JP2000072908A - 多孔質フィルム並びにその製造と用途 - Google Patents

多孔質フィルム並びにその製造と用途

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JP2000072908A
JP2000072908A JP10244052A JP24405298A JP2000072908A JP 2000072908 A JP2000072908 A JP 2000072908A JP 10244052 A JP10244052 A JP 10244052A JP 24405298 A JP24405298 A JP 24405298A JP 2000072908 A JP2000072908 A JP 2000072908A
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weight
molecular weight
polyolefin resin
porous film
average molecular
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Tomoaki Ichikawa
智昭 市川
Kazunari Yamamoto
一成 山本
Toshisuke Nomi
俊祐 能見
Shigeru Fujita
茂 藤田
Yutaka Kishii
豊 岸井
Mutsuko Yamaguchi
睦子 山口
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】高空孔率、高強度で、孔構造が均質、微細であ
って、特に、電池用セパレータとして好適な多孔質フィ
ルムとその製造方法を提供する。 【解決手段】超高分子量ポリオレフィン樹脂を少なくと
も30重量%含むポリオレフィン樹脂60〜99重量%
と、スチレンブロック10〜30重量%と水素添加され
たイソプレンブロック70〜90重量%との共重合体か
らなり、飽和型熱可塑性エラストマー1〜40重量%と
の重合体組成物からなることを特徴とする。また、多孔
質フィルムは重合体組成物5〜30重量%と溶媒70〜
95重量%を加熱、混練し、次いで冷却しながらゲル状
シートに成形して、超高分子量ポリオレフィン樹脂を結
晶化させ、次いで、ゲル状シートを圧延後、更に二軸延
伸し、次いで、得られた延伸フィルムを脱溶媒処理す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超高分子量ポリオ
レフィン樹脂と飽和型熱可塑性エラストマーとを含む重
合体組成物からなる多孔質フィルム、並びにその製造と
用途に関し、詳しくは、高空孔率、高強度で、孔構造が
均質、微細であって、特に、電池用セパレータとして好
適に用いることができる多孔質フィルムとその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の電池が実用に供されている
が、最近、電子機器のコードレス化等に対応するため
に、軽量で、高起電力、高エネルギーを得ることがで
き、しかも、自己放電が少ないリチウム電池が注目を集
めている。例えば、円筒形リチウムイオン二次電池は、
携帯電話やノートブックパソコン用として、多量に用い
られており、更に、今後、電気自動車用バッテリーとし
て期待されている。
【0003】このようなリチウム電池の負極材料として
は、金属リチウムをはじめ、リチウム合金やリチウムイ
オンを吸蔵放出できる炭素材料のような層間化合物を挙
げることができる。他方、正極材料としては、コバル
ト、ニッケル、マンガン、鉄等の遷移金属の酸化物やこ
れら遷移金属とリチウムとの複合酸化物を挙げることが
できる。
【0004】一般に、このようなリチウム電池において
は、上述したような正極と負極との間に、それら電極間
の短絡を防止するためにセパレータが設けられている。
このようなセパレータとしては、通常、正極負極間のイ
