JP2000208335A - トラック搭載型移動変圧器設備 - Google Patents

トラック搭載型移動変圧器設備

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JP2000208335A
JP2000208335A JP11010448A JP1044899A JP2000208335A JP 2000208335 A JP2000208335 A JP 2000208335A JP 11010448 A JP11010448 A JP 11010448A JP 1044899 A JP1044899 A JP 1044899A JP 2000208335 A JP2000208335 A JP 2000208335A
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opening
voltage
circuit breaker
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Takao Makita
孝雄 牧田
Toshifumi Nishi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い場所でも作業ができるトラック搭載型移
動変圧器設備を得る。 【解決手段】 移動変圧器、高圧側遮断器、低圧側遮断
器及び制御装置が収納ケース7に収納されている移動変
圧器設備5をトラックの荷台に搭載する。収納ケース7
の側壁部に、制御装置の操作部と低圧側遮断器とを操作
する際に用いる開口部9を形成する。この開口部9に対
して設けられる開閉扉15として、上下に上げ下ろしさ
れて開口部を開閉する上下移動型扉を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設変圧器の無停
電交換工事や災害時等に使用されるトラック搭載型移動
変圧器設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】既設変圧器を無停電で交換する場合や、
災害等で既設変圧器が使用できなくなった場合には、ト
ラック等の移動用車両に搭載されて工事現場や災害現場
に運ばれるトラック搭載型移動変圧器設備が用いられ
る。従来のトラック搭載型移動変圧器設備は、手動で操
作されるタップ切換器を備えた移動変圧器と、既設変圧
器の一次側の各線に高圧側ケーブルを介してそれぞれ接
続される高圧側端子と、この高圧側端子と移動変圧器の
一次側端子との間に配置された高圧側遮断器と、既設変
圧器の二次側の各線に低圧側ケーブルを介してそれぞれ
接続される低圧側端子と、この低圧側端子と移動変圧器
の二次側端子との間に配置された低圧側遮断器と、低圧
側遮断器の投入条件を判定して少なくとも低圧遮断器の
投入を制御する制御装置とが、専用のトラックの荷台上
に構築された大型の収納ケースの内部に収納された構造
を有している。また収納ケース内の後方部には、高圧側
ケーブル及び低圧側ケーブルを収納するケーブル収納室
も設けられている。そして従来のトラック搭載型移動変
圧器設備では、トラックから地上に降りた作業員が作業
をしやすいようにとの配慮から、タップ切換器の操作
部、低圧側遮断器の投入条件を判定して少なくとも低圧
側遮断器の投入を制御する制御装置の表示部並びに高圧
側ケーブル及び低圧側ケーブルが接続される高圧側端子
及び低圧側端子をすべてトラックの側方に配置してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら例えば柱
上変圧器が装着されている電柱は、常に幅の広い道路に
沿って設置されているとは限らず、非常に狭い道路に設
置されている場合もある。そのため狭い道路では、トラ
ックの両側にケーブルの接続に十分なスペースを確保で
きない場合がある。このような場所には、トラックを作
業現場から離れたある程度広い場所に移動し、高圧側ケ
ーブル及び低圧側ケーブルを長く延ばして作業をしてい
た。しかしながら作業現場から離れた位置にトラックを
置くと、作業現場の状況を無線等で確認しながら装置を
運転しなければならず、作業性が非常に悪い問題があっ
た。また高圧側ケーブル及び低圧側ケーブルを延ばす長
さが長くなればなるほど、ケーブルに足が引っ掛かって
転倒する事故が発生する可能性が高くなるので、好まし
くなかった。
【0004】特に狭い道路で作業をする場合に、収納ケ
ースに設けた開閉扉を左右に開く観音開きの開閉扉にす
ると、その場で開閉扉を開けることができない場合があ
る。本発明の目的は、狭い場所でも作業ができるトラッ
ク搭載型移動変圧器設備を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、開閉扉にスライド式
扉を用いた場合に、作業の安全性を高めることができる
トラック搭載型移動変圧器設備を提供することにある。
【0006】本発明のさらに他の目的は、開閉がスムー
ズなスライド式扉を備えたトラック搭載型移動変圧器設
備を提供することにある。
【0007】本発明のさらに他の目的は、開閉が容易な
シート状扉を備えたトラック搭載型移動変圧器設備を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明が改良の対象とす
るトラック搭載型移動変圧器設備は、タップ切換器を備
えた移動変圧器と、既設変圧器の一次側の各線に高圧側
ケーブルを介してそれぞれ接続される高圧側端子と、高
圧側端子と移動変圧器の一次側端子との間に配置された
高圧側遮断器と、既設変圧器の二次側の各線に低圧側ケ
ーブルを介してそれぞれ接続される低圧側端子と、低圧
側端子と移動変圧器の二次側端子との間に配置された低
圧側遮断器と、低圧側遮断器の投入条件を判定して少な
くとも低圧側遮断器の投入を制御する制御装置とを具備
し、少なくとも移動変圧器、高圧側遮断器、低圧側遮断
器及び制御装置が収納ケースに収納されている移動変圧
器設備がトラックの荷台に搭載されているトラック搭載
型移動変圧器設備を改良の対象とする。
【0009】本発明のトラック搭載型移動変圧器設備で
は、収納ケースの側壁部に、少なくとも制御装置の操作
部と低圧側遮断器とを操作する際に用いる開口部が形成
されている。そしてこの開口部に対して開閉扉が設けら
れ、この開閉扉として上下に上げ下ろしされて前記開口
部を開閉する上下移動型扉を用いる。本発明のように、
作業を行う際に必ず開く必要性がある開口部に対して設
けられる開閉扉を上下移動型扉とすれば、扉を開けるた
めに広いスペースを必要としないので、狭い場所での作
業が容易になる。
【0010】移動変圧器設備をトラックの荷台の前方側
に搭載された状態で荷台の後方側に作業スペースを残す
ことができる大きさに構成するためには、移動変圧器設
備を次のようにしてコンパクト化する。まず移動変圧器
を、第1の側面にタップ切換器の手動操作部を有し、第
1の側面と対向する第2の側面に一次側端子を備え、第
1の側面と第2の側面との間に位置する第3の側面に二
次側端子を備えた構造とする。また収納ケースは、第1
の開口部を有する第1の側壁部と、第2の開口部を有し
