JP2000208802A - 太陽電池モジュ―ルおよび太陽電池モジュ―ルの設置構造 - Google Patents

太陽電池モジュ―ルおよび太陽電池モジュ―ルの設置構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陸屋根などの水平面にも設置することがで
き、かつ太陽電池モジュールに加わる風圧を軽減できる
太陽電池モジュールを提供することである。 【解決手段】 太陽電池モジュール1は、太陽電池12
と、太陽電池12が取り付けられる取付面を有するフレ
ーム11と、断面台形状等に形成されてフレーム11に
隣接配置されてフレーム11の側面に生じる風圧を軽減
する風圧軽減部材30とを含む。フレーム11に吹く風
を、風圧軽減部材30の斜面に沿って斜め上方に流すこ
とができ、太陽電池モジュール1に作用する風圧を軽減
できる。このため、太陽電池モジュール1に必要とされ
る剛性や取付強度を軽減でき、太陽電池モジュール1の
重量や製造コストを低減できる。太陽電池モジュール1
は、太陽電池12を傾斜配置できるため、陸屋根等の水
平面にも設置できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池モジュー
ルおよび太陽電池モジュールの設置構造に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、太陽電池モジュールの取付構造
としては、陸屋根や地面などの水平な被設置面上に、
フレーム材を三角柱状に組んだ架台を設置し、この架台
上に太陽電池を組み込んだ太陽電池パネルを載置したも
のや、傾斜屋根の下地材にレールを並設し、太陽電池
を組み込んだ太陽電池パネルをレールの上に屋根材とし
て取り付けたもの(特開平7−180310号公報参
照)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、の構造で
は、太陽電池パネルは、南向きに傾斜しながら架台とと
もに設置面上に突出するので、風が直接当たる。このた
め、太陽電池パネルが吹き飛ばされないように、架台の
剛性を高めたり、その取付強度を向上させなければなら
なかった。特に、太陽電池パネルは通常南面に向かって
かつ傾斜して配置されており、南風の場合には、傾斜し
た太陽電池パネル表面に沿って風が流れやすいため、太
陽電池モジュールに加わる風圧もそれほど高くないが、
北風の場合では、太陽電池モジュールの鉛直面などに風
が当たるため、その風圧も大きくなり、太陽電池モジュ
ールをこの北風時に耐えられるような剛性や取付強度に
する必要があった。従って、太陽電池モジュールの重量
が増加するとともに、コストも高くなるという問題があ
った。
【0004】また、の取付構造では、太陽電池パネル
は、屋根材の一部として利用されていたので、傾斜屋根
以外の被設置面での用途、例えば、陸屋根などの水平面
での用途がなく、汎用性が低かった。
【0005】本発明の目的は、陸屋根などの水平面にも
設置することができ、かつ太陽電池モジュールに加わる
風圧を軽減できる太陽電池モジュールおよび太陽電池モ
ジュールの設置構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の太陽電池モジュ
ールは、太陽電池12と、この太陽電池12が取り付け
られる少なくとも1つの取付面を有するフレーム11と
を備えた太陽電池モジュール1であって、前記フレーム
11には、このフレーム11に向かって吹く風Dによっ
て前記フレーム11の側面で生じる風圧を軽減する風圧
軽減部材30が取り付けられていることを特徴とする。
【0007】この際、前記風圧軽減部材としては、風が
当たる面の水平面に対する角度が鈍角とされ、かつ前記
フレームの少なくとも1つの面に隣接して配置されてい
るものが好ましい。また、風圧軽減部材としては、風が
当たる面が湾曲面とされているものを用いてもよい。
【0008】フレーム11の側面に、このような風圧軽
減部材30を設けることによって、フレーム11の側面
に対して直角をなす方向(法線方向)から風が直接当た
らなくなる。すなわち、風圧軽減部材30に沿って風が
流れるようになり、太陽電池モジュール1において風が
法線方向から当たって風圧が高くなる部分を少なくで
き、太陽電池モジュール1に作用する風圧を軽減でき
る。このため、過度の風圧がフレーム11の側面等に当
たることで必要となっていた高い剛性や取付強度が軽減
でき、その分の太陽電池モジュール1の重量やコストを
低減できる。しかも、太陽電池モジュール1は、太陽電
池12を傾斜配置しているため、陸屋根や地面などの水
