JP2000208281A - 調光方法および表示装置 - Google Patents

調光方法および表示装置

Info

Publication number
JP2000208281A
JP2000208281A JP400599A JP400599A JP2000208281A JP 2000208281 A JP2000208281 A JP 2000208281A JP 400599 A JP400599 A JP 400599A JP 400599 A JP400599 A JP 400599A JP 2000208281 A JP2000208281 A JP 2000208281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
luminance
brightness
lamp
illuminance
minimum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP400599A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Fujimaki
治 藤牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP400599A priority Critical patent/JP2000208281A/ja
Publication of JP2000208281A publication Critical patent/JP2000208281A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部照度に応じた輝度の制御を、使用者の好
みに応じた制御形態で行うことのできる調光方法を用い
た表示装置を提案すること。 【解決手段】 液晶表示装置1の調光装置2は、ランプ
3の最低輝度を設定可能な最低輝度設定キー22により
設定される最低輝度と予め定められている最高輝度の範
囲内で、外光センサ21によって検出される外部照度に
応じて、ランプ輝度を多段階に切り換え制御する。最低
輝度を高めに設定すると、ランプ輝度は高輝度側の範囲
内で制御されるので、LCD4の画面は全体として明る
く画面とされ、逆に最低輝度を低めに設定すると、LC
D4の画面は全体として暗い画面とされる。よって、使
用者の画面の明るさの好みに合った形態でランプ輝度を
制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部照度に基づい
て表示装置の輝度を多段階に変更可能な調光方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】外光センサで検出した外部照度に応じて
ランプの輝度を多段階に変更可能な調光装置は、例え
ば、特開昭63−303394号公報に開示されてい
る。この公開公報に開示された調光装置は、外部照度に
応じたランプ輝度を設定するための調光マップを備えて
おり、この調光マップに従って、検出された外部照度に
対応した輝度でランプを点灯制御している。また、増光
スイッチおよび減光スイッチを備え、これらのスイッチ
を操作することにより、調光マップを部分的に変更し
て、使用者の好みに適した輝度でランプを点灯できるよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の調光
装置では、外部照度に応じて自動設定されるランプ輝度
を、使用者の好みに応じて部分的に変更できる。しかし
ながら、一般的に、使用者の好みには傾向があり、全体
として明るい画面を好む人、全体として暗い画面を好む
人、標準的な明るさの画面を好む人等に分類できる。
【0004】従来の調光装置は、このような使用者の画
面の明るさに対する一般的な好みに合うように、外部照
度に対するランプ輝度の変更態様を全体的に調整でき
ず、上記のように特定の外部照度に対するランプ輝度を
増光スイッチあるいは減光スイッチを用いて部分的に変
更できるのみである。
【0005】本発明の課題は、この点に鑑みて、外部照
度に対応したランプ輝度の制御を、制御範囲の全体にわ
たって使用者の好みに応じて変更することのできる調光
方法を提案することにある。
【0006】また、本発明の課題は、車載用電子機器等
に用いる例えば液晶表示装置の表示画面の明るさの制御
を、制御範囲の全体にわたって使用者の好みに応じて変
更することができる表示装置を提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、外部照度を検出する外部照度検出手段
と、検出した外部照度に応じてランプの輝度を多段階に
変更する調光方法において、前記輝度制御手段は、入力
手段を介して入力された変更可能な範囲内で前記ランプ
の輝度を多段階に変更することを特徴としている。
【0008】典型的な構成においては、前記輝度制御手
段は、入力手段により入力された最低輝度と予め定めら
れている最高輝度と、前記最低輝度入力手段を介して入
