リンホース37Bの後端と結合するようになってい
る。その第2リンホース37Bの一端には、結合面37
B1が設けられていて、それがインナパネル32の前端
面32aと結合するようになっている。
【0020】更に、第2リンホース37Bは比較的前方
位置で屈曲していて結合面37B2を形成している。そ
の結合面37B2は、インナパネル32の側部32bと
結合するようになっており、結合面37B2においてリ
ンホースメント37の車体外側を相対的に弱く構成して
いる。第2リンホース37Bは、その結合面37B2か
ら後端に向かってインナパネル32と徐々に離間するよ
うな形状を有していて、第2リンホース37Bの他端近
傍には、結合面37B3が設けられていて、インナパネ
ル32の後端面32cと結合するようになっている。な
お、結合面37B2の設定位置は、シートに座った乗員
の前方位置となるように設けられている。そして、上記
構成とした第2リンホース37Bの車内側に第3リンホ
ース37Cを溶接結合させて、リンホースメント37を
構成するようにしている。
【0021】そして、その第2リンホース37Bの結合
面37B1をインナパネル32の前端面32aに結合さ
せると共に、その結合面37B2を側面32bに、更
に、結合面37B3を後端面32cに結合させるように
して、リンホースメント37の中立軸C(図中、一点鎖
線で示す)が車体中心方向に対して内側に向くように設
定されている。なお、図中、符号38は、ガラスガイド
である。
【0022】そのことにより、リンホースメント37を
取り付けた車体1が前方に衝撃を受けると、車体1に加
わった衝撃力によりリンホースメント37、つまり第2
リンホース37B3の結合部37B2より前方部位は、
キャビン2の内側方向に進入するように変位する。しか
し、中立軸Cが車体中心方向に対して内側に向いている
ことにより、衝撃力を受けた結合部37B2から後端部
位のリンホースメント37は、キャビン2の外側方向に
突出するように折れ曲がるように作用される。そのた
め、サイドドア3の後端は、図5に示したように、キャ
ビン2内方向に変位することはなくて、外方向に変位す
るようになる。なお、リンホースメント37は、上記し
たような複数の構成部材からなるものではなくて、一体
成形して一体化したリンホースメントとしてもよい。
【0023】従って、上記構成により、衝撃力の効率的
な荷重分散を達成するので、前方からの衝撃力によるサ
イドドア3の開閉機能を損なうことはなくなり、従来の
ドア構造を生かした補強構造を軽量且つ低コストに実現
することができる。
【0024】また、上記したようなリンホースメント3
7とは別のリンホースメントを取り付けた構造のサイド
ドア3としてもよい。詳述すると上記したような構成の
リンホースメント37の代わりに、リンホースメント3
9をインナパネル32の下部に位置するホイールアーチ
3aの湾曲に沿ってシートに着座した乗員の側方近傍位
置に取り付けると共に、サイドドア3の後端底部を上部
に向かって切り欠いた切り欠き部3bを備えるようにし
てもよい。
【0025】そのことにより、リンホースメント39を
取り付けた車体1が前方に衝撃を受けると、車体1に加
わった衝撃力によりリンホースメント39より前方部位
は、キャビン2の内側方向に進入するように変位する
が、リンホースメント39により補強された後端部位
は、キャビン2の外側方向に突出するように折れ曲がる
ように作用されると共に、サイドドア3の後端には、切
り欠き部3bを備えているので、図5に示したように、
キャビン2内方向に変位することはなくて、センタピラ
ーCPに噛み込まないようになる。従って、この構成に
よっても衝撃力の効率的な荷重分散を達成することがで
きて、前方からの衝撃力によるサイドドア3の開閉機能
を損なう問題を解消することができ、従来のドア構造を
生かした補強構造を軽量且つ低コストに実現することが
できる。
【0026】また、上記したリンホースメント37とリ
ンホースメント39および切り欠き部3bとを共に備え
たサイドドア3とした構成としてもよい。その場合、乗
員の乗車位置近傍がかなり補強されているので、車体1
に加わった衝撃力は、リンホースメント37とリンホー
スメント39とによって、結合部37B2より前方部位
は、キャビン2の内側方向に進入するように容易に変位
し、結合部37B2から後端部位は、キャビン2の外側
方向に容易に突出するように折れ曲がるように作用され
るため、サイドドア3の後端は、キャビン2内方向に変
位することはなくて、外方向に更に変位するようにな
る。更に、サイドドア3の後端には切り欠き部3bを備
えているので、キャビン2内方向に変位することはなく
て、センタピラーCPに噛み込むことを防止することが
できるという相乗効果を得ることができる。
【0027】そのことにより、リンホースメント37,
39によって補強され、切り欠き部3bを有したサイド
ドア3により、車体1の前方の潰れによるサイドドア3
の前方がキャビン2内側方向に進出するように折れ曲が
ると共に、サイドドア3の後端がキャビン2外側方向に
変形移動を設定することができ、更に、切り欠き部3b
