JP2000207350A - デ―タ転送装置及びデ―タ転送方法 - Google Patents

デ―タ転送装置及びデ―タ転送方法

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JP2000207350A
JP2000207350A JP11010977A JP1097799A JP2000207350A JP 2000207350 A JP2000207350 A JP 2000207350A JP 11010977 A JP11010977 A JP 11010977A JP 1097799 A JP1097799 A JP 1097799A JP 2000207350 A JP2000207350 A JP 2000207350A
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Nikura Didie
ニクラ ディディエ
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バスの使用効率を向上することにより、オー
バーヘッドの低減を図るのに好適なデータ転送装置およ
びデータ転送方法を提供する。 【解決手段】 Rバッファ260と、Wバッファ280
と、DRAM400および各バッファ260,280に
接続するメモリバス140と、モジュールM4,M6とメ
モリバス140とを接続するDRバス110と、モジュ
ールM3,M5とRバッファ260とを接続するRRバス
120と、モジュールM1,M2とWバッファ280とを
接続するWRバス130と、を備え、モジュールM1
2,M3,M5に対しては、各バッファ260,280
を介してデータ転送を行うとともに、モジュールM4
6に対しては、各バッファ260,280を介さずに
DRバス110経由でデータ転送を行うようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチメディアデ
ータの再生・圧縮・伸長等の処理を行う複数のモジュー
ルがDRAM等の記憶装置に対してデータの書込または
読込を行うシステムに適用する装置および方法に係り、
特に、これらの間でデータ転送を行うデータ転送装置お
よびデータ転送方法に関する。さらに詳しくは、バスの
使用効率を向上することにより、オーバーヘッドの低減
を図るのに好適なデータ転送装置およびデータ転送方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ等の情報処理装置で
は、画像情報や音声情報等のマルチメディアデータが取
り扱われるようになってきているが、このマルチメディ
アデータは、比較的大容量のデータであるとともに再生
等のリアルタイム性が要求されるために、通常、複数の
モジュールを用いて分散的に処理されている。
【0003】従来、DRAM等の記憶装置と、複数のモ
ジュールと、を備え、こうしたマルチメディアデータの
再生・圧縮・伸長等の処理を行うシステムにおいて、記
憶装置と複数のモジュールとの間のデータ転送を行うデ
ータ転送装置としては、例えば図8に示すようなものが
ある。このデータ転送装置900は、ラッチ910と、
DRAM920およびラッチ910に接続するメモリバ
ス930と、マルチメディアデータを処理する各モジュ
ールM1〜Mnとラッチ910とを接続するメモリバス9
40と、各モジュールM1〜Mnからのデータ転送要求に
応じてメモリバス930およびメモリバス940におけ
るデータ転送を制御するアービタ950と、で構成され
ている。
【0004】ここで、アービタ950には、固定スケジ
ュールにより各バスにおけるデータ転送を制御するもの
と、優先割り付けにより各バスにおけるデータ転送を制
御するものと、の2種類のタイプがある。まず、固定ス
ケジュールによりデータ転送を制御するタイプは、バス
におけるデータ転送の複数の態様(書込、読込等)のそ
れぞれに対してバスを専有する固定した時間帯をあらか
じめ割り当てておくことにより、バスにおけるデータ転
送を時分割で制御するものであり、具体的には、アービ
タ950は、固定スケジュールによりメモリバス93
0,940におけるデータ転送を制御するようになって
いる。ここで、固定スケジュールとは、DRAM920
に対してデータ転送を行うためにモジュールがメモリバ
ス930,940を専有する固定した時間帯(スロッ
ト)を、各モジュールM1〜Mnごとにあらかじめ割り当
てておき、データ転送の際は、各スロットの合計を1シ
ーケンスとして、このシーケンスを周期的に繰り返すこ
とにより、メモリバス930,940において、各モジ
ュールM1〜Mnが時分割でデータ転送を行うようにした
制御方式である。なお、各スロットは、通常、メモリバ
ス930,940の使用頻度の高いモジュールのものほ
ど長くなるように設定されている。
【0005】このような固定スケジュールによりデータ
転送を制御するタイプでは、例えば、モジュールM1
DRAM920にデータの書込を行う場合は、まず、モ
ジュールM1がアービタ950にデータ転送要求を出力
する。アービタ950では、データ転送要求を受ける
と、メモリバス930,940においてモジュールM1
に割り当てたスロットを処理する順番を待ってその番と
なったときに、モジュールM1にデータ転送許可を出力
する。モジュールM1では、データ転送許可を受ける
と、ラッチ910を介してDRAM920にデータを転
送する。
【0006】このようにして、固定スケジュールにより
データ転送を制御するタイプでは、各モジュールM1
nが時分割でデータ転送を行えるので、他のモジュー
ルの処理に影響されることなく、各モジュールM1〜Mn
が常に一定の速度でデータ転送を行うことができる。一
方、優先割り付けによりデータ転送を制御するタイプ
は、データ転送要求が出力された順番に応じて、バスの
専有権を割り当てることにより、データ転送を制御する
ものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデータ転送装置にあっては、次のような問題があっ
た。まず、固定スケジュールによりデータ転送を制御す
るタイプにあっては、各モジュールM1〜Mnがデータ転
送を行うには、アービタ950で自己に割り当てられた
スロットが処理されるまで待たなければならないため、
この間は各モジュールM1〜Mnで処理が行えない状態
(ロック状態)となって、オーバーヘッドが大きくなっ
てしまう。
【0008】例えば、大量にデータ転送を行う必要があ
る場合は、スロットの長さが長いこと、あるいは1シー
ケンスにおいて複数のスロットが使用できることが望ま
れるが、スケジュール制御の容易化を図るために各スロ
ットの長さはあらかじめ固定のものとされており、さら
に自己に割り当てられたスロット以外のものは使用する
ことができないため、このような場合は、そうしたモジ
ュールが長い間ロック状態とされるばかりか、自己に割
り当てられたスロット以外のものが空いているときは、
不要にバスの使用効率を低下させることになる。
【0009】一方、優先割り付けによりデータ転送を制
御するタイプであっては、スケジュール制御がきわめて
困難であるという問題があった。そこで、本発明は、こ
のような従来の問題を解決することを課題としており、
バスの使用効率を向上することにより、オーバーヘッド
の低減を図るのに好適なデータ転送装置およびデータ転
送方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載のデータ転送装置は、記
憶手段と前記記憶手段に対してデータの書込または読込
を行う複数のモジュールとがデータ転送手段に接続され
ると、それらの間でデータ転送を行う装置であって、転
送データを一時的に記憶するバッファと、前記記憶手段
および前記バッファに接続するメモリバスと、前記モジ
ュールと前記メモリバスとを接続するダイレクトバス
と、前記モジュールと前記バッファとを接続するバッフ
ァバスと、を備えた。
【0011】このような構成であれば、バッファバスに
接続されたモジュールが記憶手段に対してデータの書込
