JP2000210267A - 画像表示方法、画像表示装置およびmri装置 - Google Patents

画像表示方法、画像表示装置およびmri装置

Info

Publication number
JP2000210267A
JP2000210267A JP11016333A JP1633399A JP2000210267A JP 2000210267 A JP2000210267 A JP 2000210267A JP 11016333 A JP11016333 A JP 11016333A JP 1633399 A JP1633399 A JP 1633399A JP 2000210267 A JP2000210267 A JP 2000210267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
dimensional
displayed
subject
dimensional data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11016333A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Tsukamoto
鉄二 塚元
Kumo Chin
雲 沈
Kouyo Ba
向陽 馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Healthcare Japan Corp
Original Assignee
GE Yokogawa Medical System Ltd
Yokogawa Medical Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Yokogawa Medical System Ltd, Yokogawa Medical Systems Ltd filed Critical GE Yokogawa Medical System Ltd
Priority to JP11016333A priority Critical patent/JP2000210267A/ja
Publication of JP2000210267A publication Critical patent/JP2000210267A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 対象物の内部に挿入した挿入物の現位置を高
画質の断層像上にリアルタイムで表示する。 【解決手段】 撮像シーケンスIS’を実行し、異なる
スライス面で被検者を撮像し、マルチスライスのMRイ
メージ(又はMRボリュームデータ)を生成し、記憶装
置5に記憶しておく。被検者体内に穿刺針を挿入しなが
ら、穿刺針の先端部(のチップコイル)の3次元位置を
チップコイル位置検出シーケンスTSでリアルタイムに
検出し、検出した3次元位置に対応するMRイメージを
記憶装置5内のMRイメージの中から選択して(又は3
次元位置に対応するMRイメージをMRボリュームデー
タに基づいて生成して)表示し、当該MRイメージ内に
穿刺針の先端部の現位置をマーク表示する。また、定期
的に位置確認用シーケンスIS”を実行して被検者の体
動を監視し、体動による位置ずれがあれば表示中のMR
イメージを補正するか又はMRイメージを撮像し直す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示方法、画
像表示装置およびMRI(Magbetic Resonance Imagin
g)装置に関し、さらに詳しくは、対象物の内部に挿入
した挿入物の現位置を高画質の断層像上にリアルタイム
で表示することができる画像表示方法、画像表示装置お
よびMRI装置に関する。特に、被検者の体内に挿入し
た穿刺針やカテーテルの先端部位置をMRイメージ上に
表示するのに有用である。
【0002】
【従来の技術】図11は、MRイメージ上に、被検者の
体内に挿入された穿刺針の先端部位置をマーク表示する
穿刺針トラッキング処理を示すフロー図である。図12
は、図11の穿刺針トラッキング処理を行ったときのシ
ーケンス,処理内容,表示画面の遷移を示すタイムチャ
ートである。ステップU1では、MRI装置により、被
検者をGRE(GRadient Echo)法で撮像し、スキャン
データを収集する。図12の撮像シーケンスISの時間
τiは、例えば6秒程度である。ステップU2では、収
集したスキャンデータを用いて画像再構成(reconstruc
tion)処理を行い、MRイメージを生成し、表示装置の
画面に表示する。ステップU3では、穿刺針の先端部に
取り付けられたチップコイルの3次元位置(穿刺針の先
端部の3次元位置)を検出するためのチップコイル位置
検出シーケンスTSを実行し、穿刺針の先端部の3次元
位置を求める。3次元位置を求めるための計算は高速に
行えるので、図12のチップコイル位置検出シーケンス
TSの時間τtは、0.1秒以下(例えば0.06秒)
で済む。ステップU4では、図13に示すように、画面
のMRイメージG1上に穿刺針の先端部の現位置を示す
穿刺針位置マークMを表示する。図中、P1は、病変部
