JP2000211295A - 化粧シ―ト被覆材の製造方法 - Google Patents

化粧シ―ト被覆材の製造方法

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JP2000211295A
JP2000211295A JP11017271A JP1727199A JP2000211295A JP 2000211295 A JP2000211295 A JP 2000211295A JP 11017271 A JP11017271 A JP 11017271A JP 1727199 A JP1727199 A JP 1727199A JP 2000211295 A JP2000211295 A JP 2000211295A
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Kazusuke Kudo
一輔 工藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧シートとして広幅の転写シートを使用
し、加熱溶融した湿気硬化型ホットメルト接着剤を塗布
しても、転写シートの変形による塗布むらが発生しない
化粧シート被覆材の製造方法を提供する。 【解決手段】 転写シートの片面に湿気硬化型ホットメ
ルト接着剤を100℃以下の温度で塗布後、直ちに該湿
気硬化型ホットメルト接着剤の塗布面と芯材とを接着す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具前板、家具天
板等の各種家具表面材や内外装材の平面部材に化粧シー
トを貼合わせて得られる化粧シート被覆材の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、硬質もしくは半硬質の塩化ビ
ニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂等か
らなるプラスチックシート;木材をシート状に加工した
突き板;各種化粧印刷の施された化粧紙などのいわゆる
化粧シートを、ラワン合板、中質繊維板(MDF)、パ
ーティクルボード、無垢材等の木質材料、又は、セメン
トボード、石膏ボード、ALC等の無機材料の芯材表面
に貼り、意匠性を付与した建材が一般に市販されてい
る。このような芯材に化粧シートを積層した化粧シート
被覆材は建築部材や家具部材として広く使用されてい
る。
【0003】上記化粧シート被覆材の製造方法として、
例えば特開平5−270199号公報には、転写すべき
絵柄層を有する転写シートの接着層面を化粧板基材(芯
材)に向けて設置し、転写シートの裏面から熱ロールで
押圧して、絵柄層を化粧板基材(芯材)に転写する方法
が開示されている。
【0004】しかしながら、上記製造方法は150〜1
80℃の高温で熱転写するため、熱転写の際に熱によっ
て芯材中の水分が蒸発し、芯材の表面が変形や膨れなど
の外観不良を起こすという問題点があった。
【0005】一方、転写シート以外の化粧シートを、溶
剤系接着剤でプロフィールラッピング加工により芯材に
接着する方法は、従来より公知であるが、この接着方法
で転写シートを用いると、転写シートの絵柄層が溶剤に
よって侵されるという問題点があった。
【0006】これに対して、溶剤系接着剤の代わりに、
無溶剤の湿気硬化型ホットメルト接着剤を用いる製造方
法を検討したが、転写シートが広幅になると、接着剤の
塗布時の熱によって転写シートが変形し、しわの発生に
よって塗布むらが起こり外観不良を招くという問題点が
あった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、化粧
シートとして広幅の転写シートを使用し、加熱溶融した
湿気硬化型ホットメルト接着剤を塗布しても、転写シー
トの変形による塗布むらが発生せず、しかも、常温での
硬化速度が速く、かつ接着強度が優れるため、極めて短
時間で転写シートの接着が可能な化粧シート被覆材の製
造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、比較的低温
で塗布可能な湿気硬化型ホットメルト接着剤を使用する
ことによって、上記従来技術の問題点が解決しうること
を見出し、本発明をなすに至った。
【0009】本発明の化粧シート被覆材の製造方法は、
芯材上に化粧シートを貼り合わせた化粧シート被覆材を
製造する方法において、該化粧シートとして転写シート
を使用し、該転写シートの片面に湿気硬化型ホットメル
ト接着剤を100℃以下の温度で塗布後、直ちに該湿気
硬化型ホットメルト接着剤の塗布面と芯材とをロールプ
レスにて接着することを特徴とする。
【0010】本発明では芯材上に接着されるる化粧シー
トとして転写シートが用いられる。上記転写シートとし
ては、図1に示すように、転写台紙1上に、離型剤層2
と絵柄層3とがこの順序で積層したものが用いられる。
また、上記転写シートは、上記絵柄層3上に、さらに熱
可塑性樹脂層(図示しない)が積層されたものであって
もよい。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエステル
系樹脂、アミド系樹脂等が用いられる。
【0011】上記転写台紙としては、例えば、ポリ塩化
ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、
ポリエステル等の熱可塑性樹脂フィルムが用いられる。
上記離型剤層は、例えば、ワックス、ポリビニルブチラ
ール等の熱可塑性樹脂製、熱硬化性樹脂製、電離放射線
硬化樹脂製などの公知の離型剤から形成される。また、
上記絵柄層は、グラビア印刷、スクリーン印刷等の印刷
法によって、離型剤層の上に設けられる。
【0012】本発明で用いられる芯材としては、例え
ば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂、、ポ
リアミド、ポリエステル、ポリウレタン、ポリビニルア
ルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリ
プロピレン、メラミン樹脂等の合成樹脂からなる成形
体;天然木材、合板、パーティクルボード、硬質ファイ
バーボード、半硬質ファイバーボード、集成材等の木質
材料;セメントボード、石膏ボード、ALC、アルミニ
ウム、鉄、ステンレス等の無機材料などが挙げられる。
【0013】本発明で用いられる湿気硬化型ホットメル
ト接着剤としては、結晶性及び非晶性のポリオールを6
0〜100℃にて加熱溶融し、ジイソシアネート化合物
と反応させて得られるジイソシアネートプレポリマーが
用いられる。この場合、NCO/OHのモル比は、1.
