JP2000208079A - 電子線の強度分布を測定するピンホ―ル検出器 - Google Patents

電子線の強度分布を測定するピンホ―ル検出器

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JP2000208079A
JP2000208079A JP11244020A JP24402099A JP2000208079A JP 2000208079 A JP2000208079 A JP 2000208079A JP 11244020 A JP11244020 A JP 11244020A JP 24402099 A JP24402099 A JP 24402099A JP 2000208079 A JP2000208079 A JP 2000208079A
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electron
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Steven D Golladay
ダグラス ゴラディ スティーブン
Arthur Kendall Rodney
アーサー ケンドール ロドニイ
Stewart Gordon Mitchell
ステュアート ゴードン ミチェッル
Carl E Bohnenkamp
エミル ボーネンカンプ カール
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ピンホールが電子の後方散乱を引き起こさず、
十分な精度の電子強度分布の測定を行えるピンホール検
出器を提供する。 【解決手段】電子線投影露光装置用照明強度分布測定装
置は、サブフィールドを備えたレチクルBRと、電子線
投影露光装置の像面に配置され、高いアスペクト比のピ
ンホールPHを有する原子番号の小さな材料のブロック
からなるピンホールプレートと、ピンホールを通過した
電子を検出するための手段SC、固定された電子強度分
布に関してピンホールを動かし、走査する手段又は固定
された位置に保持された場合、ピンホールに関して電子
強度分布を走査させる手段DYと備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子強度分布測定
装置に関し、特に電子線投影露光装置の照明一様性に関
する。
【0002】
【従来技術】従来のピンホール型電子検出器は、電子が
検出器を通過する開口(ピンホール)を備えた重金属遮
蔽部材からなる。典型的な検出器は、電子衝撃に応じて
光を発光するシンチレータと、その光を検出し、信号を
電気的に増幅する光電子倍増管とから構成されている。
【0003】電子像の強度分布は、ピンホール検出器を
横切って分布をスキャンさせることによって得られる。
結果として得られる像又はデータの空間的解像度は、ピ
ンホールの大きさ、電子伝達と電子遮蔽との間の突然の
変化を与えるピンホールのエッジの程度によって制限さ
れる。
【0004】電子遮蔽力は、原子番号の増加に伴って増
加する。強力な電子線(75kev)に対して、厚さ5〜1
0μmの原子番号の大きな材料、例えば、金は、効果的
に電子を遮蔽する。これに対して、カーボンのような原
子番号の小さな材料の場合は、100〜125μmの厚
さが必要とされる。
【0005】これまで100〜125μmの厚さの材料
に半径数μmのピンホールを製作するための技術は存在
しなかった。そのためピンホールは、金、プラチナ、モ
リブデンのような重金属で製造されていた。Behringer
等のUSPatent No.4,578,587『Error-Corrected Corpusc
ularBeam Lithography』には、選択されたマスク配置に
よって薄くぴんと張ったマスクの形を正確に決定つける
ために単一孔のダイヤフラムを示している。
【0006】0.5μm(半径又は横方向の長さ)の孔
を有するダイヤフラムは、ウエハのサポート領域の外側
のテーブルの上に提供される。ダイヤフラムの次に、シ
ングルホールのダイヤフラムとシンチレータが配置され
る。電子線により電子が当てられたシンチレータにおい
て、閃光が生じる。
【0007】閃光は、光電子倍増管に供給される。多数
の孔が形成されたダイヤフラムが用いられる場合、金の
ダイヤフラムで、そして孔は、半径又が横方向の長さが
0.5μmである。「電子線を形成するための電子線用
マスクのパターンをチェックする機能を備えた電子線投
影露光装置(Electron Beam Exposure System Havi