力された最低輝度とにより規定される変更可能な範囲内
で前記ランプの輝度を多段階に変更することを特徴とし
ている。
【0009】このように構成した本発明の調光方法にお
いては、全体的に明るい照明が好みの使用者は最低輝度
を高めに設定すればよい。高めに最低輝度を設定する
と、高い輝度側の範囲内のみで外部照度に応じたランプ
輝度の自動調節が行われので、全体として明るい照明状
態を形成できる。逆に、全体的に暗い照明が好みの使用
者は最低輝度を低めに設定すればよい。低めに最低輝度
を設定すると、広い輝度範囲で外部照度に応じたランプ
輝度の自動調節が行われるので、外部照度が高くなるま
では暗めの照明状態を形成できる。
【0010】ここで、人間の目は、明順応に比べて暗順
応に時間を多く要する。例えば、日中において自動車の
運転をしている時にトンネル内に入る場合と、トンネル
から外にでる場合とでは、トンネル内に入る場合の方が
目が周囲の暗さに馴れるまでに時間を多く要する。
【0011】かかる人間の目の特性を考慮すると、前記
輝度制御手段による輝度変更のための最小待機時間を、
輝度増加時と輝度減少時とでは異なったものとすること
が望ましい。通常は、輝度増加時において外部照度の変
化にもかからわず同一輝度に保持している時間、すなわ
ち最小待機時間に比べて、輝度減少時における最小待機
時間を長くすればよい。また、このように最小待機時間
を変更しておくと、例えば、外部照度が輝度変更の基準
となる一つの照度値の近傍で増減する場合等において、
輝度変更が繰り返し行われてしまうという弊害が防止さ
れるという効果も得られる。
【0012】また、同様の理由により、前記輝度制御手
段による輝度の変更段数を、輝度増加時と輝度減少時と
では異なったものとすることが望ましい。通常は、輝度
増加制御用の輝度切り換え段数に比べて、輝度減少時の
輝度切り換え段数を多くして、目が輝度の変換に馴れる
ようにすることが望ましい。
【0013】さらに、同様の理由により、前記輝度制御
手段による輝度変更のための変化幅を、輝度増加時と輝
度減少時とでは異なったものとすることが望ましい。通
常は、輝度増加制御用の輝度変化幅に比べて、輝度減少
時の輝度変化幅を小さくして、目が輝度の変換に馴れる
ようにすることが望ましい。
【0014】一方、前記輝度制御手段による輝度変更が
行われる外部照度値を、輝度増加時と輝度減少時とでは
異なったものとすることができる。
【0015】次に、本発明は車載用電子機器等の表示画
面として利用される例えば液晶表示装置に関するもので
あり、上記構成の調光方法によって輝度が制御されるラ
ンプと、このランプによって照明される液晶表示パネル
により、容易に実現できる。また本発明の調光方法を例
えば、LEDやELを用いた表示器に適用することも可
能である。
【0016】この様な表示装置では、使用者の好みに応
じた画面の明るさとなるように外部照度に応じて画面の
明るさが制御され、使用者にとって見易い画面表示を行
うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の適
用例である車載用テレビの液晶表示装置を説明する。
【0018】図1は、本例の液晶表示装置を示す概略ブ
ロック図であり、調光機能を実現するための部分を中心
に示してある。この図に示すように、液晶表示装置1
は、調光装置2と、この調光装置2によって輝度が制御
されるパネル照明用の螢光ランプ(冷陰極管)3と、こ
のランプ3によって照明される液晶表示パネル4(以
下、LCD4と呼ぶ。)と、操作パネル5とを有してい
る。LCD4は、表示ドライバ6を介して、制御回路7
によって駆動制御される。
【0019】調光装置2は、液晶表示装置周辺の外部照
度を検出する外光センサ21と、ランプ3の最低輝度を
設定するために使用する最低輝度入力キー22と、外光
センサ21および入力キー22から供給される信号に基
づき所定のデューティーの駆動パルス信号(デューティ
出力)7Sを出力する制御回路7と、駆動パルス信号
(デューティ出力)7Sに基づきランプ3に駆動電力を
供給するインバータ23とを備えている。
【0020】制御回路7はマイクロコンピュータにより
構成することができ、そのRAM内の領域を作業領域と
して使用して、そのROM内に格納されている制御プロ
グラムを実行することにより、検出された外部照度に対
応した明るさの画面となるように、ランプ輝度を決定す
る駆動パルス信号(デューティ出力)のデューティーを
決定する。
【0021】本例では、制御回路7は、入力キー22に
よって設定された最低輝度と、検出された外部照度とに
基づき、予め定められている計算式により、ランプ輝度
を決定する駆動パルス信号(デューティ出力)のデュー
ティーを演算する。なお、外部照度とランプ輝度との対
応テーブルが記憶されたメモリを備え、対応テーブルを
参照して、ランプ輝度を決定する駆動パルス信号(デュ
ーティ出力)のデューティーを決定してもよい。
【0022】図2には、制御回路7によって演算される
