JP2000207717A - 磁気記録再生装置及びその目詰まり検出方法並びに記憶媒体 - Google Patents

磁気記録再生装置及びその目詰まり検出方法並びに記憶媒体

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JP2000207717A JP11002995A JP299599A JP2000207717A JP 2000207717 A JP2000207717 A JP 2000207717A JP 11002995 A JP11002995 A JP 11002995A JP 299599 A JP299599 A JP 299599A JP 2000207717 A JP2000207717 A JP 2000207717A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ヘッドの目詰まり状態を正確に検出する
ことができる磁気記録再生装置及びその目詰まり検出方
法並びに記憶媒体を提供する。 【解決手段】 マイコン9は、振幅検出部7から入力さ
れるゲインコントロールアンプ4の制御電圧が所定基準
値以上であるか否か、及びデジタル信号処理回路10内
で量子化された信号を元のデジタル信号に誤り訂正復号
する過程において算出されるエラー値が所定値以上であ
るか否かを判別することにより、何かが磁気ヘッドに付
着することによる目詰まり状態が発生していることだけ
でなく、油膜や表面の酸化など再生出力レベルのみによ
る従来の目詰まり検出手法では検出できなかった目詰ま
り状態を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体にデ
ジタル記録されたデータを、磁気ヘッドを用いて再生す
る磁気記録再生装置及びその目詰まり検出方法並びに記
憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録媒体に磁気ヘッドを用い
て記録再生を行う磁気記録再生装置において、磁気ヘッ
ドの表面にゴミや機器内部に使用されている油脂類が付
着して記録再生の電磁変換特性が著しく劣化した状態
や、磁気ヘッド表面に磁気記録媒体との摩擦による酸化
膜が形成されることにより記録再生の磁気変換特性が著
しく劣化した状態のことを磁気ヘッドの「目詰まり」と
称しており、この目詰まりを、従来は以下に示す手法に
よって検出していた。
【0003】図5は、従来の磁気記録再生装置において
行われている目詰まり検出方法を説明するためのブロッ
ク図である。
【0004】同図において、磁気記録再生装置は、複
数、たとえば2つの磁気ヘッドを有しており、各磁気ヘ
ッドからの信号は、ヘッドアンプ11、12にそれぞれ
入力され、増幅される。ヘッドアンプ11又はヘッドア
ンプ12により増幅された信号は、ヘッドアンプ切換部
13を通ってゲインコントロールアンプ14に入力され
る。ヘッドアンプ切換部13は、ヘッドアンプ11、1
2からの信号を、マイコン19からの制御信号aに応じ
て切換える。ゲインコントロールアンプ14は、外部か
ら入力される信号の電圧値に応じて、ヘッドアンプ11
又は12からの信号を増幅する。増幅された信号は、イ
コライザ15に入力される。イコライザ15は、ゲイン
コントロールアンプ14により増幅された信号の位相及
び振幅を所定の特性に設定する。この信号はA/D変換
部16に入力される。A/D変換部16は、ゲインコン
トロールアンプ14の出力信号を量子化することによ
り、デジタル信号を生成する。このデジタル信号はデジ
タル信号処理回路20に入力される。デジタル信号処理
回路20は、入力されたデジタル信号を復号し、ビデオ
信号及びオーディオ信号を生成して出力する。
【0005】A/D変換部16により生成されたデジタ
ル信号は、また、振幅検出部17に入力される。振幅検
出部17は、A/D変換部16へ入力される信号レベル
を一定に保持するために、その信号レベルが所定の基準
電圧より高い場合に低電圧の信号を出力し、信号レベル
が所定の基準電圧より低い場合に高電圧の信号を出力す
るように動作する。振幅検出部17の出力信号はゲイン
コントロールアンプ14にその制御信号として入力され
る。従って、再生動作が行われているときは、A/D変
換部16への信号の入力レベルを常に一定に保持するこ
とができる。このとき、ヘッドアンプ切換部13からの
出力信号の信号レベルが小さいときは前記制御信号の電
圧レベルは高くなり、また、ヘッドアンプ切換部13か
らの出力信号の信号レベルが無いときは、制御信号の電
圧レベルは更に高くなる。
【0006】マイコン19は、前記制御電圧が所定基準
値以上であるか否かを判別し、所定基準値以上である場
合には磁気ヘッドに目詰まりが発生していると判断す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手法によれば、A/D変換部16へ入力される信号
レベルを一定に保持する為のゲインコントロールアンプ
14の制御電圧だけを検出して目詰まりの有無を判別す
るので、以下のような問題点があった。
【0008】すなわち、磁気テープ等の磁気記録媒体に
記憶されている信号を磁気ヘッドにより再生する場合に
は、記録されている多くの部分で出力が低くなるため、
目詰まりが発生していないにも拘らず目詰まりが発生し
ていると誤判断される場合があった。
【0009】また、磁気ヘッドによる再生出力が十分に
高い場合には、機器内部の油脂類が磁気ヘッドに付着し
て高域成分が劣化して目詰まりが発生した場合であって
も、目詰まりが発生していることを検出することが困難
であった。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、磁気ヘッドの目詰まり状態を正確に検出
することができる磁気記録再生装置及びその目詰まり検
