JP2007020755A - X線検査装置、x線検査装置の画像表示方法及びカテーテル用参照画像提供方法 - Google Patents

X線検査装置、x線検査装置の画像表示方法及びカテーテル用参照画像提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 一度の検査で用いられた参照画像データを次回の検査時に、即検索して読み出せる構成にすることにより、カテーテル操作及び検査に有効な参照画像データを提供する。
【解決手段】 過去画像検索手段が被検者の前回検査の検査画像データを記憶装置から読み出し、参照画像検索手段がその検査画像データの付帯情報に登録された参照画像データを取得する。表示制御手段は、カテーテル操作時に、参照画像データ、X線撮影された画像データ等に基づく画像を表示手段に表示させる。そして、参照画像登録手段が、検査終了後に、検査画像データ、参照画像データ、又は前記撮影された画像データ、の中の一部を新たな参照画像データとして、付帯情報を新たな参照画像データの新たな参照画像識別情報で更新して、又は付帯情報に新たな参照画像識別情報を付加して登録することにより、次回検査では、新たな参照画像データが利用可能にされる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、X線検査装置、その画像表示方法及びカテーテル用参照画像提供方法に関する。特に、例えば、血管、心臓等の循環器系について、カテーテルを操作して、造影剤を注入してX線撮影を行って、その撮影された画像データを基に読影、診断に寄与する循環器系のX線検査装置において、そのカテーテルを操作する際に参照する参照画像データを容易に提供できる技術に関するものである。
従来、生体の血管又は心臓等の循環器系をX線撮影をする場合、明確な循環器系の像を得るため造影剤注入による撮影、及び被爆を少なくした撮影が望まれていた。そのため、生体の血管又は心臓等の循環器系にカテーテルにより造影剤を注入してX線を照射(曝射)して、造影剤を注入された循環器系を透過したX線を検出して撮影(以下、「X線撮影」という。)を行う場合、心電計(ECG)で測定したR波等の繰り返し波形にタイミングを同期させて、造影剤を注入し、撮影をしていた(特許文献1を参照)。
診断のためのX線撮影又は撮影に限らずX線照射による治療にあたっては、上記のようにカテーテル操作が行われるが、そのカテーテル操作にあたっては、参照画像データを見ながら行われることが多い。例えば、血管の狭窄部分の位置、状況を把握しながら、造影剤注入のためのカテーテル操作が行われる。また、過去に診断又は治療していれば、その部位を把握して、カテーテル操作が行われる。そのために、対象部位についての参照画像データを見ながら、立体的に把握するのに方向の異なる複数の参照画像データを見ながらカテーテル操作が行われる(特許文献2)。
特許文献2の技術は、X線透視下で血管内の対象部位までカテーテルを進めて、診断又は治療を行う際に、血管内にカテーテルを移動させるカテーテル操作を簡便にするために、透視ロードマップ画像データを生成していた。つまり、その透視ロードマップ画像データに基づく画像データを参照しながら、カテーテル操作が行われていた。特許文献2では、造影剤注入後に複数方向の参照画像データが生成され、さらに一つの方向における透視画像データを生成し、生成された透視画像データの方向と同じ方向の参照画像データとを基に透視ロードマップ画像データを生成していた。なお、一般には、透視画像データは被曝軽減を考慮して本撮影よりX線の照射量(曝射量、強度)を少なくして撮影される(以下、「透視撮影」と言う。)画像データであり、マップ画像データはカテーテル操作に有効な参照画像データを言う。
上記のように特許文献2は、都度、参照画像データ(以下、特許文献2の参照画像データ及び透視ロードマップ画像データ等を含み、総称して「参照画像データ」という。)を生成していたが、過去に診断又は治療し被検者が、同一部位について、再度、診断又は治療を行う場合も数多くある。そのような場合は、都度、一から参照画像を生成するより、過去の参照画像データをそのまま、或いは過去の参照画像データを基に新たな参照画像データを生成して、使用することが簡便である。
過去の画像データ及び参照画像データを検索し、使用した例を図5を基にステップ順に説明する。
ステップS101:X線検査装置に対して患者識別情報(患者ID)を指定して検査を開始する。
