JP2000208150A - 電池用電極基板と製造方法 - Google Patents
電池用電極基板と製造方法Info
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- JP2000208150A JP2000208150A JP11008750A JP875099A JP2000208150A JP 2000208150 A JP2000208150 A JP 2000208150A JP 11008750 A JP11008750 A JP 11008750A JP 875099 A JP875099 A JP 875099A JP 2000208150 A JP2000208150 A JP 2000208150A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明に利用するFeを主体とする金属多孔
体を電池用電極基板として電解液に浸した際に、電解液
中にFeが溶出して電池性能の低下する現象を阻止する
手段を提案する。 【解決手段】 電池用電極基板50は、金属多孔体1
0、20を形成する骨格1がFeを主体とする金属から
成り、骨格1の表面にCo被膜5がメッキされ、好まし
くは骨格1とCo被膜5の間に、Ni被膜を全面若しく
は一部に介在させて、骨格1間に形成される連通孔6に
活物質7を充填する。
体を電池用電極基板として電解液に浸した際に、電解液
中にFeが溶出して電池性能の低下する現象を阻止する
手段を提案する。 【解決手段】 電池用電極基板50は、金属多孔体1
0、20を形成する骨格1がFeを主体とする金属から
成り、骨格1の表面にCo被膜5がメッキされ、好まし
くは骨格1とCo被膜5の間に、Ni被膜を全面若しく
は一部に介在させて、骨格1間に形成される連通孔6に
活物質7を充填する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用電子機器、
電気自動車等に使用される充放電可能な2次電池に用い
る電池用電極基板とその製造方法に関する。
電気自動車等に使用される充放電可能な2次電池に用い
る電池用電極基板とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2次電池は、鉛蓄電池の代表的な用途と
して自動車用バッテリーが挙げられるが、近年、軽量化
と電気容量の拡大の要求から、特に携帯用電子機器に用
いられる分野では、Ni−カドミウム電池、Ni−水素
電池、リチウム電池等の軽量で高電気容量の2次電池が
開発されている。このような2次電池は、その極板に金
属が用いられ、それに担持された活物質とセパレータを
介しての対極との間に電気が蓄積されるので、活物質の
量と対極の距離、活物質と極板との距離により放充電量
が制限される。
して自動車用バッテリーが挙げられるが、近年、軽量化
と電気容量の拡大の要求から、特に携帯用電子機器に用
いられる分野では、Ni−カドミウム電池、Ni−水素
電池、リチウム電池等の軽量で高電気容量の2次電池が
開発されている。このような2次電池は、その極板に金
属が用いられ、それに担持された活物質とセパレータを
介しての対極との間に電気が蓄積されるので、活物質の
量と対極の距離、活物質と極板との距離により放充電量
が制限される。
【0003】そこで、極板とセパレータをシート状に重
ね合わせて巻くことにより、更に、多孔体から成る金属
極板を用いて該多孔体中に活物質を詰め込むことで、よ
り多くの活物質を担持し限られたスペースの中で極板間
距離を縮める形態となっている。
ね合わせて巻くことにより、更に、多孔体から成る金属
極板を用いて該多孔体中に活物質を詰め込むことで、よ
り多くの活物質を担持し限られたスペースの中で極板間
距離を縮める形態となっている。
【0004】Ni−カドミウム電池、Ni−水素電池に
用いられる金属極板の材質は、使用される活物質にもよ
るが主としてNi系であることが好ましい。リチウム電
池では、主としてAl系であることが好ましい。その理
由は、電池の放充電による化学反応で活物質がイオン化
したり、非イオンに戻ったりするときに、金属極板がイ
オンによって腐食されたり、他の金属イオンとなって電
気容量を低下させることを防ぐことにある。
用いられる金属極板の材質は、使用される活物質にもよ