出方法並びに記憶媒体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の磁気記録再生装置は、磁気記録媒体にデ
ジタル記録されたデータを、磁気ヘッドを用いて再生す
る磁気記録再生装置において、前記磁気ヘッドにより再
生された信号を増幅する増幅手段と、前記増幅手段によ
り増幅された信号の周波数特性及び位相特性を所定の値
に制御して出力する信号制御手段と、前記信号制御手段
から出力された信号を量子化することによりデジタル信
号を生成して出力するA/D変換手段と、前記A/D変
換手段により生成されたデジタル信号の振幅を検出して
出力する振幅検出手段と、前記A/D変換手段により生
成されたデジタル信号を誤り訂正復号するデジタル信号
処理手段と、前記デジタル信号処理手段により復号され
た信号のエラー値を算出するエラー検出手段と、前記振
幅検出手段により検出された振幅と前記エラー検出手段
により算出されたエラー値とに基いて、前記磁気ヘッド
の目詰まりの発生を検出する目詰まり検出手段とを備え
たことを特徴とする。
【0012】請求項2の磁気記録再生装置は、上記請求
項1記載の磁気記録再生装置において、前記目詰まり検
出手段は、前記振幅検出手段により検出された振幅が第
1の所定値以上であり且つ前記エラー検出手段により算
出されたエラー値が第2の所定値より大きいときに、前
記磁気ヘッドの目詰まりの発生を検出するように構成さ
れることを特徴とする。
【0013】請求項3の磁気記録再生装置は、上記請求
項1または2記載の磁気記録再生装置において、前記目
詰まり検出手段は、前記振幅検出手段により検出された
振幅が第1の所定値より小さく、且つ前記エラー検出手
段により算出されたエラー値が第2の所定値より小さい
ときに、前記磁気ヘッドの目詰まりの発生を検出するよ
うに構成されることを特徴とする。
【0014】請求項4の磁気記録再生装置は、磁気記録
媒体にデジタル記録されたデータを、磁気ヘッドを用い
て再生する磁気記録再生装置において、前記磁気ヘッド
により再生された信号を増幅する増幅手段と、前記増幅
手段により増幅された信号の周波数特性及び位相特性を
所定の値に制御して出力する信号制御手段と、前記信号
制御手段から出力された信号を量子化することによりデ
ジタル信号を生成して出力するA/D変換手段と、前記
A/D変換手段により生成されたデジタル信号の振幅を
検出して出力する振幅検出手段と、前記振幅検出手段の
出力を積分する積分手段と、前記A/D変換手段により
生成されたデジタル信号を誤り訂正復号するデジタル信
号処理手段と、前記デジタル信号処理手段により復号さ
れた信号のエラー値を算出するエラー検出手段と、前記
積分手段の出力及び前記エラー検出手段により算出され
たエラー値とをそれぞれ平均化する平均化手段と、前記
平均化手段により平均化された積分手段の出力と前記積
分手段の出力との差分を検出する振幅差検出手段と、前
記平均化手段により平均化されたエラー値と前記エラー
検出手段により算出されたエラー値との差分を検出する
エラー差検出手段と、前記振幅差検出手段により検出さ
れた差分と前記エラー差検出手段により検出された差分
とに基いて、前記磁気ヘッドの目詰まりの発生を検出す
る目詰まり検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項5の磁気記録再生装置は、上記請求
項4記載の磁気記録再生装置において、前記目詰まり検
出手段は、前記振幅差検出手段により検出された差分が
第1の所定値以上であり且つ前記エラー差検出手段によ
り検出された差分が第2の所定値より大きいときに、前
記磁気ヘッドの目詰まりの発生を検出するように構成さ
れることを特徴とする。
【0016】請求項6の磁気記録再生装置は、上記請求
項4又は5記載の磁気記録再生装置において、前記目詰
まり検出手段は、前記振幅差検出手段により検出された
差分が第1の所定値より小さく、且つ前記エラー差検出
手段により検出された差分が第2の所定値より小さいと
きに、前記磁気ヘッドの目詰まりの発生を検出するよう
に構成されることを特徴とする。
【0017】請求項7の磁気記録再生装置は、上記請求
項1〜6のいずれか1項に記載の磁気記録再生装置にお
いて、複数の磁気ヘッド及び前記複数の磁気ヘッドと同
数の増幅手段を有し、各磁気ヘッドのそれぞれに増幅手
段を接続し、更に、前記磁気ヘッドのそれぞれに設けら
れる増幅手段と前記ゲイン制御手段との間に、前記増幅
手段の出力を選択するスイッチ手段を備えることを特徴
とする。
【0018】請求項8の磁気記録再生装置は、上記請求
項1〜7のいずれか1項記載の磁気記録再生装置におい
て、前記ゲイン制御手段は、外部から入力される制御電
圧に応じて前記増幅手段により増幅された信号を所定の
振幅に増幅するように構成されることを特徴とする。
【0019】請求項9の目詰まり検出方法は、磁気記録
媒体にデジタル記録されたデータを、磁気ヘッドを用い
て再生する磁気記録再生装置の目詰まり検出方法におい
て、前記磁気ヘッドにより再生された信号を増幅し、前
記増幅された信号の周波数特性及び位相特性を所定の値
に制御した後、量子化することによりデジタル信号を生
成し、前記生成されたデジタル信号の振幅を検出し、前
記生成されたデジタル信号を誤り訂正復号し、前記復号
された信号のエラー値を算出し、前記検出された振幅と
前記算出されたエラー値とに基いて、前記磁気ヘッドの
目詰まりの発生を検出することを特徴とする。
【0020】請求項10の目詰まり検出方法は、上記請
求項9の目詰まり検出方法において、前記検出された振
幅が第1の所定値以上であり且つ前記検出されたエラー
値が第2の所定値より大きいときに、前記磁気ヘッドの
目詰まりの発生を検出することを特徴とする。
【0021】請求項11の目詰まり検出方法は、上記請
求項9又は10記載の目詰まり検出方法において、前記
検出された振幅が第1の所定値より小さく、且つ前記検
