JPS61119138A - 食用調合油 - Google Patents
食用調合油Info
- Publication number
- JPS61119138A JPS61119138A JP59238275A JP23827584A JPS61119138A JP S61119138 A JPS61119138 A JP S61119138A JP 59238275 A JP59238275 A JP 59238275A JP 23827584 A JP23827584 A JP 23827584A JP S61119138 A JPS61119138 A JP S61119138A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- edible
- fish
- vegetable
- component
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Edible Oils And Fats (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
植物油脂は植物油と植物脂に分けられ、植物油は乾性油
、半乾性油、不乾性油の6つに分類されている。該3分
類に亘る植物油の用途の中、大きな部分を占めるものに
植物性食用油がある。
、半乾性油、不乾性油の6つに分類されている。該3分
類に亘る植物油の用途の中、大きな部分を占めるものに
植物性食用油がある。
該食用油には天ぷら油、サラダ油、その他があり、これ
を原料側に見ると、天ぷら油は、大豆、菜種、芥子、綿
実、米糠、胡麻、落花生、カポック、ヒマワリ、サフラ
ワー等。サラダ油は、大豆、綿実、米糠、ヒマワリ、オ
リーブ、玉蜀漆、サフラワー等で、それぞれの植物種子
類から製造されている。
を原料側に見ると、天ぷら油は、大豆、菜種、芥子、綿
実、米糠、胡麻、落花生、カポック、ヒマワリ、サフラ
ワー等。サラダ油は、大豆、綿実、米糠、ヒマワリ、オ
リーブ、玉蜀漆、サフラワー等で、それぞれの植物種子
類から製造されている。
原料植物種子類から圧搾法または抽出法によって取り出
された油を原油という。大豆から得たものを大豆原油、
菜種から得たものを菜種原油という。
された油を原油という。大豆から得たものを大豆原油、
菜種から得たものを菜種原油という。
ン 食用油脂はこの原油をもとKして、これに
含まれる不純物を除(ため、脱酸、脱色、水蒸気脱臭等
の処理を行うのが瞥通で、天ぷら、フラ°イ、いため物
、その他一般調理用に向けられるもの、換言すれば農林
規格の臼絞油に合格する程度に精製したものを天ぷら油
といい、サラダ油の規格に合格するものをサラダ油と言
う。
含まれる不純物を除(ため、脱酸、脱色、水蒸気脱臭等
の処理を行うのが瞥通で、天ぷら、フラ°イ、いため物
、その他一般調理用に向けられるもの、換言すれば農林
規格の臼絞油に合格する程度に精製したものを天ぷら油
といい、サラダ油の規格に合格するものをサラダ油と言
う。
これら植物性食用油は、古来より世界的に用いられ公知
のものである。
のものである。
一方魚油は、極く一部漁民により植物性食用油入手困難
な時代にのみ止むを得ず天ぷら油として用いられた場合
もあったが、魚油特有の生臭き香味を有することと、魚
油の主成分たるグリセライドの構成成分の脂肪酸群中に
、二重結合5以上の高度不飽和酸を多く含み、酸化され
易く過酸化物も生成するので生食用には不適と考えられ
、その侭未加工で食用油とされることはなかりた。
な時代にのみ止むを得ず天ぷら油として用いられた場合
もあったが、魚油特有の生臭き香味を有することと、魚
油の主成分たるグリセライドの構成成分の脂肪酸群中に
、二重結合5以上の高度不飽和酸を多く含み、酸化され
易く過酸化物も生成するので生食用には不適と考えられ
、その侭未加工で食用油とされることはなかりた。
本発明は、この二重結合が5以上の高度不飽和脂肪酸よ
り成るエステル特にグリセライドを含む化合物としての
魚油を従来の精製法に加えて分子蒸溜することによって
有臭成分と有害物 1質を取除き、殆ど無臭の精製
魚油となし、この魚油を植物性食用油に混合して天ぷら
用、サラダ用の食用調合油としたものである。
り成るエステル特にグリセライドを含む化合物としての
魚油を従来の精製法に加えて分子蒸溜することによって
有臭成分と有害物 1質を取除き、殆ど無臭の精製
魚油となし、この魚油を植物性食用油に混合して天ぷら
用、サラダ用の食用調合油としたものである。
本発明の詳細を実施例と共に説明する。
新鮮な原料魚より得られた魚油を通常の精製工程を経た
後、分子蒸溜にかけると、有臭成分は分子量が小さい為
に初溜として出てくるのでこれを取除いた上で、中間溜
出部分を分屯すると残留部分には重金属その他の不純物
が残る。
後、分子蒸溜にかけると、有臭成分は分子量が小さい為
に初溜として出てくるのでこれを取除いた上で、中間溜
出部分を分屯すると残留部分には重金属その他の不純物
が残る。
該中間溜出部分として分取されたものは有臭成分がなく
、しかも有害物質と一般に呼ばれる重金属その他の不純
物も含まれていないので、食用油として全く安全な精製
魚油なのである。この殆ど無臭の精製魚油はビタミンE
等天然の抗酸化剤を加えることにより保存の仕方によっ
