JP2000208124A - 2次電池用セパレ―タ及びその製造方法 - Google Patents

2次電池用セパレ―タ及びその製造方法

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JP2000208124A
JP2000208124A JP11003718A JP371899A JP2000208124A JP 2000208124 A JP2000208124 A JP 2000208124A JP 11003718 A JP11003718 A JP 11003718A JP 371899 A JP371899 A JP 371899A JP 2000208124 A JP2000208124 A JP 2000208124A
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nonwoven fabric
separator
polyolefin
secondary battery
based nonwoven
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JP11003718A
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Motokazu Yuasa
基和 湯浅
Minoru Suezaki
穣 末崎
Masahito Tanaka
雅人 田中
Shigekazu Nakano
繁一 中野
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アルカリ電解液の保持性、自己放電特性、サイ
クル特性がともに優れた2次電池用セパレータを提供す
る。 【解決手段】窒素ガス雰囲気の大気圧近傍下に配置した
対向電極2,3間に、ポリオレフィン系不織布基材を配
置した状態で、対向電極2,3間に、パルス電圧を印加
することにより大気圧放電プラズマを発生させ、その放
電プラズマを用いてポリオレフィン系不織布基材の表面
に親水化処理(窒化)を施して、アルカリ電解液との親
和性が大きなオレフィン系樹脂セパレータを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルカリ電解液を
用いる2次電池用セパレータ及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、携帯電話やノートパソコン等のポ
ータブル電子機器には、軽量でエネルギ密度の高い1次
・アルカリ2次電池が多用されるようになってきてい
る。これらの電池を構成要素に分けると、大部分の電池
は、正極、負極、電解液、セパレータ、容器等から成り
立っている。これらのうち、電極は電池特性を優れたも
のにするために果たす役割が大きいことは勿論であり、
正極、負極の改良は当然のことながら必要であるが、セ
パレータの果たす役割も見過ごすことはできない。
【0003】電池におけるセパレータの重要な役割と
は、第1に正極と負極を隔離して電池的な短絡を防止す
ることであり、第2に電解液中のイオンの通過を妨げな
いことである。本発明が対象とするアルカリ電池は、電
解液が強アルカリであることから、耐アルカリ性のある
素材でなければならない。
【0004】従来では、耐アルカリ性と親水性を兼備す
るポリアミドからなる不織布や織布がよく用いられてき
たが、ポリアミドは、常温での耐アルカリ性はあるもの
の、常温下及び長期での耐アルカリ性が劣っているた
め、特に、充放電を繰り返して長期使用される2次電池
においては、強度低下による短絡が発生し易く、その対
策が求められていた。
【0005】そこで、ポリアミドよりも更に耐アルカリ
性のあるオレフィン系樹脂、特に、ポリエチレンやポリ
プロピレン樹脂を材料とする不織布や織布の利用が検討
されている。これらの材料からなるセパレータは高温下
での使用や長期にわたる使用でも強度が低下せず、電池
の長寿命化のためのセパレータとしては好ましいといえ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ポリエチレ
ンやポリプロピレン製のセパレータは、アルカリ電解液
との親和性が極端に悪く、また、アルカリ電解液の保持
性も悪いという問題がある。このような点を克服し、セ
パレータとして使用できるようにするため、特公平6−
101323号公報などに開示されているようなポリオ
レフィン樹脂のスルホン基を導入する方法、あるいは特
