JP2000207919A - 発光体装置 - Google Patents

発光体装置

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JP2000207919A
JP2000207919A JP445599A JP445599A JP2000207919A JP 2000207919 A JP2000207919 A JP 2000207919A JP 445599 A JP445599 A JP 445599A JP 445599 A JP445599 A JP 445599A JP 2000207919 A JP2000207919 A JP 2000207919A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体的に均一な発光状態を少ない発光ダイオ
ードによって効率的に得ることができる発光体装置を提
供する。 【解決手段】 透明な円筒状のカバーケース(4)の中
心部に複数の発光ダイオード(5)が光源として内蔵さ
れている。各発光ダイオード(5)は、光軸を略一致さ
せた状態で直線状に配列されており、各発光ダイオード
(5)の投光方向前方には、その投光を放射方向に反射
させる円錐状ミラー6がそれぞれ配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発光ダイオード
(LED)を光源とした発光体装置に関し、詳しくは、
全体的に均一な発光状態を少ない発光ダイオードによっ
て効率的に得ることができる発光体装置であって、信号
灯、警告灯、誘導灯などに好適な発光体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】夜間の道路工事における交通整理などに
際しては、棒状に構成された手持型の警告灯が使用され
ている。この警告灯は、図9に示すように、棒状の発光
体装置Aの下部にグリップBが付設されたものであり、
発光体装置Aには、光源としての複数の発光ダイオード
Cが透明な円筒状のカバーケースD内に内蔵されてい
る。
【0003】前記の発光体装置Aにおいては、図10に
示すように、円筒状のカバーケースDの中心部に三角形
断面の棒状の支持部材Eが配置されている。そして、支
持部材Eの各面には、それぞれ複数の発光ダイオードC
が長手方向に沿って所定間隔で配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した発
光体装置Aにおいては、カバーケースDの内面には、光
を乱反射さえるための凹凸が形成されているものの、光
の拡散が十分でなく、各発光ダイオードCからの投光が
単にカバーケースDを透過して点状に見えるに過ぎない
ため、多数の発光ダイオードCを内蔵していても、全体
的な均一な発光状態を得ることができず、視認性が劣る
という問題がある。
【0005】そこで、この発明は、全体的に均一な発光
状態を少ない発光ダイオードによって効率的に得ること
ができる発光体装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、第1の発明に係る発光体装置は、透明なカバーケー
ス内に発光ダイオードが光源として内蔵されている発光
体装置であって、前記発光ダイオードの投光方向前方に
は、その投光を放射方向に反射させる円錐状ミラーが配
設されていることを特徴とする。また、透明なカバーケ
ース内に複数の発光ダイオードが光源として内蔵されて
いる発光体装置であって、前記各発光ダイオードは、光
軸を略一致させた状態で直線状に配列されており、各発
光ダイオードの投光方向前方には、その投光を放射方向
に反射させる円錐状ミラーがそれぞれ配設されているこ
とを特徴とする。この発光体装置においては、各円錐状
ミラーが各発光ダイオードの投光を放射方向に反射する
ため、カバーケースの全体に均一な発光状態が得られ
る。
【0007】また、第3の発明に係る発光体装置は、同
様の発光体装置であって、前記各発光ダイオードは、光
軸を略一致させた状態で直線状に配列されており、各発
光ダイオードの投光方向前方には、その投光を放射方向
に屈折させる円錐キャップ状レンズが配設されているこ
とを特徴とする。この発光体装置においては、各円錐キ