2〜3.0が好ましく、より好ましくは1.5〜2.5
である。
【0014】上記結晶性を有するポリオールとしては、
ポリウレタンの製造に用いられている、従来より公知の
ポリオール、例えば、ポリエステルポリオール、ポリカ
ーボネートポリオール等が好適に用いられる。
【0015】上記ポリエステルポリオールとしては、例
えば、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン
酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカメチ
レンジカルボン酸、ドデカメチレンジカルボン酸等のジ
カルボン酸と、例えば、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブ
タンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペン
タンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレン
グリコール、シクロヘキサンジオール等のジオールとの
反応により得られる常温で結晶性固体のポリエステルポ
リオール;ε−カプロラクタムを開環重合して得られる
ポリ−ε−カプロラクトンポリオールなどが挙げられ
る。
【0016】また、非晶性のポリオールとしては、例え
ば、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオー
ル、ポリアルキレンポリオール等が好適に用いられる。
【0017】上記ポリエステルポリオールとしては、例
えば、テレフタル酸、イソフタル酸、1,5−ナフタル
酸、2,6−ナフタル酸、コハク酸、グルタル酸、アジ
ピン酸等のジカルボン酸と、例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、プロパンジオール、1,2
−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレ
ングリコール、シクロヘキサンジオール等のジオールと
の反応により得られる常温で液状又は固形状のポリエス
テルポリオールなどが挙げられる。
【0018】上記以外の非晶性のポリエステルポリオー
ルとしては、アビエチン酸類及びその変性物と、これら
と反応しうる官能基、例えばエポキシ基やアミノ基等を
有するポリエステルやポリオール等との反応によって得
られる、分子末端又は分子中で分岐してロジン骨格が導
入された常温で液状のポリオールなどが用いられる。
【0019】上記結晶性、非晶性ポリオールは、単独で
用いられてもよく、二種以上が併用されてもよい。結晶
性と非晶性ポリオールとが併用される場合は、非晶性の
ポリオールの割合は50重量%以上であることが好まし
い。
【0020】上記非晶性のポリオール化合物のガラス転
移温度(Tg)は、−30〜50℃が好ましく、より好
ましくは−20〜30℃である。Tgが、−30℃より
低くなると硬化物に十分な硬さが得られ難くなり、50
℃を超えると塗布後の接着性が低下するおそれがある。
【0021】上記ジイソシアネート化合物としては、例
えば、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジ
イソシアネート等の液状変性物の他、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、シクロ
ヘキサンフェニレンジイソシアネート、ナフタレン−
1,5−ジイソシアネートなどが挙げられる。中でも、
蒸気圧、取扱い易さ等の点から、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート及びその変性物が好ましい。
【0022】上記湿気硬化型ホットメルト接着剤は、硬
化物が表面硬度を有するウレタンプレポリマーを主成分
とするが、硬化物の硬さに悪影響を及ぼさない範囲で、
さらに他のウレタンプレポリマー、熱可塑性エラストマ
ー、粘着付与樹脂、可塑剤、触媒、充填剤、染料、顔料
等が添加されてもよい。
【0023】上記湿気硬化型ホットメルト接着剤の硬化
物の表面硬度は、鉛筆硬度H以上であることが好まし
い。上記鉛筆硬度は、JIS K 5400に準じて測
定される値であり、鉛筆硬度がH未満では、転写シート
の厚みが薄い場合、化粧シート被覆材に引っかき傷等が
つき易くなるので好ましくない。
【0024】上記硬化物の表面硬度を鉛筆硬度Hとする
ためには、上記結晶性ポリオールと非晶性ポリオールと
を120℃に加熱溶融、混練し、それとジイソシアネー
ト化合物とを反応させて得られるジイソシアネートプレ
ポリマーを用いることが好ましい。この場合、NCO/
OHのモル比は、1.2〜3が好ましく、より好ましく
は1.5〜2.5である。
【0025】以下、本発明の化粧シート被覆材の製造方
