JP2000206846A - 画像形成装置の紙粉除去装置 - Google Patents

画像形成装置の紙粉除去装置

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JP2000206846A
JP2000206846A JP11005276A JP527699A JP2000206846A JP 2000206846 A JP2000206846 A JP 2000206846A JP 11005276 A JP11005276 A JP 11005276A JP 527699 A JP527699 A JP 527699A JP 2000206846 A JP2000206846 A JP 2000206846A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写材として酸性紙を使用した場合でも、紙
粉を良好に除去することのできる、画像形成装置の紙粉
除去装置を提供すること。 【解決手段】 紙粉除去装置80は、絶縁性のブラシ8
1を内側に備えたケース82と、ローラ軸84が一体成
形された樹脂製ローラ86と、不織布シート88とで構
成される。樹脂製ローラ86の表面には、油剤を含浸さ
せた不織布シート88の一端が、接着剤や両面テープ等
で固定される。そして、不織布シート88は、重力によ
って垂れ下がり、感光ドラム20と接触するように配置
される。このように構成された紙粉除去装置80は、樹
脂製ローラ86を感光ドラム20から間隔を空けると共
に、不織布シート88が感光ドラム20に接触する位置
よりも高い位置に配置する。こうすれば、不織布シート
88の自重によって感光ドラム20に接触させることが
でき、接触する押圧力を減らして紙粉を良好に除去する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー像を紙等の
転写媒体への転写位置まで担持搬送する感光体又は中間
転写体に接触し、感光体又は中間転写体上の紙粉を除去
する、画像形成装置の紙粉除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光体あるいは中間転写体上のトナー像
を、紙に転写して画像を形成する電子写真方式の画像形
成装置において、感光体あるいは中間転写体上の転写残
トナーをブレード等で掻き取らずに、現像器で回収して
再使用するという、いわゆるクリーナーレス現像という
方式がある。このような方式では、紙から出る紙粉も現
像器によって回収され、その紙粉に起因する印字不良が
発生した。そこで、この種の画像形成装置では、転写装
置と現像器との間に紙粉除去装置を設けるという方法が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この紙粉除去装置とし
ては、(1)回転式のブラシローラ、(2)ブラシ繊維
をループ状に形成した回転式のブラシローラ(特開平1
−116677号公報参照)、(3)ゴムローラの表面
に不織布を被覆した回転式の不織布ローラ(実開昭62
−181973号公報参照)が提案されているが、これ
ら(1)〜(3)の装置は、下記に述べる問題を有して
いた。
【0004】それは、(1)又は(2)の装置では、紙
粉に含まれる繊維は良好に取り除くことができたが、転
写媒体として酸性紙を使用した場合、酸性紙に含まれる
タルク等の填料は、ブラシでは充分に取り除くことがで
きず、その結果、現像器に混入したタルクが原因で、白
地にカブリが生じるといった画像不良を引き起こすとい
う問題を有していた。
【0005】また、(3)の装置では、不織布を感光体
に強く押圧(圧接)する。そのため、タルク等の填料も
捕捉することができるが、不織布が紙粉を感光体に擦り
つけるため、柔らかいタルクが引き延ばされて感光体の
表面にフィルミングが発生し、感光体の性能が低下する
といった問題を有していた。
【0006】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、転写媒体として酸性紙を使用した場合でも、
感光体上にフィルミングを発生させることなく、繊維及
びタルク等の填料からなる紙粉を良好に除去することの
できる、画像形成装置の紙粉除去装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】かかる目
的を達成するためになされた請求項1記載の発明は、感
光体上に形成した静電潜像を現像剤により現像して可視
像を形成し、該可視像を紙等の転写媒体に転写すること
により、該転写媒体に画像を形成する画像形成装置にお
いて、前記画像の転写位置まで前記可視像を担持搬送す
る可視像担持体から紙粉を除去する紙粉除去装置であっ
て、前記可視像担持体の移動経路近傍に、前記可視像担
持体から所定間隔を空けて配置された基材と、不織布、
織物または編物にてシート状に形成され、前記基材に支
持されて一部が前記可視像担持体に接触する接触部材
と、を備え、該接触部材の前記可視像担持体との接触箇
所は、前記基材から離れていることを特徴とする。
【0008】本発明(請求項1)記載の画像形成装置の
紙粉除去装置によれば、接触部材は、不織布、織物また
は編物にてシート状に形成され、可視像担持体から所定
