JP2000208126A - 電池用セパレ―タおよびその製造方法 - Google Patents

電池用セパレ―タおよびその製造方法

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JP2000208126A JP11005614A JP561499A JP2000208126A JP 2000208126 A JP2000208126 A JP 2000208126A JP 11005614 A JP11005614 A JP 11005614A JP 561499 A JP561499 A JP 561499A JP 2000208126 A JP2000208126 A JP 2000208126A
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睦子 山口
Kazunari Yamamoto
一成 山本
Shigeru Fujita
茂 藤田
Toshisuke Nomi
俊祐 能見
Tomoaki Ichikawa
智昭 市川
Yutaka Kishii
豊 岸井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の通電時には優れた電池特性を発揮し、
高温下において電極間の接触を防止することが可能な電
池用セパレータを提供する。 【解決手段】 多孔質フィルム形成用樹脂と、溶媒と、
前記両者の混練時の温度では溶融せず前記混練による剪
断力で繊維化する樹脂とを溶融混練し、この混練物をフ
ィルム状に成形した後多孔質化して電池用セパレータを
製造する。前記剪断力で繊維化する樹脂としては、ポリ
テトラフルオロエチレン粉末または易フィブリル性ポリ
ビニルアルコール繊維が使用でき、その配合割合は、多
孔質フィルム形成用樹脂および溶媒の合計に対し1〜5
0重量%の範囲である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池用セパレータ
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話やノートブック型パソコンの普
及などに代表される近年の電子機器のコードレス化に伴
い、これに用いる電池の高容量化が進んでいる。また、
環境問題に対応すべく電気自動車の開発が進められる
中、軽量かつ高起電力、高エネルギーが得られ、しかも
自己放電の少ないリチウム電池が、電気自動車用電池と
して期待されている。その一方、このような電池の高容
量化や大型化などに伴い、短絡などの異常時における安
全性の向上も要求されている。
【0003】リチウム電池等の非水系電解液電池では、
電極間の短絡を防止するための電池用セパレータとし
て、イオン透過のための多数の微細孔が形成された多孔
質フィルムが使用されている。前記多孔質フィルムとし
ては、樹脂製のものが使用されるのが一般的であり、例
えば、ポリエチレン多孔質フィルムやポリプロピレン多
孔質フィルムがあり、これらは単独で使用されたり、2
層以上積層して使用されたりする。例えば、ポリエチレ
ン多孔質フィルムを電池用セパレータとして用いた場
合、約130〜150℃の範囲で前記フィルムの溶融が
始まり、この結果孔が閉塞し電極間の電流(イオン透
過)が遮断され、電池反応が停止する。
【0004】しかしながら、従来の樹脂多孔質フィルム
は、電池内部温度が急激に上昇した場合、孔の閉塞が不
十分となり、電池内部の温度が上昇し続けるおそれがあ
る。温度上昇が続けば、前記多孔質フィルムが溶融し、
これが電池内部圧力の上昇により流動して電極活物質の
凹凸間の隙間に浸透したり、延伸などの応力の残留によ
り収縮することにより、電極間の遮断が不十分になるお
それがある。このため、電池用セパレータに対し耐熱性
の向上が求められており、従来から様々な検討がされて
いる。
【0005】例えば、ポリオレフィン多孔質フィルムに
耐熱性樹脂層を積層する方法(例えば、特開平6−84
522号公報)、架橋により溶融粘度を向上させて電池
用セパレータの溶融後の流動を抑制する方法(例えば、
特開平10−7831号公報)、多孔質フィルムの製造