ャップ状レンズが各発光ダイオードの投光を放射方向に
屈折させるため、カバーケースの全体に均一な発光状態
が得られる。
【0008】さらに、第4の発明に係る発光体装置は、
同様の発光体装置であって、前記各発光ダイオードは、
光軸を並列に揃えた状態で直線状に配列されており、各
発光ダイオードの投光方向前方には、その投光を拡散し
て反射させる帯状円弧ミラーが配設されていることを特
徴とする。この発光体装置においては、帯状円弧ミラー
が各発光ダイオードの投光を拡散して反射させるため、
カバーケースの一面側に全体として均一な発光状態が得
られる。
【0009】第1から第3の発明に係る発光体装置のカ
バーケースは、全体的に均一な発光状態を得るため、各
発光ダイオードの配列方向に沿って延びる円筒状、また
は、各発光ダイオードの光軸を中心とした円錐筒状に形
成されているのが好ましい。また、第4の発明に係る発
光体装置のカバーケースは、各発光ダイオードの配列方
向に沿って延びるボックス状または筒状に形成されてい
るのが好ましい。
【0010】さらに、第1〜第4の発明に係る発光体装
置のカバーケースの内面には、赤色光透過シートが付設
されているのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、この発明に
係る発光体装置を説明する。図1は、第1実施形態の発
光体装置1を示している。この発光体装置1は、細長い
円柱状に構成され、その一端部に樹脂製のグリップ2が
連結されることにより、手持型の警告灯3を構成してい
る。
【0012】前記発光体装置1は、図1に示すように、
透明樹脂からなる円筒状のカバーケース4内に複数の発
光ダイオード5を光源として内蔵しており、各発光ダイ
オード5は、光軸を略一致させた状態でカバーケース4
の中心部に直線状に配列されている。そして、各発光ダ
イオード5の投光方向前方には、その投光を放射方向に
反射させる円錐状ミラー6がそれぞれ配設されている。
【0013】前記発光ダイオード5は、赤色発光のダイ
オードであり、各発光ダイオード5からの投光により全
体的に均一な赤色の発光状態を得るように、前記カバー
ケース4の内面には、赤色光透過シート7が張設されて
いる(図2参照)。そして、このカバーケース4内に
は、前記各円錐状ミラー6および各発光ダイオード5を
中心部に支持するため、針金製の支持フレーム8が内蔵
されている。
【0014】前記円錐状ミラー6は、図3に示すよう
に、円錐面6Aにミラーとしてのメッキが施された合成
樹脂製であり、その底面6Bの中心部には嵌合孔6Cが
形成されている。また、円錐状ミラー6の円錐面6Aに
は、図4に示すように、3本の挟持爪6Dが周方向に等
間隔で配置され、かつ、軸線に沿って突設されている。
そして、3本の挟持爪6Dの先端には、前記発光ダイオ
ード5がその投光方向を円錐状ミラー6の頂点に向けた
状態で挟持されている。
【0015】前記支持フレーム8は、1組の円錐状ミラ
ー6および発光ダイオード5を取囲む長方形が連続した
形状に枠組されており、円錐状ミラー6の底面6Aに対
向する部分には、円錐状ミラー6の嵌合孔6Bに嵌合し
て円錐状ミラー6を支持する支持突起8Aが突設されて
いる。そして、この支持フレーム8は、複数の弾性支持
脚8Bを介してカバーケース4の内面に支持されてい
る。
【0016】なお、前記各発光ダイオード5のリード線
5Aは、支持フレーム8をガイド部材としてこれに適宜
巻回されており、前記グリップ2内に配置されたバッテ
リ(図示省略)にスイッチを介して並列接続されてい
る。そして、スイッチのオンにより、各発光ダイオード
5が点灯するように構成されている。
【0017】以上のように構成された第1実施形態の発
光体装置1においては、図示省略したスイッチがオンさ
れると、各発光ダイオード5が点灯する。そして、各発
光ダイオード5からの投光は、図5に示すように、各円
錐状ミラー6の円錐面6Aにより放射方向に反射され、
赤色光透過シート7を介してカバーケース4に照射され
る。すなわち、図5に示す例では、各円錐状ミラー6に
よって放射状に反射された各発光ダイオード5からの投
光により、カバーケース4の全体が均一に赤い発光状態
となるのであり、良好な視認性が得られる。
【0018】次に、第2実施形態の発光体装置を説明す
る。この発光体装置は、図1に示した第1実施形態の発