オンの透過性を確保するために、多数の微細孔を有する
多孔質フイルムが用いられているが、このようなセパレ
ータ用の多孔質フイルムには、電池特性に関係して、種
々の特性が要求され、なかでも、高強度で高空孔率であ
ることが重要な要求特性である。
【0005】フィルムが高強度であることは、電池の組
立作業性の向上や内部短絡不良率の低下に貢献し、更に
は、セパレータの薄膜化による容量の向上に繋がる。フ
ィルムが高空孔率を有することは、フィルムのイオン透
過性を向上させ、充放電特性、特に、高レート時の充放
電特性を向上させる。
【0006】更に、セパレータ用のフィルムは、何らか
の原因によって、電池の内部の温度が急激に上昇した場
合に、その孔が閉塞し、電気抵抗が急激に増加して、イ
オンの透過を止めること、即ち、シャットダウンする機
能を併せ有することが求められる。このためには、フィ
ルムの孔構造が均質、微細であることが重要である。
【0007】このようなセパレータ用の多孔質フィルム
の製造方法として、例えば、特開平9−87413号公
報に記載されているように、超高分子量ポリオレフィン
樹脂を適宜の溶媒中、加熱して溶解し、これをゲル状の
シートに成形した後、延伸処理し、次いで、脱溶媒処理
を行なって、シート中に残存する溶媒を除去することに
よって、多孔質フィルムを製造する方法が提案されてい
る。しかし、この方法によれば、得られる多孔質フィル
ムは、空孔率が40%程度であり、突き刺し強度も45
0〜550gf程度であって、いずれも、未だ不十分で
ある。
【0008】また、特開平9−169867号公報に
は、スチレン−水素添加されたブタジエンブロック共重
合体と高密度ポリエチレンとの重合体組成物からなる多
孔質フィルムが記載されているが、空孔率は55%前
後、突き刺し強度も550〜700gf程度にとどまっ
ている。また、フィルムの有する孔の平均径も、0.1μ
m前後であって、孔構造も均質、微細ではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、多孔質フィ
ルムにおける上述したような問題を解決するためになさ
れたものであって、高空孔率、高強度で、孔構造が均
質、微細であって、特に、電池用セパレータとして好適
に用いることができる多孔質フィルムとその製造方法を
提供することを目的とする。
【0010】
【問題を解決するための手段】本発明による多孔質フィ
ルムは、(a) 重量平均分子量が5×105 以上の超高分
子量ポリオレフィン樹脂を少なくとも30重量%含むポ
リオレフィン樹脂60〜99重量%と、(b) スチレンブ
ロック10〜30重量%と水素添加されたイソプレンブ
ロック70〜90重量%との共重合体からなり、重量平
均分子量が1×104 〜2×105 の範囲にある飽和型
熱可塑性エラストマー1〜40重量%との重合体組成物
からなることを特徴とする。
【0011】また、本発明による多孔質フィルムの製造
方法は、(a) 重量平均分子量が5×105 以上の超高分
子量ポリオレフィン樹脂を少なくとも30重量%含むポ
リオレフィン樹脂60〜99重量%と、(b) スチレンブ
ロック10〜30重量%と水素添加されたイソプレンブ
ロック70〜90重量%との共重合体からなり、重量平
均分子量が1×104 〜2×105 の範囲にある飽和型
熱可塑性エラストマー1〜40重量%との重合体組成物
5〜30重量%と溶媒70〜95重量%とを加熱し、上
記重合体組成物を上記溶媒中に溶解させ、得られた溶液
を115〜185℃の範囲の温度で混練りし、次いで、
得られた混練り物を用いた溶媒の凝固点以下の温度まで
冷却しながら、ゲル状シートに成形して、超高分子量ポ
リオレフィン樹脂を結晶化させ、次いで、上記超高分子
量ポリオレフィン樹脂の融点をMとするとき、上記ゲル
状シートを(M+5)℃から(M−30)℃の範囲の温
度にて圧延した後、更に、(M+5)℃から(M−3
0)℃の範囲の温度にて二軸延伸し、次いで、得られた