表昭63−503074号公報、特表平6−50575
6号公報に開示されているようなUV照射によりビニル
単量体をグラフト重合させる方法などの種々の処理方法
が提案されているが、それらは必ずしも十分とは言えな
いのが現状である。
【0007】本発明はそのような実情に鑑みてなされた
もので、アルカリ電解液の保持性、自己放電特性、サイ
クル特性がともに優れた2次電池用セパレータの提供を
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の2次電池用セパレータは、アルカリ2次電
池に用いられるセパレータであって、平均孔径5〜40
μm、通気度3〜40cc/cm2 /sec、空隙率4
0〜70%の範囲にあるポリオレフィン系不織布を基材
として形成され、そのポリオレフィン系不織布基材の表
面が、窒素ガス雰囲気の大気圧近傍下で行われる放電プ
ラズマ処理(窒化)により親水化されていることによっ
て特徴づけられる。
【0009】本発明の2次電池用セパレータにおいて、
大気圧放電処理後の基材表面の窒素原子の存在量は、X
線電子分光測定による測定値で1〜30atom%であ
ることが好ましい。窒素原子の存在量が、低すぎると親
水性が低くなり、電池への組み込みや電解液保液・電池
性能が低下することから、最低でも1atom%である
ことが必要で、より好ましくは5atom%以上が良
い。逆に、窒素原子の存在量が高すぎると、処理が強く
かかり過ぎてポリオレフィン系不織布の構造体としての
強度が弱くなり、電池への組み込みが困難となる。
【0010】次に、本発明の2次電池用セパレータの他
の物性について、以下に詳細に説明する。
【0011】まず、2次電池用セパレータの通気度は、
JIS L 1096(フラジール通気度)に準じ、フ
ラジール形試験機を用いて行う。具体的には、円筒の一
端にサンプルを取り付けた後、加減抵抗器によって吸い
込みファンを調整し、傾斜形気圧計が水柱1.27cm
を示すように空気を吸い込ませ、その時の垂直気圧計の
示す圧力と、使用した空気孔の種類とから、試験機に付
属の表によってサンプルを通過する空気量を求めること
で数値化する。なお、通気度の単位はcc/cm2 /s
ecで、整数位までを表示する。
【0012】ここで、2次電池用セパレータの通気性
は、電池内部で発生するガスの通過がスムーズとなり電
池内部圧の上昇を抑える点の効果があり、ある程度は必
要であるが、通気度が高過ぎると、セパレータのドライ
アウトが進行しやすく長期使用ができなくなる。
【0013】本発明において2次電池用セパレータのフ
ラジール通気度は、3〜40cc/cm2 /secであ
り、好ましくは8〜35cc/cm2 /secである。
フラジール通気度が3cc/cm2 /secに満たない
と電池内部圧が上昇し、逆にフラジール通気度が40c
c/cm2 /secを超えるとセパレータのドライアウ
トが進行しやすくなり、いずれの場合も電池性能の著し
い低下を招く。
【0014】2次電池用セパレータの平均孔径は、AS
TM F316−86(パブルポイント法)に基づく測
定法で測定する。そのパブルポイント法は、液体に濡れ
た不織布が、細孔中の液体の毛細管張力より高い空気圧
が加えられたときに空気を通し、より小さい細孔はさら
に高い圧力で空気を通すという原理を利用しており、こ
の測定法によれば、同じ圧力における濡れた不織布と乾
いた不織布の両方の気体流量を比較することによって、
特定されたサイズ以上の細孔を通過する流量の割合が計
算できるとともに、圧力を少しずつ増すことにより、非
常に小さい細孔サイズの増分の流量分布も差によって決
定することができる。
【0015】そして、このようにして得られたデータか
ら、濡れた不織布の流量が乾燥したフィルタの流量の1
/2となる圧力を求め、その時の細孔径:d=細孔径
(μm)を、次の式によって計算して平均孔径を得る。
【0016】d=Cγ/P ただし、γ=液体の表面張力(mN/m)、P=圧力
(kg/cm2 )、C=定数(圧力がPSIの場合C=
0.415)である。
【0017】ここで、孔径は小さすぎると絶縁性が良く
なるが、ガス通過性を著しく低下させ、電池の内部圧上
昇による破裂が起りやすい。一方、大きすぎると電極を
構成する活材が潜り込みやすくなり、電池内部短絡の原
因となるため制限される。
【0018】本発明において2次電池用セパレータの平
均孔径は5〜40μmであり、好ましくは8〜30μm
である。平均孔径が5μmに満たないとガス通過性を著
