JP2000206461A - 光サ―キュレ―タ - Google Patents

光サ―キュレ―タ

Info

Publication number
JP2000206461A
JP2000206461A JP11004580A JP458099A JP2000206461A JP 2000206461 A JP2000206461 A JP 2000206461A JP 11004580 A JP11004580 A JP 11004580A JP 458099 A JP458099 A JP 458099A JP 2000206461 A JP2000206461 A JP 2000206461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polarization plane
birefringent
birefringent crystal
optical circulator
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11004580A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Honma
洋 本間
Manabu Hashima
学 橋間
Toshiaki Masumoto
敏昭 増本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP11004580A priority Critical patent/JP2000206461A/ja
Publication of JP2000206461A publication Critical patent/JP2000206461A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光進行方向に対して分割される構成部分を極
力少なくして薄い複屈折結晶を適用し得る小型で低価な
光サーキュレータを提供すること。 【解決手段】 この光サーキュレータは、平行平板の光
学素子を組み合わせて成り、3つ以上の光入出射ポート
の1つから見て一方向とする光進行方向に対して互いに
偏光分離方向がほぼ垂直である複屈折素子としての複屈
折結晶1、2と、光進行方向に依存しない少なくとも1
枚から成る非相反性偏光面回転素子7と、光進行方向に
依存する少なくとも1枚から成る相反性偏光面回転素子
9と、光進行方向に対して2分割されて成る複屈折結晶
3、4と、光進行方向に依存しない少なくとも1枚から
成ると共に、互いに偏光分離方向が反対となるように一
対で接合された非相反性偏光面回転素子8と、光進行方
向に対して互いに偏光分離方向がほぼ垂直である複屈折
結晶5、6とをこの順に配備して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として光通信分
野で光信号の経路の整理に用いられる光受動部品である
光サーキュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光サーキュレータでは、
少なくとも複屈折素子、非相反性偏光面回転子、及び相
反性偏光面回転子を含む平行平板の光学素子を組み合わ
せた構成のものが使用されている。
【0003】例えば日本国特許番号第2539563号
に記載された光サーキュレータの場合、相反性偏光面回
転子として1/2波長板を用いており、その動作原理
は、光進行方向に対して2分割され、互いの相対的な光
軸の角度が45度の関係を持ち、複屈折結晶で分離され
た互いに垂直な偏光面を持つ光を別々の1/2波長板に
入射し、その偏光面を揃えて複屈折結晶で分離された2
つの光を同じ方向に移動させ、更に、互いの相対的な光
軸の角度が45度の関係を持ち、複屈折結晶で分離され
た互いに垂直な偏光面を持つ光を別々の1/2波長板に
入射し、その偏光面を互いに垂直にし、再度複屈折結晶
で合成するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した光サーキュレ
ータの場合、光進行方向に2分割以上に分割された構成
部分を少なくとも2つ必要としており、分割された境目
が大きくずれると境目にビームが当たって損失を起こす
恐れがあるため、これを回避するためには複屈折結晶を
厚くしなければならないが、こうした構成では光サーキ
ュレータ全体の小型化や低価格化の具現にとって大きな
障害となるという問題がある。
【0005】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、光進行方向に対し
て分割される構成部分を極力少なくして薄い複屈折結晶
の適用、並びに全体の小型化や低価格化を具現し得る光
サーキュレータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、少なく
とも複屈折素子、非相反性偏光面回転子、及び相反性偏
光面回転子を含む平行平板の光学素子を組み合わせて成
ると共に、3つ以上の光入出射ポートを持つ光サーキュ
レータにおいて、光入出射ポートの1つから見て一方向
とする光進行方向に対して互いに偏光分離方向がほぼ垂
直である複屈折素子としての第1の複屈折結晶、並びに
第2の複屈折結晶と、光進行方向に依存しない少なくと
も1枚から成る非相反性偏光面回転子としての第1の非
