JP2000181309A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000181309A
JP2000181309A JP35650098A JP35650098A JP2000181309A JP 2000181309 A JP2000181309 A JP 2000181309A JP 35650098 A JP35650098 A JP 35650098A JP 35650098 A JP35650098 A JP 35650098A JP 2000181309 A JP2000181309 A JP 2000181309A
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dust removing
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image forming
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JP35650098A
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Shogo Sato
正吾 佐藤
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Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率の良い紙粉除去を行うと共に、感光体又
は中間転写体上における紙粉によるフィルミングを発生
させることのない画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 軸83により軸支されたスポンジ製の弾
性体ローラ84上に、細かな繊維からなる不織布シート
85を巻き付けて紙粉除去ローラ82とし、この紙粉除
去ローラ82をケース81内に回動自在に配置して紙粉
除去装置80を構成する。そして、軸83の両端に押圧
コロ(図示せず)を取り付け、押圧コロを感光ドラム2
0の非感光体領域に押圧させることにより、紙粉除去ロ
ーラ82の感光ドラム20との接触部における速度を感
光ドラム20の周速と等しくなるように従動回転させ、
しかも紙粉除去ローラ82の感光ドラム20に対する押
圧力は低くなるように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー像を転写材
への転写位置まで担持搬送する感光体又は中間転写体に
接触し、感光体又は中間転写体上の紙粉を除去する紙粉
除去手段を備えた画像形成装置の技術分野に属するもの
である。
【0002】
【従来の技術】感光体あるいは中間転写体上のトナー像
を紙に転写して画像を形成する電子写真方式の画像形成
装置において、感光体あるいは中間転写体上の転写残ト
ナーをブレード等で掻き取らずに、現像器で回収して再
使用するという所謂クリーナーレス現像という方式があ
る。このような方式では、紙から出る紙粉も現像器によ
って回収され、その紙粉が下地等に現像されてしまうと
いう印字不良が発生した。
【0003】そこで、転写手段と現像器の間に紙粉除去
手段を設けるという方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この紙粉除
去手段に固定ブラシや固定した不織布を用いると、紙粉
除去手段に紙粉が蓄積した状態で感光体を擦るために、
紙粉による感光体フィルミングが発生し、印字に縦筋が
生じるという問題があった。また、紙粉が蓄積されてい
くことにより、紙粉除去手段の紙粉除去能力も徐々に低
下するという問題があった。
【0005】そこで、紙粉の蓄積を防ぐために、紙粉除
去手段としてブラシや不織布をローラ状に形成して、モ
ータ等の駆動源を用いて回転させると共に、紙粉を効率
良く捕捉するために、これらを感光体と逆方向に回転さ
せつつ感光体との間に積極的に周速差を持たせたり、あ
るいは感光体と同方向に回転させて感光体とローラ状の
ブラシや不織布との対向部においては互いに反対方向に
移動させる方式が提案された。
【0006】しかしながら、ローラ状のブラシや不織布
と感光体との間に大きな周速差を持たせて擦ったり、前
記対向部において互いに反対方向に移動させた場合に
は、固定ブラシほどではないが、固定ブラシを用いた場
合と同様な紙粉による感光体フィルミングが発生するこ
とがあった。その結果、縦筋にこそならないが、感光体
の特性が変化して、濃度変化又はかぶり等の種々の印字
不良が発生する原因となった。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑み、紙粉
除去手段と感光体又は中間転写体との接触部における紙
粉の蓄積を確実に防止しつつ、効率の良い紙粉除去を行
うと共に、感光体又は中間転写体上における紙粉による
フィルミングを発生させることのない画像形成装置を提
供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像形
成装置は、前記課題を解決するために、感光体上に形成
した静電潜像を現像剤により現像して可視像を形成し、
該可視像を転写媒体に転写することによって画像を形成
する画像形成装置であって、 前記可視像を転写位置へ
担持搬送する可視像担持体と、該可視像担持体上の紙粉
を除去する紙粉除去手段とを備え、前記紙粉除去手段
は、回転可能に設けられた支持部材と、該支持部材によ
って支持され、前記可視像担持体に接触可能に設けられ
た繊維製部材とを有し、該紙粉除去手段の回転中心軸と
前記可視像担持体との距離をR、該紙粉除去手段の回転
の角速度をω、前記可視像担持体の表面の移動速度をv
とした時、ω=v/Rの関係を満たすように回転される
ことを特徴とする。
【0009】請求項1に記載の画像形成装置によれば、
可視像担持体が現像剤から成る可視像を転写位置へと担
持搬送すると、当該可視像は転写媒体に転写されるが、
転写媒体として紙が用いられた場合には、この転写工程
において可視像担持体に紙粉が付着する。しかし、該可
視像担持体には、紙粉除去紙手段の繊維製部材が接触し
ており、繊維製部材により、確実に前記紙粉が除去され
ることになる。また、紙粉除去手段は、当該紙粉除去手
段の回転中心軸と前記可視像担持体との距離をR、該紙
粉除去手段の回転の角速度をω、前記可視像担持体の表
面の移動速度をvとした時、ω=v/Rの関係を満たす
ように回転される。即ち、前記紙粉除去手段と前記可視
像担持体との接触部においては互いに速度差がない。従
って、紙粉の一つである柔らかい填料が、紙粉除去手段
と可視像担持体の接触部に挟持された場合でも、当該填
料は、紙粉除去手段との接触側及び可視像担持体との接
触側から等しい方向かつ等しい大きさの力を受けること
になるので、引き伸ばされることがなく、可視像担持体
上におけるフィルミングを発生させることがない。
【0010】請求項2に記載の画像形成装置は、前記課
題を解決するために、感光体上に形成した静電潜像を現
像剤により現像して可視像を形成し、該可視像を転写媒