て第1の側壁部と対向する第2の側壁部と、第1及び第
2の側壁部の間に位置してトラックの荷台の後方側に向
かって開口する第3の開口部と、第3の側壁部と対向す
る第4の側壁部とを備えた構造とする。更に少なくとも
収納ケースの第1及び第2の開口部に対しては、それぞ
れ開閉扉を設ける。そして移動変圧器を、第1の側面が
第1の側壁部と対向し、第2の側面が第2の側壁部と対
向し、第3の側面が第3の側壁部と対向するように収納
ケースの内部に配置する。また収納ケースの内部には第
1の側壁部の第1の開口部を通して操作可能な位置に制
御装置の操作部と低圧側遮断器とを配置する。更に収納
ケースの内部の第2の側壁部と移動変圧器の第2の側面
との間の空間内に高圧側遮断器を配置する。そして更に
収納ケースの内部には第3の側壁部に設けた第3の開口
部を通して接続可能な位置に高圧側端子と低圧側端子と
を配置する。
【0011】このように移動変圧器の第1の側面側にタ
ップ切換器の手動操作部と、制御装置の操作部と低圧側
遮断器を配置して、収納ケースの第1の開口部からタッ
プ切換器の手動操作部と制御装置の操作部とを操作でき
るようにし、また移動変圧器の第1の側面と反対側の第
2の側面側に高圧側遮断器を配置して収納ケースに設け
た第2の開口部を通して高圧側遮断器にアクセスできる
ようにし、更に収納ケースのトラックの荷台の後方側に
向かって開口する第3の開口部を通して接続可能な位置
に配置した高圧側端子と低圧側端子とを配置すると、移
動変圧器の両側に低圧側機器と高圧側機器とを別けて配
置することができて、収納ケースの第3の側壁部と第4
の側壁部との間の距離(トラックの荷台の前後方向に位
置する2つの側壁部間の寸法)を短くしても、各機器を
収納ケースの内部に収納することができる。したがって
収納ケースの幅寸法を従来よりも大幅に小さくすること
ができ、トラックの荷台に搭載した場合にトラックの荷
台上に大きな作業スペースを確保することができる。ま
たこの構成によると、収納ケースの内部における低圧側
の電気的な接続と高圧側の電気的な接続とを、短い配線
で且つ配線が複雑にならずに、簡単に行うことができ
る。
【0012】高圧側端子を収納ケースの第2の側壁部側
に配置し、また低圧側端子を第1の側壁部側に配置すれ
ば、第3の開口部内において高圧側ケーブルと低圧側ケ
ーブルの接続が容易になる。
【0013】狭い道路で作業をする場合に少なくとも第
1及び第2の開口部に対して設けられた開閉扉を前述の
上下移動型扉とすると、狭い場所でも操作ができる。
【0014】上下移動型扉の構造は任意であり、スライ
ド式扉,シート状扉,シャッタ式扉等を用いることがで
きる。特にスライド式扉を用いる場合に、次のような構
成を採用すると作業の安全性が高まる。すなわちスライ
ド式扉の外壁部に、開閉操作用ハンドルが取付けらる。
そしてスライド式扉の内壁部には、開閉操作用ハンドル
により操作されて係止部を係止位置と係止解除位置に移
動させる扉係止用リンク機構を配置する。またスライド
式扉が設けられる開口部には、扉係止用リンク機構によ
って係止位置に置かれた係止部と係合してスライド式扉
を所定の位置で停止させる複数の被係止部を設ける。こ
の複数の被係止部には、スライド式扉が開口部を完全に
閉じる位置にあるときに係止部と係合する閉塞用被係止
部と、スライド式扉が開口部を全開状態にする位置にあ
るときに係止部と係合する全開用被係止部と、閉塞用被
係止部と全開用被係止部との間に設けられた1以上の中
間被係止部とからなる。そして閉塞用被係止部と全開用
被係止部を、係止部が係止位置にある状態ではスライド
式扉が上下方向に動かなくなるように構成する。このよ
うにすると、例えばトラックが移動中にスライド式扉が
開いてしまうことがなく、また作業中にスライド式扉が
落ちてきたりすることがない。また中間被係止部は、係
止部が係止位置にある状態でもスライド式扉が所定の範
囲において上方向に動くように構成されている。このよ
うな中間被係止部を設けると、誤ってスライド式扉から
手を離しても最も上の位置からも最も下の位置まで、ス
ライド式扉がストレートに落下することがなく、作業の
安全性を確保できる。
【0015】スライド式扉の取付け構造は任意である
が、スライド式扉をスムーズにスライドさせることがで
きる構造が好ましい。一例としては、収納ケースには開
口部を囲み且つ外側に向かって突出する筒状壁部を設け
る。そしてこの筒状壁部には、スライド式扉が移動する
上下方向と直交する横方向に間隔をあけて平行に並ぶ一
対のフランジ板を固定する。また一対のフランジ板の厚
み方向に位置する表側側面及び裏側側面には、フランジ
板の表面よりも摩擦抵抗が低い材料からなる一対の低摩
擦ガイド板をそれぞれ固定する。その上で、スライド式
扉を開口部を塞ぐ扉本体と、扉本体に対して取付けられ
て一対のフランジ板の裏側側面上に固定された低摩擦ガ
イド板と対向する一対の扉ガイド部材とから構成する。
このような構成を採用すると、低摩擦ガイド板を設けた
ことにより、スムーズにスライド式扉を開閉することが
できる。
【0016】なおこの場合において、一対の扉ガイド部
材を、低摩擦ガイド板との間の距離が調節できるように
扉本体に対して位置調節可能に設ければ、多少の加工誤
差があっても扉ガイド部材の位置調節をすることによ
り、スライド式扉のスムーズな開閉を確保することがで
きる。
【0017】上下移動型扉として、上端部が収納ケース
の側壁部に対して固定されたシート状扉を用いる場合に
も、収納ケースには開口部を囲み且つ外側に向かって突
出する筒状壁部を設ける。そして筒状壁部にはシート状
扉が移動する上下方向と直交する横方向に間隔をあけて
配置され且つ平行に並ぶ一対のフランジ板を固定する。
この一対のフランジ板には一対のチャック式のファスナ
の一方の係合片列が固定された取付用シート材を固定す
るファスナ固定用シート部材がフランジ板に沿って延び
るようにそれぞれ固定されている。またシート状扉に
は、ファスナ固定用シート部材に取付用シート材に固定
された一対の係合片列と係合する一対のチャック式のフ
ァスナの他方の係合片列が固定された取付用シート材を
横方向に間隔をあけて固定する。ここでチャック式のフ
ァスナとは、一端部が相互に結合された一対の取付用シ
ート材の対向する縁部に沿って複数の係合片が間隔をあ
けて列をなすように並んで構成される一対の係合片列を
備え、一対の係合片列を構成するそれぞれの係合片を互
い違いに噛み合わせて一対の取付用シート材を結合する
構造を有するものであり、ズボン,ジャンバ,バッグ等
に用いられる一般的には単にチャックと呼ばれる締結手
段のことである。シート状扉は、スライド式扉と比べて
格段に軽い。そのため狭いスペースで扉を開閉する場合
でも、スライド式扉を開閉する場合と比べて、簡単に開
閉することができて、作業性が著しく向上する。
【0018】シート状扉の固定構造は次のようにするの
が好ましい。まず筒状壁部にシート状扉が移動する上下
方向に間隔をあけて配置され且つ平行に並ぶ別の一対の
フランジ板を固定する。また一対の係合片列固定用シー
ト部材として、筒状壁部に固定された二対のフランジ板
に固定されるシート状枠部材の一部をそれぞれ構成する