平面にも設置でき、汎用性を広げることができる。
【0009】また、前記風圧軽減部材30が、風が当た
る面の水平面に対する角度が鈍角とされ、かつ前記フレ
ーム11の少なくとも1つの面、例えば風圧が大きくな
るフレーム11の鉛直面に隣接して配置されていれば、
その鉛直面に当たるべき風を、前記風圧軽減部材30の
水平面に対して傾斜された面に沿って逃がすことがで
き、フレーム11への風圧を効果的に軽減することがで
きる。また、前記風圧軽減部材30は、傾斜させた面を
有すればよいため、製造が容易でコストも低減できる。
【0010】さらに、前記風圧軽減部材30は、例えば
平行四辺形の断面形状を有するものなどでもよいが、台
形の断面形状を有しかつ前記フレームに隣接して配置さ
れていることが好ましい。なお、この台形とは、上底よ
りも下底の長さのほうが大きいものである。前記風圧軽
減部材30を台形状に形成すれば、風圧軽減部材30側
は傾斜した側面によって風圧軽減部材30に当たる風を
斜め上方側に逃がすことができ、太陽電池モジュール1
への風圧を軽減できる。また、傾斜側面に連続する水平
な上底部分を備えるため、傾斜側面に沿って斜め上方に
流れた風を水平方向にスムーズに流すことができ、風の
巻き込み等による音の発生なども抑えることができる。
【0011】また、前記フレーム11は、直角三角形の
断面形状を有していてもよい。断面が直角三角形状のフ
レーム11を用いれば、傾斜する1辺を太陽電池12の
取付面とすることで、太陽光線を太陽電池12の正面つ
まり太陽電池12に対して略直交する方向から入射させ
ることができ、太陽電池12での変換効率をより向上さ
せることができる。また、傾斜面は他の側面に比べて面
積が大きいため、太陽電池12の取付面積つまり受光面
積を大きくでき、発電量をより一層高くできる。さら
に、フレーム11の設置面積を最小限に抑えることがで
きるため、フレーム11に隣接して風圧軽減部材30を
配置して太陽電池モジュール1を構成した場合でも、太
陽電池モジュール1の設置面積を抑えることができる。
【0012】さらに、前記風圧軽減部材30は、その内
部に収納スペースが形成されていることが好ましい。
【0013】前記風圧軽減部材30に収納スペースが形
成されていれば、太陽電池モジュール1を修理する工具
や掃除用具などを収納させることができ、風圧軽減部材
30内の内部スペースを有効に活用できる。
【0014】この際、前記フレームまたは風圧軽減部材
の少なくとも一方の側縁には、風が前記側縁を通過する
際に生じる音の発生を抑制する風切り音防止部材が設け
られていることが好ましい。
【0015】フレーム11や風圧軽減部材30に吹きつ
ける風は、太陽電池の取付面や風圧軽減部材の傾斜面に
沿って流れ、それぞれの側縁11A部分に集中する。こ
のため、不規則な流れが発生し、風切り音が発生する。
そこで、フレーム11や風圧軽減部材30の側縁11A
に風切り音防止部材40を設けることで、側縁11Aに
集中する風の流れが整えられて風切り音の発生を抑制で
きる。
【0016】本発明の太陽電池モジュールの設置構造
は、太陽電池12と、この太陽電池12が取り付けられ
る少なくとも1つの取付面を有するフレーム11とを備
えた太陽電池モジュール1の設置構造であって、太陽電
池モジュール1が周囲6bより低くなった窪地6に設置
されていることを特徴とする。
【0017】周囲6bの高さレベルよりも一段低くなっ
た窪地6の底面6aに太陽電池モジュール1を設置する
ので、窪地6の周囲(外郭部)6bによって風が遮ら
れ、太陽電池モジュール1に加わる風圧を軽減できる。
従って、従来要求されていたような高い剛性や取付強度
を低減でき、例えばただ単に置くだけでも設置を完了す
ることができ、その分太陽電池モジュール1の重量やコ
ストを低減できる。
【0018】この場合、前記窪地6の深さ寸法は、前記
太陽電池モジュールの高さ寸法よりも大きいことが好ま
しい。
【0019】この場合、太陽電池モジュール1が完全に
窪地6内部に納まる。従って、周囲6b上に太陽電池モ
ジュール1を設置する場合に作用していた風圧を相当程
度軽減でき、太陽電池モジュール1に要求された強度や
取付強度を大きく軽減できる。さらに、太陽電池モジュ
ール1が窪地6内部に隠蔽でき、周辺の景観との調和性
やランドスケープのデザイン性を向上できる。
【0020】また、本発明の太陽電池モジュールの設置
構造は、太陽電池12と、この太陽電池12が取り付け
られる少なくとも1つの取付面を有するフレーム11と
を備えた太陽電池モジュール1の設置構造であって、前
記太陽電池モジュール1が、その太陽電池12の取付面
に直交する方向に沿って所定間隔で複数設置されている