位である。一般に、6秒程度の短時間の撮像シーケンス
ISでは、MRイメージG1の画質は比較的低い。ステ
ップU5では、前回の撮像シーケンスISの終了から、
断層像を表示更新するために被検者を撮像し直す被検者
撮像用経過時間(例えば10秒)が経過したか否か判定
する。被検者撮像用経過時間が経過したらステップU6
に進み、経過していなければ上記ステップU3に戻る。
ステップU6では、穿刺針の先端部の最新の3次元位置
に対応したスライス面を撮像面として指定する。その
後、上記ステップU1に戻る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のMRI装置
にかかる穿刺針トラッキング処理では、長時間(例えば
10秒程度)の撮像シーケンスISを採用すれば、MR
イメージG1(図13参照)の画質が向上する代りに、
穿刺針位置マークMの表示更新が中断される時間が長く
なるので、穿刺針のトラッキングのリアルタイム性が悪
化する問題点がある。一方、短時間(例えば1〜5秒程
度)の撮像シーケンスISを採用すれば、穿刺針のトラ
ッキングのリアルタイム性が向上する代りに、MRイメ
ージG1の画質が低下する問題点がある。そこで、本発
明の目的は、対象物の内部に挿入した挿入物の現位置を
高画質の断層像上にリアルタイムで表示することができ
る画像表示方法、画像表示装置およびMRI装置を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、対象物の3次元データを記憶しておき、前記対象物
の内部に挿入された挿入物の3次元位置をリアルタイム
に検出し、前記挿入物の3次元位置に対応する断層像を
前記3次元データに基づいて生成して表示し、その表示
した断層像内に前記挿入物の現位置をマーク表示するこ
とを特徴とする画像表示方法を提供する。上記構成にお
いて、前記挿入物を挿入中に前記対象物を撮像して当該
対象物の動きを監視し、動きがあれば当該動きに応じて
表示中の断層像を補正するか又は断層像を撮像し直すこ
とが好ましい。上記第1の観点による画像表示方法で
は、挿入物の挿入中に対象物を撮像しなくても、予め記
憶した3次元データに基づいて、断層像を挿入状況に合
せて表示更新することが出来る。すなわち、挿入物を挿
入する経路に相当する部分の各スライス面について十分
に高画質の断層像を生成し得る高精細の3次元データを
予め記憶しておくことで、挿入物の3次元位置に対応し
た高画質の断層像を容易に表示すると共に、当該断層像
上に挿入物の現位置を示すマークをリアルタイムで表示
することが出来る。なお、前記対象物の動きを監視し
て、当該対象物の動きに応じて表示中の断層像を補正す
るか又は断層像を撮像し直した場合には、挿入中に対象
物が動いてしまった場合でも、対象物の実際の断面に近
い断面像を容易に表示することが出来る。
【0005】第2の観点では、本発明は、対象物の3次
元データを記憶する3次元データ記憶手段と、前記対象
物の内部に挿入された挿入物の3次元位置をリアルタイ
ムに検出する挿入位置検出手段と、前記3次元位置に対
応する断層像を前記3次元データに基づいて生成して表
示する断層像表示手段と、表示した断層像内に前記挿入
物の現位置をマーク表示するマーク表示手段とを具備し
たことを特徴とする画像表示装置を提供する。上記第2
の観点による画像表示装置では、上記第1の観点による
画像表示方法を好適に実施でき、挿入状況に対応した高
画質の断層像を容易に表示すると共に、当該断層像上に
挿入物の現位置を示すマークをリアルタイムで表示する
ことが出来る。
【0006】第3の観点では、本発明は、上記構成の画
像表示装置において、前記3次元データは、異なるスラ
イス面で前記対象物を撮像した複数の断層像または前記
対象物のボリュームデータであり、前記断層像表示手段
は、検出した3次元位置に対応する断層像を前記記憶し
た断層像の中から選択して表示するか又は前記ボリュー
ムデータに基づいて生成して表示することを特徴とする
画像表示装置を提供する。上記第3の観点による画像表
示装置では、異なるスライス面で対象物を撮像した複数
の断層像を3次元データとして用いることで、断層像表
示手段は、検出した3次元位置に対応する断層像を予め
記憶した断層像の中から選択するだけで、挿入状況に対
応した断層像を表示することが出来る。または、対象物
のボリュームデータを3次元データとして用いること
で、断層像表示手段は、任意のスライス面に対応する断
層像を生成できるから、検出した3次元位置に正確に対
応する断層像を容易に表示することが出来る。
【0007】第4の観点では、本発明は、上記構成の画
像表示装置において、前記対象物を撮像して当該対象物
の動きを監視する動き監視手段と、動きがあれば当該動
きに応じて表示中の断層像を補正するか又は断層像を撮
像し直す制御手段とを具備したことを特徴とする画像表
示装置を提供する。上記第4の観点による画像表示装置
では、対象物の動きに応じて表示中の断層像を補正する
か又は断層像を撮像し直すので、挿入中に対象物が動い
てしまった場合でも、対象物の実際の断面に近い断面像
を容易に表示することが出来る。