を行うときは、そのモジュールからのデータがバッファ
バス経由でバッファに転送され、次いでメモリバス経由
でバッファから記憶手段に転送される。また、バッファ
バスに接続されたモジュールが記憶手段に対してデータ
の読込を行うときは、記憶手段に格納されているデータ
がメモリバス経由でバッファに転送され、次いでバッフ
ァバス経由でバッファからそのモジュールに転送され
る。
【0012】一方、ダイレクトバスに接続されたモジュ
ールが記憶手段に対してデータの書込を行うときは、そ
のモジュールからのデータが、バッファを介さずにダイ
レクトバス、メモリバス経由で記憶手段に転送される。
また、ダイレクトバスに接続されたモジュールが記憶手
段に対してデータの読込を行うときは、記憶手段に格納
されているデータが、バッファを介さずにメモリバス、
ダイレクトバス経由でそのモジュールに転送される。
【0013】ここで、モジュールは、バッファバスおよ
びダイレクトバスの少なくともいずれかに接続されてい
ればよく、バッファバスおよびダイレクトバスの両方に
接続されていてもよい。この請求項1記載の発明におい
て、「記憶手段」とは、RAM、ROM等の半導体記憶
手段をいう。
【0014】さらに、本発明に係る請求項2記載のデー
タ転送装置は、請求項1記載のデータ転送装置におい
て、前記バッファを介して前記バッファバス経由で行う
第1の制御モードおよび前記バッファを介さずに前記ダ
イレクトバス経由で行う第2の制御モードのいずれかに
基づいて前記記憶手段と前記各モジュールとの間のデー
タ転送を制御する制御手段を備えた。
【0015】このような構成であれば、バッファバスに
接続されたモジュールが記憶手段に対してデータの書込
を行うときは、制御手段により、第1の制御モードに基
づいて、そのモジュールからのデータがバッファバス経
由でバッファに転送され、次いでメモリバス経由でバッ
ファから記憶手段に転送される。また、バッファバスに
接続されたモジュールが記憶手段に対してデータの読込
を行うときは、制御手段により、第1の制御モードに基
づいて、記憶手段に格納されているデータがメモリバス
経由でバッファに転送され、次いでバッファバス経由で
バッファからそのモジュールに転送される。
【0016】一方、ダイレクトバスに接続されたモジュ
ールが記憶手段に対してデータの書込を行うときは、制
御手段により、第2の制御モードに基づいて、そのモジ
ュールからのデータが、バッファを介さずにダイレクト
バス、メモリバス経由で記憶手段に転送される。また、
ダイレクトバスに接続されたモジュールが記憶手段に対
してデータの読込を行うときは、制御手段により、第2
の制御モードに基づいて、記憶手段に格納されているデ
ータが、バッファを介さずにメモリバス、ダイレクトバ
ス経由でそのモジュールに転送される。
【0017】さらに、本発明に係る請求項3記載のデー
タ転送装置は、請求項2記載のデータ転送装置におい
て、前記制御手段は、前記バッファバスにおけるデータ
転送を制御するバッファバス制御手段と、前記メモリバ
スにおけるデータ転送を制御するメモリバス制御手段
と、を有し、前記バッファバス制御手段は、前記モジュ
ールからのデータ転送要求に応じて、当該モジュールに
対するデータ転送を第1の固定スケジュールにより制御
するようになっており、前記メモリバス制御手段は、前
記モジュールからのデータ転送要求に応じて、当該モジ
ュールまたは前記バッファに対するデータ転送を第2の
固定スケジュールにより制御するようになっている。
【0018】このような構成であれば、バッファバスに
接続されたモジュールから、記憶手段に対してデータの
書込を行うためのデータ転送要求があったときは、バッ
ファバス制御手段により、そのモジュールからのデータ
がバッファバス経由でバッファに転送され、次いで、メ
モリバス制御手段により、そのデータ転送要求に対応し
たバッファ内のデータがメモリバス経由で記憶手段に転
送される。また、バッファバスに接続されたモジュール
から、記憶手段に対してデータの読込を行うためのデー
タ転送要求があったときは、メモリバス制御手段によ
り、そのデータ転送要求に対応した記憶手段内のデータ
がメモリバス経由でバッファに転送され、次いで、バッ
ファバス制御手段により、そのデータ転送に対応したバ
ッファ内のデータがバッファバス経由でそのモジュール
に転送される。
【0019】一方、ダイレクトバスに接続されたモジュ
ールから、記憶手段に対してデータの書込を行うための
データ転送要求があったときは、メモリバス制御手段に
より、そのモジュールからのデータがダイレクトバス、
メモリバス経由で記憶手段に転送される。また、ダイレ
クトバスに接続されたモジュールから、記憶手段に対し
てデータの読込を行うためのデータ転送要求があったと
きは、メモリバス制御手段により、そのデータ転送要求
に対応した記憶手段内のデータがメモリバス、ダイレク
トバス経由でそのモジュールに転送される。
【0020】ここで、バッファバス制御手段は、バッフ
ァバスにおけるデータ転送を制御するものであればよ
く、バッファまたはモジュールからのデータを能動的に
転送するようになっていてもよいし、バッファまたはモ
ジュールに対してデータ転送を許可する許可信号を出力
するようになっていてもよい。したがって、後者の場
合、バッファまたはモジュールからのデータは、バッフ
ァまたはモジュールにより、バッファバス制御手段から
の許可信号を受けて転送される。
【0021】また、メモリバス制御手段は、メモリバス
におけるデータ転送を制御するものであればよく、バッ
ファまたは記憶手段からのデータを能動的に転送するよ
うになっていてもよいし、バッファまたは記憶手段に対
してデータ転送を許可する許可信号を出力するようにな
っていてもよい。したがって、後者の場合、バッファま
たは記憶手段からのデータは、バッファまたは記憶手段
により、メモリバス制御手段からの許可信号を受けて転
送される。
【0022】この請求項3記載の発明において、「固定
スケジュール」とは、バスにおけるデータ転送の複数の
態様(書込、読込等)のそれぞれに対してバスを専有す
る固定した時間帯をあらかじめ割り当てておくことによ
り、バスにおけるデータ転送を時分割で制御する制御方
式をいう。すなわち、第1の固定スケジュールとして
は、例えば、バッファに対してデータ転送を行うために
モジュールがバッファバスを専有する固定した時間帯
(スロット)を、各モジュールごとにあらかじめ割り当
てておき、データ転送の際は、各スロットの合計を1シ
ーケンスとして、このシーケンスを周期的に繰り返すこ
とにより、バッファバスにおいて、各モジュールが時分
割でデータ転送を行うようにした制御方式が挙げられ
る。
【0023】さらに、本発明に係る請求項4記載のデー
タ転送装置は、請求項3記載のデータ転送装置におい
て、前記バッファバス制御手段は、前記データ転送要求
を記憶する第1の記憶部と、前記データ転送要求に対応
した前記バッファ内のデータの位置を指し示すポインタ
を記憶する第2の記憶部と、前記データ転送要求および
前記ポインタを参照してデータ転送のスケジューリング
を行うスケジューラと、を有する。
【0024】このような構成であれば、バッファバスに
接続されたモジュールから、記憶手段に対してデータの
書込を行うためのデータ転送要求があったときは、その
データ転送要求が第1の記憶部に格納され、スケジュー
ラにより、そのモジュールからのデータがバッファに転
送され、転送されたバッファ内のデータの位置を指し示
すポインタが第2の記憶部に格納される。そして、デー
タ転送要求およびそのポインタが参照されて、バッファ
から記憶手段へのデータ転送がスケジューリングされ
る。
【0025】また、バッファバスに接続されたモジュー
ルから、記憶手段に対してデータの読込を行うためのデ
ータ転送要求があったときは、そのデータ転送要求が第
1の記憶部に格納され、そのデータ転送要求に対応した
記憶手段内のデータがバッファに転送されたときは、ス
ケジューラにより、転送されたバッファ内のデータの位
置を指し示すポインタが第2の記憶部に格納される。そ
