JP2000209258A - 時系列デ―タ蓄積配信システム - Google Patents

時系列デ―タ蓄積配信システム

Info

Publication number
JP2000209258A
JP2000209258A JP696799A JP696799A JP2000209258A JP 2000209258 A JP2000209258 A JP 2000209258A JP 696799 A JP696799 A JP 696799A JP 696799 A JP696799 A JP 696799A JP 2000209258 A JP2000209258 A JP 2000209258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
series data
distribution
data
recording area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP696799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4270623B2 (ja
Inventor
Naoki Kuwabara
直樹 桑原
Toshihiko Hata
淑彦 秦
Fumio Matsuda
文男 松田
Akitaka Tsukada
晶宇 塚田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP696799A priority Critical patent/JP4270623B2/ja
Publication of JP2000209258A publication Critical patent/JP2000209258A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4270623B2 publication Critical patent/JP4270623B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のキャッシュ装置130では、スロット
内の各データを、さらに時刻や解像度毎で分けて蓄積し
たり削除することができず、任意の時間区間でデータを
蓄積したり、データの時間間隔、あるいはデータ毎に解
像度を変えて、一時記録領域136に蓄積できない。 【解決手段】 キャッシュ装置30において、各データ
毎にその時刻情報、属性情報または解像度などをインデ
ックステーブル35に保持し、優先度設定手段32が、
時刻情報、フレームレートまたは解像度などによって、
配信装置10から受信したデータの優先度を決定し、蓄
積削除手段33がこの優先度に応じてデータの蓄積を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、映像または計測
制御データなどの時系列データを蓄積し、ユーザからの
要求に応じて蓄積したデータを配信するキャッシュ装置
を有するシステムに関するもので、特にネットワークを
使ったプラント監視またはセキュリティ監視、また、遠
隔医療支援またはビデオ・オンデマンドシステムなど、
特定の映像およびデータが反復して要求配信される分野
に適した時系列データ蓄積配信システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、プラント設備監視またはセキュ
リティ監視では、建物や設備といった現場の状況を複数
の監視カメラで撮影し、現場と離れた監視センタにて必
要な映像を随時切り替えて表示する映像監視が行われて
いる。この映像監視ではライブ映像によって現時点の状
況を確認する以外に、VTR(Video TapeR
ecorder)やハードディスクなどの記録装置に監
視映像を記録しておき、事件発生前後の映像を繰り返し
表示して詳細に分析するといった作業が行われる。最近
では映像をディジタル化してハードディスクに蓄積して
おき、LAN(Local Area Networ
k)や公衆回線網を介して監視センタヘ配信する配信機
能を持った記録配信装置(以後、単に配信装置と呼ぶ)
が製品化されている。例えば、プラントにて事故が発生
した場合には、複数の監視センタが事故映像を保持する
配信装置へほぼ同時に映像配信を要求する輻輳状態に陥
いってしまい、配信装置やその接続網の過負荷が発生す
るため映像を配信できない場合がある。このような配信
装置とその接続網への負荷を分散するために、配信装置
と監視センタ間の配信経路中にキャッシュ装置が設けら
れる。キャッシュ装置は、配信装置が配信した映像デー
タを中継するとともに蓄積しておき、複数の異なる配信
要求に対して、今までに蓄積済みの映像データが要求さ
れた場合には、配信装置に代わって配信することによっ
て、配信装置の負荷と配信装置とキャッシュ装置間の網
の負荷を抑えている。
【0003】図14は例えば文献「A novel d
ynamic caching for hierar
chically distributed vide
o−ondemand systems」(SPIE
Vol.3228,Page135−146 Nov.
1997)に示されたビデオオンデマンドにおける従来
の時系列データ蓄積配信システムを示す構成図であり、
図において、110はプログラム名の付いたビデオデー
タを保持し、要求によりビデオデータを配信する配信装
置、120はビデオデータの配信を要求し、データの受
信再生を行う再生装置、130は配信装置110から再
生装置120ヘビデオデータを中継すると共にそのデー
タを蓄積するキャッシュ装置である。キャッシュ装置1
30内部には、ビデオデータを蓄積する一時記録領域1
36と、その一時記録領域136に蓄積されたデータの
時刻情報やアクセス履歴を記録するインデックステーブ
ル135がある。このシステムでは、一時記録領域13
6内のビデオデータは、図14に示すように、例えば1
0分といった、ある時間を単位としてスロット化されて
記録されている。
【0004】次に動作について説明する。再生装置12
0は、配信を要求するプログラム名と再生開始時刻位置
を指定した配信要求をキャッシュ装置130へ送信す
る。キャッシュ装置130は、再生装置120からの配
信要求を受けると、要求された時間帯のビデオデータが
一時記録領域136に存在するかどうか、インデックス
テーブル135を検索する。この検索結果により、下記
の(1)または(2)を実行する。 (1)データが存在する場合は、配信要求で指定された
時刻位置からのデータを順々に読み出して再生装置12
0へ配信する。 (2)データが存在しない場合は、その時刻位置からの
データ配信を配信装置110へ要求し、配信装置110
から送られてくるデータを順々に再生装置120へその
まま中継すると同時に、中継したデータの時間長が1つ
のスロットを完全に満たせば、そのデータを一時記録領
域136に記録し、インデックステーブル135を更新
する。ここで記録の際に、一時記録領域136が一杯で
あれば、最後に配信した時刻が一時記録領域136内で
最も古いデータを削除し、受信したデータを新たに蓄積
する。キャッシュ装置130は、ビデオデータの配信中
は各スロット毎に、そのスロットにデータが存在するか
どうかインデックステーブルを検索し、上記の(1)ま
たは(2)を実行する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の時系列データ蓄
積配信システムは以上のように構成されているので、一
連の時系列データを一まとめにしたスロット単位によっ
てのみデータを蓄積および削除していた。このため従来
のキャッシュ装置130では、スロット内の各データ
を、さらに時刻や詳細度毎で分けて蓄積したり削除する
ことができず、任意の時間区間でデータを蓄積したり、