ステップS102:X線検査装置は、自己に接続されているローカルディスクに指定患者IDの過去画像データがあるかどうか検索する。無ければネットワークを介して接続されている画像サーバを検索し、無ければ、操作者がCD或いはDVD等の記録メディアを挿入して検索させ、いずれかから過去画像データを読み出してくる。
ステップS103,104:操作者は、過去画像データを表示画面で確認しながら取得を設定すると、過去画像データがロードされる。
ステップS105、106:ロードされた過去画像データを閲覧しながらその中から、これからの検査で行われるカテーテル操作に必要と認められる画像データを、参照画像データとして選択する。X線検査装置は、選択された画像データを参照画像データとして装置内に登録する(ロードマップ画像)。
ステップS107,108:操作者は、透視撮影を指示し、X線検査装置は、その指示に従って透視撮影を行って、その透視画像データを表示手段に、表示させる。
ステップS109:操作者は、参照画像データ及び透視画像データを同時に、又は選択的にいずれかを観察しながらカテーテル操作を行う。
ステップS110:検査用の撮影(透視撮影よりX線照射量を多くして、質のよい撮影を行う。)を行うため、X線検査装置に対して、造影剤注入の指示、及び検査用撮影を指示する。
ステップS111:X線検査装置は、造影剤の注入を開始し、続いてX線を照射し造影剤を注入された部位を撮影する。
ステップS112:検査用撮影が終わって、検査用撮影画像データを患者ID及び撮影月日等を付帯させてローカルハードディスク、画像サーバ、もしくはCD、DVD等の記録メディアに登録する。そして検査を終了したらメモリ上の画像データを消去する指示を行う。
ステップS113:X線検査装置は、登録された参照画像データを装置内から消去させる。
上記、技術によれば、例えば、血管の狭窄部分について繰り返し診断又は治療を行う場合に、過去画像データを有効に参照画像データとして利用することができる。
特開昭59−214431号公報 特開2005−87633号公報
しかし、上記のように過去画像データから選択する例では、次のような問題があった。つまり、過去画像データから参照画像データを選択する操作を行う場合は、過去画像データを見ながら、どの画像データが参照画像データとして有効かを判断しながら選択する必要があるため、容易ではない。判断を誤ると有効でない参上画像データが選択され、カテーテル操作及び検査に使用をきたす恐れもある。また、選択した参照画像データも検査を終了すると消去してしまうので、次回も同様に、参照画像データの選択を行わざるを得ない。
本発明の目的は、一度の検査で生成、或いは特定した参照画像データは、やはり次回の検査でも有効であろうと考え、その一度の検査で用いられた参照画像データを次回の検査時に、即検索して読み出せる構成にすることにより、カテーテル操作及び検査に有効な参照画像データを提供する技術を提供することである。
以下の説明において、単に「撮影」「X線撮影」といったときは、透視撮影、その透視撮影よりX線照射量を多くした検査用撮影又はそれら双方を含む概念を示す。「検査」は、診断、治療又はそれら双方を目的とした検査を含み、撮影を伴う。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、被検者の部位をX線照射するX線照射手段と、前記被検者の識別情報を基に前回検査の検査画像データを記憶装置から読み出す過去画像検索手段と、前記読み出された前記検査画像データの付帯情報から参照画像データとして登録された参照画像識別情報を検索するとともに、検索された前記参照画像識別情報に該当する参照画像データを取得する参照画像検索手段と、表示手段と、前記取得された参照画像データ、前記X線照射により撮影された画像データ又はそれらの組み合わせ、に基づく画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、前記読み出された前記検査画像データ、前記取得された前記参照画像データ、又は前記撮影された画像データ、の中の一部を新たな参照画像データとして特定する指示を受けた場合、前記付帯情報を前記新たな参照画像データの新たな参照画像識別情報に更新して、又は前記付帯情報に前記新たな参照画像識別情報を付加して登録し、前記指示がない場合は、前記付帯情報を維持する参照画像登録手段とを備え、次回の検査では、前記参照画像データ又は/及び前記新たな参照画像データが利用可能にされる構成とした。