間隔を空けて配置された基材に支持されて一部が可視像
担持体に接触し、その接触箇所は、基材から離れている
ので、接触部材は、基材に後押しされて可視像担持体に
強く押圧(圧接)することがない。したがって、接触部
材を構成する交絡した繊維によって紙粉の繊維成分、填
料成分の両方を良好に除去することができる。また、接
触部材が可視像担持体に接触するときの押圧力を著しく
減らすことができるので、接触部材が紙粉に含まれるタ
ルク等の填料を感光体に強く擦りつけることによって発
生する感光体上のフィルミングを防止することができ
る。また、可視像担持体に接触部材を強く押しつけて、
可視像担持体の表面を損傷させることがない。
【0009】次に、請求項2記載の発明は、前記接触部
材は、その一端が前記基材に固定され、他端が前記可視
像担持体に接触することを特徴とする。このように、請
求項2記載の画像形成装置の紙粉除去装置によれば、接
触部材は、その一端が基材に固定され、さらに固定され
ていない他端で可視像担持体に接触するので、接触部材
は、単独で可視像担持体の表面に柔らかに接触する。そ
のため、接触部材の固定されていない一端が可視像担持
体に接触するときの押圧力を著しく減らすことができ
る。したがって、紙粉を良好に除去することができ、フ
ィルミングの発生を防止することができる。
【0010】次に、請求項3記載の発明は、前記接触部
材は、その両端が前記基材に固定され、前記基材に接触
しない中間部で前記可視像担持体と接触することを特徴
とする。このように、請求項3記載の画像形成装置の紙
粉除去装置によれば、接触部材は、その両端が基材に固
定されるので、接触部材の中間部を、基材から離して可
視像担持体に接触するようにすれば、接触部材は、基材
に後押しされることはなく、可視像担持体に強く押圧す
ることがない。そのため、接触部材が可視像担持体に接
触するときの押圧力を著しく減らすことができる。した
がって、紙粉を良好に除去することができ、フィルミン
グの発生を防止することができる。
【0011】次に、請求項4記載の発明は、前記接触部
材は、内周が前記基材の外周よりも大きい無端形状に形
成されると共に前記基材に内周で支持され、内周が前記
基材に接触しない箇所で前記可視像担持体と接触するこ
とを特徴とする。このように、請求項4記載の画像形成
装置の紙粉除去装置によれば、接触部材は、内周が基材
の外周よりも大きい無端形状に形成されると共に基材に
内周で支持されるので、接触部材の内周が基材に接触し
ない箇所で、可視像担持体と接触させるように配置すれ
ば、接触部材は、基材に後押しされることはなく、可視
像担持体に強く押圧することがない。そのため、接触部
材が可視像担持体に接触するときの押圧力を著しく減ら
すことができる。したがって、紙粉を良好に除去するこ
とができ、フィルミングの発生を防止することができ
る。
【0012】次に、請求項5記載の発明は、前記基材
は、前記可視像担持体の移動方向に直交する軸を中心に
回転し、前記接触部材は、該基材の回転により前記可視
像担持体に接触することを特徴とする。このように、請
求項5記載の画像形成装置の紙粉除去装置によれば、基
材は、可視像担持体の移動方向に直交する軸を中心に回
転し、接触部材は、基材の回転により可視像担持体に接
触するので、接触部材が可視像担持体に接触する箇所は
次々と移動する。したがって、除去された紙粉は、接触
部材に蓄積されることがなく、それによって可視像担持
体の表面が損傷するのを防止することができる。
【0013】次に、請求項6記載の発明は、感光体上に
形成した静電潜像を現像剤により現像して可視像を形成
し、該可視像を紙等の転写媒体に転写することにより、
該転写媒体に画像を形成する画像形成装置において、前
記画像の転写位置まで前記可視像を担持搬送する可視像
担持体から紙粉を除去する紙粉除去装置であって、前記
可視像担持体の移動経路近傍に、前記可視像担持体から
所定間隔を空けて配置された基材と、不織布、織物また
は編物からなり、前記基材に支持されて一部が前記可視
像担持体に接触する接触部材と、を備え、前記基材は、
前期接触部材が前記可視像担持体に接触する位置よりも
高い位置に配置され、前記接触部材は、前記基材から重
力によって垂れ下がることにより前記可視像担持体に接
触することを特徴とする。
【0014】このように、請求項6記載の画像形成装置
の紙粉除去装置によれば、可視像担持体から所定間隔を
空けて配置された基材は、接触部材が可視像担持体に接
触する位置よりも高い位置に配置され、接触部材を支持
している。このため、接触部材を、自重によって基材か
ら垂れ下げて可視像担持体に接触するようにすれば、接
触部材は重力によって可視像担持体に接触することにな
り、接触するときの押圧力を著しく減らすことができ
る。したがって、交絡する繊維によって紙粉を良好に除
去することができ、かつ、感光体上のフィルミングの発
生を防止することができる。
【0015】次に、請求項7記載の発明は、前記接触部
材は、その一端が前記基材に固定され、他端が重力によ
って垂れ下がることにより、前記可視像担持体に接触す
ることを特徴とする。このように、請求項7記載の画像
形成装置の紙粉除去装置によれば、接触部材は、基材に
固定されていない端部が重力によって垂れ下がっている