において延伸などの固相変形を施さないことによって溶
融後の収縮の原因となる残留応力を抑え高温でのフィル
ム形状を維持させる方法(例えば、特開平5−3109
89号公報)等が検討されている。
【0006】しかしながら、前記耐熱性樹脂を積層する
方法は、電池用セパレータの製造工程が複雑化し、また
通常の温度条件下でのフィルム抵抗が高くなりイオン透
過性が低下するなどの電池機能の低下が生じるという問
題がある。さらに、この方法では、電池用セパレータが
厚くなるという問題もある。前記架橋により溶融粘度を
向上させる方法では、通常、電子線架橋や化学架橋が採
用されるが、これらの工程は電池用セパレータの製造工
程を複雑にする。また、電子線架橋では、効率よく架橋
させるために高エネルギーを照射する必要があるが、こ
れにより電池用セパレータが劣化するおそれがある。ま
た、前記延伸をせずに残存応力を少なくする方法では、
高強度の多孔質フィルムが得られず、通常の温度条件下
での物性値が満足できないおそれがある。
【0007】一方、前述の方法の他に、多孔質フィルム
が高温下で溶融しても、電極間が接触しないように、無
機微粉体のような粒子充填剤を多孔質フィルムに含有さ
せることが提案されている(例えば、特開平10−50
287号公報)。しかしながら、粒子充填剤を配合した
樹脂をフィルム状に成形し、これを延伸により多孔質化
する場合、延伸時に前記粒子とフィルムを形成する樹脂
との界面で剥離が生じやすく、これにより粗大な孔が形
成され、微細かつ均質な多孔構造が形成され難い。ま
た、この粒子充填剤を含有する多孔質フィルムを電池用
セパレータに使用した場合、電池内において、前記粒子
充填剤が、電解液中に流出したり、電池用セパレータの
目詰まりをおこしたりして電池機能が低下するおそれも
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、通常の通電時には優れた電池特性を発揮し、高温下
においても電極間の接触を防止することが可能な電池用
セパレータおよびその製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の電池用セパレータは、樹脂多孔質フィルム
を用いた電池セパレータであって、前記多孔質フィルム
の多孔構造が、3次元に広がる編目状の多孔構造であ
り、前記多孔質フィルムが樹脂繊維を含有し、この樹脂
繊維の繊維形状が維持されなくなる温度が前記多孔質フ
ィルムの溶融開始温度よりも高いという構成を有する。
【0010】このように、本発明の電池用セパレータ
は、3次元に広がる編目状の多孔構造を有する樹脂多孔
質フィルムを使用することにより、通常の通電時におい
て優れた電池特性を発揮し、前記多孔質フィルムが前記
特殊な樹脂繊維を含有することにより、高温下において
も電極間の接触を防止することが可能となる。すなわ
ち、前記多孔質フィルムが加熱により溶融して流動した
場合であっても、前記樹脂繊維がその繊維形状を維持す
るため、電極間にそのまま存在し、これにより電極相互
の接触が防止される。また、この樹脂繊維は、通常の使
用時において、電池用セパレータから流出することはな
い。さらに、この樹脂繊維を含有する多孔質フィルム
は、微細で均一な多孔構造を有することが可能であり、
機械的強度の点でも問題がない。
【0011】なお、本発明において、繊維形状を維持す
るとは、当初の繊維形状が維持される必要はなく、実質
的に繊維形状が維持され電極相互の接触が防止されるこ
とを意味する。また、前記樹脂繊維の繊維形状が維持さ
れなくなる温度が前記多孔質フィルムの溶融開始温度よ
りも高いということは、一般に前記樹脂繊維の融点が前
記多孔質フィルムの融点より高いことを意味するが、本
発明ではこれに限定されず、前記樹脂繊維の融点を超え
てもなお繊維形状が維持されることがある。例えば、前
記樹脂繊維を形成する樹脂の溶融粘度が高かったり、前
記樹脂繊維が架橋されていれば、その融点以上の温度で
あっても繊維形状が維持される場合がある。
【0012】本発明において、前記多孔質フィルムが、
3次元に広がる編目状の多孔構造であることは、電子顕