【0008】第5の観点では、本発明は、被検者の3次
元データを記憶する3次元データ記憶手段と、前記被検
者の体内に挿入された針状体の先端部3次元位置をリア
ルタイムに検出する挿入位置検出手段と、前記先端部3
次元位置に対応するMRイメージを前記3次元データに
基づいて生成して表示するMRイメージ表示手段と、表
示されたMRイメージ内に前記針状体の先端部現位置を
マーク表示するマーク表示手段とを具備したことを特徴
とするMRI装置を提供する。上記構成において、針状
体には、カテーテルの如き管状体を含む。上記第5の観
点によるMRI装置では、針状体の挿入中に被検者を撮
像しなくても、予め記憶した3次元データに基づいて、
MRイメージを挿入状況に合せて表示更新することが出
来る。すなわち、針状体を挿入する経路に相当する部分
の各スライス面について十分に高画質のMRイメージを
生成し得る高精細の3次元データを予め記憶しておくこ
とで、針状体の3次元位置に対応した高画質のMRイメ
ージを容易に表示すると共に、当該MRイメージ上に針
状体の現位置を示すマークをリアルタイムで表示するこ
とが出来る。
【0009】第6の観点では、本発明は、上記構成のM
RI装置において、前記3次元データは、異なるスライ
ス面で前記被検者を撮像した複数のMRイメージまたは
前記被検者のMRボリュームデータであり、前記MRイ
メージ表示手段は、検出した先端部3次元位置に対応す
るMRイメージを前記記憶したMRイメージの中から選
択して表示するか又は前記MRボリュームデータに基づ
いて生成して表示することを特徴とするMRI装置を提
供する。第6の観点によるMRI装置では、異なるスラ
イス面で被検者を撮像した複数のMRイメージを3次元
データとして用いることで、MRイメージ表示手段は、
検出した先端部3次元位置に対応するMRイメージを予
め記憶したMRイメージの中から選択するだけで、挿入
状況に対応したMRイメージを表示することが出来る。
または、被検者のMRボリュームデータを3次元データ
として用いることで、MRイメージ表示手段は、任意の
スライス面に対応するMRイメージを生成できるから、
検出した先端部3次元位置に正確に対応するMRイメー
ジを容易に表示することが出来る。
【0010】第7の観点では、本発明は、上記構成のM
RI装置において、前記被検者を撮像して体動の有無を
監視する体動監視手段と、前記体動があれば当該体動に
応じて表示中のMRイメージを補正するか又はMRイメ
ージを撮像し直す制御手段とを具備したことを特徴とす
るMRI装置を提供する。上記第7の観点によるMRI
装置では、被検者の体動に応じて表示中のMRイメージ
を補正するか又はMRイメージを撮像し直すので、針状
体の挿入中に被検者が動いてしまった場合でも、被検者
の実際の断面に近いMRイメージを容易に表示すること
が出来る。
【0011】第8の観点では、本発明は、上記構成のM
RI装置において、前記針状体の挿入方向を検出する挿
入方向検出手段と、検出した挿入方向を表示する挿入方
向表示手段とを具備したことを特徴とするMRI装置を
提供する。上記第8の観点によるMRI装置では、挿入
を行う作業者(医師や技師)が、体内での針状体の挿入
方向を容易に把握することができ、臨床上の有用性が高
い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図に示す本発明の実施の形
態により本発明をさらに詳しく説明する。なお、これに
より本発明が限定されるものではない。
【0013】−第1の実施形態− 図1は、本発明の第1の実施形態にかかるMRI装置を
示すブロック図である。このMRI装置100は、撮像
装置1と、穿刺針2と、処理装置4と、記憶装置5と、
表示装置6と、入力装置7とを具備している。前記撮像
装置1は、被検者Kをスキャンし、得られたスキャンデ
ータを処理装置4に渡す。前記穿刺針2は、生検(biop
hy;ハ゛イオフ゜シー)や薬液投与を行うために、被検者Kの体
内に挿入される。前記穿刺針2の先端部には、体内での
3次元位置を検出するためのチップコイル3が取り付け
られている。前記穿刺針2の直径φは、例えば1mm程
度である。前記処理装置4は、前記撮像装置1からスキ
ャンデータを取得するデータ取得部4aと、前記スキャ
ンデータを用いて画像再構成処理を行いMRイメージを
生成する画像再構成部4bと、前記チップコイル3(穿
刺針2の先端部)の3次元位置を検出するチップコイル
位置検出部4cと、記憶したMRイメージの中から表示
するMRイメージを選択するMRイメージ選択部4d
と、MRイメージ上に穿刺針2の先端部の現位置を示す
穿刺針位置マークを表示するマーク表示部4eとを含ん
でいる。前記記憶装置5は、前記MRイメージを記憶す
る。前記表示装置6は、前記MRイメージや各種の情報
を表示する。前記入力装置7は、操作者が入力する情報
を受け付ける。
【0014】図2は、MRイメージ上に、被検者Kの体
内に挿入された穿刺針2の先端部位置をマーク表示する
穿刺針トラッキング処理を示すフロー図である。図3
は、図2の穿刺針トラッキング処理を行ったときのシー
ケンス,処理内容,表示画面の遷移を示すタイムチャー
