JP3962462B2 - 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば電子写真複写機、電子写真プリンター等の画像形成装置、該画像形成装置に具備される現像装置および前記画像形成装置に着脱自在な少なくとも前記現像装置を含むプロセスカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式の画像形成装置においては、像担持体上に形成した静電潜像を、現像装置によりトナー像として可視化することを行っている。
【0003】
このような現像装置の一つとして、乾式一成分現像装置が種々提案されまた実用化されている。しかし、いずれの現像装置でも現像剤担持体上に一成分現像剤であるトナーの薄層を形成するのは困難である。
【0004】
しかるに、画像の解像力、鮮明度等の向上が求められている現在、トナーの薄層形成方法およびその装置に関する開発は必須となっておりまたこれに対していくつかの方策が提案されている。
【0005】
例えば、特開昭54−43038号公報にて開示されているように、現像剤担持体である現像スリーブに金属、ゴム等の材料からなる規制部材としての弾性ブレードを当接させ、この弾性ブレードと現像スリーブとの当接部の間にトナーを通過させて規制することにより、現像スリーブ上にトナーの薄層を形成し、かつ当接部での摩擦でトナーに十分なトリボを付与させるものである。
【0006】
この場合、上記弾性ブレードにより非磁性トナーを規制するときには、現像スリーブ上にトナーを供給するトナー供給部材が別途必要になる。これは、磁性トナーの場合には現像スリーブ内の磁石の磁力により現像スリーブ上にトナーを供給できるが、非磁性トナーの場合にはトナーの供給が行えないためである。
【0007】
そこで、図11に示すような現像装置100が提案された。この従来の現像装置100では、一成分現像剤として非磁性トナー103を収容した現像容器104内に弾性ブレード101よりも現像スリーブ102の回転方向上流側の位置で現像スリーブ102に当接するポリウレタンフォーム、スポンジ等からなる発泡体、あるいはファーブラシを用いた弾性ローラ105を設け、矢印F方向に回転させることにより現像スリーブ102上にトナー103を供給している。
【0008】
この現像スリーブ102上に供給されたトナー103は、現像スリーブ102の回転に伴い弾性ブレード101と現像スリーブ102の当接部に送られて薄層化され、像担持体である感光体1上の静電潜像の現像に供される。そして、現像スリーブ102上の現像に消費されずに残存したトナー103は弾性ローラ105により剥ぎ取られ、かつ上述したように弾性ローラ105により新たなトナー103が現像スリーブ102に供給され上述作用を繰り返す。またこの際、現像スリーブ102として金属材料のものを用いた場合には、弾性ブレード101として金属薄板製のものは現像スリーブの磨耗の点で好ましくなく、良好なトナー薄層を得るためにはウレタン、シリコン等のゴム材料を用いる必要がある。
【0009】
このような構成をとることによって、非磁性トナーの現像スリーブ上への薄層形成を良好に行えるようになった。しかし、非磁性トナーを用いているが故に、磁性トナーを用い磁界の作用により現像スリーブ表面にトナーを保持できやすい磁性現像装置と比べ、磁気的な吸着力を用いることができないために、トナー103の現像装置100外へ漏れ出しを防止するのが困難になる。つまり弾性ブレード101の現像スリーブ102への圧接部を抜け出し十分摩擦帯電されたトナー以外は、現像スリーブ101が保持しうる力がないため、現像スリーブ102の下部や端部近傍からのトナーの外部への漏れ出し、いわゆるトナー漏れが生じやすく、画像形成装置内をトナーで汚す不都合を招きやすかった。
【0010】
このためこの現像容器104下部のトナー回収部分には現像スリーブ102に対し軽圧当接した可撓性のシール部材106を設け、未現像トナーの通過を許容すると共に現像容器104内のトナー103が容器104の下部から漏出するのを防止しており、さらに現像スリーブ102端部近傍に別途端部シール部材107を設けている。
【0011】
図12は図11の現像装置100を感光体1方向から見た図であり、説明の都合上現像スリーブ102を不図示とし、弾性ブレード101の現像スリーブ102に対する当接ニップを斜線で示してある。図12に示したように現像スリーブ102の両端部と現像容器104開口部の間隙に羊毛フェルト、テフロンパイル等繊維材料やポリウレタンフォーム、スポンジゴム等の発泡体との材料からなる端部シール部材107を設け、現像容器104と現像スリーブ102の長手両端部間からのトナー漏れ出しを防止し、さらに図12に示したように弾性ブレード101の両端部を現像スリーブ102と端部シール部材107間に挟持させることによって(すなわち端部シール部材107によって弾性ブレード101の現像スリーブ102当接部の裏面側からの方向に押さえつけることによって)現像ブレード101の両端部からのトナーの漏れを防止している。
【0012】
しかし、この従来の構成ではシール性を確保するためには所定値以上の圧力で端部シール部材107を現像スリーブ102に圧接する必要があり、現像スリーブ102と端部シール部材107間に挟持された弾性ブレード101両端部の現像スリーブ102とのニップ部から先端部にわたって現像スリーブ102周面に沿うがごとく変形してしまう。その結果弾性ブレード101両端部の長手方向内側が浮き上がり気味になり、この部分の現像スリーブ102上に形成される現像剤層が他の部分に比べて過大になり、それ故トナー103の帯電が不十分になり、現像動作時に現像スリーブ102に現像バイアスとして電圧を印加した際に現像スリーブ102両端部から感光体1へトナー103がカブリとして転移したり、この部分でトナー103が飛散または漏れる問題が生じた。
【0013】
