JP2000207683A - 信号機の除雪装置 - Google Patents

信号機の除雪装置

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JP2000207683A
JP2000207683A JP11197247A JP19724799A JP2000207683A JP 2000207683 A JP2000207683 A JP 2000207683A JP 11197247 A JP11197247 A JP 11197247A JP 19724799 A JP19724799 A JP 19724799A JP 2000207683 A JP2000207683 A JP 2000207683A
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snow
eave
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vibration generator
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Kazuo Komata
一夫 古俣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人手により信号機の除雪を行う必要がなく、
しかも除雪を確実に行うことができる信号機の除雪装置
を提供する。 【解決手段】 信号機の表示灯32の上方を覆う庇1
2,14の上の雪を除雪する信号機の除雪装置10であ
って、庇12,14は、表示灯32の直上に位置する第
1の庇12と、第1の庇12の上方に、第1の庇12と
所定間隔をあけて取り付けられた第2の庇14とから構
成され、第1の庇12と第2の庇14との間には、第2
の庇14を振動させて第2の庇14の上の雪を除雪する
振動発生機18が設けられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号機の表示灯の
上方を覆う庇の上の雪を除雪する信号機の除雪装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】北日本や北陸地方など冬期間に積雪が多
い地方では、信号機に積もる雪が大変な問題となってい
る。このような地方においては、信号機の上に余りに大
量の雪が積もるので、積雪の重量によって信号機を支え
る柱が折れたりするなどの信号機の破損が多かった。そ
こで、信号機に積もる雪を減らすために信号機の表示灯
を縦に並べて縦長の信号機に形成し、信号機の上面側の
面積を少なくするようなことが行われている。
【0003】確かに、信号機を縦長に形成すれば、信号
機の上面側への積雪量は横長の信号機よりは少なくな
り、積雪の重量の軽減を図ることはできる。しかし、積
雪の重量の軽減を図ったとしても、表示灯に設けられて
いる庇に大量の積雪があった場合、これが雪庇となって
しまい、表示灯が見えなくなるほど垂れ下がったりする
ような問題もある。かかる場合は、交通標識としての信
号の機能が果たせなくなるため、即座に雪を落とさなく
てはならない。このような庇の上の積雪を落とす場合、
従来は人手によって積雪を落下させていた。つまり、人
が信号機まで届く長い竿状の部材を持ち、これにより庇
の上の積雪をたたき落とすようにしているのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】庇の上の積雪が問題と
なる場合は、大抵が吹雪の日等の降雪の激しい日であ
る。従来のように、このような吹雪の日に作業者が長い
竿を持って雪を落とすのは除雪の効率が悪く、しかも吹
雪の日での道路上では視界も悪く作業者が車に轢かれる
危険性もあるという課題があった。
【0005】したがって、本発明は上記課題を解決すべ
くなされ、その目的とするところは、人手により信号機
の除雪を行う必要がなく、且つ除雪を確実に行うことが
できる信号機の除雪装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために次の構成を備える。すなわち、本発明にかか
る信号機の除雪装置によれば、信号機の表示灯の上方を
覆う庇の上の雪を除雪する信号機の除雪装置であって、
前記庇は、前記表示灯の直上に位置する第1の庇と、該
第1の庇の上方に、所定間隔をあけて取り付けられた第
2の庇とから構成され、前記第1の庇と第2の庇との間
には、前記第2の庇を振動させて第2の庇の上の雪を除
雪する振動発生機が設けられていることを特徴としてい
る。この構成を採用することによって、振動発生機の振