データの時間間隔、あるいはデータ毎に詳細度を変え
て、一時記録領域136に蓄積できないという課題があ
った。また、従来のキャッシュ装置130では、過去の
配信履歴のみを参考にして受信データの削除を行ってお
り、データの時刻情報や内容情報などの属性情報、詳細
度などを参考にし、用途に応じて長期的にキャッシュ装
置130にデータを残すことを考慮していないなどの課
題があった。さらに、再生装置120が要求するデータ
の配信品質に対して、配信装置110とキャッシュ装置
130間の伝送速度が十分でない場合には、再生装置1
20からの要求に対して、一時記録領域136でデータ
が不足すると、配信装置110からのデータ受信速度が
遅いために、再生装置120は要求した品質でデータを
受け取れないなどの課題があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、従来と比べて、時刻や詳細度とい
ったより細かな単位で時系列データの蓄積削除を行い、
必要に応じて一時記録領域に蓄積する時系列データを間
引き、不足する時系列データのみを配信装置から取得す
ることによって、一時記録領域を節約しつつ、配信装置
の負荷と配信装置とキャッシュ装置間の網の負荷を抑え
る時系列データ蓄積配信システムを得ることを目的とす
る。また、この発明は、設定した時系列データ単位やそ
れらの属性などに対して優先度をそれぞれ設け、再配信
される可能性のある時系列データを優先的に一時記録領
域に記録することによって、一時記録領域を節約しつ
つ、蓄積された時系列データの再利用率を高める時系列
データ蓄積配信システムを得ることを目的とする。さら
に、この発明は、配信装置からの受信時系列データを、
そのまま再生装置に配信するだけではなく、一時記録装
置に蓄積しつつ、配信開始時刻を調整することにより、
再生装置で再生する時系列データの品質を高める時系列
データ蓄積配信システムを得ることを目的とする。さら
に、この発明は、再生装置から要求される時系列データ
を予測し、あらかじめその時系列データを配信装置から
取得し、一時記録領域に蓄積しておくことにより、再生
装置で再生する時系列データの品質を高める時系列デー
タ蓄積配信システムを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る時系列デ
ータ蓄積配信システムは、配信装置から受信した時系列
データを、受信した時系列データの時刻情報または属性
情報により設定された優先度を用いて蓄積するキャッシ
ュ装置を備えたものである。
【0008】この発明に係る時系列データ蓄積配信シス
テムは、時系列データの集合に対し、時刻情報による部
分集合に基づいて、時系列データの優先度を設定するも
のである。
【0009】この発明に係る時系列データ蓄積配信シス
テムは、受信した、時系列データの属性情報によって重
要な、時系列データを含むかどうかを決定し、この重要
な時系列データを含む時刻とその時刻からの時間差に基
づいて、時系列データの優先度を決定するものである。
【0010】この発明に係る時系列データ蓄積配信シス
テムは、受信した時系列データの詳細度に基づいて、時
系列データの優先度を決定するものである。
【0011】この発明に係る時系列データ蓄積配信シス
テムは、再生装置から受け取った配信要求に関する属性
情報の履歴に基づいて、時系列データの優先度を決定す
るものである。
【0012】この発明に係る時系列データ蓄積配信シス
テムは、再生装置から要求された時系列データが不足
し、配信装置へ配信を要求した際に、総時系列データ量
と、一時記録領域に保持されている時系列データ量およ
び分布状況と、配信装置から一時記録領域への配信伝送
速度と、一時記録領域から再生装置への配信伝送速度と
に基づいて、一時記録領域から再生装置への時系列デー
タの配信時期を設定するものである。
【0013】この発明に係る時系列データ蓄積配信シス
テムは、再生装置から要求された時系列データが不足
し、配信装置へ配信を要求した際に、一時記録領域から
再生装置への配信伝送速度または詳細度を段階的に高め
るようにしたものである。
【0014】この発明に係る時系列データ蓄積配信シス
テムは、再生装置から要求される時系列データをインデ
ックステーブル内の時刻情報、属性情報および配信属性
情報によって予想し、キャッシュ領域にない時系列デー
タを自発的に配信装置に要求するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による時
系列データ配信蓄積システムを示す構成図であり、この
例では、時系列データとして映像フレームを扱ってい
る。図1において、10は要求に応じて映像を配信する
映像配信装置(以後、単に配信装置と呼ぶ)、20は映
像データの配信を要求し、そのデータを受信して再生す
る映像再生装置(以後、単に再生装置と呼ぶ)、30は
映像データを一時記録しておき、記録した映像データヘ
の要求に対してデータを配信し、記録していないデータ
ヘの要求に対しては、配信装置10からデータを中継し
て蓄積するキャッシュ装置である。キャッシュ装置30
内部には、映像データを蓄積する一時記録領域36と、
その一時記録領域36に蓄積されている映像データに対
して、時刻情報、優先度、および解像度、さらに、映像
内容やカメラ角度といった属性情報などをフレーム毎に
記録したインデックステーブル35とがある。
【0016】次に動作について説明する。まず、上記配
信装置10と上記再生装置20について説明する。図2
は配信装置と再生装置の動作を示す動作説明図であり、
配信装置10は、階層的に符号化された映像の原データ
を保持する保持領域11と、キャッシュ装置30から要
求された映像データをキャッシュ装置30へ配信する配
信処理手段12とから構成される。また、再生装置20
は、キャッシュ装置30へ映像配信を要求するデータ要
求手段21と要求した映像データを受信して再生する受
信再生手段22とから構成される。配信装置10では、
キャッシュ装置30から映像配信の要求を受けた配信処
理手段12が、要求された時間区間、フレームレートお
よび解像度に対応する映像データを保持領域11から読
み出し、一フレーム毎にそのフレームの時刻情報、内容
や撮影場所などの属性情報、解像度などのフレーム情報
を付加してキャッシュ装置30に配信する。再生装置2
0では、データ要求手段21が、映像データの時間区
間、フレームレートおよび解像度を指定してキャッシュ
装置30に映像配信を要求する。一方、受信再生手段2
2は、キャッシュ装置30から配信されてきた映像デー
タを受信し、復号した後、表示する。
【0017】次に、上記キャッシュ装置30について説
明する。図3はキャッシュ装置の動作を示す動作説明図
であり、キャッシュ装置30は、上記に述べたインデッ
クステーブル35と一時記録領域36に加えて、インデ
ックステーブル35の検索と、一時記録領域36からの
データ読み出しと、データの送受信とを行う検索中継手
段31と、配信装置10から受信した各データに優先度
を設定する優先度設定手段32と、一時記録領域36に
データを記録したり、一時記録領域36からデータを削
除し、これらのデータヘのインデックステーブル35を
更新する蓄積削除手段33とから構成される。検索中継
手段31は、再生装置20から映像データ配信の要求を
受けて、インデックステーブル35を参照し、要求され
た時間区間、フレームレートおよび解像度を満たして、
一時記録領域36からデータを配信できるかどうか判断
する。要求された条件で、データを配信可能であれば、
検索中継手段31は、そのデータを一時記録領域36か
ら読み出して、再生装置20へ配信する。また、配信を
要求されたデータが、一時記録領域36に不足していれ
ば、検索中継手段31は、配信装置10に不足するデー
タの配信を要求し、データを受信した後、再生装置20