しく低下させ、また、平均孔径が40μmを超えると電
池内部短絡の原因となる。
【0019】2次電池用セパレータの空隙率は、水銀ポ
ロシメトリ測定装置によって測定する。その測定装置
は、2次電池用セパレータの細孔に浸透する水銀の容積
(V)と、それにかかる圧力を直接測定し、P−V曲線
を作成し、空隙率を算出するものである。
【0020】ここで、水銀ポロシメトリとは、濡れにく
い水銀を大きさの異なる空隙に圧入する場合、微少な空
隙ほど高い圧力を必要とする、という原理に基づいて解
析されるものであり、水銀のような非湿潤性の液体と細
孔の関係を表す、下記のWashburnの方程式を用いて細孔
直径を求めることができ、また、比表面積も計算でき
る。
【0021】D=−(1/P)4γcosθ ただし、Dは細孔直径、Pは圧力、γは水銀の表面張
力、θは接触角であり、これらのパラメータは全て固定
した単位である。
【0022】2次電池用セパレータの空隙率は、大きい
ほど電解液を保液できる空間が多くなって好ましいが、
同時に構造体としての圧力強度が低下する。圧力強度が
低下すると、電池内での電極の膨張による圧力で、電解
液をセパレータから放出することになり好ましくない。
一方、空隙率が小さいと、スタート時点での保液量の絶
対量が少な過ぎて、充放電を繰り返すことによりドライ
アウトしやすくなるので、電池の長期使用に耐えられな
くなる。
【0023】本発明において2次電池用セパレータの空
隙率は40〜70%であり、好ましくは45〜65%で
ある。空隙率が40%に満たないと保液量が少な過ぎ
て、電池の長期使用に耐えられない。また、空隙率が7
0%を超えると構造体としての圧力強度が低下するとと
もに、電池内部短絡が起りやすくなり好ましくない。
【0024】本発明に用いるポリオレフィン系不織布
は、カーディング法、エアレイ法、湿式法等による短繊
維不織布、スパンボンド法、フラッシュ紡糸法、メルト
ブロー法等による紡糸直結不織布、あるいは、それらの
組み合わせなどによって形成されるが、その形成方法は
特に限定されない。なお、不織布の形成方法について
は、不織布の基礎と応用(社団法人日本繊維機械学会;
平成5年8月25日発行)に記載されており、基本的に
はそれらの方法を採用する。
【0025】上記の方法で形成されたポリオレフィン系
不織布のセパレータとしての繊維物性の中で、特に平均
繊維径が0.1μm〜25μmであることが好ましい。
0.1μm未満であれば不織布強度が弱く、25μmを
超えた場合、繊維本数が低下するため目付など品質のば
らつきが大きくなりやすく、好ましくない。
【0026】また、不織布のシート化については、バイ
ンダー繊維による熱融着、ウォータジェットなどの水流
交絡、有機樹脂バインダー塗布などの方法が用いられる
が、特に限定はしない。
【0027】ここで、ポリオレフィン系不織布を、アル
カリ電解液を用いる2次電池用セパレータとして使用で
きるようにするには、親水化処理が必要であり、これを
達成するため、本発明では、ポリオレフィン系不織布基
材を、窒素ガス雰囲気の大気圧近傍下において大気圧放
電プラズマ処理するという方法を採用している。
【0028】より具体的に説明すると、本発明の2次電
池用セパレータの製造方法は、互いに対向する一対の電
極で構成され、その一方または双方の電極の対向面が固
体誘電体で被覆されてなる対向電極を、窒素ガス雰囲気
の大気圧近傍下に配置し、その対向電極間に、平均孔径
5〜40μm、通気度3〜40cc/cm2 /sec、
空隙率40〜70%の範囲にあるポリオレフィン系不織
布基材を配置した状態で、対向電極間に、パルス立ち上
がり時間が20μs以下、パルス継続時間が1〜50μ
s、周波数が1〜20kHz、電界強度が50〜100
kV/cmのパルス電圧を印加することにより、ポリオ
レフィン系不織布基材に大気圧放電プラズマ処理を施し
て、基材表面を親水化することによって特徴づけられ
る。
【0029】なお、本発明において、大気圧近傍の圧力
とは、13.3〜106.4kPaの圧力を言い、中で
も、圧力調整が容易で装置構成が簡単となる93.1〜
103.74kPaの範囲が好ましい。
【0030】本発明の製造方法において、ポリオレフィ
ン系不織布基材は、大気圧放電プラズマ処理を行う前
に、極性溶剤で洗浄しておくことが好ましく、このよう
な洗浄を行うと、不織布表面の汚れや、添加剤等のブリ
ード層を除去する効果があると考えられる。
【0031】極性溶剤としては、特に指定はないが、ア