微鏡等による観察で確認できる。また、前記樹脂繊維の
繊維形状が維持されなくなる温度が前記多孔質フィルム
の溶融開始温度よりも高いことは、通常の方法で確認で
きる。例えば、その融点以上の温度で加熱処理した前記
多孔質フィルムを電子顕微鏡等で観察し、その内部に繊
維形状の樹脂の存在を確認すればよい。また、本発明に
かかる多孔質フィルムにおいて、前記樹脂繊維は、前記
多孔質フィルムを形成する樹脂と融着等せず独立して存
在している。
【0013】本発明の電池用セパレータにおいて、前記
樹脂繊維の繊維形状が維持されなくなる温度と、前記多
孔質フィルムの溶融開始温度との温度差は、大きいほど
よく、30℃以上が好ましい。
【0014】本発明の電池用セパレータにおいて、前記
多孔質フィルムの孔の平均孔径が、0.1μm以下であ
ることが好ましい。このような孔径を有する多孔質フィ
ルムは、リチウム電池等の非水電解液電池の電池用セパ
レータとして好ましく使用できるからである。
【0015】本発明の電池用セパレータにおいて、樹脂
繊維が、平均直径0.02〜5μmの樹脂繊維であるこ
とが好ましい。このような樹脂繊維を含有すれば、多孔
質フィルムが溶融しても、さらに有効に電極相互の接触
を防止することができる。
【0016】本発明の電池用セパレータにおいて、多孔
質フィルムにおける樹脂繊維の含有率は3〜80重量%
の範囲が好ましい。
【0017】本発明の電池用セパレータにおいて、多孔
質フィルムを形成する樹脂は、ポリオレフィンが好まし
く、特に好ましくは、重量平均分子量が50万以上の超
高分子量ポリエチレンを5重量%以上含有するポリオレ
フィンである。このようなポリオレフィンを使用すれ
ば、電池用セパレータの機械的強度が高くなるからであ
る。なお、本発明において、前記ポリオレフィンは、そ
れ以外の成分を含む組成物であってもよい。
【0018】本発明の電池用セパレータにおいて、前記
樹脂繊維を形成する樹脂は、ポリテトラフルオロエチレ
ン(PTFE)およびポリビニルアルコール(PVA)
の少なくとも一つであることが好ましい。このような樹
脂繊維を含有すれば、多孔質フィルムが溶融しても、さ
らに有効に電極相互の接触を防止することができる。
【0019】つぎに、本発明の電池用セパレータの製造
方法は、多孔質フィルム形成用樹脂と、溶媒と、前記両
者の混練時の温度では溶融せず前記混練による剪断力で
繊維化する樹脂とを溶融混練し、この混練物をフィルム
状に成形した後多孔質化するという方法である。この方
法により前記本発明の電池用セパレータを製造すること
ができる。
【0020】本発明の製造方法において、前記剪断力で
繊維化する樹脂の配合割合は、前記多孔質フィルム形成
用樹脂および前記溶媒の合計に対し1〜50重量%の範
囲がこのましい。
【0021】本発明の製造方法において、前記混練物を
フィルム状に成形した後、または前記混練物をフィルム
状に成形する過程において、前記混練物またはこのフィ
ルム状成形物を冷却体に接触させる冷却工程を有し、前
記冷却体の温度が、前記混練物の固化温度より20℃以
上低い温度であることが好ましい。このような急冷工程
を有することにより、得られる多孔質フィルムの多孔構
造が均一かつ緻密となる。
【0022】前述と同様の理由から、本発明の製造方法
において、多孔質フィルムを形成する樹脂は、ポリオレ
フィンであることが好ましく、特に好ましくは、重量平
均分子量が50万以上の超高分子量ポリエチレンを5重
量%以上含有するポリオレフィンである。また、前記繊
維化する樹脂は、ポリテトラフルオロエチレンおよびポ
リビニルアルコールの少なくとも一つであり、その形態
が粉末状若しくは繊維状であることが好ましい。なお、
繊維化する樹脂が繊維状である場合、この樹脂は、混練
時の剪断力でさらに細かい小繊維となる。
【0023】つぎに、本発明の電池は、その電池用セパ
レータとして本発明の電池用セパレータを用いたもので
ある。前述のように、本発明の電池用セパレータは、優
れた機能を有するため、これを用いた電池は、通常の通
電時においては電池特性に優れ、異常時においては安全
性に優れる。
【0024】
【発明の実施の形態】前記多孔質フィルム形成用樹脂と