へ中継する。このとき、優先度設定手段32は、受信し
たデータのフレーム情報を参照し、時刻情報、フレーム
レートおよび解像度などによって、このデータの優先度
を設定する。この優先度の設定は、予め優先度設定手段
32において、所定の時刻、あるいは所定のフレームレ
ートの優先度が高くなるように設定しておいたり、再生
装置20からの要求により設定されるなど、様々な設定
方式であってよい。そして、その優先度にしたがって蓄
積削除手段33が、一時記録領域36からデータを削除
したり、一時記録領域36へ受信したデータを新たに記
録する。また、蓄積削除手段33は、削除または記録し
たデータに関するインデックステーブル35を更新す
る。
【0018】上記のような構成において、例えば、検索
中継手段31において、映画やドラマのような動画像プ
ログラムを受信した場合、このようなプログラムでは開
始部分への配信要求が多いことから、優先度設定手段3
2が、開始時刻およびその周辺時刻を時刻情報として持
つデータに高い優先度を与え、これらのデータを優先的
に一時記録領域36に残すことにより、一時記録領域3
6を検索したときに、検索したデータが存在する確率
(以後、ヒット率と呼ぶ)を高めることができる。図4
は時刻情報を基に優先度付けを行った場合を示す説明図
であり、この図4では、検索中継手段31が、“A”と
いう名前の映像プログラムを、時刻10:11:00か
ら10:12:00まで受信し、このプログラムの先頭
部分のみを保存している例を示す。また、上記のような
開始時刻だけではなく、中間のある特定の時刻に対する
要求が強い動画像であれば、その時刻に高い優先度を与
えることにより、同様の効果を得ることができる。
【0019】また、映像内容のような属性情報によって
データに優先度付けを行う例としては、サッカーのゴー
ルシーンのような配信要求が多い映像に対し、高い優先
度を与えておき、一時記録領域36のヒット率を上げる
ことができる。また、配信装置10で、ある特定の映像
に対し、何らかの注釈または印をフレーム情報に付け
て、映像を配信したい場合がある。例えば、プラントな
どの監視分野では、映像だけでなく、センサーを使って
監視する場合が多い。このような場合、映像配信の際の
フレーム情報に、センサーデータの値や機器の正常/異
常を伝える属性情報を付加することにより、異常時の映
像を特定することができる。この属性情報で特定された
映像フレームに対し、高い優先度を与えておくことによ
り、一時記録領域36のヒット率を上げることができ
る。また、時刻情報と組み合わせることにより、異常発
生時前後の映像を優先的に保存することができる。
【0020】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、データの時刻情報または属性情報によってデータに
優先度を設定し、優先度によってデータを記録してお
き、再生装置20からの要求に応じてデータを配信する
ことにより、配信装置10の負荷を低減すると同時に、
配信装置10とキャッシュ装置30間の伝送路負荷を低
減させることができる。
【0021】実施の形態2.上記実施の形態1では、デ
ータの優先度設定をその時刻情報または属性情報から設
定していたが、この実施の形態2では、時刻情報を基に
して束ねられたデータの集合に対し、優先度を設定する
場合について説明する。
【0022】次に動作について説明する。図5はこの発
明の実施の形態2によるフレームレートを基に優先度付
けを行った場合を示す説明図であり、この図5では、検
索中継手段31が、時刻10:11:00から10:1
2:00までの映像データを30fps(Frame/
Sec)のフレームレートで受信し、受信したデータの
うち、奇数フレームに高い優先度、偶数フレームには低
い優先度を設定している。この例では、優先度の低い偶
数フレームを棄却し、優先度の高い奇数フレームのみを
一時記録領域36に記録しているため、映像品質を15
fpsに落とし、一時記録領域36を節約しつつ蓄積し
ている。このように時刻情報を基にしたデータ集合に対
して優先度を設けることによって、例えば、より多くの
フレームレートに対して、その映像ストリームの構成要
素となるフレームに高い優先度を与えるなど、様々なフ
レームレートに対応しつつ、一時記録領域36のヒット
率を高めることができる。
【0023】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、時系列データが、時刻情報を基にした部分集合に分
割され、この部分集合によってデータの優先度を設定
し、優先度によってデータを記録しておくことにより、
キャッシュ装置30に蓄積するデータの時間長を延長す
ることができ、キャッシュ装置30において記録されて
いるデータの再利用回数を増やし、配信装置10の負荷
を低減すると同時に、配信装置10とキャッシュ装置3
0間の伝送路負荷を低減させることができる。
【0024】実施の形態3.実施の形態1の構成におい
て、例えば、複数のカメラで複数の場所を撮影してお
り、センサがある場所に異常や不具合を検知したとする
と、その時刻を重要時刻と設定することにより、その場
所を撮影しているカメラのその時刻の映像と、他の場所
を撮影したカメラのその時刻の映像やその時のセンサデ
ータとを、キャッシュ装置30内のインデックステーブ
ル35で連動して扱うことができる。
【0025】次に動作について説明する。図6はこの発
明の実施の形態3による重要時刻を基に優先度付けを行
った場合を示す説明図であり、この図6では、配信装置
Bのカメラにセンサを設け、そのカメラによる映像と共
に、そのセンサによる属性情報を保持領域11に保持し
ておき、キャッシュ装置30の検索中継手段31を介し
た再生装置20からの配信要求に応じて、配信装置Aに
保持されたデータと共に、配信装置Bに保持された属性
情報が付加されたデータをキャッシュ装置30に配信す
る。その時、キャッシュ装置30の優先度設定手段32
では、配信装置Bからの属性情報から重要時刻を判断
し、配信装置A,Bからのデータのうちその重要時刻の
データを優先的に高いフレームレートで記録する。図6
では、配信装置Bからの属性情報のうち内容、“爆発”
の優先度を高くして配信装置A,B双方のデータを記録
している。このようなデータの蓄積を行うことにより、
一時記録領域36のヒット率を高めることができる。ま
た、再生装置20から配信を要求された時間区間のデー
タを、重要時刻(の集合)と見なし、その優先度を上げ
ることにより、配信予定であるデータを削除してしまう
無駄が少なくなる。
【0026】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、属性情報に基づいて重要時刻を設定し、その重要時
刻に応じた優先度によってデータを記録しておくことに
より、ある特定時間のデータを優先的にキャッシュ装置
30に蓄積して、キャッシュ装置30において記録され
ているデータの再利用回数を増やし、配信装置10の負
荷を低減すると同時に、配信装置10とキャッシュ装置
30間の伝送路負荷を低減させることができる。
【0027】実施の形態4.上記実施の形態1では、デ
ータの優先度設定をその時刻情報または属性情報から設
定していたが、この実施の形態4では、映像データの解
像度(詳細度)を基にして優先度を設定する場合につい
て説明する。
【0028】次に動作について説明する。例えば、階層
的に符号化されている映像フレームに対して、(フレー
ムサイズが小さい)解像度の低い低層部分に、より高い
優先度を与えて一時記録領域36に記録し、必要に応じ
て解像度を高めて記録/配信することにより、一時記録
領域36を節約しつつ、一時記録領域36のヒット率を
高めることができる。また、上記実施の形態1から実施
の形態3において、フレームレートを変化させて記録し
た代わりに、解像度を変化させて記録する、あるいはそ