体に転写することによって画像を形成する画像形成装置
であって、前記可視像を転写位置へ担持搬送する可視像
担持体と、該可視像担持体上の紙粉を除去する紙粉除去
手段とを備え、前記紙粉除去手段は、回転可能に設けら
れた支持部材と、該支持部材によって支持され、前記可
視像担持体に接触可能に設けられた繊維製部材とを有
し、前記可視像担持体が駆動されるのに伴って従動回転
されることを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
可視像担持体が現像剤から成る可視像を転写位置へと担
持搬送すると、当該可視像は転写媒体に転写されるが、
転写媒体として紙が用いられた場合には、この転写工程
において可視像担持体に紙粉が付着する。しかし、該可
視像担持体には、紙粉除去紙手段の繊維製部材が接触し
ており、繊維製部材により、確実に前記紙粉が除去され
ることになる。また、紙粉除去手段は、可視像担持体が
駆動されるのに伴って従動回転されるので、紙粉除去手
段と可視像担持体の接触部において互いに逆方向に回転
したり、あるいは接触部において大きな速度差が生じな
いため、紙粉の一つである柔らかい填料が、前記接触部
に挟持された場合でも、当該填料が引き伸ばされること
がなく、可視像担持体上におけるフィルミングを発生さ
せることがない。
【0012】請求項3に記載の画像形成装置は、前記課
題を解決するために、請求項1または請求項2に記載の
画像形成装置において、前記支持部材はローラ形状を有
し、前記繊維製部材は該支持部材の表面を覆うように設
けられていることを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
前記紙粉除去手段は、ローラ形状の支持部材の表面を覆
うように、前記繊維製部材が設けられているので、前記
繊維製部材による層の厚さを容易に均一化することがで
き、紙粉除去手段の可視像担持体に対する接触圧を均一
化することができる。従って、支持部材の回転中心から
可視像担持体までの距離、あるいは紙粉除去手段を可視
像担持体に対して従動回転させた場合の互いの接触部に
おける互いの速度の関係等を、常に一定に維持すること
ができ、可視像担持体上におけるフィルミングの発生を
長期間に亘って防止する。
【0014】請求項4に記載の画像形成装置は、前記課
題を解決するために、請求項3に記載の画像形成装置に
おいて、前記支持部材は、回転軸と、該回転軸の周囲に
形成された弾性層とを有することを特徴とする。
【0015】請求項4に記載の画像形成装置によれば、
紙粉除去手段は、回転軸の周囲に弾性層が形成され、更
にこの弾性層の上層に前記繊維製部材が設けられた構造
となっているので、前記回転軸を可視像担持体方向に付
勢することにより、紙粉除去手段を可視像担持体に押圧
させる場合でも、前記付勢力は前記弾性層の弾性力によ
り吸収され、前記弾性層が前記繊維製部材に与える力は
低減される。従って、紙粉除去手段の可視像担持体に対
する押圧力を低減することができ、可視像担持体上にお
ける紙粉のフィルミングの発生を確実に防止することが
できる。
【0016】請求項5に記載の画像形成装置は、前記課
題を解決するために、請求項4に記載の画像形成装置に
おいて、前記回転軸の回転中心と前記弾性層の外周との
距離は、前記回転軸の回転中心と前記可視像担持体との
距離よりも小さいことを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の画像形成装置によれば、
紙粉除去手段を可視像担持体に接触させると、前記弾性
層の上層として設けられた繊維製部材が撓んで可視像担
持体に接触することになるが、前記弾性層の回転軸の回
転中心と前記弾性層の外周との距離は、前記回転軸の回
転中心と、前記繊維製部材が接触する前記可視像担持体
との距離よりも小さい。従って、上述のように繊維製部
材を可視像担持体に接触させた状態においては、前記弾
性層を弾性変形させることなく、前記繊維製部材の弾性
力のみによって可視像担持体への押圧を実現させること
ができる。その結果、当該押圧力を著しく低減すること
ができ、可視像担持体上の紙粉によるフィルミングの発
生を確実に防止する。
【0018】請求項6に記載の画像形成装置は、前記課
題を解決するために、請求項1または請求項2に記載の
画像形成装置において、前記繊維製部材はシート形状を
有し、前記支持部材に支持される固定端と、前記可視像
担持体に接触可能な自由端とを有することを特徴とす
る。
【0019】請求項6に記載の画像形成装置によれば、
シート形状に形成された繊維製部材は、一端が固定端で
あり、前記支持部材に支持される。また、他端は自由端
であり、前記可視像担持体に接触可能となっている。従
って、繊維製部材の可視像担持体に対する押圧力はより
一層低減されることになり、可視像担持体上における紙
粉によるフィルミングの発生はより一層確実に防止され
る。更に、シート状の繊維製部材の自由端の状態で可視
像担持体と接触するので、接触領域が増大し、繊維製部
材による紙粉除去能力が向上する。
【0020】請求項7に記載の画像形成装置は、前記課
題を解決するために、請求項1乃至請求項6の何れか一
項に記載の画像形成装置において、前記紙粉除去手段
は、前記可視像担持体に押圧接触される押圧コロを有
し、該押圧コロを介して従動回転されることを特徴とす
る。
【0021】請求項7に記載の画像形成装置によれば、
前記紙粉除去手段には押圧コロが設けられており、当該
押圧コロを前記可視像担持体に押圧接触させることによ
り、当該押圧コロは可視像担持体に対して従動回転し、
この回転力が紙粉除去手段に伝達され、前記支持部材が
可視像担持体に対して従動回転することになる。従っ
て、前記支持部材及び支持部材上に設けられた繊維製部
材を可視像担持体に対して強く押圧しなくても、前記押
圧コロによって必要な回転力が得られるため、紙粉除去
手段の可視像担持体に対する押圧力を低減しつつ、所定
の速度で紙粉除去手段を回転させる。
【0022】請求項8に記載の画像形成装置は、前記課
題を解決するために、請求項1乃至請求項7の何れか一
項に記載の画像形成装置において、前記繊維製部材は、
繊維ブラシ、不織布、織物、あるいは編物のうちの何れ
か一つからなることを特徴とする。
【0023】請求項8に記載の画像形成装置によれば、
紙粉除去手段の繊維製部材を、繊維ブラシ、不織布、織
物、あるいは編物のうちの何れか一つから構成したの
で、著しく小さな押圧力を維持して紙粉によるフィルミ
ングを防ぎつつ、紙粉を確実に除去することができる。
【0024】請求項9に記載の画像形成装置は、前記課
題を解決するために、請求項1乃至請求項8の何れか一
項に記載の画像形成装置において、前記繊維製部材は、
10μm以下の太さの繊維を含むことを特徴とする。
【0025】請求項9に記載の画像形成装置によれば、
前記繊維製部材を10μm以下の太さの繊維を含んで構
成したので、細かな紙粉は、このような細かな繊維によ
って効率良く絡め取られることになり、高い紙粉除去能
力が維持されることになる。
【0026】請求項10に記載の画像形成装置は、前記