そこで弾性ブレードの両端部に斜めカットを設ける提案がなされている。図13に示したように弾性ブレード108の現像スリーブとの当接ニップ部(斜線にて図示)の現像スリーブ回転方向最下流点から弾性ブレード108の先端までの距離を、弾性ブレード108長手方向両端近傍部で側端部に向かって連続的に短くし、かつ少なくとも弾性ブレード108側端部における先端部は当接ニップ内にあるように形成しているため、弾性ブレード108両端部の長手方向内側が浮き上がり気味になり、この部分の現像スリーブ102上に形成される現像剤層が他の部分に比べて過大になっても当接ニップが小さく、エッジ当接ぎみになるため現像スリーブ102および弾性ブレード108両端部におけるトナー漏れを防止しつつ、現像スリーブ102上に非磁性トナーの薄層を良好に形成することができ、像担持体としての感光体1上の静電潜像を良好に現像することが可能となった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の現像装置を用いて現像動作を多数回繰り返すと、弾性ブレード108両端部は当接ニップが小さくなるため中央部の当接ニップ圧に比べ面積当たりの圧が大きくなり、トナー103が弾性ブレード108の端部近傍のニップ部に挟まりやすくなる。ニップ部両端はトナー103が挟まったことにより、弾性ブレード108が持ち上げられ、トナー層がスジ状に徐々に厚く形成され、現像スリーブ102への電気的付着力(鏡映力)が低下し、感光体1へトナー103がカブリとして転移したり、トナー103が現像スリーブ102表面から外部にこぼれ落ち、画像形成装置内を著しく汚してしまういわゆるトナー漏れが発生してしまう問題を招いた。
【0015】
また、弾性ブレード108両端部の斜めカット部分には、現像スリーブ102の回転に伴い送られてきたトナー103が堆積しており、このトナー103は現像動作を多数回繰り返していくと先端側の面を端部方向に伝わっていく。そして、この先端側の面を伝わったトナー103は端部シール部材107と現像スリーブ102と弾性ブレード108両端部のわずかな隙間から入り込む。この結果端部シール部材107の現像スリーブ102に当接する表面が徐々にトナー103により覆われ、シール部材107と現像スリーブ102の摺擦で現像スリーブ102が削れる。
【0016】
現像スリーブ102の削れはトナー103の電荷付与を低下させ、現像スリーブ102への電気的付着力(鏡映力)が低下し、感光体1へトナー103がカブリとして転移したり、トナー103が現像スリーブ102表面から外部にこぼれ落ち、画像形成装置内を著しく汚してしまう。このトナー103の入り込みは、像担持体から転写材に不図示の転写手段によって転写する際の転写性に優れ、転写されずに像担持体上に残存した転写残トナーをブレード、ファーブラシ等のクリーニング手段によってクリーニングする際に潤滑性が高いことから像担持体の摩耗の少ないなどの利点を有するトナー、すなわちトナーとして球形でありかつ表面が平滑であるもの(形状係数SF−1が100〜180であり、形状係数SF−2が100〜140であるトナー、後に詳述する)を用いると特に流動性が高いがゆえにより顕著に見られた。
【0017】
従って、本発明の目的は、現像剤担持体の長手方向両端部において未帯電現像剤の発生を確実に防止すると共に、現像剤担持体上の現像剤薄層形成を安定して良好に形成しうる現像装置、該現像装置を備えた画像形成装置、および少なくとも前記現像装置を有し前記画像形成装置に着脱自在なプロセスカートリッジを提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、非磁性一成分現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器の開口部に延在する回動する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対し現像剤を介して当接する弾性規制ブレードと、前記弾性規制ブレードの前記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転方向上流側に当接して設けられた回転可能な弾性ローラと、現像剤担持体に対して平行に延在する支持軸と、前記現像剤担持体上の現像剤に対し放電開始電圧以上かつ前記現像剤と同極性のバイアスを印加するために、前記現像剤担持体の長手方向の端部に設けられ、前記弾性規制ブレードの前記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転方向下流側かつ現像部上流側の前記現像剤担持体上に当接する現像剤電荷付与ローラであって、前記現像剤電荷付与ローラを前記現像剤担持体に当接させて調心させつつ前記支持軸を受ける軸受、を内部に有する現像剤電荷付与ローラと、を有し、前記軸受及び前記支持軸は導電性であり、前記現像剤電荷付与ローラに前記バイアスを印加するために前記支持軸と接触する電極が、前記現像剤電荷付与ローラを前記現像剤担持体に当接させるように前記支持軸を加圧することを特徴とする現像装置である。
【0019】
本発明による他の態様によれば、現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体とを有する少なくとも現像装置を一体として画像形成装置本体に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジにおいて、
前記現像装置は、前記現像剤担持体に対し現像剤を介して当接する弾性規制ブレードと、前記弾性規制ブレードの前記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転方向上流側に当接して設けられた回転可能な弾性ローラと、現像剤担持体に対して平行に延在する支持軸と、前記現像剤担持体上の現像剤に対し放電開始電圧以上かつ前記現像剤と同極性のバイアスを印加するために、前記現像剤担持体の長手方向の端部に設けられ、前記弾性規制ブレードの前記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転方向下流側かつ現像部上流側の前記現像剤担持体上に当接する現像剤電荷付与ローラであって、前記現像剤電荷付与ローラを前記現像剤担持体に当接させて調心させつつ前記支持軸を受ける軸受、を内部に有する現像剤電荷付与ローラと、を有し、前記軸受及び前記支持軸は導電性であり、前記現像剤電荷付与ローラに前記バイアスを印加するために前記支持軸と接触する電極が、前記現像剤電荷付与ローラを前記現像剤担持体に当接させるように前記支持軸を加圧することを特徴とするプロセスカートリッジが提供される。
【0020】
また、本発明による他の態様によれば、潜像が形成される像担持体と、少なくとも現像剤を収容する現像容器および前記現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体を有する現像装置とを有する画像形成装置において、