れらの組み合わせにより記録することにより、一時記録
領域36を節約しつつ、一時記録領域36のヒット率を
高めることができる。
【0029】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、解像度によって優先度を設定し、その優先度によっ
てデータを記録しておくことにより、必要に応じてデー
タサイズを変更してキャッシュ装置30に蓄積し、キャ
ッシュ装置30において記録されているデータの再利用
回数を増やし、配信装置10の負荷を低減すると同時
に、配信装置10とキャッシュ装置30間の伝送路負荷
を低減させることができる。
【0030】実施の形態5.この実施の形態4では、過
去に再生装置20から受け取った配信要求に関する属性
を記述した配信属性情報により、優先度を設定する場合
について説明する。キャッシュ装置30のインデックス
テーブル35には、今までに再生装置20から受け取っ
た配信要求に関する属性を記述した配信属性情報が設け
られており、検索中継手段31は、再生装置20から受
け取った配信要求に応じてその配信属性情報を作成およ
び更新し、優先度設定手段32は、その配信属性情報に
応じて時系列データの優先度を設定するものである。
【0031】次に動作について説明する。図7はこの発
明の実施の形態5による再生装置からの配信要求の配信
属性情報を基に優先度付けを行った場合を示す説明図で
あり、この図7では、一時記録領域36に再生装置Aか
ら要求されたデータが蓄積されていたが、重要度の低い
再生装置Aから要求されたデータであるため、優先度が
低く、優先度の高い再生装置Bが要求した映像データ
が、優先的に一時記録装置36に記録されている。ま
た、このような例は、端末に優先度を設けるだけでな
く、そのデータを使用するユーザに設けることもでき
る。このように、再生端末やユーザ、またはその要求に
より優先度を設けて蓄積することにより、特定の端末や
ユーザに対して、一時記録領域36を節約しつつ、一時
記録領域36のヒット率を高めることができる。
【0032】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、今までに再生装置20から受け取った属性を記述し
た配信属性情報により、優先度を設定し、その優先度に
よってデータを記録しておくことにより、再生装置20
の要求に応じてキャッシュ装置30に蓄積し、キャッシ
ュ装置30において記録されているデータの再利用回数
を増やし、配信装置10の負荷を低減すると同時に、配
信装置10とキャッシュ装置30間の伝送路負荷を低減
させることができる。
【0033】実施の形態6.図8はこの発明の実施の形
態6による時系列データ配信蓄積システムを示す構成図
であり、この例では、配信装置10とキャッシュ装置3
0間の伝送路に低速公衆網を使っている。図8におい
て、図1と比べて配信装置10とキャッシュ装置30間
の伝送路が変更されただけであるので、各構成部につい
ての説明は省略する。
【0034】次に動作について説明する。従来例および
実施の形態1では、一時記録領域36に再生装置20か
ら要求された映像データが不足していた場合、配信装置
10から不足データを受信した後、データを即時再生装
置20へ中継していた。しかし、図9に示すように、再
生装置20の要求するデータの配信速度が、配信装置1
0とキャッシュ装置30間の伝送速度よりも大きい場
合、一時記録領域36の蓄積状況によっては、再生装置
20への配信データが不足し、配信速度が一定せずに再
生装置20では要求した映像品質で再生できなかった
り、データ受信までの待ち時間が大きくなる可能性があ
る。そこで例えば、図10に示すように、一時記録領域
36にデータが不足していれば、要求区間内の不足デー
タを、配信装置10から時間方向に順に取り寄せて蓄積
する。要求されたレートで配信できる程度にデータが蓄
積されるまで待って、それから配信を開始する。具体的
には、再生装置20から要求された時間区間に応じた時
系列データ量と、現在の一時記録領域36に保持されて
いる関連する時系列データ量および分布状況と、配信装
置10から一時記録領域36への配信伝送速度と、一時
記録領域36から再生装置20への配信伝送速度とに基
づいて、一時記録領域36から再生装置20への時系列
データの配信時期を設定する。これにより、配信装置1
0との伝送路が低速であっても、再生装置20から要求
された映像品質で、再生装置20にデータを配信するこ
とができる。
【0035】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、再生装置20から要求された時間区間に応じた時系
列データ量と、現在の一時記録領域36に保持されてい
る関連する時系列データ量および分布状況と、配信装置
10から一時記録領域36への配信伝送速度と、一時記
録領域36から再生装置20への配信伝送速度とに基づ
いて、一時記録領域36から再生装置20への時系列デ
ータの配信時期を設定するので、配信装置10との伝送
路が低速であっても、再生装置20から要求された映像
品質で、再生装置20にデータを配信することができ
る。
【0036】実施の形態7.図11はこの発明の実施の
形態7によるキャッシュ装置の動作を示す動作説明図で
あり、上記実施の形態6では、キャッシュ装置30にお
いて、要求されたフレームレート、解像度で配信できる
までデータ配信の開始時間を遅らせたが、この実施の形
態7では、配信の要求を受けてから短い待ち時間で配信
開始ができるように、中継が途切れない程度まで映像品
質を下げて配信し、配信の要求が増えるに従い一時記録
領域36から再生装置20へのフレームレートまたは解
像度を段階的に高めて中継するものである。
【0037】次に動作について説明する。再生装置から
の要求に対し、配信するデータが一時記録領域に不足す
る場合、低フレームレートや低解像度による配信に必要
となるデータから再生装置へ要求し、まず低品質のデー
タを再生装置へ配信する。配信する間に不足するデータ
を補間し、繰り返しその映像を見ることによって、フレ
ームレートまたは解像度を段階的に高めて再生装置20
に配信する。これにより、キャッシュ装置30は高い応
答性を持ちつつ、繰り返しデータの配信を要求すること
により高品質のデータを配信することができる。
【0038】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、配信装置10との伝送路が低速であっても、配信の
要求を受けてからのレスポンス性を高めつつ、繰り返し
配信要求することにより再生装置20から要求された映
像品質で、再生装置20にデータを配信することができ
る。
【0039】実施の形態8.図12はこの発明の実施の
形態8によるキャッシュ装置の動作を示す動作説明図で
あり、図のように、要求された時間区間の終端時刻から
時間軸と逆方向に、配信装置10ヘデータの配信を要求
していき、このデータを受信および蓄積しつつ、再生装
置20ヘデータの配信を開始する。配信開始直後は、映
像データの品質は落ちるかも知れないが、いずれは配信
要求された映像品質で配信できるようになる。これによ
り,再生装置20は、従来例と比べて良い品質で、映像
データを受け取ることができる。
【0040】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、要求された時間区間の終端時刻から時間軸と逆方向
に、配信装置10ヘデータの配信を要求していき、この
データを受信および蓄積しつつ、再生装置20ヘデータ
の配信を開始するので、従来例と比べて良い品質で、再
生装置20にデータを配信することができる。
【0041】実施の形態9.実施の形態1の構成におい
て、配信装置10が、図2で示した保持領域11を持た
ず、例えば、カメラからの入力を直接配信し、蓄積機能