ものを用いる。その上で、シート状枠部材を、二対のフ
ランジ板に固定されるシート取付金具と二対のフランジ
板との間に挟持させ、またシート状扉の上側縁部をシー
ト取付金具と1以上のフランジ板との間に挟持させる。
このような構造を用いると、シート状扉によって開口部
を確実に塞ぐことができる。
【0019】シート状扉を開けて作業をする場合には、
シート状扉を開口部の上方に固定しておく必要がある。
そこでシート状扉には1以上の係止用フックを固定す
る。また収納ケースの側壁部には開口部の上の位置に1
以上の係止用フックを係止する被係止部材を固定する。
そして1以上の係止用フックは、1以上の係止用フック
が被係止部材に係止された状態で、シート状扉が開口部
の大部分を開放し得るようにシート状扉に固定する。こ
のようにすると、1以上の係止用フックを被係止部材に
係止させるという簡単な作業で、開口部を開放状態にす
ることができるので、作業性が向上する。
【0020】なお収納ケースの第3の側壁部に設けられ
てトラックの荷台の後方側に向かって開口する第3の開
口部に対して上下移動型扉を設けると、第3の開口部に
対して左右に開く観音開きの開閉扉を設けた場合と比べ
て、トラックの荷台の上で扉を開く作業をすることにな
って、荷台上の有効な作業領域または載荷領域が減少
し、極端な場合には作業員がトラックの荷台の上から転
落するというような不具合を防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態の一例を詳細に説明する。図1〜図4は、本発明
の移動変圧器設備5をトラック3の荷台に搭載したトラ
ック搭載型移動変圧器設備1の左側面図、平面図、右側
面図及び背面図である。このトラック3は市販の2トン
積みトラックであり、トラック3の荷台3a上の前方寄
り(運転席側寄り)の部分に、移動変圧器設備5が搭載
されている。
【0022】図1〜図3を見ると分かるように、移動変
圧器設備5はトラック3の荷台3aの前方側に搭載され
た状態で荷台3aの後方側に作業スペースを残すことが
できる大きさに構成されている。そして移動変圧器設備
5はトラック3の荷台上に所定の固定具を用いて固定さ
れている。市販のトラックであるため、移動変圧器設備
5を使用する際には、荷台3aの側方に回転自在に取付
けられた側板3b及び3cを外側に開いて、荷台3aの
下側に垂らした状態にする。なお理解を容易にするため
に、図1,図3及び図4においては、側板3b及び3d
を透明なものとして描いてある。
【0023】移動変圧器設備5を構成する機器は、すべ
て収納ケース7の内部に収納されている。収納ケース7
は、鉄製のフレーム枠の上に複数枚の鉄板が装着されて
構成された箱体構造を有している。収納ケース7は、ト
ラック3の荷台3aの一方の側方側(トラック3を正面
から見たときの右側面側)に開口する第1の開口部9を
有する第1の側壁部7a(図3参照)と、トラック3の
荷台3aの他方の側方側(トラック3を正面から見たと
きの左側面側)に開口する第2の開口部11を有して第
1の側壁部7aと対向する第2の側壁部7b(図1参
照)と、第1及び第2の側壁部7a及び7bの間に位置
する第3の側壁部7c(図4参照)と、第3の側壁部7
cと対向しトラック3の運転席側に位置する第4の側壁
部7d(図1及び図3参照)とを備えている。そして第
1及び第2の開口部9,11に対してそれぞれ第1及び
第2の開閉扉15,17が設けられている。なお、第3
の側壁部7cにはトラック3の荷台3aの後方側に向っ
て開口する第3の開口部13が設けられており、この開
口部13に対して第3の開閉扉19を備えている。
【0024】図3及び図4に示すように第1の開閉扉1
5及び第3の開閉扉19は、上下方向にスライドするス
ライド式扉(上下移動型扉)であり、図1に示す第2の
開閉扉17は蝶番によって開閉する形式の蝶番式扉であ
る。第1の開口部9の位置は、第1の開閉扉15を上に
スライドしたときに第1の開口部9を開き、下にスライ
ドしたときに第1の開口部9が閉じられるように定めら
れている。また第3の開口部13の位置は、第3の開閉
扉19を下にスライドしたときに第3の開口部13を開
き、上にスライドしたときに第3の開口部13が閉じら
れるように定められている。なお開閉扉15及び19に
は、開閉時に掴む開閉操作用ハンドル21及び23が設
けられている。また第2の開閉扉17にも、扉の開閉時
に操作されるレバー25が設けられている。
【0025】収納ケース7の天板7eの外周部には4つ
の柵部材27a〜27dが固定されて、ケーブルを収納
するケーブル収納部27が構成されている。また収納ケ
ース7の天板7eの四隅には吊り上げ用の係止金具28
が固定されている。
【0026】図5は第1の開口部9に設けられた第1の
開閉扉15の拡大詳細図であり、図6は第1の開閉扉1
5を背面側から見た斜視図であり、図7は開閉操作用ハ
ンドル21の取付け状態を示す図である。また図8は、
第1の開閉扉15の取付け構造の要部を示す斜視図であ
る。図9は、開口部9の周囲の構造の要部を示す分解斜
視図である。図6〜図9に示すように、収納ケース7に
は第1の開口部9を囲み且つ外側に向かって突出する角
型の筒状壁部10が設けられている。そしてこの角型の
筒状壁部10の外側端部の4辺には4つのフランジ板1
0a〜10dが一体になったフランジが固定されてい
る。特に、第1の開閉扉15が移動する上下方向と直交
する横方向に間隔をあけて配置されて平行に並ぶ一対の
フランジ板10a及び10cが扉ガイド板となる。これ
ら一対のフランジ板10a及び10cの厚み方向に位置
する表側側面及び裏側側面には、各フランジ板10a及
び10cの表面よりも摩擦抵抗が低い材料,例えばジュ
ラコン樹脂材料によって形成された一対の低摩擦ガイド
板12,12がそれぞれ固定されている。一対の低摩擦
ガイド板12,12は、図9に示すように、ボルトBと
止めナットNとを用いて、フランジ板10cに取付けら
れている。なおボルトB及び止めナットNの存在が、第
1の開閉扉15に対して障害にならないように、一対の
低摩擦ガイド板12,12にはボルトBの頭部と止めナ
ットNを収納する孔部12a及び凹部12bが形成され
ている。
【0027】スライド式扉からなる第1の開閉扉15
は、第1の開口部9を塞ぐ扉本体15aと、扉本体15
aに対して取付けられて一対のフランジ板10a及び1
0cの裏側側面上に固定された低摩擦ガイド板12と対
向する一対の扉ガイド部材15bとから構成される。こ
の例では、図8に示すように扉ガイド部材15bは、扉
本体15によりボルトbとナットnとによってボルト止
めされているが、扉本体15aに設けるボルトbの貫通
孔を細長い貫通孔にしておけば、一対の扉ガイド部材1
5b,15bと一対のフランジ板10a及び10cの裏
側側面上に固定された低摩擦ガイド板12との間の距離
を調節することができる。
【0028】扉本体15aの下部領域には、開閉操作用
ハンドル21を収納する凹部15cが形成されている。
開閉操作用ハンドル21は中央部のプッシュボタン21
aを押すことにより、扉本体15aの背面側に配置した
扉係止用リンク機構22を駆動するように構成された市