トである。なお、穿刺は、例えば生検(biophy;ハ゛イオフ゜
シー)や薬液投与を行うために行われる。ステップS1で
は、穿刺針2を穿刺する経路に相当する範囲内につい
て、高画質すなわち高SNR,高空間分解能,高コント
ラストのマルチスライスイメージ(又は高精細のMRボ
リュームデータ)を得られる撮像法で被検者Kをスキャ
ンし、スキャンデータを収集する。撮像法としてFSE
(Fast Spin Echo)法を採用した場合、図3の撮像シー
ケンスIS’の時間τi’は、例えば2〜4分程度であ
る。ステップS2では、前記スキャンデータを用いて画
像再構成処理を行い、各スライス面についてのMRイメ
ージ(又はMRボリュームデータ)を生成し、記憶装置
5に記憶する。
【0015】ステップS3では、チップコイル位置検出
シーケンスTSを実行し、チップコイル3の3次元位置
を求める。3次元位置を求めるための計算は高速に行え
るので、図3のチップコイル位置検出シーケンスTSの
時間τtは、0.1秒以下(例えば0.06秒)で済
む。ステップS4では、チップコイル3の3次元位置を
通るスライス面を求める。
【0016】ステップS5では、上記ステップS4によ
るスライス面の算出が1回目か否か判定する。スライス
面の算出が1回目であればステップS7に進み、1回目
でなければ(2回目以降であれば)ステップS6に進
む。ステップS6では、上記ステップS4で求めたスラ
イス面が前回と異なるか否か判定する。スライス面が前
回と異なるならばステップS7に進み、スライス面が前
回と同じであればステップS8に進む。ステップS7で
は、上記ステップS4で求めたスライス面に対応するM
Rイメージを記憶装置5に記憶したMRイメージの中か
ら選択して(又は求めたスライス面に対応するMRイメ
ージをMRボリュームデータに基づいて生成して)、当
該MRイメージを取り出し、表示する。上記ステップS
1で長時間の撮像シーケンスIS’が採用されているた
め、MRイメージの画質は十分に高い。ステップS8で
は、チップコイル3の最新の3次元位置に基づいて、図
4に示すように、画面のMRイメージG上に、穿刺針2
の先端部の位置を示す穿刺針位置マークMを表示する。
図中、Pは、病変部位である。その後、上記ステップS
3に戻る。その後、上記ステップS3に戻る。
【0017】以上のMRI装置100によれば、チップ
コイル3の3次元位置すなわち穿刺針2の先端部の3次
元位置に対応するMRイメージを、記憶装置5に記憶し
たMRイメージの中から選択して(又は前記先端部3次
元位置に対応するMRイメージをMRボリュームデータ
に基づいて生成して)表示するので、挿入中に被検者K
を撮像しなくても、予め記憶した高画質のMRイメージ
を穿刺針2の挿入状況に合せて表示更新することが出来
る。
【0018】−第2の実施形態− 図5は、本発明の第2の実施形態にかかるMRI装置を
示すブロック図である。このMRI装置200は、撮像
装置1と、穿刺針2と、処理装置24と、記憶装置5
と、表示装置6と、入力装置7とを具備している。前記
処理装置24は、撮像装置1からスキャンデータを取得
するデータ取得部4aと、前記スキャンデータを用いて
画像再構成処理を行いMRイメージを生成する画像再構
成部4bと、チップコイル3(穿刺針2の先端部)の3
次元位置を検出するチップコイル位置検出部4cと、記
憶したMRイメージの中から表示するMRイメージを選
択するMRイメージ選択部4dと、MRイメージ上に穿
刺針2の先端部の現位置を示す穿刺針位置マークを表示
するマーク表示部4eと、被検者Kの体動を検出する体
動検出部24fと、表示しているMRイメージを体動に
よる位置ずれ(回転,並進シフト)に応じて補正するM
Rイメージ補正部24gとを含んでいる。
【0019】図6は、MRイメージ上に、被検者Kの体
内に挿入された穿刺針の先端部位置をマーク表示する穿
刺針トラッキング処理を示すフロー図である。図7は、
図6の穿刺針トラッキング処理を行ったときのシーケン
ス,処理内容,表示画面の遷移を示すタイムチャートで
ある。ステップS1〜S8は、図2のステップS1〜S
8と同じ処理である。ステップT9では、前回の位置確
認用シーケンスIS”の終了から(前回のIS”の実行
がなければ初回のチップコイル位置検出シーケンスTS
から)、被検者Kの体動を監視するための体動監視用経
過時間(例えば10秒)が経過したか否か判定する。体
動監視用経過時間が経過したらステップT10に進み、
経過していなければ上記ステップS3に戻る。ステップ
T10では、被検者Kの体動による位置ずれを確認する
ための位置確認用シーケンスIS”を実行して、高速撮
像法で被検者を撮像する。図3の位置確認用シーケンス
IS”の時間τi”は、例えば0.04秒程度である。
ステップT11では、上記ステップT10の撮像結果に
基づいて体動による位置ずれがあるか否かを判定する。
体動による位置ずれがあればステップT12に進む、位
置ずれがなければ上記ステップS3に戻る。前記判定
は、上記ステップT10で得たデータに画像再構成処理
を施して生成したMRイメージを画面に表示中のMRイ
メージと比較することで行ってもよいし、上記ステップ
T10で取得したプロジェクションデータを前回の撮像
