JP2000323373A - 再入射防止板及びそれを有する荷電粒子線露光装置 - Google Patents

再入射防止板及びそれを有する荷電粒子線露光装置

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JP2000323373A JP11126661A JP12666199A JP2000323373A JP 2000323373 A JP2000323373 A JP 2000323373A JP 11126661 A JP11126661 A JP 11126661A JP 12666199 A JP12666199 A JP 12666199A JP 2000323373 A JP2000323373 A JP 2000323373A
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護 中筋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次電子検出器と併用した場合にも収差の原
因とならず、反射電子量を少なくできる再反射防止板を
提供する。 【解決手段】 再反射防止板31は、ウエハ15の被露
光面15aに対向して配置される。再反射防止板31の
下面には、下に向って開いている軸対称のくさび形の複
数の凹部33が一面に形成されている。くさび形凹部3
3の中心線は、露光光学系の光軸と被露光面との交点1
5bを頂点とする円錐面上にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子線露光装置や
イオンビーム露光装置等の光学鏡筒内に配置される再入
射防止板に関する。特には、電子等の反射量を極力減ら
すことができるよう改良を加えた再入射防止板に関す
る。また、そのような再入射防止板を有する荷電粒子線
露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】露光装置の光学鏡筒内には、感応基板
(ウエハ等)の被露光面と対向する面が存在する。例え
ば、感応基板に最も近い最終段の投影レンズの磁極の下
面(感応基板側の面)等がそのような面である。このよ
うな面(対向面と呼ぶ)には、感応基板の被露光面から
反射する露光光(以下、電子線とする)が当る。対向面
に当った電子線が反射して被露光面に入射すると、被露
光面上でバックウラウンドドーズの不測の変動をきた
し、その結果露光パターンの線幅精度が低下するおそれ
がある。
【0003】そこで、問題となる対向面に再入射防止板
を取り付けることが考えられる。第59回応用物理学会
学術講演会講演予稿集(1998.9)の611頁、16p−
B−16には、下村らによる「電子ビーム描画装置にお
ける再反射電子の低減」と題する提案が開示されてい
る。
【0004】図3は、下村らの提案した再入射防止板の
構成を模式的に示す図である。(A)は再入射防止板の
取り付け位置を示す側面図であって、(B)は再入射防
止板の詳細構造例を示す側面断面図である。図3(A)
には、電子ビーム描画装置の光学系の最下段の対物レン
ズ111及び感応基板(描画対象であるマスク基板11
5)が示されている。対物レンズ111の下面には再入
射防止板121が取り付けられている。この再入射防止
板121には、感応基板115に入射した電子(破線)
のうちの上方に反射した電子が当る。この反射電子がも
し下方に再反射すると、基板115にコントロールされ
ないドーズがレシストに与えられることとなる。このよ
うなコントロールされないドーズを与える再反射電子を
極力吸収してしまうのが再入射防止板121の役割であ
る。
【0005】図3(B)は、再入射防止板121の好適
な一例と再反射電子を計測する実験の様子を示す。この
再入射防止板121は、ハニカム状の孔121aを多数
有する。この孔121aは、光軸100とターゲット1
15′の交点に向かって斜めになっている。
【0006】ターゲット115′は、マスク基板115
を模したものである。同ターゲット115′は、光軸部
近辺に存在する。ターゲット115′の周囲には電極1
16が配置されており、この電極には電流計117が接
続されている。ターゲット115′と電極116間には