ng the Capability of Checking the Pattern o
f an Electron Mask Used forShaping an Elect
ron Beam)」のOae等のUSPatent No.5,180,919を見る
と、電子線をマスクに形成された開口パターンを通過さ
せ、ブランキングアパーチャプレートの開口を通過させ
る。
【0008】過去に要求される測定を行うために、従来
のピンホール検出器からなるものが使用されていた。新
しい電子線投影露光装置(EBPS)に必要とされる信号を
与えるための準備が試みられていたが、技術の流れにお
いて、結果は不満足であったことを意味する。
【0009】これらのピンホールはすべて、アーティフ
ァクトを作る電子の後方散乱を引き起こす。アーティフ
ァクトは十分な精度の電子強度分布の測定を妨げる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のメリットは、ピ
ンホールプレートが、後方散乱が少なく、アーティファ
クトを減少させる原子番号の小さな材料から形成されて
いることである。本発明にかかる照明強度分布の測定装
置は、高いアスペクト比のピンホールを有する原子番号
の小さな材料からなるピンホールと、前記ピンホールを
通過した電子を検出する手段と、固定された電子強度分
布に関してピンホールを動かし、走査する手段又は固定
された位置に保持された場合、ピンホールに関して電子
強度分布を走査させる手段と、を備えている。
【0011】本発明にかかる電子線投影露光装置(EB
PS)の照明強度分布の測定装置は、サブフィールドを
備えたレチクルと、前記電子線投影露光装置内の像面に
配置され、高いアスペクト比のピンホールを備えた原子
番号の小さな材料からなるピンホールプレートと、前記
ピンホールを通過した電子を検出する手段と、固定され
た電子強度分布に関してピンホールを動かし、走査する
手段又は固定された位置に保持された場合、ピンホール
に関して電子強度分布を走査させる手段と、を備えてい
る。
【0012】
【発明の実施形態】従来のピンホールを用いて得られる
電子強度分布の測定について研究し、そして測定精度
は、検出器のアーティファクトによって低下してしまう
ことがわかっている。これらのアーティファクトはピン
ホールからの電子の後方散乱の結果であることが一連の
実験によって証明されている。
【0013】カーボンやベリリウム(Be)、シリコン
(Si)、アルミニウム(Al)のような原子番号の小
さい他の材料は、後方散乱がほとんど起こらないことが
知られている。カーボンや原子番号の小さい他の材料
は、検出器のアーティファクトを少なくし、測定精度を
向上させる。
【0014】しかし、カーボンの厚さ(約125μm)
は、相対的には電子線(75KV)を遮蔽するために必要
とされる。カーボン、原子番号の小さい混合物、化合物
を含んだ材料の厚さ125μmに、半径8〜10μmの
孔をあけることは、従来の孔あけ方法によっては不可能
である。
【0015】図1Aは、本発明にかかるイオンビームミ
リングによって製作されたピンホールPHを備えたディ
スクDIの断面図である。ピンホールは、ホルダーに載
せることができるような強靱な構造にするために十分に
厚い固体のカーボンプレートCOから形成されている。
175μmの厚さは、この目的を果たすためには十分で
あることわかる。
【0016】厚さ125μmのグラファイトは、75Ke
vの電子線を遮蔽するためには十分な厚さであることを
決定したので、このプレートの中心部分は、カーボンデ
ィスクDIのおおよそ同軸上に、座ぐりCBを作るため
に従来のドリルビットを用いたドリルによってこの厚さ
が減少され、それによって、50μmが除去される。ピ
ンホールは、イオンビームミリングによって同軸上に孔
を開けられた座ぐりを備えたものが作られる。
【0017】EBPSの照明の一様性を測定するため
に、半径8〜10μmのピンホールで、十分であること
が証明される。図1Bは、ピンホールPH、座ぐりC
B、ディスクCOの同軸上の配置を示す図1Aのディス
クDIの平面図である。図2Aは、EBPSの電子強度
分布を測定するための装置及び方法を示した図である。
【0018】図解の目的のために、図2にPreiffer等の
USPatentNo.5,466,904に出願したEBPSを示す。パタ
ーンはサブフィールドと呼ばれるレチクルの部分の一連
の露光によってウエハ上に形成される。電子線偏向と、
レチクルステージ、ウエハステージの機械的動作との結
合を通して、完全なパターンはサブフィールドから作ら
