JP2000223262A - エレクトロルミネッセンス - Google Patents

エレクトロルミネッセンス

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JP2000223262A
JP2000223262A JP11018482A JP1848299A JP2000223262A JP 2000223262 A JP2000223262 A JP 2000223262A JP 11018482 A JP11018482 A JP 11018482A JP 1848299 A JP1848299 A JP 1848299A JP 2000223262 A JP2000223262 A JP 2000223262A
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JP
Japan
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glass substrate
adhesive
sealing member
sealing
light
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Pending
Application number
JP11018482A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Suzuki
厚 鈴木
Yasuhiko Takayama
泰彦 高山
Masao Shigeta
正夫 重田
Shinobu Nakamura
忍 中村
Minoru Akazawa
実 赤沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
Original Assignee
Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下ガラス基板の接着部より湿気が浸透し発
光部の寿命が短縮。熱硬化封止によりEL劣化。ガラス
基板に挟まれたパターンの損傷がある。 【解決手段】 透明電極3、発光層5、誘電体層6、背
面電極4と積層した発光部8を、対向配置された一対の
ガラス基板1、2の何れか一方のガラス基板(図中1)
の内面に一体的に形成し、発光部8を形成したガラス基
板1に対向するガラス基板2と封止部材11を挟み、ガ
ラス基板1、2と封止部材11との間にUV接着剤12
を塗布し、紫外線照射でUV接着剤12を固着した封止
する。また、更に、UV接着剤を封止部材の外側にはみ
出して塗布し固着封止する。下ガラス基板2にスルーホ
ール2aを設け導通端子2Cを設ける。ELの温度によ
る劣化等妨げる。パターンの破損防止しELの信頼性が
向上する。耐湿性が飛躍的に向上し発光の初期状態が持
続でき発光部の寿命を延長することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレクトロルミネ
ッセンスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エレクトロルミネッセンス(以
下、ELと省略する)は、携帯時計や携帯電話等の電子
表示機器にELがそのバックライト照明用として利用さ
れている。このバックライトとして利用されるELにお
いて、その耐湿性を向上させて寿命を伸ばすためにEL
をガラスで封止する構造のものが一部に現れている。
【0003】このガラスで封止する構造の一つとして、
図3に示すものがある。図3は従来のELの構造を示す
断面図である。図3において、EL9は、上ガラス基板
1の下面側に透明電極3、発光層5、誘電体層6、背面
電極4と順次積層形成した発光部8を一体的に設け、こ
の発光部8を上ガラス基板1と下ガラス基板2でもって
絶縁性接着剤7で接着封止した構造を取っている。ま
た、電圧印加用の導通パターンを外部に設けるために上
ガラス基板1に外延部1aを設けて、その外延部1aの
下面に透明電極3の一部分から取り出した導電パターン
3a及び背面電極4の一部分から取り出した図示しない
導電パターンを延設して形成し、この延設したそれぞれ
の導電パターンを介して電圧が印加される構造となって
いる。また、上ガラス基板1と下ガラス基板2の接合に
は熱硬化性の絶縁性樹脂接着剤等が用いられるが、特
に、導電パターン部の所における接合にはパターンの損
傷を防ぐために接着剤層を厚くするなどの配慮が求めら
れている。
【0004】ここで、透明電極3は上ガラス基板1の下
面上に酸化インジウムに酸化錫をドーピングして得られ
たインジウム・ティン・オキサイド(ITO)粉末を蒸
着方法等で形成される。また、発光層5は、例えば、硫
化亜鉛と銅やマンガン等の活性剤と塩素等の付活剤と
を、例えば、シアノレジン化合物等の高誘電樹脂バイン
ダーに分散して印刷方法等で形成される。また、誘電体
