JP2000209473A - カメラ保護ハウジング - Google Patents

カメラ保護ハウジング

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JP2000209473A
JP2000209473A JP11006778A JP677899A JP2000209473A JP 2000209473 A JP2000209473 A JP 2000209473A JP 11006778 A JP11006778 A JP 11006778A JP 677899 A JP677899 A JP 677899A JP 2000209473 A JP2000209473 A JP 2000209473A
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Japan
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camera
housing
video camera
mirror
hook
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JP11006778A
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English (en)
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Yasuyuki Seki
安幸 関
Yukio Yamada
幸男 山田
Kaizo Tsukamoto
改三 塚本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の機種のカメラに対する汎用性があり、
かつ操作性についてもカメラ単体で使用する場合とそれ
程かわりなく使用できる保護ハウジングを提供する。 【解決手段】 少なくとも前面の一部と側面の一部に透
明部を有するカメラ収納部10と、カメラ収納部10内
に配置されて外部から操作者の手を挿入できると共に、
その手が挿入される内部がカメラ収納部の内部とは隔離
された手袋部30とを備えて、収納部10に収納された
カメラの操作が手袋部30に挿入された手で行えるよう
にし、カメラ用の操作スイッチ類を必要としない保護ハ
ウジングを構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオカメ
ラを収納して、水滴や砂ぼこり等に対してカメラを保護
した状態での撮影を可能とするカメラ保護ハウジングに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオカメラを海辺やスキー場な
どで使用できるようにするために、マリンパック等と称
される保護ハウジングが用意されている。図14は従来
の保護ハウジングの一例を示すものである。図14に示
される保護ハウジング1は、防水構造としてあり、それ
ぞれが硬質の合成樹脂で形成された第1部材2と第2部
材3とを備えて、その第1部材2と第2部材3とで形成
される内部の空間にビデオカメラ(図示せず)を収納す
る構成としてある。そして、ビデオカメラを収納した状
態で、接合部材4により第1部材2と第2部材3とが一
体に接合されるようにして、内部に収納されたビデオカ
メラが保護されるようにしてある。この場合、第1部材
2と第2部材3との接合部には、柔軟性を有する樹脂材
料などで構成されるパッキンを配置して、ある程度の水
深(例えば2m程度)までは内部に水などが侵入しない
構成としてある。
【0003】そして第1部材2の前方には、透明ガラス
が配置された窓部5が設けてあり、内部のビデオカメラ
の撮影レンズにより、撮影ができる構成としてある。ま
た第1部材2の後方にも透明ガラスが配置された窓部6
が設けてあり、内部のビデオカメラのビューファインダ
に表示される画像を見ることができる構成としてある。
【0004】また、第1部材2の前方には、防水構造の
マイクロホン7が配置してあり、またこのハウジングを
持つ手が触れる位置(第2部材3の後方など)に防水構
造の操作スイッチ(図示せず)が配置してあり、ハウジ
ング1の内部で、マイクロホン7がビデオカメラのマイ
ク端子に接続してあると共に、操作スイッチがビデオカ
メラのリモートコントロール端子に接続してある。この
操作スイッチで操作できる機能としては、録画の開始,
停止や、ズームレンズの画角調整などの撮影時に必要な
最低限の機能である。
【0005】このような構成の防水ハウジングにビデオ
カメラを収納させることで、海辺やスキー場などの水滴
や砂ぼこりがかかる場所で、ビデオカメラを保護しなが
ら良好に撮影を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ビデオカメ
ラには種々の形状のものが存在し、従来は図14に示し