動により人手に頼らず自動的に庇の上の除雪が行える。
また、本来の信号機に設けられている庇を第1の庇とし
て、この本来の庇の上に第2の庇を取り付ければ容易に
信号機へ装着できる。また、前記第2の庇の上の積雪を
検出するセンサが設けられ、前記振動発生機は、前記セ
ンサによって積雪が検出されたときに作動して前記第2
の庇の上の雪を除雪するので、効率よく除雪が行える。
気温を測定する温度センサが設けられ、前記振動発生機
は、該温度センサにより測定された気温が所定の温度以
下になったときに作動して前記第2の庇の上の雪を除雪
することにすれば、雪がみぞれや雨に変わっていたり雪
が溶けていたりする場合であれば動作せず、電力の節約
や部品の磨耗の防止を図れる。さらに、前記振動発生機
を所定時間おきに作動させるタイマーを設けたことによ
り、雪が降り続いている間であっても連続して振動発生
機が作動するわけではなく、間欠的に振動発生機が作動
するので、振動発生機の作動電力の節約が可能である。
【0007】さらに、前記第2の庇は、前記第1の庇に
対して振動可能となるように前記第1の庇との間にわた
って設けられた弾性を有する支持体によって支持されて
いることにより、振動発生機の振動により、第2の庇が
振動することで雪を落として除雪できる。これに対し
て、前記第2の庇は、前端側が前記第1の庇に対して接
離する方向に回動するように後端側において前記第1の
庇に直接または間接的に支持されると共に、常時は第1
の庇との間にわたって配設されたスプリングによって前
端側が第1の庇に接近する方向に付勢され、前記振動発
生機は、前記第2の庇の下面に当接するカムと、該カム
の偏心軸を中心にしてカムを回転させるモータとを具備
するようにしてもよい。この構成によれば、第2の庇の
前端側に積もった雪を効率よく除雪して雪庇の形成を防
止できる。また、前記第2の庇は、前端側に向けて下降
するように傾斜して設けられているので、第2の庇に振
動を与えなくとも積雪が前端側へ滑り落ちていくので積
雪の落下を促し、また湿った雪であっても落下し易くな
るので除雪が行いやすくなる。なお、前記第2の庇の上
面には、上方に向けて突出する板状材が、該第2の庇の
前後方向に沿って立設されているので、第2の庇上に積
もった雪を左右方向に分割して落下させ易く、第2の庇
上に中央部分へ積雪を残しにくくする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1に信号機の
除雪装置の正面図を、図2に信号機の除雪装置の側面図
を、図3に信号機の除雪装置の平面図を示す。本実施形
態による信号機の除雪装置(以下、単に除雪装置とい
う)は、庇が上下間で二重構造に形成されているもので
ある。二枚の庇のうち下方に位置する庇12は、信号機
の表示灯32の上方側を覆って、前方側に突出するよう
にして信号機に取り付けられている。この庇12は、信
号機に本来取り付けられていた庇を用いてもよいし、ま
た本来取り付けられた庇を取り外して新たに取り付ける
ものであってもよい。かかる庇12は、表示灯の外周に
沿って円弧状に形成されている。
【0009】庇12の上方には、振動することで積雪を
落下させる庇14が設けられている。庇14は、庇12
に雪を積もらせないように庇12の上方を完全に覆うよ
うな大きさに形成されている。また、庇14も庇12と
同様に、表示灯32の外周に沿った円弧状に形成されて
いる。庇14は、支持体の一例としてのスプリング16
によって支持されて、庇12の上方に取り付けられてい
る。スプリング16は、庇12の上面4か所に、上方に
向かって突出するようにして設けられ、庇14を所定の
高さに存するように位置させている。庇14は、上下方
向だけでなく水平方向へも振動すると除雪しやすく、好
適である。
【0010】15は、センサである。ここでは、センサ
15は、発光を行う発光センサ15aと、センサ15a
から発射された光を検出する受光センサ15bとから成
る2台を1組とした光学式の光センサを用いている。各
センサ15a,15bはそれぞれの受光部および発光部
(図示せず)が庇14の上方に位置するように、センサ
取り付け穴20内から庇14を貫通して庇12の上に立
設されている。センサ取り付け穴20は、各センサ15
a,15bを貫通させるように庇14に穿設されてい
る。また、センサ取り付け穴20の内径は、センサ取り
付け穴20の内周壁に各センサ15a,15bの外周壁
が接することがないように、センサ15の径よりも大径
に設けられている。このように、センサ15を、振動す
る庇14ではなく振動しない庇12側に取り付けたこと