ては安定した品質を一定期間に亘り保持することができ
る。
、しかも有害物質と一般に呼ばれる重金属その他の不純
物も含まれていないので、食用油として全く安全な精製
魚油なのである。この殆ど無臭の精製魚油はビタミンE
等天然の抗酸化剤を加えることにより保存の仕方によっ
ては安定した品質を一定期間に亘り保持することができ
る。
魚油は、その成分上、一般に二重結合5以上の高度不飽
和脂肪酸を含むので、長期保存に当っては不活性ガスと
共に、又は脱気して適当な容器に収納し、使用特進保有
するのである。
和脂肪酸を含むので、長期保存に当っては不活性ガスと
共に、又は脱気して適当な容器に収納し、使用特進保有
するのである。
併しながら、食用油として常用する場合に犬切なことは
、保存性の問題と共に食味が良好で古来から食用に供さ
れて来た上記植物性食用油に混合することにより、美味
しい食用調合油としたのである。
、保存性の問題と共に食味が良好で古来から食用に供さ
れて来た上記植物性食用油に混合することにより、美味
しい食用調合油としたのである。
尚、更に該植物油と混合することにより、保存性の点で
も経時点な安定性を増大することが発見され、本発明の
食用調合油が味と保存性の点で、全く不安のない新規な
食用油であることが実証された。
も経時点な安定性を増大することが発見され、本発明の
食用調合油が味と保存性の点で、全く不安のない新規な
食用油であることが実証された。
実施例1゜
A、大豆油を主成分とする市販の天ぷら油100部に対
し、該精製魚油としての鰯油10部と市販の胡麻油10
部とを混合した調合油を作り、椎茸、ピーマン、玉葱、
人参、甘藷、えび等の天ぷらを揚げた。
し、該精製魚油としての鰯油10部と市販の胡麻油10
部とを混合した調合油を作り、椎茸、ピーマン、玉葱、
人参、甘藷、えび等の天ぷらを揚げた。
B、対照として該大豆油を主成分とする市販の天ぷら油
100部と該市販の胡麻油10部とを混合した調合油で
、上記と同じ材料を使って天ぷらを揚げた。
100部と該市販の胡麻油10部とを混合した調合油で
、上記と同じ材料を使って天ぷらを揚げた。
A、Bに使用した調合油自身と揚げた天ぷらを並列して
比較試験を行ったが、調合の内容を知らないパネル・デ
イスカソシヲンに於てA、Bの差は全く認められなかっ
た。
比較試験を行ったが、調合の内容を知らないパネル・デ
イスカソシヲンに於てA、Bの差は全く認められなかっ
た。
実施例2゜
A、綿実油を主成分とする市販のサラダ油100部に対
し、該精製魚油としての鰯油10部を混合した調合油を
作り、この調合油を使ってサラダ・ドレッシングを”A
Mした。
し、該精製魚油としての鰯油10部を混合した調合油を
作り、この調合油を使ってサラダ・ドレッシングを”A
Mした。
B、対照として該綿実油を主成分とするサラダ油だけを
使って同様にサラダ・ドレッシングを調製した。
使って同様にサラダ・ドレッシングを調製した。
A、、82種のサラダ・ドレッシングを、それ自身およ
びそれぞれをンタス、キャベツ、ト5 ・ マド、
ピーマン、スライスド・オニオンより1[ 成る生野菜にかけ、並列して比較試験を行っだが、調合
の内容を知らないパネル・デ・イスカッジョンに於て、
A、 1117)差は全く認められなかった。
びそれぞれをンタス、キャベツ、ト5 ・ マド、
ピーマン、スライスド・オニオンより1[ 成る生野菜にかけ、並列して比較試験を行っだが、調合
の内容を知らないパネル・デ・イスカッジョンに於て、
A、 1117)差は全く認められなかった。
尚、本発明の実施例に用いられた該殆ど無臭の魚油とし
ての精製・分子蒸溜鰯油成分の一例を第1表、第2表に
示す。
ての精製・分子蒸溜鰯油成分の一例を第1表、第2表に
示す。
魚油の中でも最近血液循環系疾患に予防効果の認められ
た高度不飽和脂肪酸として二重結合5のエイコサペンタ
エン酸(EPA )や二重結合6のドコサヘキサエン酸
(DMA )を多く含む鰯や鯖の油が注目されているが
、これら魚油を、該精製魚油として用うれば、本発明の
調合油は、その侭常用して血液循環系疾患を予防する食
用油となるのである。
た高度不飽和脂肪酸として二重結合5のエイコサペンタ
エン酸(EPA )や二重結合6のドコサヘキサエン酸
(DMA )を多く含む鰯や鯖の油が注目されているが
、これら魚油を、該精製魚油として用うれば、本発明の
調合油は、その侭常用して血液循環系疾患を予防する食
用油となるのである。
尚、該魚油に代えて、二重結合5以上の高度不飽和脂肪
酸のエステルやグリセライドを用いても同様の結果が得
られることは勿論である。
酸のエステルやグリセライドを用いても同様の結果が得
られることは勿論である。
本発明によれは1、植物油と魚油との調合より成る新規
の食用油を提供することが出来ると共に、魚油として鰯
や鯖など二重結合が5以上の 、1高度不飽和脂
肪酸を多く含むものを用5れば、日常の食生活において
老若共に増大しつつある血液循環系疾患の予防が出来、
国民の健康推持に多大の効果が期待できるという効果が
ある。
の食用油を提供することが出来ると共に、魚油として鰯
や鯖など二重結合が5以上の 、1高度不飽和脂
肪酸を多く含むものを用5れば、日常の食生活において
老若共に増大しつつある血液循環系疾患の予防が出来、