相反性偏光面回転素子と、光進行方向に依存する少なく
とも1枚から成る相反性偏光面回転子としての第1の相
反性偏光面回転素子と、光進行方向に対して2分割され
て成ると共に、互いに偏光分離方向が反対方向となるよ
うに一対で接合された複屈折素子としての第3の複屈折
結晶と、光進行方向に依存しない少なくとも1枚から成
る非相反性偏光面回転子としての第2の非相反性偏光面
回転素子と、光進行方向に対して互いに偏光分離方向が
ほぼ垂直である複屈折素子としての第4の複屈折結晶、
並びに第5の複屈折結晶とをこの順に配備して成る光サ
ーキュレータが得られる。この光サーキュレータにおい
て、第1の相反性偏光面回転素子及び第3の複屈折結晶
の間か、或いは該第3の複屈折結晶及び第2の非相反性
偏光面回転素子の間の何れか一方に偏波分散を補償する
ための偏波分散補償板を配備したことは好ましい。
【0007】一方、本発明によれば、少なくとも複屈折
素子、非相反性偏光面回転子、及び相反性偏光面回転子
を含む平行平板の光学素子を組み合わせて成ると共に、
3つ以上の光入出射ポートを持つ光サーキュレータにお
いて、光入出射ポートの1つ以上から見て一方向とする
光進行方向に対して互いに偏光分離方向がほぼ垂直であ
る複屈折素子としての第1の複屈折結晶、並びに第2の
複屈折結晶と、光進行方向に依存する少なくとも1枚か
ら成る相反性偏光面回転子としての第1の相反性偏光面
回転素子と、光進行方向に依存しない少なくとも1枚か
ら成る非相反性偏光面回転子としての第1の非相反性偏
光面回転素子と、光進行方向に対して2分割されて成る
と共に、互いに偏光分離方向が反対方向となるように一
対で接合された複屈折素子としての第3の複屈折結晶
と、光進行方向に依存しない少なくとも1枚から成る非
相反性偏光面回転子としての第2の非相反性偏光面回転
素子と、光進行方向に対して互いに偏光分離方向がほぼ
垂直である複屈折素子としての第4の複屈折結晶、並び
に第5の複屈折結晶とをこの順に配備して成る光サーキ
ュレータが得られる。この光サーキュレータにおいて、
第1の非相反性偏光面回転素子及び第3の複屈折結晶の
間か、或いは該第3の複屈折結晶及び第2の非相反性偏
光面回転素子の間の何れか一方に偏波分散を補償するた
めの偏波分散補償板を配備したことは好ましい。
【0008】他方、本発明によれば、上記何れか一つの
光サーキュレータにおいて、光入出射ポートの少なくと
も1つ以上のものの近傍に全反射ミラーから成るプリズ
ムを配備した光サーキュレータが得られる。
【0009】又、本発明によれば、上記何れか一つの光
サーキュレータにおいて、第1の複屈折結晶、第2の複
屈折結晶、及び第3の複屈折結晶は何れも同じ所定の厚
さであり、第4の複屈折結晶及び第5の複屈折結晶の厚
さは所定の厚さのほぼ2-1/2倍である光サーキュレータ
が得られる。
【0010】更に、本発明によれば、上記何れか一つの
光サーキュレータにおいて、第3の複屈折結晶は、オプ
ティカルコンタクトを用いて2つのルチル単結晶間を固
定して成る光サーキュレータが得られる。
【0011】加えて、本発明によれば、上記何れか一つ
の光サーキュレータにおいて、第1の非相反性偏光面回
転素子及び第2の非相反性偏光面回転素子はファラデー
回転子であり、第1の相反性偏光面回転素子は1/2波
長板、3/2波長板、5/2波長板、旋光子の何れか一
つであり、且つ該ファラデー回転子と該1/2波長板又
は該旋光子にあっては、光進行方向の一方向における隣
り合うもの同士を透過した所定の波長光による入射光の
偏光面がほぼ保存されると共に、該一方向と逆な逆方向
における所定の波長光による入射光の偏光面がほぼ90
度回転する関係を有する光サーキュレータが得られる。
この光サーキュレータにおいて、ファラデー回転子は硬
磁性ガーネットを着磁して成ることは好ましい。
【0012】又、本発明によれば、上記何れか一つの光
サーキュレータにおいて、光入出射ポートに少なくとも
1つの光入出射光ファイバを結合した光サーキュレータ
が得られる。この光サーキュレータにおいて、光入出射
光ファイバはTECファイバや多心型光ファイバである
ことは好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に幾つかの実施例を挙げ、本
発明の光サーキュレータについて、図面を参照して詳細
に説明する。
【0014】図1は、本発明の実施例1に係る光サーキ
ュレータの基本構成並びに簡易な機能を示した斜視図で
ある。この光サーキュレータは、複屈折素子、非相反性
偏光面回転子、及び相反性偏光面回転子を含む平行平板
の光学素子を組み合わせて成ると共に、3つ以上の光入
出射ポートを持つもので、光入出射ポートの1つから見
て一方向とする光進行方向に対して互いに偏光分離方向
がほぼ垂直である複屈折素子としての第1の複屈折結晶
1、並びに第2の複屈折結晶2と、光進行方向に依存し
ない少なくとも1枚から成る非相反性偏光面回転子とし
ての第1の非相反性偏光面回転素子7と、光進行方向に
依存する少なくとも1枚から成る相反性偏光面回転子と
しての第1の相反性偏光面回転素子9と、光進行方向に
対して2分割されて成ると共に、互いに偏光分離方向が
反対方向となるように一対で接合された複屈折素子とし
ての第3の複屈折結晶3、4と、光進行方向に依存しな
い少なくとも1枚から成る非相反性偏光面回転子として
