JP2000208804A - 三角形型集積化太陽電池モジュ―ル及びその製造方法 - Google Patents

三角形型集積化太陽電池モジュ―ル及びその製造方法

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JP2000208804A
JP2000208804A JP11004158A JP415899A JP2000208804A JP 2000208804 A JP2000208804 A JP 2000208804A JP 11004158 A JP11004158 A JP 11004158A JP 415899 A JP415899 A JP 415899A JP 2000208804 A JP2000208804 A JP 2000208804A
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solar cell
cells
integrated solar
roof
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JP11004158A
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Kazutaka Uda
和孝 宇田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】寄棟,入り母屋のように三角形,台形,菱形の
屋根面の境界稜線付近に設置でき、太陽光の有効利用及
び屋根の美観向上を図ったことを課題とする。 【解決手段】ガラス基板上に第1電極膜,半導体膜及び
第2電極膜を順次形成して単位セル13,14を構成
し、これら単位セル13,14が複数個接続された長方
形型集積化太陽電池を長方形の対角線で二分割してでき
た2つの三角形型太陽電池11,12を同一屋根面にそ
の短辺を底辺として斜辺を屋根の境界稜線に平行に配置
し、2つの三角形型太陽電池の間で全ての前記単位セル
13,14の電極パッド21同士を電気的に接続した三
角形型集積化太陽電池モジュールであり、夫々の前記単
位セル13,14の面積が同じであるように電気的に接
続したことを特徴とする三角形型集積化太陽電池モジュ
ール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寄せ棟家屋等の三
角形,台形,及び菱形の屋根面に設置可能な三角形型集
積化太陽電池モジュール及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、薄膜太陽電池は2つの電極で半
導体膜を挟んだ構造をしており、2つの電極のうち光が
入射する側は透明電極を、また他方には金属の裏面電極
を用いる。この裏面電極は、低抵抗のAlやAgが用い
られる。一方、透明電極にはSnO2 (酸化錫),IT
O(インジウム・錫酸化物)またはZnO(酸化亜鉛)
等の透明導電膜が用いられるが、電気抵抗率が約5×1
-4Ω・cmと金属膜より2桁程大きいため、発生した
電流が透明電極を流れる間に電力損失が生じる。このこ
とは、基板面積が大きくなる程顕著となる。このような
ことから、外部へ取り出せる電力を減少させるため、損
失を小さくするための構造として集積化太陽電池が提案
されている。
【0003】これは、上記構造膜からなる太陽電池(単
位セル)を1枚の基板上に複数個作成し、夫々を直列に
接続したものである。図9は、集積化太陽電池の断面構
造を示している。図中の符番1は、絶縁基板としてのガ
ラス基板である。太陽光は図の下側からガラス基板を通
って入射する。このガラス基板1上には、SnO2 から
なる透明電極膜(第1電極膜)2が形成されている。こ
の透明電極膜2上には、p型/i型/n型(あるいはn
型/i型/p型)の非晶質シリコン膜を順次積層してな
る半導体膜3が形成されている。この半導体膜3上には
Al等からなる裏面電極膜4が形成されている。なお、
図中の付番5は単位セルを構成し、単位セル5同士は直
列接続部6を介して直列に接続されている。また、図中
のA,B,Cは、夫々直列接続部6において透明電極膜
2,発電膜3,発電膜3及び裏面電極4が存在しない領
域(溝)を示し、一般にはレーザスクライブ法によって
形成される。