しては、前述のようにポリオレフィンが好ましくは、例
えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル
−1−ペンテン、1−ヘキセン等のモノマーを単独重合
したもの(ホモポリマー)または前記モノマーを2種類
以上共重合したもの(コポリマー)、またはこれらのポ
リマーのブレンド物が使用できる。また、これらの樹脂
は結晶性であることが機械的強度の点から好ましい。さ
らに、多孔質フィルムの常温での突刺し強度などの機械
的特性を考慮すると、重量平均分子量が50万以上の超
高分子量ポリエチレンを5重量%以上含有しているポリ
オレフィンが好ましく、特に好ましくは、重量平均分子
量が50万以上の超高分子量ポリエチレンを5重量%以
上含有している前記高密度ポリエチレンである。
【0025】本発明に使用される溶媒は、特に制限され
ず、例えば、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカン、
デカリン、流動パラフィンなどの脂肪族または環式の炭
化水素、あるいは沸点がこれらに対応する鉱油留分等の
ように、前記多孔質フィルム形成用樹脂の溶解性に優れ
た溶媒が好ましく、特に好ましくは、パラフィン油など
の不揮発性溶媒である。
【0026】前記多孔質フィルム形成用樹脂と溶媒との
混合割合は、前記樹脂の種類、溶解性、混練温度または
溶融粘度等により適宜選択されるが、通常、前記樹脂5
〜30重量部に対し前記溶媒が95〜70重量部であ
り、好ましくは前記樹脂8〜20重量部に対し前記溶媒
92〜80重量部である。前記樹脂が、これと前記溶媒
との合計に対し30重量%を超えると、溶解性が不十分
となって混練が不十分となり、得られる多孔質フィルム
の多孔構造に影響を及ぼすおそれがある。
【0027】前記剪断力によって繊維化する樹脂として
は、前述のように、PTFE粉末やPVA繊維等が使用
できる。これらは単独で使用してもよく、また併用して
もよい。また、前記PVA繊維は、易フィブリル化PV
A繊維として市販されており、これを使用してもよい。
【0028】前記剪断力によって繊維化する樹脂の配合
割合は、前記多孔質フィルム形成用樹脂および溶媒の合
計100重量部に対し、通常、1〜50重量部であり、
好ましくは2〜30重量部の範囲である。50重量部を
超えると、前記多孔質フィルム形成用樹脂内での均一分
散が困難となるおそれがあり、1重量部未満では、得ら
れる電池用セパレータの高温条件下で電極相互の接触防
止機能が充分に発揮されないおそれがある。
【0029】なお、本発明にかかる多孔質フィルムは、
前記多孔質フィルム形成用樹脂および剪断力により繊維
化する樹脂の他に、これらの機能を害しない範囲で、そ
の他の成分を含有してもよい。例えば、本発明にかかる
多孔質フィルムは、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定
剤、染料、造核剤、顔料、帯電防止剤など各種添加剤等
を含有することができる。
【0030】つぎに、本発明にかかる多孔質フィルム
は、前記材料を用い、例えば、以下のようにして作製さ
れる。
【0031】まず、前記多孔質フィルム形成用樹脂、溶
媒および剪断力により繊維化する樹脂を、前記所定の割
合で配合し、混練する。混練温度は、通常、前記多孔質
フィルム形成用樹脂を前記溶媒が溶解開始する温度(m
T)からこれより60℃高い温度(mT+60℃)の範
囲(mT〜mT+60℃)であり、好ましくは前記溶解
開始温度(mT)より30〜50℃高い温度範囲(mT
+30℃〜mT+50℃)である。溶解開始温度より6
0℃を超えると、混練時の溶融粘度が過度に低くなり、
充分な剪断力を得ることができず、前記繊維化する樹脂
を充分に繊維とすることができないおそれがある。な
お、混練に使用する混練機において、充分な剪断力を与
えることができない場合も、同様の問題が生じるおそれ
がある。
【0032】前記混練により、繊維化する樹脂が樹脂繊
維となり、多孔質フィルム形成用樹脂と均一に絡み合
う。例えば、平均粒径0.3〜3mmのPTFE粉末を
用いた場合、前記混練によって、平均繊維直径0.02