の第2の非相反性偏光面回転素子8と、光進行方向に対
して互いに偏光分離方向がほぼ垂直である複屈折素子と
しての第4の複屈折結晶5、並びに第5の複屈折結晶6
とをこの順に配備して構成されている。
【0015】このうち、各複屈折結晶1〜6は何れもル
チル単結晶から成り、矢印で示されるような磁界Hとほ
ぼ平行な方向に進行する光の偏光分離方向を有し、更に
第3の複屈折結晶3、4はオプティカルコンタクトを用
いて2つのルチル単結晶間を固定して成っている。第1
の複屈折結晶1、第2の複屈折結晶2、及び第3の複屈
折結晶3、4は何れも同じ1mmの厚さであり、第4の
複屈折結晶5及び第5の複屈折結晶6の厚さは1mmの
ほぼ2-1/2倍となっている。尚、第1の複屈折結晶1及
び第2の複屈折結晶2と、第4の複屈折結晶5及び第5
の複屈折結晶6とは、互いに順番の入れ替えが可能であ
る。第1の非相反性偏光面回転素子7及び第2の非相反
性偏光面回転素子8は、45度偏光面を回転させると共
に、ファラデー回転子から成り、第1の相反性偏光面回
転素子9は第1の複屈折結晶1の偏光分離方向に対して
−22.5度のc軸角度を持った水晶1/2波長板から
成る。
【0016】この光サーキュレータの場合、光入出射ポ
ートの少なくとも1つ以上のものの近傍に全反射ミラー
から成るプリズムを配備したり、或いは光入出射ポート
に少なくとも1つのTECファイバや多心型光ファイバ
等の光入出射光ファイバを結合して構成される。
【0017】図2は、この光サーキュレータの偏光面並
びに光の挙動を示したものである。ここで、光進行方向
の一方向における隣り合うもの同士となるファラデー回
転子による第1の非相反性偏光面回転素子7と1/2波
長板による第1の相反性偏光面回転素子9とを透過した
所定の波長光による入射光は、磁界Hとほぼ平行な方向
に進行する光の偏光分離方向において入射偏光の方向を
そのまま保持し、その逆方向に進行する所定の波長光に
よる入射光は入射偏光の方向を90度回転させている。
尚、第1の相反性偏光面回転素子9には1/2波長板の
他、3/2波長板、5/2波長板、旋光子の何れか一つ
を適用することができるが、旋光子を用いた場合にも同
等に動作する。
【0018】図3は、この光サーキュレータの第1の複
屈折結晶1側から見た幾つかの光の挙動を示したもの
で、同図(a)は一つのポートP1における入射光に関
するもの、同図(b)は他のポートP2における入射光
に関するもの、同図(c)は別のポートP3における入
射光に関するものである。
【0019】先ず、図3(a)を参照すれば、ポートP
1からの入射光は、複屈折結晶1における異常光成分が
その分離距離に相当する光路長だけ異常光成分に対して
多くなった光路長を経てポートP2から出射することが
判る。又、図3(b)を参照すればポートP2からの入
射光は、複屈折結晶1における異常光成分がその分離距
離に相当する光路長だけ異常光成分に対して少なくなっ
た光路長を経てポートP3から出射することが判る。更
に、図3(c)を参照すればポートP3からの入射光
は、ポートP1からポートP2に進行する場合と同じ振
る舞いをしてポートP4から出射することが判る。
【0020】従って、図3(a)〜(c)からは、この
光サーキュレータの場合には偏光分散が生じることが判
るが、こうした偏波分散は第3の複屈折結晶3、4の前
後の何れか一つの箇所、即ち、第1の相反性偏光面回転
素子9及び第3の複屈折結晶3、4の間か、或いは第3
の複屈折結晶3、4及び第2の非相反性偏光面回転素子
8の間の何れか一方に偏波分散を補償するための偏波分
散補償板を挿入すれば解消することができる。
【0021】因みに、このような光サーキュレータは、
一般に第1の非相反性偏光面回転素子7及び第2の非相
反性偏光面回転素子8として用いられるファラデー回転
子に印加される磁界Hを逆転させれば光スイッチとして
動作する。
【0022】図4は、本発明の実施例2に係る光サーキ
ュレータの基本構成並びに簡易な機能を示した斜視図で
ある。この光サーキュレータは、基本構成をほぼ実施例
1の場合と同じくしており、光入出射ポートの1つから
見て一方向とする光進行方向に対して互いに偏光分離方
向がほぼ垂直である複屈折素子としての第1の複屈折結
晶11、並びに第2の複屈折結晶12と、光進行方向に
依存しない少なくとも1枚から成る非相反性偏光面回転
子としての第1の非相反性偏光面回転素子17と、光進
行方向に依存する少なくとも1枚から成る相反性偏光面
回転子としての第1の相反性偏光面回転素子19と、光
進行方向に対して2分割されて成ると共に、互いに偏光
分離方向が反対方向となるように一対で接合された複屈
折素子としての第3の複屈折結晶13、14と、偏波分
散を補償するための偏波分散補償板20と、光進行方向
に依存しない少なくとも1枚から成る非相反性偏光面回
転子としての第2の非相反性偏光面回転素子18と、光
進行方向に対して互いに偏光分離方向がほぼ垂直である
複屈折素子としての第4の複屈折結晶15、並びに第5
の複屈折結晶16とをこの順に配備して構成されてい
る。
【0023】このうち、各複屈折結晶11〜16は何れ
もルチル単結晶から成り、矢印で示されるような磁界H
とほぼ平行な方向に進行する光の偏光分離方向を有し、
更に第3の複屈折結晶13、14はオプティカルコンタ
クトを用いて2つのルチル単結晶間を固定して成ってい