ランプ輝度の制御線を示すグラフである。例えば、制御
回路7により次式のような演算が実行されて、多段階に
ランプ輝度が変更され、これに対応して画面照度も多段
階に変更される。
【0023】 Ln=Lmin+(Lmax−Lmin)/N)n 但し、Ln:n段目のデューティー(n=1,2,3・
・・) Lmin:最低デューティー(設定値) Lmax:最高デューティー N:可変段数(=1,2,3・・・) 説明を簡単にするために、図示の標準制御線P(a0)
では、外部照度を等しい間隔で増加する5つの値S1〜
S5(lx)によって、最小照度範囲Amin、照度範
囲A1〜A4、および最大照度範囲Amaxの6つの範
囲に分け、各照度範囲に対して、等しい増加分で段階的
に増加する最小デューティーa(min)、中間デュー
ティーa(1)〜a(4)、および最大デューティーa
(max)がそれぞれ割り当てられている。
【0024】例えば、外光センサ21によって照度範囲
A2に含まれる外部照度が検出された場合には、駆動パ
ルス信号(デューティ出力)7Sとしてデューティーが
a(2)のものを発生する。この駆動パルス信号(デュ
ーティ出力)7Sに基づきインバータ23により供給電
力が制御されるランプ3は、外部照度に対応する輝度で
点灯駆動される。
【0025】本例では、使用者が最低輝度入力キー22
を操作して、ランプ輝度の最低輝度を設定可能となって
いる。例えば、最低輝度としてデューティーb(0)に
対応する輝度が設定入力されると、標準制御線P(a
0)が変更されて、制御線P(b0)となる。
【0026】すなわち、制御回路7は、ランプ輝度の変
更範囲として、設定入力された最低輝度に対応するデュ
ーティーb(0)に対応する輝度と、最大ランプ輝度に
対応するデューティー100%との間の範囲を設定し、
この範囲を4等分して得られる各デューティーb
(0)、b(1)〜b(4)、およびa(max)を、
各照度範囲A(min)、A(1)〜A(4)、および
A(max)にそれぞれ割り当てることにより、制御線
P(b0)を生成する。勿論、メモリに、最低輝度に対
応する制御線を予め記憶しておき、入力された最低輝度
に対応する制御線をメモリから呼び出して使用するよう
にしてもよい。
【0027】制御線P(b0)に基づきランプ輝度が制
御される場合には、ランプ輝度は、高い輝度範囲内にお
いて、外部照度の変化に対して少ない変化量で変更され
る。換言すると、同一の外部照度に対するランプ輝度が
高く設定され、全体として明るい画面表示とされる。ま
た、外部照度の変化に対する画面の明るさの変化量が少
なくなる。
【0028】例えば、外光センサ21によって照度範囲
A2に含まれる外部照度が検出された場合には、駆動パ
ルス信号(デューティ出力)としてデューティーb
(2)の信号が発生する。この値b(2)は、グラフか
ら分かるように、標準制御線p(a0)の場合のデュー
ティーa(3)とa(4)の間の値である。
【0029】次に、図3の概略フローチャートを参照し
て、本例の液晶表示装置1における調光動作を説明す
る。まず、ステップST1で最低輝度設定中であるか否
かが判別される。最低輝度設定中の場合にはステップS
T41に進み、最低輝度設定処理が実行される。
【0030】最低輝度設定処理は次のように実行され
る。この場合、最低輝度設定キー22を操作すると、L
CD4の画面は最低輝度設定画面に切り換わり、変更可
能な最低輝度の範囲が、デジタル表示あるいはアナログ
表示される。操作者が、最低輝度設定キー22を操作し
て希望する最低輝度値を指定することにより、最低輝度
が変更される。最低輝度を設定した後は、操作パネル上
の終了キー等のキー操作により、画面は通常の表示に復
帰する。
【0031】最低輝度設定中でない場合には、ステップ
ST1からステップST2に進み、タイマカウントが零
になったか否かを判別する。タイマは制御回路6によっ
て実現される機能であり、このタイマは最低待機時間を
カウントするためのものである。本例では例えば100
msが最低待機時間として設定される。最低待機時間の
間は、外部照度の変化に関係なく、ランプ輝度は一定に
保持される。従って、タイマにより100msがカウン
トされるまでは、ステップST11、ST6を経由する
制御が実行され、ランプ輝度は現状の値に保持される。
【0032】タイマがカウントアップすると、ステップ
ST2からステップST3に進み、外光センサ21の検
出信号を読み込む。すなわち、外部照度データを読み込
む。そして、ステップST4において外部照度が現在設
定されている外部照度範囲内の値であるか否かを判別す
る。すなわち、図2に示すように、現在設定されている
照度範囲を表す設定値に比べて、検出された外部照度
が、その設定値よりも上の照度範囲に含まれる値である
か、その設定値よりも下の照度範囲に含まれる値である
かを判別する。
【0033】外部照度が設定値よりも低い照度範囲に含
まれている場合には、ステップST21に進み、設定値
を一つ低下させる。すなわち、図2において照度範囲を
一つ下側に切り換え、制御線P(a0)あるいはP(b
