JP2000210018A - 生体内抗酸化作用を有する食用油脂 - Google Patents

生体内抗酸化作用を有する食用油脂

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JP2000210018A
JP2000210018A JP11024946A JP2494699A JP2000210018A JP 2000210018 A JP2000210018 A JP 2000210018A JP 11024946 A JP11024946 A JP 11024946A JP 2494699 A JP2494699 A JP 2494699A JP 2000210018 A JP2000210018 A JP 2000210018A
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tocopherol
fat
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vivo
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Keiichi Kojima
圭一 小島
Fumie Kubota
文江 久保田
Hiroyuki Takeuchi
弘幸 竹内
Nobuo Taguchi
信夫 田口
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Nisshin Oil Mills Ltd
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Nisshin Oil Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、生体内抗酸化作用が強く、
結果として体内の過酸化物の濃度を減少させる作用のあ
る食用油脂および該食用油脂を含む油脂加工品を提供す
ることにある。 【解決手段】 リグナン類を含む胡麻油に、トコフェロ
ールおよび/またはトコフェロールを含有した油脂を加
えることを特徴とする生体内抗酸化作用を有する食用油
脂に関する。好ましくはリグナン類の含量が0.01重
量%〜1.0重量%であり、リグナン類とトコフェロー
ルの重量比が、リグナン類:トコフェロール=1:0.
01〜10であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリグナン類およびト
コフェロールを含有した生体内抗酸化作用を有する食用
油脂および食用加工油脂に関する。
【0002】
【従来の技術】体内酸化は、呼吸により体内組織に入っ
た酸素の一部が活性酸素に変化することによって引き起
こされる。活性酸素は体内で核酸、タンパク質、脂質等
様々な生体成分と反応して過酸化物に変換させる。生体
成分は過酸化物に変換されることによって著しい機能低
下が起きる。これら過酸化物は疾病との関連が深いこと
が知られている。例えば、核酸の過酸化物は発癌の引き
金になり得るし(Science、第213巻、102
3〜1025頁、1981年)、脂質の過酸化物は動脈
硬化を進展させる決定的な因子であることが報告されて
いる(Atherosclerosis、第3巻、28
3〜301頁、1987年)。そのため臨床的には体
内、特に血液中や臓器中での活性酸素および生体成分の
過酸化物の濃度の上昇が大きな問題となっている。
【0003】生体内には本来、これらの酸化的ストレス
に対する防御機構すなわち抗酸化性が備わっているが、
その能力は加齢と共に衰える。中高年に多い生活習慣病
も、体内の抗酸化性の低下による酸化的ストレスの増大
がその原因の一つであると言われている。そこで、抗酸
化性の低下を補うことおよび種々の疾病を予防するため
に、毎日の食事において様々な緑黄色野菜や30種以上
の食品を積極的に摂取することが奨励されている。緑黄
色野菜は、ビタミンC、ビタミンE、β−カロチン等の