出されたエラー値が第2の所定値より小さいときに、前
記磁気ヘッドの目詰まりの発生を検出することを特徴と
する。
【0022】請求項12の目詰まり検出方法は、磁気記
録媒体にデジタル記録されたデータを、磁気ヘッドを用
いて再生する磁気記録再生装置の目詰まり検出方法にお
いて、前記磁気ヘッドにより再生された信号を増幅し、
前記増幅された信号の周波数特性及び位相特性を所定の
値に制御した後、量子化することによりデジタル信号を
生成し、前記生成されたデジタル信号の振幅を検出し、
前記検出された振幅を積分し、前記生成されたデジタル
信号を誤り訂正復号し、前記復号された信号のエラー値
を算出し、前記積分された振幅及び前記算出されたエラ
ー値とをそれぞれ平均化し、前記平均化された振幅と前
記積分された振幅との差分を検出し、前記平均化された
エラー値と前記算出されたエラー値との差分を検出し、
前記検出された振幅の差分と前記エラー差検出手段によ
り検出されたエラー値の差分とに基いて、前記磁気ヘッ
ドの目詰まりの発生を検出することを特徴とする。
【0023】請求項13の目詰まり検出方法は、上記請
求項12記載の目詰まり検出方法において、前記検出さ
れた振幅の差分が第1の所定値以上であり且つ前記検出
されたエラー値の差分が第2の所定値より大きいとき
に、前記磁気ヘッドの目詰まりの発生を検出することを
特徴とする。
【0024】請求項14の目詰まり検出方法は、上記請
求項13の目詰まり検出方法にいおて、前記検出された
振幅の差分が第1の所定値より小さく、且つ前記検出さ
れたエラー値の差分が第2の所定値より小さいときに、
前記磁気ヘッドの目詰まりの発生を検出することを特徴
とする。
【0025】請求項15の記憶媒体は、磁気記録媒体に
デジタル記録されたデータを、磁気ヘッドを用いて再生
する磁気記録再生装置のコンピュータにより読み取り可
能な形式で目詰まりを検出するプログラムを記録した記
憶媒体において、前記プログラムは、前記磁気ヘッドに
より再生された信号を増幅する工程と、前記増幅された
信号の周波数特性及び位相特性を所定の値に制御した
後、量子化することによりデジタル信号を生成する工程
と、前記生成されたデジタル信号の振幅を検出する工程
と、前記生成されたデジタル信号を誤り訂正復号し、前
記復号された信号のエラー値を算出する工程と、前記検
出された振幅と前記算出されたエラー値とに基いて、前
記磁気ヘッドの目詰まりの発生を検出する工程とを含む
ことを特徴とする。
【0026】請求項16の記憶媒体は、上記請求項15
の記憶媒体において、前記プログラムは、前記検出され
た振幅が第1の所定値以上であり且つ前記検出されたエ
ラー値が第2の所定値より大きいときに、前記磁気ヘッ
ドの目詰まりの発生を検出する工程を含むことを特徴と
する。
【0027】請求項17の記憶媒体は、上記請求項16
の記憶媒体において、前記プログラムは、前記検出され
た振幅が第1の所定値より小さく、且つ前記検出された
エラー値が第2の所定値より小さいときに、前記磁気ヘ
ッドの目詰まりの発生を検出する工程を含むことを特徴
とする。
【0028】請求項18の記憶媒体は、磁気記録媒体に
デジタル記録されたデータを、磁気ヘッドを用いて再生
する磁気記録再生装置のコンピュータにより読み取り可
能な形式で目詰まりを検出するプログラムを記録した記
憶媒体において、前記プログラムは、前記磁気ヘッドに
より再生された信号を増幅する工程と、前記増幅された
信号の周波数特性及び位相特性を所定の値に制御した
後、量子化することによりデジタル信号を生成する工程
と、前記生成されたデジタル信号の振幅を検出する工程
と、前記検出された振幅を積分する工程と、前記生成さ
れたデジタル信号を誤り訂正復号し、前記復号された信
号のエラー値を算出する工程と、前記積分された振幅及
び前記算出されたエラー値とをそれぞれ平均化する工程
と、前記平均化された振幅と前記積分された振幅との差
分を検出する工程と、前記平均化されたエラー値と前記
算出されたエラー値との差分を検出する工程と、前記検
出された振幅の差分と前記エラー差検出手段により検出
されたエラー値の差分とに基いて、前記磁気ヘッドの目
詰まりの発生を検出する工程とを含むことを特徴とす
る。
【0029】請求項19の記憶媒体は、上記請求項18
の記憶媒体において、前記プログラムは、前記検出され
た振幅の差分が第1の所定値以上であり且つ前記検出さ
れたエラー値の差分が第2の所定値より大きいときに、
前記磁気ヘッドの目詰まりの発生を検出する工程を含む
ことを特徴とする。
【0030】請求項20の記憶媒体は、上記請求項18
又は19の記憶媒体において、前記プログラムは、前記
検出された振幅の差分が第1の所定値より小さく、且つ
前記検出されたエラー値の差分が第2の所定値より小さ
いときに、前記磁気ヘッドの目詰まりの発生を検出する
工程を含むことを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0032】(第1実施形態)まず、本発明の第1実施
形態について、図1及び図2を参照して説明する。
【0033】図1は、本実施形態に係る磁気記録再生装
置の特徴を最もよく表すブロック図である。
【0034】同図において、磁気記録再生装置は2つの
磁気ヘッドを有しており、各磁気ヘッドからの信号は、
不図示のロータリートランスを介してヘッドアンプ1及
び2にそれぞれ入力され、増幅される。なお、設置され
る磁気ヘッドの数は2つに限られるものではないことは
言うまでもない。
【0035】ヘッドアンプ1又はヘッドアンプ2により
増幅された信号は、ヘッドアンプ切換部3を通ってゲイ
ンコントロールアンプ4に入力される。ヘッドアンプ切
換部3は、マイコン9からの制御信号aに応じて、ドラ
ムの回転に併せて、複数のヘッドアンプからの信号を切
換える。
【0036】ゲインコントロールアンプ4は、外部から
入力される信号の電圧値に応じて、ヘッドアンプ1又は