請求項2に記載の発明は、被検者の部位を観察するために行われる透視撮影又は透視撮影よりX線照射量を多くした造影剤検査するための検査用撮影を選択的に行うX線撮影手段を備え、カテーテル操作時に参照するために用いられる参照画像データに基づく画像を表示手段に表示できるX線検査装置において、前記被検者の識別情報を基に前回検査の検査画像データを記憶装置から読み出す過去画像検索手段と、前記読み出された前回の検査画像データの付帯情報に前記参照画像データとして登録された参照画像識別情報を検索するとともに、前記得検索された前記参照画像識別情報に該当する参照画像データを取得する参照画像検索手段と、表示手段と、前記参照画像データ、前記透視撮影による透視画像データ又はそれらの組み合わせ、に基づく画像を表示させる表示制御手段と、前記読み出された検査画像データ、前記取得された参照画像データ、又は前記透視撮影もしくは検査用撮影された画像データ、の中の一部の画像データを新たな参照画像データとして特定する指示を受けた場合、前記付帯情報を前記新たな参照画像データの新たな参照画像識別情報に更新して、又は前記付帯情報に前記新たな参照画像識別情報を付加して登録し、前記指示がない場合は、前記付帯情報を維持する参照画像登録手段とを備え、次回の検査では、前記参照画像データ又は/及び前記新たな参照画像データが利用可能にされることを特徴とする構成とした。
請求項3に記載の発明は、被検者の識別情報を基に前回検査に使用した検査画像データを記憶装置から読み出す過去画像検索段階と、前記読み出された前回の検査画像データの付帯情報に参照画像データとして登録された参照画像識別情報を検索するとともに、前記検索された前記参照画像識別情報に該当する参照画像データを取得する参照画像検索段階と、前記取得された参照画像データに基づく画像を表示手段に表示させる参照段階X線照射手段により、被検者の部位を透視撮影を行い、その透視撮影で得られる透視画像データに基づく画像と前記参照段階で表示される該参照画像データに基づく画像とを、共に又は選択的に、前記表示手段に表示させる透視画像表示段階と、透視撮影よりX線照射量を多くした検査用撮影を行い撮影画像データを取得する撮影段階と、前記検査画像データ、前記参照画像データ、又は前記透視画像データもしくは撮影画像データ、の中の一部の画像データを新たな参照画像データとして特定する指示を受けた場合、前記付帯情報を前記新たな参照画像データの新たな参照画像識別情報に更新して、又は前記付帯情報に前記新たな参照画像識別情報を付加して登録し、前記指示がない場合は、前記付帯情報を維持する参照画像登録段階とを備え、次回の検査では、前記参照画像データ又は/及び前記新たな参照画像データが利用可能にされる構成とした。
請求項4に記載の発明は、X線撮影手段を有するX線検査装置による造影剤検査を行うためにカテーテル操作時に参照に用いられる参照画像データを提供するカテーテル用参照画像提供方法であって、
被検者の識別情報を基に前回検査の検査画像データを記憶装置から読み出す過去画像検索段階と、前記読み出された前回検査画像データの付帯情報に前記参照画像データとして登録された参照画像識別情報を検索するとともに、前記検索された前記参照画像識別情報に該当する参照画像データを取得する参照画像検索段階と、前記カテーテル操作が行われているときに前記取得された参照画像データに基づく画像を表示手段に表示させる参照段階前記取得された検査画像データ前記、取得された参照画像データ、又は前記X線撮影手段により撮影された画像データ、の中の一部の画像データを新たな参照画像データとして特定する指示を受けた場合、前記付帯情報を前記新たな参照画像データの新たな参照画像識別情報に更新して、又は前記付帯情報に前記新たな参照画像識別情報を付加して登録し、前記指示がない場合は、前記付帯情報を維持する参照画像登録段階とを備え、次回の検査では、前記参照画像データ又は/及び前記新たな参照画像データが利用可能にされる構成とした。
上記のような本発明の構成によれば、過去画像データを検索してその中から、自動的に、過去に登録された参照画像データを読み出してくる構成であるとともに、検査後に使用した参照画像データを次の検査の始めに自動的に読み出せるように識別情報を付帯させて登録できる構成としたので、操作者が選択することなく、また誤ることなく、スムースに過去に実績のある参照画像データを利用できる。しかも、早く入手できる。