【0004】溝Aより左側のセル5の裏面電極膜4の位
置部及び溝Cより右側のセル5の透明電極膜2の一部が
夫々延在し、互いに溝Bの位置で重畳接続されている。
発電電流は単位セル5の面積に比例する。また、全ての
単位セル5に等しい電流が流れるように単位セル5も面
積を等しくする必要がある。ここで、全ての単位セルは
帯状であるため、集積化太陽電池の外形は通常長方形か
正方形である。ところが、家屋の屋根面は切り妻のよう
な四角とは限らず、寄棟,入り母屋のように三角形,台
形,菱形もある。このような屋根には、図10に示すよ
うに長方形や正方形の太陽電池モジュールでは全面に設
置できず、三角形部分(白抜き部分)Xにはモジュール
に似た色のダミーパネルが使われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこうした事情
を考慮してなされたもので、絶縁基板上に第1電極膜,
半導体膜及び第2電極膜を順次形成して単位セルを構成
し、これら単位セルが複数個接続された長方形型集積化
太陽電池を長方形の対角線で二分割してできた2つの三
角形型太陽電池を同一屋根面にその短辺を底辺として斜
辺を屋根の境界稜線に平行に配置し、2つの三角形型太
陽電池の間で全ての前記単位セルの第2の電極膜同士を
電気的に接続した三角形型集積化太陽電池モジュールで
あり、夫々の前記単位セルの面積が同じであるように電
気的に接続した構成とすることにより、寄棟,入り母屋
のように三角形,台形,菱形の屋根面の境界稜線付近に
設置でき、太陽光の有効利用及び屋根の美観向上に適す
るとともに、前記モジュールは2つの三角形型太陽電池
を同一屋根面に配置しているので太陽光の当たり方がと
もに同じであり、一方が影に入って太陽電池が発熱する
という問題が起こりにくい三角形型集積化太陽電池モジ
ュール及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明は、絶縁基板上に第1電極
膜,半導体膜及び第2電極膜を順次形成して単位セルを
構成し、これら単位セルが複数個接続された長方形型集
積化太陽電池を長方形の一方の対角線で二分割してでき
た2つの三角形型太陽電池のうちの1つと、別の長方形
型集積化太陽電池を長方形の他方の対角線で二分割して
できた2つの三角形型太陽電池のうち1つを一対とし
て、2つの前記三角形型太陽電池を夫々隣り合う2つの
屋根面上で短辺を底辺として斜辺を屋根の境界稜線で互
いに対向させて配置し、2つの三角形型太陽電池の間で
全ての前記単位セルの第2電極膜同士を電気的に接続し
た三角形型集積化太陽電池モジュールであり、夫々の単
位セルの面積が同じであるように電気的に接続した構成
とすることにより、寄棟,入り母屋のように三角形,台
形,菱形の屋根面の境界稜線付近に設置でき、太陽光の
有効利用及び屋根の美観向上に適するとともに、前記モ
ジュールは2つの三角形型太陽電池の1ユニットとして
工場出荷時に組むことにより屋根への施工が容易である
という効果を有する三角形型集積化太陽電池モジュール
及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明は、絶縁
基板上に第1電極膜,半導体膜及び第2電極膜を順次形
成して単位セルを構成し、これら単位セルが複数個接続
された長方形型集積化太陽電池を長方形の対角線で二分
割してできた2つの三角形型太陽電池を同一屋根面にそ
の短辺を底辺として斜辺を屋根の境界稜線に平行に配置
し、2つの三角形型太陽電池の間で全ての前記単位セル
の第2の電極膜同士を電気的に接続した三角形型集積化
太陽電池モジュールであり、夫々の前記単位セルの面積
が同じであるように電気的に接続したことを特徴とする
三角形型集積化太陽電池モジュールである。
【0008】本願第2の発明は、前記長方形型集積化太
陽電池の第2電極膜側に電極パッドを残した状態で保護
膜を形成する工程と、前記長方形型集積化太陽電池の対
角線で二分割して2つの三角形型太陽電池を形成する工
程と、夫々の三角形型太陽電池の斜辺端面である分割面
に絶縁部材を被覆する工程と、2つの前記三角形型太陽
電池の間で全ての前記単位セルの前記第2電極膜同士を
電気的に接続する工程を具備することを特徴とする三角
形型集積化太陽電池モジュールの製造方法である。
【0009】本願第3の発明は、絶縁基板上に第1電極