して、データ転送要求およびそのポインタが参照され
て、バッファからモジュールへのデータ転送がスケジュ
ーリングされる。
【0026】さらに、本発明に係る請求項5記載のデー
タ転送装置は、請求項3および4のいずれかに記載のデ
ータ転送装置において、前記データ転送要求には、前記
記憶手段から前記バッファにデータ転送を行うバッファ
転送要求と、前記バッファから前記モジュールにデータ
転送を行うモジュール転送要求と、が含まれ、前記メモ
リバス制御手段は、前記バッファ転送要求に応じて、当
該バッファ転送要求に対応したデータを前記記憶手段か
ら前記バッファに転送するようになっており、前記バッ
ファバス制御手段は、前記モジュール転送要求に応じ
て、当該モジュール転送要求に対応したデータを、前記
バッファから当該モジュール転送要求を出力したモジュ
ールに転送し、前記第2の固定スケジュールにより設定
されたシーケンスにおいてスロットが空いているときで
かつ前記バッファにデータが存在しないときは、当該モ
ジュール転送要求に対応したデータを、前記記憶手段か
ら前記ダイレクトバス経由で当該モジュール転送要求を
出力したモジュールに転送するようになっている。
【0027】このような構成であれば、バッファバスに
接続されたモジュールが記憶手段に対してデータの読込
を行うときは、まず、読込要求のあるモジュールからバ
ッファ転送要求が出力される。バッファ転送要求が出力
されると、メモリバス制御手段により、そのバッファ転
送要求に対応した記憶手段内のデータがバッファに転送
される。
【0028】次に、読込要求のあるモジュールからモジ
ュール転送要求が出力される。モジュール転送要求が出
力されると、バッファバス制御手段により、そのモジュ
ール転送要求に対応したデータがバッファ内に存在する
ときは、バッファ内のそのデータが、モジュール転送要
求を出力したモジュールに転送される。しかし、そのモ
ジュール要求に対応したデータがバッファ内に存在せ
ず、かつ、第2の固定スケジュールにより設定されたシ
ーケンスにおいてスロットが空いているときは、そのモ
ジュール転送要求に対応した記憶手段内のデータが、バ
ッファを介さずにメモリバス、ダイレクトバス経由でモ
ジュール転送要求を出力したモジュールに転送される。
【0029】ここで、バッファバス制御手段は、モジュ
ール転送要求に対応したデータがバッファ内に存在せ
ず、かつ、第2の固定スケジュールにより設定されたシ
ーケンスにおいてスロットが空いていないときは、スロ
ットが空くのを待って、モジュール転送要求に対応した
記憶手段内のデータを、バッファを介してメモリバス、
バッファバス経由で転送するようになっていてもよい
し、バッファを介さずにメモリバス、ダイレクトバス経
由で転送するようになっていてもよい。
【0030】さらに、本発明に係る請求項6記載のデー
タ転送装置は、請求項3ないし5のいずれかに記載のデ
ータ転送装置において、前記ダイレクトバスは、さらに
処理手段に接続されており、前記メモリバス制御手段
は、前記処理手段からのデータ転送要求に対しては、他
の前記データ転送要求に優先して処理を行うようになっ
ている。
【0031】このような構成であれば、記憶手段に対す
るデータの書込または読込を行うためのデータ転送要求
が処理手段から出力されたときは、メモリバス制御手段
により、そのデータ転送要求に対しては、他のデータ転
送要求よりも優先して処理が行われる。すなわち、メモ
リバス制御手段では、処理手段からのデータ転送要求を
受けると、他のデータ転送要求があっても、これらのデ
ータ転送に優先して処理手段に対するデータ転送が行わ
れる。
【0032】この請求項6記載の発明において、「処理
手段」とは、所定の制御プログラムに基づいて演算処理
等を行うCPU、MPU等の電子デバイスをいう。さら
に、本発明に係る請求項7記載のデータ転送装置は、請
求項1ないし6のいずれかに記載のデータ転送装置にお
いて、前記バッファおよび前記バッファバスは、前記モ
ジュールから前記記憶手段への方向および前記記憶手段
からモジュールへの方向のいずれか一方向にのみデータ
転送可能に構成されている。
【0033】このような構成であれば、バッファバスに
おいては、モジュールから記憶手段へのデータ転送およ
び記憶手段からモジュールへのデータ転送のいずれか一
方が行われる。したがって、バッファバスには、記憶手
段に対してデータの書込および読込のいずれか一方のみ
を行うモジュールが接続される。一方、上記目的を達成
するために、本発明に係る請求項8記載のデータ転送方
法は、記憶手段と、前記記憶手段に対してデータの書込
または読込を行う複数のモジュールとの間でデータ転送
を行う方法であって、バッファと、前記記憶手段および
前記バッファに接続するメモリバスと、前記モジュール
と前記メモリバスとを接続するダイレクトバスと、前記
モジュールと前記バッファとを接続するバッファバス
と、を設けておき、前記バッファバスに接続されたモジ
ュールからデータ転送要求を受けたときは、当該データ
転送要求に対応したデータを前記バッファを介して前記
バッファバス経由で転送するステップと、前記ダイレク
トバスに接続されたモジュールからデータ転送要求を受
けたときは、当該データ転送要求に対応したデータを前
記バッファを介さずに前記ダイレクトバス経由で転送す
るステップと、を含む。
【0034】ここで、モジュールは、バッファバスおよ
びダイレクトバスの少なくともいずれかに接続すればよ
く、バッファバスおよびダイレクトバスの両方に接続し
てもよい。また、本発明に係る請求項9記載のデータ転
送方法は、請求項8記載のデータ転送方法において、前
記データ転送要求に応じて前記バッファバスにおけるデ
ータ転送を第1の固定スケジュールにより行うバッファ
バス転送ステップと、前記データ転送要求に応じて前記
メモリバスにおけるデータ転送を第2の固定スケジュー
ルにより行うメモリバス転送ステップと、を含む。
【0035】ここで、バッファバス転送ステップは、バ
ッファバスにおけるデータ転送を行えばよく、バッファ
またはモジュールからのデータを能動的に転送してもよ
いし、バッファまたはモジュールに対してデータ転送を
許可する許可信号を出力してもよい。また、メモリバス
転送ステップは、メモリバスにおけるデータ転送を行え
ばよく、バッファまたは記憶手段からのデータを能動的
に転送してもよいし、バッファまたは記憶手段に対して
データ転送を許可する許可信号を出力してもよい。
【0036】この請求項9記載の発明において、「固定
スケジュール」とは、上記請求項3記載のものと同義で
ある。さらに、本発明に係る請求項10記載のデータ転
送方法は、請求項9記載のデータ転送方法において、前
記データ転送要求には、前記記憶手段から前記バッファ
にデータ転送を行うバッファ転送要求と、前記バッファ
から前記モジュールにデータ転送を行うモジュール転送
要求と、が含まれ、前記メモリバス転送ステップは、前
記バッファ転送要求を受けたときは、当該バッファ転送
要求に対応したデータを前記記憶手段から前記バッファ
に転送し、前記バッファバス転送ステップは、前記モジ
ュール転送要求を受けたときは、当該モジュール転送要
求に対応したデータを、前記バッファから当該モジュー
ル転送要求を出力したモジュールに転送し、前記第2の
固定スケジュールにより設定されたシーケンスにおいて
スロットが空いているときでかつ前記バッファにデータ
が存在しないときは、当該モジュール転送要求に対応し
たデータを、前記記憶手段から前記ダイレクトバス経由
で当該モジュール転送要求を出力したモジュールに転送
する。
【0037】ここで、バッファバス転送ステップは、モ
ジュール転送要求に対応したデータがバッファ内に存在
せず、かつ、第2の固定スケジュールにより設定された
シーケンスにおいてスロットが空いていないときは、ス
ロットが空くのを待って、モジュール転送要求に対応し
た記憶手段内のデータを、バッファを介してメモリバ
ス、バッファバス経由で転送してもよいし、バッファを
介さずにメモリバス、ダイレクトバス経由で転送しても
よい。
【0038】さらに、本発明に係る請求項11記載のデ