前記現像装置は、前記現像剤担持体に対し現像剤を介して当接する弾性規制ブレードと、前記弾性規制ブレードの前記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転方向上流側に当接して設けられた回転可能な弾性ローラと、現像剤担持体に対して平行に延在する支持軸と、前記現像剤担持体上の現像剤に対し放電開始電圧以上かつ前記現像剤と同極性のバイアスを印加するために、前記現像剤担持体の長手方向の端部に設けられ、前記弾性規制ブレードの前記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転方向下流側かつ現像部上流側の前記現像剤担持体上に当接する現像剤電荷付与ローラであって、前記現像剤電荷付与ローラを前記現像剤担持体に当接させて調心させつつ前記支持軸を受ける軸受、を内部に有する現像剤電荷付与ローラと、を有し、前記軸受及び前記支持軸は導電性であり、前記現像剤電荷付与ローラに前記バイアスを印加するために前記支持軸と接触する電極であって、前記現像剤電荷付与ローラを前記現像剤担持体に当接させるように前記支持軸を加圧することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0023】
参考例
以下に本発明の参考例を図1〜図7に基づいて説明する。
【0024】
(画像形成装置)
まず、本参考例に係る画像形成装置の概略構成を説明する。図2は電子写真方式によってカラー画像を形成する画像形成装置の一形態であるレーザビームプリンタの構成図である。
【0025】
図2において、一定速度で回転する像担持体であるドラム形状の電子写真感光体(以下「感光体ドラム」という)1の表面を帯電手段2で一様に帯電する。そして、感光体ドラム1に露光手段3から画像情報に応じたレーザ光を照射して潜像を形成し、その潜像を4個の現像カートリッジDm、Dc、Dy、Db(共通してDと記す)で現像する。そして、感光体ドラム1に形成された現像画像は順次ベルト状の中間転写体4に重ねて転写されてフルカラー画像が形成される。このカラー画像は、給送部から搬送手段5によって搬送される記録媒体(例えば、記録紙、OHPシート等)Pに転写手段6によって転写される。そして、その記録媒体Pを定着手段7へ搬送してカラー画像を定着し、装置上面の排出部8へ排出する。
【0026】
つぎに上記各部の構成について具体的に説明する。
【0027】
まず感光体ドラム1は、プロセスカートリッジUとして、現像剤(以下「トナー」という)の像を中間転写体4に転写した後に感光体ドラム1に残留したトナーを除去するためのクリーニング手段9の容器状の枠体9aと一体的に構成されている。このプロセスカートリッジUは画像形成装置本体20に対し取り外し可能に装着されており、使用者自身によって感光体ドラム1の寿命に合わせて交換することができる。
【0028】
また感光体ドラム1は、直径約50mmのアルミニウムシリンダの外側に有機光導電体層を塗布して構成し、感光体ドラム1のホルダーを兼ねるクリーニング手段9の容器状の枠体9aに回転自在に支持されている。この感光体ドラム1の周面上には、感光体ドラム1上に残留したトナーを掻き取り除去するためのクリーニングブレード9b、さらに帯電手段2が配設されている。したがって、本参考例の形態においては、感光体ドラム1、クリーニング手段9、および帯電手段2が一体にカートリッジ化されて装置本体20に着脱可能なプロセスカートリッジUを構成している。
【0029】
さらに感光体ドラム1は、駆動モータの駆動力を伝達することにより画像形成動作に応じて図2において反時計回りに回転する。
【0030】
参考例の帯電手段2は、いわゆる接触帯電法を用いたものであり、感光体ドラム1の表面を一様に帯電させるものである。
【0031】
帯電された感光体ドラム1へ露光を行う露光手段3は、画像信号が図示しないレーザダイオードに与えられると、このレーザダイオードが画像信号に対応する画像光をポリゴンミラー3aへ照射する。このポリゴンミラー3aはスキャナーモータ3bによって高速回転し、ポリゴンミラー3aで反射した画像光が結像レンズ3cおよび反射ミラー3dを介して一定速度で回転する感光体ドラム1の表面を選択的に露光して静電潜像を形成する。
【0032】
上記静電潜像は現像カートリッジ(現像装置)Dによって各色ごとに現像される。この現像カートリッジDによって現像されたトナー像は、転写ユニットである中間転写体4へ転写される。
【0033】
第2の像担持体としての転写ユニット4は、感光体ドラム1から順次に1次転写されて重ねられた複数のトナー像を、一括して記録媒体Pに2次転写するものであり、矢印R4方向に走行する中間転写ベルト4aを備えている。本参考例の中間転写ベルト4aは、周長約440mmのベルトであり、駆動ローラ4b、2次転写対向ローラ4c、従動ローラ4dの3本のローラに掛け渡されている。
【0034】
従動ローラ4dに近接して中間転写ベルト4aを感光体ドラム1に押圧する位置と中間転写ベルト4aが感光体ドラム1から離れる位置をとるように後退する押えローラ4jを備えている。中間転写ベルト4aは、駆動ローラ4bの回転によって矢印R4方向に走行する。
【0035】
さらに、中間転写ベルト4aの外側の所定位置には、中間転写ベルト4aの表面に接離可能なクリーニングユニット4eが設けてあり、後述の記録媒体Pに一括して2次転写後に残った転写残トナーを除去する。このクリーニングユニット4eは帯電ローラ4fを中間転写ベルト4aに当接させてトナーに転写時と逆の電荷を与える。逆の電荷を付与されたトナーは、感光体ドラム1に静電的に付着され、その後、感光体ドラム1用の後述のクリーニング装置9によって回収される。なお、中間転写ベルト4aのクリーニング方法としては、上述の静電クリーニングに限らず、ブレードやファーブラシなどの機械的方法や、これらを併用したものとしてもよい。
【0036】
なお、中間転写体4へトナー像を転写した後に感光体ドラム1の表面に残留したトナーはクリーニング手段9によって除去されるが、このクリーニング手段9は感光体ドラム1の表面に当接したクリーニングブレード9bによって掻き落して廃トナー容器9cに蓄える。この廃トナー容器9cはクリーニング枠体9aで形成されている。この廃トナー容器9cに蓄えられる廃トナーの量は、感光体ドラム1の寿命より早く廃トナー容器9cを満たすことがないような容量となっており、廃トナー容器9c内の廃トナーは感光体ドラム1の寿命が来た際にプロセスカートリッジUを交換するときに一体的に交換処理される。
【0037】
中間転写体4に多重転写されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写手段6は、本参考例では転写ローラで構成しており、この転写ローラ6は金属軸を中抵抗発泡弾性体で巻いて構成し、図2の上下方向に移動可能に設けられている。
【0038】