るが主としてNi系であることが好ましい。リチウム電
池では、主としてAl系であることが好ましい。その理
由は、電池の放充電による化学反応で活物質がイオン化
したり、非イオンに戻ったりするときに、金属極板がイ
オンによって腐食されたり、他の金属イオンとなって電
気容量を低下させることを防ぐことにある。
【0005】適度の機械的強度を有して活物質を担持し
易い多孔体から成る金属極板を製造する方法が、特開平
9−231983号公報に提案されている。
易い多孔体から成る金属極板を製造する方法が、特開平
9−231983号公報に提案されている。
【0006】その金属極板は、平均粒径が20μm以下
の酸化鉄粉末とバインダー樹脂及び水もしくは有機溶剤
等の希釈剤を混練することでスラリーを作り、多孔体の
樹脂から成る不織布またはウレタンフォーム等の樹脂芯
体に該スラリーを塗着した後乾燥させ、950〜135
0℃の還元雰囲気で熱処理を行い、有機樹脂分を除去す
ると同時にFeの焼結を行ってFeの多孔体を形成した
後、Niメッキを施すことによりFe骨格部の表面にN
iを被覆したものである。
の酸化鉄粉末とバインダー樹脂及び水もしくは有機溶剤
等の希釈剤を混練することでスラリーを作り、多孔体の
樹脂から成る不織布またはウレタンフォーム等の樹脂芯
体に該スラリーを塗着した後乾燥させ、950〜135
0℃の還元雰囲気で熱処理を行い、有機樹脂分を除去す
ると同時にFeの焼結を行ってFeの多孔体を形成した
後、Niメッキを施すことによりFe骨格部の表面にN
iを被覆したものである。
【0007】この様にして製造した金属極板であれば、
多孔体中に活物質を充填し、金属極板として薄板状にプ
レスしたり曲げ加工が容易な、適度の機械的強度を有す
る電気特性の優れた安価な電池用電極基板が得られると
説明されている。
多孔体中に活物質を充填し、金属極板として薄板状にプ
レスしたり曲げ加工が容易な、適度の機械的強度を有す
る電気特性の優れた安価な電池用電極基板が得られると
説明されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、Fe骨格内
の樹脂芯体が還元雰囲気中で炭化した空洞と、これに連
なるFe骨格形成過程でガスの抜け道となる微細なピン
ホールとには、メッキ液が浸透し難くてまだら状のNi
被膜が形成され易く、電解液中にFeが溶出して電池性
能を低下させるので好ましくない。具体的には、充放電
特性や寿命特性に悪影響を与える。従って本発明は、確
実にFeの溶出を防止し、活物質−骨格間及び活物質間
の導電性劣化を防ぐ手段を提供する。
の樹脂芯体が還元雰囲気中で炭化した空洞と、これに連
なるFe骨格形成過程でガスの抜け道となる微細なピン
ホールとには、メッキ液が浸透し難くてまだら状のNi
被膜が形成され易く、電解液中にFeが溶出して電池性
能を低下させるので好ましくない。具体的には、充放電
特性や寿命特性に悪影響を与える。従って本発明は、確
実にFeの溶出を防止し、活物質−骨格間及び活物質間
の導電性劣化を防ぐ手段を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】電池用電極基板は、金属
多孔体を形成する骨格がFeを主体とする金属から成
り、前記骨格の表面にCo被膜がメッキされ、好ましく
は骨格とCo被膜の間に、Ni被膜を全面若しくは一部
に介在させて、骨格間に形成される連通孔に活物質を充
填する。
多孔体を形成する骨格がFeを主体とする金属から成
り、前記骨格の表面にCo被膜がメッキされ、好ましく
は骨格とCo被膜の間に、Ni被膜を全面若しくは一部
に介在させて、骨格間に形成される連通孔に活物質を充
填する。
【0010】電池用電極基板の製造方法は、樹脂から成
る多孔体に、Fe又はFe酸化物の粉末をバインダー樹
脂及び水若しくは有機溶剤等の希釈剤にて混練したスラ
リーを塗布して乾燥した後、還元雰囲気中で熱処理を行
い有機樹脂成分を除去すると共にFeの焼結を成してF
e金属多孔体を形成し、そのFe金属骨格表面にCo被
膜をメッキし、好ましくはFe金属骨格表面にあらかじ
めNi被膜をメッキした後、その上にCo被膜をメッキ
して、骨格間に形成される連通孔に活物質を充填する。
る多孔体に、Fe又はFe酸化物の粉末をバインダー樹
脂及び水若しくは有機溶剤等の希釈剤にて混練したスラ
