JP2000208250A - エレクトロルミネッセンス - Google Patents

エレクトロルミネッセンス

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JP2000208250A
JP2000208250A JP11003331A JP333199A JP2000208250A JP 2000208250 A JP2000208250 A JP 2000208250A JP 11003331 A JP11003331 A JP 11003331A JP 333199 A JP333199 A JP 333199A JP 2000208250 A JP2000208250 A JP 2000208250A
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JP
Japan
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film
moisture
transparent
electroluminescence
dampproof
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Application number
JP11003331A
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English (en)
Inventor
Masaaki Sato
正昭 佐藤
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Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
Original Assignee
Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防湿シート、絶縁膜より湿気が浸透し発光部
の寿命が短縮する。 【解決手段】 透明な防湿シート1の下面に透明電極
2、発光体層3、誘電体層4、背面電極5を積層を形成
し、これらを防湿性の絶縁膜6で覆うELで、防湿シー
ト1、絶縁膜6の表面に薄い透明なガラス質被膜、例え
ば、酸化シリコン膜9を設ける。酸化シリコン膜9の厚
みは、略500Å〜10,000Åの厚さである。酸化
シリコン膜により耐湿性を高め発光部の寿命延長し発光
輝度を安定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレクトロルミネ
ッセンスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エレクトロルミネッセンス(以
下、ELと省略する)は、携帯時計や携帯電話等の電子
表示機器にELがそのバックライト照明用として利用さ
れている。このバックライトとして利用されるELの基
本的な構造について説明する。
【0003】図2は従来のELの構造を示す断面図であ
る。図2において、EL10は、透明な防湿シート1の
下面側に透明電極2、発光体層3、誘電体層4、背面電
極5と順次積層形成し、更にこれを覆う形で防湿性のあ
る絶縁膜6が設けられている。また、透明電極2の一部
分が外延されて導通パターン2aが形成され、その端に
端子7が形成されている。同様に背面電極5もその一部
分が外延され導通パターン5aが形成され、その端に端
子(図中略)が形成される。そして、透明電極用端子と
背面電極端子を介して透明電極2と背面電極5に交流電
圧を印加すると発光体層3が発光する構造となってい
る。
【0004】ここで、透明な防湿シート1及び絶縁膜6
は、防湿性、コスト性、作業性等の面から見てポリエチ
レンテレフタレート(PET)フィルムが多く使用され
ている。透明電極2は酸化インジウムに酸化錫をドーピ
ングして得られたインジウム・ティン・オキサイド(I
TO)粉末を蒸着方法等で形成される。
【0005】また、発光体層3は、例えば、硫化亜鉛
(ZnS)を発光母体として微量の附活剤(金属やハロ
ゲン元素)をドーピングして得られた発光体粉末を、例
えば、シアノエチル化合物等の高誘電樹脂バインダーに
分散してスクリーン印刷方法等で形成される。
【0006】また、誘電体層4は、例えば、チタン酸バ
リウム等の高誘電物質を高誘電樹脂バインダーに分散し
てスクリーン印刷方法等で形成される。また、背面電極
5は銀ペースト或いは黒鉛ペーストの導電性ペーストを
スクリーン印刷方法等で形成される。
【0007】このような構造のELであって、防湿性の
高いPETフィルムを使用しているとは言え長期間の使
用中に吸湿が行われて発光体粉末を変質させ黒点の発生
や輝度の減衰がどうしても発生する。そこで、透明電極
と背面電極の積層さた発光部を吸湿フィルムで覆い、更
にその上から防湿フィルムで覆う構造や、発光体層や誘
電体層の樹脂バインダーにフッソ樹脂を使用する技術が
既に開示を見ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術においては次のような問題点を有している。