層6は、例えば、チタン酸バリウム等の高誘電物質を、
例えば、シアノレジン化合物等の高誘電樹脂バインダー
に分散して印刷方法等で形成される。また、背面電極4
は銀粉や黒鉛粉をペースト化して印刷方法等で形成され
る。
【0005】また、上記発光部8を防湿フィルム等で覆
ってガラス基板に一体化した構造のものも開示されてい
る。
【0006】また、更に防湿性アップを狙って上記構造
の上下ガラス基板1、2と発光部8との間に空間域にシ
リコンオイル等の防湿油を封入する構造のものも開示さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術においては次のような問題点を有している。
即ち、上下ガラス基板を封止する手段として樹脂接着剤
を用いて熱硬化封止方法をとっている。そのため熱によ
る封止内部のELに悪影響を及ぼす。同時にどうしても
樹脂接着剤の接着部の所より湿気が浸透し、発光部の発
光寿命を短くすると言う致命的な問題があった。
【0008】また、シリコンオイル等を封入する構造の
ものは寿命を少しアップするものの完全とは言えるもの
ではなく、逆にコストが非常にアップすると言う問題が
あった。
【0009】また、従来の封止構造は、導通端子をガラ
ス基板の外縁まで延設して封止する構造のため、延設パ
ターンが上下ガラス基板に挟まれているので接着剤の熱
硬化によって生ずる応力歪みやガラス基板の反り等によ
りパターンの破損が生じ易い。これを防止するために少
しでも接着剤層を厚く設けて封止するので湿気の進入が
増えることになる。パターンの切断はELの信頼性を著
しく低下させると言う問題があった。
【0010】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、その目的は、湿気の浸透が完全に防止でき耐湿性に
優れ、また、ELの熱による変質を防止し、発光寿命が
飛躍的に向上し、更に、パターンの破損がなく信頼性に
優れた安価なELを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるELは、透明電極と背面電極の2つ
の電極間に発光層と誘電体層を挟設し、両電極に電圧を
印加することによって発光層が発光する発光部を、対向
して配置された一対のガラス基板の何れか一方のガラス
基板の内面に一体的に形成し、前記形成した発光部を前
記一対のガラス基板と封止部材とで封入したエレクトロ
ルミネッセンスにおいて、前記封止部材を挟みガラス基
板と封止部材との間にUV接着剤を塗布し、紫外線照射
でUV接着剤を固着して封止したことを特徴とするもの
である。
【0012】また、前記封止部材を挟みガラス基板と封
止部材との間及び封止部材の外側にはみ出してUV接着
剤を塗布し、紫外線照射でUV接着剤を固着して封止し
たことを特徴とするものである。
【0013】また、前記封止部材はガラス、金属等の湿
気進入防止部材であることを特徴するものである。
【0014】また、 前記発光部を一体的に形成したガ
ラス基板にスルーホールを設け、該スルーホールにスル
ーホールパターンを形成してスルーホールパターンと接
続する導通端子を設けたことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明におけ
るELについて説明する。図1は、本発明の第1の実施
の形態に係わるELの構造を示す断面図である。図にお
いて、従来技術と同一部材は同一符号で示す。
【0016】図1において、EL10は、上ガラス基板
1の下面側中央部に、透明電極3、発光層5、誘電体層
6、背面電極4を積層して形成した発光部8が上ガラス
基板1と一体的に設けられている。そして、上ガラス基
板1の外周部で上ガラス基板1と下ガラス基板2とがガ
ラス、金属等の湿気進入を完全に防止する封止部材11
で一周に渡って挟み、両ガラス基板1、2と封止部材1
1にUV接着剤12を塗布し、紫外線照射でUV接着剤
を固着して封止するものである。
【0017】前記上ガラス基板1に形成された発光部8
より少し離れた位置の下ガラス基板2に小さな2つのス
ルーホール2a(2bは図中省略)が形成され、透明電
極3と導通するスルーホールパターン2A(2Bは図中
省略)が形成されている。また、透明電極3及び背面電
極6からはその一部より延設したパターン3a及び6a
が形成されてそれぞれのスルーホール2a(2b)迄延
び、スルーホールパターン2A(2B)に接続されて突
出した導通端子2C(2Dは図中省略)が形成されてい
る。導通端子2C(2D)を電圧印加用の端子にするこ
とができる。
【0018】上記した様に、UV接着剤を使用すること
により完全な防湿効果と、ELの温度による劣化等が妨
げられる。また、スルーホール部から導通端子を取り出
すことによってパターンの損傷の心配もない。更に、封
止部材の厚みを任意に選定することによってELのガラ
ス封止厚みを決めることができる。
