JP5992311B2 - 鉄道車両用の蓄電池装置 - Google Patents

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Description

この発明の実施形態は、鉄道車両用の蓄電池装置に関する。
鉄道車両として、例えば、電気車は、主電動機、負荷装置である空調装置、照明機器などに電源を供給する複数の電力変換装置、および、複数の電気機器を制御する制御装置を備えている。近年、停電等により架線から電力供給が得られない状況下であっても、少なくとも隣接する駅まで鉄道車両を移動できるように、電気車に電力を供給する非常走行用の蓄電池装置を備えた駆動システムが提案されている。このような蓄電池装置は、通常、直流電力を蓄える複数の蓄電池、蓄電池への電流の入出力を継断する遮断器、主回路、耐電圧コネクタ(以下、耐圧コネクタと称する)等を備えている。
一般に、蓄電池装置を含む鉄道車両用電気機器は、定期点検時に絶縁性能を確認するために、耐電圧試験を行う。ここで説明する耐電圧試験は、主回路とアース電位との間に規定電圧を印加して耐電圧を測定する試験を示している。耐電圧試験においては、規定電圧印加前の準備として、電気機器である装置内の主回路を同電位とする。すなわち、主回路の必要部位を短絡させる。その後、規定電圧を印加する。
特開2010−130772号公報
前述した蓄電池装置において、蓄電池に接続される主回路は、常時加圧されているため、組立時の感電防止と過充電などのシステム保護を図る必要がある。また、前述した耐電圧試験を行う際にも、遮断器を確実に遮断した状態で、短絡作業および電圧印加を行う必要がある。
そこで、本発明の課題は、感電の発生を防止し、安全性の向上した鉄道車両用の蓄電池装置を提供することにある。
本実施形態によれば、鉄道車両用の蓄電池装置は、電力を蓄電する蓄電池と、前記蓄電池に接続され前記蓄電池の充電を制御する主回路と、前記蓄電池と前記主回路との間に設けられ、これらの間の接続を断続する遮断器と、前記主回路に接続された固定側コネクタと、前記固定側コネクタに接続可能な可動側コネクタであって、前記固定側コネクタに接続された際に前記主回路を短絡する前記可動側コネクタと、を備える耐圧コネクタと、前記耐圧コネクタを覆う開閉可能なカバーと、前記遮断器のオン、オフを切換える切換えスイッチをオフ位置にロックする第1ロック機構であって、キーにより施錠および解錠操作が可能な第1ロック機構と、前記第1ロック機構のキーと共通の前記キーにより施錠および解錠操作が可能に形成され、前記カバーを閉じ位置にロックする第2ロック機構と、を備え、前記第1ロック機構および前記第2ロック機構は、それぞれ施錠状態でのみ前記キーを抜き差し可能に構成され、前記第1ロック機構により前記切換えスイッチを前記オフ位置へロックし、前記第1ロック機構から引き抜いた前記キーにより前記第2ロック機構の解錠操作を可能とするように構成され、前記第1ロック機構は、第1ロック位置と第1解除位置との間を移動可能な第1ロック部材と、前記キーにより回動可能に設けられ、回動に連動して前記第1ロック部材を移動させる第1キーシリンダと、を備え、前記キーおよび前記第1キーシリンダは、前記第1ロック部材を前記第1ロック位置に移動させる第1施錠位置に前記第1キーシリンダが回動した際、前記第1キーシリンダに前記キーを抜き差し可能となるように形成され、前記遮断器の前記切換えスイッチは、オン位置および前記オフ位置へ切換え可能な操作レバーを有し、前記操作レバーおよび前記第1ロック機構の前記第1ロック部材は、前記オン位置に切換えられた前記操作レバーが前記解除位置にある前記第1ロック部材の移動路上に位置し前記第1ロック部材の前記第1ロック位置への移動を規制し、前記オフ位置に切換えられた操作レバーに対して、前記第1ロック位置に移動した前記第1ロック部材が前記操作レバーの前記オン位置側に介在し、前記操作レバーの前記オン位置への切換えを規制するように配置されている。
図1は、第1の実施形態に係る蓄電池装置を備えた電気車制御装置を概略的に示すブロック図。 図2は、電気車の車両およびその床下に艤装された蓄電池装置を概略的に示す断面図。 図3は、前記蓄電池装置の外観を示す斜視図。 図4は、前記蓄電池装置の第1ロック機構および遮断器の切換えスイッチを示す斜視図。 図5は、前記切換えスイッチをオフに切換えた状態および第1ロック機構を示す斜視図。 図6は、前記切換えスイッチをオフに切換えた状態および第1ロック機構により切換えスイッチをオフ位置にロックした状態を示す斜視図。 図7は、前記蓄電池装置の充電装置箱内に設けられた耐圧コネクタ、触手防止カバー、および施錠状態の第2ロック機構を示す斜視図。 図8は、前記耐圧コネクタ、触手防止カバー、および施錠状態の第2ロック機構を示す側面図。 図9は、前記耐圧コネクタ、開放状態の触手防止カバー、および解錠状態の第2ロック機構を示す斜視図。 図10は、前記耐圧コネクタの固定側コネクタに可動側コネクタを嵌合した状態、開放状態の触手防止カバー、および解錠状態の第2ロック機構を示す斜視図。 図11は、第2の実施形態に係る蓄電池装置を概略的に示すブロック図。
