JP2000210006A - 食品生地の分割丸め成形システム - Google Patents

食品生地の分割丸め成形システム

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JP2000210006A JP11017583A JP1758399A JP2000210006A JP 2000210006 A JP2000210006 A JP 2000210006A JP 11017583 A JP11017583 A JP 11017583A JP 1758399 A JP1758399 A JP 1758399A JP 2000210006 A JP2000210006 A JP 2000210006A
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movable frame
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栄治 栗林
Toshinori Ohashi
俊則 大橋
Hiroyuki Okaizumi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割食品生地Wdの組織の損傷を抑制しつ
つ、分割食品生地Wdの丸め成形の成形精度の向上を図
る。 【解決手段】 ベルトコンベア5の両側に一対の回転軸
13L,13Rを回転可能にそれぞれ設け、各回転軸1
3L(13R)の上端側に偏心移動体27L(27R)
を回転軸15L(15R)の軸心に対して偏心移動可能
にそれぞれ設け、一方の偏心移動体27Lにより可動フ
レーム9の一方部を回転自在に支持するように構成し、
他方の偏心移動体27Rにより可動フレーム9の他方部
を回転自在に支持するように構成し、偏心移動体27
L,27Rの偏心移動量を調節する偏心移動量調節手段
55,57を設けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着性の強い食品
生地(例えばパン生地)を複数に分割成形し、分割成形
された複数の分割食品生地を丸め成形する食品生地の分
割丸め成形システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の食品生地の分割丸め成形システム
について簡単に説明すると、以下のようになる。
【0003】即ち、上記分割丸め成形システムは本体フ
レームをベースにしており、この本体フレームには粘着
性の強い食品生地を搬送するベルトコンベアが設けてあ
る。本体フレームにおけるベルトコンベアの上方には可
動フレームが設けてあり、この可動フレームには食品生
地を複数の分割成形しかつ分割成形された複数の分割食
品生地を丸め成形する成形部が設けてある。ここで、丸
め成形をする時に、成形部を円運動させるため、上記可
動フレームは一定の方向を保持した状態の下で旋回でき
るように構成してある。
【0004】従って、ベルトコンベアにより食品生地を
搬送して所定位置に位置せしめる。次に、成形部により
食品生地を複数に分割成形せしめる。そして、可動フレ
ームを一定の方向を保持した状態の下で旋回させて、成
形部を円運動させる。これによって、各分割食品生地を
ベルトコンベアのベルト上において引きづりながらそれ
ぞれ円運動させることができ、各分割食品生地のベルト
に対する粘着によって、各分割食品生地の周縁部が円運
動の中心部に流動する傾向があることから、各分割食品
生地を球状にそれぞれ丸め成形することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、食品生地の
特性(分割食品生地の大きさ、食品生地の材料的性質を
含む)は様々であり、丸まり易かったり、丸まり難いも
のがある。又、丸め成形によって組織が損傷し易かった
り、損傷し難かったりする。一方、丸め成形を行う時の
各分割食品生地の円運動の軌跡の半径は一定である。そ
のため、各分割食品生地の円運動の軌跡の半径が食品生
地の特性に対応した半径に比べて小さすぎると、分割食
品生地の周縁部が円運動の中心部に流動し難くなり、食
品生地を十分に丸め成形することができなかったり、
又、各分割食品生地の円運動の軌跡の半径が食品生地の
特性に対応した半径に比べて大きすぎると、分割食品生
地の引きづり量が大きくなって、各分割食品生地の組織
が損傷したりするという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
あっては、粘着性の強い複数の食品生地を搬送するベル
トコンベアを設け、このベルトコンベアの上方に可動フ