る。第1の複屈折結晶11、第2の複屈折結晶12、及
び第3の複屈折結晶13、14は何れも同じ1mmの厚
さであり、第4の複屈折結晶15及び第5の複屈折結晶
16の厚さは1mmのほぼ2-1/2倍となっている。尚、
ここでも第1の複屈折結晶11及び第2の複屈折結晶1
2と、第4の複屈折結晶15及び第5の複屈折結晶16
とは、互いに順番の入れ替えが可能である。第1の非相
反性偏光面回転素子17及び第2の非相反性偏光面回転
素子18は、45度偏光面を回転させると共に、ビスマ
ス置換ガドリニウム鉄ガーネットによるファラデー回転
子から成り、第1の相反性偏光面回転素子9は第1の複
屈折結晶1の偏光分離方向に対して−22.5度のc軸
角度を持った水晶1/2波長板から成る。偏波分散補償
板20はルチル単結晶から成る。
【0024】因みに、ビスマス置換ガドリニウム鉄ガー
ネットは、ビスマス置換テルビニウム鉄ガーネット等が
持つ1580nm付近での吸収端が無く、1300nm
帯から2000nm帯まで広い波長範囲で使用できるの
で、最近盛んになっている波長多重通信での適用が有効
であると言える。
【0025】この光サーキュレータの場合も、光入出射
ポートの少なくとも1つ以上のものの近傍に全反射ミラ
ーから成るプリズムを配備したり、或いは光入出射ポー
トに少なくとも1つのTECファイバや多心型光ファイ
バ等の光入出射光ファイバを結合して構成される。
【0026】図5は、この光サーキュレータを製品用に
組み立てた場合の各光学素子とマグネット22との配置
構成を示したもので、同図(a)は短手方向における一
方向からの要部を抜粋した側面図に関するもの、同図
(b)は長手方向における一方向からの側面図に関する
もの、同図(c)は長手方向における他方向からの側面
図に関するものである。
【0027】この光サーキュレータの場合、各光学素子
とマグネット22との間には熱膨張係数差による応力を
緩和するためにアルミナ製スペーサ23を挟む構成とし
ている。一般に、ファラデー回転子に印加される磁界H
は、ファラデー回転子内を実際に光が透過する位置にあ
って均一であることが望ましいので、ファラデー回転子
をマグネット22のほぼ中心に位置させ、又マグネット
22の大きさはファラデー回転子間距離の3倍以上とす
ることが望ましいので、例えば構成を図示のような格好
とする。ファラデー回転子にビスマス置換ガドリニウム
鉄ガーネットを用いた場合、外部から磁界Hを印加する
ことが必要であるため、マグネット22にはサマリュー
ムコバルトSmCo系のものを用いることが磁界強度、
長期信頼性の面から有利である。
【0028】このような構成の光サーキュレータは、中
心波長における挿入損失が何れの光入出射ポートにおい
ても0.5dB以下、アイソレーションは50dB以上
となる。又、何れの偏光成分も同じ出射位置になると共
に、偏波分散補償板20の効果によって何れの偏光成分
の光路長も等しくなるため、PDLは原理的に発生しな
い。更に、所謂45度偏光面を回転させるファラデー回
転子を2枚使用する2段構成であるため、これら2枚の
ファラデー回転子の中心波長を互いにずらすことによ
り、一層広い波長範囲で高いアイソレーションを得られ
る。
【0029】図6は、本発明の実施例3に係る光サーキ
ュレータの基本構成並びに簡易な機能を示した斜視図で
ある。この光サーキュレータは実施例1の構成のものに
おいて、第1の非相反性偏光面回転素子7と第1の相反
性偏光面回転素子9との配置は反対にして細部を変更し
たもので、光入出射ポートの1つから見て一方向とする
光進行方向に対して互いに偏光分離方向がほぼ垂直であ
る複屈折素子としての第1の複屈折結晶24、並びに第
2の複屈折結晶25と、光進行方向に依存する少なくと
も1枚から成る相反性偏光面回転子としての第1の相反
性偏光面回転素子32と、光進行方向に依存しない少な
くとも1枚から成る非相反性偏光面回転子としての第1
の非相反性偏光面回転素子30と、偏波分散を補償する
ための偏波分散補償板33と、光進行方向に対して2分
割されて成ると共に、互いに偏光分離方向が反対方向と
なるように一対で接合された複屈折素子としての第3の
複屈折結晶26、27と、光進行方向に依存しない少な
くとも1枚から成る非相反性偏光面回転子としての第2
の非相反性偏光面回転素子31と、光進行方向に対して
互いに偏光分離方向がほぼ垂直である複屈折素子として
の第4の複屈折結晶28、並びに第5の複屈折結晶29
とをこの順に配備して構成されている。
【0030】このうち、各複屈折結晶24〜29は何れ
もルチル単結晶から成り、矢印で示されるような磁界H
とほぼ平行な方向に進行する光の偏光分離方向を有し、
更に第3の複屈折結晶26、27はオプティカルコンタ
クトを用いて2つのルチル単結晶間を固定して成ってい
る。第1の複屈折結晶24、第2の複屈折結晶25、及
び第3の複屈折結晶26、27は何れも同じ1mmの厚
さであり、第4の複屈折結晶28及び第5の複屈折結晶
29の厚さは1mmのほぼ2-1/2倍となっている。尚、
ここでも第1の複屈折結晶24及び第2の複屈折結晶2
5と、第4の複屈折結晶28及び第5の複屈折結晶29
とは、互いに順番の入れ替えが可能である。第1の非相
反性偏光面回転素子30及び第2の非相反性偏光面回転
素子31は、45度偏光面を回転させると共に、硬磁性
