JP2000207920A - リフレクタ―可動型車両用前照灯 - Google Patents

リフレクタ―可動型車両用前照灯

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JP2000207920A
JP2000207920A JP11011519A JP1151999A JP2000207920A JP 2000207920 A JP2000207920 A JP 2000207920A JP 11011519 A JP11011519 A JP 11011519A JP 1151999 A JP1151999 A JP 1151999A JP 2000207920 A JP2000207920 A JP 2000207920A
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reflector
lamp body
elastic member
light source
spring
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JP11011519A
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Susumu Kakihira
晋 柿平
Noriyuki Konagai
紀幸 小長井
Makoto Suzuki
鈴木  誠
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エイミング機構からリフレクターにかけての
構造体の剛性を上げることで、アイドリング時や低速走
行時に同構造体の共振が回避されて、共振現象に起因し
た異常音が発生することがないリフレクター可動型車両
用前照灯の提供。 【解決手段】 ランプボディ10とリフレクター14A
間に介装されたエイミング機構E1により、リフレクタ
ー14Aがランプボディ10に対し傾動可能に支持され
たリフレクター可動型前照灯において、ランプボディ1
0とリフレクター14A間に、リフレクター14Aから
エイミング機構E1にかけての領域の剛性を上げる弾性
部材110を介装し、この領域(共振体構造)の固有振
動数を高域側にずらし、アイドリング時や低速走行時に
この領域が共振せず、異常音が発生しない。また、エン
ジンの回転数が高くなる中高速走行時に共振現象による
異常音が発生したとしても、エンジン音でかき消され、
問題とならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源を装着したリ
フレクターがエイミング機構によってランプボディに対
し傾動可能に支持されたリフレクター可動型の車両用前
照灯に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の前照灯として自動二輪車
用ヘッドランプを例にして説明すると、ランプボディ内
において、光源を装着一体化したリフレクターが、1個
の傾動支点である玉継ぎ手と2本のエイミングスクリュ
ーとから構成されたエイミング機構によって支持されて
いる。エイミングスクリューは、ランプボディに設けら
れたスクリュー挿通孔に回転可能に支承されるととも
に、ランプボディの前方に延出するエイミングスクリュ
ーのねじ部には、リフレクターに取着されたナット部材
が螺合している。そして、エイミングスクリューを回動
することで、ナット部材がエイミングスクリューに沿っ
て進退し、玉継手とナット部材を結ぶ傾動軸周りにリフ
レクターが傾動し、これによってランプの光軸を調整で
きるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
技術では、エイミングスクリューのねじ部に螺合してい
るナット部材が、リフレクターに形成されているブラケ
ットに設けられたナット挿着孔に取着されているが、ナ
ット部材とリフレクターとが相対傾動できるように、ナ
ット部材とナット挿着孔間に僅かな隙が設けられてい
る。このためアイドリング時や低速走行時に、ナット部
材がナット挿着孔内で暴れ、ナット挿着孔周縁部に当た
って異常音を発する場合があり、この異常音がドライバ
ーにとっては気になる騒音や不審音と感じられて、安全
走行上、好ましくないという問題が生じた。
【0004】発明者が検討したところ、これはエイミン
グ機構からリフレクターにかけての構造体の共振現象が
原因であるとわかった。即ち、アイドリング時や低速走
行時に、エイミング機構からリフレクターにかけての構
造体に伝達される振動の振動数が同構造体の固有振動数
に一致した場合に、同構造体が共振し、ナット部材がナ
ット挿着孔内で暴れて、カタカタという異常音が発生す
るのである。
【0005】共振する構造体の固有振動数fは、構造体
の剛性をK,構造体の質量をMとして、f=(1/(2
π))√(K/M)で表すことができるので、共振をな
くすには、構造体の剛性Kまたは質量Mを変えて、構造
体の固有振動数fをアイドリング時や低速走行時に伝達
される振動の振動数と異なるようにすればよい。しか
し、例えばリフレクターに重りを取着する等して、構造
体の質量Mを変えることは、大がかりな上に、ランプの
重量増加につながり、好ましくない。