以下、図面を参照しながら、実施形態に係る鉄道車両用の蓄電池装置について詳細にする。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る蓄電池装置を含む電気車制御装置を模式的に示す図である。
図1に示すように、鉄道車両としての電気車を駆動する電気車制御装置は、例えば、補助電源装置10、電力変換装置12、非常走行用の蓄電池装置14を備えている。これらの補助電源装置10、電力変換装置12、蓄電池装置14は、例えば、車両の床下に艤装されている。
補助電源装置10は、架線1から集電装置(パンタグラフ)2および接触器11を介して供給される直流電力を交流電力に変換して電気車の負荷装置16に出力する。電力変換装置12は、架線1から集電装置2および接触器13を介して供給される直流電力を任意の電圧と任意の周波数の3相交流に変換して主電動機18に供給する。非常走行用の蓄電池装置14は、停電時等に、蓄えた電力を補助電源装置10あるいは電力変換装置12へ供給する。
蓄電池装置14は、複数の電池モジュールからなる蓄電池20、電圧検出器22、蓄電池20の充電および放電を制御する主回路(制御部)24、蓄電池20の入力側および出力側にそれぞれ設けられた遮断器26、蓄電池装置14の出力部と主回路24との間に設けられた接触器(遮断器)23等を備えている。遮断器26は、例えば、蓄電池20の過充電あるいは過放電時に、蓄電池20の入出力を断続し、装置を保護する。電圧検出器22は、蓄電池装置14の入力(又は出力)電圧を測定する。蓄電池装置14からの出力は、それぞれの接触器11、13の後段に接続して、補助電源装置10および電力変換装置12に入力される。
なお、補助電源装置10、電力変換装置12、および蓄電池装置14の負極側は、電気車の車輪8を介して軌道6に接地されている。
次に、蓄電池装置14について詳細に説明する。図2は、電気車の車両床下に艤装された蓄電池装置を概略的に示す図、図3は、蓄電池装置の外観を示す斜視図である。
図2および図3に示すように、蓄電池装置14は、蓄電池箱30および充電装置箱32を有している。蓄電池箱30は、車両31の床下において、一側に沿って艤装され、充電装置箱32は、反対側の側縁に沿って艤装され、蓄電池箱30と背中合わせに配置されている。
第1筐体としての蓄電池箱30は、矩形状の天井板30a、一対の側板30b、30c、矩形状の底板30d、および一対の端板30eを有し、全体として細長い矩形箱状に形成されている。天井板30aの複数箇所、例えば、5箇所には、蓄電池箱30を車両31の床下に艤装するための複数の取付金具、例えば、吊耳34が固定さていれる。
蓄電池箱30は、複数の吊耳34を車両31の床下にボルト止めすることにより、天井板30aが車両31の床下と対向した状態で、床下に取付けられている。
図3に示すように、蓄電池箱30内は、長手方向に並ぶ複数、例えば、収納室35b、35cに仕切られている。これらの複数の収納室の内、収納室35b内に、図示しない電池モジュールが収納されている。電池モジュールは、直列あるいは並列に接続され、蓄電池20を構成している。残りの1つの収納室35cには、複数の電気部品、遮断器26、遮断器26の切換えスイッチをロックする第1ロック機構64等が収納配置されている。
蓄電池箱30の側面には、収納室35に対応した点検窓が形成される。これらの点検窓は、蓄電池箱30に脱着自在な矩形板状の点検カバー38b、38cによって覆われる。点検カバー38b、38cは、それぞれ一対のヒンジ39により蓄電池箱30に回動自在に支持され、ヒンジ39を軸として開いた状態と閉じた状態を形成する。点検カバー38b、38cは、閉じた状態において蓄電池箱30の側板30bを構成する。また、点検カバー38b、38cは、複数のロックレバー40により、蓄電池箱30に取付けおよびロックされている。各点検カバー38b、38cの表面には、点検カバーを把持するための取手41が取付けられている。
図1ないし図3に示すように、第2筐体としての充電装置箱32は、矩形状の天井板32a、一対の側板32b、32c、矩形状の底板32d、および一対の端板32eを有し、矩形箱状に形成されている。天井板32aの複数箇所、例えば、4箇所には、充電装置箱32を車両31の床下に艤装するための複数の取付金具、例えば、吊耳44が固定されている。
充電装置箱32は、複数の吊耳44を車両31の床下にボルト止めすることにより、天井板32aが車両31の床下と対向した状態で、床下に取付けられている。充電装置箱32は、一方の側板32bが車両31の外側に向いた状態で艤装される。