ので、接触部材の自重で可視像担持体に接触させること
ができ、接触するときの押圧力を著しく減らすことがで
きる。したがって、紙粉を良好に除去することができ、
フィルミングの発生を防止することができる。
【0016】次に、請求項8記載の発明は、前記接触部
材は、その両端が前記基材に固定され、前記基材に接触
しない中央部が重力によって垂れ下がることにより前記
可視像担持体と接触することを特徴とする。このよう
に、請求項8記載の画像形成装置の紙粉除去装置によれ
ば、接触部材は、その両端が基材に固定され、基材に接
触しない中央部が重力によって垂れ下がるので、接触部
材の自重で可視像担持体に接触させることができ、接触
するときの押圧力を著しく減らすことができる。したが
って、紙粉を良好に除去することができ、フィルミング
の発生を防止することができる。
【0017】次に、請求項9記載の発明は、前記接触部
材は、内周が前記基材の外周よりも大きい無端形状に形
成されると共に前記基材に内周で支持され、該基材から
重力によって垂れ下がることにより前記可視像担持体に
接触することを特徴とする。このように、請求項9記載
の画像形成装置の紙粉除去装置によれば、接触部材は、
内周が基材の外周よりも大きい無端形状に形成されると
共に、基材に内周で支持され、基材から重力によって垂
れ下がるので、接触部材の自重で可視像担持体に接触さ
せることができ、接触するときの押圧力を著しく減らす
ことができる。したがって、紙粉を良好に除去すること
ができ、フィルミングの発生を防止することができる。
【0018】次に、請求項10記載の発明は、前記接触
部材は、シート状に形成されていることを特徴とする。
このように、請求項10記載の画像形成装置の紙粉除去
装置によれば、接触部材は、シート状に形成されている
ので、回転する可視像担持体の表面に接触させる面積を
広くとることができ、紙粉を効率よく除去することがで
きる。また、ある程度の厚さを有するので、接触部材と
しての耐久性に優れ、可視像担持体の大きさに合わせて
切り貼り等の加工を施すことも容易である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明が適用された紙粉
除去装置80を備えたレーザビームプリンタ1の概略構
成を表す断面図である。
【0020】図1において、レーザビームプリンタ1
は、本体ケース2の底部に、転写媒体としての用紙Pを
給紙するフィーダユニット10を備えている。フィーダ
ユニット10は、用紙押圧板11と、圧縮バネ12と、
給紙ローラ13とを備え、用紙押圧板11と給紙ローラ
13との間に用紙Pを挟持して所定のタイミングで最上
位の用紙Pの供給を行う。
【0021】前記給紙ローラ13よりも矢印Aで示す搬
送方向の下流側には、1対のレジストローラ14及び1
5が回転可能に枢支され、後述する感光ドラム20と転
写ローラ60によって形成される転写位置へ所定のタイ
ミングで用紙Pを搬送する。感光体及び可視像担持体と
しての感光ドラム20は、正帯電性の材料、例えば、正
帯電性のポリカーボネイトを主成分とする有機感光体を
有する。具体的には、感光ドラム20は、例えば、円筒
状でアルミ製の円筒スリーブを本体として、その外周部
に、ポリカーボネートに光導電性樹脂を分散させた所定
厚さ(例えば、約20μm)の光導電層を形成した中空
状のドラムから構成され、円筒スリーブを接地した状態
で、本体ケース2に回転自在に枢支される。更に、感光
ドラム20は、図示しない駆動手段により矢印B方向に
回転駆動される。
【0022】また、感光ドラム20の回転方向に沿っ
て、その周囲には、感光ドラム20を帯電させる帯電器
30と、帯電した感光ドラム20に静電潜像を形成する
ためのレーザー光Lを照射するレーザースキャナユニッ
ト40と、形成した静電潜像をトナーにより現像してト
ナー画像(可視像)を形成する現像装置50と、形成し
たトナー画像を用紙Pに転写する転写ローラ60とが順
に配置されている。そして、本発明の紙粉除去装置80
は、矢印Bで示す感光ドラム20の回転方向において、
帯電器30の上流側でかつ、転写ローラ60の下流側に
配置されている。
【0023】ここで、帯電器30は、例えば、タングス
テンなどからなる帯電用ワイヤからコロナ放電を発生さ
せる正帯電用のスコロトロン型の帯電器から構成され
る。レーザスキャナユニット40は、感光ドラム20上
に静電潜像を形成する為のレーザ光Lを発生するレーザ
発生器(図示せず)、回転駆動されるポリゴンミラー
(5面体ミラー)41、一対のレンズ42及び43、並
びに一対の反射ミラー44及び45を含んで構成されて
いる。
【0024】現像装置50は、本体51内にトナー収容
室52が形成され、トナー収容室52内には、アジテー
タ53と、電気絶縁性を有する正帯電性の非磁性1成分
現像剤としてのトナー54が収容される。トナー収容室
52の隣側には、現像室55が形成され、供給ローラ5
6と現像ローラ57が回転可能に枢支される。現像ロー
ラ57上のトナー54は、層厚規制ブレード58により
所定の層厚に規制され、現像に供される。層厚規制ブレ
ード58は、ステンレス鋼(SUS)等の板からなる板
ばねの端部に、シリコンゴム等のゴム部材からなる当接
部を、一体成形で設けたもので、板ばねの弾性力によ