〜0.2μmのPTFE繊維が生じる。また、平均繊維
直径10〜40μmで繊維長2〜76mmの易フィブリ
ル性PVA繊維を用いた場合、前記混練によって、平均
繊維直径0.05〜1μmのPVA繊維が生じる。
【0033】剪断力を効率よく付与して前記繊維化およ
び絡み合いを充分にするためには、予め、前記多孔質フ
ィルム形成用樹脂の一部および溶媒の一部と、前記繊維
化する樹脂とを予備混練し、この混練物に、残量の前記
多孔質フィルム形成用樹脂と溶媒とを加え、さらに混練
することが好ましい。
【0034】つぎに、得られた混練物を押し出し成形等
により、フィルム状に成形したのちまたはフィルム状に
成形しながら、これを冷却して固化させる。この冷却
は、前述のように、前記混練物またはこのフィルム状成
形物を前記混練物の固化温度より20℃以上低い温度の
冷却体に接触させて急冷することが好ましい。具体的に
は、溶融状態から短時間(好ましくは1分以内)に、得
られたフィルム状成形物等を、室温以下(好ましくは0
℃以下)の冷却体に接触させる。このように急冷する
と、冷却固化の最も遅くなるフィルム断面の中央部に至
るまで、混練時の樹脂繊維の絡み合いを保持しかつ多孔
質フィルム形成用樹脂を理想的に結晶化させることがで
きる。逆に緩慢に冷却すれば、絡み合った樹脂繊維が、
糸毬状になり、得られる多孔質フィルムにおいて、粗大
な孔が形成されて緻密で均一な多孔構造にならないおそ
れがある。
【0035】そして、固化したフィルム状成形物に対
し、延伸による多孔質化処理を行う。この場合、冷却固
化させた後、直ちに延伸するのが好ましい。直ちに延伸
できない場合は、固化したフィルム状成形物を、溶媒の
流動点以下の温度で冷却保存することが好ましい。冷却
固化から延伸までの時間が長いと、前述と同様に、絡み
合っている樹脂繊維が糸毬状になり、この結果、得られ
る多孔質フィルムにおいて、粗大な孔が形成されて緻密
で均一な多孔構造にならないおそれがある。
【0036】延伸温度は、通常、多孔質フィルム形成用
樹脂の融点(示差走査熱量計(DSC)測定におけるオ
ンセット温度)より5℃高い温度以下の温度、好ましく
は前記樹脂の融点より10℃低い温度以下の温度であ
る。また、延伸は、一軸延伸でもよいが二軸延伸が好ま
しい。また、二軸延伸の場合、同時に二軸延伸してもよ
いし、逐次延伸してもよい。延伸率は、延伸前の大きさ
に対し、通常、2〜300%、好ましくは10〜250
%の範囲である。この延伸工程により、多孔質フィルム
が得られる。
【0037】前記多孔質フィルム中には溶媒が含有され
ているため、これを除去することが好ましい。例えば、
前記溶媒を抽出可能でかつ前記多孔質フィルムおよびこ
れに含まれる樹脂繊維を溶解しない溶媒を前記多孔質フ
ィルムに接触させることにより除去する。このような溶
媒としては、例えば、塩化メチレンなどの塩素化炭化水
素、ヘプタンなどの炭化水素、エーテル類、アルコール
類等がある。この溶媒除去工程は、延伸工程の前、途
中、後のいずれの段階でも可能であるが、延伸性を考慮
すると、延伸後に除去することが好ましい。
【0038】また、前記多孔質フィルムは、延伸時の応
力が残存するため、必要に応じてヒートセット処理を施
してもよい。ヒートセット処理は、多孔質フィルムのサ
イズを固定した状態で加熱する処理であり、処理温度と
処理時間は樹脂の種類により、適宜決定される。通常、
処理温度は樹脂融点〜樹脂融点−20℃の範囲であり、
処理時間は5秒〜1時間の範囲である。
【0039】以上の工程を経て得られる多孔質フィルム
は、通常、厚み1〜60μm(好ましくは5〜45μ
m)、BJH法で測定した平均孔径0.03μm以下
(好ましくは0.01〜0.03μm)であり、3次元
に広がる編目状の多孔構造を有する。また、前記多孔質
フィルムは、通常、空孔率35〜65%、通気度100
〜800秒/100ml(好ましくは100〜500秒
/100ml)である。
【0040】このようにして得られる多孔質フィルム
は、通常、そのまま電池用セパレータとして用いられる
が、この多孔質フィルムを複数枚積層したり、またはそ
の他の多孔質フィルム等を積層し、電池用セパレータと