をキャッシュ装置30で持たせるようなシステムの場合
には、カメラで撮影した映像データをキャッシュ装置3
0で設定したフレームレートまたは解像度で蓄積するこ
とができる。これにより、配信装置10において、保持
領域11を持たなくても、一時的に映像データを記録す
ることができる。
【0042】実施の形態10.図13はこの発明の実施
の形態10によるキャッシュ装置の動作を示す動作説明
図であり、この実施の形態10では、キャッシュ装置3
0の検索中継手段31により、再生装置20からの配信
要求が無くても、インデックステーブル35内の情報に
基づいて一時記録領域36に追加する時系列データを決
定し、配信装置10に要求するものである。
【0043】次に動作について説明する。この実施の形
態10では、検索中継手段31が、図13(b)におい
ては、インデックステーブル35内の時刻情報と属性情
報によって定義された重要時刻を基に、重要時刻と重要
時刻の狭間のデータ、あるいは周辺時刻におけるデータ
は、要求される可能性が高いと判断し、その時刻のデー
タ追加を行っている。また、図13(c)では、例え
ば、サッカーのゴールシーンのような特定の映像内容を
基に、再生装置20から要求されるデータを予想し、一
時記録領域36にデータを追加している。このように、
あらかじめ配信が予想されるデータを一時記録領域36
に蓄積しておくことにより、再生装置20がデータ配信
を要求してから、データを受信するまでの待ち時間を少
なくすることができる。また、配信装置10とキャッシ
ュ装置30との伝送網の空き時間を利用して、予想した
データの配信を要求することにより、配信装置10の負
荷と、網の負荷を分散することができる。
【0044】以上のように、この実施の形態10によれ
ば、キャッシュ装置30の検索中継手段31により、再
生装置20からの配信要求が無くても、インデックステ
ーブル35内の情報に基づいて一時記録領域36に追加
する時系列データを決定し、配信装置10に要求するの
で、再生装置20がデータ配信を要求してから、データ
を受信するまでの待ち時間を少なくすることができる。
また、配信装置10の負荷と、網の負荷を分散すること
ができる。
【0045】尚、実施の形態1から実施の形態9におい
て、データの属性情報に時間の経過と共に減少していく
重み係数を設け、必要に応じてデータの優先度にこの重
み係数を乗算し、時刻の経過と共に優先度を落として、
一時記録領域36からデータを削除することにより、一
時記録領域36を節約でき、ヒット率を上げることがで
きる。また、実施の形態1から実施の形態10では、映
像データに限定して説明を行ったが、これらの例は、映
像データのみを対象としたものではなく、計測データや
制御データなど他の時系列データにも適用される。
【0046】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、検索
中継手段が受信した時系列データの時刻情報または属性
情報に応じて時系列データに優先度を設定する優先度設
定手段と、その設定された優先度に応じて受信した時系
列データを一時記録領域に保持または一時記録領域から
時系列データを削除すると共にインデックステーブルを
更新する蓄積削除手段とを有するキャッシュ装置とを備
えるように構成したので、優先度によって時系列データ
を記録しておき、再生装置からの要求に応じて時系列デ
ータを配信することにより、配信装置の負荷を低減する
と同時に、配信装置とキャッシュ装置間の伝送路負荷を
低減することができる効果がある。
【0047】この発明によれば、時系列データを、時刻
情報によって部分集合に分割し、キャッシュ装置の優先
度設定手段が、その部分集合に対して優先度を設定する
ように構成したので、その優先度によって時系列データ
を記録することにより、キャッシュ装置に蓄積する時系
列データの時間長を延長することができ、キャッシュ装
置において記録されている時系列データの再利用回数を
増やし、配信装置の負荷を低減すると同時に、配信装置
とキャッシュ装置間の伝送路負荷を低減することができ
る効果がある。
【0048】この発明によれば、優先度設定手段は、属
性情報に基づいて、特定の時間区間における重要時刻を
決定し、その重要時刻周辺の時系列データに高い優先度
を与えるように構成したので、その重要時刻に応じた優
先度によって時系列データを記録することにより、ある
特定の時間区間の時系列データを優先的にキャッシュ装
置に蓄積して、キャッシュ装置において記録されている
時系列データの再利用回数を増やし、配信装置の負荷を
低減すると同時に、配信装置とキャッシュ装置間の伝送
路負荷を低減することができる効果がある。
【0049】この発明によれば、配信装置の保持領域に
保持された各時系列データは、データを記述する詳細度
に応じて階層的に構成され、キャッシュ装置の優先度設
定手段は、各時系列データの詳細度毎に応じて優先度を
設定するように構成したので、その優先度によって時系
列データを記録することにより、必要に応じてデータサ
イズを変更してキャッシュ装置に蓄積し、キャッシュ装
置において記録されている時系列データの再利用回数を
増やし、配信装置の負荷を低減すると同時に、配信装置
とキャッシュ装置間の伝送路負荷を低減することができ
る効果がある。
【0050】この発明によれば、キャッシュ装置のイン
デックステーブルは、今までに再生装置から受け取った
配信要求に関する属性を記述した配信属性情報を含み、
検索中継手段は、その配信属性情報を作成および更新
し、優先度設定手段は、その配信属性情報に応じて時系
列データの優先度を設定するように構成したので、その
優先度によって時系列データを記録することにより、キ
ャッシュ装置において記録されている時系列データの再
利用回数を増やし、配信装置の負荷を低減すると同時
に、配信装置とキャッシュ装置間の伝送路負荷を低減す
ることができる効果がある。
【0051】この発明によれば、キャッシュ装置の検索
中継手段は、時系列データを配信装置に要求してその時
系列データを受信し再生装置へ中継する場合に、再生装
置から要求された時間区間に応じた時系列データ量と、
現在の一時記録領域に保持されている関連する時系列デ
ータ量および分布状況と、配信装置から一時記録領域へ
の配信伝送速度と、一時記録領域から再生装置への配信
伝送速度とに基づいて、一時記録領域から再生装置への
時系列データの配信時期を設定するように構成したの
で、配信装置との伝送路が低速であっても、再生装置か
ら要求された映像品質で、再生装置にデータを配信する
ことができる効果がある。
【0052】この発明によれば、キャッシュ装置の検索
中継手段は、時系列データを配信装置に要求してその時
系列データを受信し再生装置へ中継する場合に、一時記
録領域から再生装置への配信伝送速度または一時記録領
域から再生装置への詳細度を段階的に高めて再生装置へ
中継するように構成したので、配信装置との伝送路が低
速であっても、再生装置から要求された映像品質で、再
生装置にデータを配信することができる効果がある。
【0053】この発明によれば、キャッシュ装置の検索
中継手段は、再生装置からの配信要求が無くても、イン
デックステーブル内の情報に基づいて一時記録領域に追
加する時系列データを決定し、配信装置に要求するよう
に構成したので、再生装置がデータ配信を要求してか
ら、時系列データを受信するまでの待ち時間を少なくす
ることができる。また、配信装置の負荷と、網の負荷を
分散することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による時系列データ
配信蓄積システムを示す構成図である。
【図2】 配信装置と再生装置の動作を示す動作説明図
である。
【図3】 キャッシュ装置の動作を示す動作説明図であ
る。
【図4】 時刻情報を基に優先度付けを行った場合を示