ータ転送方法は、請求項9および10のいずれかに記載
のデータ転送方法において、処理手段を前記ダイレクト
バスに接続し、前記メモリバス転送ステップは、前記処
理手段からのデータ転送要求を受けたときは、当該デー
タ転送要求に対応したデータを、他の前記データ転送要
求に優先して転送する。
【0039】この請求項11記載の発明において、「処
理手段」とは、上記請求項6記載のものと同義である。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るデータ
転送装置の実施の形態を示す概略構成図である。この実
施の形態は、本発明に係るデータ転送装置を、図1に示
すように、マルチメディアデータの再生・圧縮・伸長等
の処理を行う複数のモジュールがDRAMに対してデー
タの書込または読込を行うシステムに適用したものであ
る。
【0041】まず、構成の概略を説明すると、図1中、
データ転送装置100には、DRAM400と、DRA
M400に対してデータの書込または読込を行う複数の
モジュールM1〜M6と、が接続されており、データ転送
装置100は、DRAM400に対するデータ転送を制
御するDRAMコントローラ200と、DRAM400
とDRAMコントローラ200とを接続するメモリバス
140と、DRAM400に対するデータ読込書込兼用
のDRバス110と、DRAM400に対するデータ読
込専用のRRバス120と、DRAM400に対するデ
ータ書込専用のWRバス130と、で構成されている。
【0042】モジュールM1,M2は、それぞれWRバス
130に接続されており、例えば他のモジュールからの
データを処理し、DRAM400に対してデータの書込
のみを行うようになっている。モジュールM3,M5は、
それぞれRRバス120に接続されており、DRAM4
00に対してデータの読込のみを行い、例えば読み込ん
だデータを処理して他のモジュールに提供するようにな
っている。モジュールM4,M6は、それぞれDRバス1
10に接続されており、例えば他のモジュールからのデ
ータを処理し、DRAM400に対してデータの書込を
行うとともに、DRAM400に対してデータの読込を
行い、読み込んだデータを処理して他のモジュールに提
供するようになっている。なお、各モジュールM1〜M6
は、データ授受可能に相互に接続されている。
【0043】DRAMコントローラ200は、各バスに
おけるデータ転送を制御するアービタ210と、DRA
M400のアドレスを管理するアドレスジェネレータ5
00と、メモリバス140とRRバス120との間でデ
ータをキャッシュするためのRバッファ260と、メモ
リバス140とWRバス130との間でデータをキャッ
シュするためのWバッファ280と、で構成されてい
る。
【0044】次に、データ転送装置100の詳細な構成
を図面を参照しながら説明する。図2は、データ転送装
置100の詳細な構成を示すブロック図である。図2
中、DRバス110は、DRAM400からのデータを
ラッチする読込用のRラッチ240を介してメモリバス
140に接続されているとともに、モジュールM4,M6
からのデータをラッチする書込用のWラッチ242を介
してメモリバス140に接続されている。また、RRバ
ス120は、Rラッチ240およびRバッファ260を
介してメモリバス140に接続されており、WRバス1
30は、Wバッファ280を介してメモリバス140に
接続されている。
【0045】したがって、モジュールM4,M6がデータ
の読込を行うときは、DRAM400からのデータがメ
モリバス140経由でRラッチ240にラッチされ、ラ
ッチされたデータがDRバス110経由でモジュールM
4,M6に転送される。一方、モジュールM4,M6がデー
タの書込を行うときは、モジュールM4,M6からのデー
タがDRバス110経由でWラッチ242にラッチさ
れ、ラッチされたデータがメモリバス140経由でDR
AM400に転送される。
【0046】また、モジュールM3,M5がデータの読込
を行うときは、DRAM400からのデータがメモリバ
ス140経由でRバッファ260に格納され、格納され
たデータがRRバス120経由でモジュールM3,M5
転送される。また、モジュールM1,M2がデータの書込
を行うときは、モジュールM1,M2からのデータがWR
バス130経由でWバッファ280に格納され、格納さ
れたデータがメモリバス140経由でDRAM400に
転送される。
【0047】アービタ210は、RRバス120におけ
るデータ転送を制御するRRバスアービタ212と、モ
ジュールM3,M5からのデータ転送要求を記憶するRキ
ュー214と、WRバス130におけるデータ転送を制
御するWRバスアービタ216と、モジュールM1,M2
からのデータ転送要求を記憶するWキュー218と、メ
モリバス140におけるデータ転送を制御するメモリバ
スアービタ220と、で構成されている。
【0048】RRバスアービタ212は、モジュールM
3,M5からのデータ転送要求に応じて、Rバッファ26
0からモジュールM3,M5へのデータ転送を固定スケジ
ュールにより制御するとともに、DRAM400からR
バッファ260にデータ転送を行うデータ転送要求をメ
モリバスアービタ220に出力するようになっている。
ここでいう固定スケジュールとは、モジュールがRRバ
ス120を専有する固定した時間帯(スロット)を、各
モジュールM3,M5ごとにあらかじめ割り当てておき、
データ転送の際は、所定パルス幅のテスト信号をモジュ
ールM3とモジュールM5とに交互に出力し、テスト信号
を出力した時点でモジュールからのデータ転送要求があ
るときは、そのモジュールに対してあらかじ割り当てた
スロットだけRRバス120の専有を許可する許可信号
を出力することにより、モジュールM3に対するデータ
転送と、モジュールM5に対するデータ転送と、を時分
割で行うようにした制御方式である。
【0049】Rキュー214は、RRバスアービタ21
2が受けたデータ転送要求を順次格納するとともに、メ
モリバスアービタ220からの要求に応じて、格納され
たデータ転送要求をメモリバスアービタ220に順次出
力するようになっている。RRバスアービタ212に対
するデータ転送要求には、バッファ転送要求と、モジュ
ール転送要求と、の2種類のタイプがある。バッファ転
送要求は、DRAM400からRバッファ260にデー
タ転送を行う要求であり、モジュール転送要求は、Rバ
ッファ260からモジュールにデータ転送を行う要求で
ある。
【0050】すなわち、RRバスアービタ212では、
まず、モジュールM3,M5からのバッファ転送要求を受
けると、これをRキュー214に格納する。Rキュー2
14では、メモリバスアービタ220からの要求を受け
ると、格納した順にバッファ転送要求をメモリバスアー
ビタ220に出力する。このようにバッファ転送要求を
出力することにより、バッファ転送要求に対応したDR
AM400内のデータがRバッファ260に格納される
のであるが、RRバスアービタ212では、バッファ転
送要求の後に、モジュールM3,M5からのモジュール転
送要求を受けると、そのモジュール転送要求に対応した
データがRバッファ260内に存在するときは、そのモ
ジュール転送要求に対応したデータを、そのモジュール
に対して割り当てたスロットの間だけRRバス120に
出力する。なお、例えば、メモリバス140が混雑して
いてバッファ転送要求が処理される前にモジュール転送
要求を受けたときは、その旨をメモリバスアービタ22
0に出力する。
【0051】WRバスアービタ216は、モジュールM
1,M2からのデータ転送要求に応じて、モジュール
1,M2からWバッファ280へのデータ転送を固定ス
ケジュールにより制御するとともに、Wバッファ280
からDRAM400にデータ転送を行うデータ転送要求
をメモリバスアービタ220に出力するようになってい
る。ここでいう固定スケジュールとは、モジュールがW
Rバス130を専有する固定したスロットを、各モジュ
ールM1,M2ごとにあらかじめ割り当てておき、データ