延伸フィルムを脱溶媒処理することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】先ず、本発明による多孔質フィル
ムの製造について説明する。本発明において用いる多孔
質フィルムのための素材は、重量平均分子量が5×10
5 以上の超高分子量ポリオレフィン樹脂を少なくとも3
0重量%含むポリオレフィン樹脂である。
【0013】本発明において、超高分子量ポリオレフィ
ン樹脂は、重量平均分子量が5×105 〜20×106
の範囲にあり、好ましくは、1×106 〜15×106
の範囲にあるものである。このような超高分子量ポリオ
レフィン樹脂としては、例えば、エチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキ
セン等の単独重合体、共重合体又はこれらの混合物を挙
げることができる。しかし、なかでも、本発明において
は、超高分子量ポリエチレン樹脂が好ましく用いられ
る。
【0014】本発明において、ポリオレフィン樹脂が上
記超高分子量ポリオレフィン樹脂と共に、第2のポリオ
レフィン樹脂を含むとき、この第2のポリオレフィン樹
脂は、重量平均分子量が5×105 未満であり、好まし
くは、重量平均分子量が1×104 以上、5×105
満の範囲にあり、好ましくは、1×104 〜3×10 5
の範囲にあるものである。このようなポリオレフィン樹
脂としても、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン等の単独
重合体、共重合体又はこれらの混合物を挙げることがで
きる。しかし、なかでも、本発明においては、第2のポ
リオレフィン樹脂としては、高密度ポリエチレン樹脂が
好ましく用いられる。
【0015】本発明において、ポリオレフィン樹脂は、
超高分子量ポリオレフィン樹脂を少なくとも30重量%
含むことが必要である。ポリオレフィン樹脂における超
高分子量ポリオレフィン樹脂の割合が30重量%よりも
少ないときは、目的とする高強度の多孔質フィルムを得
ることができない。
【0016】本発明において、飽和型熱可塑性エラスト
マーは、スチレンブロック10〜30重量%と水素添加
されたイソプレンブロック70〜90重量%との共重合
体からなり、重量平均分子量が1×104 〜2×105
の範囲にあり、好ましくは、スチレンブロック10〜2
0重量%と水素添加されたイソプレンブロック80〜9
0重量%との共重合体からなる。
【0017】本発明による多孔質フィルムの製造には、
先ず、上記ポリオレフィン樹脂60〜99重量%と飽和
型熱可塑性エラストマー1〜40重量%との重合体組成
物5〜30重量%と溶媒70〜95重量%とからなる混
合物を加熱し、上記重合体組成物を上記溶媒中に溶解さ
せ、かくして、得られた溶液を115〜185℃の範囲
の温度で混練りして、混練り物を調製する。
【0018】本発明において、ポリオレフィン樹脂の溶
液の均一な混練り物を得るための条件の第1は、スチレ
ンブロック10〜30重量%と水素添加されたイソプレ
ンブロック70〜90重量%とからなる飽和型熱可塑性
エラストマーをポリオレフィン樹脂と共に用いることで
ある。
【0019】即ち、飽和型熱可塑性エラストマーは、超
高分子量ポリオレフィン樹脂の可塑剤として機能して、
超高分子量ポリオレフィン樹脂溶液の混練り時の粘度を
低くすることができ、かくして、本発明によれば、溶液
が超高分子量ポリオレフィン樹脂を高濃度に含むにもか
かわらず、超高分子量ポリオレフィン樹脂を均一に混練
りすることができ、このような均一な混練り物から均質
なゲル状シートを容易に得ることができ、更に、得られ
たゲル状シートは、圧延性や延伸性にすぐれており、か
くして、本発明によれば、最終的に高強度、高空孔率を
有し、しかも、孔構造が均質、微細である多孔質フィル
ムを得ることができる。
【0020】また、超高分子量ポリオレフィン樹脂は、