【0006】そこで、発明者は、ランプボディとリフレ
クター間に弾性部材を介装してエイミング機構からリフ
レクターにかけての構造体の剛性を上げてみたところ、
異音の発生が止み、ランプボディとリフレクター間に弾
性部材を介装することが有効であることが確認されたの
で、本発明を提案するに至ったものである。
【0007】本発明は前記従来技術の問題点および発明
者の前記した知見に基づいてなされたもので、その目的
は、エイミング機構からリフレクターにかけての構造体
の剛性を上げることで、アイドリング時や低速走行時に
同構造体の共振が回避されて、共振現象に起因した異常
音が発生することがないリフレクター可動型車両用前照
灯を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】前記目的を達
成するために、請求項1に係るリフレクター可動型車両
用前照灯においては、ランプボディと前面レンズで画成
された灯室内に、光源を装着したリフレクターが設けら
れるとともに、前記リフレクターは、ランプボディとリ
フレクター間に介装されたエイミング機構により、ラン
プボディに対し傾動可能に支持されたリフレクター可動
型車両用前照灯において、前記ランプボディとリフレク
ター間に、弾性部材を介装するようにしたものである。
リフレクターからエイミング機構にかけての領域が、ア
イドリング時や低速走行時に車体を介し伝達される振動
によって共振するおそれのある共振体構造であっても、
ランプボディとリフレクター間に介装された弾性部材に
よって、同共振体構造の剛性が高められて、同共振体の
固有振動数が高域側にずれ、アイドリング時や低速走行
時に同共振体が共振せず、したがって、共振現象に起因
した異常音が発生しない。なお、ランプボディとリフレ
クター間に介装されたエイミング機構(構成部材)配設
位置の近傍に弾性部材を介装した場合には、リフレクタ
ーからエイミング機構にかけての領域の剛性は僅かに増
加するにとどまるので、リフレクターからエイミング機
構にかけての領域の剛性を効果的に高めるには、エイミ
ング機構(構成部材)配設位置からある程度離間した位
置に弾性部材を介装(配設)することが望ましい。ま
た、アイドリング時や低速走行時に比べてエンジンの回
転数が高くなる中高速走行時に、たとえ共振現象による
異常音が発生したとしても、エンジン音でかき消され、
ドライバーにはこれが全く聞こえないので、問題となる
ことはない。請求項2においては、請求項1に記載のリ
フレクター可動型車両用前照灯において、前記弾性部材
を、線状ばねによって構成するようにしたものである。
線状ばねは、軽量にして弾性に富むので、ランプボディ
とリフレクター間への介装が容易である。また、線状ば
ねのばね常数が小さすぎる(ばねが硬すぎる)と、エイ
ミング機構の操作性が低下する(リフレクターのスムー
ズな傾動が損なわれる)おそれがあるが、素材や太さ等
を変えたばね常数の異なる複数の線状ばねを用意してお
くことで、エイミング機構の操作性を損なわない最適な
ばね常数を持つ弾性部材(線状ばね)を選択して使用で
きる。請求項3においては、請求項1または2に係るリ
フレクター可動型車両用前照灯において、前記弾性部材
を、前記ランプボディにおける前記リフレクターの光源
装着孔に正対する位置に設けられた光源交換用の開口部
と、リフレクターの光源挿着孔周縁部間に、介装するよ
うにしたものである。リフレクターを傾動可能に支持す
るエイミング機構(エイミングスクリューや傾動支点で
ある玉継手等のエイミング機構構成部材)は、一般にリ
フレクターの周縁部寄りの複数箇所に設けられており、
エイミング機構(構成部材)とリフレクターとを連結す
る連結部のそれぞれには、弾性部材による押圧(または
引張)付勢力が作用するが、リフレクターの光源挿着孔
近傍(リフレクターのほぼ中央部)に作用した押圧(ま
たは引張)付勢力は、リフレクターの周縁部寄りに配置
されたエイミング機構(構成部材)のそれぞれに確実に
作用し、しかもそれぞれのエイミング機構(構成部材)
には、平均化された押圧(または引張)付勢力が作用す
る。このため、弾性部材による付勢力が、一部のエイミ
ング機構(構成部材)とリフレクター間連結部にのみ偏
って作用して、エイミング機構のスムーズな作動が困難
となる、という問題もない。請求項4においては、請求
項1〜3のいずれかに記載のリフレクター可動型車両用
前照灯において、前記光源交換用の開口部の周縁に、ソ
ケットカバー装着用の円筒部を形成し、前記円筒部の内
側に形成されたソケットカバー抜け止め用の内フランジ
部に、前記円筒部に沿って前後に延びる弾性部材の後端
部を掛止する掛止部としての機能をもたせるようにした
ものである。円筒部の内側に形成されているソケットカ
バー抜け止め用の内フランジ部に、弾性部材を掛止する
ための掛止部としての機能をもたせたので、掛止部を別
途形成する必要がない。また、ソケットカバー装着用の
円筒部は光源挿着孔に正対しており、リフレクターの背
面と内フランジ部間に弾性部材を介装したとしても、弾
性部材が光源の交換作業の邪魔になることはないし、弾
性部材の介装作業も容易である。請求項5においては、
請求項1〜4のいずれかに記載のリフレクター可動型車