販のハンドルである。図6に示すように、扉係止用リン
ク機構22は、プッシュボタン21aによって押される
と一端を支点にして揺動する駆動金具22aと、一端が
この駆動金具22aの他端に回動自在に固定された他端
が扉本体15aに回動自在に固定されたヒンジ金具22
bと、ヒンジ金具22bに一端が固定された操作板ガイ
ド棒22cと、中心部が扉本体15aに回動自在に固定
された操作板22dと、操作板22aの両端にそれぞれ
回動自在に固定されたストップバー22e及び22f
と、扉本体15aの裏面に固定されてストップバー22
e及び22fをガイドするガイド部材22g及び22h
とから構成される。なお図示していないが、操作板22
aと扉本体15aとの間には、プッシュスイッチ21a
が復帰すると操作板22dを元の位置に回動させる動力
を発生する自動復帰用のコイルバネが取付けられてい
る。なおストップバー22e及び22fの先端部がそれ
ぞれ係止部22e1 及び22f1 を構成している。その
ためプッシュスイッチ21aが押されると、操作板22
dが回転して、ストップバー22e及び22fが互いに
近付くように変位し、係止部22e1 及び22f1 が係
合位置から係合解除位置へと移動する。またプッシュス
イッチ21aの押圧が解除されて元の状態に戻さると、
操作板22dが逆方向に回転してストップバー22e及
び22fは互いに離れる方向に変位し、係止部22e1
及び22f1 は係合解除位置から係合位置へと移動す
る。図6の状態は、係止部22e1 及び22f1 が係合
位置にある状態を示している。
【0029】第1の開口部9に設けられた角型の筒状壁
部10の内壁面には、扉係止用リンク機構22によって
係止位置に置かれた係止部22e1 及び22f1 と係合
して第1の開閉扉15を所定の位置で停止させる4組の
被係止部14A〜14Dが設けられている。これらの被
係止部14A〜14Dは、第1の開閉扉15が開口部9
を完全に閉じる位置にあるときに係止部22e1 及び2
2f1 と係合する閉塞用被係止部14Dと、第1の開閉
扉15が開口部9を全開状態にする位置にあるときに係
止部22e1 及び22f1 と係合する全開用被係止部1
5Aと、閉塞用被係止部15Dと全開用被係止部15A
との間に設けられた2つの中間被係止部15B及び15
Cとから構成される。閉塞用被係止部15D及び全開用
被係止部15Aは、係止部22e1 及び22f1 が係止
位置にある状態(図6の状態)では第1の開閉扉15が
上下方向に動かなくなるように、スップバー22e及び
22fの先端部が嵌入する貫通孔をそれぞれ備えてい
る。これに対して中間被係止部14B及び14Cは、係
止部22e1 及び22f1 が係止位置にある状態でも第
1の開閉扉15が上方向には動くように段構造に構成さ
れている。このような中間被係止部14B及び14Cを
設けると、第1の開閉扉15を開閉する途中で、手がす
べってハンドル21を離しても、ハンドルがストレート
に下に落ちることがなくなり、作業の安全性が高くな
る。なお第3の開閉扉19についても、第1の開閉扉1
5と同様の構造で、上下に開閉できるようにしてある。
【0030】移動変圧器設備5をトラック3の荷台3a
の前方側に搭載された状態で荷台3aの後方側に作業ス
ペースを残すことができる大きさに構成するためには、
移動変圧器設備5をコンパクト化しなければならない。
この例では、次の様にして移動変圧器設備5をコンパク
ト化した。図10乃至図14は、移動変圧器設備5の収
納ケース7の内部の構造を示している。なおこれらの図
においては、収納ケースの外枠だけを実線で示してあ
る。またこれらの図においては、理解を容易にするため
に主要部の配線ケーブルだけを図示してある。
【0031】これらの図において、29は移動変圧器で
ある。この移動変圧器29は、横長の変圧器ケース31
の内部に容量の異なる変圧器コイル(例えば50kW,
30kW)が2台横に並ぶように(トラック3の荷台の
左右の方向に並ぶように)収納されている。そして収納
ケース7の高さをあまり高くしないようにするために、
移動変圧器29は収納ケース7の底部を構成するフレー
ムによって形成される孔部に落とし込まれた状態でフレ
ームに固定されている。移動変圧器29は、収納ケース
7の第1の側壁部7aと対向する変圧器ケース31の第
1の側面31aにタップ切換器の手動操作部(ハンド
ル)33を有している(図11及び図12参照)。図1
2に破線で示したように、この手動操作部(ハンドル)
33は収納ケース7に設けた第1の開口部9を通して操
作可能な位置に設けられている。移動変圧器29の電圧
を調整する際に、手動操作部(ハンドル)33は手動に
よって操作される。
【0032】図11及び図13に示すように移動変圧器
29の変圧器ケース31の第1の側面31aと対向する
第2の側面31bには3つの三相の一次側端子(高圧
側)35R,35S,35Tが配置されている。また図
10及び図13に示すように、変圧器ケース31の第1
の側面31aと第2の側面31bとの間に位置する第3
の側面31cには、三相の出力端子と中性点端子とを含
む4本の二次側端子37U,37V,37W,37Nを
備えている。
【0033】図10,図11及び図13に示すように、
収納ケース7の内部には、収納ケース7の第2の側壁部
7bと移動変圧器29の変圧器ケース31の第2の側面
31bとの間の空間の下側部分内に高圧側遮断器39が
配置されている。この高圧側遮断器39については後に
詳しく説明する。そして図11及び図13に示すように
移動変圧器29の変圧器ケース31の第2の側面31b
には、一次側端子35R,35S,35Tの下の位置
に、高圧側遮断器39と後に説明する高圧側端子との間
に設けられる限流ヒューズ41R,41S,41Tを固
定するための支持体43(図13参照)が固定されてい
る。このように限流ヒューズ41R,41S,41Tを
変圧器ケース31に固定すると、限流ヒューズ41R,
41S,41Tを固定するための特別の構造物が不要に
なる。また限流ヒューズ41R,41S,41Tの下に
高圧側遮断器39を配置すると設置スペースを小さくす
ることができて、収納ケース7の更なる小型化を図るこ
とができる。
【0034】高圧側遮断器39は、電動で投入と遮断と
を行うことができ、しかも投入後は電力の供給がなくて
も投入状態を維持できるラッチ機能付の電動式高圧遮断
器または高圧電磁接触器である。この種の電動式高圧遮
断器としては、例えば株式会社安川電機がロータリアー
ク高圧電磁接触器HGR−951C−Cの製品名で販売
するものを用いることができる。なおこの実施の形態で
は、図10及び図13に示すように、この市販の高圧電
磁接触器の操作軸に手動で高圧側遮断器39の投入を行
うために手動操作レバー45を取付けている。この高圧
側遮断器39には、ラッチ機構を手動で外すための手動
レバー46が予め設けられている。手動操作レバー45
は、図1に示した収納ケース7の第2の側壁部7bに設
けた第2の開閉扉17によって塞がれた第2の開口部1
1を通して操作される。このように高圧側遮断器39を
第1の開口部9とは別の第2の開口部11を通して手動
操作レバー45を操作できる位置に配置すれば、作業員