によって、庇14が振動している場合であってもセンサ
15が庇14と一緒に振動することがなく、振動によっ
て除雪中であっても確実な積雪の検出を行える。なお、
センサ15の発光部と受光部の上下の高さを調節するこ
とによって、振動を発生させて除雪を開始する際の積雪
量の設定を行うことができる。
【0011】除雪のために庇14を振動させる振動発生
機18は、庇12と庇14との間に設けられている。こ
のような振動発生機18の例としては、例えば振動モー
タをあげることができる。振動モータもブラシレスタイ
プのものを用いれば劣化が少なく長期間性能を維持する
ことができる。振動発生機18によって振動が発生する
と、庇12に対してスプリング16で支持されている庇
14は、庇12に対して振動を繰り返す。このため、庇
14上に積もっていた雪は庇14の振動によって落下し
て除雪される。
【0012】続いて、図4に除雪装置のセンサと振動発
生機とを接続する接続回路について示し、センサと振動
発生機の動作について説明する。センサ15および振動
発生機18の電源は、AC100VをDC変換する電源
回路21から供給される。つまり、電源回路21は、セ
ンサ15およびスイッチ回路22に接続され、センサ1
5への電源を供給すると共に振動発生機18への電源を
スイッチ回路22を介して供給している。また、センサ
15は、振動発生機18のオン−オフを制御することが
できるようにスイッチ回路22に接続されている。すな
わち、センサ15は、積雪を検出した際には、振動発生
機18が駆動するようにスイッチ回路22をオンにして
電源を振動発生機18に供給し、また積雪が検出されな
い場合には、スイッチ回路22をオフにして振動発生機
18への電源供給をカットして振動発生機18の駆動を
停止させるのである。
【0013】また、上述してきた実施例では積雪を検出
するセンサに送受信の2組から成るものを用いた送受信
式光センサを用いた場合について説明してきた。しか
し、光学的センサであれば、送受信式のセンサでなくと
もよい。他の光学的センサの例としては、例えば前方の
積雪が規定量に達したときに障害物として感知する、カ
メラの焦点距離測光のような方法もある(図示せず)。
さらに、積雪を検出するセンサとしては、光センサ以外
にも図5に示すように圧力センサ等を用いることができ
る。なお、図5では、上述してきた実施例と同一の構成
要素に対しては同一の符号を付し、説明を省略する。圧
力センサ19は、庇12と、庇14との間に設けられ、
積雪の重量によって庇14が下降した場合の庇14から
の圧力を感知するものである。この圧力センサ19が庇
14の下降を感知することにより、振動発生機18が振
動を発生させる。振動発生機18の振動によって、庇1
4が振動して庇14に積もった雪が落下させることがで
きるのである。その後、庇14から雪が落下すると、庇
14が軽くなって上昇し、圧力センサ19は振動発生機
18の駆動を停止させる。さらに、上述してきた実施例
では、支持体をスプリングとしていたが、上方の庇の支
持は、下方の庇に対して振動するようなものであればよ
く、例えばゴムによって形成された支持部材を用いても
好適である。
【0014】次に、除雪装置の他の実施形態について、
図6〜図9に基づいて説明する。なお、上述してきた実
施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付
し、説明を省略する。本実施形態による除雪装置40
は、元々信号機30に取り付けられている庇12の上方
に庇42を設けることによって、庇が二重構造に形成さ
れているものである。庇42は、信号機30の前端側か
ら後端側に向かって径が大径となるように傾斜した筒状
の円錐台を軸線方向に沿って二分割した形状に形成され
ている。かかる庇42は、半円状の円弧側を上側に向け
て庇12の上面に被せるようにして設けている。このた
め庇42は前端側が下降するように傾斜している。44
は、庇42の回動範囲の中心となる回動軸である。この
回動軸44は、庇42の後端側の半円状の端部に取り付
けられている。回動軸44は、庇42から庇12へ向け
て突出し、庇12の対応する位置に形成された貫通穴
(図示せず)に遊嵌されている。庇42の振動の軸線で
ある回動軸44を、庇42の後端側の半円状の端部に設
けたので、庇42は、信号機30の表示灯32の前端側
が上下に往復動する方向に振動することができる(図
6、図8の矢印A)。
【0015】庇12の上面には、庇42を振動させるた
めの振動発生機46が取り付けられている。振動発生機
46は、庇12の上面に取り付けられる基台48と、基
台48上に設置されるモータ50と、モータ50の回転