光体装置1と略同様に構成されているので、以下の説明
中、同様の構成部分については、同一の符号を付してそ
の詳細な説明を省略する。
【0019】図6に示すように、第2実施形態の発光体
装置9は、カバーケース4内に複数の発光ダイオード5
が光源として内蔵されている発光体装置であって、各発
光ダイオード5は、光軸を略一致させた状態でカバーケ
ース4の中心部に直線状に配列されており、各発光ダイ
オード5の投光方向前方には、その投光を放射方向に屈
折させる円錐キャップ状レンズ10が配設されている。
なお、カバーケース4の内面には、赤色光透過シート7
が張設され、カバーケース4内には支持フレーム8が内
蔵されている。
【0020】前記円錐キャップ状レンズ10は、透明樹
脂により内面に複数の微少レンズが形成された円錐キャ
ップ状のレンズであり、その頂点部分に形成された嵌合
孔10Aが支持フレーム8の支持突起8Aに嵌合するこ
とで、支持フレーム8に支持されている。また、円錐キ
ャップ状レンズ10は、その内面に形成された3本の挟
持爪10Bに発光ダイオード5を挟持することで、投光
方向を頂点側に向けた状態で発光ダイオード5を中心部
に支持している。
【0021】以上のように構成された第2実施形態の発
光体装置9においては、図示省略したスイッチがオンさ
れると、各発光ダイオード5が点灯する。そして、各発
光ダイオード5からの投光は、図7に示すように、各円
錐キャップ状レンズ10により放射方向に屈折され、赤
色光透過シート7を介してカバーケース4に照射され
る。すなわち、図7に示す例では、各円錐キャップ状レ
ンズ10によって放射状に屈折された各発光ダイオード
5からの投光により、カバーケース4の全体が均一に赤
い発光状態となるのであり、良好な視認性が得られる。
【0022】続いて、第3実施形態の発光体装置を説明
する。図8に示すように、第3実施形態の発光体装置1
1は、透明合成樹脂からなるボックス状のカバーケース
12内に複数の発光ダイオード5が光源として内蔵され
ている発光体装置である。各発光ダイオード5は、カバ
ーケース12の長手方向に沿ってその内部に配設された
支持バー13に所定間隔で固定されることにより、光軸
を並列に揃えた状態で直線状に配列されている。そし
て、各発光ダイオード5の投光方向前方には、その投光
を拡散してカバーケース12の正面側に反射させる帯状
円弧ミラー14が配設されている。
【0023】以上のように構成された第3実施形態の発
光体装置11においては、図示省略したスイッチがオン
されることにより、各発光ダイオード5が点灯する。そ
して、各発光ダイオード5からの投光は、図8に示すよ
うに、帯状円弧ミラー14によってカバーケース12の
正面側に拡散して反射される。すなわち、図8に示す例
では、帯状円弧ミラー14により拡散して反射された各
発光ダイオード5からの投光により、カバーケース12
の正面全体が均一に赤い発光状態となるのであり、良好
な視認性が得られる。
【0024】前述した第1実施形態の発光体装置1およ
び第2実施形態の発光体装置9においては、円筒状のカ
バーケース4を円錐筒状のカバーケースに変更すること
ができる。この場合、設置用のベース部材を付設するこ
とにより、パイロンとして使用することもできる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、第1及び第2発明
に係る発光体装置によれば、各発光ダイオードの投光方
向前方に配設された各円錐状ミラーが各発光ダイオード
の投光を放射方向に反射するため、全体的に均一な発光
状態を少ない発光ダイオードによって効率的に得ること
ができ、良好な視認性が得られる。
【0026】また、第3の発明に係る発光体装置によれ
ば、各発光ダイオードの投光方向前方に配設された各円
錐キャップ状レンズが各発光ダイオードの投光を放射方
向に屈折させるため、全体的に均一な発光状態を少ない
発光ダイオードによって効率的に得ることができ、良好
な視認性が得られる。
【0027】さらに、第4の発明に係る発光体装置によ
れば、各発光ダイオードの投光方向前方に配設された帯
状円弧ミラーが発光ダイオードの投光を拡散して反射す
るため、全体的に均一な発光状態を少ない発光ダイオー
ドによって効率的に得ることができ、良好な視認性が得