たような防水ハウジングについても、ビデオカメラの機
種毎に専用のものを用意するようにしてある。即ち、例
えば図14に示した例のハウジング1の場合には、第1
部材2と第2部材3の形状を、収納するビデオカメラの
形状に合わせた形状としてあり、両部材2,3の内部に
形成される空間に、ビデオカメラが確実に保持されるよ
うにしてある。従って、収納するビデオカメラの形状が
これとは異なる場合には、別の防水ハウジングを用意す
る必要があり、ビデオカメラの機種が増える毎に、防水
ハウジングについても専用のものを製作する必要があっ
た。
【0007】このため、製造メーカーにとっては、ビデ
オカメラの形状がモデルチェンジで変更された場合、防
水ハウジングについても別のものを製作し直す必要があ
り、手間がかかると共に、販売店にとっても、ビデオカ
メラの機種毎に多種類の防水ハウジングを在庫しておく
必要があり、好ましいものではなかった。
【0008】また、近年ビデオカメラとして比較的大型
の液晶画像表示パネル(例えば画面の対角線のサイズが
2〜4インチ程度のパネル)が取付けられたものが各種
存在するが、その液晶画像表示パネルが取付けられた画
像を、防水ハウジングの外から見えるようにするために
は、そのための窓部を防水ハウジングに設ける必要があ
る。ここで、液晶画像表示パネルの取付け位置について
も、ビデオカメラの機種毎に異なるものであり、そのた
めの対処が各機種毎の防水ハウジングに必要である。
【0009】また、図14に示すような防水ハウジング
の場合には、防水構造となっているため、操作スイッチ
は防水構造の専用のものが取付けてあり、ハウジングの
構成が複雑であると共に、撮影時にはその防水構造のス
イッチを操作する必要があり、通常の撮影時と同様の操
作性で撮影が行えるとは言えない。即ち、防水構造の操
作スイッチは、つまみ等が比較的大型な部品になる傾向
があり、またその操作スイッチの配置状態が、ビデオカ
メラ本体のスイッチ配置状態と同一ではない場合もあ
り、必ずしもビデオカメラ本体に取付けられた操作スイ
ッチと同様の操作性で操作できるとは言えない。
【0010】さらに、従来のこの種の防水ハウジング
は、防水構造となってはいるが、水深1〜2m程度まで
の水圧に耐える程度の簡易的な防水構造のものであり、
水中での本格的な使用よりも、海辺やスキー場などで水
滴の侵入を防止する程度の用途に使用されることが多い
が、海辺やスキー場などでの使用を考えた場合、従来の
防水ハウジングでは頑丈すぎて、重量も重くなり、必ず
しも用途に適した構成とは言えない場合が多々あった。
【0011】本発明はこれらの点に鑑み、複数の機種の
カメラに対する汎用性があり、かつ操作性についてもカ
メラ単体で使用する場合とそれ程かわりなく使用できる
保護ハウジングを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のカメラ保護ハウジングは、少なくとも前面の
一部と側面の一部に透明部を有するカメラ収納部と、カ
メラ収納部内に配置されて外部から操作者の手を挿入で
きると共に、その手が挿入される内部がカメラ収納部の
内部とは隔離された手袋部とを備えたものである。
【0013】本発明のカメラ保護ハウジングによると、
手袋部に挿入された手で、直接的にカメラ本体に配置さ
れた操作キーを操作して、収納部に収納されたカメラで
撮影が行える。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
図1〜図13を参照して説明する。
【0015】本実施の形態においては、CCD撮影素子
などの撮影手段を備えた撮影部と、記録媒体(例えばビ
デオテープ)に撮影して得た映像信号を記録(記憶)す
る記録部とが一体化されたいわゆる一体型のビデオカメ
ラを収納するカメラ保護ハウジングとしてある。用途と
しては、海辺やスキー場などでの撮影時又は雨天の際の
撮影時になどに、水滴や砂ぼこり等のカメラへの侵入を
防止するために使用されることを主目的とした簡易的な
防水ハウジングとしてある。
【0016】図1及び図2は、本例のハウジングの内部
にビデオカメラを収納させて、使用状態の例を示した図
で、図1は前方から見た斜視図であり、図2は後方から
見た斜視図である。本例の防水ハウジング10は、柔軟
性を有する透明な樹脂で構成された透明部11を筒状に
巻回させて、本体を構成してある。そして、その透明部
11の前面には、例えば硬質の樹脂で構成された前面部
12が固定してあり、透明部11の後端には、後端部1
3が固定してある。また、前面から見て右側面には、ミ
ラー部20が取付けられるようにしてあり、左側面には
手袋30が取付けてある。このミラー部20と手袋30
の詳細については後述する。なお、以下の説明において
も、右側面,左側面と述べた場合には、いずれもハウジ
ングの前面側から見た方向である。
【0017】前面部12には、比較的大型の透明ガラス