隙間があり、両者は絶縁されている。この状態で電子線
をターゲット115′に当て、電極116に入射する再
反射電子の量を測定したところ以下の結果が得られた。
【0007】具体的には、再入射防止板のないもの(対
物レンズ111の下面が平らな面のままのもの)、ハニ
カム状の孔を有するが孔は斜めでなく光軸と平行のも
の、及び図3(B)のものの3者について再反射電子量
を測定した。その結果、再入射防止板のないものにおい
て再反射電子量を100とすると、再反射電子量は平行
孔ハニカムで42、斜め孔ハニカムで30であった。す
なわち、図3(B)の斜め孔ハニカム式再入射防止板で
は、再反射電子を1/3以下に低減できた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
下村らの提案の再入射防止板は以下の点で不十分と思わ
れる。 (1)再入射防止板で2次電子も取り除こうとしようと
すると、再入射防止板に10V 程度の正の電圧を印加す
ることとなる。そうなると、再入射防止板の構造が軸対
称でないので、光軸近くに非軸対称の電場が誘起され、
新たな収差が生じる。 (2)再入射防止板の下面における孔の開口部の割合を
100%に近づけるのは困難である。 (3)孔(凹部)の上側の奥に存在する対物レンズの下
面が被露光面と対向しているので、この奥の面で反射す
る電子が被露光面に戻る可能性が相当にある。
【0009】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、以下のような再入射防止板を提供すること
を目的とする。 (1)2次電子も除去しようとした場合にも収差の原因
とならない。 (2)開口比を高くできる。 (3)凹部の奥からの反射が少ない。 また、そのような再入射防止板を有し、線幅精度の高い
転写露光を行うことのできる荷電粒子線露光装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】上
記課題を解決するため、本発明の第1態様の再入射防止
板は、感応基板の被露光面に対向して配置され、該面か
ら反射する露光光が再反射して該面に再入射することを
防止する再入射防止板であって;該板の上記被露光面側
の面には、被露光面側に向って開いている軸対称のくさ
び形の複数の凹部が一面に形成されており、該くさび形
凹部の中心線が、実質的に、露光光学系の光軸と被露光
面との交点を頂点とする円錐面上にあることを特徴とす
る。
【0011】くさび形凹部の間の壁の感応基板側のエッ
ジを尖らせれば、くさび形凹部の開口比はほぼ100%
になる。また、くさび形凹部の奥に平らな部分を作らな
ければ、奥の面からの反射はなくなる。そのため、上述
の従来技術よりも再反射量を小さくできる。なお、反射
露光光の代表例として以下“電子”と呼ぶがイオンや2
次電子を排除する意味ではない。
【0012】本発明の第2態様の再入射防止板は、該板
は軸対称形状の導体からなり、正の電圧が印加されるこ
とを特徴とする。
【0013】構造全体が軸対称であるので、再入射防止
板に電位を付与した場合にも光軸付近の電場は軸対称と
なり、新たな収差の原因とはならない。また、2次電子
検出器と併用する場合は、再入射防止板には正の電圧が
印加されているので、2次電子が基板側に戻る確率はさ
らに低くなる。
【0014】本発明の再入射防止板においては、上記く
さび形凹部の深さと入口部の幅のアスペクト比が5以上
であることが好ましい。くさび形凹部表面への反射電子
の入射角が小さくなるので、被露光面方向に再反射され
る確率はさらに低くなる。
【0015】また、再入射防止板の被露光面側の面がア
ルミニウム、ベリリウム又はカーボンからなることが好
ましい。これらの物質は原子番号が小さいので、入射す
る電子は内部まで入り込むので再反射される確率は低く
なる。またこれらの物質からの2次電子発生も小さいこ
とが知られている。
【0016】本発明の荷電粒子線露光装置は、感応基板
上に荷電粒子線を照射してパターンを形成する荷電粒子
線露光装置であって;感応基板の被露光面に対向して配
置され、該面から反射する露光光が再反射して該面に再
入射することを防止する再入射防止板を備え、該板の上