り、当接部が感光ドラム20に押圧される。
【0025】転写ローラ60は、回転自在に枢支され、
シリコンゴムやウレタンゴムなどからなる導電性を有す
る発泡弾性体から構成される。そして、転写ローラ60
と感光ドラム20が対向する転写位置を用紙Pが通過す
る際に、転写ローラ60に転写バイアスが印加されるこ
とにより、感光ドラム20上のトナー画像が用紙Pに転
写される。
【0026】また、転写位置よりも用紙Pの搬送方向
(図1に矢印Aで示す)下流側には、トナー画像を用紙
Pに定着させる定着ユニット70と、用紙搬送用の一対
の搬送ローラ73及び排紙ローラ74と、排紙トレイ7
5とが設けられている。定着ユニット70は、加熱用ロ
ーラ71と押圧ローラ72を備え、用紙Pに転写された
トナー画像を加熱用ローラ71にて加熱しつつ、各ロー
ラ71、72間で押圧することにより定着させる。
【0027】用紙Pの搬送方向において、搬送ローラ7
3及び排紙ローラ74は、定着ユニット70の下流側に
それぞれ設けられており、排紙トレイ75は、排紙ロー
ラ74の下流側に設けられている。以上のような本実施
形態の紙粉除去装置80を備えたレーザビームプリンタ
1において、感光ドラム20の表面が帯電器30により
一様に帯電され、レーザスキャナユニット40から画像
情報に従って変調されたレーザ光Lが照射されると、感
光ドラム20の表面には静電潜像が形成される。
【0028】この静電潜像は、現像装置50によってト
ナー54で可視像化され、感光ドラム20上に形成され
た可視像は感光ドラム20によって転写位置へと搬送さ
れる。転写位置においては、フィーダユニット10及び
レジストローラ14、15を介して用紙Pが供給され、
前記可視像は、転写ローラ60に印加される転写バイア
スにより、用紙Pに転写される。
【0029】次に、用紙Pは、定着ユニット70に搬送
され、定着ユニット70の加熱用ローラ71と押圧ロー
ラ72によって挟持搬送され、用紙P上の可視像は加圧
及び加熱され、用紙P上に定着される。そして、用紙P
は一対の搬送ローラ73及び排紙ローラ74により、レ
ーザビームプリンタ1上部の排紙トレイ75に排出さ
れ、画像形成動作が終了する。
【0030】一方、転写後に感光ドラム20上に残った
トナーは、現像装置50の現像ローラ57によって回収
され、再び現像に供される。このように、本実施形態の
紙粉除去装置80を備えたレーザビームプリンタ1は、
いわゆるクリーナーレス現像方式を採用している。した
がって、感光ドラム20上に残ったトナーを掻き取って
貯蔵する廃トナー貯蔵容器を必要としないので、装置の
小型化を実現できると共に、トナーの有効な利用が可能
となっている。
【0031】しかしながら、従来、クリーナーレス現像
方式を採用した場合には、転写時に感光ドラム20の表
面に付着した紙粉が、感光ドラム20上に残ったトナー
と共に現像装置50に回収され、画像不良を発生させる
ことがあった。ここで、紙粉と画像不良との関係につい
て詳しく説明する。
【0032】紙粉には、紙の主原料たるパルプ繊維(広
葉樹や針葉樹から抽出したセルロース)以外に、紙を不
透明にしたり白くしたりする填料、インクのにじみ防止
のための内添サイズ剤、及びサイズ剤をパルプ繊維に吸
着させる内添サイズ定着剤等が含まれている。また、酸
性紙には主として、填料にタルクやクレイ、内添サイズ
剤にロジンサイズ剤、内添サイズ定着剤に硫酸バンド
(硫酸アルミニウム)が使用されている。
【0033】この中で、電子写真プロセスに特に悪影響
を与える物質は、パルプ繊維と填料のタルクである。パ
ルプ繊維は、非磁性1成分現像剤を用いる現像装置に混
入すると、層厚規制ブレードと現像ローラの間に挟まっ
て、層厚規制ブレードや現像ローラに損傷を与えること
がある。
【0034】さらに、パルプ繊維が、パルプ繊維にまと
わりついたトナーと一緒に層厚規制ブレードを通過して
用紙P上に付着し、そのまま定着工程を経て排出されて
しまうと、特に、白ベタ部分に付着した場合には、目立
つゴミとして肉眼で認識されることになる。
【0035】一方、タルクはかなり強い負帯電性の物質
で、正帯電トナーを使用したプロセスにおいては、現像
装置に混入すると、トナーの帯電量を低下させて印字カ
ブリの原因となる。さらに、負帯電トナーを使用したプ
ロセスにおいても、同様に印字カブリの原因になるか、
あるいは、カブリとまではいかなくても、トナーの帯電
量が高くなり過ぎて、画像濃度の低下を引き起こすこと
がある。
【0036】このような紙粉を除去するために、従来か
ら回転式のブラシや不織布等を用いた紙粉除去装置を感
光ドラムに接触させたものが提案されているが、単に、
紙粉除去装置を感光ドラムに接触させただけでは紙粉を
充分に捕獲することができず、上述したような問題を解
決するには至っていなかった。特に、用紙として酸性紙
を使用した場合には、酸性紙に含まれるタルクが少量で
も現像装置に混入すると、カブリを生じるため、このよ
うな問題は顕著に発生した。
【0037】しかし、このような紙粉除去装置の紙粉除
去能力を高めるために、紙粉除去装置を感光ドラムに強
く圧接(圧接)させると、捕獲された硬いパルプ繊維が
感光ドラムの表面を損傷させるという問題があった。ま
た、紙粉除去部材に填料が蓄積されると、柔らかい填料
が、感光ドラム表面と紙粉除去装置との間、あるいは感