が取付けられた前面透明部12aがほぼ中央部に配置し
てあると共に、下方にマイクロホン12bが取付けてあ
る。このマイクロホン12bは、ケーブルで接続された
接続プラグ(図示せず)がハウジング10の内部に引き
出されていて、そのプラグを収納したビデオカメラ50
のマイク端子に接続して使用する。
【0018】後端部13については、例えば図2に示す
ように、硬質の樹脂でフレーム部13bが構成されて、
そのフレーム部13bで後端面全体に配置された透明ガ
ラス13aを保持する構成としてある。また、フレーム
部13bは、図5にハウジング10を分解して示すよう
に、透明部11の後端側に固定された硬質樹脂で構成さ
れたフレーム部13cに被せて蓋をする構成としてあ
り、フレーム部13bと透明ガラス13aが、防水ハウ
ジング10の本体に対して着脱自在な構成としてある。
なお、フレーム部13bをフレーム部13cに被せた状
態のとき、フレーム部13bが外れないようにするため
の何らかの機構を設けても良い。また、防水性を完全に
するために、両フレーム部13b,13cが接する部分
に、パッキンなどを配置する構成としても良い。
【0019】そして本例の防水ハウジング10の内部に
は、手袋30が取付けてある。図3及び図4は、この手
袋30の取付け状態の詳細を示してあり、ハウジング1
0の透明部11の左側面の下方には、手袋挿入部31が
開口させてあり、この手袋挿入部31からハウジング1
0の内部に手(ここでは左手)を挿入できる手袋30が
配置してある。この手袋30は、ハウジング10の内部
に比較的深く手を挿入できるように手袋30は比較的大
型の形状としてあり、図3に示すように、先端部が、親
指の挿入部32と、その他の指の挿入部33とに2分割
してあり、比較的柔軟性を有する樹脂材料で構成してあ
る。この場合、挿入された手が蒸れないように、多少通
気性がある材質のものを使用するのが好ましい。
【0020】なお、手袋30の挿入部31と、ハウジン
グ10の透明部11の左側面部との接合部11cは、バ
ンド状に形成してあり、挿入部31の位置が外部から容
易に判る形状としてある。また、手袋30の挿入部31
とハウジング本体との接合部は、水滴や砂などが侵入し
ないように、接着剤などで完全に挿入部31の周囲をハ
ウジング本体側に固定させてある。
【0021】また本例のハウジング10の右側面には、
ミラー部20を取付けることができる構成としてある。
即ち、例えば図6に示すように、透明部11の右側面の
外側には、上方と下方に平行に2本の面ファスナー部1
1a,11bが取付けてある。そして、この2本の面フ
ァスナー部11a,11bに、ミラーが取付けられたミ
ラー部20の面ファスナー部を張り合わせて、ミラー部
20を固定できる構成としてある。
【0022】ここで、本例のミラー部20の構成を、図
7から図10を参照して説明すると、本例のミラー部2
0は、中央に四角形の透孔21aを有するフレーム状の
部材21の一端に、ガラス,アクリル,金属などで構成
されたミラー面25が固定された部材22の一端部22
aが張り付けてあり、この一端部22aを回動支点とし
て、フレーム状部材21とミラー面25とが成す角度を
調整することができる。ここで、ミラー面25が固定さ
れた部材22の上部と下部には、突出部23,24を接
続してあり、それぞれの突出部23,24は、ミラー面
25の側に折り曲げることができる構成としてある。
【0023】また、フレーム状部材21の透孔21aの
周囲のミラー面25と対向した面の、部材22の取付け
部を除く3面には、面ファスナー21b,21c,12
dが取付けてある。ミラー面25が固定された部材22
の一端部22aから離れた先端部と、各突出部23,2
4の端部にも、面ファスナー22b,23a,24aが
取付けてある。突出部23,24の端部の面ファスナー
23a,24aの取付け部についても、突出部23,2
4とは別に折れ曲がるようにしてある。さらに、フレー
ム状部材21の面ファスナー21b,21c,21dが
取付けられた面とは裏側になる面(図7では隠れた面,
図9参照)の上下にも、面ファスナー21e,21fが
取付けてある。
【0024】このように構成されるミラー部20を使用
する際には、図7に示すように展開した状態から、図8
に示す状態となるように組み立てる。即ち、ミラー面2
5が取付けられた部材22を、フレーム状部材21に対
して約45°広げると共に、部材22の上下の突出部2
3,24を、約90°曲折させ、突出部23,24の端
部の面ファスナー23a,24aを、フレーム状部材2
1の上下の面ファスナー21b,21cに張り付けさせ
る。
【0025】そして、この図8に示す状態に組み立てら
れたミラー部23を、図6に示すように、ハウジング1
0の右側面から面ファスナー部11a,11bの任意の
位置に取付けることで、フレーム状部材21の裏面側の
面ファスナー21e,21fが、このハウジング10の