0)に基づき、それに対応するデューティーを選択す
る。この後は、ステップST5においてタイマに最低待
機時間をセットした後に、ステップST6に進み、選択
されたデューティーの駆動パルス信号(デューティ出
力)7Sを出力して、ランプを駆動制御する。この結
果、ランプ輝度が一段低下するので、LCD4の画面
は、外部照度の低下に応じて僅かに暗くなる。
【0034】逆に、外部照度が設定値よりも高い照度範
囲に含まれている場合には、ステップST31に進み、
設定値を一つ上げる。すなわち、図2において照度範囲
を一つ上側に切り換え、制御線P(a0)あるいはP
(b0)に基づき、それに対応する一段高い側のデュー
ティーを選択する。この後は、ステップST5において
タイマに最低待機時間をセットした後に、ステップST
6に進み、選択されたデューティーの駆動パルス信号
(デューティ出力)7Sを出力して、ランプを駆動制御
する。この結果、ランプ輝度が一段上がるので、LCD
4の画面は、外部照度の増加に応じて僅かに明るくな
る。
【0035】以上説明したように、本例の液晶表示装置
1の調光装置2では、最低輝度設定キー22を用いて、
ランプ輝度の最低輝度を変更でき、最低輝度が変更され
ると、それに伴って、ランプ輝度の制御線も変更され
る。図2に示す標準制御線に対して、最低輝度を高める
と、ランプ輝度が高い側の狭い範囲内で切り換わる制御
線P(b0)が採用され、全体として明るい画面表示を
形成できる。
【0036】このように、本例によれば、使用者の好み
に応じて、外部照度に対する画面の明るさを全体として
明るい側、暗い側に変更できる。従って、従来のように
ランプ輝度の制御を部分的に調整できる場合に比べて、
使用者の好みに一層合致した画面表示を実現できる。
【0037】なお、上記の説明においては、制御線とし
てP(a0)およびP(b0)を例示しているが、発生
可能な制御線はP(b0)に限定されるものではない。
異なる最低輝度が設定された場合には、異なる制御線が
生成され、この制御線に基づきランプ輝度が制御される
ことは勿論である。
【0038】(その他の実施の形態)ここで、人間の目
は、明順応に比べて暗順応に時間を多く要する。例え
ば、日中において自動車の運転をしている時にトンネル
内に入る場合と、トンネルから外にでる場合とでは、ト
ンネル内に入る場合の方が目が周囲の暗さに馴れるまで
に時間を多く要する。
【0039】かかる人間の目の特性を考慮すると、輝度
変更のための最小待機時間(100ms)を、輝度増加
時と輝度減少時とでは異なったものとすることが望まし
い。通常は、輝度増加時において外部照度の変化にもか
からわず同一輝度に保持している時間、すなわち最小待
機時間に比べて、輝度減少時における最小待機時間を長
くすればよい。また、このように最小待機時間を変更し
ておくと、例えば、外部照度が輝度変更の基準となる一
つの照度値の近傍で増減する場合等において、輝度変更
が繰り返し行われてしまうという弊害も防止できるとい
う利点がある。
【0040】このような制御は、例えば、図3のフロー
チャートにおけるステップST5において、外部照度の
増減に関係なく常に100msの最小待機時間を設定し
ていた処理の代わりに、照度増加時には、それよりも短
い最小待機時間を設定し、照度減少時にはそれよりも長
い最小待機時間を設定するステップを追加することによ
り、実現できる。
【0041】次に、最小待機時間を変更すると共に、あ
るいは、この代わりに、ランプ3の輝度の増加時と減少
時における制御線のステップ数を変更してもよい。すな
わち、ランプ輝度を増加させるときの照度区分数を少な
くし、ランプ輝度を減少させるときの照度区分数を多く
することにより、LCD4の画面の明暗の変化を人間の
目の明暗順応に近づけることができる。
【0042】図4には、このようなランプ輝度の制御形
態を実現するための制御線の一例を示すグラフである。
この図に示すように、ランプ輝度の減少時の制御線P1
の変更段数(ステップ数)は、切り換え照度値S1〜S
12で規定される12個である。これらの照度値S1〜
S12はランプ輝度を減少させるときに使用される照度
値である。これに対して、ランプ輝度増加時に使用する
制御線P2のステップ数は、切り換え照度値S1〜S6
で規定される6個である。
【0043】この場合、外部照度が図4に実線Wで示す
ように変化すると、以下のようにランプ駆動パルス信号
(デューティ出力)7Sのデューティーが変化し、ラン
プ輝度が段階的に変化する。なお、説明を簡単にするた
めに、今、100%デューティーのランプ駆動パルス信
号(デューティ出力)7Sが出力され、ランプ輝度が最
大(100%)になっているものとする。
【0044】実線Wで示すように表示装置周辺の外部照
度が低下すると、制御線P1に従ってランプ輝度が制御
される。すなわち、切り換え照度値S12、S13、・
・・S5を下回る毎に、照度区分が照度区分Hb13、
Hb12、・・・Hb5へと切り換わる。この照度区分
の切り換わりに伴って、切り換わった照度区分に対応し