2からの信号を増幅する。増幅された信号は、イコライ
ザ5に入力される。
【0037】イコライザ5は、ゲインコントロールアン
プ4により増幅された信号の位相及び振幅を所定の特性
に設定する。この信号はA/D変換部6に入力される。
A/D変換部6は、ゲインコントロールアンプ4の出力
信号を量子化することにより、デジタル信号を生成す
る。
【0038】A/D変換部6により生成されたデジタル
信号は、振幅検出部7に入力される。
【0039】振幅検出部7は、A/D変換部6へ入力さ
れる信号レベルを一定に保持するために、その信号レベ
ルが所定の基準電圧より高い場合に低電圧の信号を出力
し、信号レベルが所定の基準電圧より低い場合に高電圧
の信号を出力するように動作する。振幅検出部7の出力
信号はゲインコントロールアンプ4にその制御信号とし
て入力される。従って、再生動作が行われているとき
は、A/D変換部6への信号の入力レベルを常に一定に
保持することができる。このとき、ヘッドアンプ切換部
3からの出力信号の信号レベルが小さいときは前記制御
信号の電圧レベルは高くなり、また、ヘッドアンプ切換
部3からの出力信号が無いときは、制御信号の電圧レベ
ルは更に高くなる。また、振幅検出部7の出力は、後述
するマイコン9にも入力される。
【0040】また、A/D変換部6により生成されたデ
ジタル信号は、デジタル信号処理回路10に入力され
る。デジタル信号処理回路10は、入力されたデジタル
信号を復号し、ビデオ信号及びオーディオ信号を生成す
る。また、デジタル信号処理回路10は、エラー検出部
8を内蔵しており、このエラー検出部8は、デジタル信
号処理回路10内で量子化された信号を元のデジタル信
号に誤り訂正復号する過程で、再生信号中の誤りデータ
を訂正しきれなかったデータを算出し、エラー値を出力
するように動作する。このエラー値は、マイコン9に入
力される。
【0041】マイコン9は、ヘッドアンプ切換部3の切
換位置とエラー検出部8の出力とに基いて各磁気ヘッド
毎のエラー値を取得し、このエラー値を各磁気ヘッド毎
に平均化する。この平均化処理は、公知の手法を用い
て、ある程度の期間に亘ってエラーの個数の平均をとる
ことにより行われる。そして、後述する手順に従って、
振幅検出部7から入力される制御電圧が所定基準値以上
であるか否か及びエラー値が所定値以上であるか否かを
判別することにより、何かが磁気ヘッドに付着すること
による目詰まり状態が発生していることだけでなく、油
膜や表面の酸化など再生出力レベルのみによる従来の目
詰まり検出手法では検出できなかった目詰まり状態を検
出する。
【0042】図2は、上記構成からなる磁気記録再生装
置において実行される目詰まり検出手順を示すフローチ
ャートである。このフローチャートを実行するためのプ
ログラムは、例えばマイコン9に内蔵されている不図示
のメモリ(ROM等)に格納されており、マイコン9内
の不図示の中央演算処理部(MPU等)により実行され
る。
【0043】磁気ヘッドが駆動されて磁気記録媒体に記
録されているデータの再生が開始されると本フローチャ
ートは開始され、まず、振幅検出部7から入力される制
御電圧が所定電圧以上であるか否かが判別される(ステ
ップS1)。この判別で、制御電圧が所定電圧以上であ
る場合は、エラー値が所定値より小さいか否かが判別さ
れる(ステップS2)。そして、エラー値が所定値より
小さいと判別された場合は、目詰まりが発生していない
通常状態であると判断されるので、通常再生が行われ
(ステップS3)、そのまま本手順が終了される。
【0044】一方、エラー値が所定値より大きいと判別
された場合は、何かが磁気ヘッドに付着して焼付き等に
よる目詰まりが発生している状態と判断されるので(ス
テップS4)、所定のクリーニング動作を行うことが操
作者に通知され(ステップS5)、本手順が終了され
る。すなわち、再生出力レベルのみを用いて目詰まりを
検出する従来の手法では検出できなかったような、再生
出力レベルが一定以上である場合の目詰まり(例えば、
油膜、表面の酸化等による目詰まり)をも、検出するこ
とができる。
【0045】上記ステップS1の判別で、振幅検出部7
から入力される制御電圧が所定電圧より小さいと判別さ
れた場合は、エラー値が所定値より小さいか否かが判別
される(ステップS6)。この判別で、エラー値が所定
値より小さい場合は通常の状態であると判断され、上記
ステップS3で通常再生が行われる。また、ステップS
6の判別で、エラー値が所定値より大きい場合は、なに
かが付着している目詰まり状態と判断される(ステップ
S7)ので、上記ステップS5において、所定のクリー
ニング動作を行うことが操作者に通知される。
【0046】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ゲインコントロールアンプ4の制御電圧と、元のデ
ジタルデータへの再生過程におけるエラー値とにより磁
気ヘッドの目詰まり状態を検出するようにしたので、ギ
ャップのゴミ等による目詰まりだけでなく、油膜や表面
の酸化等、従来の再生出力レベルのみによる目詰まり検
出方法では検出できなかったような目詰まり状態をも正
確に検出することが可能となる。
【0047】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について、図3及び図4を参照して説明する。
【0048】図3は、本実施形態に係る磁気記録再生装
置の特徴をもっともよく表すブロック図である。同図か
ら明らかなように、本実施形態に係る磁気記録再生装置
は、上述した第1実施形態の図1に示した磁気記録再生
装置の振幅検出部7及びエラー検出部8とマイコン9と
の間に、積分回路31、平均化処理部32、振幅差検出
部33及びエラー差検出部34を設けた点で、図1の磁
気記録再生装置と相違する。これ以外の構成要素は、図
1に示したものと同様であるので、同一構成要素には同
一符号を付しておく。