膜,半導体膜及び第2電極膜を順次形成して単位セルを
構成し、これら単位セルが複数個接続された長方形型集
積化太陽電池を長方形の一方の対角線で二分割してでき
た2つの三角形型太陽電池のうちの1つと、別の長方形
型集積化太陽電池を長方形の他方の対角線で二分割して
できた2つの三角形型太陽電池のうち1つを一対とし
て、2つの前記三角形型太陽電池を夫々隣り合う2つの
屋根面上で短辺を底辺として斜辺を屋根の境界稜線で互
いに対向させて配置し、2つの三角形型太陽電池の間で
全ての前記単位セルの第2電極膜同士を電気的に接続し
た三角形型集積化太陽電池モジュールであり、夫々の単
位セルの面積が同じであるように電気的に接続したこと
を特徴とする三角形型集積化太陽電池モジュールであ
る。
【0010】本願第4の発明は、第3の発明に係る方形
型集積化太陽電池の第2電極膜側に電極パッドを残した
状態で保護膜を形成する工程と、前記長方形型集積化太
陽電池を長方形の一方の対角線で二分割して2つの三角
形型太陽電池を形成してそのうちの1つを選別する工程
と、別の長方形型集積型太陽電池を長方形の他方の対角
線で二分割して2つの三角形型太陽電池を形成してその
うちの1つを選別する工程と、夫々の三角形型太陽電池
の斜辺端面である分割面に絶縁部材を被覆する工程と、
選別された2つの前記三角形型太陽電池の間で全ての前
記単位セルの前記第2電極膜同士を電気的に接続する工
程を具備することを特徴とする三角形型集積化太陽電池
モジュールの製造方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係る三角
形型集積化太陽電池モジュールについて図面を参照して
説明する。 (実施例1)図1(A),(B)を参照する。ここで、
図1(A)は本発明の実施例1に係る三角形型集積化太
陽電池モジュールの裏面を示す図であり、図1(B)は
屋根に配置された本発明の三角形型集積化太陽電池モジ
ュールの表面(太陽光が入射する側)を示す図である。
【0012】図2(A)〜(D)は、本発明の実施例1
に係る三角形型集積化太陽電池モジュールの製造方法を
工程順に示す図(モジュールの裏面を表記)であり、図
2(E)は図2(B)の要部Xの拡大図、図2(F)は
図2(D)の要部Yの拡大図である。
【0013】図1(A)に示すように、2つの三角形型
太陽電池11,12の夫々の全ての単位セル13,14
の裏面極膜同士が、電気結線15を用いて電気的に接続
されている。こうした構成の三角形型集積化太陽電池モ
ジュールは、夫々の単位セル13,14の面積が同じで
あるように電気結線15で接続されている点に特徴があ
る。2つの三角形型太陽電池11,12は、図1(B)
に示すように、同一屋根面に三角形型太陽電池11,1
2の短辺を底辺として斜辺を屋根の境界稜線に平行に配
置する。
【0014】図1(A)の三角形型集積化太陽電池モジ
ュールは、次のようにして製造される。まず、ガラス基
板(絶縁基板)1上に熱CVD装置を用いて透明電極膜
(第1電極膜)2を成膜した後、図9に示すように透明
電極膜2にYAGレーザを用いて溝Aを形成した。ここ
で、レーザ波長は1064nm、ビーム径は40mm、
レーザパワー密度は2×105 W/cm2 とした。つづ
いて、PIN非晶質シリコン又は微結晶シリコン層を含
むPIN非晶質シリコン等の半導体膜3をプラズCVD
装置を用いて基板全面に形成した。P型非晶質シリコン
層は、シランガス(SiH4 ),メタンガス(CH4
及びp型不純物元素ドーピング用のジボランガス(B2
6 )のグロー放電分解により形成した。
【0015】次に、同様な方法でシランガスを用いてI
型非晶質シリコン層を形成した。更に、シランガス,水
素ガス(H2 )及びN型不純物元素ドーピング用のホス
フィンガス(PH3 )を用いてN型非晶質シリコン層を
形成した。P型,I型,N型非晶質シリコン層の各膜厚
は、夫々5〜15nm,300〜500nm,10〜5
0nmであった。また、微結晶シリコン層を含むPIN
非晶質シリコン層は、大量の水素ガスで希釈してグロー
放電分解により形成できた。
【0016】次に、半導体膜3にYAGレーザを用いて
溝Bを形成した。ここで、レーザ波長は1064nm、
ビーム径は100〜300mm、レーザパワー密度は
1.5×104 W/cm2 とした。なお、半導体膜3を