軸52と、回転軸52の中途部に設けられているカム5
4と、基台48上に立設されて庇42と庇12との間を
接続して庇42を庇12側へ付勢するスプリング58と
から構成されている。なお、回転軸52は、所定の部位
が軸受け56によって回転可能に基台48に保持され
る。カム54は、モータ50の回転軸52がカム54に
対して偏心した位置に取り付けられており、しかも、カ
ム54の上面が常に庇42の内面側に当接するような大
きさに形成されている。このように、庇42は、後端側
において回動軸44によって庇12に支持され、前方側
においてカム54とスプリング58とによって庇12に
支持されている。
【0016】モータ50が作動すると、モータ50は回
転軸52を所定の速度で回転させる。回転軸52の回転
により、カム54も回転する。カム54は回転軸52の
回転によって偏心して回転するため、回転軸52からカ
ム54の上端部までの距離によって庇42が庇12に対
して接離動する。すなわち、回転軸52の回転によりカ
ム54の短手方向が庇42に当接している場合には、庇
42はスプリング58の付勢力によって下降する。ま
た、回転軸52の回転によりカム54の長手方向が庇4
2に当接している場合には、庇42はスプリング58の
付勢力に抗して上昇する。この動作の繰り返しにより、
庇42は、回動軸44を中心に前端が回動するようにし
て矢印A方向に振動する。このように、庇42を前端側
に向かって下降するように傾斜させ、且つ後端側の回動
軸44を中心にして前端側が上下動するように回動する
構造を採用することで、水分の多い湿った雪であっても
落下させやすくなる。また、雪庇を防止するという観点
からは、特に前端側の積雪を落下させやすいため好適で
ある。
【0017】また、振動庇24の上面には、上方に向け
て突出する板状材である積雪分割板60を設けるように
するとよい。積雪分割板60は、庇42のほぼ中央を前
後方向に沿って立設されている。このため、庇42上に
積雪があった場合には、積雪分割板60を境にして庇4
2の上面に左右に分割されて積雪し、庇42上の積雪は
庇42上で左右に分離して側方へ落下しやすくなる。も
し、積雪分割板60が設けられていなけば、庇42の中
央部に積もった雪は、庇42の振動や、庇42の前端側
への傾斜だけでは落下しづらく、雪が庇42の中央に残
ってしまうといった事態も考えられる。しかし、積雪分
割板60を設けたことにより、庇42の中央部には、雪
が積もらないようにすることができ、また積雪分割板6
0の周囲に積もった雪は、庇42の傾斜に合わせて滑り
落ちることが容易になる。
【0018】また、庇42の後端には、庇42と庇12
との間に挟み込まれて庇42と庇12との間の隙間を埋
めるための部材として弾性材62を設けるようにすると
好適である。弾性材62は、庇42と庇12との間に生
じていて振動発生機46が設置されている隙間に信号機
30との間から雪が入り込まないように設けられてい
る。また、隙間を塞ぐ部材を弾性材62とすることによ
って、庇42が振動して庇42の後方側端部に押圧され
て弾性変形するので、振動の発生を容易にする。弾性材
62としては、ウレタン等を用いることができる。
【0019】また、庇42の後端は信号機30の前面と
は接触しておらず、間隙69が生じている。この間隙6
9内には気温を計測可能な温度センサ68が設けられて
いる。さらに、本実施例においては、振動発生機を駆動
するためのタイマーを設けている。タイマーと温度セン
サ68とを設けた場合の除雪装置の作動回路について図
9に示す。なお、図4に示した構成要素と同一の構成要
素については同一の符号を付し、説明を省略する。タイ
マー66は、電源回路21とスイッチ回路22との間に
接続されている。タイマーによってスイッチ回路22は
振動発生機46への電源供給をオン−オフすることが可
能である。タイマー66は、所定間隔おきに所定時間ス
イッチ回路22がオンとなるように動作している。たと
えば、15分間隔おきに1分間程度モータ50が駆動す
るようにタイマー66を設定すると好適である。この程
度の間隔をおいてモータ50を駆動させれば、いくら雪
が激しく降っている場合であっても、十分に庇の上の積
雪を落下させることができる。このように、先に説明し
たような積雪を検出するセンサで駆動させなくとも、タ
イマーによって振動発生機を駆動させることによって、
雪を除雪した直後であっても連続して振動をさせておく
ような無駄な振動を防止し、振動発生機の駆動時間の短
縮を図ることができ、電気代を節約できる。また、セン
サよりもタイマーの方が部品代としては安価であり、製
造コストの低減をも図ることができる。