とともに、それらの太陽電池モジュール1のうち、少な
くとも一番後方、つまり太陽に対して最も後方に位置す
る太陽電池モジュール(太陽が南側に位置する場合、最
も北側に配置された太陽電池モジュール)1は、前記請
求項1〜6のいずれかに記載の風圧軽減部材30を有す
る太陽電池モジュールで構成されていればよい。
【0021】複数の太陽電池モジュール1が所定間隔で
配置されている場合、各太陽電池モジュール1が他の太
陽電池モジュール1に対する風よけになるため、中間に
配置される太陽電池モジュール1に対する風圧は低くな
る。従って、最も風当たりが強い後方に位置する太陽電
池モジュール1を、前記風圧軽減部材30を有する太陽
電池モジュール1で構成すれば、他の太陽電池モジュー
ルに前記風圧軽減部材30を設けなくても各々の太陽電
池モジュールに対する風圧を軽減できる。このため、前
記風圧軽減部材30の設置数を少なくでき、コストを低
減できるとともに、一定面積における太陽電池の設置面
積を増大できるため、太陽電池モジュールの設置面積に
対する発電量も増大できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の各実施形態を、図面に基
づいて説明する。 〔第1実施形態〕図1には、第1実施形態の太陽電池モ
ジュール1が示されている。当該太陽電池モジュール1
は、建物の屋上などの略水平な被設置部3に複数並設さ
れている。これらの太陽電池モジュール1は、被設置部
3に所定間隔で平行に配設された複数のレール4上に架
け渡されて固定されている。
【0023】太陽電池モジュール1は、直角二等辺三角
形の断面形状を有する三角柱状に形成された太陽電池ユ
ニット10と、フレーム11の背面11Bに接続されて
太陽電池ユニット10の後方に設けられる風圧軽減部材
30と、これら太陽電池ユニット10と風圧軽減部材3
0の両端部に取り付けられて太陽電池ユニット10同士
を直列に連結するジョイント20とを備えている。
【0024】太陽電池ユニット10は、図2にも示され
るように、断面直角二等辺三角形の三角柱状に形成され
た中空のフレーム11と、このフレーム11の断面にお
いて斜辺を構成する斜面に設けられた太陽電池12とを
有して中空の筒状に形成され、隣接する一対のレール4
間に架け渡されている。
【0025】フレーム11は、アルミニウム等の金属に
よって三角筒状に形成されたものであり斜めに配置され
た太陽電池12の下方に配置された面がレール4の上面
に当接される底面11Cとされ、太陽電池12の裏面側
に配置された面が背面11Bとされている。このような
フレーム11の斜面は開口され、その開口部分に太陽電
池12が組み込まれている。
【0026】太陽電池12は、図示されていないが、ガ
ラス基上に複数の太陽電池セルを封入したものであり、
支持体として矩形平板上のガラス基板と、この基板の一
方の面に並設された複数の太陽電池セルと、これらの太
陽電池セルを封入する透明な充填材と、当該充填材を覆
う裏面コート材を備えている。
【0027】このうち、太陽電池セルは、単結晶シリコ
ン太陽電池からなるものであり、帯状の金属箔によって
直列または並列に配線することにより一つの太陽電池1
2内で電気的に接続されている。なお、太陽電池セル
は、多結晶シリコン太陽電池やアモルファスシリコン太
陽電池により構成してもよい。
【0028】また、図示されていないが、太陽電池ユニ
ット10の長手方向両端部には、それぞれ、太陽電池1
2から引き出された+極端子および−極端子の両方が設
けられ、他の太陽電池ユニット10の端子やリード線と
結線できるようになっている。
【0029】風圧軽減部材30は、フレーム11と同じ
アルミニウムなどの金属によって中空の台形筒状に形成
されている。すなわち、風圧軽減部材30は、断面形状
が、上底30Aが下底30Bよりも寸法が短く、かつ一
方の側面30Cは鉛直面とされ、他方の側面30Dはそ
の表面(風が当たる面)の水平面に対する角度θが鈍角
となるように傾斜された台形とされている。
【0030】風圧軽減部材30は、フレーム11とは、
ボルトおよびナットなどの接続金具(図示省略)によっ
て接続されている。また、風圧軽減部材30とフレーム
11の高さ寸法は同一とされ、フレーム11の斜面の上
端縁11Aと風圧軽減部材30の上底30Aとは段差無
く連続するように構成されている。さらに、後述するよ
うに、フレーム11および風圧軽減部材30の左右端に
位置する側面がジョイント20によって覆われることに
よって、フレーム11および風圧軽減部材30は固定用
鍔部23を介してレール4に固定されている。