課題を解決するために、請求項1乃至請求項9の何れか
一項に記載の画像形成装置において、前記繊維製部材
は、正帯電性の部材であることを特徴とする。
【0027】請求項10に記載の画像形成装置によれ
ば、前記繊維製部材を正帯電性の部材から構成したの
で、紙粉のうち、強く負に帯電する性質をもつタルク等
を効率よく確実に捕捉することができ、上述したフィル
ミングが確実に防止される。
【0028】請求項11に記載の画像形成装置は、前記
課題を解決するために、請求項10に記載の画像形成装
置において、前記現像剤は、正帯電性の現像剤であるこ
とを特徴とする。
【0029】請求項11に記載の画像形成装置によれ
ば、前記現像剤として正帯電性の現像剤を用いたので、
有機感光体を正極性に帯電するプロセスを用いることが
でき、オゾンの発生を抑えて環境衛生上好ましい画像形
成装置を提供できる。また、正帯電性の現像剤は、正帯
電性の部材から構成された繊維製部材には付着し難いの
で、繊維製部材への現像剤の付着による紙粉除去能力の
低下を防止することができる。一方、強く負に帯電する
特性を有するタルクが現像装置に混入した場合には、正
帯電性の現像剤の帯電電荷が低下してカブリを生じる傾
向にあるが、上述したように請求項10に記載の本発明
によれば、タルク等の紙粉は正帯電性の繊維製部材を有
する紙粉除去手段により効率良く確実に除去されるた
め、現像装置への混入を起こすことが無い。従って、正
帯電性の現像剤を用いた場合でもカブリを発生させるこ
とが無い。
【0030】請求項12に記載の画像形成装置は、前記
課題を解決するために、請求項1乃至請求項11の何れ
か一項に記載の画像形成装置において、前記紙粉除去手
段の前記繊維製部材に付着した紙粉を掻き取る掻き取り
部材を更に備えたことを特徴とする。
【0031】請求項12に記載の画像形成装置によれ
ば、紙粉は、紙粉除去手段と可視像担持体との接触部に
おいて、紙粉除去手段の繊維製部材により絡め取られる
が、絡め取られて該繊維製部材に付着した紙粉は、掻き
取り部材により掻き取られるので、紙粉が該繊維製部材
に蓄積していくことがなく、該繊維製部材の紙粉を絡め
取る能力を長期間に亘って維持する。
【0032】請求項13に記載の画像形成装置は、前記
課題を解決するために、請求項12に記載の画像形成装
置において、前記掻き取り部材は、繊維ブラシからなる
ことを特徴とする。
【0033】請求項13に記載の画像形成装置によれ
ば、前記繊維製部材には、細かな繊維がブラシ状に形成
された繊維ブラシが接触しているので、当該繊維ブラシ
が前記繊維製部材の繊維間に絡め取られた紙粉を良好に
掻き取ることができる。その結果、前記繊維製部材の紙
粉の掻き取り能力を長期間に亘って維持する。
【0034】請求項14に記載の画像形成装置は、前記
課題を解決するために、請求項1乃至請求項13の何れ
か一項に記載の画像形成装置において、転写残現像剤を
現像装置で回収し、再び現像に供するクリーナレス現像
方式を用いたことを特徴とする。
【0035】請求項14に記載の画像形成装置によれ
ば、転写工程後に前記可視像担持体に残留する転写残現
像剤は、現像装置で回収され、再び現像に供されるが、
前記可視像担持体上の紙粉は、上述した紙粉除去手段に
よって確実に除去されるので、転写剤現像剤の現像装置
への回収の際に、紙粉を混入させることがない。従っ
て、カブリ等の画像不良を生じさせない。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面を参照しながら説明する。
【0037】図1は、本発明の画像形成装置の一実施形
態としてレーザビームプリンタ1の概略構成を示す断面
図である。図1において、レーザビームプリンタ1は、
本体ケース2の底部に、転写媒体としての用紙Pを給紙
するフィーダユニット10を備えている。フィーダユニ
ット10は、用紙押圧板11と、圧縮バネ12と、給紙
ローラ13とを備え、用紙押圧板11と給紙ローラ13
との間に用紙Pを挟持して所定のタイミングで最上位の
用紙Pの供給を行う。
【0038】前記給紙ローラ13よりも矢印Aで示す搬
送方向の下流側には、1対のレジストローラ14及び1
5が回転可能に枢支され、後述する感光ドラム20と転
写ローラ60によって形成される転写位置へ所定のタイ
ミングで用紙Pを搬送する。
【0039】感光体及び可視像担持体としての感光ドラ
ム20は、正帯電性の材料、例えば、正帯電性のポリカ
ーボネイトを主成分とする有機感光体からなる。具体的
には、図2に示すように、感光ドラム20は、例えば、
円筒状でアルミ製の円筒スリーブ21を本体として、そ
の外周部に、ポリカーボネートに光導電性樹脂を分散さ
せた所定厚さ(例えば、約20μm)の光導電層22を
形成した中空状のドラムから構成され、円筒スリーブ2
1を接地した状態で、本体ケース2に回転自在に枢支さ
れる。更に、感光ドラム20は、図示しない駆動手段に
より矢印B方向に回転駆動される。
【0040】帯電器30は、例えば、タングステンなど
からなる帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯
電用のスコロトロン型の帯電器から構成される。
【0041】レーザスキャナユニット40は、感光ドラ
ム20上に静電潜像を形成する為のレーザ光Lを発生す
るレーザ発生器(図示せず)、回転駆動されるポリゴン
ミラー(5面体ミラー)41、一対のレンズ42及び4
3、並びに一対の反射ミラー44及び45等を含んで構
成されている。
【0042】現像装置50は、ケース51内にトナー収
容室52が形成され、トナー収容室52内には、アジテ
ータ53と、電気絶縁性を有する正帯電性の非磁性1成
分現像剤としてのトナー54が収容される。トナー収容
室52の感光ドラム20側には、現像を行う現像室55
が形成され、供給ローラ56と現像ローラ57が回転可
能に枢支される。現像ローラ57上のトナー54は、薄
い板状の弾性を有する層厚規制ブレード58により所定
の層厚に規制され、現像に供される。なお、本実施形態
においては、正帯電性のトナーを用い、感光ドラム20
を正帯電させるプロセスを用いるので、オゾンの発生を
抑え、環境上好ましい画像形成装置を提供することがで
きる。
【0043】転写ローラ60は、回転自在に枢支され、
シリコーンゴムやウレタンゴムなどからなる導電性を有
する発泡弾性体から構成される。印加される電圧によ
り、感光ドラム20上のトナー画像を用紙Pに確実に転
写するように構成されている。
【0044】定着ユニット70は、感光ドラム20より
も矢印Aで示す用紙Pの搬送方向の下流側に設けられ、
加熱用ローラ71と押圧ローラ72を備える。用紙Pに
転写されたトナー画像が加熱されつつ押圧されて用紙P
に定着される。
【0045】用紙搬送用の1対の搬送ローラ73及び排
紙ローラ74は、定着ユニット70の搬送方向下流側に
夫々設けられており、排紙ローラ74の下流側には排紙
トレイ75が設けられている。
【0046】以上のような本実施形態のレーザビームプ
リンタ1において、感光ドラム20の表面が帯電器30