面ファスナー部11a,11bに張り付き、ハウジング
10にミラー部20が接続される。なお、このミラー部
20の取付け位置は、ハウジング10に収納されるビデ
オカメラ50の液晶モニタ部53と対向する位置に設定
する。この位置設定状態については後述する。
【0026】また、本例のミラー部20は、平板状に折
り畳むことができる。即ち、図9に示すように、ミラー
面25が取付けられた部材22の上下の突出部23,2
4を、ミラー面25が隠れるように完全に折り曲げた
後、矢印aで示すように部材22を部材21側に曲げ
て、部材22の端部のファスナー22bを、フレーム状
部材21の面ファスナー21d(図7,図8参照)に張
り付けさせ、図10に示す状態に折り畳ませる。図10
ではミラー部20単体で折り畳ませた状態を示してある
が、ハウジング10の右側面に取付けた状態のままで、
このように折り畳ませることも可能であることは勿論で
ある。
【0027】次に、ハウジング10の内部にビデオカメ
ラを収納させて固定させる構成について説明する。既に
説明した図1,図2に示したように、ハウジング10の
内部にはビデオカメラ50を収納させるが、そのビデオ
カメラ50を収納させる際には、図5に示すように、後
端部13を構成するフレーム部13bを、透明部11の
後端に固定されたフレーム部13cから外して、ビデオ
カメラ50の撮影レンズ51が取付けられた側が、前面
部12の透明部12aの後方に位置するように、配置す
る。
【0028】ここで本例の場合には、ビデオカメラ50
をハウジング10の内部に固定する際にも、面ファスナ
ーを使用する。即ち、透明部11の内側の底面には、ほ
ぼ全面に面ファスナー14aを固定させてある。この面
ファスナー14aにビデオカメラを固定させるために、
ビデオカメラ50の底面には、三脚固定用のネジ孔を利
用して、透孔41が設けられた取付け部材40を、ネジ
42で固定させる。この取付け部材40の裏面側(図5
では見えない側)の面には、面ファスナーが固定させて
あり、ハウジング10側の底面の面ファスナー14aと
張り付くようにしてある。
【0029】そして、ビデオカメラ50をハウジング1
0の内部に配置させた状態で、ビデオカメラ50のマイ
ク端子にマイクロホン12bのプラグを接続し、フレー
ム部13bをフレーム13cの上に被せる。なお、本例
の場合に使用されるビデオカメラ50は、図5に示すよ
うに、撮影レンズ51が取付けられた先端側とは反対の
後方に、電子ビューファインダ52が取付けてあり、ま
た側面には液晶モニタ部53が取付けてある。また、ビ
デオカメラ50の上部にはズームレンズ操作用のスイッ
チ54が配置してあり、電子ビューファインダ52の脇
(図面では隠れている)には、撮影スタンバイのオン・
オフと撮影開始,停止を操作する撮影スイッチが配置し
てある。さらに、ビデオカメラ50の電子ビューファイ
ンダ52の下方には、ビデオカメラ50を作動させるバ
ッテリ55が取付けられる構成としてある。
【0030】このように構成されるビデオカメラ50
を、本例の防水ハウジング10に収納させて撮影を行う
際には、例えば図13に示すように、左側面の手袋挿入
部31から撮影者の左手を手袋30に挿入して、その手
袋30に挿入された親指で、ビデオカメラ50の撮影ス
イッチを操作すると共に、その他の指(中指又は人指し
指)でビデオカメラ50のズームレンズ操作用のスイッ
チ54を操作する。このとき、撮影される画像のモニタ
は、電子ビューファインダ52と液晶モニタ部53のい
ずれでも可能である。
【0031】即ち、電子ビューファインダ52を使用す
る際には、その電子ビューファインダ52に表示される
画像を、ハウジング10の後端部13の透明ガラス13
aを介して撮影者が確認することができる。また、液晶
モニタ部53を使用する際には、ミラー部20を組み立
てた状態でハウジング10の右側面に取付けて、液晶モ
ニタ部53に表示される画像を、ミラー部20のミラー
面25で45°後方に曲折させることで、ハウジング1
0の後方にいる撮影者が確認することができる。なお、
液晶モニタ部53を使用しない場合には、ミラー部20
は図10に示したように折り畳んだ状態とすることで、
ミラー部20が邪魔にはならない。
【0032】このように本例の防水ハウジング10にビ
デオカメラを収納させることで、撮影者は手袋30に挿
入させた手で、ハウジングを使用せずに操作する場合と
同様に直接スイッチを操作して撮影作業を行うことがで
き、ハウジング使用時の操作性を、ハウジングを使用し
ない場合と全く同じにすることができる。また、撮影さ
れる画像のモニタを行う際には、ビデオカメラの電子ビ
ューファインダを使用したモニタと、側面の液晶モニタ
部を使用したモニタの双方が可能であり、ハウジングを
使用しない通常の撮影時と同様に好みのモニタ方法を選
択できる。
【0033】そして本例の防水ハウジング10の場合に
は、面ファスナーを使用してビデオカメラをハウジング