【0031】この風圧軽減部材30の後方の斜面30D
には、把手(図示省略)付きの扉36が蝶番37によっ
て、本体に接続されている。すなわち、この扉36を開
閉して開かれる風圧軽減部材30の内部空間35内に、
太陽電池モジュール1を修理するための工具箱50や屋
上に散在した落ち葉などを片づける掃除用具などを収納
することができるようにされている。
【0032】各太陽電池モジュール1において、フレー
ム11の上縁11Aまたは風圧軽減部材30の上底30
Aには、風切り音防止部材40が取り付けられている。
この風切り音防止部材40は、稲妻形にジグザグに屈曲
するとともに所定幅を有する平板状の部材であり、風圧
軽減部材30の上底30Aまたはフレーム11の上縁1
1Aにそれぞれ設けられている。
【0033】ジョイント20は、隣接する太陽電池ユニ
ット10の継目に被せて太陽電池ユニット10を連結す
るものであり、太陽電池モジュール1の外面に沿って曲
折した帯状をなしている。このジョイント20の長手方
向両端部には、固定用鍔部23が外側に張り出して設け
られ、この固定用鍔部23は、それぞれレール4に当接
されてねじなどの止着具(図示省略)により固定されて
いる。
【0034】このように、ジョイント20は、レール4
間に架け渡された太陽電池ユニット10の継目部分を覆
った状態でその固定用鍔部23をレール4に固定するこ
とで、太陽電池ユニット10の端部をレール4に固定し
ている。
【0035】レール4は、断面口字状の角型鋼管等から
なり、太陽電池ユニット10と直交する方向に延びて設
けられ、ねじや釘などの止着具(図示省略)により被設
置部3に固定されている。
【0036】このレール4の配設ピッチは、前述した太
陽電池モジュール1におけるジョイント20のピッチと
同じピッチとされ、太陽電池モジュール1をレール4と
直交させたときに各ジョイント20に対応した位置にレ
ール4が位置するようになっている。
【0037】また、レール4の内部空間は、太陽電池ユ
ニット10の配線を収納するための配線スペースとなっ
ていて、レール4に沿って隣接する太陽電池ユニット1
0同士を結線する場合、この配線スペースで配線するよ
うになっている。
【0038】このように構成された第1実施形態におい
ては、次のような手順で太陽電池モジュール1の施工を
行う。
【0039】まず、工場で、太陽電池ユニット10およ
び風圧軽減部材30の製造を行う。この際、風圧軽減部
材30には、風切り音防止部材40が取り付けられ、太
陽電池12には、配線も同時に接続される。そして、太
陽電池ユニット10と風圧軽減部材30同士も接続金具
によって接合された状態で施工現場に輸送される。
【0040】一方、施工現場では、予め被設置部3にレ
ール4が設置される。そして、レール4は、太陽電池ユ
ニット10の長さに応じたピッチで配置して止着具(図
示省略)によって被設置部3に固定される。この際、太
陽電池ユニット10が接合される箇所に応じて、レール
4の上面に開口部が形成され、この開口部を通して配線
がフレーム11からレール4の内部に連通する。
【0041】次に、太陽電池ユニット10および風圧軽
減部材30をレール4と直交する方向に配列させ、前記
開口部を通して配線をレール4の内側に配置する。
【0042】この後、隣接する太陽電池ユニット10同
士をジョイント20によって連結する。ジョイント20
によって覆われた二つの太陽電池ユニット10および風
圧軽減部材30は、ジョイント20により保持されてレ
ール4上に固定される。
【0043】以下同様にして、太陽電池モジュール1の
端部となる太陽電池ユニット10および風圧軽減部材3
0の端部を、ジョイント20によってレール4に固定し
ながら順次配線を接続することで、被設置部3の広さに
応じた数の太陽電池モジュール1を設置する。
【0044】そして、太陽電池モジュール1の端では、
ジョイント20の外側面にキャップ26をはめ込み、こ
の状態でジョイント20をレール4に固定する。
【0045】このように、太陽電池ユニット10および
風圧軽減部材30を連結しながらレール4に取り付ける
ことにより本実施形態の太陽電池モジュール1が完成す
る。
【0046】この太陽電池モジュール1は、被設置部3
の広さに応じた数の太陽電池ユニット10をレール4に
沿って並設する。この際、太陽電池モジュール1同士を
電気的に接続するための配線は、レール4内に収納され
る。
【0047】こうして設置された太陽電池モジュール1
に風が吹き付ける場合、図3に示されるように、例え
ば、太陽電池12が向いた向いた南風Rが吹く場合で
は、風の流れa、b、c、dの順に太陽電池モジュール
1の外形形状に沿って近似しながら流れる。すなわち、