そして、中間転写体4上にトナー像が多重転写されてカラー画像を形成し終わった後、記録媒体Pにカラー画像を転写するタイミングに合わせて転写ローラ6は図示しないカムによって図2の一点鎖線に示すように上方の位置に移動する。これによって転写ローラ6は記録媒体Pを介して中間転写体4に所定の圧で押し付けられる。これと同時に転写ローラ6にバイアス電圧が印加され、中間転写体4上のトナー像が記録媒体Pに転写される。
【0039】
記録媒体Pを搬送する搬送手段5は、図2に示すように、複数枚の記録媒体Pを収納した給紙カセット5aとピックアップローラ5b、給紙ローラ5c1および重送防止のリタードローラ5c2、搬送ローラ対5d、レジストローラ対5e、排出ローラ対5fおよび搬送ガイド5gから搬送される。
【0040】
画像形成時にはピックアップローラ5bが画像形成動作に応じて駆動回転し、給紙カセット5a内の記録媒体Pを1枚ずつ分離して給送する。そして給紙カセット5aから送り出されて記録媒体Pを搬送ガイド5gによってガイドし、搬送ローラ対5dを経由してレジストローラ対5gに搬送する。画像形成動作中にレジストローラ対5eは、記録媒体Pを静止待機させる非回転動作と、記録媒体Pを中間転写体4に向けて搬送する回転動作とを所定のシーケンスで行い、次工程である転写工程時の画像と記録媒体Pとの位置合わせを行い、前述した転写手段6によってカラー画像が形成される。
【0041】
カラー画像が転写された記録媒体Pは定着手段7へ搬送されてトナーが定着される。この定着手段7は記録媒体Pに熱を印加するための定着ローラ7aと、記録媒体Pを定着ローラ7aに圧接させるための加圧ローラ7bからなり、両ローラ7a、7bは中空ローラであってそれぞれ内部にヒータ7a1、7b1を有して回転駆動される。そして記録媒体Pに熱および圧力を印加しつつ搬送することによってトナー像を記録媒体Pに定着する。
【0042】
(現像装置(現像カートリッジ))
つぎに感光体ドラム1に形成した潜像を現像するための現像装置の構成について説明する。
【0043】
この画像形成装置はフルカラー画像を形成するために、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の現像を可能とするために4個の現像装置D(Dy、Dm、Dc、Db)を有する。この現像装置Dは、軸10を中心として回転とするロータリユニット11にそれぞれ取り外し可能に装着されている。そして画像形成に際しては、各現像装置Dがロータリユニット11に保持された状態で軸10を中心に回転移動する。そして、所定の色トナーを収納している現像装置Dが感光体ドラム1に対向した位置で止まる。さらに、後述する現像スリーブが感光体ドラム1に対して微小間隔(約300μm程度)をもって対向するように位置決めされた後、感光体ドラム1の静電潜像に対応してトナーを供給して上記潜像を現像する。
【0044】
カラー画像形成時には、中間転写ベルト4aの1回転ごとにロータリユニット11が回転して、イエロー色トナーを収納しているイエロー現像装置Dy、マゼンタ色トナーを収納しているマゼンタ現像装置Dm、シアン色トナーを収納しているシアン現像装置Dc、ブラック色トナーを収納しているブラック現像装置Dbの順で現像工程がなされる。
【0045】
図2は現像装置D(例えばイエロー現像装置Dy)が感光体ドラム1に対向した現像位置に位置決め静止している状態を示している。
【0046】
また図1において、現像装置Dは、一成分現像剤として非磁性トナー22を収容した現像容器21を有し、現像容器21内の長手方向に延在する開口部に位置し感光体ドラム1と対向設置された現像剤担持体としての現像スリーブ23を備え、感光ドラム1上の静電潜像を現像して可視化するようになっている。
【0047】
上記現像装置Dにおいて、現像スリーブ23は、開口部にて図に示す左略半周面を現像容器21内に突入し、右略半周面を現像容器21外に露出して横設されている。この現像容器21外へ露出した面は、現像装置Dの右方に位置する感光ドラム1にわずかな微小間隔を有して対向している。
【0048】
現像スリーブ23は矢印A方向に回転駆動され、その表面は、トナー22との摺擦確率を高くし、かつ、トナー22の搬送を良好に行うための適度な凹凸を有しており、本参考例においては直径16mmのアルミニウム製スリーブ表面にガラスビーズ(#600)による定形ブラスト処理を施し、表面粗さRzが約3μmとしたものを用い、感光ドラム1との間隙が300μmになるように対向し、感光ドラム1の周速50mm/sに対して若干早めた周速80mm/sで回転させている。
【0049】
この現像スリーブ23両端部からのトナー漏れを防止するために、端部シール部材24が現像容器21の開口部に設けられ、現像スリーブ23の両端部をシールしている。
【0050】
現像スリーブ23の上方位置には、ウレタン、シリコン等のゴム材料か、あるいはバネ弾性を有するSUSまたはリン青銅の金属薄板を基体として現像スリーブ23への当接面側にゴム材料を接着したもの等からなる弾性ブレード25がブレード支持板金26に支持され、自由端側の先端近傍を現像スリーブ23の外周面に面接触にて当接されるよう設けられており、当接方向としては、当接部に対して先端側が現像スリーブ23の回転方向上流側に位置するいわゆるカウンター方向になっている。本参考例においては弾性ブレード25は、厚さ1.0mmの板状のウレタンゴムをブレード支持板金26に接着した構成になっており、現像スリーブ23に対する当接圧は、30g/cm(線圧の測定は、摩擦係数が既知の金属薄板を3枚当接部に挿入し、中央の1枚をばねばかりで引き抜いた値から換算した。)に設定した。
【0051】
弾性ローラ27は、弾性ブレード25の現像スリーブ23表面との当接部に対し現像スリーブ23回転方向上流側に当接され、かつ回転可能に支持されている。この構造としては、発泡骨格状スポンジ構造や芯金上にレーヨン、ナイロン等の繊維を植毛したファーブラシ構造のものが、現像スリーブ23へのトナー22の供給および未現像トナーの剥ぎ取りの点から好ましく、本参考例においては、芯金上にポリウレタンフォームを設けた直径12mmの弾性ローラ27を用いた。この弾性ローラ27の現像スリーブ23に対する当接幅としては、1〜8mmが有効で、また現像スリーブ23に対してその当接部において相対速度を持たせることが好ましく、本参考例においては、当接幅を3mmに設定し、弾性ローラ27の周速として現像動作時に50mm/s(現像スリーブ23との相対速度は130mm/s)となるように不図示の駆動手段により所定タイミングで回転駆動させた。
【0052】
図3は図2の現像装置Dを感光体1方向から見た図であり、説明の都合上現像スリーブ23を不図示としている。