られる。
【0028】第1〜第4の発明に係る発光体装置におい
て、カバーケースの内面に赤色光透過シートが付設され
ている場合には、各発光ダイオードからの投光により全
体的に均一な赤色の発光状態を得ることができ、良好な
視認性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る発光体装置が適用
された警告灯を、発光体装置の一部を破断して示す正面
図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1に示した円錐状ミラーと発光ダイオードと
の連結構造を示す側面図である。
【図4】図3のIV矢視図である。
【図5】第1実施形態の発光体装置における発光ダイオ
ードからの投光領域を示す断面図である。
【図6】第2実施形態の発光体装置の内部構造を一部破
断して示す正面図である。
【図7】第2実施形態の発光体装置における発光ダイオ
ードからの投光領域を示す部分断面図である。
【図8】3実施形態の発光体装置の内部構造を示す縦断
面図である。
【図9】従来例の発光体装置が適用された警告灯の全体
構造を示す正面図である。
【図10】図9のX−Xに沿う断面図である。
【符号の説明】
1 :発光体装置 2 :グリップ 3 :警告灯 4 :カバーケース 5 :発光ダイオード 5A:リード線 6 :円錐状ミラー 6A:円錐面 6B:底面 6C:嵌合孔 6D:挟持爪 7 :赤色光透過シート 8 :支持フレーム 8A:支持突起 8B:弾性支持脚 9 :発光体装置 10 :円錐キャップ状レンズ 10A:嵌合孔 10B:挟持爪 11:発光体装置 12:カバーケース 13:支持バー 14:帯状円弧ミラー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月8日(2000.2.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発光ダイオード
(LED)を光源とした発光体装置に関し、詳しくは、
全体的に均一な発光状態を少ない発光ダイオードによっ
て効率的に得ることができる発光体装置であって、信号
灯、警告灯、誘導灯などに好適な発光体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】夜間の道路工事における交通整理などに
際しては、棒状に構成された手持型の警告灯が使用され
ている。この警告灯は、図9に示すように、棒状の発光
体装置Aの下部にグリップBが付設されたものであり、
発光体装置Aには、光源としての複数の発光ダイオード
Cが透明な円筒状のカバーケースD内に内蔵されてい
る。
【0003】前記の発光体装置Aにおいては、図10に
示すように、円筒状のカバーケースDの中心部に三角形
断面の棒状の支持部材Eが配置されている。そして、支
持部材Eの各面には、それぞれ複数の発光ダイオードC
が長手方向に沿って所定間隔で配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した発
光体装置Aにおいては、カバーケースDの内面には、光
を乱反射さえるための凹凸が形成されているものの、光
の拡散が十分でなく、各発光ダイオードCからの投光が
単にカバーケースDを透過して点状に見えるに過ぎない
ため、多数の発光ダイオードCを内蔵していても、全体
的な均一な発光状態を得ることができず、視認性が劣る
という問題がある。
【0005】そこで、この発明は、全体的に均一な発光
状態を少ない発光ダイオードによって効率的に得ること
ができる発光体装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、第1の発明に係る発光体装置は、透明な円筒状カバ
ーケース内に複数の発光ダイオードが光源として内蔵さ
れている発光体装置であって、カバーケース内には、弾
性支持脚として内蔵された針金製の支持フレームに発光
ダイオードと円錐状ミラーがそれぞれ複数支持されてお
り、前記各発光ダイオードは、光軸を略一致させた状態
で直線状に配列されており、前記円錐状ミラーは、各発
光ダイオードの投光方向前方において頂点を発光ダイオ
ードの光軸とほぼ一致させて配列され、発光ダイオード
の投光を放射方向に反射させるようにそれぞれ配設され
