JP2000210772A - スパッタ―避け - Google Patents

スパッタ―避け

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JP2000210772A
JP2000210772A JP11015337A JP1533799A JP2000210772A JP 2000210772 A JP2000210772 A JP 2000210772A JP 11015337 A JP11015337 A JP 11015337A JP 1533799 A JP1533799 A JP 1533799A JP 2000210772 A JP2000210772 A JP 2000210772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spatter
plate
protector
blade plate
brace
Prior art date
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Pending
Application number
JP11015337A
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English (en)
Inventor
Noboru Teruuchi
昇 照内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】羽子板形ブレースボルトを構成するブレース軸
と羽子板プレートとを溶接する際に、羽子板プレートに
接着してしまうおそれの少ないスパッター避けを提供す
る。 【解決手段】このスパッター避け7は、ブレース軸11
の端部からブレース軸11の長さ方向に延出した羽子板
プレート12の表面部分をその幅方向全体にわたって被
覆しうる大きさの平板状に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレハブ住宅等の
軸組補強材として用いられる羽子板形ブレースボルトを
工場にて製造する際、羽子板プレートの表面にスパッタ
ーが付着するのを防止するためのスパッター避けに関す
る。
【0002】
【従来の技術】鉄骨構造や木構造によるプレハブ住宅の
軸組補強材として、図2に示すような羽子板形ブレース
ボルト1が利用されている。
【0003】この羽子板形ブレースボルト1は、丸棒状
の鋼材からなるブレース軸11の両端に鋼板製の羽子板
プレート12が溶接されたものである。ブレース軸11
は、その中間部分が分割されてターンバックル13によ
り連結されている。羽子板プレート12はブレース軸1
1の両端からブレース軸11の長さ方向に延出するよう
に取り付けられ、その延出部分にはボルト孔14が形成
されて、この羽子板プレート12を柱や梁など他の構造
部材にボルト連結することができるようになっている。
また、該延出部分の表面には、部材を識別するための記
号や番号などが刻印されることもある。
【0004】このような羽子板形ブレースボルト1を工
場にて製造する際、従来より、図3に示すような製造装
置2が使用されている。
【0005】この製造装置2は、チェーンコンベア31
によってブレース軸11を横送りする搬送装置3と、搬
送される各ブレース軸11の両端に羽子板プレート12
をセットする羽子板プレート供給装置4と、セットされ
たブレース軸11と羽子板プレート12との接触部分を
溶接する溶接装置5とから構成される。
【0006】羽子板プレート供給装置4は搬送装置3の
両側に設けられ、ここに羽子板プレート12が縦積み状
態でストックされる。羽子板プレート12は、プッシャ
ー41により1枚ずつ押し出されて、各ブレース軸11
の両端の下側にそれぞれセットされる。
【0007】セットされたブレース軸11および羽子板
プレート12がそのままの姿勢で横送りされて溶接装置
5内に入ると、2本の溶接棒51が、ブレース軸11と
羽子板プレート12との接触部分に向かって両側から斜
めに進出し、該接触部分を電気アーク溶接によって固着
する。
【0008】このとき、溶接棒51の先端からはスラグ
や金属粒小片がスパッターとなって飛散する。そこで、
このスパッターが羽子板プレート12の表面に付着する
のを防ぐため、図4に示すように、溶接棒51の進出と
同時に直方体状のスパッター避け6が上方から下降して
羽子板プレート12の表面に当接し、羽子板プレート1
2の刻印部分やボルト孔14を被覆するようになってい
る。溶接が完了すると、スパッター避け6は再び上昇し
て羽子板プレート12から離れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような直方体状のスパッター避け6によれば、羽子板プ
レート12の表面に対する被覆面積が小さく、また溶接
棒51の先端がスパッター避け6に向かって近接してい
るために、溶接時に飛散するスパッターがスパッター避
け6およびその周囲に露出した羽子板プレート12の表
面に多量に付着してしまう。さらに、スパッター避け6
が直方体状であるため、その側面部分に向かって飛散し
たスパッターがスパッター避け6の側面に沿って落下
し、羽子板プレート12の表面付近に溜まってしまうこ
ととなる。すると、付着したスパッターによってスパッ
ター避け6と羽子板プレート12とが接着され、スパッ
ター避け6が上昇するときに羽子板プレート12を持ち
上げてしまうというトラブルが発生する。
【0010】そのため、溶接作業を数十本行うたびにス
パッター避け6に付着したスパッターを除去しなければ
ならないが、この作業も容易ではなく、場合によっては
高温のスパッターを手作業で除去する必要がある。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、溶接時にスパッター避けと羽子板プレートと
が接着されるというトラブルの発生を低減しうる新規な
スパッター避けを提供することにより、羽子板形ブレー
スボルトの生産性を向上せしめることを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のスパッター避け
は、羽子板形ブレースボルトを構成するブレース軸と羽
子板プレートとを溶接する際に羽子板プレートの表面を
被覆するスパッター避けであって、ブレース軸の端部か
らブレース軸の長さ方向に延出した羽子板プレートの表