セトン、メチルエチルケトン等のケトン類、エタノー
ル、プロパノール等のアルコール類等が、安価で扱いや
すい。
【0032】ポリオレフィン系不織布基材の洗浄時間
は、長ければ長いほど好適であり、具体的には10分以
上が好ましい。洗浄温度は、高ければ高いほど良好であ
るが、室温下でも構わない。また、攪拌や超音波等の他
の方法を併用しても構わない。なお、洗浄後のポリオレ
フィン系不織布基材は、オーブンやドライヤによる加熱
などの公知の方法で乾燥した後に、大気圧放電プラズマ
処理を施す。
【0033】本発明の製造方法において、対向電極間に
パルス電圧を印加しているのは、次の理由による。
【0034】すなわち、対向電極間にパルス電圧を印加
すると、対向電極間に生じる放電がグロー放電からアー
ク放電に移行する前に放電を止め、再び放電を開始する
というサイクルが実現し、これにより放電プラズマを安
定して発生することができるという理由による。
【0035】対向電極の材質としては、銅、アルミニウ
ム等の金属単体、ステンレス、真鍮等の合金、金属間化
合物からなるものが挙げられる。
【0036】対向電極は、電界集中によるアーク放電の
発生を避けるために、対向電極間の距離が略一定となる
構造が好ましい。例えば、平行平板型、双曲面対向平板
型、同軸円筒型構造等が挙げられる。
【0037】対向電極の電極対向面の一方または双方に
固体誘電体を設けておく。この際、固体誘電体によって
覆われずに電極同士が直接対向する部分があると、そこ
からアーク放電が生じやすくなるため、固体誘電体はこ
れを設置する側の電極に密着し、かつ、接する電極の対
向面を完全に覆うようにする。
【0038】固体誘電体としては、プラスチック、ガラ
ス、金属酸化物、複酸化物等が挙げられる。
【0039】固体誘電体の形状は、シート状でもフィル
ム状でもよいが、厚みが0.05〜4mmであることが
好ましい。厚すぎると、放電プラズマを発生するのに高
電圧を要し、薄すぎると電圧印加時に絶縁破壊が起こり
アーク放電を発生する。
【0040】対向電極の電極間距離は、固体誘電体の厚
さ、印加電圧の大きさ等に考慮して決定されるが、1〜
10mmであることが好ましい。1mm未満では、電極
間の距離が小さすぎて、基材を通過させることが難し
く、10mmを超えると均一な放電プラズマを発生させ
ることが困難となる。
【0041】本発明の製造方法において、対向電極間に
印加するパルス電圧のパルス波形は、特に限定されるも
のではないが、図1(A),(B)に例示するようなイ
ンパルス型や、(C)に例示するような方形波型、
(D)に例示するような変調型等を用いることができ
る。なお、図1には電圧印加が正負の繰り返しであるも
のを例示したが、正または負のいずれかの極性側に電圧
を印加する、いわゆる片波状の波形を用いても良い。
【0042】本発明の製造方法において、対向電極間に
印加するパルス電圧は、パルスの立ち上がり時間が短い
ほど、プラズマ発生の際の窒素ガスの電離が効率よく行
われる。パルスの立ち上がり時間が20μsを超えると
放電状態がアークに移行しやすく、不安定な状態になり
やすくて不織布基材へ損傷を与える。
【0043】なお、立ち上がり時間は、短い方がよい
が、窒素ガス大気圧下にてプラズマを発生できる程度の
大きさの電圧印加が可能であること、及び、立ち上がり
時間が短い電界を発生させる装置には制約があることを
勘案すると、現実的には40ns未満の立ち上がり時間
のパルス電界を実現することは困難である。
【0044】本発明の製造方法において、対向電極間に
印加するパルス電圧のパルス継続時間は1〜50μsが
好ましい。パルス継続時間が50μs以上の場合は、放
電中にストリーマーが観察され、基材であるポリオレフ
ィン系不織布に損傷を与えてしまう。一方、パルス継続
時間が1μs以下の場合は、充分な親水処理効果が発揮
できない。
【0045】本発明の製造方法において、対向電極間に
印加するパルス電圧の周波数は、1〜20kHzである
ことが好ましい。1kHz未満であるとプラズマ密度が
低いため処理時間がかかりすぎ、20kHzを超えると
アーク放電が発生しやすくなり、基材に損傷を与える。
さらに、放電を安定させるためには、放電時間1ms内
に、少なくとも1μs継続するOFF時間を有すること
が好ましい。
【0046】本発明の製造方法において、対向電極間に
印加する電界強度は、50〜100kV/cmが好まし
い。50kV/cm未満で低すぎると放電プラズマが発
生せず、また、放電プラズマが発生しても処理に時間が