【0053】
弾性ブレード25は図3に示すように、図中斜線部で示した現像スリーブ23との当接ニップから弾性ブレード25先端までの距離が通常の現像領域から弾性ブレード25両端部に向かうにしたがって連続的に短くなるように構成され、さらにその両端部でのブレード先端位置は上記当接ニップ内にあるように構成されている。つまり、現像スリーブ23上に形成されるトナー層厚は、当接ニップの現像スリーブ23回転方向上流側の点から先端側までの距離に影響され、この距離が長いほど現像スリーブ23上に形成されるトナー層が厚く、短くなるとトナー層が短くなるのは従来から知られており、本参考例においては通常の現像領域におけるこの距離に比べ弾性ローラ27の未当接部分に対応する現像スリーブ周面に当接する領域でこの距離を短くすることで前記領域のトナーへの規制力を高めている。
【0054】
トナー22は、非磁性一成分現像剤であり、前述したように転写性に優れ、かつ転写されずに感光ドラム1上に残存した転写残トナーをブレード、ファーブラシ等のクリーニング手段によってクリーニングする際に潤滑性が高いことから感光ドラム1の摩耗の少ないなどの利点を有するトナー、すなわちトナーとして球形であり、かつ表面が平滑であるものを用いている。具体的には形状係数として、SF−1が100〜180であり、SF−2が100〜140であるものを用いている。このSF−1、SF−2は、日立製作所FE−SEM(S−800)を用いトナー像を無作為に100個サンプリングし、その画像情報をインターフェースを介してニコレ社製画像解析装置(Luzex3)に導入し解析を行い下式より算出し得られた値を定義している。
【0055】
SF−1=(MXLNG)2 /AREA×π/4×100
SF−2=(PERI)2 /AREA×π/4×100
(MXLNG:トナー投影面積、AREA:絶対最大長、PERI:周長)
このトナーの形状係数SF−1は球形度合を示し、100から大きくなるにつれて球形から徐々に不定形となる。SF−2は凹凸度合を示し、100から大きくなるにつれてトナーの表面の凹凸が顕著になる。
【0056】
トナーの製造方法としては、上記形状係数の範囲内になればいわゆる粉砕方法による製造方法の他に、特開昭36−10231号公報、特開昭59−5385号公報に述べられている懸濁重合方法を用いて直接トナーを生成する方法や、単量体には可溶で得られる重合体が不溶な水系有機溶剤を用い直接トナーを生成する分散重合方法または水溶性極性重合開始剤存在下で直接重合しトナーを生成するソープフリー重合方法に代表される乳化重合方法等を用いてトナーを製造することは可能である。
【0057】
参考例においては、トナーの形状係数SF−1を100〜180に、SF−2を100〜140に容易にコントロールでき、比較的容易に粒度分布がシャープで4〜8μm粒径の微粒子トナーが得られる常圧下での、または加圧下での懸濁重合方法を用い、モノマーとしてスチレンとn−ブチルアクリレート、荷電制御剤としてサリチル酸金属化合物、極性レジンとして飽和ポリエステル、さらに着色剤を加え、重量平均粒径7μmの着色懸濁粒子を製造した。そして、これに疎水性シリカを1.5wt%外添することによって、前述したような転写性に優れ、感光ドラム1のクリーニング時における摩耗の少ない負極性のトナー22を製造した。
【0058】
上記のように構成された本現像装置Dにおいて、現像動作時に、現像容器21内のトナー22は、図1に示すように攪拌部材28の矢印C方向の回転に伴い、弾性ローラ27方向に送られる。つぎにこのトナー22は弾性ローラ27が矢印B方向に回転することにより、現像スリーブ23近傍に運ばれ、現像スリーブ23と弾性ローラ27との当接部において、弾性ローラ27上に担持されているトナー22は、現像スリーブ23と摺擦されることによって、摩擦帯電を受け、現像スリーブ23上に付着する。その後、現像スリーブ23の矢印A方向の回転に伴い、弾性ブレード25の圧接下に送られ、ここで適正なトリボ(摩擦帯電量)を受けると共に現像スリーブ23上に薄層形成される。本参考例において良好なトナーコート量として0.6mg/cm2が得られるように設定している。
【0059】
つぎにトナーに電荷を付与する現像剤電荷付与ローラ(以下単に「電荷付与ローラ」という)について説明する。図1に示すように、電荷付与ローラ30は、現像スリーブ回転方向にて弾性ブレード25の現像スリーブ23との当接部下流側に現像スリーブ23に当接するように配置され、現像スリーブ23に従動回転しながら薄層形成されたトナー22を電気的に帯電する。
【0060】
図4は電荷付与ローラ30が取り付けられた現像装置Dを感光ドラム1側から見た図である。電荷付与ローラ30は現像スリーブ23に対して平行に延在するローラ支持軸32によって支持され、現像スリーブ23に当接している。ローラ支持軸32はベース板34に矢印Y方向に移動可能に取り付けられ、加圧部材33によって現像スリーブ23方向に加圧されることによって現像スリーブ23上に170gFの力で当接している。これら電荷付与ローラ30、ローラ支持軸32、加圧部材33はベース板34に取り付けられた状態としてローラユニットRを構成し、現像容器21に取り付けられる。
【0061】
電荷付与ローラ30は現像スリーブ23上で非トナーコート部(図4中非斜線部分)、トナーコート部(図4中斜線部分)双方に当接されている。これは、トナーの流動性が高いためトナーコート部のみの当接では電荷付与ローラ30がスリップしやすく、従動回転が得られない恐れがあるからである。また駆動については、電荷付与ローラ30、現像スリーブ23間は従動または同周速が必須であり、電荷付与ローラ30、現像スリーブ23間に周速差が生じるとトナーコートが不均一になり、現像時に感光体へトナーがカブリとして転移したり、トナーの飛散や漏れの原因になる。
【0062】
電荷付与ローラ30のバイアスは電源29(図1参照)によって現像スリーブ23と感光ドラム1の両者間に印加された直流を重畳した交流電圧(現像ACバイアス)を分岐し、図5に示すような等価回路により印加している。現像スリーブ23と電荷付与ローラ30に印加されるバイアスの波形は図6に示す通りであり、トナー引き戻しバイアス印加時に現像スリーブ23と電荷付与ローラ30の電位差が生じるように図5中のコンデンサC1、C2の容量を調整している。
【0063】
なお、本参考例において、現像スリーブ23に印加されるバイアスは直流電圧:Vdc=−300VにAC:矩形波Vpp=2200V、f=2200Hzを重畳したものである。電荷付与ローラ30に印加されるバイアスはVdc=−900VにAC:矩形波Vpp=1000V、f=2200Hzを重畳したものである。また、現像スリーブ23に印加されるバイアスと電荷付与ローラ30に印加されるバイアスの位相差はない。