が誤って手動操作レバー45を操作することを極力防止
できる。
【0035】また図10〜図12に示すように、収納ケ
ース7の内部には、収納ケース7の第1の側壁部7aの
第1の開口部9を通して操作可能な位置に制御装置の表
示機能付き操作装置47及び手動操作部を含む制御装置
固定側本体部48(操作部)と低圧側遮断器49が配置
されている。これら表示機能付き操作装置47及び制御
装置固定側本体部48は、移動変圧器29の変圧器ケー
ス31の第1の側面31aに固定されている。特に表示
機能付き操作装置47は、表示手段と操作指令を高圧側
遮断器39及び低圧側遮断器49のそれぞれの駆動回路
に出力する操作指令出力手段を含んで持ち運び可能に構
成されている。この例では、表示機能付き操作装置47
の内部にマイクロコンピュータが内蔵されていて、制御
装置で行う判断のすべてをこの内蔵マイクロコンピュー
タで実行している。また表示機能付き操作装置47の表
示手段は、液晶のタッチパネルにより構成されており、
表示機能の他にスイッチ機能を備えている。したがって
作業者は、表示手段の画面に表示されたスイッチ表示を
タッチするだけで、すべての操作指令を入力できる。こ
のような構造になっているため、この例では表示機能付
き操作装置47が制御装置の主要部分を構成している。
【0036】図10に示すように、変圧器ケース31の
第1の側面31aには、表示機能付き操作装置47を取
り外し自在に固定する操作装置固定部51が設けられて
いる。操作装置固定部51は、表示機能付き操作装置4
7が操作装置固定部51に固定された状態で収納ケース
7の第1の開口部9を通して外部から表示手段を見るこ
とができてしかも表示機能付き操作装置47を操作でき
る位置に設けられている。
【0037】また制御装置固定側本体部48は、非常時
等に高圧側遮断器39を遮断状態にするために高圧側遮
断器39の駆動回路に遮断指令信号を出力する非常停止
スイッチSW1を含んでいる。そして制御装置固定側本
体部48も、収納ケース7の第1の開口部9を通して操
作可能な位置に設けられている。表示機能付き操作装置
47により高圧側遮断器39及び低圧側遮断器49の両
方を操作する場合に、表示機能付き操作装置47に非常
停止スイッチを設けて表示機能付き操作装置47側で高
圧側遮断器を非常遮断できるようにすると、非常時以外
のときに誤って高圧側遮断器39を非常遮断させてしま
い、停電事故が発生するおそれがある。そこでこの例で
は、高圧側遮断器39を電動で遮断するための操作指令
を出力する非常停止スイッチSW1を、表示機能付き操
作装置47とは別に、制御装置固定側本体部48に設け
ている。なお制御装置固定側本体部48に設けたスイッ
チSW2は、制御装置の制御電源スイッチである。
【0038】図14に示すように、この例では表示機能
付き操作装置47は、ケーブルを介して制御装置の制御
装置固定側本体部48に接続されている。この例のよう
に制御装置の操作部の一部を構成する表示機能付き操作
装置47を持ち運び可能に(可搬に)設けると、トラッ
ク3の周囲に十分なスペースがない場合や周囲の見通し
が悪い場合に、作業員は表示機能付き操作装置47を持
って任意の位置に移動し、任意の位置で高圧側遮断器3
9及び低圧側遮断器49の操作をすることができる。し
たがって作業員の負担が大幅に軽減できる。
【0039】低圧側遮断器49は、移動変圧器29の変
圧器ケース31の第3の側面31cに固定された取付フ
レーム52に固定されている。低圧側遮断器49は、電
動で投入と遮断の制御が可能なもので、この例では寺崎
電機株式会社がXS400NSの製品名で販売する配線
用遮断器を用いている。この低圧側遮断器49は、ケー
ブル接続端子箱49Aと遮断器本体49Bとにより構成
されており、遮断器本体49Bには、故障時の操作を考
慮して遮断用の手動操作ハンドルと工具挿入口とが設け
られ、また手動投入スイッチも設けられている。低圧側
遮断器49は、高圧側遮断器39と異なってラッチ機構
を有していないため、故障していない限り、電源がなく
なると自動的に遮断する。なお後に説明するように、低
圧側遮断器49は、高圧側遮断器39を投入した後に、
制御装置(47)により低圧側遮断器49の投入条件の
判定が実施されて、制御装置(47)から投入指令が出
力されると投入状態になる。
【0040】収納ケース7の内部には、収納ケース7の
第3の側壁部7cに設けた第3の開口部13を通して接
続可能な位置にケーブル端子盤53が配置されている。
ケーブル端子盤53には、図示しない既設変圧器の一次
側の各線に図示しない高圧側ケーブルを介してそれぞれ
接続される高圧側端子55R,55S,55Tと、既設
変圧器の二次側の各線に図示しない低圧側ケーブルを介
してそれぞれ接続される低圧側端子57U1 ,57U2
,57N1 ,57N2 ,57V1 ,57V2 ,57W1
,57W2 と、接地端子58とが設けられている。こ
の例では、低圧側端子57U1 〜57W2 を各相につい
て2個ずつ設けている。これは各相について2本ずつの
ケーブルを用いることにより電流容量を2倍にするため
である。なお各相の2つの低圧側端子は、それぞれ収納
ケース7の内部で共通の端子部に電気的に接続されてい
る。なお電流容量の大きい高価なケーブルを用いる場合
には、低圧側端子を各相について1個ずつ設ければよい
のは勿論である。図10に示されるように、高圧側端子
55R,55S,55Tは収納ケース7の第2の側壁部
7b側に配置され、また低圧側端子57U1 〜57W2
は収納ケ−ス7の第1の側壁部7a側に配置されてい
る。
【0041】高圧側端子55R,55S,55Tは、図
13に示すように、限流ヒューズ41R〜41Tの高圧
側に接続されている。そして限流ヒューズ41R〜41
Tの低圧側は高圧側遮断器39の入力端子に接続され、
高圧側遮断器39の出力端子は移動変圧器29の一次側
端子35R〜35Tに接続されている。また低圧側端子
57U1 〜57W2 は、図11及び図13に示すよう
に、低圧側遮断器49のケーブル接続端子箱49Aの出
力端子にそれぞれ電気的に接続されている。そして低圧
側遮断器49のケーブル接続端子箱49Aの入力端子
は、移動変圧器29の二次側端子37U〜37Wにそれ
ぞれ接続されている。図10及び図13に示すように移
動変圧器29の二次側端子37U〜37Wと低圧側遮断
器49とを接続する4本のケーブルのうち2本のケーブ
ルには移動変圧器29の出力電流を測定するための変流
器59及び61が配置されている。これらの変流器59
及び61は、移動変圧器29の変圧器ケース31の第3
の側面31cに固定した取付板63に固定されている。
このようにすると、変流器を固定するためだけの構造物
が不要になるだけでなく、変流器の設置スペースを小さ
くすることができる。
【0042】この例のように、移動変圧器29の第1の
側面31a側にタップ切換器の手動操作部33と、制御
装置の操作部(47,48)と低圧側遮断器49を配置
して、収納ケース7の第1の開口部9からタップ切換器
の手動操作部33と制御装置の操作部(47,48)と
を操作できるようにし、また移動変圧器29の第1の側
面31aと反対側の第2の側面31b側に高圧側遮断器