溶融粘度が高く、流動性に乏しいので、超高分子量ポリ
オレフィン樹脂のみからなる多孔質フィルムは、電池用
セパレータとして用いた場合、例えば、電池内部の急激
な温度上昇時に、感度よく孔を閉塞するシャットダウン
特性に劣るが、本発明による多孔質フィルムは、超高分
子量ポリオレフィン樹脂と飽和型熱可塑性エラストマー
との重合体組成物からなり、後者は、溶融粘度が低いの
で、電池内部に急激な温度上昇があったとき、それに敏
感に対応して孔を閉塞するシャットダウン特性において
もすぐれている。
【0021】しかし、飽和型熱可塑性エラストマーにお
けるスチレンブロック含有量が30重量%を越えるとき
は、超高分子量ポリオレフィン樹脂との相溶性が悪く、
超高分子量ポリオレフィン樹脂と飽和型熱可塑性エラス
トマーとの溶液を混練りする際に、飽和型熱可塑性エラ
ストマーが相分離を起こし、均一な混練り物を得ること
ができず、このような混練り物は、均質なゲル状シート
に成形することができない。
【0022】次に、本発明において、ポリオレフィン樹
脂に対する飽和型熱可塑性エラストマーの配合割合は、
ポリオレフィン樹脂と飽和型熱可塑性エラストマーとか
らなる重合体組成物において、1〜40重量%の範囲で
ある。飽和型熱可塑性エラストマーの割合が40重量%
を越えるときは、ポリオレフィン樹脂と飽和型熱可塑性
エラストマーとを溶媒に溶解し、これを混練りするとき
に、上記エラストマーが相分離を起こし、混練り物が不
均一となって、最終的に均一で微細な孔構造を有する多
孔質フィルムを得ることができない。また、飽和型熱可
塑性エラストマーの割合が40重量%を越えるときは、
重合体組成物におけるポリオレフィン樹脂の割合が少な
いので、得られる多孔質フィルムが高強度を有しない。
【0023】他方、飽和型熱可塑性エラストマーの割合
が1重量%よりも少ないときは、飽和型熱可塑性エラス
トマーを配合することによる混練り性の改善効果を得る
ことができない。即ち、超高分子量ポリオレフィン樹脂
を含むポリオレフィンの均一な混練り物を得ることがで
きず、均質、微細な孔構造をもつ多孔質フィルムを得る
ことができない。
【0024】上記溶媒としては、上記ポリオレフィン樹
脂をよく溶解すると共に、凝固点が−10℃以下のもの
であれば、特に、限定されるものではないが、特に、本
発明においては、凝固点が−10℃から−45℃の範囲
のものが好ましく用いられる。そのような溶媒の好まし
い具体例として、例えば、デカン、デカリン、流動パラ
フィン等の脂肪族又は環式炭化水素や、凝固点がこれら
に対応する鉱油留分を挙げることができる。しかし、な
かでも、流動パラフィンのような不揮発性溶媒が好まし
く、特に、凝固点が−15℃以下であり、40℃におけ
る動粘度が65cst以下の不揮発性溶媒が好ましく用
いられる。
【0025】本発明においては、上記ポリオレフィン樹
脂と飽和型熱可塑性エラストマーとからなる重合体組成
物を溶媒に溶解させてなる溶液を混練りするに際して、
185℃を越える温度で混練りするときは、溶液の粘度
が低すぎて、混練り物に十分なせん断力を作用させるこ
とができず、他方、混練温度が115℃よりも低いとき
は、上記重合体組成物を効果的に混練することができ
ず、かくして、上記重合体組成物の混練りにおいて、重
合体鎖の絡み合い、特に、超高分子量ポリオレフィン樹
脂の重合体鎖の十分な絡み合いを得ることが困難であ
る。
【0026】本発明においては、このような超高分子量
ポリオレフィン樹脂の重合体鎖の十分な絡み合いを得る
ために、前記ポリオレフィン樹脂と飽和型熱可塑性エラ
ストマーと溶媒との溶液状混合物に高いせん断力を作用
させつつ、混練りすることが好ましい。混練り時に、十
分なせん断力を作用させることができないときは、特
に、超高分子量ポリオレフィン樹脂の重合体鎖の十分な
絡み合いを得ることができないことがある。従って、本
発明によれば、ポリオレフィン樹脂と飽和型熱可塑性エ
ラストマーと溶媒との溶液状混合物の混練りには、通