【0064】
以上により、現像スリーブ23上のトナー22中の未帯電トナーは電荷付与ローラ30より放電による電荷付与を受ける。電荷付与ローラ30の体積抵抗は109 Ωcmであり、電荷付与ローラ30と現像スリーブ23上のトナー22中の未帯電トナーとの放電開始電圧は1200V以上である。したがって、トナー引き戻しバイアス印加時の現像スリーブ23と電荷付与ローラ30の電位差は1200V以上になるように図5中のコンデンサC1、C2の容量を調整している。
【0065】
その後、現像スリーブ23上に薄層されたトナー層は、一様に感光ドラム1との対向部である現像部へ搬送される。この現像部において、現像スリーブ23上に薄層形成されたトナー層は、電源29によって現像スリーブ23と感光ドラム1の両者間に印加された直流を重畳した交流電圧(現像ACバイアス)によって、感光ドラム1上の静電潜像にトナー像として現像される。
【0066】
現像部において、消費されなかった未現像トナーは、現像スリーブ23の回転と共に現像スリーブ23の下部より回収される。この回収部分には可撓性のシートからなるシール部材31(図3参照)が設けられ、未現像トナーの現像容器21内への通過を許容するとともに、現像容器21内のトナー22が現像スリーブ23の下部から漏出するのを防止する。
【0067】
この回収された現像スリーブ23上の未現像トナーは、弾性ローラ27と現像スリーブ23との当接部において、現像スリーブ23表面から剥ぎ取られる。この剥ぎ取られたトナーの大部分は、弾性ローラ27の回転に伴い搬送され現像容器21内のトナー22と混ざりあい、トナー22の帯電電荷が分散される。同時に弾性ローラ27の回転により現像スリーブ23上に新たなトナーが供給され前述の作用を繰り返す。
【0068】
上述したように電荷付与ローラ30を設ける構成にすることにより、トナー22が弾性ブレード25の端部近傍のニップ部に挟まり弾性ブレード25が持ち上げられ、ニップ部両端のトナー層がスジ状に徐々厚く形成されて現像スリーブ23への電気的付着力(鏡映力)が低下しても、電荷付与ローラ30によるトナー22への電気的な電荷付与により現像スリーブ23への電気的付着力が回復し、感光体1へトナー22がカブリとして転移したり、トナー22が現像スリーブ23表面から外部にこぼれ落ち、画像形成装置内に著しく汚してしまういわゆるトナー漏れを防ぐことができる。
【0069】
また、弾性ブレード25両端部の斜めカット部分には、現像スリーブ23の回転に伴いトナー22が送られ、現像動作を多数回繰り返していくと先端側の面を端部方向に伝わっていく。そして、この先端側の面を伝わったトナー22は端部シール部材24と現像スリーブ23と弾性ブレード25両端部のわずかな隙間から入り込む。この結果、端部シール部材24の現像スリーブ23に当接する表面が徐々にトナー22により覆われ、シール部材17と現像スリーブ23の摺擦で現像スリーブ23が削れる。現像スリーブ23の削れはトナー22の電荷付与を低下させ、現像スリーブ23への電気的付着力(鏡映力)が低下する。しかし電荷付与ローラ30によるトナー22への電気的な電荷付与により現像スリーブ23への電気的付着力が回復し、感光体1へトナーがカブリとして転移したり、トナー22が現像スリーブ23表面から外部にこぼれ落ち、画像形成装置内を著しく汚してしまうことは確実に防止できる。
【0070】
図7は電荷付与ローラ30の構造をあらわす断面図である。電荷付与ローラ30は黄銅製のパイプ状の芯金30aと、この表面に成形されたゴム30bとにより構成されている。電荷付与ローラ30の内部にはローラ支持軸32を受ける軸受35が配置されている。また、ローラ支持軸32にはローラの抜け止め部材36が圧入されている。ローラ支持軸32は例えばねじりコイルバネ等の加圧部材33によって加圧される。加圧部材33は同時に電荷付与ローラ30にバイアスを印加するための電極を兼ねており、現像バイアスから分岐した電荷付与ローラバイアスを電極38(図4)から受け、ローラ支持軸32、軸受35を介して電荷付与ローラ30に印加している。
【0071】
このように電荷付与ローラ30の内部に軸受35を配置する構成とすることによって、軸受35に飛散トナー等の異物が浸入することを防止し、電荷付与ローラ30の安定した回転を得ることができ、同時に電荷付与ローラユニットの小型化を図ることができる。また、軸受35を介して電荷付与ローラ30にバイアスを印加することで、他に電極を設ける必要がなく、コストダウンを図ることができる。
【0072】
上記のように本参考例においては、現像スリーブ長手方向両端部において、現像時に感光体ドラムへトナーがカブリとして転移したり、トナーの飛散やトナー漏れの原因である未帯電トナーの発生を確実に防止すると共に、現像スリーブ状のトナー薄層形成を安定して良好に形成することができる。
【0073】
なお本参考例においては、本発明を画像形成装置本体に着脱可能な現像装置に適用する場合について説明したが、画像形成装置本体内に固定され、トナーのみを補給するような構成の現像装置として用いてもよく、また現像装置と感光ドラム、クリーニングブレード、廃トナー収容容器、帯電装置を一体で形成し、画像形成装置本体に対し着脱可能なプロセスカートリッジとして用いてもよい。
【0074】
実施例
つぎに本発明の第の実施例について図8により説明する。本実施例が適用される画像形成装置および現像装置の構成は参考例と同様である。
【0075】
本実施例の電荷付与ローラ39は、参考例と同様に芯金39aの周囲にゴム39bを成形してローラを構成している。ローラの支持軸40を受ける軸受として転がり軸受41が配置され、その両側には軸受41を固定するための固定部材43が芯金39aに圧入されている。また、ローラの抜け止め部材45が支持軸40に圧入され、ローラ39が支持軸40から抜け落ちることを防止している。ローラ39の端部には、芯金39aの開口部を覆うようにキャップ部材42が取付けられている。
【0076】
本実施例では電荷付与ローラ39に、現像スリーブ23に対する調心機構としての機能を持たせるために、内輪と外輪の間に微小(数μm)のガタをもつ転がり軸受41を用いた。これによって、電荷付与ローラ39が支持軸40に対して傾くことができるようになるため、回転時に現像スリーブ23に対して調心し、電荷付与ローラ39が現像スリーブ23に確実に当接する。また電荷付与ローラ39端部にキャップ部材42を設けて画像形成時に飛散するトナーなどの異物が軸受41に侵入することを防止し、長期間にわたって安定した電荷付与ローラ39の回転を得ることができる。