により一様に帯電され、レーザスキャナユニット40か
ら画像情報に従って変調されたレーザ光Lが照射される
と、感光ドラム20の表面には静電潜像が形成される。
この静電潜像は、現像装置50によってトナー54で可
視像化され、感光ドラム20上に形成された可視像は感
光ドラム20によって転写位置へと搬送される。転写位
置においては、フィーダユニット10及びレジストロー
ラ14及び15を介して用紙Pが供給され、前記可視像
は転写ローラ60によって印加される転写バイアスによ
り、用紙Pに転写される。なお、転写後に感光ドラム2
0上に残ったトナーは、現像ローラ57によって現像装
置50に回収され、再び現像に供される。このように、
本実施形態のレーザビームプリンタ1は、いわゆるクリ
ーナーレス現像方式を採用している。次に、用紙Pは定
着ユニット70に搬送され、定着ユニット70の加熱用
ローラ71と押圧ローラ72によって挟持搬送され、用
紙P上の可視像は加圧及び加熱され、用紙P上に定着さ
れる。そして、用紙Pは一対の搬送ローラ73及び排紙
ローラ74によりレーザビームプリンタ1上部の排紙ト
レイ75に排出され、画像形成動作が終了する。
【0047】このような構成のレーザビームプリンタ1
においては、感光ドラム20の表面が直接用紙Pと接触
するため、仮に感光ドラム20の表面に紙粉が付着して
この紙粉が感光ドラム20上に残ったトナーと共に現像
装置50に回収されてしまうと画像不良を起こす原因に
なることがある。
【0048】ここで、紙粉について詳しく説明する。紙
粉には、紙の主原料たるパルプ繊維(広葉樹や針葉樹か
ら抽出したセルロース)以外に、紙を不透明にしたり白
くしたりする填料、インクのにじみ防止のための内添サ
イズ剤、及びサイズ剤をパルプ繊維に吸着させる内添サ
イズ定着剤等が含まれている。また、上述した酸性紙に
は主として、填料にタルクやクレイ、内添サイズ剤にロ
ジンサイズ剤、内添サイズ定着剤に硫酸バンド(硫酸ア
ルミニウム)が使用されている。
【0049】この中で、電子写真プロセスに特に悪影響
を与える物質は、パルプ繊維と填料のタルクである。パ
ルプ繊維は、非磁性1成分現像剤を用いる現像装置に混
入すると、層厚規制ブレードと現像ローラの間に挟まっ
て、層厚規制ブレードや現像ローラに損傷を与えること
がある。更に、パルプ繊維が、パルプ繊維にまとわりつ
いたトナーと一緒に層厚規制ブレードを通過して用紙P
上に付着し、そのまま定着工程を経て排出されてしまう
と、特に白ベタ部分に付着した場合には目立つゴミとし
て肉眼で認識されることになる。一方、タルクは、かな
り強い負帯電性の物質で、本実施形態のように正帯電ト
ナーを使用したプロセスにおいては、現像装置に混入す
ると、トナーの帯電量を低下させて印字カブリの原因と
なる。更に、負帯電トナーを使用したプロセスにおいて
も、同様に印字カブリの原因になるか、あるいはカブリ
とまではいかなくても、トナーの帯電量が高くなり過ぎ
て、画像濃度の低下を引き起こすことがある。
【0050】このような紙粉を除去するために、従来か
らブラシや不織布等をローラ状に形成した紙粉除去ロー
ラを構成し、このような紙粉除去ローラを感光ドラムに
接触させた装置が提案されている。しかし従来は、効率
の良い紙粉除去を行うために、紙粉除去ローラをモータ
等の駆動源を用いて回転させ、感光ドラムと逆方向に回
転させつつ感光ドラムとの間に大きな周速差を持たせた
り、紙粉除去ローラを感光ドラムと同方向に回転させ感
光ドラムとの対向部において互いに反対方向に移動させ
ていた。その結果、感光ドラムと紙粉除去ローラとの対
向部においては、柔らかい填料が感光ドラムに接する側
と紙粉除去ローラに接する側とで異なる大きさの力ある
いは異なる方向の力を受けることにより引き伸ばされ、
感光ドラム表面に薄く付着し、いわゆるフィルミングと
呼ばれる現象が発生した。フィルミングが発生すると、
感光ドラム表面の露光前の帯電電位や露光後の電位が変
化して、濃度変化やかぶり等の種々の印字不良が発生し
たり、あるいはトナーの離型性が悪くなって転写不良の
原因になることがあった。
【0051】そこで、本発明者は、紙粉除去ローラと感
光ドラムの周速差を無くすために、紙粉除去ローラを感
光ドラムに従動回転させる実験を行った。実験の結果、
紙粉除去ローラを感光ドラムに接触させ紙粉除去ローラ
の感光ドラムに対する押圧力を利用して従動回転させる
構成では、当該押圧力が大過ぎると、柔らかい填料が押
し潰されてフィルミングが発生してしまうことが確認さ
れた。また、その一方で、当該押圧力が小さすぎると、
紙粉除去能力が低下し、紙粉の現像器への混入等が発生
してしまうことが確認された。
【0052】そこで、本実施形態においては、感光ドラ
ムに対する紙粉除去ローラ自体の押圧力によって紙粉除
去ローラを感光ドラムに従動させるのではなく、紙粉除
去ローラと同軸に設けた押圧コロを感光ドラムに押圧さ
せることにより、紙粉除去ローラの感光ドラムに対する
押圧力を低減しつつ、周速差の無い従動回転を実現させ
た。但し、押圧力が低く、周速差が無い場合には、紙粉
除去能力が低下するため、これを防止するために、不織
布、織物、あるいは編物として繊維の細かなものを選択
し、細かい繊維によって紙粉を絡め取るように紙粉除去
ローラを構成した。以下、本実施形態における紙粉除去
手段の構成について詳しく説明する。
【0053】図1に示すように、本実施形態の紙粉除去
装置80は、ケース81内に紙粉除去ローラ82を備え
ている。紙粉除去ローラ82は、図3に示すように、ア
ルミニウム等の金属製の軸83上に、支持部材としての
スポンジ等の弾性体ローラ84が形成され、更に該弾性
体ローラ84の上に、繊維製部材としての不織布シート
85を巻いた構成となっている。また、紙粉除去ローラ
82の下方には、ケース81に支持部材86によって支
持されたブラシからなる掻き取り部材87が、紙粉除去
ローラ82に接触するように設けられている。
【0054】紙粉除去ローラ82は、軸83によって軸
支されて回転自在となっているが、本実施形態において
は、従来のようにギア等を介して軸83に回転駆動力を
伝達するのではなく、図4(A),(B)に示すよう
に、軸83の両端部側に押圧コロ90を取り付け、この
押圧コロ90を感光ドラム20の感光体領域外に押圧さ
せることにより、押圧コロ90を感光ドラム20に従動
回転させ、この回転力を軸83を介して紙粉除去ローラ
82に伝達することにより、紙粉除去ローラ82を感光
ドラム20と周速差を持たせないように回転させてい
る。押圧コロ90の押圧は、軸83の両端を軸受91に
より支持し、この軸受91をバネ92によって付勢する
構成により実現している。なお、図4(A)は本実施形
態の現像ローラ及び感光ドラム並びに紙粉除去ローラの
位置関係を示す平面図、図4(B)は図4(A)に示す
矢印方向から見た側面図である。
【0055】押圧コロ90の外径は、紙粉除去ローラ8
2の外径よりも小さく、紙粉除去ローラ82の弾性ロー
ラ84の外径よりも大きい。また、押圧コロ90は、紙
粉除去ローラ82よりも硬く、感光ドラム20に押圧さ
れても撓み過ぎず、感光ドラム20に対してスリップし