両用前照灯において、前記弾性部材は、前記ランプボデ
ィ側の掛止部にその一対の基端部が掛止されるととも
に、前記基端部から屈曲して前方に延出するその延出先
端側領域が前記リフレクターの背面に係止されてリフレ
クターを前方に押圧付勢する、ほぼ逆U字型または逆V
字型の線状ばねで構成するようにしたものである。リフ
レクターに作用する線状ばねによる押圧付勢力は、線状
ばねの一対の基端部間のほぼ中央部(リフレクターのほ
ぼ中央部)において前後方向に作用し、それぞれのエイ
ミング機構(構成部材)・リフレクター間連結部に作用
する弾性部材(線状ばね)による押圧付勢力がさらに平
均化される。逆U字型または逆V字型の線状ばねの延出
先端側領域をリフレクターの背面に当接させるととも
に、その一対の基端部をソケットカバー装着用の円筒部
に設けられた掛止部に掛止させることで、ランプボディ
とリフレクター間に線状ばねを介装できるので、光源交
換用の開口部を介して線状ばねを簡単に装脱着できる。
請求項6においては、請求項5に記載のリフレクター可
動型車両用前照灯において、前記リフレクターの光源挿
着孔の周縁部に、前記弾性部材のリフレクターとの当接
部係合用の係合溝を設けるようにしたものである。弾性
部材のリフレクターとの当接部(線状ばねの延出先端側
領域)がリフレクター側の係合溝に係合するように弾性
部材(線状ばね)をセットすれば、弾性部材(線状ば
ね)は自ずと光源交換用開口部の周方向に位置決めされ
る。 即ち、リフレクター側の係合溝は、弾性部材(線
状ばね)を所定位置に位置決めする位置決め部材として
作用する。請求項7においては、請求項1〜4のいずれ
かに記載のリフレクター可動型車両用前照灯において、
前記弾性部材は、前記ランプボディ側の掛止部にその一
対の基端部が掛止されるとともに、前記基端部から屈曲
して前方に延出するその延出先端側領域が前記リフレク
ターの背面と2点で係止されかつランプボディと1点で
係止されてリフレクターを前方に押圧付勢する、ほぼ逆
W字型の線状ばねで構成するようにしたものである。即
ち、前記弾性部材(線状ばね)を、ランプボディ側とは
光源交換用開口部に沿って離間する3カ所で掛止され、
リフレクター側とは光源挿着孔に沿って離間する2カ所
で当接するほぼ逆W字型に形成したもので、それぞれの
エイミング機構(構成部材)・リフレクター間連結部に
作用する弾性部材(線状ばね)による押圧付勢力がさら
に平均化される。ほぼ逆W字型の線状ばねの一対の前方
延出端部をリフレクターの背面に当接させるとともに、
その中央のV字型後方延出領域をランプボディ側の係合
部に係合させかつその一対の基端部をソケットカバー装
着用の円筒部に設けられた掛止部に掛止させることで、
ランプボディとリフレクター間に線状ばねを介装できる
ので、光源交換用の開口部を介して線状ばねを簡単に装
脱着できる。また、請求項7に記載のリフレクター可動
型車両用前照灯において、前記弾性部材のほぼ逆W字中
央のV字型後方延出領域の後方延出端部をW字型に形成
するとともに、前記ランプボディの内周面に、前記W字
型後方延出端部係止用の凸部を設けるようにしてもよ
い。このように構成した場合には、弾性部材(線状ば
ね)の延出先端側領域中央のV字型後方延出領域におけ
るW字型後方延出端部がランプボディ側の係止用凸部に
係合するように弾性部材(線状ばね)をセットすれば、
弾性部材(線状ばね)は自ずと光源交換用開口部の周方
向に位置決めされる。即ち、ランプボディ側の凸部は、
弾性部材(線状ばね)を所定位置に位置決めする位置決
め部材として作用する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、実
施例に基づいて説明する。
【0010】図1〜図11は本発明の一実施例を示し、
図1は本発明の第1の実施例である自動二輪車用ヘッド
ランプの正面図、図2はソケットカバーを外した同ヘッ
ドランプの背面図、図3は同ヘッドランプの水平断面図
(図1に示す線III−IIIに沿う断面図)、図4は同ヘッ
ドランプの縦断面図(図1に示す線IV−IVに沿う断面
図)、図5は同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線
V−Vに沿う断面図)、図6は同ヘッドランプの縦断面
図(図1に示す線VI−VI に沿う断面図)、図7はラン
プボディに設けられているバルブ交換用の開口部内の斜
視図、図8は第1のセットスプリングの斜視図、図9は
ランプボディとリフレクター間に介装された第1のセッ
トスプリングの概略構成を示す図、図10は第2のセッ
トスプリングの斜視図、図11はランプボディとリフレ
クター間に介装された第2のセットスプリングの概略構
成を示す図である。
【0011】これらの図において、符号10は、合成樹
脂製の容器状ランプボディで、ランプボディ10の前面
開口部には前面レンズ12が組み付けられてヘッドラン
プの灯室が画成されている。灯室内には、リフレクター
14Aに光源であるバルブ18Aを挿着一体化した光源
ユニットUaが、エイミング機構E1によって傾動可能
に支持され、光源ユニットUaの隣には、リフレクター
14Bに光源であるバルブ18Bを挿着一体化した光源
ユニットUbが、エイミング機構E2によって傾動可能