ていることを特徴とする。前記円錐状ミラーは、発光ダ
イオードの投光を反射してカバーケースに照射する照射
光が一部重なるように配設することが好ましい。この発
光体装置においては、各円錐状ミラーが各発光ダイオー
ドの投光を放射方向に反射するため、カバーケースの全
体に均一な発光状態が得られる。
【0007】また、第2の発明に係る発光体装置は、同
様の発光体装置であって、透明なカバーケース内に複数
の発光ダイオードが光源として内蔵されている発光体装
置であって、カバーケース内には、弾性支持脚として内
蔵された針金製の支持フレームに発光ダイオードと円錐
キャップ状レンズがそれぞれ複数支持されており、前記
各発光ダイオードは、光軸を略一致させた状態で直線状
に配列されており、前記円錐キャップ状レンズは、各発
光ダイオードの投光方向前方において頂点を発光ダイオ
ードの光軸とほぼ一致させて配列され、発光ダイオード
の投光を放射方向に屈折させて照射するようにそれぞれ
配設されていることを特徴とする。前記円錐キャップ状
レンズは、発光ダイオードの投光を放射方向に屈折させ
て照射する照射光が一部重なるように配設することが好
ましい。この発光体装置においては、各円錐キャップ状
レンズが各発光ダイオードの投光を放射方向に屈折させ
るため、カバーケースの全体に均一な発光状態が得られ
る。
【0008】さらに、第3の発明に係る発光体装置は、
同様の発光体装置であって、透明なボックス状または筒
状カバーケース内に複数の発光ダイオードが光源として
内蔵されている発光体装置であって、前記各発光ダイオ
ードは、光軸を略一致させた状態で直線状に配列されて
おり、各発光ダイオードの投光方向前方には、その投光
を拡散して反射させる帯状円弧ミラーが配設されている
ことを特徴とする。この発光体装置においては、帯状円
弧ミラーが各発光ダイオードの投光を拡散して反射させ
るため、カバーケースの一面側に全体として均一な発光
状態が得られる。
【0009】前記、第1〜第3の発明に係る発光体装置
のカバーケースの内面には、赤色光透過シートが付設さ
れているのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、この発明に
係る発光体装置を説明する。図1は、第1実施形態の発
光体装置1を示している。この発光体装置1は、細長い
円柱状に構成され、その一端部に樹脂製のグリップ2が
連結されることにより、手持型の警告灯3を構成してい
る。
【0011】前記発光体装置1は、図1に示すように、
透明樹脂からなる円筒状のカバーケース4内に複数の発
光ダイオード5を光源として内蔵しており、各発光ダイ
オード5は、光軸を略一致させた状態でカバーケース4
の中心部に直線状に所定の間隔で配列されている。そし
て、各発光ダイオード5の投光方向前方には、その投光
を放射方向に反射させる円錐状ミラー6がそれぞれ配設
されており、円錐状ミラー6の頂点と前記発光ダイオー
ド5とはほぼ同軸上に配設されている。
【0012】前記発光ダイオード5は、赤色発光のダイ
オードであり、各発光ダイオード5からの投光により全
体的に均一な赤色の発光状態を得るように、前記カバー
ケース4の内面には、赤色光透過シート7が張設されて
いる(図2参照)。そして、このカバーケース4内に
は、前記各円錐状ミラー6および各発光ダイオード5を
中心部に支持するため、針金製の支持フレーム8が内蔵
されている。
【0013】前記円錐状ミラー6は、図3に示すよう
に、円錐面6Aにミラーとしてのメッキが施された合成
樹脂製であり、その底面6Bの中心部には嵌合孔6Cが
形成されている。また、円錐状ミラー6の円錐面6Aに
は、図4に示すように、3本の挟持爪6Dが周方向に等
間隔で配置され、かつ、軸線に沿って突設されている。
そして、3本の挟持爪6Dの先端には、前記発光ダイオ
ード5がその投光方向を円錐状ミラー6の頂点に向けた
状態で挟持されている。円錐状ミラー6は、カバーケー
ス4に内接しない大きさであり、発光ダイオード5の投
光を反射する。
【0014】前記支持フレーム8は、1組の円錐状ミラ
ー6および発光ダイオード5を取囲む長方形が連続した
形状に枠組されており、円錐状ミラー6の底面6Aに対
向する部分には、円錐状ミラー6の嵌合孔6Cに嵌合し
て円錐状ミラー6を支持する支持突起8Aが突設されて