難い摩擦係数の高い材質で構成される。例えば、POM
(ポリアセタール)にウレタンゴムをコートしたもの
や、硬質のウレタンゴム等が挙げられる。
【0056】このように構成することにより、押圧コロ
90を感光ドラム20に対してスリップしないように充
分な押圧力で押圧させた場合でも、図4(B)に示すよ
うに、紙粉除去ローラ82が感光ドラム20に軽く接触
させることができる。従って、押圧コロ90の感光ドラ
ム20に対する確実な押圧によって紙粉除去ローラ82
を感光ドラム20と略等速度で回転させることができる
と共に、紙粉除去ローラ82の感光ドラム20に対する
押圧力は著しく低減させることができ、紙粉によるフィ
ルミングを確実に防止することができる。
【0057】この時の速度関係を図5を用いて説明す
る。紙粉除去ローラ82は、押圧コロ90を介して感光
ドラム20によって回転駆動される。従って、紙粉除去
ローラ82の感光ドラム20との接触部の周速は、感光
ドラム20の周速Vとほぼ等しい。即ち、紙粉除去ロー
ラ82の軸83の角速度ωと軸83の中心から感光ドラ
ム20の表面までの距離Rとの積が、感光ドラム20の
周速Vに一致するような関係が成立し、当該接触部にお
ける紙粉除去ローラ82と感光ドラム20との速度差は
無くなり、紙粉によるフィルミングをより一層確実に防
止することができる。
【0058】また、紙粉除去ローラ82の押圧力の低減
に関しては、上述したように押圧コロ90を用いるだけ
でなく、紙粉除去ローラ82を構成する弾性体ローラ8
4の構成からも押圧力の低減が図られている。つまり、
弾性体ローラ84は、紙粉除去ローラ82を感光ドラム
20に押圧させた状態においても、紙粉除去ローラ82
の軸83の中心から感光ドラム20までの距離Rよりも
弾性体ローラ84の半径が小さくなるように構成されて
いる。本実施形態においては、半径5〜6mm程度のス
ポンジ製の弾性体ローラ84の上層部に、2〜3mmの
不織布シート85を巻き付けて紙粉除去ローラ82を構
成した。このような構成により、弾性体ローラ84の上
層部として形成した不織布シート85の部分だけが凹む
ことによって、感光ドラム20に弾性接触させることが
できる。従って、押圧コロ90を用いて紙粉除去ローラ
82を感光ドラム20に押圧させた場合でも、弾性体ロ
ーラ84自体の弾性力によって弾性体ローラ84が不織
布シート85を押圧する力が低減され、更に不織布シー
ト85の弾性力によって、感光ドラム20に対する押圧
力は著しく低減されている。その結果、紙粉によりフィ
ルミングの発生をより一層確実に防止することができ
る。
【0059】但し、以上のように紙粉除去ローラ82の
感光ドラム20に対する押圧力を低減し、紙粉除去ロー
ラ82の感光ドラム20との接触部における感光ドラム
20との速度差を無くした場合には、紙粉除去ローラ8
2による紙粉除去能力が低下してしまう。そこで、本実
施形態においては、不織布シート85に、非常に細い繊
維からなる不織布を用いることにより、不織布による紙
粉除去能力を向上させた。具体的には以下のように構成
した。
【0060】本実施形態においては、不織布シート85
は、太さが10μm以下である極細繊維と太さが10μ
mを超える繊維が不規則に混在してなり、太さが10μ
m以下である極細繊維と太さが10μmを超える繊維の
重量比が99/1〜1/99である交絡不織布を用い
た。構成繊維の自由度の高いものを用いる方が、細かい
紙粉を繊維間に捕捉する上で好ましいためである。更に
詳しく説明すると、前記極細繊維には、太さが10μm
以下、好ましくは2.5μm以下であり、繊維の長さが
好ましくは1〜10mm、特に好ましくは3〜7mmの
ものである。このような極細繊維を形成する高分子物質
は特にその成分を限定されるものではないが、例えばポ
リエチレンテレフタレート、共重合ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、共重合ポリブ
チレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン12、共重合ナイロンなど
のポリアミド、ポリウレタン、ポリアクリルニトリル及
びビニル重合体などが挙げられ、異種あるいは同種の高
分子物質からなる複合繊維であっても良い。また、極細
繊維の形状は異形断面繊維、中空繊維、キャピラリー状
空孔繊維、レンコン状繊維、捲縮繊維などが挙げられ、
異種の極細繊維が混合されたものでも良い。
【0061】一方、太さが10μmを超える繊維は、太
さが10μm〜100μmのものが好ましく、特に好ま
しくは、10μm〜50μmである。また、その繊維長
は、1〜10mmが好ましく、3〜7mmが特に好まし
い。太さが10μmを超える繊維はその成分を限定され
るものではないが、ポリエステル、ポリオレフィン、ポ
リアミド、ポリアクリルニトリル、ポリウレタン、ビニ
ル重合体、及びレーヨンやパルプ等のセルロース系の繊
維等が挙げられる。
【0062】以上のような各繊維を用いた交絡不織布は
その製造方法を限定されるものではないが、例えば、分
割性極細繊維を用い、ニードルパンチやウォータージェ
ットで交絡させる際にその繊維の分割部を外力によって
コントロールし、不織布を構成している繊維の繊度を調
整し二種の繊維の重量比を所定の比率にする方法や、極
細繊維と太さが10μmを超える繊維を所定の割合で混
抄し、種々の方法により極細化し、交絡せしめる方法な
どが挙げられる。また、交絡不織布は、樹脂や熱融着繊
維を含有するものであっても良い。また、更に出来上が
った不織布にヒートエンボス、ピンソニック等の表面処
理を施しても良い。
【0063】また、不織布シート85の帯電極性は、本
実施形態の場合には、正帯電性であることが好ましい。
不織布シート85が正帯電性であることにより、負帯電
性のタルクは付着し易く、正帯電性のトナーは付着し難
くなる。従って、正帯電性のトナーが収容された現像装
置50へのタルクの混入によるトナーの帯電量の低下を
より確実に防止することができ、印字カブリを発生させ
ることがない。更に、トナーの付着に伴う紙粉除去能力
の低下が起き難く、長期間に亘って良好な性能を維持で
きる。また、負帯電性トナーを用いた場合には、画像濃
度の低下を防ぐことができる。特に、クリーナレス現像
方式を採用した場合には、紙粉が現像装置に混入し易い
傾向があるため、本発明は極めて有効である。
【0064】また、本実施形態においては、不織布シー
ト85による紙粉除去能力を向上させるために、感光ド
ラム20の長手方向における接触幅を次のように設定し
ている。この接触幅の設定を再び図4(A)に戻って説
明する。図4(A)に示すように、紙粉除去ローラ82
の接触幅は、感光ドラム20の感光体幅の範囲内であっ
て、印字領域よりも大きく、更に現像ローラ57の幅よ
りも大きくなるように設定されている。このように設定
することにより、印字領域に付着した紙粉は勿論のこ
と、印字領域外であっても現像ローラ57に転移する可
能性のある紙粉までをも確実に除去することができ、現
像装置50への紙粉の混入を確実に防止することができ