記被露光面側の面には、被露光面側に向って開いている
軸対称のくさび形の複数の凹部が一面に形成されてお
り、該くさび形凹部の中心線が、実質的に、露光光学系
の光軸と被露光面との交点を頂点とする円錐面上にある
ことを特徴とする。
【0017】上記再入射防止板での再反射量が低減され
るので、コントロールされない露光光が感応基板の被露
光面(レジスト)に入射する量が減る。そのため被露光
面上でバックウラウンドドーズの不測の変動を抑制で
き、その結果露光パターンの線幅精度が向上する。
【0018】以下、図面を参照しつつ説明する。まず、
荷電粒子線の一種である電子線を用いる露光装置全体の
構成例について説明する。図2は、分割転写方式の電子
線投影露光装置の光学系全体における結像関係及び制御
系の構成例を示す図である。光学系の最上流に配置され
ている電子銃1は、下方に向けて電子線を放射する。電
子銃1の下方には2段のコンデンサレンズ2、3が備え
られており、電子線は、これらのコンデンサレンズ2、
3によって収束され、ブランキング開口7にクロスオー
バーC.O.を結像する。
【0019】コンデンサレンズ3の下には、矩形開口4
が備えられている。この矩形開口(照明ビーム成形開
口)4は、マスク(レチクル)10の一つのサブフィー
ルド(単位露光パターン領域)を照明する照明ビームの
みを通過させる。具体的には、開口4は、照明ビームを
マスクサイズ換算で1mm角強の寸法の正方形に成形す
る。この開口4の像は、レンズ9によってマスク10に
結像される。
【0020】ビーム成形開口4の下方には、ブランキン
グ偏向器5が配置されている。同偏向器5は、照明ビー
ムを偏向させてブランキング開口7の非開口部に当て、
ビームがマスク10に当たらないようにする。ブランキ
ング開口7の下には、照明ビーム偏向器8が配置されて
いる。この偏向器8は、主に照明ビームを図2の左右方
向に順次走査して、照明光学系の視野内にあるマスク1
0の各サブフィールドの照明を行う。偏向器8の下方に
は、コンデンサレンズ9が配置されている。コンデンサ
レンズ9は、電子線を平行ビーム化してマスク10に当
て、マスク10上にビーム成形開口4を結像させる。
【0021】マスク10は、図2では光軸上の1サブフ
ィールドのみが示されているが、実際には光軸垂直面内
(X−Y面)に広がっており多数のサブフィールドを有
する。マスク10上には、全体として一個の半導体デバ
イスチップをなすパターン(チップパターン)が形成さ
れている。
【0022】照明光学系の視野内で各サブフィールドを
照明するため、上述のように偏向器8で電子線を偏向す
ることができる。照明光学系の視野を越えて各サブフィ
ールドを照明するため、マスク10はXY方向に移動可
能なマスクステージ11上に載置されている。
【0023】マスク10の下方には投影レンズ12及び
14並びに偏向器13が設けられている。そして、マス
ク10のあるサブフィールドに照明ビームが当てられ、
マスク10のパターン部を通過した電子線は、投影レン
ズ12、14によって縮小されるとともに、偏向器13
により偏向されてウエハ15上の所定の位置に結像され
る。ウエハ15上には、適当なレジストが塗布されてお
り、レジストに電子ビームのドーズが与えられてマスク
上のパターンが縮小されてウエハ15上に転写される。
【0024】なお、マスク10とウエハ15の間を縮小
率比で内分する点にクロスオーバーC.O.が形成され、同
クロスオーバー位置にはコントラスト開口18が設けら
れている。同開口18は、マスク10の非パターン部で
散乱された電子線がウエハ15に到達しないよう遮断す
る。
【0025】第2の投影レンズ14の下には、2次電子
検出器19及び再入射防止板31が配置されている。2
次電子検出器19は、ウエハ15から生じる2次電子を
検出する。検出した2次電子信号から、ウエハ15上や
ウエハステージ17上のマークの位置を知ることがで
き、ウエハと光学系やマスクとの間のアライメントの基
礎情報を得ることができる。再入射防止板31は、ウエ
ハ15からの反射電子がレンズ14の磁極下面で再反射
するのを防止する。再入射防止板31及び2次電子検出
器19の詳細構造については図1を参照しつつ後述す
る。
【0026】ウエハ15は、静電チャック16を介し