風dは、太陽電池12の取付面に当たり、この取付面か
ら風圧軽減部材30の上底30A、斜面30Dに沿って
流れる。
【0048】また、太陽電池モジュール1の後方から風
が吹き付ける、すなわち、北風Lが吹く場合でも、風は
流れA、B、C、Dの順に太陽電池モジュール1の外形
形状に沿って流れる。すなわち、風Dは、風圧軽減部材
30の斜面30Dに当たり、この斜面30Dから上底3
0Aおよび太陽電池12の取付面に沿って流れる。従っ
て、強風時などでも太陽電池モジュール1に加わる風圧
が軽減される。
【0049】しかも、風圧軽減部材30の上底30Aに
は、風切り音防止部材40が取り付けられ、この稲妻形
のジグザグ形状によって、風の流れが整えられるので、
風切り音の発生を抑制できる。
【0050】このような第1実施形態によれば、以下の
ような効果が得られる。 (1)フレーム11の垂直な背面11Bに隣接して、台
形の断面形状をなす風圧軽減部材30を設けることによ
って、太陽電池モジュール1を下方に裾を広げた開脚台
形の断面形状に形成できる。従って、太陽電池モジュー
ル1の太陽電池12が取り付けられた取付面(表面)側
と同様に、裏面側も斜面30Dとすることができ、これ
らの面に当たる風をその斜面に沿って流すことができ、
太陽電池モジュール1に加わる風圧を軽減できる。この
ため、過度の風圧がフレーム11の側面(鉛直面11
B)に当たることで必要となっていた高い剛性や取付強
度を軽減でき、その分の太陽電池モジュール1の重量や
製造コストを低減できる。また太陽電池モジュール1を
軽量化できるため、例えば、建物の屋上に設置する際の
作業性を向上できるとともに、屋根材の防水層を破損せ
ずに太陽電池モジュール1を容易に設置できる。その
上、太陽電池モジュール1を支持する構造も簡易にでき
る。しかも、太陽電池モジュール1は、太陽電池12を
傾斜配置しているため、陸屋根や地面などの水平面にも
設置でき、汎用性を広げることができる。
【0051】(2)風圧軽減部材30を断面台形に形成
したので、斜面30Dから上底30Aに向かう角度変化
を小さくすることができる。このため、斜面30Dから
上底30Aに沿って風Dが流れた際に、風の流れの乱れ
を抑えることができ、風切り音の発生を抑えることがで
きる。同様に、太陽電池ユニット10の太陽電池12か
ら上底30Aに沿って風dが流れた際も、風の流れの乱
れを抑えることができ、風切り音の発生を抑えることが
できる
【0052】(3)その上、風圧軽減部材30の上に風
切り音防止部材40を取り付けたので、太陽電池モジュ
ール1に沿って流れる風D、dをより効果的に整流で
き、風切り音の発生をより一層防止できる。
【0053】(4)さらに、風圧軽減部材30は、断面
台形状に形成すればよく、複雑な湾曲面などを形成する
必要がないため、製造が容易でコストも低減できる。
【0054】(5)前記フレーム11の断面形状を直角
三角形として太陽電池12を傾斜配置しているので、太
陽電池12に対して正面から太陽光線を入射させること
ができ、高い変換効率を得ることができる。しかも、斜
面の面積はフレーム11の他の面よりも大きいため、こ
の斜面に太陽電池12を取り付けることで、最大の受光
面積が確保でき、より高い変換効率が得られる。さら
に、フレーム11の設置面積を最小限に抑えることがで
きるため、フレーム11に隣接して風圧軽減部材30を
配置して太陽電池モジュール1を構成した場合でも、太
陽電池モジュール1の設置面積を抑えることができる。
【0055】(6)風圧軽減部材30を扉36が設けら
れた中空体として内部空間35に収納スペースを確保し
ているので、修理用の工具や掃除用具などを収納でき、
風圧軽減部材30の内部スペースを有効に活用できる。
【0056】(7)各太陽電池モジュール1はそれぞれ
風圧軽減部材30を備えているので、個々の各太陽電池
モジュール1すべてに対する風圧を効果的に軽減するこ
とができる。
【0057】〔第2実施形態〕図4には、本発明の第2
実施形態である太陽電池モジュール1の設置構造が示さ
れている。なお、以下の実施形態および変形例におい
て、前記実施形態と同一もしくは同様の構成部材には、
同一の符号を用い、説明を省略あるいは簡略する。
【0058】第2実施形態では、周囲(外郭部)6bよ
りも低くなった窪地6、つまり外郭部6bの高さレベル
よりも低い底面6aの窪地6に、太陽電池モジュール1
が設けられている。また、窪地6の深さ寸法は、太陽電
池モジュール1の高さ寸法よりも大きくされ、窪地6内
に設置された太陽電池モジュール1の最上部は、外郭部
6bよりも低い高さレベルに位置するようにされてい