る。
【0065】また、図3に示すように、本実施形態の紙
粉除去ローラ82は、感光ドラム20の回転に伴って矢
印方向に従動回転するように構成されており、紙粉除去
ローラ82の下部には、ケース81による収納スペース
が形成されており、更に支持部材86に支持されたブラ
シからなる掻き取り部材87が紙粉除去ローラ82に接
触するように構成されているので、紙粉除去ローラ82
によって除去された紙粉は、掻き取り部材87によって
掻き取られて収納スペースに落下し、紙粉除去ローラ8
2と感光ドラム20の接触部に蓄積されることがない。
従って、硬いパルプ繊維により感光ドラム20の表面を
損傷させてしまうことがなく、また柔らかいタルクによ
るフィルミングを確実に防止することができる。
【0066】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、感光ドラム20上における紙粉によるフィルミング
を防止しつつ、効率の良い紙粉除去を行うことができ
る。その結果、パルプ繊維やタルクの現像装置50への
混入によるカブリあるいは用紙汚れ等の画像不良の発
生、転写不良の発生を確実に防止して、高品質な画像を
形成することができる。
【0067】(紙粉除去手段の他の実施形態)次に、本
発明の紙粉除去手段の他の実施形態を図6乃至図8に基
づいて説明する。
【0068】上述した実施形態においては、本発明の紙
粉除去手段として、不織布シートを弾性体ローラ上に巻
き付けたものを用いた例について説明したが、本発明は
これに限られるものではなく、例えば図6に示すような
構成とすることもできる。図6に示す紙粉除去装置90
は、支持部材としての弾性体または剛体のローラ91
に、接触部材としての短冊状の不織布シート92の一端
を貼り付け、他端を自由端として互いに重なり合うよう
にして紙粉除去ローラ93を構成し、この紙粉除去ロー
ラ93をケース94内で回転自在に設ける。そして、図
4(A)に示した構成と同様に、ローラ91と同軸上に
押圧コロ(図示せず)を設け、押圧コロを感光ドラム2
0に押圧させて、不織布シート92と感光ドラム20の
接触部において、互いに同方向に従動回転させる。ま
た、ケース94の内部には、不織布シート92に接触し
て不織布シート92上の紙粉を掻き取るブラシからなる
掻き取り部材95を支持部材96により取り付ける。こ
の紙粉除去ローラ93においては、感光ドラム20に対
する不織布シート92の押圧力を著しく小さくすること
ができる。不織布シート92と感光ドラム20の接触部
における互いの速度は必ずしも等速度にはならないが、
当該接触部において、不織布シート92と感光ドラム2
0との間に若干の速度差が生じる場合でも、不織布シー
ト92の柔らかな接触により、紙粉のフィルミングは発
生しなかった。また、不織布シート92の端部は自由端
になっているので、感光ドラム20との接触面積が上述
たローラ状の不織布シートを用いる場合よりも大きくな
るため、感光ドラム20に対する不織布シート92の押
圧力が小さくても、紙粉除去能力が低下することはなか
った。
【0069】また、紙粉除去ローラは、図7に示すよう
な構成とすることもできる。図7に示す紙粉除去装置1
00は、支持部材としての弾性体または剛体のローラ1
01上に、接触部材として、帯電系列上、正帯電性であ
るナイロン等の絶縁性のブラシ102を取り付けた紙粉
除去ローラ103を用いる。紙粉除去ローラ103は、
ケース104内において回転自在に設け、図4(A)に
示した構成と同様に、ローラ101と同軸上に押圧コロ
(図示せず)を設け、押圧コロを感光ドラム20に押圧
させて、ブラシ102と感光ドラム20の接触部におい
て、互いに同方向に等速度で従動回転させる。また、ケ
ース104内においては、ブラシ102と接触するPE
Tで構成された掻き取り部材105を設ける。このよう
な紙粉除去装置100を用いることにより、感光ドラム
20に対するブラシ102の押圧力を著しく小さくする
ことができ、紙粉によるフィルミングの発生を防止する
ことができる。また、このような紙粉除去装置100に
よれば、特にパルプ繊維を効率良く除去することがで
き、感光ドラム20の表面の損傷を防止することができ
る。、また、上述した各例においては、可視像担持体と
しての感光ドラムに紙粉除去手段を接触させたが、本発
明はこれに限られるものではなく、図8に示すように、
可視像担持体としての中間転写ベルト(中間転写体)に
紙粉除去手段を接触させるようにしても良い。
【0070】図8に示す画像形成装置200は、4色の
トナーを用いてカラー画像を形成するカラー複写装置で
ある。フィーダユニット10、感光ドラム20、帯電器
30、レーザスキャナユニット40、定着ユニット70
を備えている点では図1に示す装置と共通であるが、現
像装置として、イエローのトナーを備えた現像装置50
Y、マゼンタのトナーを備えた現像装置50M、シアン
のトナーを備えた現像装置50C、ブラックのトナーを
備えた現像装置50Bkの4個の現像装置を備えた点が
異なっている。また、図1のレーザビームプリンタ1に
おいては、感光ドラム20から直接用紙Pにトナー像の
転写を行っているが、図8に示す装置においては、中間
転写ベルト201を用いる点が図1のレーザビームプリ
ンタ1と異なっている。この中間転写ベルト201は、
例えば、導電性ポリイミドをベルト状に形成したもので
ある。中間転写ベルト201が感光ドラム20上のトナ
ーに押圧された状態で電圧が印加されると静電気力でト
ナーが中間転写ベルト201側に転写される。その後、
転写ローラ202にトナーと逆極性で中間転写ベルトよ
り高い電圧が印加されると静電気力により用紙Pにトナ
ーが再転写される。このように、この複写装置において
は、用紙Pと直接接触するのは感光ドラム20ではな
く、中間転写ベルト201である。従って、この場合に
は、中間転写ベルト201に例えば図6に示した紙粉除
去装置90の不織布シート92を接触させる。これによ
り、中間転写ベルト201上の紙粉を確実に除去して画
像不良を防止することができる。
【0071】なお、上述した各実施形態においては、繊
維製部材として不織布または繊維ブラシを用いた場合に
ついて説明したが、本発明はこれらに限られものではな
く、不織布の代わりに織物あるいは編物を用いても良
い。
【0072】また、上述した各実施形態においては、繊
維製部材を支持する支持部材には、全てローラ形状のも
のを用いたが、本発明はこれに限られず、他の形状、例
えば多角柱形状の支持部材を用いても良い。但し、ロー
ラ形状の支持部材を用いることにより、支持部材上の繊
維製部材の厚さを容易に均一化することができるので、
感光ドラムあるいは中間転写体等の可視像担持体に対す
る紙粉除去ローラの押圧力を容易に均一化することがで
きるという利点を有する。
【0073】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成装置によれ
ば、紙粉除去手段を、回転可能な支持部材と、該支持部
材に支持された繊維製部材とから構成し、該紙粉除去手
段の回転中心軸と前記可視像担持体との距離をR、該紙