レームを設け、この可動フレームに食品生地を複数に分
割成形しかつ分割成形された複数の分割食品生地を丸め
成形する成形部を設け、丸め成形するときに成形部を円
運動させるため、上記可動フレームを一定の方向を保持
した状態の下で旋回できるように構成してなる食品生地
の分割丸め成形システムにおいて、上記ベルトコンベア
の両方側に一対の回転軸を回転可能にそれぞれ設け、一
対の回転軸を同期して同方向へ回転させる回転作動装置
を設け、各回転軸の上端側に偏心移動体を回転軸の軸心
に対して偏心移動可能にそれぞれ設け、一方の偏心移動
体により上記可動フレームの一方部を回転自在に支持す
るように構成し、他方の偏心移動体により上記可動フレ
ームの他方部を回転自在に支持するように構成し、一対
の偏心移動体を同期して偏心移動させる偏心移動作動装
置を設け、偏心移動体の偏心移動量を調節する偏心移動
量調節手段を設けてなることを特徴とする。
【0007】請求項1に記載の発明特定事項によると、
ベルトコンベアにより食品生地を搬送した所定位置に位
置せしめる。次に、成形部により食品生地を複数に分割
成形せしめる。そして、回転作動装置の作動により一対
の回転軸を同期して回転させた状態の下で、偏心移動作
動装置の作動により一対の偏心移動体を同期して偏心移
動させることにより、一対の偏心移動体を円運動させ
て、可動フレームを一定の方向を保持した状態の下で旋
回させて、さらには成形部を円運動させることができ
る。これによって、各分割食品生地をベルトコンベアの
ベルト上において引きづりながらそれぞれ円運動させる
ことができ、各分割食品生地のベルトに対する粘着によ
って各分割食品生地の周縁部が上記円運動の中心部に流
動する傾向があることから、分割食品生地の外皮(外側
部分)にはりをもたせつつ、各分割食品生地を球状にそ
れぞれ丸め成形することができる。
【0008】ここで、偏心移動量調節手段により偏心移
動体の偏心移動量を大きくすると、可動フレームを大き
く旋回させて、各分割食品生地の円運動の軌跡の半径を
大きくすることができる。又、偏心移動量調節手段によ
り偏心移動体の偏心移動量を小さくすると、可動フレー
ムを小さく旋回させて、各分割食品生地の円運動の軌跡
の半径を小さくすることができる。
【0009】請求項2に記載の発明にあっては、請求項
1に記載の発明特定事項の他に、前記分割丸め成形部
は、前記可動フレームに昇降可能に設けられた第1昇降
ベースと、この第1昇降ベースに設けられかつ食品生地
を上方向から押圧する複数のプッシャーからなるプッシ
ャー組と、前記可動フレームに昇降可能に設けられた第
2昇降ベースと、この第2昇降ベースに昇降可能かつプ
ッシャー組の周囲を囲むように設けられた外枠と、この
第2昇降ベースに設けられかつ食品生地を切断する複数
のカッタとを備えてなり、上記外枠をプッシャーに対し
て下方向へ突出して構成し、下方向からみると各プッシ
ャーが外枠と複数のカッタにより或いは複数のカッタに
より区画されるようにそれぞれ構成し、各シャッタを隣
接するプッシャーの間隙を通ってプッシャーに対して下
方向へ突出可能にそれぞれ構成してなることを特徴とす
る。
【0010】請求項2に記載の発明特定事項によると、
請求項1に記載の発明特定事項による作用の他に、ベル
トコンベアの搬送によって食品生地を成形部の垂直下方
(真下)に位置せしめた後に、第1昇降ベースを下降さ
せることにより、外枠により食品生地の周囲を囲みつ
つ、外枠をベルトコンベアのベルトに押し付ける。又、
第2昇降ベースを下降させて、プッシャーにより食品生
地を上方向から押圧する。これによって、外枠、プッシ
ャー組、ベルトによって区画形成された充填室に食品生
地を充填することができる。
【0011】食品生地を充填した後に、第2昇降ベース
を下降させて、各カッタを隣接するプッシャーの間隙を
通ってプッシャーに対して下方向へ突出させる。これに
よって、複数のカッタにより食品生地をプッシャーと同
じ数に分割成形することができる。そして、第1昇降ベ
ースを上昇させて、プッシャーによる押圧状態を解除す
る。
【0012】プッシャーによる押圧状態を解除した後
に、可動フレームを一定の方向を保持した状態の下で旋
回させて分割丸め成形部を円運動させる。これによっ
て、上述の如く、各分割食品生地を球状にそれぞれ丸め
成形することができる。
【0013】請求項3に記載の発明にあっては、請求項
1又は請求項2に記載の発明特定事項の他に、前記偏心
移動量調節手段は、前記支持軸の偏心移動に対応して移
動する可動子に設けられた被検知体或いはセンサと、固
定部に位置調節可能に設けられたセンサ或いは被検知体
を備えてなり、上記センサにより被検知体を検知すると