形成した後、又は半導体膜に溝Bを形成後に基板全面に
膜厚10〜100nmのITO膜を形成してもよい。こ
のITO膜は、太陽電池の効率向上に有効である。
【0017】次に、基板全面に膜厚300〜500nm
のAlからなる裏面電極膜(第2電極膜)4を形成し
た。つづいて、エキシマレーザを用いて裏面電極膜4及
び半導体膜3に溝Cを形成した。ここで、レーザ波長は
248nm、ビーム径は30〜80mm、レーザパワー
密度は300W/cm2 とした。なお、レーザ加工によ
る線状の溝A,B,Cからなる直列接続部6は、図2
(A)では1本の線として表している。このように、直
列接続部6で区切られた単位セル5は、帯状で全ての面
積は等しくする必要がある。
【0018】次に、図9に示すように、耐湿性を付与す
るために、基板全面にエポキシ樹脂からなる保護膜21
を印刷により被覆した。その際、単位セル5上に電極パ
ッド(裏面電極膜4が露出した部分)22を残して被覆
塗布した。図2(B)は、保護膜21を被覆した後の平
面図を示しており、分割想定線の近傍に電極パッド22
を設けた。
【0019】図2(C)は、長方形の対角線で二分割し
た状態を示す。図2(D)では、斜辺端面である分割面
の保護のために、エポキシ樹脂からなる絶縁部材23を
被覆した。次に、2つの三角形型太陽電池を図1(A)
に示すように配置し、互いに電極パッド22部分で電気
結線15を用いて接続を行った。このとき、接続された
単位セル13,14の夫々の面積が同じであることが肝
要である。
【0020】なお、屋根へのモジュールの施工を容易に
するために、図3(A),(B)に示すように、予め夫
々の三角形型太陽電池の電極パッド22に電気結線を行
っておきコネクター16を用いて互いに接続してもよ
い。なお、図3(B)は図3(A)の要部Xの拡大図を
示す。また、図3(A)の代わりに、図4に示すよう
に、直列接続部6の線が長方形型太陽電池の長辺に平行
であってもよい。
【0021】実施例1に係る三角形型集積化太陽電池モ
ジュールによれば、2つの三角形型太陽電池11,12
の間で全ての位セル13,14の電極パッド22同士を
電気結線15を用いて、夫々の前記単位セル13,14
の面積が同じであるように電気的に接続した構成とする
ことにより、寄棟,入り母屋のように三角形,台形,菱
形の屋根面の境界稜線付近に設置でき、太陽光の有効に
利用できるとともに、屋根の美観を向上できる。また、
前記モジュールは2つの三角形型太陽電池を同一屋根面
に配置しているので、太陽光の当たり方がともに同じで
あり、一方が影に入って太陽電池が発熱するという問題
が起こりにくいという利点を有する。
【0022】(実施例2)図5(A),(B)を参照す
る。ここで、図5(A)は本発明の実施例2に係る三角
形型集積化太陽電池モジュールの裏面を示す図であり、
図5(B)は屋根に配置された本発明の三角形型集積化
太陽電池モジュールの表面(太陽光が入射する側)を示
す図である。図5(A)に示すように、2つの三角形型
太陽電池11,12の夫々の全ての単位セル13,14
の裏面電極膜同士が、電気結線15を用いて電気的に接
続されている。こうした構成の三角形型集積化太陽電池
モジュールは、夫々の単位セル13,14の面積が同じ
であるように電気結線15で接続されている点に特徴が
ある。2つの三角形型太陽電池11,12は、図5
(B)に示すように、隣り合う2つの屋根面に夫々の三
角形型太陽電池11,12をその短辺を底辺として斜辺
を屋根の境界稜線に平行に配置する。
【0023】図6(A)〜(C)は、本発明の実施例2
に係る三角形型集積化太陽電池モジュールの製造方法を
工程順に示す図である。図6(A)は、本発明の実施例
2に係る三角形型集積化太陽電池の裏面を示している。
図6(B),(C)は、夫々電極パッド22を残して保
護膜21を被覆した後、長方形の一方の対角線で二分割
してできた2つの三角形型太陽電池及び別の長方形型集
積化太陽電池を長方形の他方の対角線で二分割してでき
た2つの三角形型太陽電池の平面図を示している。
【0024】次に、斜辺端面である分割面の保護のため
に、エポキシ樹脂からなる保護膜21を印刷により被覆
した後、2つの三角形型太陽電池を選別した。例えば、
図6(B)の単位セル31と図6(C)の単位セル3
2,または図6(B)の単位セル33と図6(C)の単