39を配置して収納ケース7に設けた第2の開口部11
を通して高圧側遮断器39にアクセスできるようにし、
更に収納ケース7の第3の側壁部7cに設けた第3の開
口部13を通して接続可能な位置に配置した高圧側端子
55R,55S,55Tを第3の開口部13内において
収納ケース7の第2の側壁部7b側に配置し、また低圧
側端子57U1 〜57W2 を収納ケース7の第1の側壁
部7a側に配置すると、移動変圧器29の両側に低圧側
機器と高圧側機器とを別けて配置することができて、収
納ケース7の第3の側壁部7cと第4の側壁部7dとの
間の距離を短くしても、各機器を収納ケース7の内部に
収納することができる。したがって収納ケース7を従来
よりも大幅に小型化することができる。またこのように
配置すると、収納ケース7の内部における低圧側の電気
的な接続と高圧側の電気的な接続とを、短い配線で且つ
配線が複雑にならずに、簡単に行うことができる。更に
低圧側遮断器49と高圧側遮断器39とを移動変圧器2
9の両側に別けて配置すると、手動操作により低圧側遮
断器49と高圧側遮断器39とを操作する場合に、低圧
側と高圧側を誤って操作する可能性が低くなる。
【0043】収納ケース7の第1の開口部9を通してア
クセスできる位置即ち低圧側遮断器49の下側のスペー
スには、バッテリ(二次電池)65とバッテリ65の充
電器67が配置されている。このバッテリ65は、制御
装置(47,48)の電源回路の電源の一部を構成して
おり、制御装置(47,48)は高圧側遮断器39が投
入されるまでは、バッテリ65を電源として動作するよ
うに構成されている。このようにバッテリ65を搭載す
ると、定常運転時の制御電源となる移動変圧器29が充
電されていない段階でも、制御装置(47,48)を動
作状態にすることができる。そのため高圧側遮断器39
を投入する前に低圧側ケーブルの欠相及び接地の不良を
検出することができるので、作業の安全性を高めること
ができる。充電器67の内部には、移動変圧器29の出
力を整流してバッテリ65を充電する充電回路が内蔵さ
れており、充電器67は移動変圧器29の運転時にバッ
テリ65を充電する。なお高圧側遮断器39が投入され
た後は、制御装置(47,48)は充電器67の出力を
電源として動作する。
【0044】この例では、高圧側遮断器39の駆動回路
69の電源を、低圧側遮断器49の二次側即ち既設変圧
器の二次側の電源から(二次側の充電状態にある負荷か
ら)得るようになっており、低圧側遮断器49の駆動回
路71の電源は移動変圧器29の二次側から得るように
なっている。そのため既設変圧器側が停電状態で低圧側
端子57U1 〜57W2 に電圧が印加されていない場合
(負荷側が充電状態にない場合)には、高圧側遮断器3
9を電動では投入状態にすることができない。そのよう
な場合には、手動操作レバー45を用いて高圧側遮断器
39を投入する。正常時であれば高圧側遮断器39を遮
断する場合には、表示機能付き操作装置47により高圧
側遮断器39を遮断状態する。そして非常時に高圧側遮
断器39を遮断する必要がある場合には、低圧側遮断器
49の二次側即ち既設変圧器の二次側が充電状態にあれ
ば、非常停止スイッチSW1をオン状態にして、高圧側
遮断器39の駆動回路69の引き外し機構を作動させる
ことにより高圧側遮断器39は遮断状態にする。なお非
常時に、低圧側遮断器49の二次側即ち既設変圧器の二
次側が充電状態になければ、手動レバー46を押し下げ
ることにより高圧側遮断器39は手動で遮断状態にす
る。
【0045】この実施の形態の詳細な動作についての説
明は、本発明の要旨とは直接関係がないため省略する。
【0046】上記例では、第2の開口部を閉じる開閉扉
を蝶番を利用した開閉扉にしているが、第2の開口部を
閉じる開閉扉を第1及び第3の開口部に対して設けた開
閉扉と同様にスライド式の開閉扉にしてもよい。
【0047】上記例では、開口部を閉じる上下移動型扉
としてスライド式扉を用いたが、スライド式扉に代えて
シート状扉により上下移動型扉を構成してもよい。図1
5はシート状扉を用いる場合の要部の斜視図であり、図
16はシート状扉を開けた状態の要部の斜視図であり、
図17はシート状扉を用いる場合の扉の周囲の構造を分
解して示した分解斜視図である。これらの図において、
150はシート状扉151と、シート状枠部材152と
からなるシート状扉構造体である。なお図17に示され
るように、110a〜110dは上記実施の形態と同様
に、収納ケースの開口部109を囲み且つ開口部の外側
に向かって突出する筒状壁部に設けられたフランジ板で
ある。これらのフランジ板110a〜110dには、そ
れぞれビスやボルト等の取付部品が挿入される複数の貫
通孔110e…が形成されている。そしてシート状枠部
材152とシート状扉151の上側縁部が、フランジ板
110a〜110dと4枚の取付板112a〜112d
からなるシート取付金具112との間に挟持されてい
る。4枚の取付板112a〜112dにも、複数の貫通
孔110e…と整合し、ビスやボルト等の取付部品が挿
入される複数の貫通孔112e…がそれぞれ形成されて
おり、4枚の取付板112a〜112dは貫通孔110
e…及び112e…に挿入された取付部品によってフラ
ンジ板110a〜110dに固定される。
【0048】シート状扉151及びシート状枠部材15
2は、テント等に用いられる幌生地と呼ばれる厚手の防
水シートを用いて形成されている。シート状扉151
は、上側縁部が固定されるシート状扉本体151aと、
このシート状扉本体151aの外面に対して固定具15
1b及び15cを介して固定された係止用フック151
dと、ハンドル151eと、カバーシート151fとか
ら構成される。固定具151b及び151cは、シート
状扉本体151aを厚み方向の両側から挟むように配置
され、図示しないビスを用いてシート状扉本体151a
に固定されている。ハンドル151e及び係止用フック
151dは、図示しないビスを用いて固定具151b及
び151cに固定されている。係止用フック151d
は、幅広の金属板を折り曲げて形成されている。係止用
フック151dの取付位置は、係止用フック151dが
収納ケースの側壁部に固定された被係止部材140に係
止された状態で、シート状扉151が開口部109の大
部分を開放し得るように定められている。具体的には、
係止用フック151dが被係止部材140に係止された
状態で、シート状扉本体151aが開口部109の上部
領域を大きく塞がない程度に垂れ下がるように、シート
状扉本体151aのほぼ中央部の位置に係止用フック1
51dのフック部分が位置しており、シート状扉本体1
51aの下端から1/3程度の高さ寸法の位置に係止用
フック151dの基部が位置している。そして被係止部
材140の位置を適宜に定めることにより、図16に示
すように垂れ下がったシート状扉本体151aが開口部
109を殆ど塞がない状態が作られる。
【0049】シート状扉本体151aの上から1/4程
度の上側部分の横方向寸法は、フランジ板110dの長
さ寸法とほぼ同じであり、その下の3/4程度の下側部
分の横方向寸法は開口部109の横方向寸法よりも小さ
い。そしてこの下側部分の横方向の両端部分には、一対