【0020】タイマー66の後段側には、温度センサ6
8が接続されている。つまり、タイマー66のみで振動
発生機46を駆動すると、外気温が例えば2℃以上であ
って雪が雨やみぞれ変わっていたり、積雪が溶けている
場合であっても振動発生機46が作動してしまうので電
気代が無駄になり、且つ動作機会が増えるために部品の
磨耗等も激しくなる。そこで、タイマー66と温度セン
サ68とを組み合わせて振動発生機46を制御すること
によって、予め設定してある所定の気温以上になったこ
とを温度センサ68が検出した場合にはタイマー66が
オンになったとしてもタイマー66と振動発生機46と
の間を遮断して除雪動作が行われないようにし、所定の
気温以下の場合にはタイマー66がオンになったら振動
発生機46が作動するようにしているのである。
【0021】なお、本実施例において振動発生機の駆動
を積雪を検知するセンサによって行うようにしてもよ
い。かかる場合には、センサの設置位置は信号機30の
前面側と、閉塞材62との間に生じている隙間61に設
置するとよい。また、タイマーと積雪を検出するセンサ
とを組み合わせて、タイマーの作動を積雪を検出するセ
ンサによってオン−オフするようにしてもよい。この場
合には、雪がない場合にはタイマーもオンにはならない
のでタイマーのみで振動発生機を作動させたときよりも
電気代を節約できる。さらに、このときのタイマーは積
雪を感知するセンサのみならず温度感知センサであって
もよい。例えば、センサが気温が高いことを検知した場
合にはタイマーが動作しないように制御し、センサが気
温が低いことを検知した場合にはタイマーが動作するよ
うにするのである。
【0022】また、上述してきた振動庇の振動の回動軸
を後端側に設けずに、庇42の後端側と庇12との間を
閉塞する閉塞材と、庇42とを一体に設け、この閉塞材
と庇42との接続部分を支点として、この支点を中心に
庇42の前端が庇12に接離するように回動させてもよ
い(図示せず)。さらに、本実施形態では振動発生機4
6を庇12に取り付けるようにしてきたが、振動発生機
46を振動する側の庇42に取り付けるようにしてもよ
い。
【0023】なお、上述してきた2つの実施形態では、
庇を二重構造に形成して、下方の庇に対して上方の庇を
振動させるようにしてきた。しかし、庇は二重構造に形
成されていなくともよい。すなわち、1枚の庇を、信号
機に取り付けられている部分から折り曲げ可能に設け、
センサにより積雪があることが判明したら振動発生機に
よって、折り曲げ部分に振動を加えて庇を上下方向に振
動させるのである(図示せず)。このような構成によっ
ても、庇に積もった雪を人手に依らず安全に且つ確実に
除雪することができる。
【0024】以下、図10に基づいて、上記した実施例
のうち最初の実施例の除雪装置を信号機に取り付けた場
合について示す。信号機30そのものは公知のものであ
って、赤、黄、青の3色の各表示灯32a,32b,3
2cが上下方向に沿って並ぶように設けられたものであ
る。このような信号機30は、主に積雪の多い地方にお
いて見られるものであって、信号機30の上面側33に
積もる雪の量を減らすために各表示灯32a,32b,
32cを縦に並べたのである。なお、本実施例では信号
機30の最上部の表示灯32aの庇に除雪装置10が設
けられている。つまり、表示灯が縦に並んでいる場合に
は、上部の表示灯32aにさえ除雪装置20が設けられ
ていれば、元々殆ど積雪がない下方の表示灯32b,3
2cには除雪装置20が必要ないと考えたためである。
ただし、最上部の表示灯32aのみに除雪装置20を取
り付けるだけでなく、すべての表示灯に除雪装置20を
取り付けて用いてもよいのはいうまでもない。さらに、
縦長の信号機のみならず、横長の信号機に除雪装置を取
り付けてもよい(図示せず)。この場合には、各表示灯
の庇全てに除雪装置20を取り付ける必要がある。
【0025】以上本発明につき好適な実施例を挙げて種
々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る信号機の除雪装置によれ
ば、信号機の表示灯の上方を覆う庇の上の雪を除雪する
信号機の除雪装置であって、庇は、表示灯の直上に位置
する第1の庇と、第1の庇の上方に、所定間隔をあけて
取り付けられた第2の庇とから構成され、第1の庇と第
2の庇との間には、第2の庇を振動させて第2の庇の上
の雪を除雪する振動発生機を設けたので、振動発生機の
振動により人手に頼らず自動的に庇の上の除雪が行え
る。また、本来の信号機に設けられている庇を第1の庇
として、この本来の庇の上に第2の庇を取り付ければ容