前記偏心移動作動装置の作動を停止せしめるように構成
してなることを特徴とする。
【0014】請求項3に記載の発明特定事項によると、
請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項による作用
の他に、センサ或いは被検知体の位置を調節することに
より、偏心移動体の偏心移動量を調節することができ
る。
【0015】請求項4に記載の発明にあっては、請求項
1〜請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の発明特
定事項の他に、前記偏心移動作動装置は、前記各回転軸
に回転不能,昇降可能にそれぞれ設けられかつ水平方向
に対して傾斜したカム溝を有するカム部材と、前記各偏
心移動体に設けられかつ対応する上記カム溝に係合する
従動子と、一対のカム部材を同期して昇降させる昇降ア
クチュエータとを備えてなることを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の発明特定事項によると、
請求項1〜請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の
発明特定事項による作用の他に、昇降アクチュエータの
作動により一対のカム部材を同期して昇降させることに
より、カム溝と従動子のカム作用によって、一対の偏心
移動体を同期して偏心移動させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照するに、本発
明の実施の形態に係る食品生地の分割丸め成形システム
1は、粘着性の強い食品生地(例えばパン生地)Wを分
割成形し、分割成形された複数の分割食品生地Wdを丸
め成形するシステムであって、以下詳細に説明する。
【0018】上記分割丸め成形システム1は本体フレー
ム3をベースにしてあって、この本体フレーム3には食
品生地Wを前方向(図1において紙面に向って表裏方
向、図2において左右方向)へ搬送するベルトコンベア
5が設けてあり、このベルトコンベア5は搬送モータ
(図示省略)の駆動により循環走行可能なベルト7を備
えている。上記本体フレーム3におけるベルトコンベア
5の上方(図1及び図2において上方)には可動フレー
ム9が左右方向(図1において左右方向、図2において
紙面に向って裏表方向)へ延伸して設けてあり、この可
動フレーム9の中央部には食品生地Wを分割成形しかつ
分割成形された複数の分割食品生地Wdを丸め成形する
成形部11が設けてある。
【0019】丸め成形する時に成形部11を円運動させ
るため、可動フレーム9は一定の方向を保持した状態の
下で旋回できるように構成してある。
【0020】即ち、本体フレーム3内におけるベルトコ
ンベア5の左右両側には上下方向へ延伸した一対の回転
軸13L,13Rが適宜の軸受部材15L,15Rを介
して回転可能にそれぞれ設けてあり、一対の回転軸13
L,13Rを同期して同方向へ回転させるため、一対の
回転軸13L,13Rがプーリ17L,17R及びタイ
ミングベルト19を介して連動連結してあって、一方の
回転軸13Lに駆動モータ21が適宜手段を介して連動
連結してある。
【0021】一方の回転軸13Lの上端側には水平方向
へ延びた一対のガイドレール23Lが設けてあり、一対
のガイドレール23Lには可動フレーム9の左方部を回
転自在に支持する支持軸25Lを備えた偏心移動体27
Lが回転軸13Lの軸心に対して水平方向へ偏心移動可
能に設けてある。同様に、他方の回転軸13Rの上端側
には水平方向へ延びた一対のガイドレール23Rが設け
てあり、一対のガイドレール23Rには可動フレーム9
の右方部を回転自在に支持する支持軸25Rを備えた偏
心移動体27Rが回転軸13Rの軸心に対して水平方向
へ偏心移動可能に設けてある。
【0022】各回転軸13L(13R)には水平方向に
対して傾斜した一対のカム溝29L(29R)を有する
カム部材31L(31R)が回転不能,昇降可能にそれ
ぞれ設けてあり、各偏心移動体27L(27R)には対
応するカム溝29L(29R)に係合する従動子33L
(33R)がそれぞれ設けてある。一対のカム部材31
L,31Rを同期して昇降させるため、本体フレーム3
内の適宜位置には一対の従動リンク35L,一対の従動
リンク35R,駆動リンク37を備えかつ左右方向へ延
伸した駆動軸37が回転可能に設けてあると共に、各カ
ム部材31L(31R)を回転自在に支持する環状部材
40L(40R)には一対の連結リンク41L(41
R)の上端部が連結ピン43L(43R)を介して枢支
連結してあって、一対の連結リンク41L(41R)の