リーを塗布して乾燥した後、還元雰囲気中で熱処理を行
い有機樹脂成分を除去すると共にFeの焼結を成してF
e金属多孔体を形成し、そのFe金属骨格表面にCo被
膜をメッキし、好ましくはFe金属骨格表面にあらかじ
めNi被膜をメッキした後、その上にCo被膜をメッキ
して、骨格間に形成される連通孔に活物質を充填する。
【0011】
【発明の実施の形態】シート状の金属多孔体の製造方法
としては、多孔体の樹脂から成る不織布またはウレタン
フォーム等の樹脂芯体を導電性のカーボン等で被覆し、
これに電気メッキによって所定の金属を所望の機械的強
度に至る程度に電着させた後、熱処理にて有機樹脂分を
焼却除去してもよい。
としては、多孔体の樹脂から成る不織布またはウレタン
フォーム等の樹脂芯体を導電性のカーボン等で被覆し、
これに電気メッキによって所定の金属を所望の機械的強
度に至る程度に電着させた後、熱処理にて有機樹脂分を
焼却除去してもよい。
【0012】更に安価な製造方法として本発明が利用す
る、平均粒径が20μm以下の安価な酸化鉄粉末と、バ
インダー樹脂及び水もしくは有機溶剤等の希釈剤を混練
することでスラリーを作り、多孔体の樹脂から成る不織
布またはウレタンフォーム等の樹脂芯体に該スラリーを
塗着した後乾燥させ、950〜1350℃の還元雰囲気
で熱処理を行い、有機樹脂分を除去すると同時にFeの
焼結を行ってFeの多孔体を形成する方法もある。
る、平均粒径が20μm以下の安価な酸化鉄粉末と、バ
インダー樹脂及び水もしくは有機溶剤等の希釈剤を混練
することでスラリーを作り、多孔体の樹脂から成る不織
布またはウレタンフォーム等の樹脂芯体に該スラリーを
塗着した後乾燥させ、950〜1350℃の還元雰囲気
で熱処理を行い、有機樹脂分を除去すると同時にFeの
焼結を行ってFeの多孔体を形成する方法もある。
【0013】図5に、酸化鉄粉末を主体に焼結によって
得られた金属多孔体100の外観イメージを示す。この
金属多孔体100は3次元網目構造を成し、Fe骨格1
01の太さが5〜100μmで、孔径が150〜500
μmの気孔率90%以上の連通孔106を有している。
電池用電極基板に利用するには、仮にNi−カドミウム
電池、Ni−水素電池であれば、一方の金属多孔体10
0の連通孔106に活物質である水酸化ニッケルを充填
して陽極とし、他方の金属多孔体100の連通孔106
に活物質であるMmNi(ミッシュメタルニッケル)系
水素吸蔵合金を充填して陰極とすればよい。
得られた金属多孔体100の外観イメージを示す。この
金属多孔体100は3次元網目構造を成し、Fe骨格1
01の太さが5〜100μmで、孔径が150〜500
μmの気孔率90%以上の連通孔106を有している。
電池用電極基板に利用するには、仮にNi−カドミウム
電池、Ni−水素電池であれば、一方の金属多孔体10
0の連通孔106に活物質である水酸化ニッケルを充填
して陽極とし、他方の金属多孔体100の連通孔106
に活物質であるMmNi(ミッシュメタルニッケル)系
水素吸蔵合金を充填して陰極とすればよい。
【0014】ただし生地のFe骨格101のままでは、
電解溶液中にFeが溶出し電池性能が低下するので好ま
しくない。図6に、金属多孔体100の一部を顕微鏡視
野に拡大した外観図を示す。Fe骨格101の切断面を
見ると、内部に樹脂芯体が還元雰囲気中で炭化した空洞
102が存在し、表面には酸化鉄粉末が焼結される過程
で酸素(ガス)の抜け道となる微細なピンホール103
がある。大半のピンホール103は空洞102に連通し
ている。
電解溶液中にFeが溶出し電池性能が低下するので好ま
しくない。図6に、金属多孔体100の一部を顕微鏡視
野に拡大した外観図を示す。Fe骨格101の切断面を
見ると、内部に樹脂芯体が還元雰囲気中で炭化した空洞
102が存在し、表面には酸化鉄粉末が焼結される過程
で酸素(ガス)の抜け道となる微細なピンホール103
がある。大半のピンホール103は空洞102に連通し
ている。
【0015】特開平9−231983号公報の技術は、
これ等ピンホール103も含めて電気メッキにより、N
i被膜を形成しFeの溶出を防止したものである。図7
に、従来技術の金属多孔体200の外観イメージを示
す。Ni被膜104にて、ピンホール103を完全にカ
バーするためには電流密度を上げ、厚いNi被膜104
を電着させる必要があり経済的ではない。又、空洞10