時に取得したプロジェクションデータと比較することで
行ってもよい。いずれの場合にも低分解能のデータ処理
で足るので、極めて短時間(例えば数10ミリ秒程度)
で判定を完了することが出来る。ステップT12では、
体動による位置ずれが回転または並進シフトであればス
テップT13に進み、回転または並進シフトのいずれで
もなければステップT14に進む。ステップT13で
は、表示しているMRイメージに位置補正を施す。例え
ば、図8に示すように、位置補正前のMRイメージG’
を、体動による位置ずれに相当する回転角θと並進シフ
ト量δの分だけ動かし、位置補正後のMRイメージGと
して表示する。その後、上記ステップS3に戻る。ステ
ップT14では、チップコイル3の最新の3次元位置を
通るスライス面で被検者を撮像し直してMRイメージを
生成し、画面上のMRイメージを表示更新する。その
後、上記ステップS3に戻る。その後、上記ステップS
3に戻る。
【0020】以上のMRI装置200によれば、被検者
Kの体動を監視し、体動による位置ずれが回転か又は並
進シフトの場合には表示中のMRイメージを補正し、そ
れ以外の位置ずれの場合にはMRイメージを撮像し直す
ので、穿刺中に被検者Kが動いてしまった場合でも、実
際の断面に近いMRイメージを容易に表示することが出
来る。
【0021】なお、上記実施形態を次のように変更して
もよい。 (1)図9に示すように、穿刺針2’の先端部と末端部
の両方にチップコイル3a,3bを取り付けることで、
挿入方向を特定可能となり、図10に示すように、MR
イメージG上に、穿刺針位置マークMに加えて、挿入方
向を示す挿入方向インジケータIを表示できるようにな
る。この場合には、穿刺作業者(医師や技師)が、体内
での針状体の挿入方向を容易に把握できる。 (2)穿刺針2に代えて、カテーテルを被検者Kの体内
に挿入する場合にも、上記と同様に本発明を適用するこ
とが出来る。この場合には、カテーテルの先端部にチッ
プコイルを取り付ける。
【0022】
【発明の効果】本発明の画像表示方法、画像表示装置お
よびMRI装置によれば、挿入物(例えば穿刺針やカテ
ーテル)の挿入中に表示される可能性のある断層像(例
えばMRイメージ)を生成し得る3次元データ(例えば
MRイメージやMRボリュームデータ)を予め記憶して
おくので、長い撮像時間をかけて高精細の3次元データ
を取得した場合でも、挿入物の現位置を示すマーク表示
をリアルタイムに更新することが可能となり、断層像の
画質と挿入物に対するトラッキング性能の両方を十分に
高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるMRI装置を
示すブロック図である。
【図2】図1のMRI装置による穿刺針トラッキング処
理を示すフロー図である。
【図3】図2の穿刺針トラッキング処理を実行したとき
のシーケンス,処理内容,表示画面の遷移を示すタイム
チャートである。
【図4】図1のMRI装置の穿刺針トラッキング処理に
より表示される画面を模式的に示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施形態にかかるMRI装置を
示すブロック図である。
【図6】図5のMRI装置による穿刺針トラッキング処
理を示すフロー図である。
【図7】図6の穿刺針トラッキング処理を実行したとき
のシーケンス,処理内容,表示画面の遷移を示すタイム
チャートである。
【図8】図7の穿刺針トラッキング処理を実行したとき
のシーケンス,処理内容,表示画面の遷移を示すタイム
チャートである。
【図9】先端部と末端部の両方にチップコイルを取り付
けた穿刺針を示す説明図である。
【図10】穿刺針の挿入方向が表示された画面を模式的
に示す説明図である。
【図11】従来のMRI装置による穿刺針トラッキング
処理を示すフロー図である。
【図12】図11の穿刺針トラッキング処理を実行した
ときのシーケンス,処理内容,表示画面の遷移を示すタ
イムチャートである。
【図13】図12の穿刺針トラッキング処理を実行した
ときに表示される画面を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
100,200 MRI装置 1 撮像装置 2,2’ 穿刺針 3,3a,3b チップコイル 4,24 処理装置 4a データ取得部 4b 画像再構成部 4c チップコイル位置検出部 4d MRイメージ選択部 4e マーク表示部 24f 体動検出部 24g MRイメージ補正部 5 記憶装置 6 表示装置 7 入力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬 向陽 東京都日野市旭ケ丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 2F063 AA04 BA30 BD01 GA01 4C096 AA01 AB02 AB12 AD06 BA15 BA18 DA04 DB03 DC18 DC36 DC38

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物の3次元データを記憶しておき、