易に信号機へ装着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる信号機の除雪装置の正面図であ
る。
【図2】本発明にかかる信号機の除雪装置の側面図であ
る。
【図3】本発明にかかる信号機の除雪装置の平面図であ
る。
【図4】センサと振動発生機の接続を示すブロック図で
ある。
【図5】センサとして圧力センサを用いた例を示す除雪
装置の側面図である。
【図6】除雪装置の他の実施形態を示す斜視図である。
【図7】図5に示した除雪装置の正面図である。
【図8】図5に示した除雪装置の側面図である。
【図9】図5に示した除雪装置において振動発生機とタ
イマーとの接続を示すブロック図である。
【図10】除雪装置を信号機に取り付けた場合の信号機
全体の説明図である。
【符号の説明】
10,40 信号機の除雪装置 12 庇 14,42 庇 15 センサ 16 スプリング(支持部材) 18,46 振動発生機 19 圧力センサ 20 センサ取り付け穴 21 電源回路 22 スイッチ回路 30 信号機 32 表示灯 44 回動軸 48 基台 50 モータ 52 回転軸 54 カム 56 軸受け 58 スプリング 60 積雪分割板 61 隙間 66 タイマー 68 温度センサ 69 間隙

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号機の表示灯の上方を覆う庇の上の雪
    を除雪する信号機の除雪装置であって、 前記庇は、前記表示灯の直上に位置する第1の庇と、該
    第1の庇の上方に、第1の庇と所定間隔をあけて取り付
    けられた第2の庇とから構成され、 前記第1の庇と第2の庇との間には、前記第2の庇を振
    動させて第2の庇の上の雪を除雪する振動発生機が設け
    られていることを特徴とする信号機の除雪装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の庇の上の積雪を検出するセン
    サが設けられ、 前記振動発生機は、前記センサによって積雪が検出され
    たときに作動して前記第2の庇の上の雪を除雪すること
    を特徴とする請求項1記載の信号機の除雪装置。
  3. 【請求項3】 気温を測定する温度センサが設けられ、 前記振動発生機は、該温度センサにより測定された気温
    が所定の温度以下になったときに作動して前記第2の庇
    の上の雪を除雪することを特徴とする請求項1または2
    記載の信号機の除雪装置。
  4. 【請求項4】 前記振動発生機を所定時間おきに作動さ
    せるタイマーを設けたことを特徴とする請求項1、2ま
    たは3記載の信号機の除雪装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の庇は、 前記第1の庇に対して振動可能となるように前記第1の
    庇との間にわたって設けられた弾性を有する支持体によ
    って支持されていることを特徴とする請求項1、2、3
    または4記載の信号機の除雪装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の庇は、 前端側が前記第1の庇に対して接離する方向に回動する
    ように後端側において前記第1の庇に直接または間接的
    に支持されると共に、常時は第1の庇との間にわたって
    配設されたスプリングによって前端側が第1の庇に接近
    する方向に付勢され、 前記振動発生機は、 前記第2の庇の下面に当接するカムと、該カムの偏心軸
    を中心にしてカムを回転させるモータとを具備すること
    を特徴とする請求項1、2、3または4記載の信号機の
    除雪装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の庇は、前端側に向けて下降す
    るように傾斜して設けられていることを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5または6記載の信号機の除雪装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第2の庇の上面には、上方に向けて
    突出する板状材が、前後方向に沿って立設されているこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7
    記載の信号機の除雪装置。
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