2やピンホール103部分には、メッキ液が浸透し難く
てまだら状のNi被膜104となり易い。
これ等ピンホール103も含めて電気メッキにより、N
i被膜を形成しFeの溶出を防止したものである。図7
に、従来技術の金属多孔体200の外観イメージを示
す。Ni被膜104にて、ピンホール103を完全にカ
バーするためには電流密度を上げ、厚いNi被膜104
を電着させる必要があり経済的ではない。又、空洞10
2やピンホール103部分には、メッキ液が浸透し難く
てまだら状のNi被膜104となり易い。
【0016】図1に、本発明の第1実施例である電気メ
ッキにより、Co被膜5を形成しFeの溶出を防止した
金属多孔体10の外観イメージを示す。この単層のCo
被膜5は、Ni被膜104より薄くてもFeの溶出防止
効果がある。Co被膜5の形成過程では、骨格1内部の
空洞2部分にもピンホール103からメッキ液が侵入し
部分的にCoが電着する。これを電池用電極基板50と
して利用するためには、シート状の骨格1の一部を破断
し連通孔6部分を顕微鏡視野に拡大した図2に示すよう
に、連通孔6部分に活物質7を充填すればよい。
ッキにより、Co被膜5を形成しFeの溶出を防止した
金属多孔体10の外観イメージを示す。この単層のCo
被膜5は、Ni被膜104より薄くてもFeの溶出防止
効果がある。Co被膜5の形成過程では、骨格1内部の
空洞2部分にもピンホール103からメッキ液が侵入し
部分的にCoが電着する。これを電池用電極基板50と
して利用するためには、シート状の骨格1の一部を破断
し連通孔6部分を顕微鏡視野に拡大した図2に示すよう
に、連通孔6部分に活物質7を充填すればよい。
【0017】つまり、図1の金属多孔体10を電池用電
極基板50として電解液中に浸せば、Co被膜の一部が
電解液である強アルカリ液中に溶出し、Coメッキ工程
で充分にメッキ液の侵入しなかったFeの露出しやすい
微細なピンホール103部分にも導電性のあるCo化合
物として沈着してFeの溶出を抑える。
極基板50として電解液中に浸せば、Co被膜の一部が
電解液である強アルカリ液中に溶出し、Coメッキ工程
で充分にメッキ液の侵入しなかったFeの露出しやすい
微細なピンホール103部分にも導電性のあるCo化合
物として沈着してFeの溶出を抑える。
【0018】さらには、骨格1の表面にCoメッキを施
すことにより初期充放電で導電性のあるCo化合物を生
成させるので、生地のFeの骨格1が、電解液である強
アルカリ液中においては不動態であって活物質と接触し
ても集電力が微弱であるところ、Feの露出している骨
格1と活物質との間にも所謂導電性ネットワークが形成
され、活物質の利用効率が向上する。さらには、骨格1
表面に良好な導電性のあるCo被膜が形成またはCo化
合物が沈着しているので、短絡時のFeの溶出による影
響を受けにくい。
すことにより初期充放電で導電性のあるCo化合物を生
成させるので、生地のFeの骨格1が、電解液である強
アルカリ液中においては不動態であって活物質と接触し
ても集電力が微弱であるところ、Feの露出している骨
格1と活物質との間にも所謂導電性ネットワークが形成
され、活物質の利用効率が向上する。さらには、骨格1
表面に良好な導電性のあるCo被膜が形成またはCo化
合物が沈着しているので、短絡時のFeの溶出による影
響を受けにくい。
【0019】図3に、本発明の第2実施例である電気メ
ッキにより、Ni被膜104を形成した後、Co被膜5
を形成しFeの溶出を防止した金属多孔体20の外観イ
メージを示す。これを図2に示したように、電池用電極
基板50として利用するには、連通孔6部分に活物質7
を充填すればよい。この第2実施例は、長尺のシート状
に作成されたNi被膜104単層の金属多孔体100を
電池用電極基板50として加工する際に、その破断面か
らFeが露出するので、後工程のCoメッキにて破断面
にCo被膜を形成することもできる。
ッキにより、Ni被膜104を形成した後、Co被膜5
を形成しFeの溶出を防止した金属多孔体20の外観イ
メージを示す。これを図2に示したように、電池用電極
基板50として利用するには、連通孔6部分に活物質7
を充填すればよい。この第2実施例は、長尺のシート状
に作成されたNi被膜104単層の金属多孔体100を
電池用電極基板50として加工する際に、その破断面か