下端部が対応する従動リンク35L(35R)の先端部
に連結ピン45L(45R)を介して枢支連結してあ
る。そして、上記駆動軸39を回転させるため、本体フ
レーム3内の適宜位置には上下方向へ移動可能なピスト
ンロッド47を備えた偏心移動用エアシリンダ49が連
結ピン51を介して枢支連結してあって、このピストン
ロッド47の先端部が駆動リンク37の先端部に連結ピ
ン53を介して枢支連結してある。
【0023】上記の構成により、偏心移動用エアシリン
ダ49のピストンロッド47を上方向へ移動させて駆動
軸39を一方向へ回転させると、一対のカム部材31
L,31Rを同期して下降させることができ、カム溝2
9L,29Rと従動子33L,33Rのカム作用により
一対の偏心移動体27L,27Rを同期して水平方向へ
偏心移動させることができる(図2(b)参照)。又、
偏心移動用エアシリンダ49のピストンロッド47をス
トローク端まで下方向へ移動させて、一対のカム部材3
1L,31Rを同期して上昇させることにより、カム溝
29L,29Rと従動子33L,33Rのカム作用によ
り一対の偏心移動体27L,27Rを偏心量0の位置ま
で復帰移動させることができる。したがって、駆動モー
タ21の駆動により一対の回転軸13L,13Rを回転
駆動させた状態の下で、一対の偏心移動体27L,27
Rを水平方向へ偏心移動させることにより、一対の偏心
移動体27L,27Rを円運動させて、可動フレーム9
を一定の方向を保持した状態の下で旋回させることがで
き、さらには成形部11を円運動させることができる。
【0024】図1及び図3を参照するに、一対の偏心移
動体27L,27Rの偏心移動量を調節するため、駆動
軸39の右端側(図1において右端側、図3において紙
面に向って表端側)の適宜位置には被検知体55が設け
てあり、本体フレーム3内における駆動軸39の近傍に
はリミットスイッチ,近接センサのごときセンサ57が
円弧方向へ長穴3hを介して位置調節可能に設けてあ
る。ここで、センサ57により被検知体55を検知する
と偏心移動用エアシリンダ49のピストンロッド47の
上方向の移動が停止するように構成してある。尚、被検
知体55とセンサ57の位置関係を変えるように構成し
ても差支えない。
【0025】上記構成により、センサ57を円弧方向へ
位置調節することにより、一対の偏心移動体27L,2
7Rの偏心移動量を調節することができる。
【0026】前記成形部11について詳細に説明する
と、以下のようになる。
【0027】すなわち、図4〜図6を参照するに、前記
可動フレーム9の後側(図4において紙面に向って裏
側、図5において右側、図6において上側)には上下方
向(図4及び図5において上下方向、図6において紙面
に向って表裏方向)へ延びた一対の第1ガイドレール5
9が設けてあり、一対の第1ガイドレール59には第1
昇降ベース61が昇降可能に設けてあって、この第1昇
降ベース61の下部には第1枠部材63が備えてある。
上記第1昇降ベース61を昇降させるため、可動フレー
ム9の後側には昇降可能なピストンロッド65を備えた
第1昇降エアシリンダ67が設けてあり、このピストン
ロッド65の先端部が第1昇降ベース61の適宜位置に
連結してある。上記第1枠部材63には第1支持プレー
ト69が着脱可能に設けてあって、この第1支持プレー
ト69には食品生地Wを上方向から押圧する複数のプッ
シャー71が取付ロッド73を介して一体的に設けてあ
り、複数のプッシャー71によってプッシャー組75が
成立する。
【0028】可動フレーム9の前側には上下方向へ延び
た一対の第2ガイドレール77が設けてあり、一対の第
2ガイドレール77には第2昇降ベース79が昇降可能
に設けてあって、この第2昇降ベース79の下部には第
2枠部材81が備えてある。第2昇降ベース79を昇降
させるため、可動フレーム9の前側には昇降可能なピス
トンロッド83を備えた第2昇降エアシリンダ85が設
けてあり、このピストンロッド83の先端部が第2昇降
ベース79の適宜位置に連結してある。上記第2枠部材
81には第2支持プレート87が着脱可能に設けてあ
り、この第2支持プレート87には複数の連結ロッド8
9を介して外枠91が昇降可能かつ図7に示すようにプ
ッシャー組75を囲むように設けてあって、この外枠9
1はプッシャー71に対して下方向へ突出するように構
成してある。尚、各連結ロッド89には外枠91を下方
向へ付勢可能なスプリング93がそれぞれ設けてある。
【0029】上記第2支持プレート87には食品生地W
を切断する複数のカッタ95が設けてある。ここで、図
2に示すように下方向(図7において紙面に向って表方
向)から見ると各プッシャー71が外枠91と複数のカ