る。なお、太陽電池モジュール1は、底面6a上に、レ
ール4および脚5を介して設置されている。
【0059】この窪地6は、具体的には、道路の上下車
線を隔つように設けられた中央分離帯や、高層マンショ
ンの敷地内に作られたドライエリア(空堀)および高層
ビルディング間の敷地に設けられ周囲を壁体によって囲
まれた植樹スペースなどに利用されるものである。
【0060】このような窪地6に風が吹く場合、太陽電
池モジュール1の上方では、流れE,F、Gのように、
早い風速で風が吹くが、太陽電池モジュール1は、窪地
6の内部に納まっているので、風速は小さく、太陽電池
モジュール1は微風H、もしくは、無風の状態に置かれ
る。従って、太陽電池モジュール1に加わる風圧を軽減
できる。この際、所定間隔で配置された各太陽電池モジ
ュール1において、最も後方に配置された太陽電池モジ
ュール1として、前記実施形態のような風圧軽減部材3
0を有するものを用いてもよい。但し、風圧軽減部材3
0が無くても、太陽電池モジュール1を窪地6内に配置
することで十分に風圧を軽減できる。
【0061】このような第2実施形態では、第1実施形
態で得られた効果(1)〜(5)と同様の作用効果を奏
することができるとともに、以下の効果が得られる。 (8)太陽電池モジュール1の高さレベルを窪地Aの周
囲の高さレベル以下に抑える、すなわち、太陽電池モジ
ュール1を完全に窪地6内部に納めてしまうことで、太
陽電池モジュール1に加わる風圧を低減することができ
る。このため、風圧軽減部材30を設ける必要もなく、
コストを低減できるとともに、風圧軽減部材30を不要
にできる点で太陽電池モジュール1の設置面積も少なく
できる。このため、限られたスペースに多くの太陽電池
モジュール1を設置でき、発電量も増大できる。
【0062】(9)太陽電池モジュール1を窪地6に配
置することで、太陽電池モジュール1が外部から視認さ
れにくくなる。すなわち、窪地6が設けられた周辺の美
観を損ねることなく周辺の景観に調和しながら太陽電池
モジュール1を設置することができ、周辺の景観との調
和性や景観設計(ランドプランニング)上の選択性およ
び視認性を向上できるとともに、太陽電池モジュール1
の利用度も向上できる。
【0063】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成な
ども含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれ
る。
【0064】前記第2実施形態では、窪地6の底面6a
の高さレベルは外郭部6bの高さレベルより低い位置に
あり、しかも太陽電池モジュール1は完全に窪地6内部
に納まっていた。しかし、これに限らず、図5に示され
るように、太陽電池モジュール1の最上部の高さレベル
が外郭部6bの高さレベルより高い位置にある、すなわ
ち、太陽電池モジュール1が窪地6から突出する設置構
造でも構わない。この場合でも、太陽電池モジュール1
の大部分は、外郭部6bで隠されているので、太陽電池
モジュール1すべてが露出している場合に比べれば、太
陽電池モジュール1に加わる風圧を軽減でき、かつ外観
なども向上できる。
【0065】また、窪地6を形成するにあたっては、例
えば、地面を掘って形成してもよいが、図6に示される
ように、外郭部6bを形成することで設けてもよい。こ
の場合、外郭部6bの外部に位置する周辺部6cと底面
6aの高さが略同じレベルになるが、太陽電池モジュー
ル1が外郭部6bによって囲まれるため、風圧も軽減で
きる。さらに、図7に示されるように、底面6aの高さ
レベルが周辺部6cより高い位置にある窪地6に太陽電
池モジュール1を設置してもよい。
【0066】また、前記各実施形態では、各太陽電池モ
ジュール1は平行に配置されていたが、例えば、各太陽
電池モジュール1の並び方を工夫することで、デザイン
性を持たせたり、各種の記号、文字などを表現するよう
にしてもよい。この際、例えば、各太陽電池モジュール
1にランプなどを適宜配置し、太陽電池12で発電した
電力でランプなどを点灯させることで、記号、文字等が
より分かりやすくなるようにしてもよい。さらに、太陽
電池モジュール1を花時計内等に設け、その発電電力を
時計の針駆動用電力の一部に利用してもよい。
【0067】また、学校や市庁舎などの公共施設の屋上
に設けられる場合では、校章や標章(公共団体や企業等
の商品のロゴ、マーク)などを表示することも可能とな
り、表示性や象徴性を向上できる。また、例えば、採石
場の跡地や住宅造成地の未利用空間などにも利用可能で
ある。
【0068】また、前記第1および第2実施形態でジョ