転送の際は、所定パルス幅のテスト信号をモジュールM
1とモジュールM2とに交互に出力し、テスト信号を出力
した時点でモジュールからのデータ転送要求があるとき
は、そのモジュールに対してあらかじ割り当てたスロッ
トだけWRバス130の専有を許可する許可信号を出力
することにより、モジュールM1に対するデータ転送
と、モジュールM2に対するデータ転送と、を時分割で
行うようにした制御方式である。
【0052】Wキュー218は、WRバスアービタ21
6が受けたデータ転送要求を順次格納するとともに、メ
モリバスアービタ220からの要求に応じて、格納され
たデータ転送要求をメモリバスアービタ220に順次出
力するようになっている。すなわち、WRバスアービタ
216では、まず、モジュールM1,M2からのデータ転
送要求を受けると、これをWキュー218に格納すると
ともに、Wバッファ280へのデータ転送を許可する許
可信号を、そのモジュールに対して割り当てたスロット
の間だけ出力する。このように許可信号を出力すること
により、Wバッファ260にデータが格納される。Wキ
ュー218では、メモリバスアービタ220からの要求
を受けると、格納した順にデータ転送要求をメモリバス
アービタ220に出力する。そして、WRバスアービタ
216では、メモリバスアービタ220からの要求を受
けると、Wバッファ280に格納されているデータをD
RAM400に転送する。
【0053】メモリバスアービタ220は、モジュール
4,M6、RRバスアービタ212、およびWRバスア
ービタ216からのデータ転送要求に応じて、モジュー
ルM 4,M6とDRAM400との間のデータ転送、DR
AM400からRバッファ260へのデータ転送、およ
びWバッファ280からDRAM400へのデータ転送
を固定スケジュールにより制御するようになっている。
ここでいう固定スケジュールとは、モジュールM4,M6
とDRAM400との間のデータ転送を行うためにメモ
リバス140を専有する固定したスロットS1と、DR
AM400からRバッファ260にデータ転送を行うた
めにメモリバス140を専有する固定したスロットS2
と、Wバッファ280からDRAM400にデータ転送
を行うためにメモリバス140を専有する固定したスロ
ットS3と、をあらかじめ割り当てておき、データ転送
の際は、各スロットS1〜S3の合計を1シーケンスとし
て、このシーケンスを周期的に繰り返すことにより、メ
モリバス140におけるデータ転送を時分割で行うよう
にした制御方式である。
【0054】すなわち、メモリバスアービタ220で
は、モジュールM4,M6からのデータ転送要求を受ける
と、スロットS1を処理する順番を待ってその番となっ
たときに、DRAM400またはモジュールM4,M6
対してメモリバス140の専有を許可する許可信号をス
ロットS1の間だけ出力する。このように許可信号を出
力することにより、DRAM400にデータが転送さ
れ、またはモジュールM4,M6にデータが転送される。
【0055】また、メモリバスアービタ220では、バ
ッファ転送要求をRキュー214から受けると、スロッ
トS2を処理する順番を待ってその番となったときに、
DRAM400に対してメモリバス140の専有を許可
する許可信号をスロットS2の間だけ出力する。このよ
うに許可信号を出力することにより、バッファ転送要求
に対応したDRAM400内のデータがRバッファ26
0に転送される。なお、モジュール転送要求に対応した
データがRバッファ260に存在しない旨をRRバスア
ービタ212から受けると、スロットS1〜S3が空いて
いるときは、DRバス110経由でモジュールM3,M5
にデータ転送を行う。
【0056】また、メモリバスアービタ220では、デ
ータ転送要求をWキュー218から受けると、スロット
3を処理する順番を待ってその番となったときに、W
バッファ280に対してメモリバス140の専有を許可
する許可信号をスロットS3の間だけ出力する。このよ
うに許可信号を出力することにより、データ転送要求に
対応したWバッファ280内のデータがDRAM400
に転送される。
【0057】次に、RRバスアービタ212およびRキ
ュー214の構成を図面を参照しながら説明する。図3
は、RRバスアービタ212およびRキュー214の構
成を示すブロック図である。Rキュー214は、図3に
示すように、バッファ転送要求およびモジュール転送要
求を順次記憶する第1の記憶部214aと、Rバッファ
260に格納されているデータの位置を指し示すポイン
タを順次記憶する第2の記憶部214bと、で構成され
ており、RRバスアービタ212は、バッファ転送要求
またはモジュール転送要求を受けたときは、これを第1
の記憶部214aに格納し、Rバッファ260にデータ
が格納されたときは、その格納位置を示すポインタを生
成して第2の記憶部214bに格納するとともに、モジ
ュール転送要求およびポインタを参照してRRバス12
0におけるデータ転送のスケジューリングを行うように
なっている。
【0058】次に、WRバスアービタ216およびWキ
ュー218の構成を図面を参照しながら説明する。図4
は、WRバスアービタ216およびWキュー218の構
成を示すブロック図である。Wキュー218は、図4に
示すように、データ転送要求を順次記憶する第1の記憶
部218aと、Wバッファ280に格納されているデー
タの位置を指し示すポインタを順次記憶する第2の記憶
部218bと、で構成されており、WRバスアービタ2
16は、データ転送要求を受けたときは、これを第1の
記憶部218aに格納し、Wバッファ280にデータが
格納されたときは、その格納位置を示すポインタを生成
して第2の記憶部218bに格納するとともに、データ
転送要求およびポインタを参照してWRバス130にお
けるデータ転送のスケジューリングを行うようになって
いる。
【0059】次に、上記実施の形態の動作を図面を参照
しながら説明する。始めに、DRバス110に接続され
たモジュールM4,M6がDRAM400に対してデータ
の書込および読込を行う場合を図5を参照しながら説明
する。図5は、DRバス110におけるデータ転送を説
明するためのタイムチャートである。なお、以下の説明
中、時刻tnは、時間が経過するにつれて大きな値で示
されるものである。
【0060】まず、メモリバスアービタ220では、例
えば、図5に示すように、Rバッファ260用のスロッ
トS2、スロットS2、Wバッファ280用のスロットS
3、スロットS2、モジュールM4,M6用のスロット
1、およびスロットS3の6個のスロットを、その順で
1シーケンスとして設定し、このシーケンスを周期的に
繰り返す固定スケジュールにより、メモリバス140に
おけるデータ転送を制御するものとする。
【0061】そこで、例えば、時刻t1において、DR
AM400に対してデータの書込を行うためのデータ転
送要求CaがモジュールM4から出力されると、メモリ
バスアービタ220では、時刻t1においてはスロット
2が処理されている最中なので、スロットS1が処理さ
れる順番がくるまで待って、その番となった時刻t2
おいて、データ転送要求Caを受けて、データ転送要求
Caに対応したデータCaが、Wラッチ242を介して
メモリバス140経由でDRAM400に転送される。
【0062】以上は、モジュールM4,M6がDRAM4
00に対してデータの書込を行う場合を説明したが、こ
れらがDRAM400に対してデータの読込を行う場合
も同様であり、DRAM400に対してデータの読込を
行うためのデータ転送要求がモジュールM4,M6から出
力されると、メモリバスアービタ220では、スロット
1が処理される順番がくるまで待って、その番となっ
たときに、そのデータ転送要求に対応したDRAM40
0内のデータが、メモリバス140、Rラッチ240、
およびDRバス110経由でモジュールM4,M6に転送
され読み込まれる。
【0063】次に、RRバス120に接続されたモジュ
ールM3,M5がDRAM400に対してデータの読込を
行う場合を図6を参照しながら説明する。図6は、RR
バス120におけるデータ転送を説明するためのタイム