たデューティーのランプ駆動パルス信号(デューティ出
力)7Sが出力され、ランプ輝度が段階的に低下してい
く。
【0045】外部照度が点X1で増加し始めると、制御
線P2に基づきランプ輝度の制御が開示される。すなわ
ち、点X1における外部照度が含まれる照度区分が増加
用の照度区分Ha1〜Ha7から選択され、照度区分H
a5になる。照度区分Ha5が選択されると、この区分
に割り当てられているデューティーB5のランプ駆動パ
ルス信号(デューティ出力)が出力される。
【0046】この後は、外部照度が切り換え照度値S
5、S6を越える毎に、照度区分が照度区分Ha6、H
a7に切り換わる。この照度区分の切り換わりに伴っ
て、インバータ15には切り換わった照度区分に対応し
たデューティーのランプ駆動パルス信号(デューティ出
力)が出力され、ランプ輝度が段階的に上昇していく。
【0047】次に、外部照度が点X2で低下し始める
と、制御線がP2から再びP1に切り換わり、点X2に
おける外部照度が含まれる照度区分が減少用の照度区分
Hb1〜Hb13から選択される。この選択によって、
照度区分Hb9が選択される。照度区分Hb9が選択さ
れると、この区分Hb9に割り当てられているデューテ
ィーb9のランプ駆動パルス信号(デューティ出力)
が、いままで出力されていた100%デューティーのラ
ンプ駆動パルス信号(デューティ出力)に代わって出力
される。この後は、切り換え照度値S8、S7、S6・
・・S3を下回る毎に、照度区分が照度区分Hb8、H
b7、Hb6・・・Hb3に切り換わる。この照度区分
の切り換わりに伴って、インバータ15には切り換わっ
た照度区分に対応したデューティーのランプ駆動パルス
信号(デューティ出力)が出力され、ランプ輝度が段階
的に低下していく。
【0048】ここで、各照度区分Ha1〜Ha7のデュ
ーティーの変化幅は、各照度区分Hb1〜Hb13のデ
ューティーの変化幅より大きく、またステップ数が少な
い分、各ステップの最低待機時間の和は上昇時の方が短
い。このため、外部照度が増加してランプ輝度を上昇さ
せる場合は、ランプ駆動パルス信号(デューティ出力)
のデューティーが大幅に変化し、更に変化に要する時間
も短くなるので、ランプ輝度を直ちに高めることができ
る。また、外部照度が低下してランプ輝度を低下させる
場合は、ランプ駆動パルス信号(デューティ出力)のデ
ューティーを細かいステップで変化させるので、ランプ
輝度を徐々に低下させることができる。従って、表示装
置周辺が明るくなるときには、LCD2を即座に明るく
でき、その周辺が暗くなるときには、LCD2を徐々に
暗くできる。よって、LCD2の明暗の変化を人間の目
の明暗順応に近づけることができる。
【0049】このように、ランプ輝度の増加時と減少時
とで異なる制御線に切り換える制御を実行すると、デュ
ーティーが過剰に変化してしまう場合がある。例えば、
図4における点X1で減少用の照度区分Hb5から増加
用の照度区分Ha5に変更して、ランプ駆動パルス信号
(デューティ出力)のデューティーをデューティーb5
からデューティーB5に変化させる場合である。また、
点X2で増加用の照度区分Ha7から減少用の照度区分
Hb9に変更して、ランプ駆動パルス信号(デューティ
出力)のデューティーを100%デューティーからデュ
ーティーb9に変更させる場合も同様である。
【0050】このようにデューティーが大きく変化する
と、画面の明るさが突然大きく変化するので、人間の目
の明暗順応に合わない場合も有り、この輝度制御の目的
に反することとなる。
【0051】このため、一定幅以上の変化が生じる場合
は、変更されるべき照度区分の上または下の照度区分に
割り当てられているデューティーを一定期間だけ強制的
に選択することが望ましい。
【0052】例えば、図8の実線Q1に示すように、照
度区分Ha5の一つ下の照度区分Ha4のデューティー
B4を強制的に選択させれば良い。また、図8の実線Q
2で示すように、照度区分Hb9の二つ上の照度区分H
b11のデューティーb11を強制的に選択させれば良
い。
【0053】なお、上記の各例では、照度区分毎のデュ
ーティーの変化幅が等しくなっているが、この変化幅は
異なっていても良い。また、ランプ3の輝度を増加させ
るための切り換え照度値と、ランプ3の輝度を減少させ
るための切り換え照度値は必ずしも等しくする必要はな
い。
【0054】さらに、切り換え照度値の間隔も等間隔で
ある必要はなく、例えば、ランプ輝度を増加させる時の
切り換え照度値の間隔を短くしておけば、ランプ3を即
座に明るくできる。また、ランプ輝度を減少させるとき
の切り換え照度値の間隔を長くしておけば、ランプ3を
徐々に暗くできる。すなわち、切り換え照度値の間隔増
減することにより、LCD2の明暗を人間の目の明暗順
応に近づけることが可能である。もちろん光源としてラ
ンプ以外のものを用いても良い。
【0055】なお、上記の例は、本発明を車載用TVの
液晶表示装置の調光制御に適したものである。しかし、
本発明は、その他の電子機器の照明装置用の調光(輝