常、混合物に強いせん断力を与えることができるニーダ
や二軸押出機等が好ましく用いられる。
【0027】次いで、本発明によれば、このようにして
得られたポリオレフィン樹脂と飽和型熱可塑性エラスト
マーと溶媒との溶液状の混練り物を用いた溶媒の凝固点
以下の温度、好ましくは、−10℃から−45℃の範囲
の温度、好ましくは、−15℃〜−40℃の範囲の温度
に冷却しながら、通常、1〜20mm、好ましくは、2
〜10mmの範囲の厚みのゲル状シートに成形して、超
高分子量ポリオレフィン樹脂(と第2のポリオレフィン
樹脂)を結晶化させる。
【0028】このように、ポリオレフィン樹脂と飽和型
熱可塑性エラストマーと溶媒との溶液状の混練り物を用
いた溶媒の凝固点以下の温度に冷却するには、特に、限
定されるものではないが、例えば、予め2枚の金属板を
ドライアイスにて冷却しておき、これら金属板の間に上
記混練り物を挟み、混練り物を加圧して、シートに成形
すればよい。
【0029】本発明によれば、混練り物を冷却しなが
ら、シートに成形する際、得られるシートの表面層のみ
ならず、シートの中心部まで、樹脂が微細に結晶化し
て、最終的に高強度、高空孔率で、均一、緻密な孔構造
を有する多孔質フィルムを得ることができるように、混
練り物を急冷することが好ましく、従って、その冷却速
度は平均で50℃/分以上が好ましい。
【0030】次いで、本発明によれば、用いた超高分子
量ポリオレフィン樹脂の融点をMとするとき、上記ゲル
状シートを(M+5)℃から(M−30)℃の範囲の温
度、好ましくは、M℃から(M−25)℃の範囲の温度
にて、例えば、ヒートプレスを用いて、厚み0.1〜3m
m、好ましくは、0.2〜0.5mmに圧延する。上記融点
は、DSC測定におけるオンセット温度である。この圧
延によって、ゲル状シートを均一な厚みを有する圧延フ
ィルムとすることができ、かくして、最終的に高強度の
多孔質フィルムを得ることができる。
【0031】次いで、本発明によれば、このようにして
得られた圧延フィルムを上記(M+5)℃から(M−3
0)℃の範囲の温度、好ましくは、M℃から(M−2
5)℃の範囲の温度にて、二軸延伸する。この二軸延伸
は、逐次又は同時二軸延伸のいずれによってもよいが、
好ましくは、同時二軸延伸する。本発明において、圧延
フィルムの延伸倍率は、一方向に2倍以上であり、面積
延伸倍率は10倍以上であり、好ましくは、一方向に2
〜20倍であり、面積延伸倍率は4〜400倍の範囲で
ある。
【0032】次いで、このように得られた延伸フィルム
を適宜の溶剤で洗浄して、フィルム中に残留する溶媒を
除去して、多孔質フィルムとし、必要に応じて、この
後、このフィルムの熱収縮を防止するために、加熱し
て、ヒートセット(熱固定)する。
【0033】上記脱溶媒処理に用いる溶剤としては、例
えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素、塩
化メチレン、四塩化炭素等の塩素化炭化水素、ジエチル
エーテル、ジオキサン等のエーテル類等の易揮発性のも
のが好ましく用いられる。これらの溶剤は、ポリオレフ
ィン樹脂と飽和型熱可塑性エラストマーとからなる組成
物の溶液の調製に用いた溶媒に応じて適宜に選ばれる。
延伸フィルム中に残留する溶媒を除去するには、例え
ば、延伸フィルムを溶剤に浸漬すればよい。
【0034】このようにして得られる本発明による多孔
質フィルムは、厚みが1〜60μm、好ましくは、10
〜45μmの範囲にあり、突き刺し強度が25μm当た
り、700gf以上、好ましくは、700〜1200g
fの範囲にあり、空孔率が50%以上、好ましい態様に
よれば、55〜65%の範囲にあり、BJH法で測定し
た貫通孔の平均孔径が0.05μm以下、好ましい態様に
よれば、0.01μm以上、0.04μm未満の範囲にあ
り、最大孔径が0.1μm以下、好ましい態様によれば、
0.07〜0.03μmの範囲にある。