て、XY方向に移動可能なウエハステージ17上に載置
されている。上記マスクステージ11とウエハステージ
17とを、互いに逆の方向に同期走査することにより、
チップパターン内で多数配列されたサブフィールドを順
次露光することができる。なお、両ステージ11、17
には、レーザ干渉計を用いた正確な位置測定システムが
装備されており、ステージ位置は正確に測定されその結
果でビーム位置がコントロールされる。
【0027】上記各レンズ2、3、9、12、14及び
各偏向器5、8、13は、各々のコイル電源2a、3
a、9a、12a、14a及び5a、8a、13aを介
して制御部21によりコントロールされる。また、マス
クステージ11及びウエハステージ17も、ステージ駆
動モータ制御部11a、17aを介して、制御部21に
よりコントロールされる。静電チャック16は、静電チ
ャック制御部16aを介して、メインコントローラ21
によりコントロールされる。正確なステージ位置と光学
系のコントロールにより、ウエハ15上でマスク10上
のサブフィールドの縮小像が正確に繋ぎ合わされ、マス
ク上のチップパターン全体がウエハ上に転写される。
【0028】図1は、本発明の1実施例に係る再入射防
止板及び2次電子検出器の構造を示す図である。(A)
は側面断面図であり、(B)は底面図である。図1
(A)の上部には、第2投影レンズの下部磁極14aが
示されている。磁極14aはパーマロイ等の高透確率の
材料からなる。磁極14aの中央部の内径(ボア14
b)は電子線の通過する部分である。
【0029】投影レンズの下部磁極14aの下面14c
には再入射防止板31が取り付けられている。再入射防
止板31の下面には、多数の溝状のくさび形凹部33が
形成されている。各くさび形凹部33は、光軸を中心と
する軸対称形状をしている。各くさび形凹部33は、下
方(ウエハ15側)に向かって開口しており、その中心
線35は、ウエハ被露光面15aと光軸との交点15b
を向いている。再入射防止板の中央部にも1次電子線の
通過するボア34が開いている。
【0030】隣り合うくさび形凹部33間の壁37の下
端は尖っている。また、くさび形凹部33の奥(上端
部)も尖った形態であり、壁37の下面やくさび形凹部
33の奥にはウエハ15と対向する平面は存在しない。
この例では、くさび形凹部33の深さと開口部の幅の比
は5以上、すなわちくさび形凹部33を細長い形として
いる。
【0031】再入射防止板31は、母体は削り易いアル
ミニウム合金製とし、表面にカーボンあるいはBeを蒸
着する。これらの元素は軽元素番号の元素であり、1次
電子は内部まで入り込むため反射電子量や2次電子発生
量も少ない。なお、レンズ周辺の偏向磁場を変化させた
時に再入射防止板31に生じる渦電流が問題になる場合
は、再入射防止板母体をセラミックスで作り、その表面
にアルミニウム、ベリリウムまたはカーボンを堆積する
こともできる。
【0032】再入射防止板31の周囲には、2次電子検
出器19が配置されている。この例では、2次電子検出
器19も再入射防止板31と同様のリング溝状くさび形
凹部を有する。この例では、反射電子の量の多い領域、
すなわち光軸と被露光面の交点15bが見る角θM が4
5°以下の領域には再入射防止板31を設け、その周囲
に2次電子検出器を設けている。なお、マーク検出のS
/N比を大きくしたい場合には、再入射防止板31全体
を2次電子検出器19とすることもできる。
【0033】本実施例の再入射防止板の作用・効果は次
のとおりである。 (1)くさび形凹部33の間の壁37のウエハ側のエッ
ジを尖らせているので、くさび形凹部33の開口比はほ
ぼ100%になる。また、くさび形凹部の奥に平らな部
分もないので、奥の面からの反射はない。そのため、再
反射電子の量を少なくできる。 (2)構造全体が軸対称であるので、再入射防止板31
に電位を付与した場合にも光軸付近の電場は軸対称であ
るので、新たな収差の原因とはならない。 (3)くさび形凹部33の深さと入口部の幅のアスペク
ト比が5以上であり、くさび形凹部33の表面への反射
電子の入射角が小さくなるので、被露光面方向に再反射