ビタミン類を豊富に含有する食材の一つである。他方、
大豆、菜種、トウモロコシ等を原料として製造された植
物油にもビタミンEが含まれる。このビタミン類のうち
の抗酸化性を示すものが、体内に入り活性酸素や過酸化
物を消去もしくは無毒化し、酸化ストレスが原因の疾病
の予防や改善に有効であると考えられている。
【0004】抗酸化ビタミンであるビタミンE(トコフ
ェロール)は4種のα−、β−、γ−、δ−トコフェロ
ールの同族体からなり、その活性比が異なるので、わが
国ではその所要量は各同位体の含量にそれぞれの活性比
をかけた値の総和であるα−トコフェロール換算値で表
され、成人の1日あたりの所要量は7〜8mg(厚生省監
修、日本人の栄養所要量、第5次改訂)である。各同族
体の活性はペルオキシラジカル補足速度定数や1O2消
去速度定数の順序に一致しており、活性の最も高いα−
トコフェロールが抗酸化性も強い(日本栄養食糧学会監
修、活性酸素と栄養、179〜183頁、1995
年)。トコフェロールに代表される抗酸化物質の摂取は
健康の維持に欠かせないものであり、それらを毎日確実
にとるためにも、緑黄色野菜、植物油も含めた食品から
摂取する必要がある。植物油に含まれるトコフェロール
は油自体の抗酸化が目的とされ、体内の抗酸化性を補う
には不足していることが知られている。よって、油脂の
抗酸化性について種々の検討が行われている。
【0005】油脂にトコフェロールを添加することによ
って、油脂自体の酸化を防止できるという数多くの報告
がある(特開昭48−7907公報、特開昭48−79
809公報、特開昭55−89383公報)。また、生
体内の作用として、トコフェロールを油脂に添加して血
清コレステロール濃度上昇抑制作用を付与したり(特開
57−206336公報)、高血圧防止に有効であるこ
とを示した報告(特開昭60−172257公報)があ
る。また、トコフェロールを油脂に溶かし単独摂取した
場合、血液中の過酸化脂質濃度が低下したという報告
(Am.J.Clin.Nutr.、第52巻、557
〜563頁、1990年)があるが、これはトコフェロ
ールを1日当たり800mgという大過剰摂取した場合
の結果である。
【0006】その他の抗酸化物質として、胡麻のリグナ
ン化合物を利用することによって、経口摂取で血液中や
肝臓中の過酸化脂質量が低下するという報告がある(特
開平5−51388公報)。しかし、これは胡麻種子な
どから抽出し、高度に精製したリグナン化合物(純度9
9%以上)を用いての結果であり、抽出、精製が必要で
あること、実際はコストなどの点から毎日の摂取用とし
ては考えにくいという問題がある。さらに、トコフェロ
ールとリグナン化合物の組み合わせにより、抗酸化性を
向上させることが検討されている。抗酸化性の弱いγ−
トコフェロールとリグナン化合物を共にラットに摂取さ
せると、血清や肝臓中の過酸化脂質量が、α−トコフェ
ロールを摂取させた場合と同程度まで低減されると報告
がある(J.Nutr.、第122巻、2440〜24
46頁、1992年)。また、ラットに低濃度のα−ト
コフェロールと共にリグナン化合物を摂取させると、肝
臓の過酸化脂質量が、高濃度のα−トコフェロールを摂
取させた場合と同程度まで低減される(Lipids、
第30巻、1019〜1028頁、1995年)。これ
らから、リグナン化合物には抗酸化作用の弱いγ−トコ
フェロールや低濃度のα−トコフェロールの抗酸化性を
増強する効果があることを示しているが、その増強され
た作用はα−トコフェロールと同等程度である。また、
リグナン化合物は、セサミン、セサミノールの精製品
を、飼料中0.2%、油脂中換算で2%という高濃度で
飼料に配合した試験であり、通常の食品からこのような
高濃度で、かつ単独のセサミンやセサミノールを摂取す
ることは不可能であるという欠点がある。即ち、何種類
もある胡麻由来リグナン化合物のうち、セサミン、セサ
ミノールの2種の精製品について効果を検証したに過ぎ
ないものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、生体
内抗酸化作用が強く、結果として体内の過酸化物の濃度
を減少させる作用のある食用油脂および該食用油脂を含
む油脂加工品を提供することにある。
【0008】
【発明が解決するための手段】本発明者らは上記課題を
達成するために鋭意研究を重ねた結果、リグナン類を含
む胡麻油とトコフェロールを含有する油脂を配合するこ
とにより、強い生体内抗酸化作用があることを見出し、
本発明を完成した。すなわち、本発明はリグナン類を含
む胡麻油に、トコフェロールおよび/またはトコフェロ
ールを含有した油脂を加えることを特徴とする、生体内
抗酸化作用を有する食用油脂に関する。上記リグナン類
の含量が0.01重量%〜1.0重量%であり、リグナ
ン類とトコフェロールの重量比が、リグナン類:トコフ
ェロール=1:0.01〜10であることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の詳細を説明する。
本発明は、リグナン類を含む胡麻油に、トコフェロール
および/またはトコフェロールを含有した油脂を加える
ことを特徴とする生体内抗酸化作用を有する食用油脂お
よび該食用油脂を含む油脂加工品に関する。
【0010】リグナン化合物は、C6−C3のフェニル
プロパン(パラヒドロキシフェニルプロパン)構造の化
合物が酸化的にβ−β位でカップリングした二量体天然
物をいう。リグナンはブナやイチョウ、ショウガなど、
広く植物界に存在するが、とりわけゴマ種子中に比較的
高濃度で含まれている。本発明でリグナン類とは、胡麻
種子、胡麻植物体、胡麻発芽体、胡麻油中などに含有さ
れ、または加熱などによって変成して生成する、抗酸化
性物質であり、詳しくはセサミン、セサミノール、エピ
セサミン、エピセサミノール、セサモリン等をいう。
【0011】胡麻油とは、胡麻種子を圧搾および/また
は抽出してなる油脂である。胡麻種子を予め焙煎した後
に搾油して特有の香味と色調を与えた油脂でもよいし、
生のまま搾油したもの、また、その後に精製してサラダ
油にしたものでもよい。また、胡麻油中のリグナン類の
含量は、およそ0.4〜1.0重量%程度である。含有
されるリグナン類として、例えばゴマサラダ油の場合、
セサミン、エピセサミン、セサミノール、エピセサミノ
ール、セサモリン等が含まれている。セサミン、セサモ
リンは胡麻種子中に本来含有されているものであり、セ
サミノール、エピセサミノールは脱色操作の際にセサモ
リンから転移反応によって変換される非常に抗酸化性の
強い化合物である。前記胡麻油中には、リグナン類のう
ち1種類が単独で存在することはなく、胡麻種子からの
移行および製造時に生成されたリグナン類が数多く存在
している。
【0012】トコフェロールとは、いわゆるビタミンE
のことであり、α−トコフェロール、β−トコフェロー
ル、γ−トコフェロール、δ−トコフェロールの4種類
の同族体が存在する。トコフェロールの活性比は、α
−:β−:γ−:δ−トコフェロール=100:25:
5:0.1である。トコフェロールの所要量は一般的に
α−トコフェロール換算値で表される。したがって、本
発明のトコフェロールは、次式で表される4種のトコフ
ェロールの総和をいう。 トコフェロール(g)= α−トコフェロール(g) +β−トコフェロール(g)×0.25 +γ−トコフェロール(g)×0.05 +δ−トコフェロール(g)×0.001 本発明では、上記4種類のトコフェロールうち1種類、
もしくは2種類以上混合されたものを使用でき、これら
は純度の高い精製品を用いてもよいし、油脂の精製工程
で副産物として生産される濃縮トコフェロール混合物を
用いてもよい。また、合成トコフェロール、天然トコフ
ェロール、天然トコフェロールを酸化防止処理した天然
型トコフェロールのいずれを用いてもよい。
【0013】油脂とは、植物体、植物種子、植物果実な
どを圧搾および/または抽出してなる原料油脂を精製
し、または動物性の脂肪を精製してなるトリグリセリド