らFeが露出するので、後工程のCoメッキにて破断面
にCo被膜を形成することもできる。
【0020】従来技術のNi被膜104単層では、必ず
しもピンホール103にメッキ液が充分に侵入するとは
限らずFeが露出している部分や電池用電極基板50と
して加工する際の破断面のFe露出部分が存在するのに
対し、第2実施例では、電池用電極基板50として電解
液中に浸せば、Co被膜の一部が電解液である強アルカ
リ液中に溶出し、Niメッキ工程で充分にメッキ液の侵
入しなかったFeの露出しやすい微細なピンホール10
3部分にも導電性のあるCo化合物として沈着してFe
の溶出を抑える。
しもピンホール103にメッキ液が充分に侵入するとは
限らずFeが露出している部分や電池用電極基板50と
して加工する際の破断面のFe露出部分が存在するのに
対し、第2実施例では、電池用電極基板50として電解
液中に浸せば、Co被膜の一部が電解液である強アルカ
リ液中に溶出し、Niメッキ工程で充分にメッキ液の侵
入しなかったFeの露出しやすい微細なピンホール10
3部分にも導電性のあるCo化合物として沈着してFe
の溶出を抑える。
【0021】Ni被膜104単層のみで、電池性能を損
なわない程度にFeの溶出を抑えるのには、Ni被膜は
最低0.8μm必要であるのに対し、Ni/Co複層の
被膜では、Ni被膜を0.5μmに抑えCo被膜を0.
1μm近傍にメッキすれば同等の効果があり、高価なN
i量を減少させることができる。
なわない程度にFeの溶出を抑えるのには、Ni被膜は
最低0.8μm必要であるのに対し、Ni/Co複層の
被膜では、Ni被膜を0.5μmに抑えCo被膜を0.
1μm近傍にメッキすれば同等の効果があり、高価なN
i量を減少させることができる。
【0022】次に、金属多孔体を用いた各種の電池用電
極基板50を実体の電池に採用して、電池性能を評価し
た結果につき説明する。
極基板50を実体の電池に採用して、電池性能を評価し
た結果につき説明する。
【0023】本発明の金属多孔体の製造方法は、平均粒
径が20μm以下の安価な酸化鉄粉末と、バインダー樹
脂及び水もしくは有機溶剤等の希釈剤を混練することで
スラリーを作り、該スラリー中に厚さ3.0mmで1イ
ンチ平方当たりの空孔数が40個のポリウレタンフォー
ムを含浸する。その後、過剰塗着スラリーを絞りロール
にて除去して乾燥し、1200℃の還元雰囲気中で熱処
理を行い有機樹脂成分を焼却すると同時にFeを焼結す
ると、ポリウレタンフォームの一辺は約70%に収縮
し、厚さ2.0mmで1インチ平方当たりの空孔数が5
5個のFe金属多孔体が形成される。
径が20μm以下の安価な酸化鉄粉末と、バインダー樹
脂及び水もしくは有機溶剤等の希釈剤を混練することで
スラリーを作り、該スラリー中に厚さ3.0mmで1イ
ンチ平方当たりの空孔数が40個のポリウレタンフォー
ムを含浸する。その後、過剰塗着スラリーを絞りロール
にて除去して乾燥し、1200℃の還元雰囲気中で熱処
理を行い有機樹脂成分を焼却すると同時にFeを焼結す
ると、ポリウレタンフォームの一辺は約70%に収縮
し、厚さ2.0mmで1インチ平方当たりの空孔数が5
5個のFe金属多孔体が形成される。
【0024】この様にして製造した金属多孔体を電池用
電極基板として用いる際に、比較例Aは、生地のFe金
属多孔体とし、比較例Bは、電気Niメッキ浴液中で電
流密度10A/dm2のNiメッキを施し、厚さ0.5
μmのNi被膜を形成した。比較例Cは、電気Niメッ
キ浴液中で電流密度16A/dm2のNiメッキを施
し、厚さ0.8μmのNi被膜を形成した。
電極基板として用いる際に、比較例Aは、生地のFe金
属多孔体とし、比較例Bは、電気Niメッキ浴液中で電
流密度10A/dm2のNiメッキを施し、厚さ0.5
μmのNi被膜を形成した。比較例Cは、電気Niメッ
キ浴液中で電流密度16A/dm2のNiメッキを施
し、厚さ0.8μmのNi被膜を形成した。
【0025】実施例Aは、電気Coメッキ浴液中で電流
密度10A/dm2のCoメッキを施し、厚さ0.5μ
mのCo被膜を形成した。実施例Bは、電気Niメッキ
浴液中で電流密度10A/dm2のNiメッキを施し、
厚さ0.5μmのNi被膜を形成した後、電気Coメッ
キ浴液中で電流密度10A/dm2のCoメッキを施
し、厚さ0.5μmのCo被膜を形成した。
密度10A/dm2のCoメッキを施し、厚さ0.5μ