国民の健康推持に多大の効果が期待できるという効果が
ある。
第1表
精製・分子蒸溜鰯油分析試験結果
第2表
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、植物油を第一成分とし、二重結合が5以上の高度不
飽脂肪酸より成るエステルを含む化合物を第二成分とし
、第一成分と第二成分を混合して成る食用調合油。 2、該エステルがグリセライドである特許請求の範囲1
の食用調合油。 3、該化合物が殆ど無臭な魚油である特許請求の範囲1
の食用調合油。 4、該魚油が鰯油である特許請求の範囲3の食用調合油
。 5、該魚油が鯖油である特許請求の範囲3の食用調合油
。 6、該植物油が天ぷら油である特許請求の範囲1の食用
調合油。 7、該植物油がサラダ油である特許請求の範囲1の食用
調合油。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59238275A JPS61119138A (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 | 食用調合油 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59238275A JPS61119138A (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 | 食用調合油 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61119138A true JPS61119138A (ja) | 1986-06-06 |
Family
ID=17027762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59238275A Pending JPS61119138A (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 | 食用調合油 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61119138A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6467152A (en) * | 1987-08-05 | 1989-03-13 | Unilever Nv | Sea yield/vegetable oil blend and product manufactured therefrom |
JPH02189394A (ja) * | 1989-01-19 | 1990-07-25 | Tsukishima Shokuhin Kogyo Kk | 油脂組成物 |
WO1995006414A1 (en) * | 1993-08-31 | 1995-03-09 | Charleville Research Limited | An edible fat blend containing fish oil |
WO2008086514A1 (en) * | 2007-01-11 | 2008-07-17 | Kellogg Company | Storage stable creme filling fortified with omega-3 fatty acids |
JP2011093755A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Ohara Inc | 光学ガラス、光学素子及び精密プレス成形用プリフォーム |
JP2016084420A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | 花王株式会社 | 精製混合油の製造方法 |
WO2020137516A1 (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-02 | 株式会社J-オイルミルズ | 加熱調理用油脂組成物 |
-
1984
- 1984-11-14 JP JP59238275A patent/JPS61119138A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6467152A (en) * | 1987-08-05 | 1989-03-13 | Unilever Nv | Sea yield/vegetable oil blend and product manufactured therefrom |
JPH02189394A (ja) * | 1989-01-19 | 1990-07-25 | Tsukishima Shokuhin Kogyo Kk | 油脂組成物 |
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WO2020137516A1 (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-02 | 株式会社J-オイルミルズ | 加熱調理用油脂組成物 |
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