本発明に係る循環器系のX線検査装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の中心部を成す画像観察装置10の機能ブロックを示す図である。図2は、本実施形態の全体を説明するための図で、図1における画像観察装置10を含む循環器系のX線検査装置の全体の機能ブロックを示す図である。図3は、画像データのフレーム構成を示す図である。図4は、本実施形態の動作フローを説明するための図である。
図1を基に、実施形態の一部であるが中心部をなす画像観察装置10を先に説明する。
図1の画像サーバ1及び外部メモリ2は、X線検査装置の外部記憶装置(以下、画像サーバ1及び外部メモリ2を纏めて外部記憶装置と言うことがある。)に該当し、いずれも、過去にX線検査装置で撮影、或いは生成した画像データ(参照画像データを含む)を記憶している。画像サーバ1は、ネットワーク3を介して画像観察装置10に接続され、相互に通信可能にされている(図1は通信手段を省略。)。外部メモリ2は、例えば、画像観察装置10からアクセス可能にケーブルで接続されたハードディスク、又は/及びCD、DVDのように装着して使用されるメモリを有している。
これら外部記憶装置には、各患者が過去に診断又は治療がされたときにX線撮影された画像データが記憶されている。各画像データは図3に示す例のように画像フレームの列で表され、フレーム番号で特定することにより、その番号の画像フレームの画像データが読み出せるように記憶されている。各画像データには、患者ID、撮影部位、撮影日等の付帯情報が画像データ列のヘッダに記録されている。さらに、その付帯情報には、図3に示すように参照画像識別情報、つまり、画像フレーム中に過去に参照画像データとして用いられた画像データがあれば、その画像データの存在するフレーム番号を記録してある。付帯情報はヘッダ部分にあるが、その中にあっても、患者IDや参照画像識別情報が記録されているデータ領域には、固定のアドレスが付されており、検索時点でその固有のアドレスをアクセスすることにより、患者IDや参照画像識別情報がそれぞれ読み出せる構成とされている。
以下、画像データと言うと一連の画像フレームで構成される画像データを言い、フレーム画像データと言った場合は、フレーム単位の画像データを言う。
過去画像検索手段10aは、操作パネル4からの患者IDの指示により、その患者IDの画像データを外部記憶装置から検索して、読み出してくる。読み出してくる画像データは、最新のもの、期日範囲を指定したもの、あるいは過去の全部のいずれでも良い。操作手段4aから、いずれか指定することができる。過去画像検索手段10aは、次の(1)〜(2)の要領で自動的に検索、読み出しを行う。(1)画像サーバ1のアドレス、ハードディスクのアドレス、必要であれば、CD、DVDを特定するメモリ識別情報を記憶している。(2)患者IDを基に、前記(1)のアドレス等を参照して先ず、ハードディスクを検索して、該当する患者IDが無いと判断した場合は、画像サーバ1を検索する。画像サーバ1を検索し、該当する患者IDが無いと判断したら、メモリ識別情報を表示手段に4bに表示させるとともに、操作者にそのメモリ識別情報のCD、VDV等の記録メディアの挿入を促す案内を表示させる。そして、該当するメモリ識別情報のCD、DVDが挿入されたことを受けて、患者IDの画像データを検索する。これらの各検索で、患者IDに該当する画像データを検索できたときは、その時点で、該当する画像データを読み出して、画像メモリ10dに過去画像としてロードする(記憶させる)。なお、上記検索における判断は、いずれも、各画像データの付帯情報に、探している患者IDと一致するものがあるかどうかで判断する。
参照画像検索手段10bは、過去画像がロードされたことを受けて、画像メモリ10dにロードされた過去画像の中の付帯情報を検索し、参照画像識別番号として記録されているフレーム番号を読み、そのフレーム番号のフレーム画像データを読み出し、これを画像メモリに参照画像として登録する(記憶させる。)。
画像メモリ10dの透視画像は、図2における撮影手段8で撮影された透視画像を画像処理手段9経由で受けて記憶している。透視画像は、診断、治療の前段階にその準備のためにX線の照射量を少なくして撮影される画像を言う。カテーテル操作の参考にされる。
表示制御部10eは、操作手段4aから指示により、過去画像、参照画像又は/及び透視画像を選択的に表示手段4bに表示させる。少なくともカテーテル操作時には、参照画像と透視画像は同時に又は選択的に表示させる。