す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるフレームレー
トを基に優先度付けを行った場合を示す説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による重要時刻を基
に優先度付けを行った場合を示す説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態5による再生装置から
の配信要求の配信属性情報を基に優先度付けを行った場
合を示す説明図である。
【図8】 この発明の実施の形態6による時系列データ
配信蓄積システムを示す構成図である。
【図9】 従来例と実施の形態6との動作の違いを示す
説明図である。
【図10】 この発明の実施の形態6によるキャッシュ
装置の動作を示す動作説明図である。
【図11】 この発明の実施の形態7によるキャッシュ
装置の動作を示す動作説明図である。
【図12】 この発明の実施の形態8によるキャッシュ
装置の動作を示す動作説明図である。
【図13】 この発明の実施の形態10によるキャッシ
ュ装置の動作を示す動作説明図である。
【図14】 従来の時系列データ蓄積配信システムを示
す構成図である。
【符号の説明】
10 配信装置、11 保持領域、12 配信処理手
段、20 再生装置、21 データ要求手段、22 受
信再生手段、30 キャッシュ装置、31 検索中継手
段、32 優先度設定手段、33 蓄積削除手段、35
インデックステーブル、36 一時記録領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/781 H04N 5/91 K 5/915 7/173 610 (72)発明者 松田 文男 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 塚田 晶宇 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時系列データを保持する保持領域と、要
    求された時間区間で上記保持領域に保持された時系列デ
    ータを配信すると共に、それら各時系列データまたはそ
    れら各時系列データの集合に時刻情報または属性情報を
    合わせて配信する配信処理手段とを有する配信装置と、
    再生したい上記時系列データの時間区間を指定した配信
    要求を発行するデータ要求手段と、上記時系列データを
    受信し再生する受信再生手段とを有する再生装置と、上
    記配信装置および上記再生装置に接続され、その配信装
    置から配信された時系列データを保持する一時記録領域
    と、上記一時記録領域に保持された各時系列データまた
    はそれら各時系列データの集合に関する時刻情報または
    属性情報、および優先度を記録したインデックステーブ
    ルと、上記再生装置からの配信要求に応じて上記インデ
    ックステーブルを参照し、その配信要求された時系列デ
    ータが上記一時記録領域内に存在する場合は、その時系
    列データをその一時記録領域から読み出してその再生装
    置へ配信し、存在しない場合は、上記配信装置へ要求し
    てその時系列データを受信しその再生装置へ中継する検
    索中継手段と、上記検索中継手段が受信した時系列デー
    タの時刻情報または属性情報に応じてそれら時系列デー
    タに優先度を設定する優先度設定手段と、上記優先度設
    定手段により設定された優先度に応じて受信した時系列
    データを上記一時記録領域に保持またはその一時記録領
    域から時系列データを削除すると共に上記インデックス
    テーブルを更新する蓄積削除手段とを有するキャッシュ
    装置とを備えた時系列データ蓄積配信システム。
  2. 【請求項2】 時系列データの集合は、時刻情報によっ
    て部分集合に分割され、キャッシュ装置の優先度設定手
    段は、その部分集合に対して優先度を設定することを特
    徴とする請求項1記載の時系列データ蓄積配信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 キャッシュ装置の優先度設定手段は、属
    性情報に基づいて、特定の時間区間における重要時刻を
    決定し、その重要時刻周辺の時系列データに高い優先度
    を与えることを特徴とする請求項1記載の時系列データ
    蓄積配信システム。
  4. 【請求項4】 配信装置の保持領域に保持された各時系
    列データは、データを記述する詳細度に応じて階層的に
    構成され、キャッシュ装置の優先度設定手段は、各時系
    列データの詳細度毎に応じて優先度を設定することを特
    徴とする請求項1記載の時系列データ蓄積配信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 キャッシュ装置のインデックステーブル
    は、今までに再生装置から受け取った配信要求に関する
    属性を記述した配信属性情報を含み、検索中継手段は、
    その配信属性情報を作成および更新し、優先度設定手段
    は、その配信属性情報に応じて時系列データの優先度を
    設定することを特徴とする請求項1記載の時系列データ
    蓄積配信システム。
  6. 【請求項6】 キャッシュ装置の検索中継手段は、時系
    列データを配信装置に要求してその時系列データを受信
    し再生装置へ中継する場合に、再生装置から要求された
    時間区間に応じた時系列データ量と、現在の一時記録領
    域に保持されている関連する時系列データ量および分布
    状況と、配信装置から一時記録領域への配信伝送速度
    と、一時記録領域から再生装置への配信伝送速度とに基
    づいて、一時記録領域から再生装置への時系列データの
    配信時期を設定することを特徴とする請求項1記載の時
    系列データ蓄積配信システム。
  7. 【請求項7】 キャッシュ装置の検索中継手段は、時系
    列データを配信装置に要求してその時系列データを受信
    し再生装置へ中継する場合に、一時記録領域から再生装
    置への配信伝送速度または一時記録領域から再生装置へ
    の詳細度を段階的に高めて再生装置へ中継することを特
    徴とする請求項1記載の時系列データ蓄積配信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 キャッシュ装置の検索中継手段は、再生
    装置からの配信要求が無くても、インデックステーブル
    内の情報に基づいて一時記録領域に追加する時系列デー
    タを決定し、配信装置に要求することを特徴とする請求
    項1記載の時系列データ蓄積配信システム。
JP696799A 1999-01-13 1999-01-13 時系列データ蓄積配信システム Expired - Lifetime JP4270623B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP696799A JP4270623B2 (ja) 1999-01-13 1999-01-13 時系列データ蓄積配信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP696799A JP4270623B2 (ja) 1999-01-13 1999-01-13 時系列データ蓄積配信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000209258A true JP2000209258A (ja) 2000-07-28
JP4270623B2 JP4270623B2 (ja) 2009-06-03