光ドラム表面と紙粉除去装置に蓄積されたパルプ繊維と
の間で擦られているうちに、填料が感光ドラム表面に薄
く付着し、いわゆるフィルミングと呼ばれる現象が発生
する。フィルミングが発生すると、感光ドラム表面の露
光前の帯電電位や露光後の電位が変化して適切な画像形
成が行えなかったり、あるいはトナーの離型性が悪くな
って転写不良の原因になることがあった。
【0038】そこで、本実施形態においては、以上のよ
うな問題を解決するために、不織布、織物、編物等をシ
ート状に形成して、紙粉除去装置を構成することによ
り、良好に紙粉を除去している。以下に、本実施形態の
画像形成装置の紙粉除去装置の構成について詳しく説明
する。
【0039】図2(a)に表すように、感光ドラム20
の移動経路近傍に配置された本実施形態の紙粉除去装置
80は、絶縁性のブラシ81を内側に備えたケース82
と、ローラ軸84が一体成形された基材としての樹脂製
ローラ86と、接触部材としての不織布シート88とで
構成される。
【0040】ここで、樹脂製ローラ86の表面に複数形
成された平坦な貼付部には、油剤を含浸させた不織布シ
ート88の一端が、接着剤や両面テープ等で固定され
る。そして、不織布シート88は、重力によって垂れ下
がり、感光ドラム20と接触するように配置される。
【0041】また、樹脂製ローラ86は、感光ドラム2
0の回転方向(矢印Bで示す)とは逆方向(矢印Cで示
す)に、感光ドラム20の周速よりも速い周速で回転さ
れる。また、ケース82の内側の下部には、不織布シー
ト88に付着した紙粉やトナーをブラシ81で掻き取っ
て溜めるための収納スペースが形成される。
【0042】また、不織布シート88は、構成繊維が交
絡することによって一体化したものを用いる。構成繊維
の自由度の高いものを用いる方が、細かい紙粉を繊維間
に捕捉するうえで好ましいためである。構成材料として
は、例えば、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、
ポリオレフィン系繊維、アクリル系繊維等の合成繊維、
又はこれらの各繊維の樹脂を用いた複合化繊維、アセテ
ート系繊維等の半合成繊維、若しくはキュプラ、レーヨ
ン等の再生繊維、あるいは綿、麻、羊毛等の天然繊維、
又は混綿等の繊維製部材が用いられる。
【0043】また、以上のような不織布シート88に含
浸させる油剤としては、鉱物油、合成油、シリコーン油
及び界面活性材のうち、少なくとも1種類以上を含むも
のを用いた。鉱物油としては、パラフィン系炭化水素、
ナフテン系炭化水素、芳香族炭化水素等が用いられる。
また、合成油としては、アルキルベンゼン油、ポリオレ
フィン油、ポリグリコール油等が用いられる。さらに、
シリコーン油としては、鎖状ジメチルポリシロキサン、
環状ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジエンポ
リシロキサン又は各種変成シリコーン等が用いられる。
また、界面活性剤は、陽イオン系としては、第4級アン
モニウム塩型等が好ましく、非イオン系としては、ポリ
エチレングリコール型、あるいは多価アルコール型等が
挙げられる。本実施形態では、このような油剤を、不織
布シート88の重量に対して、1〜20%の割合で担持
させる。
【0044】このように構成された本実施形態の紙粉除
去装置80において、基材としての樹脂製ローラ86
は、感光ドラム20から間隔を空けて、かつ、不織布シ
ート88が感光ドラム20に接触する位置よりも高い位
置にあるように配置される。こうすれば、不織布シート
88は、その自重によって感光ドラム20に接触し、基
材としての樹脂製ローラ86によって感光ドラム20に
押圧されることがないため、接触するときの押圧力を著
しく減らすことができる。したがって、紙粉を良好に除
去することができ、フィルミングの発生を防止すること
ができる。
【0045】また、基材としての樹脂製ローラ86が回
転駆動されるため、不織布シート88の感光ドラム20
に接触する箇所は、次々と移動する。よって、除去した
紙粉が、不織布シート88の特定箇所に集中して蓄積さ
れることはなく、感光ドラム20の表面が紙粉によって
損傷されるのを防止することができる。
【0046】なお、本実施形態において、基材としての
樹脂製ローラ86をより高速に回転させることにより、
不織布シート88を遠心力によって感光ドラム20に接
触させることも可能である。また、不織布シート88
は、上述のような油剤を含浸させているので、油剤の凝
集力によっても良好に紙粉を除去することができる。特
に、用紙Pとして、酸性紙を使用した場合でも、紙の成
分(特にタルク)を除去し、カブリ等の画像不良を良好
に防止することができる。
【0047】さらに、本実施形態によれば、感光ドラム
20に対する不織布シート88の押圧力が著しく小さい
ので、油剤の感光ドラム20への転移量を最小限に抑え
ることができる。このため、油剤が感光ドラム20に多
量に付着することがなく、油剤によるフィルミングの発
生も防止することができる。
【0048】また、当該紙粉除去装置80は、転写残現
像剤を、現像装置で回収し、再び現像に供するクリーナ
レス現像方式の画像形成装置に設けられるので、転写残
現像剤を現像装置で回収する際に、紙粉が現像装置に混