チャートである。なお、以下の説明中、時刻tnは、時
間が経過するにつれて大きな値で示されるものである。
【0064】まず、メモリバスアービタ220では、例
えば、上記同様図6に示すように、スロットS2、スロ
ットS2、スロットS3、スロットS2、スロットS1、お
よびスロットS3の6個のスロットを、その順で1シー
ケンスとして設定し、このシーケンスを周期的に繰り返
す固定スケジュールにより、メモリバス140における
データ転送を制御するものとする。
【0065】そこで、例えば、時刻t1において、DR
AM400に対してデータの読込を行うためのデータ転
送要求であるバッファ転送要求EbがモジュールM3
ら出力されると、メモリバスアービタ220では、スロ
ットS2が処理される順番がくるまで待って、その番と
なった時刻t2において、バッファ転送要求Ebに対応
したDRAM400内のデータEbが、メモリバス14
0経由でRバッファ260に転送され格納される。
【0066】次いで、時刻t3において、バッファ転送
要求Da1がモジュールM5から出力されると、メモリバ
スアービタ220では、時刻t3においてはちょうどス
ロットS2が処理される順番であるので、バッファ転送
要求Da1を受けると同時に、バッファ転送要求Da1に対
応したDRAM400内のデータDa1が、メモリバス1
40経由でRバッファ260に転送され格納される。
【0067】次いで、時刻t4において、バッファ転送
要求Da2がモジュールM5から出力されると、メモリバ
スアービタ220では、スロットS2が処理される順番
がくるまで待って、その番となった時刻t5において、
バッファ転送要求Da2に対応したDRAM400内のデ
ータDa2が、メモリバス140経由でRバッファ260
に転送され格納される。
【0068】一方、同時刻t5において、モジュール転
送要求EbがモジュールM3から出力されると、RRバ
スアービタ212では、時刻t5においてはテスト信号
がモジュールM5に出力されている最中なので、モジュ
ールM3に出力される順番がくるまで待って、その番と
なった時刻t6において、モジュール転送要求Ebを受
けて、モジュール転送要求Ebに対応したRバッファ2
60内のデータEbが、RRバス120経由でモジュー
ルM3に転送され読み込まれる。
【0069】次いで、時刻t7において、モジュール転
送要求Da1がモジュールM5から出力されると、RRバ
スアービタ212では、モジュールM5にテスト信号を
出力される順番がくるまで待って、その番となった時刻
8において、モジュール転送要求Da1に対応したRバ
ッファ260内のデータDa1が、RRバス120経由で
モジュールM5に転送され読み込まれる。
【0070】次いで、時刻t9において、モジュール転
送要求Da2がモジュールM5から出力されると、RRバ
スアービタ212では、時刻t9においてはテスト信号
がモジュールM5に出力されている最中なので、モジュ
ール転送要求Da2を受けて、テスト信号の出力が終わっ
た時刻t10において、モジュール転送要求Da2に対応し
たRバッファ260内のデータDa2が、RRバス120
経由でモジュールM5に転送され読み込まれる。
【0071】このようにしてRRバス120におけるデ
ータ転送が行われるが、例えば、メモリバス140が混
雑していてバッファ転送要求が処理される前にモジュー
ル転送要求を受けた場合、すなわちそのモジュール転送
要求に対応したデータがRバッファ260に存在しない
場合は、メモリバスアービタ220では、スロットS 1
〜S3が空いているときは、空いているスロットが利用
されて、そのモジュール転送要求に対応したDRAM4
00内のデータが、メモリバス140、Rラッチ24
0、DRバス110、およびRRバス120経由でモジ
ュールに転送され読み込まれる。
【0072】次に、WRバス130に接続されたモジュ
ールM1,M2がDRAM400に対してデータの書込を
行う場合を図7を参照しながら説明する。図7は、WR
バス130におけるデータ転送を説明するためのタイム
チャートである。なお、以下の説明中、時刻tnは、時
間が経過するにつれて大きな値で示されるものである。
【0073】まず、メモリバスアービタ220では、例
えば、上記同様図7に示すように、スロットS2、スロ
ットS2、スロットS3、スロットS2、スロットS1、お
よびスロットS3の6個のスロットを、その順で1シー
ケンスとして設定し、このシーケンスを周期的に繰り返
す固定スケジュールにより、メモリバス140における
データ転送を制御するものとする。
【0074】そこで、例えば、時刻t1において、DR
AM400に対してデータの書込を行うためのデータ転
送要求AaがモジュールM1から出力されると、WRバ
スアービタ216では、時刻t1においてはテスト信号
がモジュールM2に出力されている最中なので、モジュ
ールM1に出力される順番がくるまで待って、その番と
なった時刻t2において、データ転送要求Aaを受け
て、データ転送要求Aaに対応したデータAaが、WR
バス130経由でWバッファ280に転送され格納され
る。そして、データAaがWバッファ280に格納され
た時刻t3において、モジュールM1では、データAaの
書込が終了したものとして次の処理が実行される。
【0075】一方、メモリバスアービタ220では、時
刻t1においてデータ転送要求Aaを受けても、データ
AaがWバッファ280に格納された時刻t3において
はスロットS2が処理されている最中なので、スロット
3が処理される順番がくるまで待って、その番となっ
た時刻t6において、Wバッファ280内のデータAa
が、メモリバス140経由でDRAM400に転送され
る。DRAM400では、転送されたデータAaが所定
のアドレスに書き込まれる。
【0076】一方、時刻t4において、DRAM400
に対してデータの書込を行うためのデータ転送要求BC1
がモジュールM2から出力されると、WRバスアービタ
216では、モジュールM2にテスト信号が出力される
順番がくるまで待って、その番となった時刻t5におい
て、データ転送要求BC1に対応したデータBC1が、WR
バス130経由でWバッファ280に転送され格納され
る。そして、データB C1がWバッファ280に格納され
た時刻t7において、モジュールM2では、データBC1
書込が終了したものとして次の処理が実行される。
【0077】一方、メモリバスアービタ220では、時
刻t4においてデータ転送要求BC1を受けても、データ
C1がWバッファ280に格納された時刻t7において
はスロットS2が処理されている最中なので、スロット
3が処理される順番がくるまで待って、その番となっ
た時刻t11において、Wバッファ280内のデータBC1
が、メモリバス140経由でDRAM400に転送され
る。DRAM400では、転送されたデータBC1が所定
のアドレスに書き込まれる。
【0078】一方、時刻t8において、DRAM400
に対してデータの書込を行うためのデータ転送要求BC2
がモジュールM2から出力されると、WRバスアービタ
216では、モジュールM2にテスト信号が出力される
順番がくるまで待って、その番となった時刻t9におい
て、データ転送要求BC2に対応したデータBC2が、WR
バス130経由でWバッファ280に転送され格納され
る。そして、データB C2がWバッファ280に格納され
た時刻t12において、モジュールM2では、データBC2
の書込が終了したものとして次の処理が実行される。
【0079】一方、時刻t10において、DRAM400
に対してデータの書込を行うためのデータ転送要求Ab
がモジュールM1から出力されると、WRバスアービタ
216では、時刻t10においてはデータBC2が転送され
ている最中なので、これが終了してからモジュールM1
にテスト信号が出力される順番がくるまで待って、その
番となった時刻t13において、データ転送要求Abに対
応したデータAbが、WRバス130経由でWバッファ
280に転送され格納される。そして、データAbがW
バッファ280に格納された時刻t14において、モジュ