mのCo被膜を形成した。実施例Bは、電気Niメッキ
浴液中で電流密度10A/dm2のNiメッキを施し、
厚さ0.5μmのNi被膜を形成した後、電気Coメッ
キ浴液中で電流密度10A/dm2のCoメッキを施
し、厚さ0.5μmのCo被膜を形成した。
【0026】次に、これ等の電池用電極基板を用いて、
実体としての図4に示すNi−水素電池300を製作し
た。図4において301は、電池用電極基板50に水酸
化ニッケルを主成分とする活物質を充填して表面を均
し、120℃で1時間乾燥したものを1トン/cm2で
加圧して厚さ0.7mmのシートに成し、縦長さ35m
m、横幅75mmに裁断した陽極である。302は、電
池用電極基板50にMmNi(ミッシュメタルニッケ
ル)系水素吸蔵合金を主成分とする活物質を充填した陰
極である。
実体としての図4に示すNi−水素電池300を製作し
た。図4において301は、電池用電極基板50に水酸
化ニッケルを主成分とする活物質を充填して表面を均
し、120℃で1時間乾燥したものを1トン/cm2で
加圧して厚さ0.7mmのシートに成し、縦長さ35m
m、横幅75mmに裁断した陽極である。302は、電
池用電極基板50にMmNi(ミッシュメタルニッケ
ル)系水素吸蔵合金を主成分とする活物質を充填した陰
極である。
【0027】両極の間に親水処理を施したポリプロピレ
ン不織布から成るセパレータ303を介して、渦巻き状
に巻いて極板群を構成した。これを電槽(陰極端子)3
05に収納し、比重1.3の苛性カリウム水溶液に30
g/lの水酸化リチウムの強アルカリの電解液を注入し
て、封口板306により電槽305を密閉した。封口板
306の上に陽極301と連絡する陽極端子304を配
置した。
ン不織布から成るセパレータ303を介して、渦巻き状
に巻いて極板群を構成した。これを電槽(陰極端子)3
05に収納し、比重1.3の苛性カリウム水溶液に30
g/lの水酸化リチウムの強アルカリの電解液を注入し
て、封口板306により電槽305を密閉した。封口板
306の上に陽極301と連絡する陽極端子304を配
置した。
【0028】このようにして用意したNi−水素電池3
00に対し、放電電流65mA及び1000mAにおけ
る放電電圧(V)と放電容量(mAh)、また寿命試験
として65mAの放電を500サイクル負荷した後の容
量維持率を評価した結果を表1に示す。
00に対し、放電電流65mA及び1000mAにおけ
る放電電圧(V)と放電容量(mAh)、また寿命試験
として65mAの放電を500サイクル負荷した後の容
量維持率を評価した結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】表1の結果を考察すると、比較例Aは、明
らかに生地の骨格1からFeが溶出するため放電容量並
びに容量維持率共に低い。比較例Bも充分ではない。入
念にNi被膜を形成した比較例Cに至り許容範囲の性能
が維持されている。実施例A、B共に、骨格1表面に良
好な導電性のあるCo被膜が形成またはCo化合物が沈
着し、導電性のあるCo化合物が骨格1と活物質7や活
物質7と活物質7との間に介在し、活物質7の利用効率
の向上しているのが窺える。
らかに生地の骨格1からFeが溶出するため放電容量並
びに容量維持率共に低い。比較例Bも充分ではない。入
念にNi被膜を形成した比較例Cに至り許容範囲の性能
が維持されている。実施例A、B共に、骨格1表面に良
好な導電性のあるCo被膜が形成またはCo化合物が沈
着し、導電性のあるCo化合物が骨格1と活物質7や活
物質7と活物質7との間に介在し、活物質7の利用効率
の向上しているのが窺える。
【0031】次に、骨格1表面の単層のCo被膜の厚さ
を段階的に変化させて、第1実施例の寿命試験における
65mAの放電を500サイクル負荷した後の容量維持
率を評価した結果を表2に示す。
を段階的に変化させて、第1実施例の寿命試験における
65mAの放電を500サイクル負荷した後の容量維持
率を評価した結果を表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】表2によれば、実施例CのCo被膜の厚さ
が0.01μmであっても効果が現れ、実施例DのCo
被膜の厚さが0.1μmになれば、当面の容量維持率の
合格ラインである90%以上を有する比較例Cと同等の