【0049】振幅検出部7の出力信号は、ゲインコント
ローラアンプ4及び積分回路31に入力される。積分回
路31は、振幅検出部7の出力をトラック毎に積分して
後述する平均化処理部が処理しやすい形式にして出力す
る。この出力は、平均化処理部32及び振幅差検出部3
3に入力される。また、エラー検出部8により検出され
たエラー値は、平均化処理部32及びエラー差検出部3
4に入力される。
【0050】平均化処理部32は、積分回路31の出力
とエラー検出部8の出力とを、それぞれ平均化するよう
に動作する。積分回路31の出力を平均化することによ
り得られた信号は振幅差検出部33に入力され、エラー
検出部8の出力であるエラー値を平均化することにより
得られた信号はエラー差検出部34に入力される。
【0051】振幅差検出部33では、積分回路31から
直接入力された信号(制御電圧値)と平均化処理部32
から入力された信号(平均電圧値)との差分が演算さ
れ、この差分がマイコン9に入力される。また、エラー
差検出部34では、エラー検出部8から直接入力された
エラー値と平均化処理部32から入力された平均エラー
値との差分が演算され、この差分がマイコン9に入力さ
れる。
【0052】マイコン9は、後述する手順に従って、振
幅差検出部33から入力される値が所定基準値以上であ
るか否か及びエラー差検出部34から入力されるエラー
差値が所定値以上であるか否かを判別することにより、
目詰まり状態を検出する。
【0053】図4は、上記構成からなる磁気記録再生装
置において実行される目詰まり検出手順を示すフローチ
ャートである。このフローチャートを実行するためのプ
ログラムは、例えばマイコン9に内蔵されている不図示
のメモリ(ROM等)に格納されており、マイコン9内
の不図示の中央演算処理部(MPU等)により実行され
る。
【0054】磁気ヘッドが駆動されて磁気記録媒体に記
録されているデータの再生が開始されると本フローチャ
ートは開始され、まず、振幅差検出部33から入力され
る差分が所定値以上であるか否かが判別される(ステッ
プS11)。この判別で、差分が所定値以上である場合
は、次にエラー差検出部34から入力されるエラー差値
が所定値より小さいか否かが判別される(ステップS1
2)。そして、エラー差値が所定値より小さいと判別さ
れた場合は、目詰まりが発生していない通常状態である
と判断され、通常再生が行われ(ステップS13)、そ
のまま本手順が終了される。
【0055】一方、エラー差検出部34から入力された
エラー差値が所定値より大きいと判別された場合は、何
かが磁気ヘッドに付着して焼付き等による目詰まりが発
生している状態と判断されるので(ステップS14)、
所定のクリーニング動作を行うことが操作者に通知され
(ステップS15)、本手順が終了される。
【0056】また、上記ステップS11の判別で、振幅
差検出部33から入力される差分が所定値より小さいと
判別された場合は、エラー差値が所定値より小さいか否
かが判別され(ステップS16)、小さい場合は通常の
状態であると判断されて、上記ステップS13で通常再
生が行われる。また、エラー差値が所定値より大きい場
合は、なにかが付着している目詰まり状態と判断される
(ステップS17)ので、上記ステップS15におい
て、所定のクリーニング動作を行うことが操作者に通知
される。
【0057】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、振幅差検出部33の出力とエラー差検出部34の出
力とに基いて、各ヘッド毎に平均化して目詰まりを検出
することにより、相対的な検出を行って、磁気ヘッドの
目詰まり状態をより正確に検出する。また、磁気ヘッド
毎に制御電圧及びエラー値の平均値と検出値との差分に
基いて目詰まり検出を行うので、瞬間的に目詰まり状態
が発生したことをも検出することが可能となる。
【0058】(他の実施形態)なお、本発明の機能が実
行されるのであれば、単体の機器からなる磁気記録再生
装置であっても、複数の機器から成る磁気記録再生シス
テムであっても、LAN等のネットワークを介して処理
が行われる磁気記録再生システムであっても本発明を適
用できることはいうまでもない。
【0059】また、上述した実施形態の機能を実現する
ソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を
システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは
装置のコンピュータ(またはCPU,MPU)が記憶媒
体に格納されたプログラムコードを読み出し実行するこ
とによっても、本発明の目的が達成されることはいうま
でもない。
【0060】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0061】プログラムコードを供給する為の記憶媒体
としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
を用いることができる。
【0062】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより上述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS等が字
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
はいうまでもない。
【0063】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニット
に備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることはいうまでもない。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3の磁