度)制御あるいは自発光型の表示装置(LEDやELを
用いたもの)の輝度制御のために適用することも可能で
ある。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、最低
輝度入力手段によってランプ輝度の最低輝度を設定で
き、設定された最低輝度によって規定される変更可能な
範囲内でランプ輝度を外部照度に応じて切り換えるよう
にしている。従って、例えば液晶表示装置の場合には明
るい画面を好む使用者は、最低輝度を高めに設定してお
けば、全体として明るい画面表示が行われ、逆に暗い画
面を好む使用者は最低輝度を低めに設定しておけば、全
体として暗い画面表示が行われる。よって、使用者の好
みに合ったランプ輝度の切り換え制御を実現できる。
【0057】また、本発明では、外部照度の変化に関係
なくランプ輝度を一定に保持するための最小待機時間
を、輝度増加時と輝度減少時とでは異なったものとして
いる。また、輝度の変更段数を、輝度増加時と輝度減少
時とでは異なったものとしている。さらに、輝度変更の
ための変化幅を、輝度増加時と輝度減少時とでは異なっ
たものとしている。さらには、輝度変更が行われる外部
照度値を、輝度増加時と輝度減少時とでは異なったもの
としている。
【0058】このような制御の一つあるいは二つ以上の
組み合わせを採用することにより、人間の目の明順応お
よび暗順応に合った形態でランプ輝度を制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した調光装置を備えた液晶表示装
置の概略ブロック図である。
【図2】図1の調光装置による外部照度に対するランプ
輝度の制御形態を示すグラフである。
【図3】図1の装置におけるランプ輝度の制御を示す概
略フローチャートである。
【図4】図1の調光装置によるランプ輝度の制御形態の
別の例を示すグラフである。
【図5】図4に示すランプ輝度の制御形態の変形例を示
すグラフである。
【符号の説明】 1 液晶表示装置 2 調光装置 3 螢光ランプ 4 液晶表示パネル(LCD) 5 操作パネル 6 表示ドライバ 7 制御回路 21 外光センサ 22 最低輝度設定キー 23 インバータ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部照度を検出する外部照度検出手段
    と、検出した外部照度に応じて光源の輝度を多段階に変
    更する調光方法において、 前記輝度制御手段による輝度の変更可能な範囲を設定入
    力するための入力手段を有し、前記入力手段を介して入
    力された変更可能な範囲内で前記光源の輝度を多段階に
    変更してなることを特徴とする調光方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記輝度制御手段は、前記入力手段により入力された最
    低輝度と予め定められている最高輝度とにより規定され
    る変更可能な範囲内で前記光源の輝度を多段階に変更し
    てなることを特徴とする調光方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記輝度制御手段による輝度変更のための最小待機時間
    を、輝度増加時と輝度減少時とで異ならせてなることを
    特徴とする調光方法。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記輝度制御手段による輝度の変更段数は、輝度増加時
    と輝度減少時とでは異ならせてなることを特徴とする調
    光方法。
  5. 【請求項5】 請求項2において、 前記輝度制御手段による輝度変更のための変化幅は、輝
    度増加時と輝度減少時とでは異ならせてなることを特徴
    とする調光方法。
  6. 【請求項6】 請求項2において、 前記輝度制御手段による輝度変更が行われる外部照度
    は、輝度増加時と輝度減少時とでは異ならせてなること
    を特徴とする調光方法。
  7. 【請求項7】 外部照度を検出する外部照度検出手段
    と、検出した外部照度に応じて光源の輝度を多段階に変
    更する輝度制御手段とを有し、 前記輝度制御手段による輝度の変更可能な範囲を設定入
    力するための入力手段を備え、前記輝度制御手段は、前
    記入力手段を介して入力された変更可能な範囲内で前記
    光源の輝度を多段階に変更することを特徴とする表示装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記輝度制御手段は、前記入力手段によって入力された
    最低輝度と、予め定められている最高輝度とによって規
    定される変更可能な範囲内で前記光源の輝度を多段階に
    変更してなることを特徴とする表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記輝度制御手段による輝度変更のための最小待機時間