法について説明する。まず、化粧シートが、例えばロー
ル状物から供給され、該化粧シートの片面(転写シート
の絵柄層側)に、上記湿気硬化型ホットメルト接着剤が
塗布される。上記接着剤の塗布は、ギヤポンプ式アプリ
ケーター、プランジャー式アプリケーター等で接着剤を
加熱溶融した後、ナイフコーター、ロールコーター、ス
プレー等を使用して行われる。
【0026】上記ホットメルト接着剤の加熱溶融温度
は、低くなると接着強度が低下することがあり、高くな
ると化粧シートの熱変形を起こしたり、接着剤の熱安定
性が低下するおそれがあるため、60〜100℃が好ま
しい。
【0027】また、上記ホットメルト接着剤の塗布厚み
は、薄くなると接着性が低下することがあり、厚くなる
とコストの上昇を招くので、10〜100μmが好まし
く、より好ましくは30〜70μmである。
【0028】次いで、湿気硬化型ホットメルト接着剤が
塗布された化粧シートを、芯材の表面に沿って被覆しロ
ールプレスで圧着して接着することにより、化粧シート
被覆材が得られる。圧着する際の圧力は、0.1〜10
kg/cm(線圧)が好ましい。この圧着は、十分な接
着性を得るために、化粧シートに上記ホットメルト接着
剤を塗布後60秒以内に行うことが好ましい。
【0029】尚、上記ホットメルト接着剤の塗布工程に
は、部分的に加熱したり、冷却したりする装置が含まれ
ていてもよい。
【0030】本発明で用いられる化粧シート被覆材は接
着性が良好であり、発泡や塗りむら等による外観不良を
起こすことはない。さらに、湿気硬化型ホットメルト接
着剤は、湿気硬化後は鉛筆硬度H以上の表面硬度を有す
るので、ひっかき傷等の外観不良も起こらず、優れた化
粧シート被覆材を提供する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に実施例を掲げて本発明を更
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
【0032】湿気硬化型ホットメルト接着剤(A)の調
ジカルボン酸としてセバシン酸303重量部に、ジオー
ルとして1,6−ヘキサンジオール177重量部を加え
て混合し、触媒としてテトラブトキシチタン0.25重
量部を加え、窒素雰囲気下で200℃に昇温して1時間
エステル化反応を行った後、さらに240℃まで昇温し
て、1mmHg以下の減圧下で1時間重縮合反応を行
い、常温で乳白色固形の結晶性ポリエステルポリオール
(水酸基価:30)を得た。同様にして、アジピン酸
30重量部及びイソフタル酸134重量部(モル比2
0:80)に、ジオールとしてエチレングリコール10
重量部及びネオペンチルグリコール80重量部(モル比
20:80)を加えて、エステル化反応及び重縮合反応
を行い、非晶性ポリエステルポリオール(水酸基価:
55、Tg:15℃)を得た。
【0033】上記結晶性ポリエステルポリオール40
0重量部と非晶性ポリエステルポリオール600重量
部とを、120℃で加熱下で溶融混練し、1mmHg以
下に減圧し脱水した。次いで、反応系を100℃に温度
調節した後、窒素雰囲気下でジフェニルメタンジイソシ
アネート(2,4−MDI)(ダウ化学社製「Ison
ate50−OP」)202重量部を添加して3時間反
応させ、常温で微結晶性固体状のウレタンプレポリマー
からなる湿気硬化型ホットメルト接着剤を得た。尚、上
記MDIのイソシアネート基とポリオールの水酸基との
等量比〔NCO〕/〔OH〕は2.0であった。
【0034】湿気硬化型ホットメルト接着剤(B)の調
常温で結晶固体であるポリエステルポリオール(Hul
s社製「ダイナコール7360」、水酸基価:30)
1,000重量部と塩素化パラフィン(エンパラK−4
5)100重量部とを120℃の加熱下で溶融混練した
後、1mmHg以下に減圧し脱水した。次いで、反応系
を100℃に温度調節した後、窒素雰囲気下でジフェニ
ルメタンジイソシアネート(MDI)(三菱化学社製
「Isonate125M」)134.4重量部を添加
して3時間反応させ、常温で結晶性固体状のウレタンプ
レポリマーからなる湿気硬化型ホットメルト接着剤を得
た。尚、上記MDIのイソシアネート基とポリオールの
水酸基との等量比〔NCO〕/〔OH〕は2.0であっ
た。
【0035】(実施例1、2)転写箔ラッピング用ラミ
ネーター(ナビタス社製)に、 mm厚、1000m
m幅の転写箔シート(塩化ビニル樹脂フィルム製転写台
紙上にアクリル系樹脂からなる離型剤層と金属箔からな
る絵柄層を積層したもの、クルツジャパン社製)を10
m/分の速度で供給し、表1に示した湿気硬化型ホトメ
ルト接着剤を90℃に加熱溶融して、ナイフコーターで
50μmの厚みとなるように塗布した後、直ちにMDF
(4mm厚×950mm幅×1800mm長)の表面に
貼合わせ、圧着ロールで圧着した。塗布から圧着が完了
するまでの時間は約12秒であった。次いで、転写台紙