ッタ95又は複数のカッタ95により区画されるように
それぞれ構成してある。又、各カッタ95は隣接するプ
ッシャー71の間隙を通ってプッシャー71に対して下
方向へ突出可能にそれぞれ構成してある。
【0030】次に、本発明の実施の形態の作用について
説明する。
【0031】ベルトコンベア5によって食品生地Wを搬
送して外枠91の垂直下方(真下)に位置せしめる(図
8(a)参照)。次に、第1昇降エアシリンダ67の作
動により第1昇降ベース61を下降させて、外枠91に
より食品生地Wの周囲を囲みつつ、スプリング93の付
勢力も相俟って外枠91をベルトコンベア5のベルト7
に押付ける。また、同期して、第2昇降エアシリンダ8
5の作動により第2昇降ベース79を下降させて、プッ
シャー71により食品生地Wを上方向から押圧する。こ
れによって、外枠91、プッシャー組75、ベルト7に
よって区画形成された充填室により食品生地Wを充填す
ることができる(図8(b)参照)。
【0032】食品生地Wを充填した後に、第2昇降エア
シリンダ85の作動により第2昇降ベース79を下降さ
せて、各カッタ95を隣接するプッシャー71の間隙を
通ってプッシャー71に対して下方向へ突出させる。こ
れによって、複数のカッタ95により食品生地Wをプッ
シャー71と同じ数に分割成形することができる(図8
(c)参照)。そして、第1昇降エアシリンダ67の作
動により第1昇降ベース61を上昇させて、プッシャー
71による押圧状態を解除する。
【0033】プッシャー71による押圧状態を解除した
後に、駆動モータ21の駆動により一対の回転軸13
L,13Rを同期して同方向へ回転させた状態の下で、
偏心移動用エアシリンダ49の作動により一対の第1偏
心移動体27L,27Rを偏心移動させることにより、
一対の偏心移動体27L,27Rを円運動させて、可動
フレーム9を一定の方向を保持した状態の下で旋回させ
ることができ、さらには成形部11を円運動させること
ができる。これによって、各分割食品生地Wdをベルト
7上において引きづりながらそれぞれ円運動させること
ができ、各分割食品生地Wdのベルト7に対する粘着に
よって各分割食品生地Wdの周縁部が上記円運動の中心
部に流動する傾向があることから、分割食品生地Wdの
外皮(外側部分)にはりをもたせつつ、各分割食品生地
Wdを球状にそれぞれ丸め成形することができる(図8
(d)参照)。
【0034】ここで、センサ57を円弧方向へ位置調節
して一対の偏心移動体27L,27Rの偏心移動量を大
きくすると、可動フレーム9を大きく旋回させて、各分
割食品生地Wdの円運動の軌跡の半径が大きくなる。
又、センサ57を円弧方向へ位置調節して一対の偏心移
動体27L,27Rの偏心移動量を小さくすると、可動
フレーム9を小さく旋回させて、各分割食品生地Wdの
円運動の軌跡の半径が小さくなる。
【0035】丸め成形した後に、第2昇降エアシリンダ
85の作動により第2昇降ベース79を上昇させると共
に、第1昇降エアシリンダ67の作動により第1昇降ベ
ース67を上昇させる。これによって、成形部11を元
の状態に復帰せしめることができる(図8(e)参
照)。
【0036】以上のごとき、本発明の実施の形態によれ
ば、食品生地Wの特性(分割食品生地Wdの大きさ、食
品生地Wの材料的性質を含む)に応じて、一対の偏心移
動体27L,27Rの偏心移動量を調節することによ
り、丸め成形を行う時の各分割食品生地Wdの円運動の
軌跡の半径を変更することができるため、分割食品生地
Wdの組織の損傷を抑制することができると共に、分割
食品生地Wdの外皮にはりをもたせつつ、分割食品生地
Wdの丸め成形の成形精度が向上する。
【0037】
【発明の効果】請求項1〜請求項4のうちのいずれかの
請求項に記載の発明によれば、食品生地の特性に応じて
一対の偏心移動体の偏心移動量を調節することにより、
丸め成形を行うときの各分割食品生地の円運動の軌跡の
半径を変更することができるため、分割食品生地の組織
の損傷を抑制することができると共に、分割食品生地の
外皮にはりをもたせつつ、分割食品生地の丸め成形の成
形精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】食品生地の分割丸め成形システムの正面図であ
って、本体フレームを破断している。
【図2】偏心移動体の動作を説明する図である。
【図3】図1におけるIII-III線に沿った図である。
【図4】成形部の具体的構成を含めた分割丸め成形シス
テムの正面図である。
【図5】図4におけるV−V線に沿った図である。
【図6】成形部の平面図である。
【図7】図4における矢視部VIIを示す図である。