性能の得られることが判る。さらに、第2実施例の効果
を検証するために、比較例Aの電池用電極基板にNi被
膜を0.2μm並びに0.5μm形成し、その上にCo
被膜を段階的に変化させて、寿命試験である65mAの
放電を500サイクル負荷した後に容量維持率を評価し
た結果を表3に示す。
が0.01μmであっても効果が現れ、実施例DのCo
被膜の厚さが0.1μmになれば、当面の容量維持率の
合格ラインである90%以上を有する比較例Cと同等の
性能の得られることが判る。さらに、第2実施例の効果
を検証するために、比較例Aの電池用電極基板にNi被
膜を0.2μm並びに0.5μm形成し、その上にCo
被膜を段階的に変化させて、寿命試験である65mAの
放電を500サイクル負荷した後に容量維持率を評価し
た結果を表3に示す。
【0034】
【表3】
【0035】表3によれば、比較例Dと実施例Gは、共
にNi被膜が0.2μmと薄くても微量のCo被膜の存
在する実施例Gの方が大幅に電池性能の改善されている
ことが判る。さらに、Ni被膜を2.5倍に増加した比
較例Bであっても実施例Gより電池性能が劣る。しか
し、Co被膜の存在する実施例B、実施例G乃至Kは明
らかに電池性能が向上している。
にNi被膜が0.2μmと薄くても微量のCo被膜の存
在する実施例Gの方が大幅に電池性能の改善されている
ことが判る。さらに、Ni被膜を2.5倍に増加した比
較例Bであっても実施例Gより電池性能が劣る。しか
し、Co被膜の存在する実施例B、実施例G乃至Kは明
らかに電池性能が向上している。
【0036】
【発明の効果】骨格がFeを主体とする金属から成る金
属多孔体に、電気メッキによる単層のCo被膜もしくは
あらかじめNi被膜を形成した後Co被膜を形成した金
属極板を、電池用電極基板として電解液中に浸せば、単
層のCo被膜の一部が電解液である強アルカリ液中に溶
出し、Coメッキ工程で充分にメッキ液の侵入しなかっ
たFeの露出しやすい金属多孔体の骨格に存在する微細
なピンホール部分にも導電性のあるCo化合物として沈
着してFeの溶出を抑えるので、電池性能を向上させる
ことができる。
属多孔体に、電気メッキによる単層のCo被膜もしくは
あらかじめNi被膜を形成した後Co被膜を形成した金
属極板を、電池用電極基板として電解液中に浸せば、単
層のCo被膜の一部が電解液である強アルカリ液中に溶
出し、Coメッキ工程で充分にメッキ液の侵入しなかっ
たFeの露出しやすい金属多孔体の骨格に存在する微細
なピンホール部分にも導電性のあるCo化合物として沈
着してFeの溶出を抑えるので、電池性能を向上させる
ことができる。
【0037】また、NiとCoの複合被膜が金属多孔体
の骨格に存在する場合は、 Co被膜の一部が電解液で
ある強アルカリ液中に溶出し、Niメッキ工程で充分に
メッキ液の侵入しなかったFeの露出しやすい金属多孔
体の骨格に存在する微細なピンホール部分にも導電性の
あるCo化合物として沈着してFeの溶出を抑えるの
で、電池性能を向上させることができる。
の骨格に存在する場合は、 Co被膜の一部が電解液で
ある強アルカリ液中に溶出し、Niメッキ工程で充分に
メッキ液の侵入しなかったFeの露出しやすい金属多孔
体の骨格に存在する微細なピンホール部分にも導電性の
あるCo化合物として沈着してFeの溶出を抑えるの
で、電池性能を向上させることができる。
【図1】本発明の第1実施例の金属多孔体の外観図であ
る。
る。
【図2】本発明の顕微鏡視野に拡大した電池用電極基板
の破断面である。
の破断面である。
【図3】本発明の第2実施例の金属多孔体の外観図であ
る。
る。
【図4】本発明の電池用電極基板を利用したNi−水素
電池の構成図である。
電池の構成図である。
【図5】本発明の利用する金属多孔体の外観図である。
【図6】本発明の利用する金属多孔体の顕微鏡視野に拡
大した外観図である。
大した外観図である。
【図7】従来技術の金属多孔体の外観図である。
1:骨格 2:空洞 103:ピンホール 104:Ni被膜 5:Co被膜 6:連通孔 7:活物質 10、20:金属多孔体 50:電池用電極基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 正策 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 Fターム(参考) 4K018 AA24 AD09 BA13 BA14 CA33 DA03 DA12 DA31 FA50 HA08 KA38 5H017 AA02 AA03 BB04 BB08 BB09 BB12 BB14 BB16 BB17 CC25 CC27 DD05 DD08 EE04