かかりすぎ、100kV/cm以上であるとアーク放電
が発生しやすくなる。
【0047】
【実施例】本発明の2次電池用セパレータの具体的な実
施例を比較例とともに、以下に説明する。
【0048】まず、本発明の実施例(比較例)に用いた
大気圧放電プラズマ処理装置を図2に模式的に示す。
【0049】図1に示す大気圧放電プラズマ処理装置
は、主として、処理容器1、対向電極(上部電極2と下
部電極3)、パルス電源4、窒素ガス供給装置5、油回
転ポンプ6、巻出機7、及び巻取機8によって構成され
ている。
【0050】処理容器1の前後(基材Fの走行方向にお
ける前後)には、それぞれ基材導入口11及び基材排出
口12が設置されている。また、処理容器1には、ガス
導入口13及びガス排出口14が設けられており、その
ガス導入口13に窒素ガス供給装置5が接続され、ガス
排出口14に減圧用の油回転ポンプ6が接続されてい
る。
【0051】処理容器1の内部には、上部電極2と下部
電極3が一定の間隔を隔てて設置されている。上部電極
2はパルス電源4に電気的に接続され、下部電極3は接
地されており、これら上部電極2と下部電極3との間
に、図1(A)に示す波形のパルス電圧を印加すること
ができる。
【0052】巻出機7には、処理を行うポリオレフィン
系不織布基材Fが巻かれている。このポリオレフィン系
不織布基材Fは、送りロール9,10及び巻取機8など
によって構成される一般的な基材搬送系によって、上部
電極2と下部電極3との間を走行するようになされてい
る。
【0053】そして、以上の構造の放電プラズマ処理装
置において、窒素ガス供給装置5及び油回転ポンプ6の
操作により、処理容器1内のガスをガス排出口14から
排出し、流量調整された窒素ガスをガス導入口13から
処理容器1内に導入して、処理容器1内を大気圧近傍の
圧力下で窒素雰囲気とし、この状態で、上部電極2と下
部電極3との間に、パルス電源4からパルス電圧を印加
することによりグロー放電プラズマを発生させるととも
に、上部電極2と下部電極3との間にポリオレフィン系
不織布基材Fを走行させることによって、そのポリオレ
フィン系不織布基材Fの表面処理(窒化による親水化処
理)を連続的に施すことができる。
【0054】ここで、図2では、対向電極(上部電極2
と下部電極3)を1組のみ示しているが、必要に応じ
て、多数組の対向電極を設置し、ポリオレフィン系不織
布基材Fが大気圧放電プラズマに接触する距離を長く
し、ポリオレフィン系不織布基材Fを高速で走行させる
ようにしてもよい。なお、処理容器1の材質は、特に限
定されず、例えば樹脂、ガラス、金属等が挙げられる。 <実施例1>スパンボンド法により平均繊維径が12μ
m、目付が30g/m2 のポリプロピレン100%のス
パンボンド不織布を用意した。
【0055】次に、JIS K 7210に記載の方法
で測定したメルトフローレートが1000g/10分の
ポリプロピレン樹脂を原料樹脂として、紡糸温度260
℃にて加熱溶融紡糸した。このとき、メルトブローノズ
ルとして、直径0.4μmのノズル孔が幅方向に1 mm
間隔で設置されているものを使用した。また、溶融樹脂
の吐出量はノズル孔の1ホール当り1.0g/分で行な
い、速度8m/分で移動するスパンボンド不織布の片面
上に、捕集距離350mmで溶融樹脂を温度300℃、
圧力0.8kg/cm2 の空気をノズル口に吹き付けな
がら噴射し、紡糸してメルトブロー不織布層を形成し
た。そのメルトブロー不織布層の平均繊維径は1.2μ
mで、目付は12g/m2 であった。
【0056】得られたスパンボンド/メルトブロー積層
不織布を、温度140℃に加熱した表面エンボス処理率
3%のエンボスロールと平ロールとの間に、速度10m
/分でニップ圧30kg/cmで1回通過させた後、カ
レンダで圧力を掛けてポリオレフィン系不織布基材を得
た。
【0057】以上の処理により得られたポリオレフィン
系不織布基材に、以下のような大気圧放電プラズマ処理
を施した。
【0058】まず、図2に示す処理装置において、Al
2 O3 の溶射膜(固体誘電体)が1.5mmコートして
ある上部電極2(SUS304製、大きさ120mm×
50mm□)と、下部電極3(SUS304製、大きさ
120mm×50mm□)との電極間距離を2mmと
し、その上下の電極間の空間中に、先に作製したポリオ
レフィン系不織布基材(幅100mm)Fを配置した。
【0059】次に、油回転ポンプ6により処理容器1の