充電装置箱32内には、収納室46が形成される。収納室46内に、電圧検出器22、蓄電池20の入出力を制御する主回路(制御部)24、蓄電池20の出力を断続する接触器23、および、主回路を短絡させるための耐圧コネクタ、この耐圧コネクタを覆う触手防止カバー50、および触手防止カバーを閉塞位置にロックする第2ロック機構74等が設けられている。
充電装置箱32の側面には、収納室46に対応する点検窓が形成される。この点検窓は、充電装置箱32に脱着自在な矩形板状の点検カバー48によって覆われている。点検カバー48は、一対のヒンジ49により充電装置箱32に回動自在に支持され、ヒンジ49を軸として開いた状態と閉じた状態を形成する。点検カバー48は、閉じた状態において充電装置箱32の側板32bを構成している。また、点検カバー48は、複数のロックレバー52により、充電装置箱32に取付けおよびロックされる。点検カバー48の表面には、点検カバーを把持するための取手53が取付けられている。
図2に示すように、充電装置箱32は、車両31の床下に艤装され、また、充電装置箱内の電気機器は、配線56およびコネクタ57を介して、蓄電池箱30内の電気機器に電気的に接続されている。
なお、本実施形態において、蓄電池装置14は、独立した蓄電池箱30と充電装置箱32とを備える構成としたが、これに限らず、蓄電池箱と充電装置箱とを一体の筐体により構成してもよく、蓄電池装置の設置場所、設置スペースに応じて、変更可能である。
次に、蓄電池装置14のロック機構(安全装置)について詳細に説明する。蓄電池装置14を構成する蓄電池箱30と充電装置箱32は、それぞれロック機構を備えている。各ロック機構は、共通のロック解除手段によって解除される。共通のロック解除手段によりロック機構が解除されると、アクセス対象物にアクセスすることが可能となる。まず蓄電池箱30のロック機構について説明し、次に充電装置箱32のロック機構について説明する。
図4、図5、図6は、蓄電池箱30内に設けられた遮断器26の切換えスイッチ60をロックする第1ロック機構64を示している。図3および図4に示すように、蓄電池箱30の収納室35c内に(2つの)遮断器26が設置されている。これらの遮断器26は、蓄電池20と入力端との間、および蓄電池20の出力と主回路24との間に接続され、これらの間の接続を断続する。遮断器26の前方側(点検窓側)を覆うように板金62が設けられている。
板金62には遮断器26の切換えスイッチ60が設けられている。切換えスイッチ60は、操作レバー61を有しおり、操作レバー61が板金62より突出するように設けられている。切換えスイッチ60は、操作レバー61を上下に切り換えることにより、遮断器26をオン、オフ(閉開)することができる。
板金62の前方側(点検窓側)の側面には、第1ロック機構64が設けられている。第1ロック機構64は、本体67、ラッチ68、キーシリンダ70、キー72を備えるラッチロック66を有している。ラッチロック66は、切換えスイッチ60の近傍で板金62上に取り付けられている。ラッチロック66の構成の一部である矩形箱状の本体67内には、円柱形状のラッチ68が設けられている。ラッチ68は、円柱形状であり、本体67から切換えスイッチ60側へ移動可能(突没可能)に設けられている。キーシリンダ70は、本体67の前方側(点検窓側)に設けられている。キーシリンダ70は、解除手段であるキー72の差込部を有しており、差込部はキーシリンダ70に対して回動自在に設けられ、その回動に連動してラッチ68が移動する。キー72は、キーシリンダ70の差込部へ抜き差し可能であり、差し込んだ状態でキーシリンダを回動させるためのキー72と、を備えている。そして、切換えスイッチ60およびラッチロック66は、蓄電池箱30の点検窓を通してアクセス可能に配置されている。
上記の構成を有する第1ロック機構64のロック機能について説明する。ラッチ68は、ロック部材として機能する。図4および図5には、ラッチ68が解錠状態になっていることが示されている。また図6にはラッチ68が施錠状態になっていることが示されている。ラッチ68は、キー72によりキーシリンダ70を回動させることにより、解錠位置と施錠位置との間を移動する。図4および図5に示すラッチ68は、本体67側に引き込まれており、操作レバー61とラッチ68は離間している。図6に示すラッチ68は、操作レバー61がOFF(下)側に位置している。操作レバー61のON(上)側に、本体67から突出しているラッチ68が位置している。この施錠状態において、キー72はキーシリンダ70より抜き差しが可能となる。