いる。そして、この支持フレーム8は、複数の弾性支持
脚8Bを介してカバーケース4の内面に支持されてい
る。
【0015】なお、前記各発光ダイオード5のリード線
5Aは、支持フレーム8をガイド部材としてこれに適宜
巻回されており、前記グリップ2内に配置されたバッテ
リ(図示省略)にスイッチを介して並列接続されてい
る。そして、スイッチのオンにより、各発光ダイオード
5が点灯するように構成されている。
【0016】以上のように構成された第1実施形態の発
光体装置1においては、図示省略したスイッチがオンさ
れると、各発光ダイオード5が点灯する。そして、各発
光ダイオード5からの投光は、図5に示すように、各円
錐状ミラー6の円錐面6Aにより放射方向に反射され、
赤色光透過シート7を介してカバーケース4に照射され
る。すなわち、図5に示す例では、各円錐状ミラー6に
よって放射状に反射された各発光ダイオード5からの投
光により、カバーケース4の全体が均一に赤い発光状態
となるのであり、良好な視認性が得られる。そして、各
発光ダイオード5からの投光は、各円錐状ミラー6によ
って一部重なるようにカバーケースに照射されるから、
全体が発光状態となり、一層良好な視認性が得られる。
【0017】次に、第2実施形態の発光体装置を説明す
る。この発光体装置は、図1に示した第1実施形態の発
光体装置1と略同様に構成されているので、以下の説明
中、同様の構成部分については、同一の符号を付してそ
の詳細な説明を省略する。
【0018】図6に示すように、第2実施形態の発光体
装置9は、カバーケース4内に複数の発光ダイオード5
が光源として内蔵されている発光体装置であって、各発
光ダイオード5は、光軸を略一致させた状態でカバーケ
ース4の中心部に直線状に配列されており、各発光ダイ
オード5の投光方向前方には、その投光を放射方向に屈
折させる円錐キャップ状レンズ10が発光ダイオードの
光軸とほぼ一致させて配設されている。なお、カバーケ
ース4の内面には、赤色光透過シート7が張設され、カ
バーケース4内には支持フレーム8が内蔵されている。
【0019】前記円錐キャップ状レンズ10は、透明樹
脂により内面に複数の微少レンズが形成された円錐キャ
ップ状のレンズであり、その頂点部分に形成された嵌合
孔10Aが支持フレーム8の支持突起8Aに嵌合するこ
とで、支持フレーム8に支持されている。また、円錐キ
ャップ状レンズ10は、その内面に形成された3本の挟
持爪10Bに発光ダイオード5を挟持することで、投光
方向を頂点側に向けた状態で発光ダイオード5を中心部
に支持している。
【0020】以上のように構成された第2実施形態の発
光体装置9においては、図示省略したスイッチがオンさ
れると、各発光ダイオード5が点灯する。そして、各発
光ダイオード5からの投光は、図7に示すように、各円
錐キャップ状レンズ10により放射方向に屈折され、赤
色光透過シート7を介してカバーケース4に照射され
る。すなわち、図7に示す例では、各円錐キャップ状レ
ンズ10によって放射状に屈折された各発光ダイオード
5からの投光により、カバーケース4の全体が均一に赤
い発光状態となるのであり、良好な視認性が得られる。
【0021】続いて、第3実施形態の発光体装置を説明
する。図8に示すように、第3実施形態の発光体装置1
1は、透明合成樹脂からなるボックス状のカバーケース
12内に複数の発光ダイオード5が光源として内蔵され
ている発光体装置である。各発光ダイオード5は、カバ
ーケース12の長手方向に沿ってその内部に配設された
支持バー13に所定間隔で固定されることにより、光軸
を並列に揃えた状態で直線状に配列されている。そし
て、各発光ダイオード5の投光方向前方には、その投光
を拡散してカバーケース12の正面側に反射させる帯状
円弧ミラー14が配設されている。
【0022】以上のように構成された第3実施形態の発
光体装置11においては、図示省略したスイッチがオン
されることにより、各発光ダイオード5が点灯する。そ
して、各発光ダイオード5からの投光は、図8に示すよ
うに、帯状円弧ミラー14によってカバーケース12の
正面側に拡散して反射される。すなわち、図8に示す例
では、帯状円弧ミラー14により拡散して反射された各
発光ダイオード5からの投光により、カバーケース12