に支持されている。図3,4,5における符号8はカウ
リングで、ヘッドランプはブラケット9を介して車体
(図示せず)に固定されることで、カウリング8の開口
部8aに前面レンズ12中央の突部12aが露出するよ
うに配置されている。
【0012】符号13A,13Bは、リフレクター14
A,14Bの後頂部に設けられたバルブ挿着孔で、ここ
に光源であるバルブ18A,18Bが挿着されている。
符号50は、支承された基端部50aを中心に揺動でき
るバルブ固定ばねで、揺動先端側50bをバルブ挿着孔
13A,13Bの周縁厚肉部52に立設されているフッ
ク56に掛止させることで、バルブ固定ばね50がバル
ブ18A,18Bの焦点リング18A1,18B1を押圧
し、これによってバルブ18A,18Bはバルブ挿着孔
13A,13Bに固定保持される。なお、バルブ18B
の焦点リング18B1の後方位置には、扇形のばね当接
部が形成されており、このばね当接部18B2がバルブ
固定ばね50に押圧されることで、焦点リング18B1
がバルブ挿着孔13Bに固定保持される。符号58は、
バルブ固定ばね50の基端部を押さえる、ばね押さえね
じである。
【0013】また、ランプボディ10のバルブ挿着孔1
3A,13Bと正対する位置には、バルブ挿着孔13
A,13Bより一回り大きい円孔から構成されたバルブ
交換用の開口部60A,60Bが設けられており、これ
らの開口部60A,60Bを介して、バルブ18A,1
8Bの交換が行われる。
【0014】バルブ交換用の開口部60A,60Bの周
縁には、ソケットカバー装着用の円筒部70A,70B
が形成され、円筒部70A,70Bには、ゴム製のソケ
ットカバー80A,80Bが取り外し可能に装着されて
いる。符号72は、円筒部70A,70Bの端縁部内側
に周設された、ソケットカバー抜け止め用の内フランジ
部である。即ち、ソケットカバー80A,80Bの中央
開口部周縁に形成されているフック部82が、この内フ
ランジ部72に係合することで、抜け止めされる。
【0015】エイミング機構E1(E2)は、ランプボデ
ィ10とリフレクター14A(14B)間に介装されて
固定傾動支点を構成する玉継手20A(20B)と、ラ
ンプボディ10に設けられたスクリュー挿通孔10a,
10a(10b,10b)にそれぞれ回転可能に支承さ
れた一対のエイミングスクリュー30A,40A(30
B,40B)と、リフレクター14A(14B)の背面
側に突出するブラケット15A,16A(15B,16
B)のナット挿着孔15A1,16A1(15B 1,16
1)にそれぞれ取着されるとともに、エイミングスク
リュー30A,40A(30B,40B)のねじ部32
A,42A(32B,42B)にそれぞれ螺合して移動
支点を構成する一対のナット部材38A,48A(38
B,48B)と、を備えて構成されている。
【0016】符号22A(22B)は、リフレクター1
4A(14B)の背面に突設されたブラケット17A
(17B)のナット挿着孔17A1(17B1)に取着さ
れた玉受部材、符号24A(24B)は、ランプボディ
10の内側に一体に突出形成された玉部材で、この玉部
材24A(24B)の玉部24A1(24B1)が玉受部
材22A(22B)に支承されて、固定傾動支点である
玉継手20A(20B)が構成されている。
【0017】また、リフレクター14A(14B)は、
正面視してほぼ横長矩形状に形成され、バルブ挿着孔1
3A(13B)を挟んだリフレクター14A(14B)
の左右の下隅部には、玉継手20A(20B)とエイミ
ングスクリュー30A(30B)とが配置され、リフレ
クター14A(14B)の上縁側の隅部であって玉継手
20A(20B)の上方には、エイミングスクリュー4
0A(40B)が配置されている。
【0018】そして、エイミングスクリュー30A(3
0B)を回動すると、ナット部材38A(38B)がエ
イミングスクリューのねじ部32A(32B)に沿って
進退し、玉継手20A(20B)とナット部材48A
(48B)を結ぶ傾動軸Lya(Lyb)周りにリフレ
クター14A(14B)が傾動する。
【0019】また、エイミングスクリュー40A(40
B)を回動すると、ナット部材48A(48B)がエイ
ミングスクリューのねじ部42A(42B)に沿って進
退し、玉継手20A(20B)とナット部材38A(3
8B)を結ぶ傾動軸Lxa(Lxb)周りにリフレクタ
ー14A(14B)が傾動する。
【0020】即ち、エイミングスクリュー30A(30
B)は、光源ユニットUa(Ub)の光軸La(Lb)
を傾動軸Lya(Lyb)周りに傾動調整する左右エイ
ミングスクリューを構成し、エイミングスクリュー40
A(40B)は、光源ユニットUa(Ub)の光軸La
(Lb)を傾動軸Lxa(Lxb)周りに傾動調整する
上下エイミングスクリューを構成している。
【0021】またエイミングスクリュー30A,40A
(30B,40B)の後端部には、外形が断面六角型
で、端面に十字溝37(47)の設けられた回動操作部
36(46)が一体に形成されている。そして、十字ド
ライバーまたはレンチ等の回動用工具を使って、エイミ
ングスクリュー30A,40A(30B,40B)を回
動操作し、これによって、光源ユニットUa(Ub)の
光軸La(Lb)を傾動調整できる。