【図8】本発明の実施の形態の使用を模擬的に説明した
図である。
【符号の説明】
1 食品生地の分割丸め成形システム 5 ベルトコンベア 9 可動フレーム 11 成形部 13L,13R 回転軸 27L,27R 偏心移動体 29L,29R カム溝 31L,31R カム部材 33L,33R 従動子 49 偏心移動用エアシリンダ 55 被検知体 57 センサ 61 第1昇降ベース 67 第1昇降エアシリンダ 71 プッシャー 75 プッシャー組 79 第2昇降ベース 85 第2昇降エアシリンダ 91 外枠 95 カッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡泉 宏幸 栃木県宇都宮市野沢町2番地3 レオン自 動機株式会社内 Fターム(参考) 4B031 CA09 CE01 CE06 4B032 DB01 DP25 DP26 4B048 PE03 PK03 PK07 PL01 PL04 PL08 PL15 PS04 PS09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着性の強い食品生地を搬送するベルト
    コンベアを設け、このベルトコンベアの上方に可動フレ
    ームを設け、この可動フレームに食品生地を複数に分割
    成形しかつ分割成形された複数の分割食品生地を丸め成
    形する成形部を設け、丸め成形するときに成形部を円運
    動させるため、上記可動フレームを一定の方向を保持し
    た状態の下で旋回できるように構成してなる食品生地の
    分割丸め成形システムにおいて、 上記ベルトコンベアの両方側に一対の回転軸を回転可能
    にそれぞれ設け、一対の回転軸を同期して同方向へ回転
    させる回転作動装置を設け、各回転軸の上端側に偏心移
    動体を回転軸の軸心に対して偏心移動可能にそれぞれ設
    け、一方の偏心移動体により上記可動フレームの一方部
    を回転自在に支持するように構成し、他方の偏心移動体
    により上記可動フレームの他方部を回転自在に支持する
    ように構成し、一対の偏心移動体を同期して偏心移動さ
    せる偏心移動作動装置を設け、偏心移動体の偏心移動量
    を調節する偏心移動量調節手段を設けてなることを特徴
    とする食品生地の分割丸め成形システム。
  2. 【請求項2】 前記分割丸め成形部は、前記可動フレー
    ムに昇降可能に設けられた第1昇降ベースと、この第1
    昇降ベースに設けられかつ食品生地を上方向から押圧す
    る複数のプッシャーからなるプッシャー組と、前記可動
    フレームに昇降可能に設けられた第2昇降ベースと、こ
    の第2昇降ベースに昇降可能かつプッシャー組の周囲を
    囲むように設けられた外枠と、この第2昇降ベースに設
    けられかつ食品生地を切断する複数のカッタとを備えて
    なり、 上記外枠をプッシャーに対して下方向へ突出して構成
    し、下方向からみると各プッシャーが外枠と複数のカッ
    タにより或いは複数のカッタにより区画されるようにそ
    れぞれ構成し、各シャッタを隣接するプッシャーの間隙
    を通ってプッシャーに対して下方向へ突出可能にそれぞ
    れ構成してなることを特徴とする請求項1に記載の食品
    生地の分割丸め成形システム。
  3. 【請求項3】 前記偏心移動量調節手段は、前記偏心移
    動体の偏心移動に対応して移動する可動子に設けられた
    被検知体或いはセンサと、固定部に位置調節可能に設け
    られたセンサ或いは被検知体を備えてなり、上記センサ
    により被検知体を検知すると前記偏心移動作動装置の作
    動を停止せしめるように構成してなることを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の食品生地の分割丸め成形
    システム。
  4. 【請求項4】 前記偏心移動作動装置は、前記各回転軸
    に回転不能,昇降可能にそれぞれ設けられかつ水平方向
    に対して傾斜したカム溝を有するカム部材と、前記各偏
    心移動体に設けられかつ対応する上記カム溝に係合する
    従動子と、一対のカム部材を同期して昇降させる昇降ア
    クチュエータとを備えてなることを特徴とする請求項1
    〜請求項3のうちいずれかの請求項に記載の食品生地の
    分割丸め成形システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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