内圧が1Torrになるまで排気を行った後、窒素ガス
をガス導入口13から容器内が大気圧になるまで導入し
た状態で、上部電極2と下部電極3との間に、下記の表
1に示す条件のパルス電圧を印加して大気圧放電プラズ
マを発生させるとともに、ポリオレフィン系不織布基材
Fを1m/分の速度で走行させ、大気圧放電プラズマ処
理(表面親水処理)を行って2次電池用セパレータを得
た。 <実施例2>ポリオレフィンパルプ(商品名SWPY−
600;三井化学株式会社製)5gを濃度1%となるよ
うに水中に分散し、次いでホモジナイザーを使用して、
500kg/cm2 ×5パス処理し、重量平均繊維長
0.455mm、平均繊維径2μm、カナディアンフリ
ーネス400mLの微細繊維状ポリオレフィンパルプの
分散液Aを得た。
【0060】次に、水1500gをステンレスバットに
計量し、繊度0.7d、カット長5mmのポリプロピレ
ンチョップ(商品名PZ;ダイワボウ株式会社製)を5
g、繊度0.9d、カット長5mmのポリプロピレン/
ポリエチレン芯鞘繊維(商品名NBFHスター220;
ダイワボウ株式会社製)を10g計量し、それらを分散
濃度1%で分散し、ポリオレフィン系繊維分散液を得た
(分散液B)。
【0061】そして、分散液A:分散液B=2:8(重
量比)の割合で混合し、水で10倍に希釈した後、さら
に粘剤としてポリエチレンオキサイド(商品名PE0−
PF;住友精化株式会社製)を極少量添加し、この混合
物を手漉きして目付48g/m2 の湿式不織布シートを
得た。得られた湿式不織布シートをドラムドライヤで乾
燥後、スーパーカレンダ処理を施してポリオレフィン系
不織布基材を得た。
【0062】以上の処理により得られたポリオレフィン
系不織布基材に、実施例1と同じ方法の大気圧放電プラ
ズマ処理(表面親水化処理)を施して2次電池用セパレ
ータを得た。ただし、上部電極2と下部電極3との間に
印加するパルス電圧は、下記の表1に示す条件とした。 <実施例3>平均繊維径が10μm、繊維長38mmの
芯部がポリプロピレン、鞘部がポリエチレンからなる芯
鞘型ポリオレフィン繊維(商品名NBF;大和紡績株式
会社製)100%をカード機により開繊し、目付12g
/m2 の一方向性繊維ウェブと、クロスレイヤーにより
繊維を交差させた、目付15/m2 の繊維ウェブとを積
層した。この積層不織布を2枚重ね、温度110℃に加
熱したチルド/チルドのカレンダを通過させてポリオレ
フィン系不織布基材を得た。
【0063】以上の処理により得られたポリオレフィン
系不織布基材に、実施例1と同じ方法の大気圧放電プラ
ズマ処理(表面親水化処理)を施して2次電池用セパレ
ータを得た。ただし、上部電極2と下部電極3との間に
印加するパルス電圧は、下記の表1に示す条件とした。 <実施例4>実施例1と同じ処理により、ポリオレフィ
ン系不織布基材を得た後、そのポリオレフィン系不織布
基材をアセトンに24時間浸漬した後に取り出し、更に
アセトンで2度濯ぎを行った後、60℃のオーブン中で
1時間乾燥した。
【0064】そして、以上の洗浄処理を行った後のポリ
オレフィン系不織布基材に、実施例1と同じ方法の大気
圧放電プラズマ処理(表面親水化処理)を施して2次電
池用セパレータを得た。ただし、上部電極2と下部電極
3との間に印加するパルス電圧は、下記の表1に示す条
件とした。 <比較例1>スパンボンド法により平均繊維径が20μ
m、目付が45g/m2 のポリプロピレン/ポリエチレ
ン芯鞘繊維100%のスパンボンド不織布を得た。
【0065】得られたスパンボンド不織布を、温度12
0℃に加熱した表面エンボス処理率3%のエンボスロー
ルと平ロールとの間に、速度10m/分でニップ圧25
kg/cmで1回通過させ、次いで、このスパンボンド
不織布にカレンダで圧力を掛けてポリオレフィン系不織
布基材を得た。
【0066】以上の処理により得られたポリオレフィン
系不織布基材に、実施例1と同じ方法の大気圧放電プラ
ズマ処理(表面親水化処理)を施して2次電池用セパレ
ータを得た。ただし、上部電極2と下部電極3との間に
印加するパルス電圧は、下記の表1に示す条件とした。 <比較例2>平均繊維径が25μm、繊維長64mmの
芯部がポリプロピレン、鞘部がポリエチレンからなる芯
鞘型ポリオレフィン繊維(商品名NBF;大和紡績株式
会社製)100%をカード機により開繊し、目付け21
g/m2 の一方向性繊維ウェブと、クロスレイヤーによ
り繊維を交差させた、目付35g/m2 の繊維ウェブと
を積層した。この積層不織布を、温度110℃に加熱し