このような構成において通常運転時は、遮断器26の切換えスイッチ60はオン状態で、遮断器26は蓄電池20と通電状態にある。この通電状態において、ラッチ68は、切換えスイッチ60側への移動が操作レバー61によって規制されている。つまり、切換えスイッチ60の操作レバー61がオン位置にある状態では、ラッチ68が操作レバー61と干渉し、ラッチロック66の施錠動作を行うことができない。同時に、キー72を抜くこともできない。
また、車両の停車時や耐圧試験時は、遮断器26の切換えスイッチ60はオフ状態で、遮断器26と蓄電地20は電気的接続が遮断状態にある。この遮断状態において、ラッチ68は、操作レバー61がラッチ68の移動路から外れるため、切換えスイッチ60側への移動が可能となる。この状態で、例えば、キー72およびキーシリンダ70が反時計方向に回動することにより、ラッチ68が施錠位置に突出する。つまり、ラッチ68が操作レバー61のオン位置側に位置することになる。これにより、ラッチ68は、操作レバー61のオン位置への移動を規制し、操作レバー61をオフ位置にロックする。また、ラッチ68が施錠位置へ移動することにより、キーシリンダ70からキー72を引き抜き可能となる。
このような構成により、第1ロック機構64では、遮断器26の切換えスイッチ60がオン状態にある場合は、キー72を抜くことができない。そのため、通電状態において、第2ロック機構74を解錠することが不可能となる。
次に、図7ないし図10に示す電装置箱32内に設けられた耐圧コネクタ76の接続状態を規制する第2ロック機構74について説明する。
図3、および図7ないし図9に示すように、充電装置箱32の収納室46内において、第2ロック機構74、第2ロック機構の下部側に位置する耐圧コネクタ76等、耐圧コネクタ76等を覆う触手防止カバー50が設置されている。
耐圧コネクタ76と保持用コネクタ78は、板状の支持枠75の前方側(点検窓側)の側面に設けられている。耐圧コネクタ76は、固定側コネクタ76aと可動側コネクタ76aを有しており、可動側コネクタ76aは、固定側コネクタ76aに対して着脱可能である。耐圧コネクタ76は、蓄電池20に接続されている主回路24を短絡し、主回路を同電位とするために設けられている。固定側コネクタ76aには主回路24の必要部位から延びる配線が接続されている。
固定側コネクタ76aは、通常は加圧されている状態である。触手による感電事故を防止するため、固定側コネクタ76a、可動側コネクタ76bおよび保持用コネクタ78の前面に触手防止カバー50が設置されている。図7ないし図10に示すように、触手防止カバー50は、例えば、金属板の上下を直角に折曲げ、ほぼU字形状の断面を有する形状に形成されている。触手防止カバー50の下端部は、ヒンジ51により支持枠75に回動自在に取り付けられている。これにより、触手防止カバー50は、図7および図8に示すように、固定側コネクタ76a、可動側コネクタ76bおよび保持用コネクタ78の前面を覆う閉塞位置と、図9および図10に示すように、固定側コネクタ76a、可動側コネクタ76bおよび保持用コネクタ78の前面を開放する開放位置と、の間を回動可能に支持されている。
図7ないし図9に示すように、触手防止カバー50の上端部には、ロック用の係合孔80が形成されている。触手防止カバー50の外面には、このカバーを開閉するための取手81が取り付けられている。支持枠75に係合部材82が突設されている。この係合部材は、触手防止カバー50が閉塞位置に回動された際、触手防止カバーの上部と係合して触手防止カバーを閉塞位置に保持する。
次に、触手防止カバー50を閉塞位置にロックする第2ロック機構74について説明する。図7ないし図9に示すように、第2ロック機構74は、本体85、ラッチ86、キーシリンダ87、キー72を備えるラッチロック84を有している。ラッチロック84は、触手防止カバー50の上端部近傍で、支持枠75に取り付けられている。ラッチロック84の本体85は、矩形箱状で支持枠75に取り付けられている。ラッチ86は、円柱形状であり、本体85から触手防止カバー50側へ移動可能(昇降可能)に設けられている。キーシリンダ87は、本体85に対して回動自在に設けられキー72の差込部を有しており、差込部の回動に連動してラッチ86を移動させる。キー72は、キーシリンダ87に抜き差し可能であり、差し込んだ状態でキーシリンダ87を回動させることができる。キー72は、第1ロック機構64のキー72と同一のキーを用いる。そして、前述した触手防止カバー50およびラッチロック84は、充電装置箱32の点検窓を通してアクセス可能に配置されている。
上記の構成を有する第2ロック機構74のロック機能について説明する。ラッチ86はロック部材として機能する。図9、図10には、ラッチ86が解錠状態となっていることが示されている。図7、図8には、ラッチ86が施錠状態になっていることが示されている。ラッチ86は、キー72によりキーシリンダ87を回動させることにより、解錠位置と施錠位置との間を移動する。また、キー72は、キーシリンダ87を施錠位置に回動した状態でのみ、キーシリンダ87に抜き差し可能であり、キーシリンダ87を解錠位置に回動した状態では、キーシリンダ87から抜くことができないように構成されている。