参照画像登録手段10cは、検査が終了時点(必ずしも終了時事点である必要はない。カテーテル操作時に次回も参照画像として有効である判断されれば、その時点でも良い。)で、操作手段4aからの指示により、参照画像、透視画像、過去画像、もしくは最終的に撮影された検査用画像があれば、その検査用画像を表示手段4bに表示させて、その画像の中に次回に参照画像データとして有効なものがあれば、操作者の指示により、その画像フレーム番号を該当する画像データの付帯情報に記録する。同一画像データに複数の画像フレーム番号があってもよし、異なるが画像データに分かれて複数の画像フレーム番号があっても良い。
参照画像登録手段10cは、操作者が画像フレーム番号の指定を確定する操作を行った時点で、その外部記憶装置に画像フレーム番号を指定された画像データを含む画像データを記憶させる。このとき、画像フレーム番号を指定された画像データが過去画像に無い新規な場合は、そのまま画像データとともに記憶させる。今回指定した画像フレーム番号が前回(過去)の画像フレーム番号が指定された画像データと同じ画像データであるが、指定された画像フレーム番号が異なる場合は、その旨を表示手段4bに表示させて、前回の画像フレーム番号に代えて今回指定の画像フレーム番号に更新するか、或いは前回の画像フレーム番号に今回指定の画像フレーム番号を追加するかを操作者に選択させる。そして、その選択後、外部記憶装置に記憶されている該当する過去画像データの付帯情報を更新又は追加修正する。今回、新たなフレーム番号が指定されない場合は、前回(過去)画像の画像フレーム番号がそそのまま維持される。つまり参照画像は、変更されない。
上記、構成により、次回の検査時は、参照画像データが容易に読み出して、カテーテル操作にスムースに寄与させることができる。なお、参照画像検索手段10bは、予め、過去画像データを識別する情報と画像フレーム番号をリストとして記憶していれば、過去画像検索手段10aを無くして、直接、そのリストにしたがって参照画像データを検索することもできる。しかし、この場合は、画像データと切り離したリストによる情報管理が必要になる。つまり、一元管理で無くなり、管理にズレがおきたときの重大さを考慮して、画像フレーム番号を画像データに付帯させた一元管理を採用した。
次に図2を基に、画像データの生成することについて説明をする。以下の説明は、撮影を例にして説明する。撮影の前後に治療のためのX線照射が行われていても本発明の範疇である。
図2において、撮影手段8は、X線管を有し、造影剤注入手段7により造影剤を注入された被検体の診断対象部位に対してX線を照射するX線照射手段8a、被検体の診断対象部位から透過してくるX線を受けて検出するX線検出手段8b及びそれらを搭載する架台8cを含む。そして、架台8cは、一般的であるため図示しないが、被検体に対して相対位置を変更可能にされ、かつ観察(診断)対象部位に対して、異なる方向から撮影可能に回動可能にされた機構を有する。撮影手段8そのものは、従来からあるもので適用できる。
図2において、生体信号検出手段5は、この例では、ECG(心電計)及びR波検出手段を有し、被検体からR波を示す信号を抽出している。なお、R波の代わりに肺等の呼吸器系の波形を検出してもよい。
撮影制御手段6は、R波信号を受けて造影剤注入手段7に対して出力する造影剤注入指令(信号)、及び撮影手段8に対して出力する撮影タイミング(信号)の各タイミングを合わせて、生成している。また、撮影手段8に対しX線撮影の撮影方向の指示も合わせて出力している。
撮影制御手段6は、操作パネル4からの操作によって出力された撮影開始指示(信号)及び所望の撮影方向の指示(信号)、並びにR波を受けて、次の(1)〜(4)の処理を行う。(1)予め撮影方向の指示、例えばA方向を撮影手段8に送って架台8cを、所望のA方向から撮影可能に移動(回動を含む)制御する。(2)撮影開始指示を受けた後に最初に到来するR波のタイミングで造影剤注入開始指令を造影剤注入手段7に送信し、被検体に対して造影剤の注入をスタートさせる。そして、(3)造影剤注入開始指令に同期して所定周期の撮影タイミング(信号)を発生させて撮影手段8へ送信し、その撮影タイミングで撮影させ、各画像データを取得させる。
さらに、撮影制御手段6は、(4)撮影手段8に対して操作パネルからの新たな方向指示を受けて、その新たな撮影方向、例えばB方向について、上記(1)〜(3)の動作を繰り返し、これを所望の各方向全てについて実行する。その結果、各方向の画像データが取得される。
このようにすることにより、例えば、各方向から撮影したコロナル像から、心臓の拡張期、収縮期が繰り返され、それに応じて血管に注入された造影剤の流れの変化が観察される。