Claims (4)
- 【請求項1】 金属多孔体を形成する骨格がFeを主体
とする金属から成り、前記骨格の表面にCo被膜がメッ
キされて、骨格間に形成される連通孔に活物質を充填し
たことを特徴とする電池用電極基板。 - 【請求項2】 前記骨格とCo被膜の間に、Ni被膜が
全面若しくは一部に介在する請求項1に記載の電池用電
極基板。 - 【請求項3】 樹脂から成る多孔体に、Fe又はFe酸
化物の粉末をバインダー樹脂及び水若しくは有機溶剤等
の希釈剤にて混練したスラリーを塗布して乾燥した後、
還元雰囲気中で熱処理を行い有機樹脂成分を除去すると
共にFeの焼結を成してFe金属多孔体を形成し、前記
Fe金属骨格表面にCo被膜をメッキして、骨格間に形
成される連通孔に活物質を充填したことを特徴とする電
池用電極基板の製造方法。 - 【請求項4】 前記Fe金属骨格の表面にあらかじめN
i被膜をメッキした後、その上にCo被膜をメッキする
請求項3に記載の電池用電極基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11008750A JP2000208150A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | 電池用電極基板と製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11008750A JP2000208150A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | 電池用電極基板と製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000208150A true JP2000208150A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11701616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11008750A Pending JP2000208150A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | 電池用電極基板と製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000208150A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013061760A1 (ja) * | 2011-10-24 | 2013-05-02 | 住友電気工業株式会社 | 電極材料およびそれを用いた電池、非水電解質電池、キャパシタ |
-
1999
- 1999-01-18 JP JP11008750A patent/JP2000208150A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013061760A1 (ja) * | 2011-10-24 | 2013-05-02 | 住友電気工業株式会社 | 電極材料およびそれを用いた電池、非水電解質電池、キャパシタ |
CN103907228A (zh) * | 2011-10-24 | 2014-07-02 | 住友电气工业株式会社 | 电极材料、以及均包括该材料的电池、非水电解质电池和电容器 |
US9553300B2 (en) | 2011-10-24 | 2017-01-24 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Electrode material; and battery, nonaqueous-electrolyte battery, and capacitor all incorporating the material |
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