イント20をレール4に固定するために止着具が利用さ
れていたが、これを省略しても構わず、例えば、ジョイ
ント20とレール4の接合面に各々鉤型の係止片を設け
ても構わない。
【0069】第2実施形態の窪地6に設置される太陽電
池モジュール1にも、前記風切り音防止部材40を設け
てもよい。また、第1実施形態において、前記風切り音
防止部材40を設けなくてもよい。また、風切り音防止
部材40の形状や材質などは実施の状況に応じて適宜選
択される。具体的には、形状として、波形形状のものや
流線形状のものでも構わず、材質として、金属製のもの
に限らず硬質ゴム製のものや合成樹脂製のものでも構わ
ない。
【0070】また、前記実施形態では、レール4を用い
ていたが、このレールを用いずに、太陽電池モジュール
1を直接被設置面3上に載置してもよい。さらに、レー
ル4は、口型の角型鋼管に限らず、フランジを有するH
型鋼やC型のチャンネル材でもよい。さらに、中空状の
ものに限らず中実状のものでもよい。
【0071】また、レール4内は配線スペースとして利
用されていたが、配線は、別途設けられた敷設管の中を
通して設けられてもよい。この場合、レール4とフレー
ム11との接合箇所の開口部32を省略してもよい。
【0072】前記実施形態では、ジョイント20を用い
て複数の太陽電池ユニット10を連結していたが、ジョ
イント20を用いずに、各太陽電池ユニット10を独立
して配置してもよい。また、ジョイント20の形状や材
質は実施に応じて適宜選択すればよい。具体的には、形
状では、帯状のものに限らず、棒状のものでも構わな
い。材質も、フレーム11と同じ金属製のものに限ら
ず、強化炭素繊維製のものや、合成樹脂製のものでも構
わない。
【0073】また、フレーム11の断面形状も直角二等
辺三角形のものに限らない。すなわち、正三角形や台形
のなどの多角形状のものでもよい。さらに、太陽電池モ
ジュール1は、前記実施形態の形状に限らず、例えば、
三角板状や柱上のフレームを所定間隔離して配置し、こ
のフレーム間に太陽電池パネルを掛け渡して配置しても
よい。この場合にも、風圧軽減部材30を設けること
で、風圧を軽減できる。
【0074】風圧軽減部材30は、前記実施形態のよう
な断面台形状のものに限らず、例えば、各太陽電池ユニ
ット10のフレーム11と同様な断面三角形状のもの
や、平行四辺形状のもの、さらには断面扇形のもののよ
うに湾曲面を有するものなどでもよく、要するに水平面
に対する傾斜角が鈍角とされた傾斜面や湾曲面等を備え
て風圧を軽減できるものであればよい。さらに、風圧軽
減部材30の高さ寸法は、必ずしもフレーム11と同一
でなくてもよく、フレーム11よりも低くても、高くて
もよい。この場合でも、フレーム11の鉛直面の大部分
を風圧軽減部材30で隠せるため、風圧軽減部材30を
設けない場合に比べて風圧を軽減できる。
【0075】前記第1実施形態では、すべての太陽電池
モジュール1に風圧軽減部材30を設けていたが、図8
に示すように、最も後方に位置する太陽電池モジュール
1のみに風圧軽減部材30を設けてもよい。この場合で
も、風圧軽減部材30を設けていない太陽電池モジュー
ル1は、隣接する他の太陽電池モジュール1が風よけに
なるため、各々の太陽電池モジュール1に対する風圧を
軽減できる。このため、前記風圧軽減部材30の設置数
を少なくでき、コストを低減できるとともに、一定面積
における太陽電池の設置面積を増大できるため、太陽電
池モジュールの設置面積に対する発電量も増大できる。
【0076】さらに、前記風圧軽減部材30は、少なく
とも面積が大きな鉛直面11B側に配置すればよいが、
太陽電池モジュール1の端面側、つまりキャップ26が
設けられている部分にも風圧軽減部材を配置してもよ
い。また、前記風圧軽減部材30としては、扉36や内
部空間35を設けないものを用いてもよい。
【0077】太陽電池モジュール1が取り付けられる被
設置部3は、一般住宅や共同住宅の屋根に限らない。す
なわち、高層建築物の屋上、高速道路のサービスエリア
の施設建物や鉄道の駅舎、長大橋梁やダムの天端、工場
屋根や空き地、公園の四阿やオブジェなどでも構わな
い。この場合、太陽電池モジュール1は、複数の太陽電
池ユニット10を連結したものの他に、太陽電池ユニッ
ト10を1基単独で設置したもの、つまりジョイント2
0やレール4を含まないものでもよい。
【0078】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の太陽電池モ
ジュールおよび太陽電池モジュールの設置構造によれ
ば、陸屋根などの水平面にも設置することができ、かつ