の内部の底面に固定するようにしたので、種々の形状の
ビデオカメラに本例のハウジングが使用できるようにな
り、汎用性が高くなる。即ち、例えば図11に側面で示
すように、比較的小型のビデオカメラ50を収納させた
場合には、そのビデオカメラ50を比較的前方に寄せて
固定させれば良く、また例えば図12に示すように、比
較的大型のビデオカメラ50′を収納させた場合には、
そのビデオカメラ50′をほぼ中央に配置して固定させ
れば良い。いずれのビデオカメラ50,50′を使用す
る場合にも、ズーム用の操作スイッチ54,54′の位
置の多少の違いや、電子ビューファインダ52,52′
の位置の多少の違いは、使用上問題にはならない。
【0034】この場合、小型のビデオカメラ50を使用
した場合と、大型のビデオカメラ50′を使用した場合
とでは、側面の液晶モニタ部53,53′の位置が異な
るが、ミラー部20の取付け位置についても、面ファス
ナーによる取付けであるので調節ができ、図11,図1
2にそれぞれ破線で示すようにミラー部20の取付け位
置を設定することで、それぞれの液晶モニタ部53,5
3′の位置に対応させることができる。なお、図11に
示すように、比較的小型のビデオカメラ50を収納させ
た場合には、ハウジング内部の後方のスペースに余裕が
あるので、ビデオカメラ50の後方に取付けるバッテリ
55についても、大型のバッテリ55″を取付けた状態
で、ハウジング10に収納させることが可能になる。
【0035】なお、上述した実施の形態では、ハウジン
グ10の側面部は、全面的に透明な材質で構成したが、
少なくともビデオカメラの側面のモニタ部に対向する側
面部だけが透明であれば良い。但し、本例のように側面
や上面が全面的に透明である場合には、手袋30でビデ
オカメラのスイッチを操作している状態を、目視で確認
することができるので、より好ましい。
【0036】また、上述した実施の形態では、側面に液
晶モニタ部を備えたビデオカメラを配置する場合の例に
ついて説明したが、このような画像表示部が側面にない
ビデオカメラ用のハウジングとする場合には、ミラー部
20や、その取付け用の面ファスナー11a,11bを
設けない構成のハウジングとしても良い。
【0037】また、内部に配置するカメラは、一体型の
ビデオカメラとしたが、静止画像を撮影するスチルカメ
ラなどの他のカメラを収納する保護ハウジングとして構
成しても良いことは勿論である。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によると、手袋
部に挿入された手で、直接的にカメラ本体に配置された
操作キーを操作して、収納部に収納されたカメラで撮影
が行え、カメラ単体を操作する場合とほぼ同様の操作性
で撮影操作が行えると共に、ハウジングの外側に操作ス
イッチを配置する必要がなく、それだけハウジングの構
成を簡単にできる。
【0039】請求項2に記載した発明によると、請求項
1に記載した発明において、固定部材として、カメラ収
納部の内部の底面に固定された面ファスナーで構成した
ことで、面ファスナーを使用してカメラを収納部内の任
意の位置に固定できるようになり、ハウジングで収納で
きるカメラの汎用性が向上し、機種毎に専用化されたハ
ウジングを用意する必要がなくなる。
【0040】請求項3に記載した発明によると、請求項
1記載のカメラ保護ハウジングにおいて、カメラ収納部
の側面の透明部の外側に、この側面と所定の角度を持っ
て保持されるミラーを備えたことで、カメラの側面に配
置された画像表示部に表示される画像を、例えばハウジ
ングを持った者が確認できるようになる。
【0041】請求項4に記載した発明によると、請求項
3に記載した発明において、ミラーは、カメラ収納部の
側面の透明部の外側に配置された面ファスナーで着脱自
在に取付けられる構成としたことで、必要な場合にだけ
ミラーを取付けることが容易にできると共に、面ファス
ナーでミラーを取付ける際には、ミラーの取付け位置の
調整が可能になり、カメラの側面に配置された画像表示
部の位置に応じたミラーの取付け位置の調整が可能にな
り、ハウジングの汎用性が向上する。
【0042】請求項5に記載した発明によると、請求項
4に記載した発明において、ミラーは、さらにカメラ収
納部の側面とほぼ平行な状態で、面ファスナーにより保
持される構成としたことで、ハウジングにミラーが取付
けられた状態のままで、簡単にミラーを収納させること
が可能になる。
【0043】請求項6に記載した発明によると、請求項
1に記載した発明において、カメラ収納部の前面の外側
に、内部に収納されたカメラのマイクロホン端子と接続
されるマイクロホンを備えたことで、ハウジングの外部
の音声の収録が良好に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるハウジングを右前