粉除去手段の回転の角速度をω、前記可視像担持体の表
面の移動速度をvとした時、ω=v/Rの関係を満たす
ように回転されるようにしたので、紙粉の一つである柔
らかい填料が、紙粉除去手段と可視像担持体の接触部に
挟持された場合でも、当該填料による可視像担持体上の
フィルミングの発生を確実に防止することができる。そ
の結果、感光体の帯電電位や露光後の電位を変化させる
ことがなく、また、現像剤の離型性を良好に保つので、
画像不良及び転写不良を確実に防止して高品質な画像を
形成することができる。
【0074】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
紙粉除去手段を、回転可能な支持部材と、該支持部材に
支持された繊維製部材とから構成し、前記可視像担持体
が駆動されるのに伴って従動回転されるようにしたの
で、紙粉除去手段と可視像担持体の接触部において互い
に逆方向に回転したり、あるいは接触部において大きな
速度差が生じないため、当該填料による可視像担持体上
のフィルミングの発生を確実に防止することができる。
その結果、感光体の帯電電位や露光後の電位を変化させ
ることがなく、また、現像剤の離型性を良好に保つの
で、画像不良及び転写不良を確実に防止して高品質な画
像を形成することができる。
【0075】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
ローラ形状の支持部材の表面を覆うように繊維製部材を
設けたので、繊維製部材による層の厚さを容易に均一化
することができ、紙粉除去手段の可視像担持体に対する
接触圧を均一化することができる。従って、支持部材の
回転中心から可視像担持体までの距離、あるいは紙粉除
去手段を可視像担持体に対して従動回転させた場合の互
いの接触部における互いの速度の関係等を、常に一定に
維持することができ、可視像担持体上におけるフィルミ
ングの発生を長期間に亘って防止することができる。
【0076】請求項4に記載の画像形成装置によれば、
支持部材を、回転軸と、該回転軸の周囲に形成された弾
性層とから構成したので、繊維製部材自体の弾性力によ
って可視像担持体に押圧させることができ、紙粉除去手
段の可視像担持体に対する押圧力を低減することがで
き、可視像担持体上における紙粉のフィルミングの発生
を確実に防止することができる。
【0077】請求項5に記載の画像形成装置によれば、
前記回転軸の回転中心と前記弾性層の外周との距離を、
前記回転軸の回転中心と前記可視像担持体との距離より
も小さくしたので、前記繊維製部材の弾性力のみによっ
て可視像担持体への押圧を実現させることができる。そ
の結果、当該押圧力を著しく低減することができ、可視
像担持体上の紙粉によるフィルミングの発生を確実に防
止することができる。
【0078】請求項6に記載の画像形成装置によれば、
前記繊維製部材をシート形状とし、前記支持部材に支持
される固定端と、前記可視像担持体に接触可能な自由端
とを有する構成としたので、繊維製部材の可視像担持体
に対する押圧力はより一層低減されることになり、可視
像担持体上における紙粉によるフィルミングの発生はよ
り一層確実に防止することができる。更に、シート状の
繊維製部材の自由端の状態で可視像担持体と接触するの
で、接触領域が増大し、繊維製部材による紙粉除去能力
を向上させることができる。
【0079】請求項7に記載の画像形成装置によれば、
前記紙粉除去手段を、前記可視像担持体に押圧接触され
る押圧コロを備えて構成し、該押圧コロを介して従動回
転されるようにしたので、前記支持部材及び支持部材上
に設けられた繊維製部材を可視像担持体に対して強く押
圧しなくても、前記押圧コロによって必要な回転力を得
ることができ、紙粉除去手段の可視像担持体に対する押
圧力を低減しつつ、所定の速度で紙粉除去手段を回転さ
せることができる。
【0080】請求項8に記載の画像形成装置によれば、
前記繊維製部材を、繊維ブラシ、不織布、織物、あるい
は編物のうちの何れか一つから構成したので、紙粉除去
手段の著しく小さな押圧力を維持して紙粉によるフィル
ミングを防ぎつつ、紙粉を確実に除去することができ
る。
【0081】請求項9に記載の画像形成装置によれば、
前記繊維製部材を、10μm以下の太さの繊維を含んで
構成したので、細かな紙粉は、このような細かな繊維に
よって効率良く絡め取られることになり、高い紙粉除去
能力を維持することができる。
【0082】請求項10に記載の画像形成装置によれ
ば、前記繊維製部材を、正帯電性の部材としたので、紙
粉のうち、強く負に帯電する性質をもつタルク等を効率
よく確実に捕捉することができ、上述したフィルミング
を確実に防止することができる。
【0083】請求項11に記載の画像形成装置によれ
ば、前記現像剤を、正帯電性の現像剤としたので、有機
感光体を正極性に帯電するプロセスを用いることがで
き、オゾンの発生を抑えて環境衛生上好ましい画像形成
装置を提供できる。また、正帯電性の現像剤は、正帯電
性の部材から構成された繊維製部材には付着し難いの
で、繊維製部材への現像剤の付着による紙粉除去能力の
低下を防止することができる。一方、強く負に帯電する
特性を有するタルクが現像装置に混入した場合には、正
帯電性の現像剤の帯電電荷が低下してカブリを生じる傾
向にあるが、上述したように請求項10に記載の本発明
によれば、タルク等の紙粉は正帯電性の繊維製部材を有
する紙粉除去手段により効率良く確実に除去することが
できるため、現像装置への混入を確実に防止することが
できる。従って、正帯電性の現像剤を用いた場合でもカ
ブリの発生を確実に防止して高品質な画像を形成するこ
とができる。
【0084】請求項12に記載の画像形成装置によれ
ば、前記紙粉除去手段の前記繊維製部材に付着した紙粉
を掻き取る掻き取り部材を更に備えたので、紙粉除去手
段の繊維製部材に付着した紙粉は、掻き取り部材により
確実に掻き取られ、紙粉が該繊維製部材に蓄積していく
ことがなく、該繊維製部材の紙粉を絡め取る能力を長期
間に亘って維持することができる。
【0085】請求項13に記載の画像形成装置によれ
ば、前記掻き取り部材を、繊維ブラシから構成したの
で、繊維製部材の繊維間に絡め取られた紙粉を良好に掻
き取ることができ、前記繊維製部材の紙粉の掻き取り能
力を長期間に亘って維持することができる。
【0086】請求項14に記載の画像形成装置によれ
ば、転写残現像剤を現像装置で回収し、再び現像に供す
るクリーナレス現像方式を用いたので、画像形成装置の
構成の簡略化を図ることができると共に、、カブリ等の
画像不良の発生を確実に防止することができ、高品質な
画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における画像形成装置の概
略構成を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置における感光ドラムの構成
を示す断面図である。
【図3】図1の画像形成装置における紙粉除去装置及び
その周辺の装置の構成を示す断面図である。