【0022】符号110(120)は、ソケットカバー
装着用の円筒部70A(70B)とリフレクターのバル
ブ挿着孔13A(13B)の周縁部間に介装されて、リ
フレクター14A(14B)からエイミング機構E
1(E2)にかけての領域の剛性を上げる弾性部材である
第1,第2のセットスプリングである。
【0023】即ち、リフレクター14A(14B)から
エイミング機構E1(E2)にかけての領域が、アイドリ
ング時や低速走行時に車体を介し伝達される振動によっ
て共振するおそれのある共振体構造であっても、ランプ
ボディ10とリフレクター14A(14B)間に介装さ
れたセットスプリング110(120)によって、同共
振体構造の剛性が高められて、同共振体の固有振動数が
高域側にずれ、アイドリング時や低速走行時に同共振体
が共振せず、したがって、共振現象に起因した異常音が
発生しないようになっている。
【0024】リフレクター14Aとランプボディ10間
に介装される第1のセットスプリング110は、図7,
8,9に示すように、全体がほぼ逆U字型または逆U字
型(本実施例では、逆U字型)に成形された線状ばねで
構成され、第2のセットスプリングは、図7,10,1
1に示すように、全体がほぼ逆W字型に成形された線状
ばねで構成されている。
【0025】第1のセットスプリング110は、左右両
端の短い基端部112から屈曲して延出先端側領域11
4がほぼU字型に延出する、逆U字型に成形されてい
る。そして、リフレクター14Aのバルブ挿着孔13A
の周縁厚肉部52に設けられた係合溝53にセットスプ
リング110のU字横棒状部領域115を係合させると
ともに、ソケットカバー装着用円筒部70Aに形成され
ている内フランジ部72にセットスプリング110の左
右の基端部112を掛止することで、ランプボディ10
とリフレクター14A間に第1のセットスプリング11
0が介装されている。即ち、ソケットカバー80Aを抜
け止めするための内フランジ部72は、セットスプリン
グ110を掛止する掛止部として機能する。
【0026】また、係合溝53は、バルブ挿着孔13A
の周縁に沿って円弧状に延びるとともに、セットスプリ
ング110のU字型の延出先端側領域114は、円筒部
70Aの内側に沿って前方に延出している。このため、
セットスプリング110は、左右方向に揺動操作できる
バルブ固定ばね50Aと干渉しない。即ち、ランプボデ
ィ10とリフレクター14A間に介装されたセットスプ
リング110がバルブ18Aの交換の邪魔になることが
ないし、セットスプリング110を介装する際にバルブ
固定ばね50Aが邪魔になることもない。
【0027】また、係合溝53と係合できるセットスプ
リング110のU字横棒状部領域115は、係合溝53
の底全体と当接する。このため、延出先端側領域114
をリフレクター14A側の係合溝53に係合するように
セットスプリング110をセットすれば、自ずとバルブ
交換用開口部60Aの周方向にセットスプリング110
が位置決めされることになる。
【0028】また、セットスプリング110の押圧付勢
力の作用するリフレクター14A側の係合溝53は、エ
イミングスクリュー30A,40A配設位置間のほぼ中
央部に位置するので、セットスプリング110の押圧付
勢力は、エイミングスクリュー30A,40Aおよび玉
継手20Aにほぼ均等に分割されて作用する。このた
め、エイミングスクリュー30A,40Aとナット部材
38A,48A間螺合部における摺動摩擦力は、セット
スプリング110を設けない場合に比べて増加するが、
エイミングスクリュー30A,40Aの回動操作が多少
重くはなっても、エイミングスクリュー30A,40A
のスムーズな回動が妨げられる程ではない。
【0029】一方、リフレクター14Bとランプボディ
10間に介装される第2のセットスプリング120は、
ランプボディ10側に掛止される左右両端の短い基端部
122から屈曲して延びる延出先端側領域124が、リ
フレクター14Bの背面と2点で係止され、かつランプ
ボディ10と1点で係止されてリフレクター14Bを前
方に押圧付勢する、ほぼ逆W字型に成形されている。即
ち、第2のセットスプリング120のほぼ逆W字型の延
出先端側領域124の左右の先端側屈曲部125,12
5間には、V字型後方延出領域126が形成され、この
領域126の後方延出端部127はW字型に形成され、
一方、ランプボディ10側の内周面には、V字型後方延
出端部127掛止用の凸部74が設けられている。
【0030】このため、セットスプリング120とラン
プボディ10側とは、バルブ交換用開口部60Bに沿っ
て離間する3カ所(符号122,122,127で示す
3カ所)で掛止され、セットスプリング120とリフレ
クター14B側とは、バルブ挿着孔13Bに沿って離間
する2カ所(符号125,125で示す2カ所)で当接
する。
【0031】そして、リフレクター14Bのバルブ挿着
孔13B周縁領域の背面にセットスプリング120の延
出先端側屈曲部125,125を係止させるとともに、
ランプボディ10側の凸部74にV字型後方延出端部1
27が掛止されるように、左右の基端部122,122
を円筒部70Bに形成されている内フランジ部72に掛
止することで、ランプボディ10とリフレクター14B