    を、輝度増加時と輝度減少時とでは異ならせたことを特
    徴とする表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項8において、 前記輝度制御手段による輝度の変更段数を、輝度増加時
    と輝度減少時とでは異ならせたことを特徴とする表示装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項8において、 前記輝度制御手段による輝度変更のための変化幅を、輝
    度増加時と輝度減少時とでは異ならせたことを特徴とす
    る表示装置。
  12. 【請求項12】 請求項8において、 前記輝度制御手段による輝度変更が行われる外部照度
    を、輝度増加時と輝度減少時とでは異ならせたことを特
    徴とする表示装置。
JP400599A 1999-01-11 1999-01-11 調光方法および表示装置 Withdrawn JP2000208281A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP400599A JP2000208281A (ja) 1999-01-11 1999-01-11 調光方法および表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP400599A JP2000208281A (ja) 1999-01-11 1999-01-11 調光方法および表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000208281A true JP2000208281A (ja) 2000-07-28

Family

ID=11572881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP400599A Withdrawn JP2000208281A (ja) 1999-01-11 1999-01-11 調光方法および表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000208281A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002323690A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Sharp Corp 液晶表示装置の自動調光方法及び装置
JP2007293709A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
JP2010066405A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Sony Corp 情報処理装置、およびプログラム
KR101074906B1 (ko) * 2009-06-30 2011-10-18 엘지전자 주식회사 영상표시기 및 그의 제어 방법
JP2012185285A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Fujitsu Ten Ltd 映像処理回路および映像表示装置
KR101456341B1 (ko) * 2012-12-28 2014-11-13 중앙대학교 산학협력단 조명 제어 방법 및 장치
WO2021107577A1 (en) * 2019-11-27 2021-06-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Electronic device for supporting to control auto brightness of display
US11070737B2 (en) 2018-03-23 2021-07-20 Denso Corporation Exposure control device and exposure control method
CN115460742A (zh) * 2022-10-14 2022-12-09 深圳市新博电科技开发有限公司 一种智能家居灯具照明控制方法、灯具以及系统

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002323690A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Sharp Corp 液晶表示装置の自動調光方法及び装置
JP2007293709A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
US8780033B2 (en) 2008-09-09 2014-07-15 Sony Corporation Information processing apparatus and program
JP4666033B2 (ja) * 2008-09-09 2011-04-06 ソニー株式会社 情報処理装置、およびプログラム