ールM1では、データAbの書込が終了したものとして
次の処理が実行される。
【0080】このようにして、Rバッファ260と、W
バッファ280と、DRAM400および各バッファ2
60,280に接続するメモリバス140と、モジュー
ルM 4,M6とメモリバス140とを接続するDRバス1
10と、モジュールM3,M5とRバッファ260とを接
続するRRバス120と、モジュールM1,M2とWバッ
ファ280とを接続するWRバス130と、を備えたか
ら、RRバス120に接続されたモジュールM3,M5
は、DRAM400内のデータがRバッファ260を介
して読み込まれ、WRバス130に接続されたモジュー
ルM1,M2からのデータは、Wバッファ280を介して
DRAM400に書き込まれる。
【0081】このため、各バッファ260,280に格
納されたデータは、RRバス120またはメモリバス1
40が空き次第逐次転送されるとともに、WRバス13
0に接続されたモジュールM1,M2では、Wバッファ2
80にデータが格納された時点でDRAM400に対し
てデータの書込が終了したものとされる。また、一つの
バスに接続されるモジュールの数が少なくなるため、各
モジュールが自己に割り当てられたスロットが処理され
るのを待つ時間が少なくなる。したがって、従来に比し
て、バスの使用効率を向上することができ、もってオー
バーヘッドが大きくなる可能性を低減することができ
る。
【0082】また、モジュールのロックがなくなるた
め、臨界的なサービスにおいて、RRバス120が満杯
になるという状態を減らし、サービス低下をなくすこと
ができ、さらに、バスを分割し、寄生容量を小さくでき
るので、電力の消費を低減することができる。さらに、
Rバッファ260およびWバッファ280によりDRA
M400内でのデータのオーバラップを回避することが
できるので、DRAM400の容量を低減することがで
き、さらに、DRAMスケジューリングによって処理
(タスク)をコントロールすることができる。
【0083】さらに、DRバス110、RRバス120
およびWRバス130を備えたから、これら3つのバス
110〜130を同時に利用すれば、最大3つのデータ
転送まで多重パスを行うことができ、さらに、Rバッフ
ァ260およびWバッファ280を備えたから、各モジ
ュールで一時記憶するバッファの容量を小さくすること
ができる。
【0084】さらに、RRバス120におけるデータ転
送を制御するRRバスアービタ212と、WRバス13
0におけるデータ転送を制御するWRバスアービタ21
6と、メモリバス140におけるデータ転送を制御する
メモリバスアービタ220と、を備え、RRバスアービ
タ212、WRバスアービタ216、およびメモリバス
アービタ220は、固定スケジュールによりそのデータ
転送を制御するようにしたから、簡易な制御方法により
構成することができる。
【0085】さらに、メモリバスアービタ220は、バ
ッファ転送要求に応じて、そのバッファ転送要求に対応
したデータをDRAM400からRバッファ260に転
送するようにし、RRバスアービタ212は、モジュー
ル転送要求に応じて、そのモジュール転送要求に対応し
たデータを、Rバッファ260からモジュールに転送
し、メモリバス140におけるスロットS1〜S3が空い
ているときでかつRバッファ260にそのデータが存在
しないときは、そのモジュール転送要求に対応したデー
タを、DRAM400からDRバス110経由でモジュ
ールに転送するようにしたから、例えば、メモリバス1
40が混雑していてバッファ転送要求が処理される前に
モジュール転送要求を受けた場合は、RRバス120に
接続されたモジュールM3,M5では、Rバッファ260
を介さずに直接DRバス110経由でDRAM400の
データを読み込むことができるので、DRAM400に
対してデータの読込を比較的高速に行うことができる。
【0086】さらに、DRAM400からモジュールへ
の方向にのみデータ転送可能なRRバス120およびR
バッファ260と、モジュールからDRAM400への
方向にのみデータ転送可能なWRバス130およびWバ
ッファ280と、を備えたから、固定スケジュールを用
いて簡単に制御を行うことができる。なお、上記実施の
形態においては、本発明に係るデータ転送装置100
に、モジュールM1〜M6と、DRAM400と、を接続
して構成したが、これに限らず、さらにCPUを接続し
て構成してもよい。この場合、CPUをDRバス110
に接続し、メモリバスアービタ220は、CPUからの
データ転送要求に対しては、固定スケジュールにかかわ
らず、他のデータ転送要求に優先して処理するようにす
る。このような構成であれば、CPUがDRAM400
に対してデータの書込および読込を高速に行えるので、
CPUのオーバーヘッドが大きくなる可能性を低減する
ことができる。
【0087】このとき、CPUのDRAM400に対す
るアクセスが低頻度であれば、各モジュールM1〜M6
データ転送に影響が及ぼされることがない。このことか
ら、CPUのDRAM400に対するアクセスの頻度を
測定し、その測定結果に応じてCPUからのデータ転送
要求を処理するような構成とすれば、CPUのオーバー
ヘッドが大きくなる可能性と、各モジュールM1〜M6
オーバーヘッドが大きくなる可能性と、をともにある程
度低減することができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るデー
タ転送装置またはデータ転送方法によれば、従来に比し
て、バスの使用効率を向上することができ、もってオー
バーヘッドが大きくなる可能性を低減することができる
という効果が得られる。また、モジュールのロックがな
くなるため、臨界的なサービスにおいて、バッファバス
が満杯になるという状態を減らし、サービス低下をなく
すことができ、さらに、バッファバスのロードを低減す
ることができるので、電力の消費を低減することができ
るという効果も得られる。さらに、バッファにより記憶
手段内でのデータのオーバラップを回避することができ
るので、記憶手段の容量を低減することができ、さら
に、記憶手段に対するスケジューリングによって処理
(タスク)をコントロールすることができるという効果
も得られる。
【0089】さらに、バッファバスおよびダイレクトバ
スを備えたから、これらバスを同時に利用すれば、最大
2つのデータ転送まで多重パスを行うことができ、さら
に、バッファを備えたから、各モジュールで一時記憶す
るバッファの容量を小さくすることができるという効果
も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ転送装置の実施の形態を示
す概略構成図である。
【図2】データ転送装置100の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図3】RRバスアービタ212およびRキュー214
の構成を示すブロック図である。
【図4】WRバスアービタ216およびWキュー218
の構成を示すブロック図である。
【図5】DRバス110におけるデータ転送を説明する
ためのタイムチャートである。
【図6】RRバス120におけるデータ転送を説明する
ためのタイムチャートである。
【図7】WRバス130におけるデータ転送を説明する
ためのタイムチャートである。
【図8】従来のデータ転送装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
100 データ転送装置 M1〜M6 モジュール 110 DRバス 120 RRバス 130 WRバス 140 メモリバス 210 アービタ 212 RRバスアービタ 214 Rキュー 216 WRバスアービタ 218 Wキュー 214a,218a 第1の記憶部 214b,218b 第2の記憶部 220 メモリバスアービタ 260 Rバッファ 280 Wバッファ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶手段と前記記憶手段に対してデータ