間に第2のセットスプリング120が介装されている。
即ち、ソケットカバー80Aを抜け止めするための内フ
ランジ部72は、セットスプリング110を掛止する掛
止部として機能する。
【0032】また、セットスプリング120の延出先端
側領域124は、円筒部70Bの内側に沿って前方に延
出しており、このため、ランプボディ10とリフレクタ
ー14B間に介装されたセットスプリング120がバル
ブ18B交換の邪魔になることもないし、セットスプリ
ング120を介装する際にバルブ固定ばね50Bが邪魔
になることもない。
【0033】また、凸部74は、エイミング機構E2
構成する玉継手20Bとエイミングスクリュー40B間
のほぼ中央位置に設けられており、セットスプリング1
20のW字型の後方延出端部127を凸部74に係合す
るようにセットスプリング120をセットすれば、自ず
とバルブ交換用開口部60Bの周方向にセットスプリン
グ120が位置決めされることになる。
【0034】また、リフレクター14Bへの押圧付勢力
が作用するセットスプリング120側の先端屈曲部12
5,125は、エイミング機構E2を構成するエイミン
グスクリュー30Bと玉継手20B間のほぼ中央部にお
ける左右所定距離離間した2カ所であり、セットスプリ
ング120の押圧付勢力は、エイミングスクリュー30
B,40Bおよび玉継手20Bにほぼ均等に分割されて
作用する。このため、エイミングスクリュー30B,4
0Bとナット部材38B,48B間螺合部における摺動
摩擦力は、セットスプリング120を設けない場合に比
べて増加するが、エイミングスクリュー30B,40B
の回動操作が多少重くはなっても、エイミングスクリュ
ー30B,40Bのスムーズな回動が妨げられる程では
ない。
【0035】なお、第2のセットスプリング120は、
図12に示すように、逆U字型の延出先端領域124の
中央のV字型後方延出部126を、ランプボディ10側
に形成した対向凸部76,76で掛止するように構成し
てもよい。
【0036】また、図3,4,5に示すように、ソケッ
トカバー装着用円筒部70A,70Bにソケットカバー
80A,80Bが装着された状態において、内フランジ
部72に係合するソケットカバー80A,80Bのフッ
ク部82と円筒部70A,70Bの内周面間には、微少
の隙間Sが形成され、この隙間Sに、セットスプリング
110,120の基端部112,122が配置されるこ
とで、セットスプリング110,120(特にセットス
プリング120)とソケットカバー80A,80B(の
フック部82)が干渉しにくいようになっている。従っ
て、ソケットカバー80A,80Bの装脱着の際に、ラ
ンプボディ10とリフレクター14A,14B間に介装
されているセットスプリング110,120が外れてし
まうこともないし、セットスプリング110,120の
存在によって、ソケットカバー80A,80Bが脱落し
てしまうこともない。
【0037】なお、内フランジ部72に掛止された状態
のセットスプリング110の基端部112側は、内フラ
ンジ部72と略平行に延出するため、基端部112の近
傍が内フランジ部72に係合するソケットカバー80A
のフック部82と干渉する。しかし、ソケットカバー8
0Aは弾性に富む軟らかいゴムで構成されているため、
ソケットカバー80Aにおけるセットスプリング基端部
112に対応した部位81(図4参照)が後方に盛り上
がった状態となるが、この基端部112に対応する部位
81以外の部位では、フック部82が内フランジ部72
に係合した形態に保持されているので、防水の面でも、
ソケットカバー80Aの脱落防止の面でも何等問題がな
い。
【0038】また、セットスプリング110,120
は、軽量にして弾性に富むので、ランプボディ10とリ
フレクター14A,14B間への介装が容易である。ま
た、セットスプリング110,120のばね常数が小さ
すぎる(ばねが硬すぎる)と、エイミング機構の操作性
が低下する(リフレクター14A,14Bのスムーズな
傾動が損なわれる)おそれがあるが、素材や太さ等を変
えたばね常数の異なる複数のセットスプリング110,
120を用意しておくことで、共振現象が原因で発生す
る異常音をなくす上で有効で、かつエイミング機構
1,E2の操作性を損なわない最適なばね常数を持つセ
ットスプリング110,120を選択して使用できる。
【0039】即ち、リフレクター14A,14Bからエ
イミング機構E1,E2にかけての領域が、アイドリング
時や低速走行時に車体を介し伝達される振動によって共
振し、この共振現象が原因で、ナット部材38A,48
A(38B,48B)がナット挿着孔内で暴れて、カタ
カタという異常音が発生する場合には、ソケットカバー
80A,80Bを取り外し、バルブ交換用の開口部60
A,60Bから、所定のばね常数のセットスプリング1
10および/またはセットスプリング120を所定位置
に装着し、異常音が発生しないように調整すればよい。
【0040】なお、前記した実施例では、正面視して矩
形状のリフレクターの左右の隅部に設けられたエイミン
グスクリュー30A(30B)と玉継手20A(20
B)間に、セットスプリング110(120)が配置さ
れていたが、セットスプリング110(120)の配置