れる。
【0019】図示されていないEBPSの照明系は、レ
チクルのサブフィールドBR上に向けて電子強度分布を
投影する。図式的に現されたEBPSの光学像は、レン
ズLによってレチクルからウエハにパターンが転写され
るという効果がもたらされ、ウエハ上にレチクルパター
ンの縮小像が形成される。
【0020】ウエハ上でレチクルに形成されたパターン
の正確な複製は、レチクル上で1%のオーダで電子強度
分布の一様性、そしてウエハに対して電子強度分布の正
確な像が形成されることが要求される。この電子強度分
布の一様性を、その場で電気的に測定することは、重要
なことであり、照明及び/又は像光学の最適な調整を促
進する。
【0021】本発明にかかる第一の実施形態では、電子
強度分布は、ウエハ面又はターゲット面において測定さ
れる。この場合、サブフィールドは、レチクル内に含ま
れ、このサブフィールドは、電子線に基づいて配置され
る。ピンホールアパーチャPHは、ターゲット面又はウ
エハ面で配置されている。
【0022】図2Aに示されている実施例において、ピ
ンホールPHは、ターゲットに配置されたディスクDI
内に配置されている。その上、ピンホールを通過した電
子を検出するためのシンチレータSCと、シンチレータ
SCの出力を向上させるための光電子倍増管PMを提供
する。レチクル面に向けて投影される成形アパーチャに
到達する電子線EBの電子のより大きな四角い像IMの
ための開口を四角いレチクルBR内に与える。
【0023】作図の便宜上、BRは、像IMの上方に示
されている。像IMはコンデンサーレンズLを通過し、
偏向器DYを通過し、任意開口LAを備えた任意カーボ
ン層CL上に形成された任意のスリットアパーチャを通
過して投影される。アパーチャLAを通過した電子線
は、ターゲットに配置され、そこを通過するピンホール
開口PHを有するカーボン層COを通過する。
【0024】ピンホールPHを通過し、ターゲットに照
射される電子は、信号を光電子倍増管PMに向けて順番
に通過するシンチレータSCに向けて進む。像IMは、
レチクルの穴あきサブフィールドの縮小像DMIの大き
さに小さくされる。モニターは、光電子倍増管PMの出
力値につなげられている。
【0025】照明の一様性を示す像は、固定されたピン
ホールPH上を強度分布を偏向することによって2次元
ラスターでスキャンし、ラスタースキャンと同期させて
検出された信号を表示することによって形成される。図
2Bにおいて、シンチレータSCは、ピンホールPHに
近接して示され、光電子倍増管PMはシンチレータSC
に近接して示されているけれど、ピンホールPHを通し
て伝達された電子はシンチレータSCを照射し、シンチ
レータSCによって発光された光は光電子倍増管PMに
よって検出される限りは、それらの要素は、分離でき
る。
【0026】実際上、ウエハステージ上にピンホールP
Hのみを載置すること、そして、ウエハ面の下の固定位
置に電気的真空貫通端子を備えた光電子倍増管PMとシ
ンチレータSCを載置することは、より都合がよい。本
発明にかかる第二の実施形態において、ピンホールPH
をシンチレータSCから切り離す可能性は、レチクル面
で電子強度分布を測定するために用いられる。
【0027】この場合、ピンホールは、ウエハステージ
に代えてレチクルステージ上に載置される。強度分布
は、レチクル上方の偏向器によって走査されるか、又は
レチクルステージが、固定電子線に対して相対的に動か
されるかである。図2Bは、レチクル面に配置されたピ
ンホールディスクDIを本発明にしたがって他の具体例
を与えるために図2(A)を修正したものを示す図であ
る。
【0028】図2Bの上で、一対のスキャンヨークが中
心線Zの両側に示されている。ピンホールPHを備えた
ピンホールディスクDIは、スキャンヨークとコンデン
サーレンズLとの間に示されている。コンデンサーレン
ズLの次は、偏向器DY、開口LAを有するスリットア
パーチャSA、層CLで、引き続いてシンチレータS
C、光電子倍増管である。
【0029】原子番号の大きな材料(プラチナ)からな
る従来のピンホールで電子強度分布を測定する研究を行
っている。強度分布は、エッジに向けて落ちることがあ
らわれ、そして、照射領域の外側に余分の信号がある。
種々の実験は、これらの信号は検出器のアーティファク
トであり、現実の照明強度分布の表示ではないことを証
明している。
【0030】これらのアーティファクトのもっともらし
い説明は、後方散乱電子の検出に基づき、2回の後方散
乱電子が、ピンホールPHから後方散乱され、そして図
2に示されているシンチレータSCに向けて2回後方散