    の書込又は読込を行う複数のモジュールとがデータ転送
    手段に接続されると、それらの間でデータ転送を行う装
    置であって、 転送データを一時的に記憶するバッファと、前記記憶手
    段及び前記バッファに接続するメモリバスと、前記モジ
    ュールと前記メモリバスとを接続するダイレクトバス
    と、前記モジュールと前記バッファとを接続するバッフ
    ァバスと、を備えたことを特徴とするデータ転送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記バッファを介して前記バッファバス経由で行う第1
    の制御モード及び前記バッファを介さずに前記ダイレク
    トバス経由で行う第2の制御モードのいずれかに基づい
    て前記記憶手段と前記各モジュールとの間のデータ転送
    を制御する制御手段を備えたことを特徴とするデータ転
    送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記制御手段は、前記バッファバスにおけるデータ転送
    を制御するバッファバス制御手段と、前記メモリバスに
    おけるデータ転送を制御するメモリバス制御手段と、を
    有し、 前記バッファバス制御手段は、前記モジュールからのデ
    ータ転送要求に応じて、当該モジュールに対するデータ
    転送を第1の固定スケジュールにより制御するようにな
    っており、 前記メモリバス制御手段は、前記モジュールからのデー
    タ転送要求に応じて、当該モジュール又は前記バッファ
    に対するデータ転送を第2の固定スケジュールにより制
    御するようになっていることを特徴とするデータ転送装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記バッファバス制御手段は、前記データ転送要求を記
    憶する第1の記憶部と、前記データ転送要求に対応した
    前記バッファ内のデータの位置を指し示すポインタを記
    憶する第2の記憶部と、前記データ転送要求及び前記ポ
    インタを参照してデータ転送のスケジューリングを行う
    スケジューラと、を有することを特徴とするデータ転送
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項3及び4のいずれかにおいて、 前記データ転送要求には、前記記憶手段から前記バッフ
    ァにデータ転送を行うバッファ転送要求と、前記バッフ
    ァから前記モジュールにデータ転送を行うモジュール転
    送要求と、が含まれ、 前記メモリバス制御手段は、前記バッファ転送要求に応
    じて、当該バッファ転送要求に対応したデータを前記記
    憶手段から前記バッファに転送するようになっており、 前記バッファバス制御手段は、前記モジュール転送要求
    に応じて、当該モジュール転送要求に対応したデータ
    を、前記バッファから当該モジュール転送要求を出力し
    たモジュールに転送し、前記第2の固定スケジュールに
    より設定されたシーケンスにおいてスロットが空いてい
    るときで且つ前記バッファにデータが存在しないとき
    は、当該モジュール転送要求に対応したデータを、前記
    記憶手段から前記ダイレクトバス経由で当該モジュール
    転送要求を出力したモジュールに転送するようになって
    いることを特徴とするデータ転送装置。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれかにおいて、 前記ダイレクトバスは、さらに処理手段に接続されてお
    り、 前記メモリバス制御手段は、前記処理手段からのデータ
    転送要求に対しては、他のデータ転送要求に優先して処
    理するようになっていることを特徴とするデータ転送装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれにおいて、 前記バッファ及び前記バッファバスは、前記モジュール
    から前記記憶手段への方向及び前記記憶手段からモジュ
    ールへの方向のいずれか一方向にのみデータ転送可能に
    構成されていることを特徴とするデータ転送装置。
  8. 【請求項8】 記憶手段と、前記記憶手段に対してデー
    タの書込又は読込を行う複数のモジュールとの間でデー
    タ転送を行う方法であって、 バッファと、前記記憶手段及び前記バッファに接続する
    メモリバスと、前記モジュールと前記メモリバスとを接
    続するダイレクトバスと、前記モジュールと前記バッフ
    ァとを接続するバッファバスと、を設けておき、 前記バッファバスに接続されたモジュールからデータ転
    送要求を受けたときは、当該データ転送要求に対応した
    データを前記バッファを介して前記バッファバス経由で
    転送するステップと、前記ダイレクトバスに接続された
    モジュールからデータ転送要求を受けたときは、当該デ
    ータ転送要求に対応したデータを前記バッファを介さず
    に前記ダイレクトバス経由で転送するステップと、を含
    むことを特徴とするデータ転送方法。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記データ転送要求に応じて前記バッファバスにおける
    データ転送を第1の固定スケジュールにより行うバッフ
    ァバス転送ステップと、前記データ転送要求に応じて前
    記メモリバスにおけるデータ転送を第2の固定スケジュ
    ールにより行うメモリバス転送ステップと、を含むこと
    を特徴とするデータ転送方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記データ転送要求には、前記記憶手段から前記バッフ
    ァにデータ転送を行うバッファ転送要求と、前記バッフ
    ァから前記モジュールにデータ転送を行うモジュール転
    送要求と、が含まれ、 前記メモリバス転送ステップは、前記バッファ転送要求
    を受けたときは、当該バッファ転送要求に対応したデー
    タを前記記憶手段から前記バッファに転送し、前記バッ
    ファバス転送ステップは、前記モジュール転送要求を受
    けたときは、当該モジュール転送要求に対応したデータ
    を、前記バッファから当該モジュール転送要求を出力し
    たモジュールに転送し、前記第2の固定スケジュールに
    より設定されたシーケンスにおいてスロットが空いてい
    るときで且つ前記バッファにデータが存在しないとき
    は、当該モジュール転送要求に対応したデータを、前記
    記憶手段から前記ダイレクトバス経由で当該モジュール
    転送要求を出力したモジュールに転送することを特徴と
    するデータ転送方法。
  11. 【請求項11】 請求項9及び10のいずれかにおい
    て、 処理手段を前記ダイレクトバスに接続し、 前記メモリバス転送ステップは、前記処理手段からのデ
    ータ転送要求を受けたときは、当該データ転送要求に対
    応したデータを、他のデータ転送要求に優先して転送す
    ることを特徴とするデータ転送方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006202244A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Himax Optoelectronics Corp ソースデバイスに対するリクエストをスケジューリングする装置及び方法
JP2010508600A (ja) * 2006-10-31 2010-03-18 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド デュアルモードメモリ相互接続を備えたメモリコントローラ

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