【0035】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。以下において、用いた樹脂の融点や、得られた多孔
質フィルムの特性は、次のようにして評価した。
【0036】融点 DSC(示差走査熱量計)測定において、オンセット温
度を融点とした。
【0037】重量平均分子量 ゲル浸透クロマトグラフ(ウォーターズ社製、GPC−
150C)を用い、溶媒にo−ジクロロベンゼンを、ま
た、カラムとしてShodex−80M(昭和電工
(株)製)を用いて温度135℃で測定した。データ処
理は、TRC社製データ処理システムを用いて行なっ
た。分子量はポリスチレンを基準として算出した。
【0038】フィルムの厚み 1/10000mmシックネスゲージ及び多孔質フイル
ムの断面の1万倍走査電子顕微鏡写真から測定した。
【0039】空孔率 フィルムの単位面積S当たりの重量W、平均厚みt及び
密度dから下式にて算出した。 空孔率(%)=(1−(104 ×W/S/t/d))×
100
【0040】通気度 JIS P8117に準拠して測定した。
【0041】突き刺し強度 カトーテック(株)製圧縮試験機KES−G5を用い
て、突き刺し試験を行なった。得られた荷重変位曲線か
ら最大荷重を読み取り、突き刺し強度とした。針は、直
径1.0mm、先端の曲率半径0.5mmのものを用い、2
cm/秒の速度で行なった。
【0042】貫通孔の平均孔径及び最大孔径 (株)島津製作所製の窒素の吸脱着方式による比表面積
・細孔分布測定器ASAP2010を用いて、BJH法
にて孔径の分布を測定し、これより平均孔径と最大孔径
とを求めた。
【0043】シャットダウン温度 5cm×5cmの試験片を4cm×4cm、厚み2mm
のアルミニウム板にクリップで全周囲を固定し、所定の
温度の乾燥機中に5分間放置した後、25℃まで空冷
し、通気度を測定して、通気度が5000秒/100c
c以上になる乾燥機の乾燥温度をシャットダウン温度と
した。
【0044】以下において、超高分子量ポリエチレン樹
脂は、重量平均分子量200万、融点134℃のものを
用い、溶媒には、流動パラフィン(凝固点−15℃、4
0℃における動粘度59cst)を用いた。
【0045】実施例1 超高分子量ポリエチレン樹脂13重量部をスチレンブロ
ック13重量%と水素添加されたイソプレンブロック8
7重量%とからなる重量平均分子量2万の飽和型熱可塑
性エラストマー2重量部と共に、流動パラフィン85重
量部に加え、スラリーとし、これを小型ニーダに仕込
み、160℃の温度で約50分間、加熱し、溶解させ、
混練りして、超高分子量ポリエチレン樹脂と飽和型熱可
塑性エラストマーと溶媒との混練り物を得た。この後、
この混練り物を−15℃まで急冷しながら、厚み5mm
のゲル状シートに成形して、超高分子量ポリエチレン樹
脂を結晶化させた。
【0046】次いで、このシートを約115℃の温度で
厚みが0.2〜0.3mmになるまでヒートプレスにて圧延
し、次いで、約120℃の温度で縦横4×4倍に同時二
軸延伸した後、塩化メチレンに浸漬して脱溶媒し、この
ようにして、本発明による多孔質フイルムを得た。
【0047】得られた多孔質フィルムの厚み、空孔率、
通気性、突き刺し強度、平均孔径、最大孔径及びシャッ
トダウン温度を表1に示す。
【0048】実施例2 実施例1において、超高分子量ポリエチレン樹脂14重
量部と、スチレンブロック20重量%と水素添加された
イソプレンブロック80重量%とからなる重量平均分子
量2万の飽和型熱可塑性エラストマー1重量部とを用い
た以外は、実施例1と同様にして、本発明による多孔質
フイルムを得た。
【0049】得られた多孔質フィルムの厚み、空孔率、
通気性、突き刺し強度、平均孔径、最大孔径及びシャッ
トダウン温度を表1に示す。
【0050】実施例3 実施例1において、超高分子量ポリエチレン樹脂8重量
部と、スチレンブロック13重量%と水素添加されたイ