ガーネットEu0.9 Ho1.1 Bi1.0 Fe4.2 Ga0.8
12を着磁したファラデー回転子から成り、第1の相反
性偏光面回転素子32は第1の複屈折結晶24の偏光分
離方向に対して22.5度のc軸角度を持った水晶1/
2波長板から成る。偏波分散補償板33はルチル単結晶
から成る。
【0031】即ち、この光サーキュレータの場合、実施
例1のものと比べて配置換えされた第1の相反性偏光面
回転素子32及び第1の非相反性偏光面回転素子30以
外の光学素子の配置をそのままにして一方向とする光進
行方向を光入出射ポートの1つ以上から見たものとし、
第1の非相反性偏光面回転素子30及び第3の複屈折結
晶26、27の間に偏波分散補償板33を配備して偏波
分散を補償するように構成しているが、この偏波分散補
償板33は第3の複屈折結晶26、27及び第2の非相
反性偏光面回転素子31の間に配備するようにしても良
い。
【0032】先の実施例1で示したように、光進行方向
の一方向における隣り合うもの同士となるファラデー回
転子による第1の非相反性偏光面回転素子7と1/2波
長板による第1の相反性偏光面回転素子9との組み合わ
せを透過した所定の波長光による入射光は、磁界Hとほ
ぼ平行な方向に進行する光の偏光分離方向において入射
偏光の方向をそのまま保持し、その逆方向に進行する所
定の波長光による入射光は入射偏光の方向を90度回転
させるように働くが、これはファラデー回転子と波長板
の順序を逆にしても同じ動作をする。但し、上述したよ
うに第1の相反性偏光面回転素子32として用いる水晶
1/2波長板のc軸の角度は22.5度に変更する必要
がある。
【0033】ところで、実施例2の光サーキュレータの
場合、光入出射ポートを任意に増やすことができるが、
光学素子数は3ポートの光サーキュレータと10ポート
の光サーキュレータとで変わらないものの、光学素子自
体が大きくなってしまうし、ファラデー回転子として用
いるビスマス置換ガドリニウム鉄ガーネットが外部から
の磁界Hの印加を要するため、多くの光入出射ポートを
持つ構成ではマグネット22も大きくなってしまうが、
実施例3の光サーキュレータの場合、第1の非相反性偏
光面回転素子30及び第2の非相反性偏光面回転素子3
1として用いるファラデー回転子に角形ヒステリシスカ
ーブを持つ硬磁性ガーネットを着磁しており、一度磁化
された角形ヒステリシスカーブを持つ磁性ガーネットは
外部からの磁界Hを除いた後も約350Oeの磁化を保
つため、マグネット22が不用になる。
【0034】尚、この光サーキュレータの場合も、光入
出射ポートの少なくとも1つ以上のものの近傍に全反射
ミラーから成るプリズムを配備したり、或いは光入出射
ポートに少なくとも1つのTECファイバや多心型光フ
ァイバ等の光入出射光ファイバを結合して構成される。
【0035】図7は、本発明の実施例1に係る光サーキ
ュレータに備えられる第3の複屈折結晶3、4を製造す
る場合の工程を順番に示した斜視図であり、同図(a)
はオプティカルコンタクト工程に関するもの、同図
(b)は切断前期工程に関するもの、同図(c)は研磨
工程に関するもの、同図(d)はARコート工程に関す
るもの、同図(e)は切断後期工程に関するものであ
る。
【0036】ここでは、各工程によって第3の複屈折結
晶3、4間の接合に接着剤を使用せずに一体化固定する
もので、先ず、図7(a)を参照すれば、オプティカル
コンタクト工程で11mm×11mmの2枚のルチル単
結晶平行平板素材板34、35間をオプティカルコンタ
クトで固定してルチル単結晶平行平板母材板36を得
る。このとき、ルチル単結晶平行平板母材板36におけ
るオプティカルコンタクトの隙間は1μm程度となる。
この後、図7(b)に示される切断前期工程でルチル単
結晶平行平板母材板36を点線で示されるように縦横に
切断してルチル単結晶平行平板切断片37を得る。
【0037】次に、図7(c)に示される研磨工程でル
チル単結晶平行平板切断片37の切断面を研磨してルチ
ル単結晶平行平板研磨片38を得た後、図7(d)に示
されるARコート工程でルチル単結晶平行平板研磨片3
8にARコートを施してルチル単結晶平行平板片39を
得る。
【0038】最後に図7(e)に示される切断後期工程
でルチル単結晶平行平板片39を所定の大きさに切断し
て第3の複屈折結晶3、4に相当するルチル単結晶平行
平板40を得る。
【0039】図8は、実施例2の光サーキュレータを中
間製品化して各光学素子を凹型金属ケース41に挿入し
た様子を示したもので、同図(a)は長手方向における
一方向からの側面図に関するもの、同図(b)は長手方
向における他方向からの側面図に関するものである。
【0040】ここでは、全ての光学素子を縦2mm×横
1mmに切断し、第3の複屈折結晶13、14を図7
(a)〜(e)で説明した各工程を経て同様に作製して
接合状態で縦2mm×横1mmの寸法となるようにした
上で透磁率の低い材質又はマグネットから成る凹型金属
ケース41内に収納している。凹型金属ケース41には
各光学素子を差し込むための複数の溝が形成されてお
り、これらの溝に各光学素子を挿入した後、金錫半田又
はガラス半田で固定する。
【0041】ところで、実施例2の光サーキュレータで
は第1の相反性偏光面回転素子19として水晶1/2波
長板を用いたが、その厚さが波長1.55μm用の場
合、0.092mmと非常に小さくなってここでは使用