の正面全体が均一に赤い発光状態となるのであり、良好
な視認性が得られる。
【0023】前述した第1実施形態の発光体装置1およ
び第2実施形態の発光体装置9においては、円筒状のカ
バーケース4を円錐筒状のカバーケースに変更すること
ができる。この場合、設置用のベース部材を付設するこ
とにより、パイロンとして使用することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、第1発明に係る発
光体装置によれば、各発光ダイオードの投光方向前方に
配設された各円錐状ミラーが各発光ダイオードの投光を
放射方向に反射するため、全体的に均一な発光状態を少
ない発光ダイオードによって効率的に得ることができ、
良好な視認性が得られる。
【0025】また、第2の発明に係る発光体装置によれ
ば、各発光ダイオードの投光方向前方に配設された各円
錐キャップ状レンズが各発光ダイオードの投光を放射方
向に屈折させるため、全体的に均一な発光状態を少ない
発光ダイオードによって効率的に得ることができ、良好
な視認性が得られる。
【0026】さらに、第3の発明に係る発光体装置によ
れば、各発光ダイオードの投光方向前方に配設された帯
状円弧ミラーが発光ダイオードの投光を拡散して反射す
るため、全体的に均一な発光状態を少ない発光ダイオー
ドによって効率的に得ることができ、良好な視認性が得
られる。
【0027】第1〜第3の発明に係る発光体装置におい
て、カバーケースの内面に赤色光透過シートが付設され
ている場合には、各発光ダイオードからの投光により全
体的に均一な赤色の発光状態を得ることができ、良好な
視認性が得られる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明なカバーケース内に発光ダイオード
    が光源として内蔵されている発光体装置であって、前記
    発光ダイオードの投光方向前方には、その投光を放射方
    向に反射させる円錐状ミラーが配設されていることを特
    徴とする発光体装置。
  2. 【請求項2】 透明なカバーケース内に複数の発光ダイ
    オードが光源として内蔵されている発光体装置であっ
    て、前記各発光ダイオードは、光軸を略一致させた状態
    で直線状に配列されており、各発光ダイオードの投光方
    向前方には、その投光を放射方向に反射させる円錐状ミ
    ラーがそれぞれ配設されていることを特徴とする発光体
    装置。
  3. 【請求項3】 透明なカバーケース内に複数の発光ダイ
    オードが光源として内蔵されている発光体装置であっ
    て、前記各発光ダイオードは、光軸を略一致させた状態
    で直線状に配列されており、各発光ダイオードの投光方
    向前方には、その投光を放射方向に屈折させる円錐キャ
    ップ状レンズが配設されていることを特徴とする発光体
    装置。
  4. 【請求項4】 透明なカバーケース内に複数の発光ダイ
    オードが光源として内蔵されている発光体装置であっ
    て、前記各発光ダイオードは、光軸を並列に揃えた状態
    で直線状に配列されており、各発光ダイオードの投光方
    向前方には、その投光を拡散して反射させる帯状円弧ミ
    ラーが配設されていることを特徴とする発光体装置。
  5. 【請求項5】 前記カバーケースが各発光ダイオードの
    配列方向に沿って延びる円筒状に形成されていることを
    特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の発光体装置。
  6. 【請求項6】 前記カバーケースが各発光ダイオードの
    光軸を中心とした円錐筒状に形成されていることを特徴
    とする請求項1〜3の何れかに記載の発光体装置。
  7. 【請求項7】 前記カバーケースが各発光ダイオードの
    配列方向に沿って延びるボックス状または筒状に形成さ
    れていることを特徴とする請求項4に記載の発光体装
    置。
  8. 【請求項8】 前記カバーケースの内面には、赤色光透
    過シートが付設されていることを特徴とする請求項1〜
    7の何れかに記載の発光体装置。
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