含有率の高い油脂である。油脂としては大豆油、菜種
油、高オレイン酸菜種油、コーン油、綿実油、紅花油、
高オレイン酸紅花油、ヒマワリ油、高オレイン酸ヒマワ
リ油、パーム油、パームオレイン油、パーム核油、ヤシ
油、カカオ油、米糠油、落花生油、オリーブ油、シソ
油、エゴマ油、亜麻仁油、ブドウ種子油、マカデミアナ
ッツ油、ヘーゼルナッツ油、カボチャ種子油、クルミ
油、椿油、茶実油、ボラージ油、小麦胚芽油、藻類油、
牛脂、豚脂、鶏油、魚油、乳脂、卵油、アザラシ油、品
種改良によって低飽和化されたこれらの油脂およびこれ
らの水素添加油脂などが使用できる。本発明では、これ
らのうちから選ばれる1種もしくは2種以上からなるも
のが好ましく、特に大豆油、菜種油、高オレイン酸菜種
油、コーン油、綿実油、紅花油、高オレイン酸紅花油、
ヒマワリ油、高オレイン酸ヒマワリ油、米糠油、落花生
油、パーム油、ヤシ油、カカオ油、オリーブ油、シソ
油、エゴマ油、亜麻仁油、ブドウ種子油から選ばれる1
種または2種以上からなるものが好ましい。また、摂取
された油脂は体内に入り酸化されて過酸化脂質となるの
で、油脂は酸化されにくいことが望ましい。オレイン酸
は一価不飽和脂肪酸であるため、多価不飽和脂肪酸であ
るリノール酸やリノレン酸と比べて酸化されにくいこと
から、オレイン酸を多く含むことが好ましい。
【0014】本発明の実施の方法としては、リグナンを
含有する胡麻油にトコフェロールを添加、リグナンを含
有する胡麻油にトコフェロールを含む油脂を添加、リグ
ナンを含有する胡麻油にトコフェロールとトコフェロー
ルを含む油脂を添加する3つの方法を採用できる。さら
にトコフェロールを含む油脂としては、トコフェロール
含量の高低があるが、それぞれ適宜に使い分けることが
必要である。
【0015】リグナン類とトコフェロールの重量比が、
リグナン類:トコフェロール=1:0.01〜10であ
る場合、リグナン類とトコフェロールの相乗効果によ
り、生体内抗酸化作用が大きくなる。リグナン類とトコ
フェロールの比が、0.01以下の場合、または10以
上の場合は相乗効果による生体内抗酸化作用の向上が小
さい。また、リグナン類とトコフェロールの最終油中濃
度が、それぞれ0.01〜1.0重量%、0.015〜
10重量%である場合は安定的に生体内抗酸化作用の向
上が見られる。トコフェロールが上記範囲内であっても
リグナン類が0.01重量%未満の場合は相乗効果が小
さく、逆にリグナン類が上記範囲内であってもトコフェ
ロール含量が0.015重量%未満の場合は相乗効果が
小さい。
【0016】生体内抗酸化作用とは、呼吸により体内組
織に入った酸素の一部が活性酸素に変化することによっ
て引き起こされる体内酸化すなわち酸化的ストレスに対
する防御機構であり、これらは人をはじめとする好気性
生物の体内には本来的に備わっている。すなわち、活
性酸素などのフリーラジカルの生成を抑制する機能(予
防的抗酸化)、生成した活性酸素などのフリーラジカ
ルを速やかに消去する機構(ラジカル消去型抗酸化)、
活性酸素などのフリーラジカルによって障害を受けた
生体成分を修復・再生する機構(修復・再生型抗酸化)
という3段階の精巧な防御システムによって自らを守っ
ている。しかし、種々の酸化的ストレスによって、この
システムの許容量をこえて、過剰のフリーラジカルが発
生した場合、あるいは加齢などによって生体の持つ抗酸
化の機能が減弱した時には、生体は酸化的な障害を被る
ことになり、種々の病態が引き起こされることになる。
中高年に多い生活習慣病も、抗酸化性の低下による酸化
的ストレスの増大がその原因の一つであると言われてい
る。
【0017】ここで、生体内抗酸化作用の強さを知る方
法として、酸化された生体成分の量を測定することで抗
酸化性を間接的に測定する方法と、臓器中での生体成分
の酸化の抑制率を測定することで抗酸化性を直接的に測
定する方法とがある。前者には過酸化脂質量を測定する
TBA法などがあり、簡便ではあるが生体中の抗酸化性