し難くなるので、こうした場合には3/2波長板や5/
2波長板を使用することが有効になる。
【0042】このように、構成上で各光学素子の接合に
接着剤を使用せずに、金錫半田又はガラス半田で固定す
れば、耐環境性能に優れ、経時変化も少なく、しかも光
透過面内に接着剤が存在しないために耐光損傷性能にも
優れる。
【0043】但し、この光サーキュレータの場合、各光
学素子を大きな板素材で貼り合わせて大量に作製するこ
とが不可能であるため、価格は必然的に実施例2に係る
図5(a)〜(c)により説明した作製法と比べて高く
なるが、どの作製方法を用いれば良いかは光サーキュレ
ータの使用目的に応じて選択される。
【0044】図9は、こうした中間製品を製品化するた
めにプリズム43〜46及びマグネット22の配設を要
して外装ケース42に装填した様子を示したもので、同
図(a)は長手方向における一方向からの側面図に関す
るもの、同図(b)は長手方向における他方向からの側
面図に関するものである。
【0045】即ち、ここでは外部ホルダを兼ねる外装ケ
ース42に対して、図5(a)〜(c)で説明したよう
なスペーサ23を介在させたマグネット22を配設した
上、光サーキュレータの各光学素子全体の前後の位置に
全反射ミラーから成るプリズム43〜46を配設した構
成となっている。尚、ここでのマグネット22にはサマ
リュームコバルトSmCoを用いるものとする。
【0046】こうして製品化された構成では、光入出射
ポートとなるファイバコリメータの間隔を広げることが
でき、ファイバコリメータの取り付けが容易になる。
【0047】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の光サー
キュレータによれば、複屈折素子、非相反性偏光面回転
子、及び相反性偏光面回転子の組み合わせによって構成
される構成部材のうち、光進行方向に対して分割される
構成部分を複屈折素子としての第3の複屈折結晶とし、
これを偏光分離方向が互いに反対方向となるように2つ
の複屈折結晶を一対で接合した構成とすることで最小限
の1つにしているので、薄い複屈折結晶を適用できるよ
うになり、各光学素子の作製が容易で光学特性に優れた
小型な構成として低価格に提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る光サーキュレータの基
本構成並びに簡易な機能を示した斜視図である。
【図2】図1に示す光サーキュレータの偏光面並びに光
の挙動を示したものである。
【図3】図1に示す光サーキュレータの第1の複屈折結
晶側から見た幾つかの光の挙動を示したもので、(a)
は一つのポートにおける入射光に関するもの、(b)は
他のポートにおける入射光に関するもの、(c)は別の
ポートにおける入射光に関するものである。
【図4】本発明の実施例2に係る光サーキュレータの基
本構成並びに簡易な機能を示した斜視図である。
【図5】図4に示す光サーキュレータを製品用に組み立
てた場合の各光学素子とマグネットとの配置構成を示し
たもので、(a)は短手方向における一方向からの要部
を抜粋した側面図に関するもの、(b)は長手方向にお
ける一方向からの側面図に関するもの、(c)は長手方
向における他方向からの側面図に関するものである。
【図6】本発明の実施例3に係る光サーキュレータの基
本構成並びに簡易な機能を示した斜視図である。
【図7】図1に示す光サーキュレータに備えられる第3
の複屈折結晶を製造する場合の工程を順番に示した斜視
図であり、(a)はオプティカルコンタクト工程に関す
るもの、(b)は切断前期工程に関するもの、(c)は
研磨工程に関するもの、(d)はARコート工程に関す
るもの、(e)は切断後期工程に関するものである。
【図8】図4に示す光サーキュレータを中間製品化する
ために各光学素子を凹型金属ケースに挿入した様子を示
したもので、(a)は長手方向における一方向からの側
面図に関するもの、(b)は長手方向における他方向か
らの側面図に関するものである。
【図9】図8に示す中間製品を製品化するためにプリズ
ム及びマグネットの配設を要して外装ケースに装填した
様子を示したもので、(a)は長手方向における一方向
からの側面図に関するもの、(b)は長手方向における
他方向からの側面図に関するものである。
【符号の説明】
1〜6、11〜16、24〜29 複屈折結晶 7、8、17、18、30、31 非相反性偏光面回転
素子 9、19、32 相反性偏光面回転素子 20、33 偏波分散補償板 22 マグネット 23 スペーサ 34、35 ルチル単結晶平行平板素材板 36 ルチル単結晶平行平板母材板 37 ルチル単結晶平行平板切断片 38 ルチル単結晶平行平板研磨片 39 ルチル単結晶平行平板片 40 ルチル単結晶平行平板 41 凹型金属ケース 42 外装ケース 43〜46 プリズム H 磁界 P1〜P4 ポート
フロントページの続き (72)発明者 増本 敏昭 宮城県仙台市太白区郡山六丁目7番1号 株式会社トーキン内 Fターム(参考) 2H099 AA01 BA06 CA05 DA05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも複屈折素子、非相反性偏光面
    回転子、及び相反性偏光面回転子を含む平行平板の光学
    素子を組み合わせて成ると共に、3つ以上の光入出射ポ