してもよい。
【0041】
【実施例】つぎに、実施例について比較例と併せて説明
する。なお、実施例等の電池用セパレータの各種特性
は、下記に示す方法により測定した。
【0042】(重量平均分子量)ゲル浸透クロマトグラ
フィー(ウォーターズ社製、GPC−150C)によ
り、溶媒としてo−ジクロロベンゼンを用い、135℃
で測定した。なおカラムはShodex−80M(昭和
電工社製)を用い、データ処理にはTRC社製のデータ
処理システムを用いた。また、分子量はポリスチレンを
基準として算出した。
【0043】(厚み)1/10000mmシックネスゲ
ージ及び多孔質フィルム断面の1万倍走査電子顕微鏡写
真から測定した。
【0044】(通気度)JIS P 8117に準じて
測定した。
【0045】(平均孔径および最大孔径)窒素扱脱着方
式の比表面積・細孔分布測定器(島津製作所社製、AS
AP2010)を用い、BJH法で孔径の分布を描き測
定した。
【0046】(耐熱性評価)正負両極間に電池用セパレ
ータを配置し、これらをトルクレンチで均一に面荷重を
負荷した状態(絞め圧力0.5kgfcm)で、200
℃の乾燥機内に放置し、熱電対で前記電池用セパレータ
の温度を測定した。そして、前記電池用セパレータの温
度が190℃に達した時点で、前記乾燥器から室温雰囲
気中に取り出して冷却し、この電池用セパレータについ
て、通電の有無を確認した。そして、下記の表1におい
て、通電しなかったものを○、通電したものを×で示し
た。通電の確認は、電池用セパレータを電極で挟み込み
昇温試験した後、正極、負極にそれぞれテスターを接触
させ、抵抗値を測定した。導通がなければ抵抗は∞であ
り、導通していれば0に近づく。
【0047】(空孔率)電池用セパレータの厚みをt、
重量をw、面積をS、樹脂密度をdとし、下記の式によ
り算出した。 空孔率(%)=(1−w/(S×t×d))×100
【0048】(実施例1)重量平均分子量20万の高密
度ポリエチレン3重量部、流動パラフィン(40℃にお
ける動粘度が59cst)7重量部およびPTFE粉末
(平均粒径:約1μm)4重量部をスラリー状に均一混
合し、この混合物を160℃の温度で小型ニーダーによ
り約60分間予備混練した。他方、重量平均分子量20
0万の超高分子量ポリエチレン10重量部および前記流
動パラフィン80重量部をスラリー状に均一混合し、こ
れを前記予備混練物に加え、前記小型ニーダーを用い、
温度160℃で約40分溶解混練した。その後、この混
練物を、0℃に冷却されたロールまたは金属板に挟み込
み冷却しながらフィルム状に成形した。ついで約115
℃の温度で同時に縦横4×4倍に二軸延伸した。そし
て、塩化メチレンを使用して溶媒を抽出除し、120℃
で10秒間ヒートセットすることにより、厚み30μm
で空孔率66%の多孔質フィルム(電池用セパレータ)
を得た。
【0049】(実施例2)重量平均分子量200万の超
高分子量ポリエチレン3重量部、重量平均分子量20万
の高密度ポリエチレン3重量部、流動パラフィン(40
℃における動粘度が59cst)5重量部および易フィ
ブリル性PVA繊維(クラレ社製、クラロンK−II)
3重量部をスラリー状に均一混合して、160℃の温度
で小型ニーダーを用い約60分間予備混練した。他方、
前記超高分子量ポリエチレン7重量部および前記流動パ
ラフィン82重量部をスラリー状に均一混合し、これを
前記予備混練物に加え、前記小型ニーダーにより温度1
60℃で約40分溶解混練した。その後、この混練物
を、0℃に冷却されたロールまたは金属板に挟み込み冷
却しながらフィルム状に成形した。ついで約115℃の
温度で同時に縦横4×4倍に二軸延伸した。そして、塩
化メチレンを使用して溶媒を抽出除し、120℃で10
秒間ヒートセットすることにより、厚み25μmで空孔
率69%の多孔質フィルム(電池用セパレータ)を得
た。
【0050】(実施例3)重量平均分子量20万の高密
度ポリエチレン10重量部、流動パラフィン(40℃に
おける動粘度が59cst)20重量部および前記PT
FE粉末35重量部をスラリー状に均一混合して、16
0℃の温度で小型ニーダーにより約45分間予備混練し