【0077】
このような構成とすることで、現像スリーブ上の未帯電トナーに対し均一かつ安定に電気的な電荷を与え、未帯電トナーの発生を確実に防止し、現像スリーブ上のトナー薄層を安定して良好に形成することができる。
【0078】
本実施例においては、ガタを持つ転がり軸受を使用することで電荷付与ローラに調心機構としての働きを持たせているが、自動調心型の転がり軸受を使用したり、ローラの支持軸が調心機構をもつ構成にしても同様の効果が得られる。
【0079】
実施例
つぎに本発明の第の実施例について図9および図10を用いて説明する。なお、本実施例の画像形成装置の構成は参考例と同一である。
【0080】
図9において、電荷付与ローラ50は支持軸52に回転可能に支持され、現像スリーブ23に圧接されている。支持軸52はアーム53の円筒部53aに形成された穴53bに嵌合しかつ貫通しており、その貫通した電荷付与ローラ50との反対側部分には電極ばね54、さらに電極板55が連結され、電荷付与ローラ50へのバイアスの印加を可能としている。
【0081】
またアーム53の支点部53cに形成された貫通穴53dには支持軸52と平行に第2支持軸57が貫通、嵌合しており、第2支持軸57の両端はベース板51に固定された支持台58に回動自在に支持されている。さらに第2支持軸57にはばね部材からなる加圧部材56が巻回されており、その一端がベース板51に他端がアーム53の円筒部53aに当接して、アーム53が第2支持軸57を中心に矢印E方向に揺動可能とされており、加圧部材56の付勢力によって電荷付与ローラ50を現像スリーブ23に圧接している。
【0082】
電荷付与ローラ50は第実施例と同様に現像スリーブ23に対する調心機構の機能をもっており、確実に現像スリーブ23に接触して従動回転しながらトナーに電荷を付与することができる。
【0083】
図10は電荷付与ローラ50の構造を示している。本実施例の電荷付与ローラ50は、黄銅製のパイプ状の芯金50aの周囲にゴム50bを成形してローラとし、内部に転がり軸受61、軸受固定部材65、抜け止め部材66を配設する構成は第2実施例と同様である。本実施例では電荷付与ローラ50のゴム50bの両端部に中央部よりもゴム肉厚の薄い薄肉部50cを設け、この薄肉部を覆うようにキャップ70、72が取付けられている。
【0084】
このような構成にすることで、キャップ70、72によって軸受61への異物の侵入を防止すると同時に、芯金50aと現像スリーブ23の縁面距離を長くしてリークを防止することができ、現像スリーブ23上の未帯電トナーに対し均一かつ安定に電気的な電荷を与え、未帯電トナーの発生を確実に防止し、現像スリーブ上のトナー薄層を安定して良好に形成することができる。
【0085】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、非磁性一成分現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器の開口部に延在する回動する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対し現像剤を介して当接する弾性規制ブレードと、前記弾性規制ブレードの前記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転方向上流側に当接して設けられた回転可能な弾性ローラと、現像剤担持体に対して平行に延在する支持軸と、前記現像剤担持体上の現像剤に対し放電開始電圧以上かつ前記現像剤と同極性のバイアスを印加するために、前記現像剤担持体の長手方向の端部に設けられ、前記弾性規制ブレードの前記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転方向下流側かつ現像部上流側の前記現像剤担持体上に当接する現像剤電荷付与ローラであって、前記現像剤電荷付与ローラを前記現像剤担持体に当接させて調心させつつ前記支持軸を受ける軸受、を内部に有する現像剤電荷付与ローラと、を有し、前記軸受及び前記支持軸は導電性であり、前記現像剤電荷付与ローラに前記バイアスを印加するために前記支持軸と接触する電極が、前記現像剤電荷付与ローラを前記現像剤担持体に当接させるように前記支持軸を加圧することにより、前記現像剤担持体の長手方向両端部において未帯電現像剤の発生を確実に防止すると共に、前記現像剤担持体上の現像剤薄層形成を安定して良好に形成しうる現像装置、該現像装置を備え良好な画像を得ることのできる画像形成装置、および少なくとも前記現像装置を有し前記画像形成装置に着脱自在とし、ユーザーフレンドリーな取り扱いに優れたプロセスカートリッジを提供することができる。
【0086】
また本発明においては、つぎのような作用効果を得ることができる。
1.現像剤電荷付与ローラは軸受を内蔵するため、飛散トナー等の異物が軸受に侵入せず、安定したローラの回転を得ることができる。
2.軸受を介して現像剤電荷付与ローラにバイアスを印加するので、他に電極を設ける必要がなく、簡単な構成と製造コストの削減を達成することができる。
【0087】
さらに、本発明では、
1.現像剤電荷付与ローラは内蔵される軸受を転がり軸受とすることにより、現像剤担持体に対して小さい当接圧でも安定した回転を得ることができる。
2.現像剤電荷付与ローラは、現像剤担持体に当接して調心をなす調心機構を持つので、現像剤担持体に確実に接触して安定した回転を行う。
3.現像剤電荷付与ローラにキャップを取付けたため、飛散トナーなどの異物が軸受に侵入することを確実に防止し、安定したローラの回転を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例の現像装置の概略断面図である。
【図2】参考例の現像装置を用いた画像形成装置の概略構成図である。
【図3】参考例の現像装置を感光体方向から見た現像スリーブを不図示とした図である。
【図4】参考例の現像装置を感光体方向から見た現像スリーブを図示した図である。
【図5】参考例の現像装置内の等価回路図である。
【図6】参考例のバイアス波形図である。
【図7】参考例の電荷付与ローラの断面図である。
【図8】第実施例の電荷付与ローラの断面図である。
【図9】第実施例の現像装置の要部を示す斜視図である。
【図10】第実施例の電荷付与ローラの断面図である。
【図11】従来の現像装置の概略断面図である。
【図12】従来の現像装置の一例を感光体方向から見た、現像スリーブを不図示とした図である。