気記録再生装置または請求項9〜11の目詰まり検出方
法によれば、前記磁気ヘッドにより再生された信号を増
幅し、前記増幅された信号の周波数特性及び位相特性を
所定の値に制御した後、量子化することによりデジタル
信号を生成し、前記生成されたデジタル信号の振幅を検
出し、前記生成されたデジタル信号を誤り訂正復号し、
前記復号された信号のエラー値を算出し、前記検出され
た振幅と前記算出されたエラー値とに基いて、前記磁気
ヘッドの目詰まりの発生を検出するようにしたので、ギ
ャップのゴミ等による目詰まりだけでなく、油膜や表面
の酸化等、従来の再生出力レベルのみによる目詰まり検
出方法では検出できなかったような目詰まり状態をも正
確に検出することができるという効果が得られる。
【0065】請求項4〜6の磁気記録再生装置または請
求項12〜14の目詰まり検出方法によれば、磁気記録
媒体にデジタル記録されたデータを、磁気ヘッドを用い
て再生する磁気記録再生装置の目詰まり検出方法におい
て、前記磁気ヘッドにより再生された信号を増幅し、前
記増幅された信号の周波数特性及び位相特性を所定の値
に制御した後、量子化することによりデジタル信号を生
成し、前記生成されたデジタル信号の振幅を検出し、前
記検出された振幅を積分し、前記生成されたデジタル信
号を誤り訂正復号し、前記復号された信号のエラー値を
算出し、前記積分された振幅及び前記算出されたエラー
値とをそれぞれ平均化し、前記平均化された振幅と前記
積分された振幅との差分を検出し、前記平均化されたエ
ラー値と前記算出されたエラー値との差分を検出し、前
記検出された振幅の差分と前記エラー差検出手段により
検出されたエラー値の差分とに基いて、前記磁気ヘッド
の目詰まりの発生を検出するようにしたので、相対的な
検出を行って、磁気ヘッドの目詰まり状態をより正確に
検出することができ、また、磁気ヘッド毎に制御電圧及
びエラー値の平均値と検出値との差分に基いて目詰まり
検出を行うので、瞬間的に目詰まり状態が発生したこと
をも検出することができるという効果が得られる。
【0066】請求項15〜17の記憶媒体によれば、磁
気記録媒体にデジタル記録されたデータを、磁気ヘッド
を用いて再生する磁気記録再生装置のコンピュータによ
り読み取り可能な形式で目詰まりを検出するプログラム
を記録した記憶媒体において、前記プログラムは、前記
磁気ヘッドにより再生された信号を増幅する工程と、前
記増幅された信号の周波数特性及び位相特性を所定の値
に制御した後、量子化することによりデジタル信号を生
成する工程と、前記生成されたデジタル信号の振幅を検
出する工程と、前記生成されたデジタル信号を誤り訂正
復号し、前記復号された信号のエラー値を算出する工程
と、前記検出された振幅と前記算出されたエラー値とに
基いて、前記磁気ヘッドの目詰まりの発生を検出する工
程とを含むようにしたので、従来の表示装置に本記憶媒
体に記憶されているプログラムを実行させることにより
上述した請求項1の磁気記録再生装置と同等の効果を得
ることができる。
【0067】請求項18〜20の記憶媒体によれば、磁
気記録媒体にデジタル記録されたデータを、磁気ヘッド
を用いて再生する磁気記録再生装置のコンピュータによ
り読み取り可能な形式で目詰まりを検出するプログラム
を記録した記憶媒体において、前記プログラムは、前記
磁気ヘッドにより再生された信号を増幅する工程と、前
記増幅された信号の周波数特性及び位相特性を所定の値
に制御した後、量子化することによりデジタル信号を生
成する工程と、前記生成されたデジタル信号の振幅を検
出する工程と、前記検出された振幅を積分する工程と、
前記生成されたデジタル信号を誤り訂正復号し、前記復
号された信号のエラー値を算出する工程と、前記積分さ
れた振幅及び前記算出されたエラー値とをそれぞれ平均
化する工程と、前記平均化された振幅と前記積分された
振幅との差分を検出する工程と、前記平均化されたエラ
ー値と前記算出されたエラー値との差分を検出する工程
と、前記検出された振幅の差分と前記エラー差検出手段
により検出されたエラー値の差分とに基いて、前記磁気
ヘッドの目詰まりの発生を検出する工程とを含むように
したので、従来の表示装置に本記憶媒体に記憶されてい
るプログラムを実行させることにより上述した請求項4
の磁気記録再生装置と同等の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る磁気記録再生装置
の特徴を最もよく表すブロック図である。
【図2】図1に示した磁気記録再生装置において実行さ
れる目詰まり検出手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施形態に係る磁気記録再生装置
の特徴をもっともよく表すブロック図である。
【図4】図3に示した磁気記録再生装置において実行さ
れる目詰まり検出手順を示すフローチャートである。
【図5】従来の磁気記録再生装置において行われている
目詰まり検出方法を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1、2 ヘッドアンプ(増幅手段) 3 ヘッドアンプ切換部(スイッチ手段) 4 ゲインコントロールアンプ(信号制御手段) 6 A/D変換部(A/D変換手段) 7 振幅検出部(振幅検出手段) 8 エラー検出部(エラー検出手段) 9、29 マイコン(目詰まり検出手段) 10 デジタル信号処理回路(デジタル信号処理手
段) 31 積分回路(積分手段) 32 平均化処理部(平均化手段) 33 振幅差検出部(振幅差検出手段) 34 エラー差検出部(エラー差検出手段)

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体にデジタル記録されたデー
    タを、磁気ヘッドを用いて再生する磁気記録再生装置に
    おいて、 前記磁気ヘッドにより再生された信号を増幅する増幅手