たチルド/チルドのカレンダを通過させてポリオレフィ
ン系不織布基材を得た。
【0067】以上の処理により得られたポリオレフィン
系不織布基材に、実施例1と同じ方法の大気圧放電プラ
ズマ処理(表面親水化処理)を施して2次電池用セパレ
ータを得た。ただし、上部電極2と下部電極3との間に
印加するパルス電圧は、下記の表1に示す条件とした。 <比較例3>大気圧放電プラズマ処理(表面親水化処
理)を施す際に、上部電極2と下部電極3との間に印加
するパルス電圧を、下記の表1に示す条件とした以外
は、実施例1と同じとして2次電池用セパレータを得
た。
【0068】なお、この比較例3では、大気圧放電プラ
ズマ処理を行った後において、ポリオレフィン系不織布
基材は親水化されておらず、アルカリ2次電池用のセパ
レータとして不適であった。 <比較例4>実施例1と同じ処理によりポリオレフィン
系不織布基材を得た後、そのポリオレフィン系不織布基
材に、実施例1と同じ方法の大気圧放電プラズマ処理
(表面親水化処理)を施して2次電池用セパレータを得
た。ただし、上部電極2と下部電極3との間に印加する
パルス電圧は、下記の表1に示す条件とした。
【0069】なお、この比較例4では、大気圧放電プラ
ズマ処理を行った際に、強いストリーマ放電が確認さ
れ、ポリオレフィン系不織布基材の一部が溶融して孔が
空いてしまった。 <物性評価>以上の実施例1〜4で得られた2次電池用
セパレータ、及び、比較例1〜4で得られた2次電池用
セパレータについて、以下の基準で物性評価を行った。
その評価結果を、下記の表2及び表3に示す。 (1)目付[g/m2 ]試料の大きさ1m×1mを水分
平衡に至らせて質量を測定する。5枚のサンプルの平均
値を下記の表2に示す。 (2)厚さ[mm]マイクロメータを使用し、サンプル
を挟み込んで空回りを始めた時点から、更に1回転させ
たところを終点として測定を行い、得られた測定値を厚
さとする。20点の平均値を下記の表2に示す。 (3)通気度[cc/sec/cm2 ] JIS Y 1096に従って、フラジール型測定器を
使用して通気度を測定する。10回の平均値を下記の表
2に示す。 (4)平均孔径[μm] ASTM F316−86に従って、パームボロメータ
を使用して平均孔径を測定する。10回の平均値を下記
の表2に示す。 (5)空隙率[%] 水銀ポロシメトリを使用して空隙率を測定する。10回
の平均値を下記の表2に示す。 (6)保液率[%] 10cm×10cmのサンプルを採取し、小数点以下4
桁まで秤量し(秤量値:W1 )、次いで、30%KOH
中にサンプルを浸漬し、10分後サンプルを引き上げ、
2分間液を切り、重量を測定する(重量値:W2 )。そ
れら測定値W1とW2 を用いて、下記の式に基づいて保
液率を算出する。
【0070】 保液率(%)=(W2 −W1 )/W1 ×100 10回の測定・計算値の平均値を下記の表3に示す。 (7)自己放電容量保存率[%] サンプルを公称容量2200mAHのサブCサイズの円
筒形電池に組込み、特性が安定した後、 0.1C,12
0%充電を行い、その後、60℃で3日間放置し、放置
後の残存放電容量を測定した。残存放電容量/特性が安
定した時の容量×100の値(%)を容量保存率とし
た。サンプル10個の平均値を下記の表3に示す。 (8)サイクル試験(溶存保存率[%]) サンプルを公称容量2200mAHのサブCサイズの円
筒形電池に組込み、特性が安定した後、25℃の条件下
で0.2C,120%充電した。その後、0.2C,
0.8V終始電圧とした放電を500サイクル繰り返し
た後の放電容量を測定した。500サイクル目の放電容
量/特性が安定した時の容量×100の値(%)を容量
保存率とした。サンプル10個の平均値を下記の表3に
示す。 (9)表面窒素量 X線光電子分光装置(XPS)を用いて、親水化処理さ
れた不織布基材表面の窒素量を測定した。XPSは、単
色化(モノクロ使用)ALKα線を使用し、X線印加電
圧15kV、エミッション電流5mAで測定を行った。
測定結果を下記の表3に示す。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】
【表3】
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の2次電池
用セパレータは、保液性、自己放電特性、サイクル特性
に優れている。
【0075】また、本発明の2次電池用セパレータの製
造方法によれば、大気圧近傍の圧力下において放電プラ