のチャック式のファスナ160の一方の係合片列160
aが固定された取付用シート材が縫い付けられている。
なお図15及び図17には、一方のファスナ160だけ
が示されている。このファスナ160の他方の係合片列
160bが固定された他方の取付用シート材は、後に説
明するようにシート状枠部材152の一部を構成するフ
ァスナ固定用シート部材152a,152c(図16)
に縫い付けられている。カバーシート151fは、ファ
スナ160による結合部分を覆う目的で設けられてい
る。シート状扉本体151aの上側部分には、フランジ
板110a,110c及び110dに形成された複数の
貫通孔110f…と整合する貫通孔151g…が形成さ
れている。
【0050】シート状枠部材152は、フランジ板11
0a及び110cに沿って配置される2枚のファスナ固
定用シート部材152a及び152c(図16及び図1
7)と、フランジ板110b及び110dに沿って配置
されて2枚のファスナ固定用シート部材152a及び1
52cの下端及び上端と溶着または縫い付けによって連
結された2枚の連結用シート部材152c(一方のみを
図示)とが枠状に連結されて構成されている。そしてこ
のシート状枠部材152の各部には、フランジ板110
a〜110dに設けられた複数の貫通孔110e…と整
合する複数の貫通孔152e…が形成されている。
【0051】シート状扉本体151aとシート状枠部材
152とを重ねて、これらの所定部分を取付金具112
a〜112dとフランジ部110a〜110dとの間に
挟み、ビス141(図15)を用いてこれらの部材をフ
ランジ部110a〜110dに対して固定することによ
り、シート状扉151の開口部109への取付が完了す
る。このようなシート状扉151を用いると、図2〜図
4に示すトラックの側板3cを外側に開けなくても、シ
ート状扉151を開閉できる。
【0052】上記第2の実施の形態のシート状扉の構造
は、第1の実施の形態の少なくとも第1の開口部を閉じ
る開閉扉に適用することができる。しかし第1の実施の
形態の第2及び第3の開口部を閉じる開閉扉にもシート
状扉を採用してもよいのは勿論である。
【0053】上記の第2の実施の形態は、上下移動型扉
をシート状扉により構成した例であるが、上下移動型扉
を公知のシャッタ式扉により構成してもよい。
【0054】また上記の例では、第3の開口部に対して
も上下移動型扉を設けているが、第3の開口部に対して
上下移動型扉を設けなくてもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも制御装置の
操作部と低圧側遮断器とを操作する際に用いる開口部に
対して設けられる開閉扉として上下に上げ下ろしされて
開口部を開閉する上下移動型扉を用いたので、扉を開け
るために広いスペースを必要とせず、狭い場所での作業
が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動変圧器設備をトラックの荷台に搭
載したトラック搭載型移動変圧器設備の左側面図であ
る。
【図2】図1のトラック搭載型移動変圧器設備の平面図
である。
【図3】図1のトラック搭載型移動変圧器設備の右側面
図である。
【図4】図1のトラック搭載型移動変圧器設備の背面図
である。
【図5】第1の開口部に設けられた第1の開閉扉の拡大
詳細図である。
【図6】図5の状態で第1の開閉扉を背面側から見た斜
視図である。
【図7】開閉操作用ハンドルの取付け状態を示す図であ
る。
【図8】第1の開閉扉の取付け構造の要部を示す斜視図
である。
【図9】第1の開口部の周囲の構造の要部を示す分解斜
視図である。
【図10】移動変圧器設備の収納ケースの内部構造を移
動変圧器設備の背面から見た図である。
【図11】図10の移動変圧器設備の平面図である。
【図12】図10の移動変圧器設備の左側面図である。
【図13】図10の移動変圧器設備の右側面図である。
【図14】移動変圧器設備をトラックの荷台に載せた状
態で移動変圧器設備の内部構造を示した図である。
【図15】開口部の開閉扉としてシート状扉を用いる場
合の本発明の他の実施の形態の要部の斜視図である。
【図16】図15の構造において、シート状扉を開けた
状態の斜視図である。
【図17】図15の構造を分解して示した分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 トラック搭載型移動変圧器設備 3 トラック 5 移動変圧器設備 7 収納ケース 9,11,13 第1乃至第3の開口部 10 筒状壁部 10a〜10d フランジ板 12 低摩擦ガイド板 14A〜4D 被係止部 15,17,19 第1乃至第3の開閉扉 15a 扉本体 15b 扉ガイド部材 21 開閉操作用ハンドル 22 扉係止用リンク機構 22e1 ,22F1 係止部 29 移動変圧器 31 変圧器ケース 151 シート状扉 151b 係止用フック

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タップ切換器を備えた移動変圧器と、 既設変圧器の一次側の各線に高圧側ケーブルを介してそ
    れぞれ接続される高圧側端子と、 前記高圧側端子と前記移動変圧器の一次側端子との間に
    配置された高圧側遮断器と、 前記既設変圧器の二次側の各線に低圧側ケーブルを介し
    てそれぞれ接続される低圧側端子と、 前記低圧側端子と前記移動変圧器の二次側端子との間に
    配置された低圧側遮断器と、 前記低圧側遮断器の投入条件を判定して少なくとも前記
    低圧側遮断器の投入を制御する制御装置とを具備し、 少なくとも前記移動変圧器、前記高圧側遮断器、前記低
    圧側遮断器及び前記制御装置が収納ケースに収納されて
    いる移動変圧器設備がトラックの荷台に搭載されている
    トラック搭載型移動変圧器設備であって、 前記収納ケースの側壁部には、少なくとも前記制御装置
    の操作部と前記低圧側遮断器とを操作する際に用いる開
    口部が形成されており、 前記開口部に対して開閉扉が設けられ、 前記開閉扉は上下に上げ下ろしされて前記開口部を開閉
    する上下移動型扉であるトラック搭載型移動変圧器設
    備。
  2. 【請求項2】 タップ切換器を備えた移動変圧器と、 既設変圧器の一次側の各線に高圧側ケーブルを介してそ
    れぞれ接続される高圧側端子と、 前記高圧側端子と前記移動変圧器の一次側端子との間に
    配置された高圧側遮断器と、 前記既設変圧器の二次側の各線に低圧側ケーブルを介し
    てそれぞれ接続される低圧側端子と、 前記低圧側端子と前記移動変圧器の二次側端子との間に
    配置された低圧側遮断器と、 前記低圧側遮断器の投入条件を判定して少なくとも前記
    低圧側遮断器の投入を制御する制御装置とを具備し、 少なくとも前記移動変圧器、前記高圧側遮断器、前記低
    圧側遮断器及び前記制御装置が収納ケースに収納されて
    いる移動変圧器設備がトラックの荷台に搭載されている
    トラック搭載型移動変圧器設備であって、 前記移動変圧器設備の前記移動変圧器は、第1の側面に