を剥離して化粧シート被覆材サンプルを得た。尚、溶融
タンクの温度を90℃、ナイフコーターの温度を100
℃、バックアプロールの温度を30℃にそれぞれ設定し
た。
【0036】(比較例1、2)表1に示した湿気硬化型
ホトメルト接着剤を120℃に加熱溶融したこと以外
は、実施例1と同様にして化粧シート被覆材サンプルを
得た。
【0037】(比較例3)転写箔シートに代えて0.1
6mm厚のポリオレフィンシートを使用したこと以外
は、実施例1と同様にして化粧シート被覆材サンプルを
得た。
【0038】上記実施例及び比較例で得られた接着直後
の化粧シート被覆材サンプル、及び、20℃、相対湿度
60%で72時間養生した化粧シート被覆材サンプルに
つき、下記項目の性能評価を行い、その結果を表1に示
した。 (1)接着剤の塗布性 ナイフコーターにより湿気硬化型ホトメルト接着剤を塗
布する際に、塗りむらなく均一な厚みに塗布できるかを
目視により評価した。 (2)外観 接着直後の化粧シート被覆材サンプル表面の膨れや剥が
れの有無を目視により評価した。 (3)絵柄層の密着性 接着直後の絵柄層表面に粘着テープを貼り合わせて直ち
に剥離し、芯材と絵柄層との間で剥離が生じるかどうか
を調べた。 (4)耐温水性 養生後の化粧シート被覆材サンプルを70℃の温水中に
2時間浸漬後、70℃の乾燥機内で20時間乾燥し、膨
れや剥がれの有無を目視により評価した。 (5)接着剤の表面硬度 離型シートに接着剤を塗布して芯材と貼り合わせた後離
型シートを剥離し、接着剤層が表面となるサンプルを作
製した。このサンプルを、20℃、相対湿度60%で7
2時間養生した後、JIS K 5400に準じて表面
硬度を測定した。 (6)表面硬度 養生後の化粧シート被覆材サンプルの表面硬度を、JI
S K 5400に準じて測定した。
【0039】
【表1】
【0040】上記結果から分かるように、実施例1及び
2では塗りむらによって転写箔シートにしわが発生せ
ず、接着直後から十分な性能を有する化粧シート被覆材
を得ることができる。さらに、硬化物の表面硬度が鉛筆
硬度H以上を示す接着剤を用いることにより、化粧シー
ト被覆材の表面硬度もH以上を示す結果、引っかき傷等
の外観不良のない化粧シート被覆材を製造することがで
きる。
【0041】
【発明の効果】本発明の化粧シート被覆材の製造方法
は、上述の構成であり、化粧シートとして広幅の転写シ
ートを使用し、加熱溶融した湿気硬化型ホットメルト接
着剤を塗布しても、転写シートの変形による塗布むらが
発生せず、常温での硬化速度が速く、しかも初期の接着
強度が優れるため、生産ラインの高速化が可能となり、
極めて短時間で簡単に外観の良好な化粧シート被覆材を
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】転写シートの一例を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 転写台紙 2 離型剤層 3 絵柄層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材上に化粧シートを貼り合わせた化粧
    シート被覆材を製造する方法において、該化粧シートと
    して転写シートを使用し、該転写シートの片面に湿気硬
    化型ホットメルト接着剤を100℃以下の温度で塗布
    後、直ちに該湿気硬化型ホットメルト接着剤の塗布面と
    芯材とをロールプレスにて接着することを特徴とする化
    粧シート被覆材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記湿気硬化型ホットメルト接着剤を6
    0〜100℃に加熱溶融させた状態で転写シート片面に
    10〜100μmの厚みで塗布し、塗布後60秒以内に
    転写シートと芯材とを貼り合わせることを特徴とする請
    求項1記載の化粧シート被覆材の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006160921A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Toyo Polymer Co Ltd ウレタン樹脂組成物
JP2009019211A (ja) * 2001-07-10 2009-01-29 Henkel Ag & Co Kgaa 1成分系の接着剤又は封止剤
US9637667B2 (en) 2001-10-13 2017-05-02 Henkel Ag & Co. Kgaa Reactive polyurethane compositions with a low residual monomer content

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