図9および図10に示すラッチ86は、本体85内に引き込まれており、ラッチ86と触手防止カバー50は離間している。図7および図8に示すラッチ86は、本体85から触手防止カバー50側に突出している。ラッチ86が触手防止カバー50の係合孔80内に挿通することで施錠状態となる。
このような構成において(蓄電池装置14の)通常運転時は、図7および図8に示すように、耐圧コネクタ76の可動側コネクタ76bは、固定側コネクタ76aから外され、保持用コネクタ78に嵌合されている。これにより、主回路24は、短絡することなく、加圧状態となっている。また、触手防止カバー50は、閉塞位置に回動され、耐圧コネクタ76の前面を覆い、耐圧コネクタへ触手不能としている。更に、ラッチロック84は、施錠状態にあり、ラッチ86が触手防止カバー50の係合孔80内に挿通し、触手防止カバー50を開くことが不可能な状態としている、すなわち、触手防止カバーを閉塞位置にロックしている。
このような構成において(蓄電装置14の)停止時や耐圧試験時は、図9および図10に示すように、ラッチロック84を解錠する。ラッチロック84を解錠すると、ラッチ86が本体85側に引っ込み、触手防止カバー50の係合孔80から抜ける。これにより、触手防止カバー50を開放位置へ回動可能となる。触手防止カバー50を開放し、保持用コネクタ78に装着されていた可動側コネクタ76bを固定側コネクタ76aへ移動する。これにより、主回路24は、短絡状態となる。このとき、保持用コネクタ78と可動側コネクタ76aが触手防止カバー50の回動を抑制することにより、触手防止カバー50は閉塞位置に位置することができない。そのため、主回路の短絡状態において、装置全体の扉を閉じることが不可能となる。
上記のように構成された蓄電池装置14のインターロック作用について説明する。前述したように、蓄電池装置14の通常運転時において、遮断器26はオン状態(閉状態)で、蓄電池20と主回路24とを導通した状態にある。また、第1ロック機構64のラッチロック66は解錠状態であり、キーシリンダ70にキー72が差し込まれ抜けない状態となっている。一方、耐圧コネクタ76の可動側コネクタ76bは、固定側コネクタ76aから外され、保持用コネクタ78に嵌合されている。これにより、主回路24は、短絡することなく、加圧状態となっている。また、触手防止カバー50は、閉塞位置に回動され、第2ロック機構74のラッチロック84により、閉塞位置にロックされている。キーシリンダ87にキー72は差し込まれていない。
蓄電池装置14のメインテナンスにおいて、耐電圧試験を実施する時は、充電装置箱32の触手防止カバーを開いて固定側コネクタ76aに可動側コネクタ76bを接続する必要があるが、そのためには以下の動作を先に行う。まず、蓄電池箱30の点検カバー38cを外して収納室35cを開放し、遮断器26の切換えスイッチ60をオフに切換える。これにより、遮断器26がオフ(開放)となり、蓄電池20と主回路24との接続が遮断され、遮断器以下の回路が無加圧状態となる。次いで、図6に示したように、キー72を回して第1ロック機構64のラッチロック66を施錠し、切換えスイッチ60の操作レバー61をオフ位置にロックする。その後、キーシリンダ70からキー72を抜き、充電装置箱32へ持って行く。
充電装置箱32の点検カバー38cを外して収納室46を開放する。そして、第1ロック機構64から持ってきたキー72を第2ロック機構74のキーシリンダ87に差込み、キー72によりラッチロック84を解錠する。これにより、ラッチ86が触手防止カバー50から引き抜かれてロックを解除し、触手防止カバー50を開放可能となる。
次いで、図9に示すように、触手防止カバー50を開放位置に回動させ、耐圧コネクタ76へのアクセスが可能な状態とする。続いて、図10に示すように、可動側コネクタ76bを保持用コネクタ78から取り外し、固定側コネクタ76aに嵌合する。これにより、主回路24が短絡し、同電位となる。
この状態で、蓄電池装置14の耐圧試験を行う。すなわち、主回路24とアース電位との間に規定電圧を印加し、蓄電池装置14の絶縁性能を確認する。また、可動側コネクタ76bが保持用コネクタ78に装着されている状態では、触手防止カバー50を閉めるこができない。そのため、作業終了時には、蓄電池装置14の通常運転時の状態にすることが必要となる。