方から見た斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態によるハウジングを後方
から見た斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態によるハウジングを左前
方から見た斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態によるハウジングを底面
から見た斜視図である。
【図5】本発明の一実施の形態によるハウジングへのカ
メラ取付け状態の例を分解して示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施の形態によるハウジングのミラ
ー部取付け状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の一実施の形態によるミラー部を展開し
て示す斜視図である。
【図8】本発明の一実施の形態によるミラー部を組み立
てた状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の一実施の形態によるミラー部を折り畳
む途中の状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の一実施の形態によるミラー部を折り
畳んだ状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の一実施の形態によるハウジングに小
型のビデオカメラを収納させた例を示す側面図である。
【図12】本発明の一実施の形態によるハウジングに大
型のビデオカメラを収納させた例を示す側面図である。
【図13】本発明の一実施の形態によるハウジングの使
用例を示す説明図である。
【図14】従来の防水ハウジングの例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10…防水ハウジング、11…透明部、11a,11b
…面ファスナー取付け部、12…前面部、12a…前面
透明部、12b…マイクロホン、13…後端部、14a
…面ファスナー部、20…ミラー部、30…手袋、40
…取付け部材、50…ビデオカメラ、53…液晶モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚本 改三 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA00 AC63 AC77 AC78 AC79

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にカメラを収納し、少なくとも前面
    の一部と側面の一部に透明部を有するカメラ収納部と、 上記カメラ収納部に収納されたカメラを固定する固定部
    材と、 上記カメラ収納部内に配置されて、外部から操作者の手
    を挿入できると共に、その手が挿入される内部が、カメ
    ラ収納部の内部とは隔離された手袋部とを備えたカメラ
    保護ハウジング。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカメラ保護ハウジングに
    おいて、 上記固定部材として、上記カメラ収納部の内部の底面に
    固定された面ファスナーで構成したカメラ保護ハウジン
    グ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のカメラ保護ハウジングに
    おいて、 上記カメラ収納部の側面の透明部の外側に、この側面と
    所定の角度を持って保持されるミラーを備えたカメラ保
    護ハウジング。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のカメラ保護ハウジングに
    おいて、 上記ミラーは、上記カメラ収納部の側面の透明部の外側
    に配置された面ファスナーで着脱自在に取付けられる構
    成としたカメラ保護ハウジング。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のカメラ保護ハウジングに
    おいて、 上記ミラーは、さらに上記カメラ収納部の側面とほぼ平
    行な状態で、面ファスナーにより保持される構成とした
    カメラ保護ハウジング。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のカメラ保護ハウジングに
    おいて、 上記カメラ収納部の前面の外側に、内部に収納されたカ
    メラのマイクロホン端子と接続されるマイクロホンを備
    えたカメラ保護ハウジング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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