撮影タイミングは、造影剤注入開始指令の時間位置をスタートとして、例えば、約1/30秒での繰り返し周期のパルス信号として出力される。この撮影タイミングは、例えば、造影剤を注入された血流状況を、心臓の収縮期又は/及び拡張期において十分に観察できる画像データを取得するに必要な周期にされている、したがって、被検体の年齢、そのときの体調等によって変更可能にされている。
画像データ処理手段9は、例えば、撮影手段8で撮影したデータを基に、階調の調整等を行って画像データを生成し、撮影方向、患者ID、撮影日等を付帯させて画像観察装置100へ送る。
次に、図4を用いて、一連の動作の流れを追って説明する。一部は、上記説明と重なるところがある。
ステップS1:操作手段4aにより患者識別情報(患者ID)を指定して検査を開始する。
ステップS2:過去画像検索手段10aは、上記(2)に説明のように、自己に接続されているローカルディスクに指定患者IDの過去画像データがあるかどうか検索する。無ければネットワークを介して接続されている画像サーバを検索し、無ければ、操作者がCD或いはDVD等の記録メディアを挿入して検索させ、いずれかから過去画像データを取得し、画像メモリ10dにロードさせる。
ステップS3:ロードされたのを受けて、過去画像データの付帯情報から画像フレーム番号を検索する。検索した画像フレーム番号に該当するフレーム画像データを参照データとして記憶させる。表示させても良い。
ステップS4、5:操作者は、透視撮影を指示し、撮影制御手段6及び撮影手段8は、その指示に従って透視撮影を行って、その透視画像データを表示手段4bに、表示させる。
ステップS6:操作者は、参照画像データ及び透視画像データを同時に、又は選択的にいずれかを観察しながらカテーテル操作を行う。
ステップS7:検査用の撮影(透視撮影よりX線照射量を多くして、質のよい撮影を行う。)を行うため、撮影制御手段6に対して、操作手段4aにより、造影剤注入の指示、及び検査用撮影を指示する。
ステップS8:造影剤注入手段7は、造影剤の注入を開始し、続いて撮影手段8がX線を照射し造影剤を注入された部位を撮影する。
ステップS9、10、11、12:参照画像登録手段10cは、検査の終了時点で、操作手段4aからの指示により、所望の、参照画像、透視画像、過去画像、もしくは最終的に撮影された検査用画像があれば、その検査用画像を表示手段4bに表示させて、その画像の中に次回に参照画像データとして有効なものがあれば、操作者が選択して、新規参照画像データとして確定させることにより、その画像フレーム番号を該当する画像データの付帯情報に記録する。又、検査の終了時点に限ることなく、例えば、カテーテル操作時に、次回も参照画像として有効である判断されればその時点で、有効と判断したその画像フレーム番号を該当する画像データの付帯情報に記録することができる。
ステップS13: 次回の検査において、再び上記ステップ1からの動作を行う。そのとき、前に検査時に有用であった参照画像を、直ちに見ることができる。
本実施形態の画像観察装置の機能ブロックを示す図である。 本実施形態の全体の機能ブロックを示す図である。 画像データのフレーム構造を説明するための図である。 本実施形態の動作フローを示す図である。 従来技術における動作フローを説明するための図である。
符号の説明
1 画像サーバ
2 外部メモリ
3 ネットワーク
4 操作パネル
5 生体信号検出手段
6 撮影制御手段
7 造影剤注入手段
8 撮影手段
9 画像データ処理手段
10 画像観察装置

Claims (4)

  1. 被検者の部位をX線照射するX線照射手段と、
    前記被検者の識別情報を基に前回検査の検査画像データを記憶装置から読み出す過去画像検索手段と、
    前記読み出された前記検査画像データの付帯情報から参照画像データとして登録された参照画像識別情報を検索するとともに、検索された前記参照画像識別情報に該当する参照画像データを取得する参照画像検索手段と、
    表示手段と、
    前記取得された参照画像データ、前記X線照射により撮影された画像データ又はそれらの組み合わせ、に基づく画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記読み出された前記検査画像データ、前記取得された前記参照画像データ、又は前記撮影された画像データ、の中の一部を新たな参照画像データとして特定する指示を受けた場合、前記付帯情報を前記新たな参照画像データの新たな参照画像識別情報に更新して、又は前記付帯情報に前記新たな参照画像識別情報を付加して登録し、前記指示がない場合は、前記付帯情報を維持する参照画像登録手段とを備え、