の一部を測定しているに過ぎない。後者には脂質過酸化
の抑制率を測定するAOA法などがあり、前者に比べ実
際の生体内抗酸化作用に近いと言える。本発明では、実
際の生体内抗酸化作用に近いAOA法を抗酸化性の指標
として、本発明品等の生体内抗酸化作用の有無、強弱を
判定している。本発明で用いられるAOA法とは、脂質
過酸化抑制率を調べる方法であり、生体組織(血液、肝
臓)が、基質として加えた脂質の過酸化をどれくらい抑
制するかを見ることで、生体組織の抗酸化性を見る方法
である。この方法は、脂質過酸化抑制率(%)で表わさ
れ、基準値や標準値というものは特にない。同条件の測
定で、この値が大きいほど、脂質過酸化抑制率が高く、
生体内抗酸化作用が大きいと判断できる。
【0018】本発明の油脂加工品とは、液体のまま、も
しくは硬化させた生体内抗酸化作用を有する食用油脂を
含むマーガリン、調整マーガリン、ファッドスプレッ
ド、ショートニング、ドレッシング、粉末油脂、チョコ
レート用油脂、クリーム等、および、これらと類似する
ものをいう。類似するものとは、製品の規格からはずれ
ているが、使用目的や品質が同様と認められるものをい
い、実際上同様なものと認識され得る全てのものをい
う。
【0019】上記油脂加工品の例として、マーガリンと
は、食用油脂に水等を加えて乳化した後、急冷練り合わ
せをし、または急冷練り合わせをしないでつくられた可
塑性のもの、または流動性のものであって、油脂含有率
が80重量%以上のものをいい、調整マーガリンは75
重量%以上80重量%未満ものをいう。本発明の食用油
脂は、マーガリンまたは調整マーガリンに含まれる油脂
分のうち30重量%以上、好ましくは50重量%以上、
さらに好ましくは75重量%以上含まれる。また、マー
ガリンに通常添加されるもの、例えばビタミン類、塩化
ナトリウム、砂糖、食用タンパク、乳化剤、保存料、酸
化防止剤、香料、着色剤、醗酵乳、その他食品添加剤等
を添加することができる。
【0020】ファッドスプレッドとは、食用油脂に水等
を加えて乳化した後、急冷練り合わせをし、または急冷
練り合わせをしないでつくられた可塑性のもの、また
は、食用油脂に水等を加えて乳化した後、果実または果
実の加工品、チョコレート、ナッツ類のペースト等の風
味原料を加えて急冷練り合わせをしてつくられた可塑性
のものであって、風味原料の製品に占める重量の割合が
油脂含量を下回るもの等であって、油脂含有率が35重
量%以上75%未満のものをいう。本発明の食用油脂
は、ファッドスプレッドに含まれる油脂分のうち30重
量%以上、好ましくは50重量%、さらに好ましくは7
5重量%含まれる。また、ファッドスプレッドに通常添
加することができるものを添加することができる。
【0021】ショートニングとは、精製した動物油脂、
植物油脂、食用精製加工油脂またはこれらの混合物を急
冷して練り合わせをしてつくられた固状のものおよび乳
化剤等を加えてつくられた流動状または半固状のもので
あって、可塑性、乳化性等の加工性を付与されたものを
いう。本発明の食用油脂は、ショートニングに含まれる
油脂分のうち35重量%以上、好ましくは50重量%以
上、さらに好ましくは75重量%以上含まれる。また、
ショートニングに通常添加することができるもの、例え
ば酸化防止剤、乳化剤、消泡剤、その他添加剤等を添加
することができる。
【0022】ドレッシングとは、主としてサラダ料理類
に使用される半固体液状または液状の調味料である。ド
レッシングには、半固体状ドレッシング、乳化液状ドレ
ッシング、分離液状ドレッシング等がある。ドレッシン
グは食用油脂および、食酢もしくは柑橘類の果汁を必須
(以下必須原材料と記載する)とし、これらに食塩、糖
類、香辛料等を加えて調製し、水中油滴型に乳化した半
固体状もしくは乳化液状の調味料、または分離液状の調
味料をいう。半固体状ドレッシングとはドレッシングの
うち粘度が30,000CP以上のものをいい、マヨネ
ーズ等もこれに含まれる。乳化液状ドレッシングとはド
レッシングのうち乳化液状のものであって粘度が30,