【図4】図1の画像形成装置に用いられる紙粉除去装置
の可視像担持体に対する押圧機構を説明するための図で
あり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢印方向から
見た側面図である。
【図5】図1の画像形成装置に用いられる紙粉除去装置
と感光ドラムの速度の関係を説明するための図である。
【図6】本発明の紙粉除去装置の変形例を示す断面図で
ある(その1)。
【図7】本発明の紙粉除去装置の変形例を示す断面図で
ある(その2)。
【図8】本発明の紙粉除去装置の使用態様の変形例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 レーザビームプリンタ 20 感光ドラム 80,90,100 紙粉除去装置 82,93,103 紙粉除去ローラ 85,92 不織布シート 102 ブラシ 200 画像形成装置(カラー複写装置) 201 中間転写ベルト

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上に形成した静電潜像を現像剤に
    より現像して可視像を形成し、該可視像を転写媒体に転
    写することによって画像を形成する画像形成装置であっ
    て、 前記可視像を転写位置へ担持搬送する可視像担持体と、 該可視像担持体上の紙粉を除去する紙粉除去手段とを備
    え、 前記紙粉除去手段は、回転可能に設けられた支持部材
    と、該支持部材によって支持され、前記可視像担持体に
    接触可能に設けられた繊維製部材とを有し、該紙粉除去
    手段の回転中心軸と前記可視像担持体との距離をR、該
    紙粉除去手段の回転の角速度をω、前記可視像担持体の
    表面の移動速度をvとした時、ω=v/Rの関係を満た
    すように回転されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 感光体上に形成した静電潜像を現像剤に
    より現像して可視像を形成し、該可視像を転写媒体に転
    写することによって画像を形成する画像形成装置であっ
    て、 前記可視像を転写位置へ担持搬送する可視像担持体と、 該可視像担持体上の紙粉を除去する紙粉除去手段とを備
    え、 前記紙粉除去手段は、回転可能に設けられた支持部材
    と、該支持部材によって支持され、前記可視像担持体に
    接触可能に設けられた繊維製部材とを有し、前記可視像
    担持体が駆動されるのに伴って従動回転されることを特
    徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部材はローラ形状を有し、前記
    繊維製部材は該支持部材の表面を覆うように設けられて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記支持部材は、回転軸と、該回転軸の
    周囲に形成された弾性層とを有することを特徴とする請
    求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記回転軸の回転中心と前記弾性層の外
    周との距離は、前記回転軸の回転中心と前記可視像担持
    体との距離よりも小さいことを特徴とする請求項4に記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記繊維製部材はシート形状を有し、前
    記支持部材に支持される固定端と、前記可視像担持体に
    接触可能な自由端とを有することを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記紙粉除去手段は、前記可視像担持体
    に押圧接触される押圧コロを有し、該押圧コロを介して
    従動回転されることを特徴とする請求項1乃至請求項6
    の何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記繊維製部材は、繊維ブラシ、不織
    布、織物、あるいは編物のうちの何れか一つからなるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一つに記
    載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記繊維製部材は、10μm以下の太さ
    の繊維を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項8の
    何れか一項に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記繊維製部材は、正帯電性の部材で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか一
    つに記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記現像剤は、正帯電性の現像剤であ
    ることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記紙粉除去手段の前記繊維製部材に
    付着した紙粉を掻き取る掻き取り部材を更に備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項11の何れか一項に記
    載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記掻き取り部材は、繊維ブラシから
    なることを特徴とする請求項12項に記載の画像形成装
  14. 【請求項14】 転写残現像剤を現像装置で回収し、再
    び現像に供するクリーナレス現像方式を用いたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項13の何れか一項に記載の
    画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003076240A (ja) * 2001-09-04 2003-03-14 Ricoh Co Ltd クリーニング装置及びクリーニングユニット
US7428395B2 (en) 2005-03-21 2008-09-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus equipped with developing unit to make developing and simultaneous cleaning and image forming method
US7929893B2 (en) 2007-01-10 2011-04-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus comprising an intermediate transfer belt

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