入するのを良好に防止することができる。
【0049】したがって、本実施形態の紙粉除去装置8
0によれば、感光ドラム20に付着した紙粉を、フィル
ミングを発生することなく良好に除去して、紙粉(パル
プ繊維やタルク)の現像装置50への混入を防止するこ
とができる。したがって、パルプ繊維の用紙Pへの転移
やタルクに起因するカブリ等の画像不良を良好に防止す
ることができる。
【0050】また、基材としての樹脂製ローラ86は回
転するように構成され、その下部には、掻き取り用のブ
ラシ81と、ケース82による収納スペースが形成され
ているので、不織布シート88で除去した紙粉は、ブラ
シ81で掻き取られ、ケース82の当該収納スペースに
落下する。したがって、不織布シート88に紙粉が蓄積
されず、硬い紙粉(パルプ繊維)により感光ドラム20
の表面を損傷させてしまうことがなく、また、柔らかい
紙粉(タルク)によるフィルミングの発生を良好に防止
することができる。
【0051】(紙粉除去装置の他の実施形態)以上、本
発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記
実施形態に限定されるものでなく、種々の態様を採るこ
とができる。本実施形態の紙粉除去装置80(図2
(a)参照)は、基材としての樹脂製ローラ86の上に
不織布シート88の一端を接着固定し、他端を、不織布
シート88に働く重力、もしくは遠心力によって、感光
ドラム20に接触させる例を説明したが、必ずしも、基
材を回転させる必要はなく、固定的に配置された基材に
不織布シート88の一端を接着固定し、固定されない他
端を垂れ下げて、感光ドラム20に接触するように構成
してもよい。このようにすると、不織布シート88は、
重力のみで感光ドラム20に接触させることができ、接
触するときの押圧力を著しく減らすことができる。した
がって、本実施形態と同様の紙粉除去効果を奏でること
ができる。
【0052】また、図2(b)に表すような構成とする
こともできる。図2(b)に表す紙粉除去装置90は、
基材としての支持板95の両端に、接触部材としての油
剤を含浸させた不織布シート98を接着固定して用いら
れる。このように構成された紙粉除去装置90は、不織
布シート98の中間部を、支持板95に接触することな
く感光ドラム20に接触するようにすれば、感光ドラム
20に向けてどの位置に配置してもよい。すなわち、感
光ドラム20の上方に配置するときは、固定されない不
織布シート98が、重力で垂れ下がった中間部で感光ド
ラム20に接触させる。また、下方や側方に配置すると
きは、不織布シート98を厚くして腰をもたせ、反り返
った中間部で感光ドラム20に接触させる。このように
すれば、不織布シート98の中間部は支持板95に接触
しないので、支持板95に後押しされることなく弱い押
圧力で感光ドラム20に接触させることができる。した
がって、本実施形態の紙粉除去装置80と同等の紙粉除
去効果を奏でることができる。
【0053】また、図2(c)に表すような構成とする
こともできる。図2(c)に表す紙粉除去装置100
は、絶縁性のブラシ101を内側に備えたケース102
と、アルミニウム等で形成した金属製のローラ軸104
上に、基材としての弾性体ローラ106をスポンジ等で
形成する。さらに、弾性体ローラ106の外周よりも内
周が大きい無端形状に形成し、油剤を含浸させた不織布
シート108を、弾性体ローラ106の周囲に被せて構
成される。また、弾性体ローラ106は、感光ドラム2
0の回転方向(矢印Bで示す)と同方向(矢印Dで示
す)に低速回転している。また、ケース102の内側の
下部には、不織布シート108に付着した紙粉やトナー
をブラシ101で掻き取って溜めるための収納スペース
が形成される。
【0054】このように構成された紙粉除去装置100
は、不織布シート108の内周が、弾性体ローラ106
の外周よりも大きい無端形状に形成されているので、不
織布シート108の内周面の一部は、弾性体ローラ10
6の外周面に支持されて、不織布シート108は重力に
より弾性体ローラ106の下方へ垂れ下がる。しかも弾
性体ローラ106は、感光ドラム20と同方向に回転し
ているので、感光ドラム20の表面に近づくときに、不
織布シート108がたわんで、弾性体ローラ106に接
触しない箇所で、不織布シート108を感光ドラム20
に接触させることができる。
【0055】図3に表すように、従来の紙粉除去装置1
20では、不織布シート128は、弾性体ローラ126
に隙間なく接着剤や両面テープ等で接着されているの
で、不織布シート128は感光ドラム20に接触すると
き、弾性体ローラ126に後押しされて、感光ドラム2
0に強く押圧する。そのため、紙粉(タルク)が擦りつ
けられることでフィルミングの発生を防止することがで
きなかった。しかしながら、本実施形態の紙粉除去装置
100では、不織布シート108の自重によって不織布
シート108を感光ドラム20に接触させることができ
るので、接触するときの押圧力を著しく減らすことがで
きる。したがって、紙粉を良好に除去することができ、
本実施形態の紙粉除去装置80と同等の効果を奏でるこ
とができる。
【0056】また、図2(a)に表す本実施形態の紙粉
除去装置80によれば、不織布シート88が自身に働く