される確率は低くなる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、以下のような再入射防止板を提供することを
目的とする。 (1)2次電子検出器と併用した場合にも収差の原因と
ならない。 (2)開口比を高くできる。 (3)凹部の奥からの反射が少ない。 また、そのような再入射防止板を有し、線幅精度の高い
転写露光を行うことのできる荷電粒子線露光装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る再入射防止板及び2次
電子検出器の構造を示す図である。(A)は側面断面図
であり、(B)は底面図である。
【図2】分割転写方式の電子線投影露光装置の光学系全
体における結像関係及び制御系の構成例を示す図であ
る。
【図3】従来の再入射防止板の構成を模式的に示す図で
ある。(A)は再入射防止板の取り付け位置を示す側面
図であり、(B)は再入射防止板の詳細構造例を示す側
面断面図である。
【符号の説明】
1 電子銃 2,3 コンデ
ンサレンズ 4 照明ビーム成形開口 5 ブランキ
ング偏向器 7 ブランキング開口 8 偏向器 9 コンデンサレンズ 10 マスク 11 マスクステージ 12 投影レ
ンズ 13 偏向器 14 投影レ
ンズ 14a 投影レンズ下部磁極 14c 下面 15 ウエハ 15a ウエハ
被露光面 15b 交点 16 静電チ
ャック 17 ウエハステージ 18 コント
ラスト開口 19 反射電子検出器 31 再入射
防止板 33 くさび形凹部 34 ボア 35 中心線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感応基板の被露光面に対向して配置さ
    れ、該面から反射する露光光が反射して該面に再入射す
    ることを防止する再入射防止板であって;該板の上記被
    露光面側の面には、被露光面側に向って開いている軸対
    称のくさび形の複数の凹部が一面に形成されており、 該くさび形凹部の中心線が、実質的に、露光光学系の光
    軸と被露光面との交点を頂点とする円錐面上にあること
    を特徴とする再入射防止板。
  2. 【請求項2】 上記くさび形凹部の深さと入口部の幅の
    アスペクト比が5以上であることを特徴とする請求項1
    記載の再入射防止板。
  3. 【請求項3】 該再入射防止板の被露光面側の少なくと
    も表面がアルミニウム、ベリリウム又はカーボンからな
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の再入射防止
    板。
  4. 【請求項4】 感応基板の被露光面に対向して配置さ
    れ、該面から放出され2次電子等が該面に再入射するこ
    とを防止する再入射防止板であって;該板は軸対称形状
    で少なくとも表面は導体からなり、正の電圧が印加され
    ることを特徴とする再入射防止板。
  5. 【請求項5】 感応基板上に荷電粒子線を照射してパタ
    ーンを形成する荷電粒子線露光装置であって;感応基板
    の被露光面に対向して配置され、該面から反射する露光
    光が反射して該面に再入射することを防止する再入射防
    止板を備え、 該板の上記被露光面側の面には、被露光面側に向って開
    いている軸対称のくさび形の複数の凹部が一面に形成さ
    れており、 該くさび形凹部の中心線が、実質的に、露光光学系の光
    軸と被露光面との交点を頂点とする円錐面上にあること
    を特徴とする荷電粒子線露光装置。
  6. 【請求項6】 光軸から両側方のある角度内の範囲に上
    記再入射防止板が設けられており、その周囲に2次電子
    検出器が設けられていることを特徴とする請求項5記載
    の荷電粒子線露光装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002141013A (ja) * 2000-11-01 2002-05-17 Hitachi Ltd 電子検出装置,荷電粒子ビーム装置,半導体集積回路装置、および半導体集積回路装置の加工,観察,検査方法
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