以上より本実施形態は複数のロック機構と、複数のロック機構に共通した解錠手段を有している。各ロック機構は施錠状態と解錠状態から成る。第1ロック機構を解錠状態から施錠状態にすることで第1条件(遮断器の遮断)をロックし、第2ロック機構を施錠状態から解錠状態にすることで第2条件(主回路の短絡)をロックすることが可能となる。そのため、作業手順が離れた場所で行われたとしても、条件をロックして次作業に進むこととなり、安全性の確保が容易になる。
また第2条件のロックを解除しなければ、第1条件へ戻ることも不可能である。つまり。本実施形態おけるロック機構は、ロックする対象が分離した状態においても、対象のアクセス順序を変えて、アクセスすることが不可能である。そのため、安全性の確保が可能となる。
以上の動作を感電有無の観点で説明すると、初めに遮断器26をオフすることで、遮断器以下は無加圧状態となり、感電の恐れはなくなる。この状態で、触手防止カバー50を開けて固定側コネクタ76aに触手しても、無加圧状態なので、感電することはない。
以上のように構成された蓄電池装置14によれば、遮断器26の切換えスイッチをロックする第1ロック機構64と、耐圧コネクタ76を覆う触手防止カバーを閉塞位置にロックする第2ロック機構と、を設け、これらのロック機構を同一のキーで施錠および解錠操作する構成とすることにより、必ず、遮断器26をオフに切換えて遮断器以下を無加圧状態にした後でなければ、触手防止カバーのロックを解除し、耐圧コネクタ76へアクセスすることができない構成としている。従って、感電のおそれを無くし、安全性の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、蓄電池装置14は、独立して設けられた蓄電池箱30と充電装置箱32とを有し、蓄電池箱内に蓄電池20および遮断器を収納し、充電装置箱内に主回路24、接触器23および耐圧コネクタを収納している。このような構成によれば、蓄電池から発生するガスが、充電装置箱内に侵入することがなく、ガスによる主回路および耐圧コネクタの損傷を生じることがない。また、接触器23の遮断時に発生するガスが蓄電池箱30内に侵入することを防止し、この発生ガスと蓄電池から発生するガスとの混合を防止することができる。これにより、蓄電池装置14の信頼性および安全性が向上する。
なお、上述した実施形態において、第1および第2ロック機構は、ラッチロックに限定されることなく、共通のキーにより、ロック部材を切換えるもの、あるいは、共通のキーにより、電気的にロックを開閉するものでもよい。
次に、他の実施形態に係る電力変換装置について説明する。以下に述べる他の実施形態において、上述した第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略し、異なる部分を中心に詳細に説明する。
(第2の実施形態)
図11は、第2の実施形態に係る蓄電池装置14の全体構成を概略的に示すブロック図である。本実施形態によれば、蓄電池装置14は、前述した第1および第2ロック機構に加えて、更なる安全装置を備え、2重の安全構造としている。すなわち、蓄電池装置14は、点検カバー48の近傍で充電装置箱32に設けられた点検カバー48の開放を検知する開放センサ、例えば、マイクロスイッチ90と、マイクロスイッチ90からの検知信号に応じて図示しないアクチュエータを作動させ遮断器26をオフに切換える制御部92と、を備えている。
点検、メインテナンスの際、点検カバー48を外すと、マイクロスイッチ90は点検カバーの開放を検知し、検知信号を制御部92に送る。制御部92は、検知信号に応じてアクチュエータを作動させ、遮断器26をオンからオフへ切換える。これにより、点検カバー48を外すと、遮断器26が自動的にオフとなり、主回路24を負荷圧状態とすることができる。従って、耐圧コネクタ76等の充電装置箱32内の機器にアクセスする際、感電のおそれを一層確実に防止することができる。
また、蓄電池箱30内で点検カバー38cの近傍に、点検カバー38cの開放を検知する開放センサ、例えば、マイクロスイッチ93を設置してもよい。この場合、点検、メインテナンスの際、蓄電池箱30から点検カバー38cを外すと、マイクロスイッチ93は点検カバー38cの開放を検知し、検知信号を制御部92に送る。制御部92は、検知信号に応じてアクチュエータを作動させ、遮断器26をオンからオフへ切換える。従って、点検カバー38cを外すと、遮断器26が自動的にオフとなり、主回路24を負荷圧状態とすることができる。これにより、耐圧コネクタ76等の充電装置箱32内の機器にアクセスする際、感電のおそれを一層確実に防止することができる。
なお、マイクロスイッチ90、93は、少なくとも一方が設けられていればよく、あるいは、2個以上もうけてもよい。
更に、図11に示すように、蓄電池装置14は、制御部92に接続されたタイマー94を備えていてもよい。この場合、制御部92は、マイクロスイッチ90あるいは93からの開放検知信号を受けると、タイマー94によりカウントを開始し、所定時間経過後、遮断器26をオフ(開放)する。これにより、点検カバー38cあるいは48を開けると、所定時間経過後、自動的に遮断器26をオフし、遮断器以下を無加圧状態とすることができる。