ソプレンブロック87重量%とからなる重量平均分子量
2万の飽和型熱可塑性エラストマー1重量部と、重量平
均分子量20万の高密度ポリエチレン6重量部とを用い
た以外は、実施例1と同様にして、本発明による多孔質
フイルムを得た。
【0051】得られた多孔質フィルムの厚み、空孔率、
通気性、突き刺し強度、平均孔径、最大孔径及びシャッ
トダウン温度を表1に示す。
【0052】実施例4 実施例1において、超高分子量ポリエチレン樹脂10重
量部と飽和型熱可塑性エラストマー5重量部を用いた以
外は、実施例1と同様にして、本発明による多孔質フイ
ルムを得た。
【0053】得られた多孔質フィルムの厚み、空孔率、
通気性、突き刺し強度、平均孔径、最大孔径及びシャッ
トダウン温度を表1に示す。
【0054】比較例1 実施例1において、飽和型熱可塑性エラストマーを用い
ることなく、超高分子量ポリエチレン樹脂のみを15重
量部用いた以外は、実施例1と同様にして、多孔質フィ
ルムを得た。
【0055】得られた多孔質フィルムの厚み、空孔率、
通気性、突き刺し強度、平均孔径、最大孔径及びシャッ
トダウン温度を表1に示す。
【0056】重合体成分として、超高分子量ポリエチレ
ン樹脂のみを用いたために、流動パラフィン溶液とした
とき、均一な混練り物を得ることができず、従って、得
られたフィルムは、平均孔径、最大孔径共に大きく、孔
構造が不均一であり、厚み精度も悪く、薄いフィルムを
得ることができなかった。
【0057】比較例2 実施例1において、超高分子量ポリエチレン樹脂12重
量部と、スチレンブロック40重量%、水素添加された
イソプレンブロック60重量%からなる重量平均分子量
20万の飽和型熱可塑性エラストマー3重量部を用いた
以外は、実施例1と同様にして、多孔質フィルムを得
た。
【0058】得られた多孔質フィルムの厚み、空孔率、
通気性、突き刺し強度、平均孔径、最大孔径及びシャッ
トダウン温度を表1に示す。
【0059】飽和型熱可塑性エラストマーにおけるスチ
レンブロック含有量が高すぎるために、混練り物におい
て、エラストマーが均一に分散せず、従って、混練り物
は延伸性に劣って、得られたフィルムは、平均孔径、最
大孔径共に大きく、孔構造が不均一であり、空孔率が低
く、また、突き刺し強度も低いものであった。
【0060】比較例3 実施例1において、超高分子量ポリエチレン樹脂8重量
部を、スチレンブロック20重量%、水素添加されたイ
ソプレンブロック80重量%からなり、重量平均分子量
20万である飽和和型熱可塑性エラストマー7重量部と
共に、実施例1と同じ流動パラフィンに加え、スラリー
とし、これを小型ニーダに仕込み、160℃の温度で約
50分間、加熱し、溶解させ、混練りしたが、均一な混
練り物を得ることができず、ゲル状シートに成型するこ
とができなかった。
【0061】
【表1】
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明による多孔質フィ
ルムは、高強度、高空孔率を有し、しかも、孔構造が均
質、微細であって、シャットダウン特性にもすぐれるの
で、電池用セパレータとして好適に用いることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/00 C08L 23/00 H01M 2/16 H01M 2/16 P // B29C 55/02 B29C 55/02 (C08L 23/00 53:02) B29K 23:00 25:00 105:04 B29L 7:00 31:34 (72)発明者 能見 俊祐 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 藤田 茂 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 岸井 豊 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 山口 睦子 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 重量平均分子量が5×105 以上の超