    次回の検査では、前記参照画像データ又は/及び前記新たな参照画像データが利用可能にされることを特徴とするX線検査装置。
  2. 被検者の部位を観察するために行われる透視撮影又は透視撮影よりX線照射量を多くした造影剤検査するための検査用撮影を選択的に行うX線撮影手段を備え、カテーテル操作時に参照するために用いられる参照画像データに基づく画像を表示手段に表示できるX線検査装置において、
    前記被検者の識別情報を基に前回検査の検査画像データを記憶装置から読み出す過去画像検索手段と、
    前記読み出された前回の検査画像データの付帯情報に前記参照画像データとして登録された参照画像識別情報を検索するとともに、前記得検索された前記参照画像識別情報に該当する参照画像データを取得する参照画像検索手段と、
    表示手段と、
    前記参照画像データ、前記透視撮影による透視画像データ又はそれらの組み合わせ、に基づく画像を表示させる表示制御手段と、
    前記読み出された検査画像データ、前記取得された参照画像データ、又は前記透視撮影もしくは検査用撮影された画像データ、の中の一部の画像データを新たな参照画像データとして特定する指示を受けた場合、前記付帯情報を前記新たな参照画像データの新たな参照画像識別情報に更新して、又は前記付帯情報に前記新たな参照画像識別情報を付加して登録し、前記指示がない場合は、前記付帯情報を維持する参照画像登録手段とを備え、
    次回の検査では、前記参照画像データ又は/及び前記新たな参照画像データが利用可能にされることを特徴とするX線検査装置。
  3. 被検者の識別情報を基に前回検査に使用した検査画像データを記憶装置から読み出す過去画像検索段階と、
    前記読み出された前回の検査画像データの付帯情報に参照画像データとして登録された参照画像識別情報を検索するとともに、前記検索された前記参照画像識別情報に該当する参照画像データを取得する参照画像検索段階と、
    前記取得された参照画像データに基づく画像を表示手段に表示させる参照段階
    X線照射手段により、被検者の部位を透視撮影を行い、その透視撮影で得られる透視画像データに基づく画像と前記参照段階で表示される該参照画像データに基づく画像とを、共に又は選択的に、前記表示手段に表示させる透視画像表示段階と、
    透視撮影よりX線照射量を多くした検査用撮影を行い撮影画像データを取得する撮影段階と、
    前記検査画像データ、前記参照画像データ、又は前記透視画像データもしくは撮影画像データ、の中の一部の画像データを新たな参照画像データとして特定する指示を受けた場合、前記付帯情報を前記新たな参照画像データの新たな参照画像識別情報に更新して、又は前記付帯情報に前記新たな参照画像識別情報を付加して登録し、前記指示がない場合は、前記付帯情報を維持する参照画像登録段階とを備え、
    次回の検査では、前記参照画像データ又は/及び前記新たな参照画像データが利用可能にされることを特徴とするX線検査装置の画像表示方法。
  4. X線撮影手段を有するX線検査装置による造影剤検査を行うためにカテーテル操作時に参照に用いられる参照画像データを提供するカテーテル用参照画像提供方法であって、
    被検者の識別情報を基に前回検査の検査画像データを記憶装置から読み出す過去画像検索段階と、
    前記読み出された前回検査画像データの付帯情報に前記参照画像データとして登録された参照画像識別情報を検索するとともに、前記検索された前記参照画像識別情報に該当する参照画像データを取得する参照画像検索段階と、
    前記カテーテル操作が行われているときに前記取得された参照画像データに基づく画像を表示手段に表示させる参照段階
    前記取得された検査画像データ前記、取得された参照画像データ、又は前記X線撮影手段により撮影された画像データ、の中の一部の画像データを新たな参照画像データとして特定する指示を受けた場合、前記付帯情報を前記新たな参照画像データの新たな参照画像識別情報に更新して、又は前記付帯情報に前記新たな参照画像識別情報を付加して登録し、前記指示がない場合は、前記付帯情報を維持する参照画像登録段階とを備え、
    次回の検査では、前記参照画像データ又は/及び前記新たな参照画像データが利用可能にされることを特徴とするカテーテル用参照画像提供方法。

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