ズマ処理することにより、ポリオレフィン系不織布に損
傷を与えることがなく、 安価で親水処理可能であり、電
池性能に優れた2次電池用セパレーターを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】対向電極間に印加するパルス電圧の例を示す波
形図である。
【図2】本発明の実施例で用いた大気圧放電プラズマ処
理装置の構成を模式的に示す図である。
【符号の説明】 1 処理容器 11 基材導入口 12 基材排出口 13 ガス導入口 14 ガス排出口 2 上部電極 3 下部電極 4 パルス電源 5 窒素ガス供給装置 6 油回転ポンプ 7 巻出機 8 巻取機 9,10 送りロール F ポリオレフィン系不織布基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末崎 穣 大阪市北区西天満2−4−4 積水化学工 業株式会社内 (72)発明者 田中 雅人 東京都江戸川区東篠崎2−3−2 王子製 紙株式会社江戸川研究センター内 (72)発明者 中野 繁一 東京都江戸川区東篠崎2−3−2 王子製 紙株式会社江戸川研究センター内 Fターム(参考) 4L031 AA14 AB34 CA00 CA12 CB05 DA00 DA08 4L047 AA14 AB03 AB07 CA19 CB07 CC12 DA00 5H021 BB13 BB15 CC02 EE04 HH00 HH01 HH02 HH03 5H028 AA05 BB00 BB10 BB15 EE06 HH00 HH01 HH05 HH10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ2次電池に用いられるセパレー
    タであって、平均孔径5〜40μm、通気度3〜40c
    c/cm2 /sec、空隙率40〜70%の範囲にある
    ポリオレフィン系不織布を基材として形成され、そのポ
    リオレフィン系不織布基材の表面が、窒素ガス雰囲気の
    大気圧近傍下で行われる放電プラズマ処理により親水化
    されていることを特徴とする2次電池用セパレータ。
  2. 【請求項2】 親水化されたポリオレフィン系不織布基
    材表面の窒素原子の存在量が、X線電子分光測定による
    測定値で1〜30atom%であることを特徴とする請
    求項1記載の2次電池用セパレータ。
  3. 【請求項3】 互いに対向する一対の電極で構成され、
    その一方または双方の電極の対向面が固体誘電体で被覆
    されてなる対向電極を、窒素ガス雰囲気の大気圧近傍下
    に配置し、その対向電極間に、平均孔径5〜40μm、
    通気度3〜40cc/cm2 /sec、空隙率40〜7
    0%の範囲にあるポリオレフィン系不織布基材を配置し
    た状態で、対向電極間に、パルス立ち上がり時間が20
    μs以下、パルス継続時間が1〜50μs、周波数が1
    〜20kHz、電界強度が50〜100kV/cmのパ
    ルス電圧を印加することにより、ポリオレフィン系不織
    布基材に大気圧放電プラズマ処理を施すことを特徴とす
    る2次電池用セパレータの製造方法。
  4. 【請求項4】 大気圧放電プラズマ処理を行う前に、ポ
    リオレフィン系不織布基材を、極性溶剤により洗浄して
    おくことを特徴とする請求項3記載の2次電池用セパレ
    ータの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011047027A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Mitsui Chemicals Inc 機能性粒子およびプラズマ処理を用いたその製造方法
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KR101350959B1 (ko) * 2011-11-30 2014-01-14 한국과학기술연구원 개량 플라즈마에 의한 리튬이차전지용 극판의 제조 방법, 상기 방법으로 처리된 극판과 이를 이용한 리튬이차전지
KR20150116315A (ko) * 2014-04-07 2015-10-15 한국과학기술연구원 이차전지용 리드 단자의 표면처리장치

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