    高分子量ポリオレフィン樹脂を少なくとも30重量%含
    むポリオレフィン樹脂60〜99重量%と、 (b) スチレンブロック10〜30重量%と水素添加され
    たイソプレンブロック70〜90重量%との共重合体か
    らなり、重量平均分子量が1×104 〜2×105 の範
    囲にある飽和型熱可塑性エラストマー1〜40重量%と
    の重合体組成物からなることを特徴とする多孔質フィル
    ム。
  2. 【請求項2】ポリオレフィン樹脂が超高分子量ポリオレ
    フィン樹脂と共に、重量平均分子量5×105 未満の第
    2のポリオレフィン樹脂を含む請求項1に記載の多孔質
    フィルム。
  3. 【請求項3】超高分子量ポリオレフィン樹脂が重量平均
    分子量1×106 〜15×106 の範囲の超高分子量ポ
    リエチレン樹脂である請求項1又は2に記載の多孔質フ
    ィルム。
  4. 【請求項4】第2のポリオレフィン樹脂が重量平均分子
    量1×104 〜3×105 の範囲の高密度ポリエチレン
    樹脂である請求項2に記載の多孔質フィルム。
  5. 【請求項5】平均孔径が0.05μm以下である請求項1
    に記載の多孔質フィルム。
  6. 【請求項6】請求項1から4のいずれかに記載の多孔質
    フイルムからなる電池用セパレータ。
  7. 【請求項7】(a) 重量平均分子量が5×105 以上の超
    高分子量ポリオレフィン樹脂を少なくとも30重量%含
    むポリオレフィン樹脂60〜99重量%と、 (b) スチレンブロック10〜30重量%と水素添加され
    たイソプレンブロック70〜90重量%との共重合体か
    らなり、重量平均分子量が1×104 〜2×105 の範
    囲にある飽和型熱可塑性エラストマー1〜40重量%と
    の重合体組成物5〜30重量%と溶媒70〜95重量%
    とを加熱し、上記重合体組成物を上記溶媒中に溶解さ
    せ、得られた溶液を115〜185℃の範囲の温度で混
    練りし、次いで、得られた混練り物を用いた溶媒の凝固
    点以下の温度まで冷却しながら、ゲル状シートに成形し
    て、超高分子量ポリオレフィン樹脂を結晶化させ、次い
    で、上記超高分子量ポリオレフィン樹脂の融点をMとす
    るとき、上記ゲル状シートを(M+5)℃から(M−3
    0)℃の範囲の温度にて圧延した後、更に、(M+5)
    ℃から(M−30)℃の範囲の温度にて二軸延伸し、次
    いで、得られた延伸フィルムを脱溶媒処理することを特
    徴とする多孔質フイルムの製造方法。
  8. 【請求項8】ポリオレフィン樹脂が超高分子量ポリオレ
    フィン樹脂と共に、重量平均分子量5×105 未満の第
    2のポリオレフィン樹脂を含む請求項7に記載の多孔質
    フィルムの製造方法。
  9. 【請求項9】超高分子量ポリオレフィン樹脂が重量平均
    分子量1×106 〜15×106 の範囲の超高分子量ポ
    リエチレン樹脂である請求項7又は8に記載の多孔質フ
    ィルムの製造方法。
  10. 【請求項10】第2のポリオレフィン樹脂が重量平均分
    子量1×104 〜3×105 の範囲の高密度ポリエチレ
    ン樹脂である請求項8に記載の多孔質フィルムの製造方
    法。
  11. 【請求項11】溶媒が流動パラフィンである請求項7に
    記載の多孔質フイルムの製造方法。
  12. 【請求項12】ゲル状シートから延伸フィルムへの延伸
    倍率が面積倍率にて4〜400倍の範囲である請求項7
    に記載の多孔質フイルムの製造方法。
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