乱される。本発明は、カーボン又は原子番号の小さい材
料からなる基板COに高いアスペクト比のピンホールP
Hをイオンビーム装置によって製作することによってこ
の問題を解決する。
【0031】高いアスペクト比は、電子を通過する領域
と、電子を遮蔽する領域との間の突然の変化をもたら
す。図1Aは、本発明にしたがってイオンビームミリン
グによって製作されたピンホールPHを備えたディスク
DIの概略断面図である。図1Bは、ピンホールPH、
座ぐりCB、ディスクCOの同軸上の配置を示す図1A
のディスクDIの平面図である。
【0032】図3は、電子強度分布に対して従来の原子
番号の大きな材料(プラチナ)からなるピンホールによ
って得られる結果を示し、アーティファクトが現れてい
ることがわかる。急に増加する左端の余分強度は、ピー
ク信号の右側に見られる強度不足におおよそ匹敵する。
【0033】これらの信号はともに1%の精度のため
に、一様な測定を妨げるアーティファクトを検出する。
図4は、図3に近似した条件のもと、ニューカーボンの
ピンホール(好ましくはグラファイト)の特性を示した
ものである。照明領域の外側における見せかけの信号の
不存在に注目する。
【0034】半径8μm〜10μmのピンホールを備え
た方法を説明している一方で、図5A、5Bは本発明に
したがって製造された1μm以下の半径を備えたより小
さなピンホールの構造のディスクDI’を示す。最も高
い解像度のピンホールのために、適切な電子線遮蔽力を
保持しつつ、後方散乱のアーティファクトを最小にする
一方、より薄いカーボン構造を許容するために、重金属
からなる下層BL、例えば金、プラチナ、モリブデン等
が、従来の周知の蒸着法、他のプロセスによってカーボ
ン(より好ましくは、グラファイト)下側(電子線の入
射と反対側)に追加される。
【0035】図5Aは、本発明にしたがって、イオンビ
ームミリングによって製造された変形ピンホールディス
クの概略断面図であり、本発明にしたがって製造された
1μm以下の半径を備えたより小さいピンホールの構造
からなり、重金属材料の下層を備える。図5Bは、ピン
ホール、座ぐり、ディスクの同軸上の配置を示す図5A
のピンホールディスクの平面図である。
【0036】図5Aは、イオンビームミリングによって
本発明にしたがって製造されたピンホールPH’を備え
たディスクDI’の概略断面図である。ピンホールは半
径1μm〜6μmである。ピンホールは、ホルダーに保
持することができるような強靱な構造にするために約1
75μmの厚さを持った固体カーボン(より好ましくは
グラファイト)ディスクCO’の同軸上に形成されてい
る。
【0037】カーボン(より好ましくは、グラファイ
ト)の同軸上の座ぐりCB’は、従来ビットを用いたド
リルによってディスクCO’の最表面に形成される。座
ぐりは、約100μm〜125μmの深さである。イオ
ンミリングプロセスは、50μm〜75μmの深さのピ
ンホールを形成する役割を果たす。
【0038】最後に、重金属材料からなる下層BL、例
えば金、プラチナ、モリブデンタンタル、タングステ
ン、レニウム、ウラニウム等は、従来の周知の蒸着法又
は他のプロセスによって下側に追加される。下側の厚さ
は、測定される電子線のエネルギーに依存し、5μm〜
10μmの範囲内である。
【0039】同軸上の配列が示されているとはいえ、重
要な要因は、ピンホールがエッジから遠く離れた原子番
号の小さいな材料からなるプレートに形成されているこ
とである。本発明は、前述の特別な実施例の点から述べ
られているので、いわゆる当業者は、付加されたクレイ
ムの思想、範囲内の変形で実施される本発明を認識する
ことができる。
【0040】例えば、それは、本発明の思想、又は範囲
内から遠く離れることなく、形式的に細部に渡る変形で
ある。従って、すべてのそのような変形は、本発明の範
囲内であり、本発明は、特許請求の範囲の主題は含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明にしたがって、イオンビーム
ミリングによって製造された中心の小さな高アスペクト
比のピンホールを備えたピンホールディスクの概略断面
図である。(B)は、ピンホール、座ぐり、ディスクの
同軸上の配置を示す図1Aのピンホールディスクの平面
図である。
【図2】(A)は、シンチレータと光電子倍増管を加え
て、ターゲットにピンホールディスクを用いたEBPS
の照明強度分布に相当する電子強度分布を測定するため
に使用する装置及び測定方法を示した図である。(B)
は、レチクル面にディスクの形でピンホールプレートを