000CP未満のものをいう。分離液状ドレッシングと
はドレッシングのうち分離型のものをいう。本発明の食
用油脂は、ドレッシングに含まれる油脂分のうち50重
量%以上、好ましくは65重量%以上、さらに好ましく
は80重量%以上含まれる。また、ドレッシングに通常
添加することができるもの、例えば穀類、種実類、豆
類、魚介類、獣鳥鯨肉類、鶏卵の全卵、卵黄、卵白等の
卵類、乳類、野菜類、果実類の実およびその果汁、きの
こ類、藻類、嗜好飲料類、調味料類、ソース類、エキス
類、たんぱく加水分解物、酸化防止剤、香料、増粘剤、
乳化剤、水等を添加することができる。
【0023】その他、粉末油脂、チョコレート用油脂、
クリーム等には、求める品質に応じて、本発明の食用油
脂を必要量配合することができる。
【0024】ここで、本発明の食用油脂の機能を十分に
引き出す使用形態の一つとしては、油脂加工品の油脂原
料として本発明の生体内抗酸化作用を有する食用油脂の
みを使用することである。
【0025】
【実施例】以下の実施例に代表的な例をあげ、より詳細
に本発明を説明するが、本発明は特にこの実施例に限定
されるものではない。また、実施例、比較例において、
トコフェロール含量はα−トコフェロールに換算した値
を用いた。
【0026】実施例および比較例で得られた食用油脂の
分析方法、生体内抗酸化作用の評価方法と評価基準を以
下に示す。 [トコフェロールとリグナン類の分析]α−、β−、γ
−、δトコフェロールおよびリグナン類の濃度、組成を
HPLC分析によって求めた。方法は、食用油脂中のト
コフェロールの測定は、食用油脂約200mgをヘプタ
ン10mlで溶解したものを、高速液体クロマトグラフ
ィーで測定した。カラムにはNucleosil−NH
2を、移動相にはヘキサン/イソプロパノール(20
0:1)を用い、流速2ml/分で15分間溶離した。
また、リグナンも同様の方法で測定した。
【0027】[AOA法(脂質過酸化抑制率の測定
法)]基質として、牛の脳のリン酸緩衝液の摩砕物を用
意する。これに、試験試料として、肝臓の摩砕物を添加
し、37℃で1時間保持して、脂質の酸化を進行させ
る。この反応液の除タンパク上清にTBA(チオバルビ
ツール酸)溶液を添加して攪拌し、95℃で、15分間
保持する。この反応液の吸光度を分光光度計により測定
する。吸光度の値の大小と、過酸化脂質濃度の大小は相
関している。試験試料添加の吸光度と試験試料非添加の
対照の吸光度とを比較し、試験試料の脂質過酸化抑制率
(%)を求めた。
【0028】[ラットを用いた動物実験]ラットの飼料
は、下表の飼料組成(油脂を10重量%含有)に準じ作
製し、実験を行った。6週齢のウィスター系雄ラット
(日本エスエルシー)5匹を1試験区とし、各試験区用
の粉末精製飼料を、4週間水とともに自由摂取させた。
飼料成分の酸化劣化を防ぐために、飼料は2日に1回交
換した。試験食投与4週間目の午前9時より絶食させ、
午後2時より各ラットの血液および肝臓を採取した。血
液からは遠心分離によって血清を調製した。血清および
肝臓中の抗酸化能をAOA法を用いて測定し、検体の各
油脂の生体内抗酸化作用を評価した。 ※;トコフェロールを除いたもの。
【0029】 [生体内抗酸化作用の評価基準] ◎:顕著な効果・向上あり(有意差あり 危険率<0.01) ○:効果・向上あり (有意差あり 危険率<0.05) −:特に効果・向上なし (有意差なし) ×:減少
【0030】[セサミンの調製]胡麻油を10倍量の熱
メタノールに溶かし、室温で一晩放置した。沈殿物が生
じた後、上澄み液をろ過してろ液を得る。このろ液から
溶剤を溜去して、リグナン類化合物を主成分とする抽出
物を得た。この抽出物を、逆相カラムと溶離液(メタノ
ール:水=60:40)を使って分取し溶剤を溜去し
た。得られた結晶をエタノールで再結晶することでセサ
ミン(純度96%)を得た。
【0031】実施例1〜3 胡麻油(日清製油(株)製)にトコフェロール85(日
清製油(株)製)をトコフェロールが、100ppm、