第2の実施形態において、蓄電池装置14の他の構成は、前述した第1の実施形態に係る蓄電池装置と同一である。
以上のように構成された第2の実施形態に係る蓄電池装置によれば、点検あるいはメインテナンスの作業を開始した時点で、例えば、点検カバー38cあるいは48を開放した時点で、遮断器26を自動的にオフすることができ、前述した第1および第2ロック機構と相まって、一層確実に感電を防止し、蓄電池装置の信頼性および安全性を向上することができる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、蓄電池装置は、車両の床下に設置する場合に限らず、車両内部あるいは車両の天井等に設置するようにしてもよい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]電力を蓄電する蓄電池と、
前記蓄電池に接続され前記蓄電池の充電を制御する主回路と、
前記蓄電池と主回路との間に設けられ、これらの間の接続を断続する遮断器と、
前記主回路に接続された固定側コネクタと、前記固定側コネクタに接続可能な可動側コネクタであって、前記固定側コネクタに接続された際に前記主回路を短絡する可動側コネクタと、を備える耐圧コネクタと、
前記耐圧コネクタを覆う開閉可能なカバーと、
前記遮断器のオン、オフ切換えスイッチをオフ位置にロックする第1ロック機構であって、キーにより施錠および解錠操作が可能な第1ロック機構と、
前記第1ロック機構のキーと共通のキーにより施錠および解錠操作が可能に形成され、前記カバーを閉じ位置にロックする第2ロック機構と、を備え、
前記第1ロック機構および第2ロック機構は、それぞれ施錠状態でのみ前記キーを抜き差し可能に構成され、前記第1ロック機構により前記切換えスイッチをオフ位置へロックし、前記第1ロック機構から引き抜いた前記キーにより前記第2ロック機構の解錠操作を可能とするように構成されている蓄電池装置。
[2]前記第1ロック機構は、ロック位置と解除位置との間を移動可能なロック部材と、前記
キーにより回動可能に設けられ、回動に連動して前記ロック部材を移動させるキーシリンダと、を備え、前記キーおよびキーシリンダは、前記ロック部材をロック位置に移動させる施錠位置に前記キーシリンダが回動した際、前記キーシリンダに前記キーを抜き差し可能となるように形成されている[1]に記載の蓄電池装置。
[3]前記遮断器の切換えスイッチは、オン位置およびオフ位置へ切換え可能な操作レバーを有し、
前記操作レバーおよび前記第1ロック機構のロック部材は、前記オン位置に切換えられた前記操作レバーが前記解除位置にあるロック部材の移動路上に位置し前記ロック部材のロック位置への移動を規制し、前記オフ位置に切換えられた操作レバーに対して、前記ロック位置に移動したロック部材が前記操作レバーのオン位置側に介在し、操作レバーのオン位置への切換えを規制するように配置されている[2]に記載の蓄電池装置。
[4]前記第2ロック機構は、前記カバーと係合可能なロック位置と前記カバーから離間する解除位置との間を移動可能なロック部材と、前記キーにより回動可能に設けられ、回動に連動して前記ロック部材を移動させるキーシリンダと、を備え、前記キーおよびキーシリンダは、前記ロック部材をロック位置に移動させる施錠位置に前記キーシリンダが回動した際、前記キーシリンダに前記キーを抜き差し可能となるように形成されている[1]ないし[3]のいずれか1項に記載の蓄電池装置。
[5]前記蓄電池、遮断器、第1ロック機構を収納した第1筐体と、前記主回路、耐圧コネクタ、カバー、および第2ロック機構を収納した第2筐体と、を備えている[1]ないし[4]のいずれか1項に記載の蓄電池装置。
[6]前記第1筐体は、前記遮断器の切換えスイッチおよび第1ロック機構へのアクセスを許容する点検窓と、前記第1筐体に脱着可能に取り付けられ、前記点検窓を閉じる点検カバーと、を備え、
前記第1筐体に設けられ前記点検カバーの開放を検知する開放センサと、前記開放センサの開放検知に応じて、前記遮断器をオフに切換える制御部と、を更に備えている[5]に記載の蓄電池装置。
[7]前記第2筐体は、前記耐圧コネクタ、カバー、および第2ロック機構へのアクセスを許容する点検窓と、前記第2筐体に脱着可能に取り付けられ、前記点検窓を閉じる点検カバーと、を備え、
前記第2筐体に設けられ前記点検カバーの開放を検知する開放センサと、前記開放センサの開放検知に応じて、前記遮断器をオフに切換える制御部と、を更に備えている[5]又は[6]に記載の蓄電池装置。
1…架線
10…補助電源装置
12…電力変換装置
14…蓄電池装置、