配置するために図2(A)を修正したものを示す図であ
る。
【図3】従来のピンホール検出器で得られた電子強度分
布を示した図である。そこからアーティファクトが現わ
れていることが読み取れる。
【図4】図3に近似した条件の下、ディスクの形で新し
いカーボン(より好ましくはグラファイト)のピンホー
ルプレートの特性が示されている。
【図5】(A)は、本発明にしたがって、イオンビーム
ミリングによって製造された変形ピンホールディスクの
概略断面図であり、本発明にしたがって製造された1μ
m以下の半径を備えたより小さいピンホールの構造から
なり、重金属材料の下層を備える。(B)は、ピンホー
ル、座ぐり、ディスクの同軸上の配置を示す図5Aのピ
ンホールディスクの平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミチェッル ステュアート ゴードン アメリカ合衆国 10589 ニューヨーク, サマース,リーンカーンデール デイトン ドライブ 7 (72)発明者 カール エミル ボーネンカンプ アメリカ合衆国 12533 ニューヨーク, ホープウェル ジャンクション,376 ル ート 753

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高いアスペクト比のピンホールを有する原
    子番号の小さな材料のブロックからなるピンホールプレ
    ートと、 前記ピンホールを通過した電子を検出する手段と、 固定された電子強度分布に関してピンホールを動かし、
    走査する手段又は固定された位置に保持された場合、ピ
    ンホールに関して電子強度分布を走査させる手段と、を
    備えた電子強度分布測定装置。
  2. 【請求項2】前記原子番号の小さな材料が、アルミニウ
    ム、ベリリウム、シリコン、カーボンからなるグループ
    から選択されたものであることを特徴とする請求項1記
    載の電子強度分布測定装置。
  3. 【請求項3】前記原子番号の小さな材料は、座ぐりを備
    えたカーボンプレートを形成するカーボンからなり、 前記ピンホールは、エッジからかなり離れたカーボンプ
    レートの内側に形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の電子強度分布測定装置。
  4. 【請求項4】前記原子番号の小さな材料は、同軸上に座
    ぐりを備え、半径約8μm〜10μm、深さ約175μ
    mのピンホールを有する厚さ約175μmのカーボンプ
    レートを形成するカーボンからなり、前記ピンホール
    は、エッジからかなり離れたカーボンプレートの内側に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子強
    度分布測定装置。
  5. 【請求項5】前記原子番号の小さい材料は、座ぐりを備
    え、半径約1μm〜10μm、深さ約50〜70μmの
    ピンホールを有する厚さ約175μmのカーボンプレー
    トを形成するカーボンからなり、前記ピンホールは、エ
    ッジからかなり離れたカーボンプレートの内側に形成さ
    れ、前記プレートは、重金属からなる下層を含むこと、
    を特徴とする請求項1記載の電子強度分布測定装置。
  6. 【請求項6】前記重金属は、金、プラチナ、タンタル、
    タングステン、レニウム、ウラン、モモリブデンからな
    るグループから選択されたこと、を特徴とする請求項5
    記載の電子強度分布測定装置。
  7. 【請求項7】サブフィールドを有するレチクルと、 高いアスペクト比のピンホールを有する原子番号の小さ
    な材料のブロックからなるピンホールプレートと、 前記ピンホールは、電子線投影露光装置の像面に位置
    し、 前記ピンホールを通過した電子を検出する手段と、 固定された電子強度分布に関してピンホールを動かし、
    走査する手段又は固定された位置に保持された場合、ピ
    ンホールに関して電子強度分布を走査させる手段と、を
    備えた電子線投影露光装置用照明強度分布測定装置。
  8. 【請求項8】前記原子番号の小さい材料は、アルミニウ
    ム、ベリリウム、シリコン、カーボンから選択されたも
    のであることを特徴とする請求項7記載の電子線投影露
    光装置用照明強度分布測定装置。
  9. 【請求項9】前記原子番号の小さい材料は、座ぐりを備
    えたカーボンプレートを形成するカーボンからなり、 前記ピンホールは、エッジからかなり離れたカーボンプ