重力によって感光ドラム20に接触する構成であったた
め、樹脂製ローラ86は、不織布シート88が感光ドラ
ム20に接触する位置よりも高い位置に配置する必要が
あった。しかしながら、図2(b)に表す紙粉除去装置
90の配置例の説明で述べたとおり、不織布シートを厚
くして腰をもたせるようにすれば、必ずしも不織布シー
トを、感光ドラム20に接触する位置よりも高い位置に
配置する必要はなく、位置が限定されるものではない。
その典型例を図4に表す。
【0057】図4は、感光ドラム20の下方に配置され
た紙粉除去装置110である。紙粉除去装置110は、
基材としての支持板115と、厚くして腰をもたせ、さ
らに油剤を含浸させた、接触部材としての不織布シート
118とからなる。また、紙粉除去装置110は、不織
布シート118の両端を、支持板115に埋め込み、支
持板115から円形に突出されている。
【0058】このように構成された紙粉除去装置110
は、支持板115から突出した不織布シート118が充
分厚いので、不織布シート118が自重により垂れ下が
ることがなく、下方あるいは側方から不織布シート11
8を感光ドラム20に接触させることができる。また、
当該紙粉除去装置110は、不織布シート118が感光
体20に接触する箇所の背面には、基材としての支持板
115が存在しないため、不織布シート118が支持板
115によって感光ドラム20に強く押圧されることが
ない。したがって、感光ドラム20に対する不織布シー
ト118の押圧力を著しく小さくすることができ、紙粉
を良好に除去すると共に、フィルミングの発生を防止す
ることができる。また、油剤の凝集力によっても紙粉除
去効果を増すことができる。
【0059】なお、図2(b)並びに図4に表す紙粉除
去装置90、110では、図2(a)及び(c)に表す
紙粉除去装置80、100のようなケース82が備えて
ないものとして表示されているが、当然、備えていても
よい。こうした場合、掻き取った紙粉は、感光ドラム2
0の周囲に離散することなくケース82内に溜めておく
ことができるので、離散した紙粉によって周囲の各装置
に悪影響を及ぼすといったことがない。
【0060】(本発明の画像形成装置の紙粉除去装置を
用いた他の実施形態)次に、本発明の画像形成装置の紙
粉除去装置を用いた他の実施形態を、図5に基づいて説
明する。前述した実施形態においては、本発明の画像形
成装置の紙粉除去装置を、白黒の画像を形成するレーザ
ービームプリンタ1に適用した例を説明したが、本発明
は、上記実施形態に限定されるものでなく、例えば、図
5に表すように、可視像担持体としての中間転写ベルト
210(中間転写体)に紙粉除去装置80を接触させる
ようにしてもよい。
【0061】図5に表す画像形成装置200は、4色の
トナーを用いてカラー画像を形成するカラー複写装置で
ある。フィーダユニット10、感光ドラム20、帯電器
30、レーザスキャナユニット40、定着ユニット70
を備えている点では図1に表す装置と共通であるが、現
像装置50として、イエローのトナーを備えた現像装置
5OY,マゼンタのトナーを備えた現像装置50M,シ
アンのトナーを備えた現像装置50C、ブラックのトナ
ーを備えた現像装置50Bkの4個の現像装置を備えた
点が異なっている。また、図1のレーザービームプリン
タ1においては、感光ドラム20から直接用紙Pにトナ
ー像の転写を行っているが、図5に表す画像形成装置2
00においては、中間転写ベルト210を用いる点が、
図1のレーザビームプリンタ1と異なっている。この中
間転写ベルト210は、例えば、導電性のポリイミドを
ベルト状に形成したものである。中間転写ベルト210
が、感光ドラム20上のトナーに押圧された状態で電圧
が印加されると静電気力でトナーが中間転写ベルト21
0側に転写される。その後、転写ローラ220にトナー
と逆極性で中間転写ベルトより高い電圧が印加されると
静電気力により用紙Pにトナーが再転写される。このよ
うに、この複写装置(画像形成装置200)において
は、用紙Pと直接接触するのは感光ドラム20ではな
く、中間転写ベルト210である。したがって、この場
合には、中間転写ベルト210に付着した紙粉を除去す
るために、例えば、図2又は図4に表したような紙粉除
去装置80、90、100、110を用いることができ
る。これにより、中間転写ベルト210上の紙粉を良好
に除去してフィルミングの発生を防止すると共に、画像
不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態の画像形成装置の紙粉除去装置の
使用形態の概略構成を表す断面図である。
【図2】 一実施形態の画像形成装置の紙粉除去装置の
構成を表す断面図(a)並びに紙粉除去装置の他の構成
を表す断面図(b)及び(c)である。
【図3】 従来の画像形成装置の紙粉除去装置の構成を
表す断面図である。
【図4】 一実施形態の画像形成装置の紙粉除去装置の
構成の変形例を表す断面図である。
【図5】 一実施形態の画像形成装置の紙粉除去装置の
使用形態の変形例の概略構成を表す断面図である。
【符号の説明】
1…レーザービームプリンタ、20…感光ドラム、30
…帯電器、40…レーザスキャナユニット、50…現像
装置、60…転写ローラ、70…定着ユニット、80、