JP2010066405A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Sony Corp 情報処理装置、およびプログラム
US10714022B2 (en) 2008-09-09 2020-07-14 Sony Corporation Information processing apparatus and program
KR101074906B1 (ko) * 2009-06-30 2011-10-18 엘지전자 주식회사 영상표시기 및 그의 제어 방법
JP2012185285A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Fujitsu Ten Ltd 映像処理回路および映像表示装置
KR101456341B1 (ko) * 2012-12-28 2014-11-13 중앙대학교 산학협력단 조명 제어 방법 및 장치
US11070737B2 (en) 2018-03-23 2021-07-20 Denso Corporation Exposure control device and exposure control method
WO2021107577A1 (en) * 2019-11-27 2021-06-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Electronic device for supporting to control auto brightness of display
KR20210065420A (ko) * 2019-11-27 2021-06-04 삼성전자주식회사 디스플레이의 자동 밝기 제어를 지원하는 전자 장치
US11211032B2 (en) 2019-11-27 2021-12-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Electronic device for supporting to control auto brightness of display
KR102617405B1 (ko) 2019-11-27 2023-12-26 삼성전자주식회사 디스플레이의 자동 밝기 제어를 지원하는 전자 장치
CN115460742A (zh) * 2022-10-14 2022-12-09 深圳市新博电科技开发有限公司 一种智能家居灯具照明控制方法、灯具以及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3986278B2 (ja) 可変時定数フィルタを用いた自動輝度制御方法
JP5288281B2 (ja) 輝度制御方法および表示装置
JP2001215914A (ja) 表示部付き電子機器
JP5525783B2 (ja) 光源駆動装置及びこれを含む表示装置
EP1217598A2 (en) Automatic brightness control system and method for a display device using a logarithmic sensor
EP2453296A1 (en) Liquid crystal display device
JP2004177547A (ja) 液晶ディスプレイ用バックライトの制御方法及びその制御装置
CN103718235A (zh) 视频显示装置
JP2001522058A (ja) 自動および手動の明るさ制御を有するディスプレイシステム
JP2008129251A (ja) 液晶表示装置とそのバックライト調光装置及び方法
JP2000208281A (ja) 調光方法および表示装置
JP2003257694A (ja) 輝度制御装置、液晶表示器および輝度制御方法
JPH07129113A (ja) 表示輝度を調整する表示装置
JP6154408B2 (ja) 車室内照明装置
JPH1020277A (ja) 液晶表示装置
JP5632691B2 (ja) プログラマブル表示器、その表示制御装置
EP2571334B1 (en) LED lighting time control apparatus
KR100523598B1 (ko) 액정 표시 장치용 백 라이트의 휘도 조절 방법 및 저전력모드 구현 방법
JPH0627440A (ja) 液晶表示装置
JPH09292601A (ja) 液晶表示装置
JPH07318894A (ja) 表示装置
KR100467449B1 (ko) 플라즈마 표시 패널의 자동 전력 제어 방법과 장치, 그장치를 갖는 플라즈마 표시 패널 장치
JP3146686B2 (ja) バックライト減光装置
JPH11149276A (ja) ドットマトリクス発光表示器の調光装置
JPH11353017A (ja) 電子制御器

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060208