    前記タップ切換器の手動操作部を有し、前記第1の側面
    と対向する第2の側面に前記一次側端子を備え、前記第
    1の側面と前記第2の側面との間に位置する第3の側面
    に前記二次側端子を備え、 前記収納ケースは、前記トラックの前記荷台の一方の側
    方側に開口する第1の開口部を有する第1の側壁部と、
    前記トラックの前記荷台の他方の側方側に開口する前記
    第2の開口部を有して前記第1の側壁部と対向する第2
    の側壁部と、前記第1及び第2の側壁部の間に位置して
    前記トラックの前記荷台の後方側に向かって開口する第
    3の開口部を有する第3の側壁部と、前記第3の側壁部
    と対向する第4の側壁部とを備え、 少なくとも前記第1及び第2の開口部に対してそれぞれ
    開閉扉が設けられ、 前記移動変圧器は、前記第1の側面が前記第1の側壁部
    と対向し、前記第2の側面が前記第2の側壁部と対向
    し、前記第3の側面が前記第3の側壁部と対向するよう
    に前記収納ケースの内部に配置され、 前記収納ケースの内部には前記第1の側壁部の前記第1
    の開口部を通して操作可能な位置に前記制御装置の操作
    部と前記低圧側遮断器とが配置され、 前記収納ケースの内部には前記第2の側壁部と前記移動
    変圧器の前記第2の側面との間の空間内に前記高圧側遮
    断器が配置され、 前記収納ケースの内部には前記第3の側壁部の前記第3
    の開口部を通して接続可能な位置に前記高圧側端子と前
    記低圧側端子が配置されており、 前記高圧側端子は前記収納ケースの前記第2の側壁部側
    に配置され、また前記低圧側端子は前記第1の側壁部側
    に配置されており、 少なくとも前記第1の開口部に対して設けられた前記開
    閉扉は上下に上げ下ろしされて前記開口部を開閉する上
    下移動型扉であるトラック搭載型移動変圧器設備。
  3. 【請求項3】 前記上下移動型扉は上下方向にスライド
    するスライド式扉からなり、 前記スライド式扉の外壁部には、開閉操作用ハンドルが
    取付けられており、 前記スライド式扉の内壁部には前記開閉操作用ハンドル
    により操作されて係止部を係止位置と係止解除位置に移
    動させる扉係止用リンク機構が配置されており、 前記スライド式扉が設けられる前記開口部には、前記扉
    係止用リンク機構によって前記係止位置に置かれた前記
    係止部と係合して前記スライド式扉を所定の位置で停止
    させる複数の被係止部が設けられており、 前記複数の被係止部は、前記スライド式扉が前記開口部
    を完全に閉じる位置にあるときに前記係止部と係合する
    閉塞用被係止部と、前記スライド式扉が前記開口部を全
    開状態にする位置にあるときに前記係止部と係合する全
    開用被係止部と、前記閉塞用被係止部と前記全開用被係
    止部との間に設けられた1以上の中間被係止部とからな
    り、 前記閉塞用被係止部と前記全開用被係止部は、前記係止
    部が前記係止位置にある状態では前記スライド式扉が上
    下方向に動かなくなるように構成されており、 前記中間被係止部は前記係止部が前記係止位置にある状
    態でも前記スライド式扉が所定の範囲において上方向に
    動くように構成されている請求項1または2に記載のト
    ラック搭載型移動変圧器設備。
  4. 【請求項4】 前記収納ケースには前記開口部を囲み且
    つ外側に向かって突出する筒状壁部が設けられており、 前記筒状壁部には前記スライド式扉が移動する上下方向
    と直交する横方向に間隔をあけて配置され且つ平行に並
    ぶ一対のフランジ板が固定されており、 前記一対のフランジ板の厚み方向に位置する表側側面及
    び裏側側面には、前記フランジ板の表面よりも摩擦抵抗
    が低い材料からなる一対の低摩擦ガイド板がそれぞれ固
    定されており、 前記スライド式扉は前記開口部を塞ぐ扉本体と、前記扉
    本体に対して取付けられて前記一対のフランジ板の前記
    裏側側面上に固定された前記低摩擦ガイド板と対向する
    一対の扉ガイド部材とからなる請求項3に記載のトラッ
    ク搭載型移動変圧器設備。
  5. 【請求項5】 前記一対の扉ガイド部材は、前記低摩擦
    ガイド板との間の距離を調節できるように前記扉本体に
    対して位置調節可能に設けられている請求項4に記載の
    トラック搭載型移動変圧器設備。
  6. 【請求項6】 前記上下移動型扉は、上端部が前記収納
    ケースの前記側壁部に対して固定されたシート状扉であ
    る請求項1または2に記載のトラック搭載型移動変圧器
    設備。
  7. 【請求項7】 前記収納ケースには前記開口部を囲み且
    つ外側に向かって突出する筒状壁部が設けられており、 前記筒状壁部には前記シート状扉が移動する上下方向と
    直交する横方向に間隔をあけて配置され且つ平行に並ぶ
    一対のフランジ板が固定されており、 前記一対のフランジ板には一対のチャック式のファスナ
    の一方の係合片列が固定された取付用シート材が固定さ
    れた一対のファスナ固定用シート部材が前記一対のフラ
    ンジ板にそれぞれ沿って延びるように固定されており、 前記シート状扉には前記一対のファスナ固定用シート部
    材に固定された前記係合片列と係合する前記一対のチャ
    ック式のファスナの他方の係合片列が固定された取付用
    シート材が前記横方向に間隔をあけて固定されている請
    求項6に記載のトラック搭載型移動変圧器設備。
  8. 【請求項8】 前記筒状壁部には前記シート状扉が移動
    する上下方向に間隔をあけて配置され且つ平行に並ぶ別
    の一対のフランジ板が固定されており、 前記一対のファスナ固定用シート部材は、前記筒状壁部
    に固定された前記二対のフランジ板に固定されるシート
    状枠部材の一部をそれぞれ構成しており、 前記シート状枠部材は、前記二対のフランジ板に固定さ
    れるシート取付金具と前記二対のフランジ板との間に挟
    持されており、 前記シート状扉の上側縁部が前記シート取付金具と1以
    上の前記フランジ板との間に挟持されている請求項7に
    記載のトラック搭載型移動変圧器設備。
  9. 【請求項9】 前記シート状扉には1以上の係止用フッ
    クが固定されており、前記収納ケースの前記側壁部には
    前記開口部の上の位置に前記1以上の係止用フックが係
    止される被係止部材が固定されおり、 前記1以上の係止用フックは、前記1以上の係止用フッ
    クが前記被係止部材に係止された状態で、前記シート状
    扉が前記開口部の大部分を開放し得るように前記シート
    状扉に固定されている請求項7に記載のトラック搭載型
    移動変圧器設備。
  10. 【請求項10】 前記第3の開口部に対しても前記上下
    移動型扉が設けられている請求項2に記載のトラック搭
    載型移動変圧器設備。
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