【図13】従来の現像装置の他の例を感光体方向から見た、現像スリーブを不図示とした図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(像担持体)
21 現像容器
22 トナー(現像剤)
23 現像スリーブ(現像剤担持体)
24 端部シール
25 弾性規制ブレード
27 弾性ローラ
30、39、50 電荷付与ローラ
35、41、61 軸受
42、70、72 キャップ部材

Claims (12)

  1. 非磁性一成分現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器の開口部に延在する回動する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対し現像剤を介して当接する弾性規制ブレードと、前記弾性規制ブレードの前記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転方向上流側に当接して設けられた回転可能な弾性ローラと、現像剤担持体に対して平行に延在する支持軸と、前記現像剤担持体上の現像剤に対し放電開始電圧以上かつ前記現像剤と同極性のバイアスを印加するために、前記現像剤担持体の長手方向の端部に設けられ、前記弾性規制ブレードの前記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転方向下流側かつ現像部上流側の前記現像剤担持体上に当接する現像剤電荷付与ローラであって、前記現像剤電荷付与ローラを前記現像剤担持体に当接させて調心させつつ前記支持軸を受ける軸受、を内部に有する現像剤電荷付与ローラと、を有し、前記軸受及び前記支持軸は導電性であり、前記現像剤電荷付与ローラに前記バイアスを印加するために前記支持軸と接触する電極が、前記現像剤電荷付与ローラを前記現像剤担持体に当接させるように前記支持軸を加圧することを特徴とする現像装置。
  2. 前記軸受は転がり軸受であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記バイアスの前記現像剤電荷付与ローラへの印加を前記軸受を介して行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記現像剤電荷付与ローラに現像剤の侵入を防止する部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体とを有する少なくとも現像装置を一体として画像形成装置本体に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジにおいて、
    前記現像装置は、前記現像剤担持体に対し現像剤を介して当接する弾性規制ブレードと、前記弾性規制ブレードの前記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転方向上流側に当接して設けられた回転可能な弾性ローラと、現像剤担持体に対して平行に延在する支持軸と、前記現像剤担持体上の現像剤に対し放電開始電圧以上かつ前記現像剤と同極性のバイアスを印加するために、前記現像剤担持体の長手方向の端部に設けられ、前記弾性規制ブレードの前記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転方向下流側かつ現像部上流側の前記現像剤担持体上に当接する現像剤電荷付与ローラであって、前記現像剤電荷付与ローラを前記現像剤担持体に当接させて調心させつつ前記支持軸を受ける軸受、を内部に有する現像剤電荷付与ローラと、を有し、前記軸受及び前記支持軸は導電性であり、前記現像剤電荷付与ローラに前記バイアスを印加するために前記支持軸と接触する電極が、前記現像剤電荷付与ローラを前記現像剤担持体に当接させるように前記支持軸を加圧することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 前記軸受は転がり軸受であることを特徴とする請求項に記載のプロセスカートリッジ。
  7. 前記バイアスの前記現像剤電荷付与ローラへの印加を前記軸受を介して行うことを特徴とする請求項5又は6に記載のプロセスカートリッジ。
  8. 前記現像剤電荷付与ローラに現像剤の侵入を防止する部材を設けたことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  9. 潜像が形成される像担持体と、少なくとも現像剤を収容する現像容器および前記現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体を有する現像装置とを有する画像形成装置において、
    前記現像装置は、前記現像剤担持体に対し現像剤を介して当接する弾性規制ブレードと、前記弾性規制ブレードの前記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転方向上流側に当接して設けられた回転可能な弾性ローラと、現像剤担持体に対して平行に延在する支持軸と、前記現像剤担持体上の現像剤に対し放電開始電圧以上かつ前記現像剤と同極性のバイアスを印加するために、前記現像剤担持体の長手方向の端部に設けられ、前記弾性規制ブレードの前記現像剤担持体との当接部に対し前記現像剤担持体の回転方向下流側かつ現像部上流側の前記現像剤担持体上に当接する現像剤電荷付与ローラであって、前記現像剤電荷付与ローラを前記現像剤担持体に当接させて調心させつつ前記支持軸を受ける軸受、を内部に有する現像剤電荷付与ローラと、を有し、前記軸受及び前記支持軸は導電性であり、前記現像剤電荷付与ローラに前記バイアスを印加するために前記支持軸と接触する電極であって、前記現像剤電荷付与ローラを前記現像剤担持体に当接させるように前記支持軸を加圧することを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記軸受は転がり軸受であることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  11. 前記バイアスの前記現像剤電荷付与ローラへの印加を前記軸受を介して行うことを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
  12. 前記現像剤電荷付与ローラに現像剤の侵入を防止する部材を設けたことを特徴とする請求項乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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