によりサイドドア3のセンタピラーCPへの噛み込みを
更に防止することができることにより、サイドドア3変
形時のキャビン2内方向進出の問題を解消することがで
きると共に、乗員の安全を確保することができるように
なる。従って、前方からの衝撃力によるサイドドア3の
開閉機能を損なう問題を解消することができると同時
に、衝撃力の効率的な荷重分散を達成することができ
て、従来のドア構造を生かした補強構造を軽量且つ低コ
ストに実現することができるようになる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明による自動車
のドア構造によると、車体の前方の潰れによるサイドド
アの前方がキャビン内側方向に進出するように折れ曲が
ると共に、サイドドアの後端がキャビン外側方向に変形
移動を設定することができ、更に、切り欠き部によりサ
イドドアがセンタピラーに噛み込んでしまうのを更に防
止することができることにより、サイドドア変形時の噛
み込みの問題を解消することができると共に、乗員の安
全を確保することができるようになるので、前方からの
衝撃力によるサイドドアの開閉機能を損なう問題を解消
することができると同時に、衝撃力の効率的な荷重分散
を達成することができて、従来のドア構造を生かした補
強構造を軽量且つ低コストに実現することができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施形態の一例を示す斜視図
である。
【図2】図1の要部構成を示した概略分解図である。
【図3】図1のA−A矢視平面断面図である。
【図4】図1のB−B矢視断面図である。
【図5】本発明を適用した実施形態の変形モードを示す
説明図である。
【図6】図1のC−C矢視断面図である。
【図7】図1のD−D矢視断面図である。
【図8】従来のキャブ車を示した斜視図である。
【図9】従来のキャブ車の変形モードを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 車体 2 キャビン 3 フロントサイドドア 31 アウタパネル 32 インナパネル 33 スピーカ取付孔 34 作業孔 35 ガラス昇降用レギュレータベース取付凹部 36 窓肩ライン 37 リンホースメント 39 補強部材 3a ホイールアーチ 3b 切り欠き部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車体に取り付けられたサイドド
    アの前方部の窓肩ラインから室内壁部よりに車体の内壁
    部側に突出するように設けられた脆弱部と、 前記サイドドアの後方部に車体の外壁部側に突出するよ
    うに設けられた突出部と、 を備えたことを特徴としている自動車のドア構造。
  2. 【請求項2】自動車の車体に取り付けられたサイドドア
    の略窓肩ラインの近傍の高さで、室内壁部に複数箇所で
    結合された屈曲形状の補強部材を備えたことを特徴とし
    ている自動車のドア構造。
  3. 【請求項3】前記補強部材は、複数の構成部材で構成さ
    れ、その断面の構造的中立軸をサイドドア後端から前端
    へ行くに従い、室内側に向けたことを特徴としている請
    求項2に記載の自動車のドア構造。
  4. 【請求項4】 自動車の車体に取り付けられたサイドド
    アの下辺のホイールアーチに沿った室内壁部に設けられ
    た補強部材と、 前記サイドドアの後端下部が、前記サイドドアと隣接す
    る車体構成部材と噛み合わないように上方に向かって傾
    斜した切り欠き部と、 を備えたことを特徴としている自動車のドア構造。
  5. 【請求項5】自動車の車体に取り付けられたサイドドア
    の前端部に車体に対して揺動自在に前記サイドドアを支
    持するヒンジ部を備え、上記サイドドアの後端部近傍に
    車体と係脱自在に設けられたラッチ部を備え、上記サイ
    ドドアの前端部近傍に脆弱部を備えると共に、サイドド
    アの補強部材において、サイドドアの厚み方向に対して
    車体外側にサイドドアの厚み方向車体内側に対して相対
    的に弱い脆弱部を備えたことを特徴とする自動車のドア
    構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100401862B1 (ko) * 2001-05-28 2003-10-17 현대자동차주식회사 자동차의 도어 구조
JP2009161126A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Kanto Auto Works Ltd 自動車のリヤドア構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100401862B1 (ko) * 2001-05-28 2003-10-17 현대자동차주식회사 자동차의 도어 구조
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