位セル34を一対として選別し、図5(A)に示すよう
に斜辺を互いに対向させて配置し、互いに電極パッド2
2部分で電気結線15を用いて接続を行った。このと
き、接続された単位セルの夫々の面積が同じであること
が肝要である。
【0025】なお、屋根へのモジュールの施工を容易に
するために予め夫々の三角形型太陽電池の電極パッド2
2に電気結線を行っておき、図7(A),(B)に示す
ように屋根上でコネクター16を用いて互いに接続して
もよい。なお、図7(B)は図7(A)の要部Xの拡大
図を示す。また、図8に示すように直列接続部6の線が
長方形型太陽電池11,11’の長辺に平行であっても
よい。
【0026】実施例2に係る三角形型集積化太陽電池モ
ジュールによれば、長方形の一方の対角線で二分割して
できた2つの三角形型太陽電池11のうちの1つと及び
別の長方形型集積化太陽電池を長方形の他方の対角線で
二分割してできた三角形型太陽電池12のうちの1つを
一対として、2つの前記三角形型太陽電池11,12を
夫々隣り合う2つの屋根面上で短辺を底辺として斜辺を
屋根の境界稜線で互いに対向させて配置し、2つの三角
形型太陽電池11,12の間で全ての前記単位セル1
3,14の電極パッド22同士電気結線15を用いて夫
々の前記単位セル13,14の面積が同じであるように
電気的に接続した構成とすることにより、寄棟,入り母
屋のように三角形,台形,菱形の屋根面の境界稜線付近
に設置でき、太陽光の有効に利用できるとともに、屋根
の美観を向上できる。また、前記モジュールは2つの三
角形型太陽電池11,12を隣り合う2つの屋根面に互
いに近接して配置するため、予め1ユニットとして工場
出荷時に組むことにより屋根への施工が容易であるとい
う効果を有する。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、絶
縁基板上に第1電極膜,半導体膜及び第2電極膜を順次
形成して単位セルを構成し、これら単位セルが複数個接
続された長方形型集積化太陽電池を長方形の対角線で二
分割してできた2つの三角形型太陽電池を同一屋根面に
その短辺を底辺として斜辺を屋根の境界稜線に平行に配
置し、2つの三角形型太陽電池の間で全ての前記単位セ
ルの第2の電極膜同士を電気的に接続した三角形型集積
化太陽電池モジュールであり、夫々の前記単位セルの面
積が同じであるように電気的に接続した構成とすること
により、寄棟,入り母屋のように三角形,台形,菱形の
屋根面の境界稜線付近に設置でき、太陽光の有効利用及
び屋根の美観向上に適するとともに、前記モジュールは
2つの三角形型太陽電池を同一屋根面に配置しているの
で太陽光の当たり方がともに同じであり、一方が影に入
って太陽電池が発熱するという問題が起こりにくい三角
形型集積化太陽電池モジュール及びその製造方法を提供
できる。
【0028】また、本発明によれば、絶縁基板上に第1
電極膜,半導体膜及び第2電極膜を順次形成して単位セ
ルを構成し、これら単位セルが複数個接続された長方形
型集積化太陽電池を長方形の一方の対角線で二分割して
できた2つの三角形型太陽電池のうちの1つと、別の長
方形型集積化太陽電池を長方形の他方の対角線で二分割
してできた2つの三角形型太陽電池のうち1つを一対と
して、2つの前記三角形型太陽電池を夫々隣り合う2つ
の屋根面上で短辺を底辺として斜辺を屋根の境界稜線で
互いに対向させて配置し、2つの三角形型太陽電池の間
で全ての前記単位セルの第2電極膜同士を電気的に接続
した三角形型集積化太陽電池モジュールであり、夫々の
単位セルの面積が同じであるように電気的に接続した構
成とすることにより、寄棟,入り母屋のように三角形,
台形,菱形の屋根面の境界稜線付近に設置でき、太陽光
の有効利用及び屋根の美観向上に適するとともに、前記
モジュールは2つの三角形型太陽電池の1ユニットとし
て工場出荷時に組むことにより屋根への施工が容易であ
るという効果を有する三角形型集積化太陽電池モジュー
ル及びその製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る三角形型集積化太陽電
池モジュールの説明図。
【図2】図1の三角形型集積化太陽電池モジュールの製
造方法の説明図。
【図3】実施例1に係る三角形型集積化太陽電池モジュ