た。他方、重量平均分子量200万の超高分子量ポリエ
チレン5重量部および前記流動パラフィン65重量部を
スラリー状に均一混合し、これを前記予備混練物に加
え、前記小型ニーダーを用い温度160℃で約50分溶
解混練した。その後、この混練物を、0℃に冷却された
ロールまたは金属板に挟み込み冷却しながらフィルム状
に成形した。ついで約115℃の温度で同時に縦横4×
4倍に二軸延伸した。そして、塩化メチレンを使用して
溶媒を抽出除し、120℃で10秒間ヒートセットする
ことにより、厚み25μmで空孔率57%の多孔質フィ
ルム(電池用セパレータ)を得た。
【0051】(実施例4)重量平均分子量が200万の
超高分子量ポリエチレン5重量部、流動パラフィン(4
0℃における動粘度が59cst)20重量部および前
記易フィブリル性PVA繊維28重量部をスラリー状に
均一混合し、160℃の温度で小型ニーダーにより約5
0分間予備混練を行った。他方、前記超高分子量ポリエ
チレン3重量部と前記流動パラフィン72重量部とをス
ラリー状に均一混合し、これを前記予備混練物に添加
し、前記小型ニーダーにより温度160℃で約40分溶
解混練した。その後、この混練物を、0℃に冷却された
ロールまたは金属板に挟み込み冷却しながらフィルム状
に成形した。ついで約115℃の温度で同時に縦横4×
4倍に二軸延伸した。そして、塩化メチレンを使用して
溶媒を抽出除し、120℃で10秒間ヒートセットする
ことにより、厚み30μmで空孔率52%の多孔質フィ
ルム(電池用セパレータ)を得た。
【0052】(比較例1)重量平均分子量50万の高密
度ポリエチレン15重量部、流動パラフィン(40℃に
おける動粘度が59cst)85重量部をスラリー状に
均一に混合して、160℃の温度で小型ニーダーにより
60分溶解混練した。その後、この混練物を、0℃に冷
却された金属板に挟み込み、冷却しながらフィルム状に
成形した。ついで、約115℃の温度で同時に縦横4×
4倍に二軸延伸した。そして、塩化メチレンを使用して
溶媒を抽出除し、120℃で10秒間ヒートセットする
ことにより、厚みが25μmで空孔率58%の多孔質フ
ィルムを得た。
【0053】このようにして得られた各実施例および比
較例の電池用セパレータについて、前記方法により、各
種特性を評価した。この結果を、下記の表1に示す。
【0054】
【表1】 平均孔径 最大孔径 通気度 針突刺し 耐熱性 強 度 (μm) (μm)(sec/100ml) (g/25μm) (190℃) 実施例1 0.021 0.07 261 598 ○ 実施例2 0.020 0.08 266 506 ○ 実施例3 0.022 0.08 332 570 ○ 実施例4 0.019 0.06 370 580 ○ 比較例1 0.025 0.08 300 400 ×
【0055】前記表1の結果から、実施例の電池用セパ
レータは、孔径が均一であり、粗大な孔もなく、また通
気性も良好で機械的強度が高く、そして、加熱加圧して
も通電しなかった。これに対し、比較例の電池用セパレ
ータは、加熱加圧により通電した。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明の電池用セパレー
タは、通常の通電時には優れた電池特性を発揮し、高温
下においても電極間の接触を防止することが可能であ
る。したがって、本発明の電池用セパレータを、例え
ば、高出力特性が要求される電気自動車用のリチウム電
池等に使用すれば、通常の通電時には優れた電池特性を
発揮し、高温下においては優れた安全性を発揮する電池
とすることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 茂 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 能見 俊祐 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 市川 智昭 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 岸井 豊 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 4F074 AA16 AA39 AA42 AE04 CB34 CC02X CC04X CC04Z CC22X DA49 5H021 BB01 BB02 BB04 BB05 CC00 CC01 EE01 EE04 EE05 EE08 HH01 HH03 HH06 HH07