90、100、110、120…紙粉除去装置、81、
101…ブラシ、82、102、122…ケース、8
4、104、124…ローラ軸、86…樹脂製ローラ、
106、126…弾性体ローラ、95、115…支持
板、88、98、108、118、128…不織布シー
ト、200…画像形成装置(カラー複写装置)、210
…中間転写ベルト、220…転写ローラ、P…用紙
フロントページの続き (72)発明者 石井 昌宏 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 Fターム(参考) 2H034 AA02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上に形成した静電潜像を現像剤に
    より現像して可視像を形成し、該可視像を紙等の転写媒
    体に転写することにより、該転写媒体に画像を形成する
    画像形成装置において、前記画像の転写位置まで前記可
    視像を担持搬送する可視像担持体から紙粉を除去する紙
    粉除去装置であって、 前記可視像担持体の移動経路近傍に、前記可視像担持体
    から所定間隔を空けて配置された基材と、 不織布、織物または編物にてシート状に形成され、前記
    基材に支持されて一部が前記可視像担持体に接触する接
    触部材と、を備え、該接触部材の前記可視像担持体との
    接触箇所は、前記基材から離れていることを特徴とする
    画像形成装置の紙粉除去装置。
  2. 【請求項2】 前記接触部材は、その一端が前記基材に
    固定され、他端が前記可視像担持体に接触することを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置の紙粉除去装置。
  3. 【請求項3】 前記接触部材は、その両端が前記基材に
    固定され、前記基材に接触しない中間部で前記可視像担
    持体と接触することを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置の紙粉除去装置。
  4. 【請求項4】 前記接触部材は、内周が前記基材の外周
    よりも大きい無端形状に形成されると共に前記基材に内
    周で支持され、内周が前記基材に接触しない箇所で前記
    可視像担持体と接触することを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置の紙粉除去装置。
  5. 【請求項5】 前記基材は、前記可視像担持体の移動方
    向に直交する軸を中心に回転し、 前記接触部材は、該基材の回転により前記可視像担持体
    に接触することを特徴とする請求項1〜請求項4いずれ
    か記載の画像形成装置の紙粉除去装置。
  6. 【請求項6】 感光体上に形成した静電潜像を現像剤に
    より現像して可視像を形成し、該可視像を紙等の転写媒
    体に転写することにより、該転写媒体に画像を形成する
    画像形成装置において、前記画像の転写位置まで前記可
    視像を担持搬送する可視像担持体から紙粉を除去する紙
    粉除去装置であって、 前記可視像担持体の移動経路近傍に、前記可視像担持体
    から所定間隔を空けて配置された基材と、 不織布、織物または編物からなり、前記基材に支持され
    て一部が前記可視像担持体に接触する接触部材と、を備
    え、前記基材は、前期接触部材が前記可視像担持体に接
    触する位置よりも高い位置に配置され、前記接触部材
    は、前記基材から重力によって垂れ下がることにより前
    記可視像担持体に接触することを特徴とする画像形成装
    置の紙粉除去装置。
  7. 【請求項7】 前記接触部材は、その一端が前記基材に
    固定され、他端が重力によって垂れ下がることにより、
    前記可視像担持体に接触することを特徴とする請求項6
    記載の画像形成装置の紙粉除去装置。
  8. 【請求項8】 前記接触部材は、その両端が前記基材に
    固定され、前記基材に接触しない中央部が重力によって
    垂れ下がることにより前記可視像担持体と接触すること
    を特徴とする請求項6記載の画像形成装置の紙粉除去装
    置。
  9. 【請求項9】 前記接触部材は、内周が前記基材の外周
    よりも大きい無端形状に形成されるとともに前記基材に
    内周で支持され、該基材から重力によって垂れ下がるこ
    とにより前記可視像担持体に接触することを特徴とする
    請求項6記載の画像形成装置の紙粉除去装置。
  10. 【請求項10】 前記接触部材は、シート状に形成され
    ていることを特徴とする請求項6〜請求項9いずれか記
    載の画像形成装置の紙粉除去装置。
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US09/852,746 US6505019B2 (en) 1998-09-30 2001-05-11 Image forming apparatus having paper dust removing means
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