1,000ppm、140,000ppmとなるように
添加して、3種類の食用油脂を作製した。各食用油脂の
トコフェロールおよびリグナンの濃度、組成をHPLC
分析によって求めた。また、これら3種の食用油脂を用
いて動物実験を行い、生体内抗酸化作用を評価した。結
果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】実施例4〜6 胡麻油と紅花油(高オレイン酸タイプ、日清製油(株)
製)を80対20、10対90、2対98の割合で混合
し、3種類の食用油脂を作製した。各食用油脂のトコフ
ェロールおよびリグナンの濃度、組成をHPLC分析に
よって求めた。また、これら3種の食用油脂を用いて動
物実験を行い、生体内抗酸化作用を評価した。結果を表
2に示す。
【0034】
【表2】
【0035】実施例7〜9 胡麻油と菜種油(高オレイン酸タイプ、日清製油(株)
製)をおよそ90対10、10対90、2対98の割合
で混合し、さらに各々に油脂中のトコフェロールがそれ
ぞれ100、1,000、1,000ppmとなるよう
にトコフェロール85を添加した3種類の食用油脂を作
製した。各食用油脂のトコフェロールおよびリグナンの
濃度、組成をHPLC分析によって求めた。また、これ
ら3種の食用油脂を用いて動物実験を行い、生体内抗酸
化作用を評価した。結果を表3に示す。
【0036】
【表3】
【0037】実施例10,11 胡麻油とヒマワリ油と大豆油(日清製油(株)製)を1
0対50対40の割合で混合し、トコフェロール85を
添加し油脂中のトコフェロールが約700ppmとなる
ようにた食用油脂、胡麻油と米糠油(ボーソー油脂
(株)製、商品名「ボーソーこめ油」)を10対90の
割合で混合し、トコフェロールが約800ppmとなる
ようにした食用油脂、の2種の食用油脂を作製した。各
食用油脂のトコフェロールおよびリグナンの濃度、組成
をHPLC分析によって求めた。また、これら2種の食
用油脂を用いて動物実験を行い、生体内抗酸化作用を評
価した。結果を表4に示す。
【0038】
【表4】
【0039】実施例12 また、胡麻油にトコフェロール85を200ppm,γ
−トコフェロール(シグマ社製)を600ppm添加し
た油脂を作製した。この食用油脂のトコフェロールおよ
びリグナンの濃度、組成をHPLC分析によって求め
た。また、この油脂を用いて動物実験を行い、生体内抗
酸化作用を評価した。結果を、比較例9とともに表8に
示す。
【0040】比較例1〜5 胡麻油、紅花油、菜種油のそれぞれ単独、紅花油と菜種
油を1対99で混合した食用油脂、紅花油にトコフェロ
ール85をトコフェロールが1,200ppmとなるよ
うに添加した食用油脂、の5種の食用油脂を作製した。
各食用油脂のトコフェロールおよびリグナンの濃度、組
成をHPLC分析によって求めた。また、これら5種の
食用油脂を用いて動物実験を行い、生体内抗酸化作用を
評価した。結果を表5に示す。
【0041】
【表5】
【0042】比較例6,7 胡麻油と紅花油を99.9対0.1、0.1対99.9
の割合で混合し、2種類の食用油脂を作製した。各食用
油脂のトコフェロールおよびリグナンの濃度、組成をH
PLC分析によって求めた。また、これら2種の食用油
脂を用いて動物実験を行い、生体内抗酸化作用を評価し
た。結果を表6に示す。
【0043】
【表6】
【0044】比較例8 胡麻油に、トコフェロールが1,000ppmとなるよ
うにトコフェロール85を添加した油脂を用意した。こ
の油脂と菜種油を1対99の割合で混合した食用油脂を
作製した。この食用油脂のトコフェロールおよびリグナ
ンの濃度、組成をHPLC分析によって求めた。また、
この食用油脂を用いて動物実験を行い、生体内抗酸化作
用を評価した。結果を表7に示す。
【0045】
【表7】
【0046】比較例9 菜種油にセサミンを約20,000ppm、γ−トコフ
ェロールを800ppm添加した油脂を作製した。この
食用油脂のトコフェロールおよびリグナンの濃度、組成