    ートを持つ光サーキュレータにおいて、前記光入出射ポ
    ートの1つから見て一方向とする光進行方向に対して互
    いに偏光分離方向がほぼ垂直である前記複屈折素子とし
    ての第1の複屈折結晶、並びに第2の複屈折結晶と、前
    記光進行方向に依存しない少なくとも1枚から成る前記
    非相反性偏光面回転子としての第1の非相反性偏光面回
    転素子と、前記光進行方向に依存する少なくとも1枚か
    ら成る前記相反性偏光面回転子としての第1の相反性偏
    光面回転素子と、前記光進行方向に対して2分割される
    と共に、互いに偏光分離方向が反対方向となるように一
    対で接合された前記複屈折素子としての第3の複屈折結
    晶と、前記光進行方向に依存しない少なくとも1枚から
    成る前記非相反性偏光面回転子としての第2の非相反性
    偏光面回転素子と、前記光進行方向に対して互いに偏光
    分離方向がほぼ垂直である前記複屈折素子としての第4
    の複屈折結晶、並びに第5の複屈折結晶とをこの順に配
    備して成ることを特徴とする光サーキュレータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光サーキュレータにおい
    て、前記第1の相反性偏光面回転素子及び前記第3の複
    屈折結晶の間か、或いは該第3の複屈折結晶及び前記第
    2の非相反性偏光面回転素子の間の何れか一方に偏波分
    散を補償するための偏波分散補償板を配備したことを特
    徴とする光サーキュレータ。
  3. 【請求項3】 少なくとも複屈折素子、非相反性偏光面
    回転子、及び相反性偏光面回転子を含む平行平板の光学
    素子を組み合わせて成ると共に、3つ以上の光入出射ポ
    ートを持つ光サーキュレータにおいて、前記光入出射ポ
    ートの1つ以上から見て一方向とする光進行方向に対し
    て互いに偏光分離方向がほぼ垂直である前記複屈折素子
    としての第1の複屈折結晶、並びに第2の複屈折結晶
    と、前記光進行方向に依存する少なくとも1枚から成る
    前記相反性偏光面回転子としての第1の相反性偏光面回
    転素子と、前記光進行方向に依存しない少なくとも1枚
    から成る前記非相反性偏光面回転子としての第1の非相
    反性偏光面回転素子と、前記光進行方向に対して2分割
    されて成ると共に、互いに偏光分離方向が反対方向とな
    るように一対で接合された前記複屈折素子としての第3
    の複屈折結晶と、前記光進行方向に依存しない少なくと
    も1枚から成る前記非相反性偏光面回転子としての第2
    の非相反性偏光面回転素子と、前記光進行方向に対して
    互いに偏光分離方向がほぼ垂直である前記複屈折素子と
    しての第4の複屈折結晶、並びに第5の複屈折結晶とを
    この順に配備して成ることを特徴とする光サーキュレー
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の光サーキュレータにおい
    て、前記第1の非相反性偏光面回転素子及び前記第3の
    複屈折結晶の間か、或いは該第3の複屈折結晶及び前記
    第2の非相反性偏光面回転素子の間の何れか一方に偏波
    分散を補償するための偏波分散補償板を配備したことを
    特徴とする光サーキュレータ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか一つに記載の光サ
    ーキュレータにおいて、前記光入出射ポートの少なくと
    も1つ以上のものの近傍に全反射ミラーから成るプリズ
    ムを配備したことを特徴とする光サーキュレータ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか一つに記載の光サ
    ーキュレータにおいて、前記第1の複屈折結晶、前記第
    2の複屈折結晶、及び前記第3の複屈折結晶は何れも同
    じ所定の厚さであり、前記第4の複屈折結晶及び前記第
    5の複屈折結晶の厚さは前記所定の厚さのほぼ2-1/2
    であることを特徴とする光サーキュレータ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れか一つに記載の光サ
    ーキュレータにおいて、前記第3の複屈折結晶は、オプ
    ティカルコンタクトを用いて2つのルチル単結晶間を固
    定して成ることを特徴とする光サーキュレータ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れか一つに記載の光サ
    ーキュレータにおいて、前記第1の非相反性偏光面回転
    素子及び前記第2の非相反性偏光面回転素子はファラデ
    ー回転子であり、前記第1の相反性偏光面回転素子は1
    /2波長板、3/2波長板、5/2波長板、旋光子の何
    れか一つであり、且つ該ファラデー回転子と該1/2波
    長板又は該旋光子にあっては、前記光進行方向の一方向
    における隣り合うもの同士を透過した所定の波長光によ
    る入射光の偏光面がほぼ保存されると共に、該一方向と
    逆な逆方向における所定の波長光による入射光の偏光面