即ち、前者の構造はコスト的にアップすること、また耐
湿効果として充分に満足するところまで行かないと言う
状況であった。また、後者はフッソ樹脂を使用するもの
はフッソ樹脂の誘電率が低いと言う問題もあって、逆に
輝度低下を招くと言う状況であった。
【0009】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、その目的は、PETフィルムからなる防湿シートで
発光体層等を覆うことにより、湿気の浸透が防止でき耐
湿性に優れ、発光寿命が飛躍的に向上した安価なELを
提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるELは、透明電極、発光体層、誘電
体層、背面電極を積層を形成し防湿シートで封止するエ
レクトロルミネッセンスにおいて、前記防湿シートの表
面に薄い透明なガラス質被膜を設けたことを特徴とする
ものである。
【0011】また、前記ガラス質被膜の厚みは、略50
0Å〜10,000Åの厚さであることを特徴とするも
のである。
【0012】また、前記ガラス質被膜は酸化シリコン膜
であることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明におけ
るELについて説明する。図1は、本発明の実施の形態
に係わるELの構造を示す断面図である。従来技術と同
一部材は同一符号で示す。
【0014】図1において、EL20の構造は図2で説
明した透明な防湿シート(PETフィルム)1及び絶縁
膜6の外側表面に酸化シリコン膜9を形成したものであ
る。他の構成は図2と同様であるので説明は省略する。
【0015】前記酸化シリコン膜9は、酸化シリコンを
蒸着、スパッタリング、雰囲気ガス方法等で形成するこ
とが出来、その被膜厚は500Å〜10,000Åの厚
みに形成する。厚みがこれより薄いと耐湿性に効果が薄
く、これより厚いと強く衝撃等で亀裂が生じたり、剥が
れ等が発生し易い。この酸化シリコン膜9はガラス質被
膜であるため撥水性が高く耐湿効果は非常に良い。ま
た、耐熱性もあるため通常の使用の中で殆ど温度変化を
受けない。
【0016】本実施の形態では、ELを組み付けた後に
酸化シリコン膜を形成したものであるが、予め酸化シリ
コン膜を両面に形成した防湿膜、絶縁膜を使用しても良
いものである。両面に設けて有ればその効果は増大す
る。
【0017】
【発明の効果】前述したように、本発明の構成により、
防湿シートの表面に薄いガラス質被膜、例えば、酸化シ
リコン膜を設けることによりELの発光部が密封される
ので湿気の浸透が防止され、耐湿性が飛躍的に向上す
る。この耐湿性が良くなることは発光の初期状態がいつ
までも続くことを意味し、発光輝度がいつも一定で下が
らない、使用電圧量が絶えず一定で上がらない等の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるELの構造を示す
断面図である。
【図2】従来のELの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 防湿シート 2 透明電極 3 発光体層 4 誘電体層 5 背面電極 6 絶縁膜 9 酸化シリコン膜(ガラス質被膜) 20 EL

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明電極、発光体層、誘電体層、背面電
    極を積層形成し、防湿シートで封止するエレクトロルミ
    ネッセンスにおいて、前記防湿シートの表面に薄い透明
    なガラス質被膜を設けたことを特徴とするエレクトロル
    ミネッセンス。
  2. 【請求項2】 前記ガラス質被膜の厚みは、略500Å
    〜10,000Åの厚さであることを特徴とする請求項
    1記載のエレクトロルミネッセンス。
  3. 【請求項3】 前記ガラス質被膜は酸化シリコン膜であ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のエレクトロル
    ミネッセンス。
JP11003331A 1999-01-08 1999-01-08 エレクトロルミネッセンス Pending JP2000208250A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100683802B1 (ko) 2005-12-07 2007-02-20 삼성에스디아이 주식회사 유기 발광 디스플레이 장치의 제조방법
KR100757562B1 (ko) 2002-09-27 2007-09-10 가부시끼가이샤 도시바 유기 일렉트로 루미너센스 표시 장치
CN104716269A (zh) * 2013-12-11 2015-06-17 东京毅力科创株式会社 有机el组件及其制造方法

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