位置は、ここに限定されるものではなく、エイミングス
クリュー40A(40B)と玉継手20A(20B)間
やエイミングスクリュー30A(30B)とエイミング
スクリュー40A(40B)間であって、バルブ交換の
邪魔にならず、しかもバルブ交換用の開口部を介してセ
ットスプリング110(120)の装脱着の可能な所定
位置に配置するようにしてもよい。
【0041】また、前記した実施例では、ランプボディ
とリフレクター間に、リフレクターを前方に押圧付勢す
るセットスプリング(圧縮スプリング)を介装すること
で、リフレクターからエイミング機構にかけての領域の
剛性を高め、アイドリング時や低速走行時に、リフレク
ターからエイミング機構にかけての領域が共振して異常
音が発生することがないように構成されているが、ラン
プボディとリフレクター間に、リフレクターを後方に引
っ張るセットスプリング(引張スプリング)を介装する
ことで、リフレクターからエイミング機構にかけての領
域の剛性を高めるように構成してもよい。さらに、ラン
プボディとリフレクター間に介装する弾性部材として
は、線状ばねに代えて板ばねであってもよい。
【0042】また、前記した実施例では、自動二輪車用
のヘッドランプについて説明しているが、本発明は、自
動二輪車用の前照灯のみならず、自動車用の前照灯にも
同様に適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係るリフレクター可動型車両用前照灯によれば、ア
イドリング時や低速走行時に、リフレクターからエイミ
ング機構にかけての領域が共振し異常音が発生するとい
う不具合がないので、ドライバーが前照灯から発生する
異常音に気をとられることもなく、それだけ安全な走行
が可能となる。請求項2によれば、ランプボディとリフ
レクター間への介装が容易であるとともに、素材や太さ
等を変えたばね常数の異なる複数の線状ばねを用意して
おくことで、エイミング機構の操作性を損なわない最適
なばね常数を持つ弾性部材(線状ばね)を選択して使用
できるので、非常に便利である。請求項3によれば、そ
れぞれのエイミング機構(構成部材)・リフレクター間
連結部には、弾性部材(線状ばね)により平均化された
押圧(または引張)付勢力が確実に作用するので、エイ
ミング機構の一部にだけ弾性部材による付勢力が偏って
作用することもないので、エイミング機構のスムーズな
作動が妨げられることもない。請求項4によれば、ラン
プボディとリフレクター間に介装された弾性部材が光源
交換作業の邪魔になることもない。また、弾性部材(線
状ばね)掛止用の掛止部をランプボディに別途望設ける
ことなく必要に応じて弾性部材(線状ばね)を装着でき
るので、従来構造の前照灯の構造を一切改変することな
く弾性部材(線状ばね)を装着できる。請求項5によれ
ば、光源交換用の開口部から弾性部材(線状ばね)を簡
単に装脱着できるので、弾性部材(線状ばね)の装脱着
作業を容易かつ確実に遂行できる。請求項6によれば、
弾性部材(線状ばね)を所定位置にセットすれば、弾性
部材(線状ばね)は自ずと周方向に位置決めされるの
で、弾性部材(線状ばね)の装着作業を容易かつ確実に
遂行できる。請求項7によれば、光源交換用の開口部か
ら弾性部材(線状ばね)を簡単に装脱着できるので、弾
性部材(線状ばね)の装脱着作業を容易かつ確実に遂行
できる。また、弾性部材による押圧付勢力は複数のエイ
ミング機構構成部材に確実に分割かつ平均化されて作用
するので、エイミング機構のスムーズな作動が確保され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である自動二輪車用ヘッ
ドランプの正面図
【図2】ソケットカバーを外した同ヘッドランプの背面
【図3】同ヘッドランプの水平断面図(図1に示す線II
I−IIIに沿う断面図)
【図4】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線IV−
IV に沿う断面図)
【図5】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線V−
Vに沿う断面図)
【図6】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線VI−
VI に沿う断面図)
【図7】ランプボディに設けられているバルブ交換用の
開口部内の斜視図
【図8】第1のセットスプリングの斜視図
【図9】ランプボディとリフレクター間に介装された第
1のセットスプリングの概略構成を示す図
【図10】第2のセットスプリングの斜視図
【図11】ランプボディとリフレクター間に介装された
第2のセットスプリングの概略構成を示す図
【図12】ランプボディとリフレクター間に介装された
他の第2のセットスプリングの概略構成を示す図
【符号の説明】
10 ランプボディ 12 前面レンズ 13A,13B バルブ挿着孔 14A,14B リフレクター 18A,18B 光源であるバルブ E1,E2 エイミング機構 20A,20B エイミング機構を構成する玉継手 30A,40A、30B,40B エイミング機構を構
成するエイミングスクリュー 38A,48A,38B,48B エイミング機構を構