    前記対象物の内部に挿入された挿入物の3次元位置をリ
    アルタイムに検出し、前記挿入物の3次元位置に対応す
    る断層像を前記3次元データに基づいて生成して表示
    し、その表示した断層像内に前記挿入物の現位置をマー
    ク表示することを特徴とする画像表示方法。
  2. 【請求項2】 対象物の3次元データを記憶する3次元
    データ記憶手段と、前記対象物の内部に挿入された挿入
    物の3次元位置をリアルタイムに検出する挿入位置検出
    手段と、前記3次元位置に対応する断層像を前記3次元
    データに基づいて生成して表示する断層像表示手段と、
    表示した断層像内に前記挿入物の現位置をマーク表示す
    るマーク表示手段とを具備したことを特徴とする画像表
    示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像表示装置におい
    て、 前記3次元データは、異なるスライス面で前記対象物を
    撮像した複数の断層像または前記対象物のボリュームデ
    ータであり、 前記断層像表示手段は、検出した3次元位置に対応する
    断層像を前記記憶した断層像の中から選択して表示する
    か又は前記ボリュームデータに基づいて生成して表示す
    ることを特徴とする画像表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の画像表
    示装置において、前記対象物を撮像して当該対象物の動
    きを監視する動き監視手段と、動きがあれば当該動きに
    応じて表示中の断層像を補正するか又は断層像を撮像し
    直す制御手段とを具備したことを特徴とする画像表示装
    置。
  5. 【請求項5】 被検者の3次元データを記憶する3次元
    データ記憶手段と、前記被検者の体内に挿入された針状
    体の先端部3次元位置をリアルタイムに検出する挿入位
    置検出手段と、前記先端部3次元位置に対応するMRイ
    メージを前記3次元データに基づいて生成して表示する
    MRイメージ表示手段と、表示されたMRイメージ内に
    前記針状体の先端部現位置をマーク表示するマーク表示
    手段とを具備したことを特徴とするMRI装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のMRI装置において、 前記3次元データは、異なるスライス面で前記被検者を
    撮像した複数のMRイメージまたは前記被検者のMRボ
    リュームデータであり、 前記MRイメージ表示手段は、検出した先端部3次元位
    置に対応するMRイメージを前記記憶したMRイメージ
    の中から選択して表示するか又は前記MRボリュームデ
    ータに基づいて生成して表示することを特徴とするMR
    I装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載のMRI
    装置において、前記被検者を撮像して体動の有無を監視
    する体動監視手段と、前記体動があれば当該体動に応じ
    て表示中のMRイメージを補正するか又はMRイメージ
    を撮像し直す制御手段とを具備したことを特徴とするM
    RI装置。
  8. 【請求項8】 請求項5から請求項7のいずれかに記載
    のMRI装置において、前記針状体の挿入方向を検出す
    る挿入方向検出手段と、検出した挿入方向を表示する挿
    入方向表示手段とを具備したことを特徴とするMRI装
    置。
JP11016333A 1999-01-25 1999-01-25 画像表示方法、画像表示装置およびmri装置 Pending JP2000210267A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11016333A JP2000210267A (ja) 1999-01-25 1999-01-25 画像表示方法、画像表示装置およびmri装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11016333A JP2000210267A (ja) 1999-01-25 1999-01-25 画像表示方法、画像表示装置およびmri装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000210267A true JP2000210267A (ja) 2000-08-02

Family

ID=11913519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11016333A Pending JP2000210267A (ja) 1999-01-25 1999-01-25 画像表示方法、画像表示装置およびmri装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000210267A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002022012A1 (fr) * 2000-09-11 2002-03-21 Hitachi Medical Corporation Systeme d'imagerie par resonance magnetique