    がほぼ90度回転する関係を有することを特徴とする光
    サーキュレータ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の光サーキュレータにおい
    て、前記ファラデー回転子は、硬磁性ガーネットを着磁
    して成るものであることを特徴とする光サーキュレー
    タ。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の何れか一つに記載の光
    サーキュレータにおいて、前記光入出射ポートに少なく
    とも1つの光入出射光ファイバを結合したことを特徴と
    する光サーキュレータ。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の光サーキュレータに
    おいて、前記光入出射光ファイバはTECファイバであ
    ることを特徴とする光サーキュレータ。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の光サーキュレータに
    おいて、前記光入出射光ファイバは多心型光ファイバで
    あることを特徴とする光サーキュレータ。
JP11004580A 1999-01-11 1999-01-11 光サ―キュレ―タ Withdrawn JP2000206461A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11004580A JP2000206461A (ja) 1999-01-11 1999-01-11 光サ―キュレ―タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11004580A JP2000206461A (ja) 1999-01-11 1999-01-11 光サ―キュレ―タ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000206461A true JP2000206461A (ja) 2000-07-28

Family

ID=11587986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11004580A Withdrawn JP2000206461A (ja) 1999-01-11 1999-01-11 光サ―キュレ―タ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000206461A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0525208B1 (en) Optical isolator
US5682446A (en) Polarization mode dispersion-free circulator
JP2001281598A (ja) 複合光学素子、光アイソレータ、光アッテネータとそれらの製造方法
EP1227359A2 (en) Polarization independent waveguide optical isolator and circulator
EP0552783B1 (en) Optical isolator device
WO2002014939A1 (fr) Dispositif de rotation faraday et dispositif optique renfermant celui-ci
US6944363B2 (en) Miniature magneto-optic fiber optical switch
JPH10170867A (ja) 光サーキュレータの機能を有する光デバイス
JPH0990279A (ja) 偏光無依存型光アイソレータと光サーキュレータ
JP2542532B2 (ja) 偏光無依存型光アイソレ―タの製造方法
US20030053209A1 (en) Dual stage optical isolator with reduced polarization mode dispersion and beam offset
JP2000206461A (ja) 光サ―キュレ―タ
JP2009168894A (ja) 光アイソレータ
JPH07508355A (ja) 光学的移相器の改良
JP2001042264A (ja) 光サーキュレータ
JPH04102821A (ja) 偏光無依存型光アイソレータ
JP3154169B2 (ja) 光サーキュレータ
JP2000241763A (ja) 光アイソレータ
JP2001117060A (ja) 光スイッチ
JP2001042262A (ja) 光サーキュレータ
JPH11125801A (ja) 波長選択フィルタ
JP2002250897A (ja) 光デバイス
JP2000241760A (ja) 光サーキュレータ
JP2000241761A (ja) 光サーキュレータ
JPH11142789A (ja) 光非相反回路装置及びそれを用いた光スイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050608

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060921