成するナット部材 53 セットスプリング位置決め用の係合溝 60A,60B バルブ交換用の開口部 70A,70B ソケットカバー装着用の円筒部 72 セットスプリングの基端部が掛止される掛止部で
ある内フランジ部 74,76 ランプボディ内周面に形成されたセットス
プリング位置決め用凸部 80A,80B ソケットカバー 110,120 弾性部材であるセットスプリング 112,122 セットスプリングの基端部 113,124 セットスプリングの延出先端側領域 126 セットスプリングの延出先端側領域に形成され
たV字型後方延出領域 127 V字型後方延出領域のW字型後方延出端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 誠 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 Fターム(参考) 3K039 AA01 BA01 CB04 CC01 FA04 FA14 3K042 AA08 BA02 BB01 BC01 CB08 CC10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプボディと前面レンズで画成された
    灯室内に、光源を装着したリフレクターが設けられると
    ともに、前記リフレクターは、ランプボディとリフレク
    ター間に介装されたエイミング機構により、ランプボデ
    ィに対し傾動可能に支持されたリフレクター可動型車両
    用前照灯において、前記ランプボディとリフレクター間
    には、弾性部材が介装されたことを特徴とするリフレク
    ター可動型車両用前照灯。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材は、線状ばねによって構成
    されたことを特徴とする請求項1に記載のリフレクター
    可動型車両用前照灯。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材は、前記ランプボディにお
    ける前記リフレクターの光源装着孔に正対する位置に設
    けられた光源交換用の開口部とリフレクターの光源挿着
    孔周縁部間に介装されたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載のリフレクター可動型車両用前照灯。
  4. 【請求項4】 前記光源交換用の開口部の周縁には、ソ
    ケットカバー装着用の円筒部が形成され、前記円筒部の
    内側には、ソケットカバー抜け止め用の内フランジ部が
    形成され、前記内フランジ部が、前記円筒部に沿って前
    後に延びる弾性部材の後端部を掛止する掛止部として機
    能することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    のリフレクター可動型車両用前照灯。
  5. 【請求項5】 前記弾性部材は、前記ランプボディ側の
    掛止部にその一対の基端部が掛止されるとともに、前記
    基端部から屈曲して前方に延出するその延出先端側領域
    が前記リフレクターの背面に係止されてリフレクターを
    前方に押圧付勢する、ほぼ逆U字型または逆V字型の線
    状ばねで構成されたことを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載のリフレクター可動型車両用前照灯。
  6. 【請求項6】 前記リフレクターの光源挿着孔の周縁部
    には、前記弾性部材のリフレクターとの当接部係合用の
    係合溝が設けられたことを特徴とする請求項5に記載の
    リフレクター可動型車両用前照灯。
  7. 【請求項7】 前記弾性部材は、前記ランプボディ側の
    掛止部にその一対の基端部が掛止されるとともに、前記
    基端部から屈曲して前方に延出するその延出先端側領域
    が前記リフレクターの背面と2点で係止されかつランプ
    ボディと1点で係止されてリフレクターを前方に押圧付
    勢する、ほぼ逆W字型の線状ばねで構成されたことを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のリフレクター
    可動型車両用前照灯。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007000074A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Kubota Corp 収穫機の照明構造
JP2011034789A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Toyoda Gosei Co Ltd 車両用灯具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007000074A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Kubota Corp 収穫機の照明構造
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