ールの変形例を示す説明図。
【図4】実施例1に係る三角形型集積化太陽電池モジュ
ールの他の変形例を示す説明図。
【図5】本発明の実施例2に係る三角形型集積化太陽電
池モジュールの説明図。
【図6】図5の三角形型集積化太陽電池モジュールの製
造方法の説明図。
【図7】実施例2に係る三角形型集積化太陽電池モジュ
ールの変形例を示す説明図。
【図8】実施例2に係る三角形型集積化太陽電池モジュ
ールの他の変形例を示す説明図。
【図9】集積型太陽電池の断面図。
【図10】本発明に係る三角形型集積化太陽電池モジュ
ールの屋根への配置例を示す説明図。
【符号の説明】
1…ガラス基板(絶縁基板)、 2…透明電極膜(第1電極膜)、 3…半導体膜、 4…裏面電極膜(第2電極膜)、 5,13,14…単位セル、 6…直列接続部、 11,12…三角形型太陽電池、 15…電気結線、 16…コネクター、 21…保護膜、 22…電極パッド、 23…絶縁部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に第1電極膜,半導体膜及び
    第2電極膜を順次形成して単位セルを構成し、これら単
    位セルが複数個接続された長方形型集積化太陽電池を長
    方形の対角線で二分割してできた2つの三角形型太陽電
    池を同一屋根面にその短辺を底辺として斜辺を屋根の境
    界稜線に平行に配置し、2つの三角形型太陽電池の間で
    全ての前記単位セルの第2の電極膜同士を電気的に接続
    した三角形型集積化太陽電池モジュールであり、夫々の
    前記単位セルの面積が同じであるように電気的に接続し
    たことを特徴とする三角形型集積化太陽電池モジュー
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の長方形型集積化太陽電池
    の第2電極膜側に電極パッドを残した状態で保護膜を形
    成する工程と、前記長方形型集積化太陽電池の対角線で
    二分割して2つの三角形型太陽電池を形成する工程と、
    夫々の三角形型太陽電池の斜辺端面である分割面に絶縁
    部材を被覆する工程と、2つの前記三角形型太陽電池の
    間で全ての前記単位セルの前記第2電極膜同士を電気的
    に接続する工程を具備することを特徴とする三角形型集
    積化太陽電池モジュールの製造方法。
  3. 【請求項3】 絶縁基板上に第1電極膜,半導体膜及び
    第2電極膜を順次形成して単位セルを構成し、これら単
    位セルが複数個接続された長方形型集積化太陽電池を長
    方形の一方の対角線で二分割してできた2つの三角形型
    太陽電池のうちの1つと、別の長方形型集積化太陽電池
    を長方形の他方の対角線で二分割してできた2つの三角
    形型太陽電池のうち1つを一対として、2つの前記三角
    形型太陽電池を夫々隣り合う2つの屋根面上で短辺を底
    辺として斜辺を屋根の境界稜線で互いに対向させて配置
    し、2つの三角形型太陽電池の間で全ての前記単位セル
    の第2電極膜同士を電気的に接続した三角形型集積化太
    陽電池モジュールであり、夫々の単位セルの面積が同じ
    であるように電気的に接続したことを特徴とする三角形
    型集積化太陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の長方形型集積化太陽電池
    の第2電極膜側に電極パッドを残した状態で保護膜を形
    成する工程と、前記長方形型集積化太陽電池を長方形の
    一方の対角線で二分割して2つの三角形型太陽電池を形
    成してそのうちの1つを選別する工程と、別の長方形型
    集積型太陽電池を長方形の他方の対角線で二分割して2
    つの三角形型太陽電池を形成してそのうちの1つを選別
    する工程と、夫々の三角形型太陽電池の斜辺端面である
    分割面に絶縁部材を被覆する工程と、選別された2つの
    前記三角形型太陽電池の間で全ての前記単位セルの前記
    第2電極膜同士を電気的に接続する工程を具備すること
    を特徴とする三角形型集積化太陽電池モジュールの製造
    方法。
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