    段と、 前記増幅手段により増幅された信号の周波数特性及び位
    相特性を所定の値に制御して出力する信号制御手段と、 前記信号制御手段から出力された信号を量子化すること
    によりデジタル信号を生成して出力するA/D変換手段
    と、 前記A/D変換手段により生成されたデジタル信号の振
    幅を検出して出力する振幅検出手段と、 前記A/D変換手段により生成されたデジタル信号を誤
    り訂正復号するデジタル信号処理手段と、 前記デジタル信号処理手段により復号された信号のエラ
    ー値を算出するエラー検出手段と、 前記振幅検出手段により検出された振幅と前記エラー検
    出手段により算出されたエラー値とに基いて、前記磁気
    ヘッドの目詰まりの発生を検出する目詰まり検出手段と
    を備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記目詰まり検出手段は、前記振幅検出
    手段により検出された振幅が第1の所定値以上であり且
    つ前記エラー検出手段により算出されたエラー値が第2
    の所定値より大きいときに、前記磁気ヘッドの目詰まり
    の発生を検出するように構成されることを特徴とする請
    求項1記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記目詰まり検出手段は、前記振幅検出
    手段により検出された振幅が第1の所定値より小さく、
    且つ前記エラー検出手段により算出されたエラー値が第
    2の所定値より小さいときに、前記磁気ヘッドの目詰ま
    りの発生を検出するように構成されることを特徴とする
    請求項1又は2記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 磁気記録媒体にデジタル記録されたデー
    タを、磁気ヘッドいて再生する磁気記録再生装置におい
    て、 前記磁気ヘッドにより再生された信号を増幅する増幅手
    段と、 前記増幅手段により増幅された信号の周波数特性及び位
    相特性を所定の値に制御して出力する信号制御手段と、 前記信号制御手段から出力された信号を量子化すること
    によりデジタル信号を生成して出力するA/D変換手段
    と、 前記A/D変換手段により生成されたデジタル信号の振
    幅を検出して出力する振幅検出手段と、 前記振幅検出手段の出力を積分する積分手段と、 前記A/D変換手段により生成されたデジタル信号を誤
    り訂正復号するデジタル信号処理手段と、 前記デジタル信号処理手段により復号された信号のエラ
    ー値を算出するエラー検出手段と、 前記積分手段の出力及び前記エラー検出手段により算出
    されたエラー値とをそれぞれ平均化する平均化手段と、 前記平均化手段により平均化された積分手段の出力と前
    記積分手段の出力との差分を検出する振幅差検出手段
    と、 前記平均化手段により平均化されたエラー値と前記エラ
    ー検出手段により算出されたエラー値との差分を検出す
    るエラー差検出手段と、 前記振幅差検出手段により検出された差分と前記エラー
    差検出手段により検出された差分とに基いて、前記磁気
    ヘッドの目詰まりの発生を検出する目詰まり検出手段と
    を備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記目詰まり検出手段は、前記振幅差検
    出手段により検出された差分が第1の所定値以上であり
    且つ前記エラー差検出手段により検出された差分が第2
    の所定値より大きいときに、前記磁気ヘッドの目詰まり
    の発生を検出するように構成されることを特徴とする請
    求項4記載の磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記目詰まり検出手段は、前記振幅差検
    出手段により検出された差分が第1の所定値より小さ
    く、且つ前記エラー差検出手段により検出された差分が
    第2の所定値より小さいときに、前記磁気ヘッドの目詰
    まりの発生を検出するように構成されることを特徴とす
    る請求項4又は5記載の磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 複数の磁気ヘッド及び前記複数の磁気ヘ
    ッドと同数の増幅手段を有し、各磁気ヘッドのそれぞれ
    に増幅手段を接続し、 更に、前記磁気ヘッドのそれぞれに設けられる増幅手段
    と前記ゲイン制御手段との間に、前記増幅手段の出力を
    選択するスイッチ手段を備えることを特徴とする請求項
    1〜6のいずれか1項記載の磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記ゲイン制御手段は、外部から入力さ
    れる制御電圧に応じて前記増幅手段により増幅された信
    号を所定の振幅に増幅するように構成されることを特徴
    とする請求項1〜7のいずれか1項記載の磁気記録再生
    装置。
  9. 【請求項9】 磁気記録媒体にデジタル記録されたデー
    タを、磁気ヘッドを用いて再生する磁気記録再生装置の
    目詰まり検出方法において、 前記磁気ヘッドにより再生された信号を増幅し、 前記増幅された信号の周波数特性及び位相特性を所定の
    値に制御した後、量子化することによりデジタル信号を
    生成し、 前記生成されたデジタル信号の振幅を検出し、 前記生成されたデジタル信号を誤り訂正復号し、前記復
    号された信号のエラー値を算出し、 前記検出された振幅と前記算出されたエラー値とに基い
    て、前記磁気ヘッドの目詰まりの発生を検出することを
    特徴とする目詰まり検出方法。
  10. 【請求項10】 前記検出された振幅が第1の所定値以