11、13、23…接触器
20…蓄電池
22…電圧検出器
24…主回路(制御部)
26…遮断器
30…蓄電池箱
31…車両
32…充電装置箱、
50…触手防止カバー
60…切換えスイッチ
61…操作レバー、
64…第1ロック機構
66…ラッチロック
67…本体
68…ラッチ、
70…キーシリンダ
72…キー
74…第2ロック機構
76…耐圧コネクタ
76a…固定側コネクタ
76b…可動側コネクタ
78…保持用コネクタ
80…係合孔
84…ラッチロック
85…本体
86…ラッチ
87…キーシリンダ
90、93…マイクロスイッチ
92…制御部

Claims (5)

  1. 電力を蓄電する蓄電池と、
    前記蓄電池に接続され前記蓄電池の充電を制御する主回路と、
    前記蓄電池と前記主回路との間に設けられ、これらの間の接続を断続する遮断器と、
    前記主回路に接続された固定側コネクタと、前記固定側コネクタに接続可能な可動側コネクタであって、前記固定側コネクタに接続された際に前記主回路を短絡する前記可動側コネクタと、を備える耐圧コネクタと、
    前記耐圧コネクタを覆う開閉可能なカバーと、
    前記遮断器のオン、オフを切換える切換えスイッチをオフ位置にロックする第1ロック機構であって、キーにより施錠および解錠操作が可能な第1ロック機構と、
    前記第1ロック機構のキーと共通の前記キーにより施錠および解錠操作が可能に形成され、前記カバーを閉じ位置にロックする第2ロック機構と、を備え、
    前記第1ロック機構および前記第2ロック機構は、それぞれ施錠状態でのみ前記キーを抜き差し可能に構成され、前記第1ロック機構により前記切換えスイッチを前記オフ位置へロックし、前記第1ロック機構から引き抜いた前記キーにより前記第2ロック機構の解錠操作を可能とするように構成され
    前記第1ロック機構は、第1ロック位置と第1解除位置との間を移動可能な第1ロック部材と、前記キーにより回動可能に設けられ、回動に連動して前記第1ロック部材を移動させる第1キーシリンダと、を備え、前記キーおよび前記第1キーシリンダは、前記第1ロック部材を前記第1ロック位置に移動させる第1施錠位置に前記第1キーシリンダが回動した際、前記第1キーシリンダに前記キーを抜き差し可能となるように形成され、
    前記遮断器の前記切換えスイッチは、オン位置および前記オフ位置へ切換え可能な操作レバーを有し、前記操作レバーおよび前記第1ロック機構の前記第1ロック部材は、前記オン位置に切換えられた前記操作レバーが前記第1解除位置にある前記第1ロック部材の移動路上に位置し前記第1ロック部材の前記第1ロック位置への移動を規制し、前記オフ位置に切換えられた前記操作レバーに対して、前記第1ロック位置に移動した前記第1ロック部材が前記操作レバーの前記オン位置側に介在し、前記操作レバーの前記オン位置への切換えを規制するように配置されている鉄道車両用の蓄電池装置。
  2. 前記第2ロック機構は、前記カバーと係合可能な第2ロック位置と前記カバーから離間する第2解除位置との間を移動可能な第2ロック部材と、前記キーにより回動可能に設けられ、回動に連動して前記第2ロック部材を移動させる第2キーシリンダと、を備え、前記キーおよび前記第2キーシリンダは、前記第2ロック部材を前記第2ロック位置に移動させる第2施錠位置に前記第2キーシリンダが回動した際、前記第2キーシリンダに前記キーを抜き差し可能となるように形成されている請求項に記載の鉄道車両用の蓄電池装置。
  3. 前記蓄電池、前記遮断器、および前記第1ロック機構を収納した第1筐体と、前記主回路、前記耐圧コネクタ、前記カバー、および前記第2ロック機構を収納した第2筐体と、を備えている請求項1又は2に記載の鉄道車両用の蓄電池装置。
  4. 前記第1筐体は、前記遮断器の前記切換えスイッチおよび前記第1ロック機構へのアクセスを許容する第1点検窓と、前記第1筐体に脱着可能に取り付けられ、前記第1点検窓を閉じる第1点検カバーと、を備え、
    前記第1筐体に設けられ前記第1点検カバーの開放を検知する第1開放センサと、前記第1開放センサの開放検知に応じて、前記遮断器をオフに切換える制御部と、を更に備えている請求項に記載の鉄道車両用の蓄電池装置。
  5. 前記第2筐体は、前記耐圧コネクタ、前記カバー、および前記第2ロック機構へのアクセスを許容する第2点検窓と、前記第2筐体に脱着可能に取り付けられ、前記第2点検窓を閉じる第2点検カバーと、を備え、
    前記第2筐体に設けられ前記第2点検カバーの開放を検知する第2開放センサを更に備え、
    前記制御部は、前記第2開放センサの開放検知に応じて、前記遮断器をオフに切換え請求項に記載の鉄道車両用の蓄電池装置。
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