Family

ID=11652985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP696799A Expired - Lifetime JP4270623B2 (ja) 1999-01-13 1999-01-13 時系列データ蓄積配信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4270623B2 (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002149477A (ja) * 2000-11-10 2002-05-24 Sony Corp データ蓄積装置およびその方法、ならびに記録媒体
JP2002335506A (ja) * 2001-05-10 2002-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像プロクシサーバ
JP2003042796A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Sony Corp 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2003046969A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Sony Corp 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
WO2003071801A1 (en) * 2002-02-19 2003-08-28 Sony Corporation Moving picture distribution system, moving picture distribution device and method, recording medium, and program
WO2003084225A1 (fr) * 2002-04-03 2003-10-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif de liaison video, systeme de distribution video et procede de liaison video
JP2007053593A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Ricoh Co Ltd 画像処理システム、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP2008282428A (ja) * 2008-08-11 2008-11-20 Murata Mach Ltd コンテンツデータ提供装置およびネットワークシステム
WO2009119394A1 (ja) * 2008-03-28 2009-10-01 日本電気株式会社 映像取得方法、映像取得装置、映像取得システム及び映像取得用プログラム
JP2009295177A (ja) * 2000-08-15 2009-12-17 Aware Inc キャッシュされ記憶されたオブジェクトコンポーネントから非キャッシュオブジェクトを生成するキャッシュシステムおよび方法
JP2010079535A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Mitsubishi Electric Corp データアクセス装置
US7697815B2 (en) 2001-02-28 2010-04-13 Kddi Corporation Video playback unit, video delivery unit and recording medium
WO2010058790A1 (ja) * 2008-11-21 2010-05-27 日本電気株式会社 コンテンツ配信装置、コンテンツ配信制御方法、コンテンツ配信制御プログラム、キャッシュ制御装置
WO2012081720A1 (ja) * 2010-12-13 2012-06-21 日本電気株式会社 データ管理装置、システム、プログラム、および、方法
US8260947B2 (en) 2004-04-06 2012-09-04 Hitachi, Ltd. Media delivery arrangements including time information provided together with media data
JP2012212208A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Brother Ind Ltd 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2014511519A (ja) * 2011-02-07 2014-05-15 アルカテル−ルーセント セグメント化されたマルチメディアのためのキャッシュマネージャおよび対応するキャッシュ管理の方法
JP2015509010A (ja) * 2011-12-09 2015-03-26 エンパイア テクノロジー ディベロップメント エルエルシー ゲームコンテンツデータの予測的なキャッシング
US9498715B2 (en) 2011-11-10 2016-11-22 Empire Technology Development Llc Speculative rendering using historical player data

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107635109A (zh) * 2016-07-19 2018-01-26 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种录像播放方法及装置