    上であり且つ前記検出されたエラー値が第2の所定値よ
    り大きいときに、前記磁気ヘッドの目詰まりの発生を検
    出することを特徴とする請求項9記載の目詰まり検出方
    法。
  11. 【請求項11】 前記検出された振幅が第1の所定値よ
    り小さく、且つ前記検出されたエラー値が第2の所定値
    より小さいときに、前記磁気ヘッドの目詰まりの発生を
    検出することを特徴とする請求項9又は10記載の目詰
    まり検出方法。
  12. 【請求項12】 磁気記録媒体にデジタル記録されたデ
    ータを、磁気ヘッドを用いて再生する磁気記録再生装置
    の目詰まり検出方法において、 前記磁気ヘッドにより再生された信号を増幅し、 前記増幅された信号の周波数特性及び位相特性を所定の
    値に制御した後、量子化することによりデジタル信号を
    生成し、 前記生成されたデジタル信号の振幅を検出し、 前記検出された振幅を積分し、 前記生成されたデジタル信号を誤り訂正復号し、前記復
    号された信号のエラー値を算出し、 前記積分された振幅及び前記算出されたエラー値とをそ
    れぞれ平均化し、 前記平均化された振幅と前記積分された振幅との差分を
    検出し、 前記平均化されたエラー値と前記算出されたエラー値と
    の差分を検出し、 前記検出された振幅の差分と前記エラー差検出手段によ
    り検出されたエラー値の差分とに基いて、前記磁気ヘッ
    ドの目詰まりの発生を検出することを特徴とする目詰ま
    り検出方法。
  13. 【請求項13】 前記検出された振幅の差分が第1の所
    定値以上であり且つ前記検出されたエラー値の差分が第
    2の所定値より大きいときに、前記磁気ヘッドの目詰ま
    りの発生を検出することを特徴とする請求項12記載の
    目詰まり検出方法。
  14. 【請求項14】 前記検出された振幅の差分が第1の所
    定値より小さく、且つ前記検出されたエラー値の差分が
    第2の所定値より小さいときに、前記磁気ヘッドの目詰
    まりの発生を検出することを特徴とする請求項12又は
    13記載の目詰まり検出方法。
  15. 【請求項15】 磁気記録媒体にデジタル記録されたデ
    ータを、磁気ヘッドを用いて再生する磁気記録再生装置
    のコンピュータにより読み取り可能な形式で目詰まりを
    検出するプログラムを記録した記憶媒体において、前記
    プログラムは、 前記磁気ヘッドにより再生された信号を増幅する工程
    と、前記増幅された信号の周波数特性及び位相特性を所
    定の値に制御した後、量子化することによりデジタル信
    号を生成する工程と、前記生成されたデジタル信号の振
    幅を検出する工程と、前記生成されたデジタル信号を誤
    り訂正復号し、前記復号された信号のエラー値を算出す
    る工程と、前記検出された振幅と前記算出されたエラー
    値とに基いて、前記磁気ヘッドの目詰まりの発生を検出
    する工程とを含むことを特徴とする記憶媒体。
  16. 【請求項16】 前記プログラムは、前記検出された振
    幅が第1の所定値以上であり且つ前記検出されたエラー
    値が第2の所定値より大きいときに、前記磁気ヘッドの
    目詰まりの発生を検出する工程を含むことを特徴とする
    請求項15記載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記プログラムは、前記検出された振
    幅が第1の所定値より小さく、且つ前記検出されたエラ
    ー値が第2の所定値より小さいときに、前記磁気ヘッド
    の目詰まりの発生を検出する工程を含むことを特徴とす
    る請求項15又は16記載の記憶媒体。
  18. 【請求項18】 磁気記録媒体にデジタル記録されたデ
    ータを、磁気ヘッドを用いて再生する磁気記録再生装置
    のコンピュータにより読み取り可能な形式で目詰まりを
    検出するプログラムを記録した記憶媒体において、前記
    プログラムは、 前記磁気ヘッドにより再生された信号を増幅する工程
    と、前記増幅された信号の周波数特性及び位相特性を所
    定の値に制御した後、量子化することによりデジタル信
    号を生成する工程と、前記生成されたデジタル信号の振
    幅を検出する工程と、前記検出された振幅を積分する工
    程と、前記生成されたデジタル信号を誤り訂正復号し、
    前記復号された信号のエラー値を算出する工程と、前記
    積分された振幅及び前記算出されたエラー値とをそれぞ
    れ平均化する工程と、前記平均化された振幅と前記積分
    された振幅との差分を検出する工程と、前記平均化され
    たエラー値と前記算出されたエラー値との差分を検出す
    る工程と、前記検出された振幅の差分と前記エラー差検
    出手段により検出されたエラー値の差分とに基いて、前
    記磁気ヘッドの目詰まりの発生を検出する工程とを含む
    ことを特徴とする記憶媒体。
  19. 【請求項19】 前記プログラムは、前記検出された振
    幅の差分が第1の所定値以上であり且つ前記検出された
    エラー値の差分が第2の所定値より大きいときに、前記
    磁気ヘッドの目詰まりの発生を検出する工程を含むこと
    を特徴とする請求項18記載の記憶媒体。
  20. 【請求項20】 前記プログラムは、前記検出された振
    幅の差分が第1の所定値より小さく、且つ前記検出され
    たエラー値の差分が第2の所定値より小さいときに、前
    記磁気ヘッドの目詰まりの発生を検出する工程を含むこ
    とを特徴とする請求項18又は19記載の記憶媒体。
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