太陽電池モジュールに加わる風圧を軽減できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における太陽電池モジュ
ールを示す斜視図である。
【図2】前記第1実施形態における太陽電池モジュール
の縦断面図である。
【図3】前記第1実施形態における風の流況を示す模式
図である。
【図4】本発明の第2実施形態における太陽電池モジュ
ールの設置構造を示す概略図である。
【図5】本発明の変形例における太陽電池モジュールの
設置構造を示す概略図である。
【図6】他の変形例における太陽電池モジュールの設置
構造を示す概略図である。
【図7】他の変形例における太陽電池モジュールの設置
構造を示す概略図である。
【図8】他の変形例における太陽電池モジュールの設置
構造を示す概略図である。
【符号の説明】
1 太陽電池モジュール 3 被設置部 6 窪地 6a 底面 6b 周囲(外郭部) 4 レール 5 脚 10 太陽電池ユニット 11 フレーム 12 太陽電池 20 ジョイント 30 風圧軽減部材 40 風切り音防止部材 A,B,C,D、E,F,G,H 風の流れ a,b,c,d 風の流れ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池と、この太陽電池が取り付けら
    れる少なくとも1つの取付面を有するフレームとを備え
    た太陽電池モジュールであって、 前記フレームには、このフレームに向かって吹く風によ
    って前記フレームの側面で生じる風圧を軽減する風圧軽
    減部材が取り付けられていることを特徴とする太陽電池
    モジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の太陽電池モジュールに
    おいて、 前記風圧軽減部材は、風が当たる面の水平面に対する角
    度が鈍角とされ、かつ前記フレームの少なくとも1つの
    面に隣接して配置されていることを特徴とする太陽電池
    モジュール。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の太陽電池モジュールに
    おいて、 前記風圧軽減部材は、台形の断面形状を有しかつ前記フ
    レームに隣接して配置されていることを特徴とする太陽
    電池モジュール。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の太陽電
    池モジュールにおいて、 前記フレームは、直角三角形の断面形状を有することを
    特徴とする太陽電池モジュール。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の太陽電
    池モジュールにおいて、 前記風圧軽減部材は、その内部に収納スペースが形成さ
    れていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の太陽電
    池モジュールにおいて、 前記フレームまたは風圧軽減部材の少なくとも一方の側
    縁には、風が前記側縁を通過する際に生じる音の発生を
    抑制する風切り音防止部材が設けられていることを特徴
    とする太陽電池モジュール。
  7. 【請求項7】 太陽電池と、この太陽電池が取り付けら
    れる少なくとも1つの取付面を有するフレームとを備え
    た太陽電池モジュールの設置構造であって、 太陽電池モジュールが周囲よりも低くなった窪地に設置
    されていることを特徴とする太陽電池モジュールの設置
    構造。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の太陽電池モジュールの
    設置構造において、 前記窪地の深さ寸法は、前記太陽電池モジュールの高さ
    寸法よりも大きいことを特徴とする太陽電池モジュール
    の設置構造。
  9. 【請求項9】 太陽電池と、この太陽電池が取り付けら
    れる少なくとも1つの取付面を有するフレームとを備え
    た太陽電池モジュールの設置構造であって、 前記太陽電池モジュールが、その太陽電池の取付面に直
    交する方向に沿って所定間隔で複数設置されているとと
    もに、それらの太陽電池モジュールのうち、少なくとも
    一番後方に位置する太陽電池モジュールは、前記請求項
    1〜6のいずれかに記載の太陽電池モジュールで構成さ
    れていることを特徴とする太陽電池モジュールの設置構
    造。
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