【0019】図2は本発明の第2の実施の形態に係わる
ELの構造を示す要部断面図である。前述した上ガラス
基板1と下ガラス基板2とが封止部材11で一周に渡っ
て挟み、封止部材11にUV接着剤12で固着して封止
する以外に、更に、UV接着剤12を封止部材11の外
側まではみ出して塗布することにより完全に密封させる
ものである。外側まではみ出して塗布しない場合、ガラ
ス基板と封止部材の間だけだと接着剤の薄いところ等が
現れ、また、接着層の中に空気泡も発生して混ざってし
まうことも有り、これらのことから湿気が進入する恐れ
もある。
【0020】
【発明の効果】前述したように、ELの上下ガラス基板
の外周部にわたりガラス基板と封止部材との間、更に
は、封止部材の外側にはみ出してUV樹脂で封止する構
成により、ELの温度による劣化を防ぐと同時に、湿気
の浸透が完全に防止され、耐湿性が飛躍的に向上する。
また、スルーホール部から導通端子を取り出し、EL外
域を密封する構成により、パターンの破損がなく信頼性
の優れたELを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるELの構造
を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係わるELの構造
を示す要部断面図である。
【図3】従来のELの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 上ガラス基板 2 下ガラス基板 2a スルーホール 2A スルーホールパターン 2C 導通端子 3 透明電極 4 背面電極 5 発光層 6 誘電体層 8 発光部 10 EL 11 封止部材 12 UV接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 忍 山梨県南都留郡河口湖町船津6663番地の2 河口湖精密株式会社内 (72)発明者 赤沢 実 山梨県南都留郡河口湖町船津6663番地の2 河口湖精密株式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB13 BB01 CA01 CB01 DA05 FA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明電極と背面電極の2つの電極間に発
    光層と誘電体層を挟設し、両電極に電圧を印加すること
    によって発光層が発光する発光部を、対向して配置され
    た一対のガラス基板の何れか一方のガラス基板の内面に
    一体的に形成し、前記形成した発光部を前記一対のガラ
    ス基板と封止部材とで封入したエレクトロルミネッセン
    スにおいて、前記封止部材を挟みガラス基板と封止部材
    との間にUV接着剤を塗布し、紫外線照射でUV接着剤
    を固着して封止したことを特徴とするエレクトロルミネ
    ッセンス。
  2. 【請求項2】 前記封止部材を挟みガラス基板と封止部
    材との間及び封止部材の外側にはみ出してUV接着剤を
    塗布し、紫外線照射でUV接着剤を固着して封止したこ
    とを特徴とするエレクトロルミネッセンス。
  3. 【請求項3】 前記封止部材はガラス、金属等の湿気進
    入防止部材であることを特徴する請求項1又は2記載の
    エレクトロルミネッセンス。
  4. 【請求項4】 前記発光部を一体的に形成したガラス基
    板にスルーホールを設け、該スルーホールにスルーホー
    ルパターンを形成してスルーホールパターンと接続する
    導通端子を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか記載のエレクトロルミネッセンス。
JP11018482A 1999-01-27 1999-01-27 エレクトロルミネッセンス Pending JP2000223262A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020051700A (ko) * 2000-12-23 2002-06-29 구본준, 론 위라하디락사 유기 전계발광소자
US6537688B2 (en) * 2000-12-01 2003-03-25 Universal Display Corporation Adhesive sealed organic optoelectronic structures
KR100506148B1 (ko) * 2001-05-29 2005-08-05 이충훈 유기 발광 소자 및 그의 제조 방법
CN103152891B (zh) * 2013-02-16 2015-10-28 上海科润光电技术有限公司 一种无机粉末电致发光柔性矩阵显示器

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