面をその幅方向全体にわたって被覆しうる大きさの平板
状に形成されたことを特徴としている。
【0013】そのため、羽子板プレートの表面に対する
被覆面積が大きくなるとともに、スパッター避けの上面
に飛散したスパッターが落下して羽子板プレートの表面
付近に溜まるようなことがないので、スパッター避けと
羽子板プレートとがスパッターによって接着されてしま
うというトラブルが低減する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。
【0015】羽子板形ブレースボルトの製造装置の全体
的な構成は、前記図3に示した製造装置2と同様であ
る。ブレース軸11の両端の下側に羽子板プレート12
がセットされた状態で溶接装置5内に送り込まれ、溶接
棒51が進出してブレース軸11と羽子板プレート12
との接触部分を溶接するが、ここで図1に示すようなス
パッター避け7が羽子板プレート12の表面を被覆する
ようになっている。
【0016】このスパッター避け7は、平板状に形成さ
れた鉄板または銅板からなるもので、その大きさは、ブ
レース軸11の端部からブレース軸11の長さ方向に延
出した羽子板プレート12の表面をその幅方向全体にわ
たって被覆しうる大きさに形成されている。
【0017】このスパッター避け7は、搬送装置3上を
横送りされる羽子板形ブレースボルト1に接触しないよ
うにして溶接装置5内に固定された基台部71に丁番7
2を介して取り付けられ、上下方向に回動しうるように
なっている。
【0018】そのため、羽子板プレート12がブレース
軸11とともに溶接装置5内に送り込まれると、この羽
子板プレート12がスパッター避け7を持ち上げるよう
にしてスパッター避け7の下側に潜り込み、スパッター
避け7が羽子板プレート12の表面を被覆する。ブレー
ス軸11と羽子板プレート12との溶接が完了すると、
羽子板プレート12はスパッター避け7の下側から滑り
出るようにして搬送されてゆく。
【0019】このように構成された本発明のスパッター
避け7によれば、羽子板プレート12の表面を、その幅
方向全体にわたる大きな面積で被覆することができるの
で、羽子板プレート12の表面に付着するスパッターの
量を少なくすることができる。さらに、スパッター避け
7が平板状に形成されているため、スパッター避け7の
上面に飛散したスパッターはそのままスパッター避け7
の上面にとどまることとなり、従来のようにスパッター
が落下して羽子板プレート12の表面付近に溜まるよう
なことがない。したがって、溶接時のスパッターによっ
てスパッター避け7と羽子板プレート12とが接着され
てしまうというトラブルの発生を大幅に低減させること
ができる。
【0020】なお、前記スパッター避け7における羽子
板プレート12の送り込み側の縁部に、羽子板プレート
12がスパッター避け7の下側に潜り込むのを円滑に案
内しうるような湾曲部を形成してもよい。
【0021】ただし、このスパッター避け7は、溶接時
に羽子板プレート12の表面を前記のように被覆しうる
ものであれば特にその保持構造は限定されないので、前
記したような丁番72によるもの以外にも、例えば可動
式のアームによって保持されるもの、案内レールにより
スライドするように保持されるものなどであってもよ
い。
【0022】
【発明の効果】本発明のスパッター避けは、ブレース軸
の端部からブレース軸の長さ方向に延出した羽子板プレ
ートの表面をその幅方向全体にわたって被覆しうる大き
さの平板状に形成されているので、羽子板プレートの表
面に対する被覆面積が大きくなることに加え、スパッタ
ー避けの上面に飛散したスパッターが落下して羽子板プ
レートの表面付近に溜まるようなことがなく、スパッタ
ー避けと羽子板プレートとがスパッターによって接着さ
れてしまうというトラブルを低減させることができる。
【0023】その結果、羽子板形ブレースボルトの生産
性を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパッター避けの実施の形態を示す斜
視図である。
【図2】羽子板形ブレースボルトの形態を示す斜視図で
ある。
【図3】羽子板形ブレースボルトの製造装置の概略構成
を示す説明図である。
【図4】従来のスパッター避けの形態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 羽子板形ブレースボルト 11 ブレース軸 12 羽子板プレート 7 スパッター避け

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽子板形ブレースボルトを構成するブレ
    ース軸と羽子板プレートとを溶接する際に羽子板プレー
    トの表面を被覆するスパッター避けであって、ブレース
    軸の端部からブレース軸の長さ方向に延出した羽子板プ
    レートの表面をその幅方向全体にわたって被覆しうる大
    きさの平板状に形成されたことを特徴とするスパッター
    避け。
JP11015337A 1999-01-25 1999-01-25 スパッタ―避け Pending JP2000210772A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11015337A JP2000210772A (ja) 1999-01-25 1999-01-25 スパッタ―避け

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11015337A JP2000210772A (ja) 1999-01-25 1999-01-25 スパッタ―避け

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JP11015337A Pending JP2000210772A (ja) 1999-01-25 1999-01-25 スパッタ―避け

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019049828A (ja) * 2017-09-08 2019-03-28 フルサト工業株式会社 生産方法及び生産システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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