    レートの内側に形成されていることを特徴とする請求項
    7記載の電子線投影露光装置用照明強度分布測定装置。
  10. 【請求項10】前記原子番号の小さな材料は、同軸上に
    座ぐりを備え、半径が約8μm〜約10μmで深さが約
    175μmのピンホールを有する厚さ約175μmのカ
    ーボンプレートを形成するカーボンからなり、 前記ピンホールは、エッジからかなり離れたカーボンプ
    レートの内側に形成されていることを特徴とする請求項
    7記載の電子線投影露光装置用照明強度分布測定装置。
  11. 【請求項11】前記原子番号の小さい材料は、座ぐりを
    備え、半径約1μm〜10μm、深さ約50〜70μm
    のピンホールを有する厚さ約175μmのカーボンプレ
    ートを形成するカーボンからなり、前記ピンホールは、
    エッジからかなり離れたカーボンプレートの内側に形成
    され、前記プレートは、重金属からなる下層を含むこと
    を特徴とする請求項7記載の電子線投影露光装置用照明
    強度分布測定装置。
  12. 【請求項12】前記重金属は、金、プラチナ、タンタ
    ル、タングステン、レニウム、ウラン、モリブデンから
    なるグループから選択されていることを特徴とする請求
    項11記載の電子線投影露光装置用照明強度分布測定装
    置。
  13. 【請求項13】高いアスペクト比のピンホールを有する
    原子番号の小さな材料のブロックからなるピンホールプ
    レートと、 前記ピンホールは、電子線投影露光装置の像面に位置
    し、 前記ピンホールを通過した電子を検出する手段と、 固定された電子強度分布に関してピンホールを動かし、
    走査する手段又は固定された位置に保持された場合、ピ
    ンホールに関して電子強度分布を走査させる手段と、 電子線投影露光装置用照明強度分布測定装置。
  14. 【請求項14】前記原子番号の小さい材料は、アルミニ
    ウム、ベリリウム、シリコン、カーボンからなるグルー
    プから選択されたことを特徴とする請求項3記載の電子
    強度分布測定装置。
  15. 【請求項15】前記原子番号の小さい材料は、座ぐりを
    備えたカーボンプレートを形成するカーボンからなり、 前記ピンホールは、エッジからかなり離れたカーボンプ
    レートの内側に形成されていることを特徴とする請求項
    7記載の電子強度分布測定装置。
  16. 【請求項16】前記原子番号の小さい材料は、同軸上に
    座ぐりを備え、半径が約8μm〜約10μmで、深さが
    約175μmのピンホールを有する厚さ約175μmの
    カーボンプレートを形成するカーボンからなり、 前記ピンホールは、エッジからかなり離れたカーボンプ
    レートの内側に形成されていることを特徴とする請求項
    7記載の電子線投影露光装置用照明強度分布測定装置。
  17. 【請求項17】前記原子番号の小さい材料は、同軸上に
    座ぐりを備え、半径が約1μm〜約10μmで、深さが
    約50μm〜約75μmのピンホールを有する厚さ約1
    75μmのカーボンディスクを形成するカーボンからな
    り、 前記ピンホールは、前記ディスクと前記座ぐりの同軸上
    に形成され、 前記ディスクは、重金属からなる下層を含むこと、を特
    徴とする請求項7記載の電子線投影露光装置用照明強度
    分布測定装置。
  18. 【請求項18】前記重金属は、金、プラチナ、タンタ
    ル、タングステン、レニウム、ウラン、モリブデンから
    なるグループから選択されていることを特徴とする請求
    項11記載の電子線投影露光装置用照明強度分布測定装
    置。
  19. 【請求項19】高いアスペクト比のピンホールを有する
    原子番号の小さな材料のブロックからなるピンホールプ
    レートを通過し、 前記ピンホールを通過した電子を検出し、、 固定された電子強度分布に関してピンホールを動かし、
    走査する手段又は固定された位置に保持された場合、ピ
    ンホールに関して電子強度分布を走査させることを特徴
    とする電子強度分布測定方法。
  20. 【請求項20】前記原子番号が小さい材料は、アルミニ
    ウム、ベリリウム、シリコン、カーボンからなるグルー
    プから選択されたことを特徴とする請求項19記載の電
    子強度分布測定方法。
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