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂多孔質フィルムを用いた電池セパレ
    ータであって、前記多孔質フィルムの多孔構造が、3次
    元に広がる編目状の多孔構造であり、前記多孔質フィル
    ムが樹脂繊維を含有し、この樹脂繊維の繊維形状が維持
    されなくなる温度が前記多孔質フィルムの溶融開始温度
    よりも高い電池用セパレータ。
  2. 【請求項2】 樹脂繊維の繊維形状が維持されなくなる
    温度と前記多孔質フィルムの溶融開始温度との温度差
    が、30℃以上である請求項1記載の電池用セパレー
    タ。
  3. 【請求項3】 多孔質フィルムの孔の平均孔径が、0.
    1μm以下である請求項1または2記載の電池用セパレ
    ータ。
  4. 【請求項4】 樹脂繊維が、平均直径0.02〜5μm
    で平均繊維長100〜1000μmの樹脂繊維である請
    求項1〜3いずれか一項に記載の電池用セパレータ。
  5. 【請求項5】 多孔質フィルムにおける樹脂繊維の含有
    率が3〜80重量%である請求項1〜4のいずれか一項
    に記載の電池用セパレータ。
  6. 【請求項6】 多孔質フィルムを形成する樹脂が、ポリ
    オレフィンである請求項1〜5のいずれか一項に記載の
    電池用セパレータ。
  7. 【請求項7】 ポリオレフィンが、重量平均分子量が5
    0万以上の超高分子量ポリエチレンを5重量%以上含有
    する請求項6記載の電池用セパレータ。
  8. 【請求項8】 樹脂繊維を形成する樹脂が、ポリテトラ
    フルオロエチレンおよびポリビニルアルコールの少なく
    とも一つである請求項1〜7のいずれか一項に記載の電
    池用セパレータ。
  9. 【請求項9】 多孔質フィルム形成用樹脂と、溶媒と、
    前記両者の混練時の温度では溶融せず前記混練による剪
    断力で繊維化する樹脂とを溶融混練し、この混練物をフ
    ィルム状に成形した後多孔質化する電池用セパレータの
    製造方法。
  10. 【請求項10】 剪断力で繊維化する樹脂の配合割合
    が、多孔質フィルム形成用樹脂および溶媒の合計に対し
    1〜50重量%の範囲である請求項9記載の電池用セパ
    レータの製造方法。
  11. 【請求項11】 混練物をフィルム状に成形した後、ま
    たは前記混練物をフィルム状に成形する過程において、
    前記混練物またはこのフィルム状成形物を冷却体に接触
    させる冷却工程を有し、前記冷却体の温度が、前記混練
    物の固化温度より20℃以上低い温度である請求項9ま
    たは10記載の電池用セパレータの製造方法。
  12. 【請求項12】 多孔質フィルムを形成する樹脂が、ポ
    リオレフィンである請求項9〜11のいずれか一項に記
    載の電池用セパレータの製造方法。
  13. 【請求項13】 ポリオレフィンが、重量平均分子量が
    50万以上の超高分子量ポリエチレンを5重量%以上含
    有する請求項12記載の電池用セパレータの製造方法。
  14. 【請求項14】 繊維化する樹脂が、ポリテトラフルオ
    ロエチレンおよびポリビニルアルコールの少なくとも一
    つであり、その形態が粉末状若しくは繊維状である請求
    項9〜13のいずれか一項に記載の電池用セパレータの
    製造方法。
  15. 【請求項15】 電池用セパレータとして請求項1〜8
    のいずれか一項に記載の電池用セパレータを用いた電
    池。
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