をHPLC分析によって求めた。また、この油脂を用い
て動物実験を行い、生体内抗酸化作用を評価した。結果
を表8に示す。
【0047】
【表8】
【0048】実施例13 胡麻油、菜種油および菜種硬化油をおよそ10対40対
50の割合で混合し、さらに油脂中のトコフェロールが
1,000ppmとなるようにトコフェロール85を添
加した食用油脂を作製した。この食用油脂を急冷練り合
わせすることにより、ショートニングを作製した。この
ショートニング中のトコフェロールおよびリグナンの濃
度、組成をHPLC分析によって求めた。このショート
ニングを用いて動物実験を行い、生体内抗酸化作用を評
価した。結果を表9に示す。
【0049】
【表9】 ※ ;比較例3を基準として評価した。
【0050】比較例10 菜種油と菜種硬化油をおよそ50対50の割合で混合し
た食用油脂を作製した。この食用油脂を急冷練り合わせ
することにより、ショートニングを作製した。このショ
ートニング中のトコフェロールおよびリグナンの濃度、
組成をHPLC分析によって求めた。このショートニン
グを用いて動物実験を行い、生体内抗酸化作用を評価し
た。結果を表10に示す。
【0051】
【表10】 ※;比較例3を基準として評価した。
【0052】本発明品は、実施例1〜11から一般の食
用油脂である菜種油に比較して生体内抗酸化作用が高い
ことがわかった。実施例1、2と比較例4、5からトコ
フェロールのみ含んだ食用油脂に比較して生体内抗酸化
作用が高いことがわかった。実施例4〜6と比較例1、
2からリングナン類およびトコフェロールの含量から推
定される生体内抗酸化作用よりも高い値を示したことに
より、胡麻油に含まれるリグナン類とトコフェロールの
相乗効果が認められた。また、実施例12と比較例9か
ら胡麻油に含まれる多成分系のリグナン類でなければ、
本発明に示されるほどの相乗効果が得られないことがわ
かった。さらに、リグナン類の含量が0.01重量%〜
1.0重量%であり、リグナン類とトコフェロールの重
量比が、リグナン類:トコフェロール=1:0.01〜
10の場合、生体内抗酸化作用が高いことが分かった。
また、実施例13、比較例10より、本発明の生体内抗
酸化作用を有する食用油を含む油脂加工品についても同
様に生体内抗酸化作用を有することがわかった。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、胡麻油に含まれるリグ
ナン類とトコフェロールおよび/またはトコフェロール
を含有した油脂を加えることで著しい生体内抗酸化作用
を有する食用油脂および該食用油脂を含む油脂加工品を
提供できる。これは、胡麻油に含まれるリグナン類とト
コフェロールおよび/またはトコフェロールを含有した
油脂の相乗効果により、通常の食用油脂やトコフェロー
ルのみを添加した食用油脂等にくらべ生体内抗酸化作用
が高い食用油脂および該食用油脂を含む油脂加工品であ
る。また、本発明品の摂取により体内の抗酸化性が高ま
り、加齢による機能低下、生活習慣病の予防や改善に対
し有効である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リグナン類を含む胡麻油に、トコフェロ
    ールおよび/またはトコフェロールを含有した油脂を加
    えることを特徴とする生体内抗酸化作用を有する食用油
    脂。
  2. 【請求項2】 リグナン類の含量が0.01重量%〜
    1.0重量%であり、リグナン類とトコフェロールの重
    量比が、リグナン類:トコフェロール=1:0.01〜
    10である請求項1記載の生体内抗酸化作用を有する食
    用油脂。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の生体内抗酸化作用を
    有する食用油脂を含む油脂加工品。
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