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009295177A (ja) * 2000-08-15 2009-12-17 Aware Inc キャッシュされ記憶されたオブジェクトコンポーネントから非キャッシュオブジェクトを生成するキャッシュシステムおよび方法
US8386531B2 (en) 2000-08-15 2013-02-26 Aware, Inc. Cache system and method for generating uncached objects from cached and stored object components
US8122059B2 (en) 2000-08-15 2012-02-21 Aware, Inc. Cache system and method for generating uncached objects from cached and stored object components
JP4505977B2 (ja) * 2000-11-10 2010-07-21 ソニー株式会社 データ蓄積装置およびその方法、ならびに記録媒体
JP2002149477A (ja) * 2000-11-10 2002-05-24 Sony Corp データ蓄積装置およびその方法、ならびに記録媒体
US7697815B2 (en) 2001-02-28 2010-04-13 Kddi Corporation Video playback unit, video delivery unit and recording medium
JP2002335506A (ja) * 2001-05-10 2002-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像プロクシサーバ
JP4667639B2 (ja) * 2001-05-10 2011-04-13 パナソニック株式会社 映像プロクシサーバ
JP2003042796A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Sony Corp 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2003046969A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Sony Corp 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
US7639882B2 (en) 2002-02-19 2009-12-29 Sony Corporation Moving picture distribution system, moving picture distribution device and method, recording medium, and program
WO2003071801A1 (en) * 2002-02-19 2003-08-28 Sony Corporation Moving picture distribution system, moving picture distribution device and method, recording medium, and program
WO2003084225A1 (fr) * 2002-04-03 2003-10-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif de liaison video, systeme de distribution video et procede de liaison video
US8260947B2 (en) 2004-04-06 2012-09-04 Hitachi, Ltd. Media delivery arrangements including time information provided together with media data
JP2007053593A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Ricoh Co Ltd 画像処理システム、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
WO2009119394A1 (ja) * 2008-03-28 2009-10-01 日本電気株式会社 映像取得方法、映像取得装置、映像取得システム及び映像取得用プログラム
JP2008282428A (ja) * 2008-08-11 2008-11-20 Murata Mach Ltd コンテンツデータ提供装置およびネットワークシステム
JP2010079535A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Mitsubishi Electric Corp データアクセス装置
JPWO2010058790A1 (ja) * 2008-11-21 2012-04-19 日本電気株式会社 コンテンツ配信装置、コンテンツ配信制御方法、コンテンツ配信制御プログラム、キャッシュ制御装置
WO2010058790A1 (ja) * 2008-11-21 2010-05-27 日本電気株式会社 コンテンツ配信装置、コンテンツ配信制御方法、コンテンツ配信制御プログラム、キャッシュ制御装置
WO2012081720A1 (ja) * 2010-12-13 2012-06-21 日本電気株式会社 データ管理装置、システム、プログラム、および、方法
JP5849969B2 (ja) * 2010-12-13 2016-02-03 日本電気株式会社 データ管理装置、システム、プログラム、および、方法
JP2014511519A (ja) * 2011-02-07 2014-05-15 アルカテル−ルーセント セグメント化されたマルチメディアのためのキャッシュマネージャおよび対応するキャッシュ管理の方法
US9418012B2 (en) 2011-02-07 2016-08-16 Alcatel Lucent Cache manager for segmented multimedia and corresponding method for cache management
JP2012212208A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Brother Ind Ltd 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
US9498715B2 (en) 2011-11-10 2016-11-22 Empire Technology Development Llc Speculative rendering using historical player data
JP2015509010A (ja) * 2011-12-09 2015-03-26 エンパイア テクノロジー ディベロップメント エルエルシー ゲームコンテンツデータの予測的なキャッシング
US9313083B2 (en) 2011-12-09 2016-04-12 Empire Technology Development Llc Predictive caching of game content data
US10376784B2 (en) 2011-12-09 2019-08-13 Empire Technology Development Llc Predictive caching of game content data

Also Published As

Publication number Publication date
JP4270623B2 (ja) 2009-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000209258A (ja) 時系列デ―タ蓄積配信システム
US8015586B2 (en) Image display method, image display device, and image display program
US6647200B1 (en) Digital recorder, monitoring system, remote monitoring system, monitor image retrieval method, remote image reproduction method, recording medium and computer data signal
US6108728A (en) Continuous recording system, method, and recording medium recording continuous recording program and capable of being read by computer
EP1496696B1 (en) A recording and reproducing system for image data with recording position information and a recording and reproducing method therefor
JP4341616B2 (ja) ネットワークカメラシステムおよびネットワークカメラ制御プログラム
US20040228607A1 (en) Video data recording/reproducing apparatus and video data management method for use in the same
US20020034374A1 (en) Method and apparatus implementing random access and time-based functions on a continuous stream of formatted digital data
US20060015554A1 (en) Image distributing apparatus
TWI760328B (zh) 動畫分割裝置及監視方法
US7567275B2 (en) Image recorder
JP3490298B2 (ja) 連続映像の記録・再生装置
US7609301B2 (en) Motion image recording device with compression ratio control
EP0786718A2 (en) Device for distributing data in response to a plurality of requests for the same file
JP2008109434A (ja) ストリームデータ再生システム、ストリームデータ再生システム用送信装置、ストリームデータ再生システム用受信装置及びストリームデータ再生システム用プログラム
JPWO2003084225A1 (ja) 映像中継装置及び映像配信システム及び映像中継方法
EP1193965A2 (en) Apparatus and method for picture transmission and display
JP5147559B2 (ja) 映像表示装置及び映像表示方法
EP1430716A1 (en) Management of digital memory during playback of moving images
EP1362290A1 (en) Device and method for managing the access to a storage medium
JP2007189558A (ja) 映像表示システム及び映像蓄積配信装置
JP2008271016A (ja) 映像監視装置
JP3098491B2 (ja) ライブ再生装置,これを用いたビデオサーバおよびライブ再生プログラムを記録した記録媒体
TW201737689A (zh) 監視攝影機系統及監視攝影機資料保存方法
JP4389667B2 (ja) 映像検索方法およびシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070925

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071119

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071119

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071119

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080709

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090224

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130306

Year of fee payment: 4