WO2014110117A1 (en) * 2013-01-09 2014-07-17 Brigham And Women's Hospital, Inc. An active tracking system and method for mri

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002022012A1 (fr) * 2000-09-11 2002-03-21 Hitachi Medical Corporation Systeme d'imagerie par resonance magnetique
WO2014110117A1 (en) * 2013-01-09 2014-07-17 Brigham And Women's Hospital, Inc. An active tracking system and method for mri

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101596549B1 (ko) 검사 구역에서 공간적으로 분해된 자기 공명 완화 파라미터들의 신속한 결정을 위한 방법
US6370417B1 (en) Method for positioning a catheter in a vessel, and device for implementing the method
JP5248474B2 (ja) ターゲッティング方法、ターゲッティング装置、コンピュータ読取り可能な媒体、及びプログラムエレメント
US7251522B2 (en) X-ray image-assisted navigation using original, two-dimensional x-ray images
JP4130244B2 (ja) X線画像化方法
US6529766B1 (en) Method for displaying the tip of a medial instrument situated in the body of a patient
EP2499508B1 (en) Correcting artifacts caused by motion of a medical device and/or patient motion in magnetic resonance thermometry
JP2003024298A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
US20150335316A1 (en) Mri system for robotically assisted breast biopsy
CN103239253B (zh) 医用图像诊断装置
US20090303252A1 (en) Registration Of CT Image Onto Ultrasound Images
EP1913875A1 (en) Ultrasound system for fusing an ultrasound image and an external medical image
JP4835245B2 (ja) 循環器用画像診断装置
US8306605B2 (en) Tomographic system
JPWO2015045368A1 (ja) 画像処理装置、画像表示システム、撮影システム、画像処理方法及びプログラム
US7787935B2 (en) System and method for correcting motion artifacts in imaging
JP2007536973A (ja) 情報強調された画像誘導介入
JP2000175897A (ja) 手術支援用x線ct装置
JP2007061545A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2009254629A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2000210267A (ja) 画像表示方法、画像表示装置およびmri装置
JP3817383B2 (ja) Mri装置
JP5238893B1 (ja) X線ct装置、画像表示装置、画像表示方法
Fujiwara et al. Multiacquisition variable-resonance image combination selective can improve image quality and reproducibility for metallic implants in the lumbar spine
JP2007020755A (ja) X線検査装置、x線検査装置の画像表示方法及びカテーテル用参照画像提供方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071030